フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ

登録日:2010/01/08(金) 17:40:16
更新日:2024/04/16 Tue 18:01:01
所要時間:約 3 分で読めます




この項目には、うみねこのく頃にのネタバレがあります。











「うみねこのく頃に」にのみ登場しているキャラクター。
CV:根谷美智子


黒く長いストレートの髪をしており、角が生えている。
魔女故か、やはり服装は個性的。
角は外付けハードディスクみたいなもので、今までの記憶や情報を詰め込んでいるらしい。しかもそれがなかったら自身を保てないそうな。耄碌してらっしゃる。


名前の由来がどう考えてもあの方
フェザリーヌ(Featherine)→フェザー(Fether)=羽、リーヌ(in?)=入
アウグストゥス・アウローラ
狙いすぎである。あだ名として「アウアウ」と呼ばれることが多い。ベルンカステルやラムダデルタからは更に「アウアウローラ」と呼ばれた事も。

自称、観劇の魔女で、右代宮戦人やラムダデルタがいるメタ世界よりも更に上位に位置する世界で生きる。
実際、これまでのエピソードでも誰にも感知されずに全ての物語を見てきた。
さらに、戦人が至った解答と同じかは定かではないが、彼女なりの真相を見出している。

―――文字通り、実態のない観測者。

良い感じに捻くれていて、敬うような相手よりも、辛辣に当たる相手を好む。
事実、彼女が物語を紡ぐ巫女に選んだのは、ベルンカステルと右代宮縁寿、と口の悪い二人であった。

1998年の未来の世界では、八城十八という名前のニンゲンとして生きている。ていうかヤシロな辺りもはや確定では…
ミステリー小説作家として名を馳せており、これまでのEp3~Ep5の三つは、彼女の作品らしい。
Ep6は彼女の最新作である。
縁寿は作中のフェザリーヌは彼女自身をモデルにしていることに気付いているようだが、彼女はそうだと明言はしなかった。

お茶会において、縁寿が彼女と会ったことを「あるはずのない記憶」と言ったが、もしかしたら彼女の気紛れであったのかも知れない。


???(裏お茶会)にて、ベルンカステルを自身の領地へ呼び込み、次のゲーム盤のゲームマスターに任命した。
だが、新しい謎などにはもう興味がないらしく、ただの答え合わせの感覚で楽しむつもりのようだ。

EP7では全てベルンに任せ見ていただけなので空気。
その空気さは凄まじくOPにすら登場しない。
はいはい、またbkmnが活躍するするんでしょ…と思ったファンを驚愕させた。

登場しても答え合わせに満足し少し喋り寝るとか言い出す始末。
どうやら本編には関わる気はない様。
EP8では寝てると思われるので登場は怪しい。


「追記・修正を許そう、人の子よ。いや………、アニヲタ住民、だったか?」


















以下ネタバレ


うみねこ作中における現実世界での人間としての名前は八城 幾子(はちじょう いくこ)。苗字はヤシロとも読める。ヤシロ、オヤシロ…あっ。
名前の由来は不明だが、幾子の「いく」は19から来ていると考えられ、後述の偽書作家名「伊藤幾九郎〇五七六」と「八城十八」の関連(18の八乗=?)のためや、うみねこ当初における六軒島に存在したと考えられていた人間の数(=19人)に揃えたとするものや、ある時点での年齢(本ページのラスト参照)、等々諸説ある。

年齢不詳の外見で本人が言うには「心は女子でもそろそろそれを語るにはおこがましいかなという年頃」らしい。
なお、他のキャラ同様CS版販売に当たり、キャラデザが見直されているが、CS版・漫画版等では黒髪ロングの美人として描かれている。
大地主の娘だが、過去に起こした“愉快な事件の数々”によって勘当一歩手前であり、小さな屋敷で隠居暮らしを命じられている。
本人もあまり社交的な性格ではないことから、それを受け入れて悠々自適の生活を楽しんでいた。結婚は諦めているような節がある。

ある日、幾子はドライブの途中、ボロボロの姿で道に倒れている若い男を見つける。
恐らく交通事故にあったのだろうと考えた幾子は、その男を家へと連れ帰った。
医者の適切な治療によってその男は程なく意識を回復するが、事故の影響か男は自分が十八歳*1であること以外全ての記憶を失っていた。
身元不明のその男に幾子は八城十八という名前を与え、一緒に暮らすようになる。
この後、二人は少なくとも十数年~数十年を共に過ごし、公私に渡るパートナーとなる。ただ、結婚はせずに子供もいない。


趣味は推理小説を読むことと書くこと。
完成した作品は誰にも読ませずに放置されていたが、十八との交流をきっかけに、二人で書いた合作小説を出版社に投稿するようになった。

そんなある日、幾子は散歩の途中で奇妙なものを道端で拾う。
赤い紙で記述されたボトルメール。
題名は『Confession of the Golden witch』(黄金の魔女の自白
その中にはほかでもない真犯人である「魔女」の怨嗟と嘆きの声が詰まった、 自白文が綴られており、それを見た十八は封印された全ての記憶を思い出すのだった。










以下スーパーネタバレ




八城十八の正体こそ『うみねこのく頃に』の主人公である右代宮戦人
彼こそが作中世界における『うみねこのく頃に』の真の作者であり、1998年の世界で偽書作家『伊藤幾九郎〇五七六』の名で偽書ブームを巻き起こした真の黒幕だった。

全ての記憶を思い出した十八は、死んだ魔女への鎮魂と、六軒島事件の真犯人である右代宮絵羽を告発する目的で『Banquet of the golden witch』を執筆。(この時点では戦人もまた自分が遺体を確認出来なかった右代宮絵羽が親族を皆殺しにしたと思っていた)
伊藤幾九郎の名でインターネットに流した。

この偽書を読んだ絵羽は、これを書いたのが六軒島の生き残りであると確信し、作者に会いに行ったことで戦人(十八)と再会。中立的立場にある第三者として幾子にも話を聞いてもらいながら、事件の生き残り二人による情報交換を行う。
この再会によって絵羽が親族を皆殺しにしたという誤解は解け、また自分が牽引した六軒島ミステリー偽書ブームが事件の遺族達(特に妹である縁寿)を傷つけてしまっている可能性を感じ、これを機に十八は偽書の執筆を打ち切ることにした。







以下最終回ネタバレ

それからまた数十年後、有名作家の「寿ゆかり」が妹の縁寿であることに気づいた十八は、出版社を通して幾子も含めた3人だけで会える場を設けさせ、ついに縁寿との再会を果たす。(なお、この際の幾子の容姿は十八と出会った頃から全く変わっておらず、彼女が人外の存在(=魔女)である可能性を示唆しているとも言える。単に二次元的な不自然に若い中年女性の描写と言ってしまえばそれまでではあるが。)

自分の今までの経緯を縁寿に告げた数日後、縁寿が復興させた「福音の家」に招かれ、数10年をかけて「縁寿の元に帰ってくる」という役目を果たした十八の中の「右代宮戦人」は黄金郷に招かれ、ようやくベアトリーチェとの再会を果たした。





――この追記・修正を、我が最愛の魔女、ベアトリーチェに捧げる――


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最終更新:2024年04月16日 18:01

*1 この時幾子の年齢が十八歳に見えたのかと勘違いし喜んでしまう面も。