渡良瀬準

登録日:2016/07/11 (月) 19:42:51
更新日:2022/09/20 Tue 20:56:29
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「ふふっ、素直じゃないわねえ」


渡良瀬準(Jun Watarase)とは、ういんどみる制作のエロゲー、はぴねす!に登場するキャラクターの1人。

CV:佐本二厘
所属:瑞穂坂学園普通科2年生
血液型:AB
誕生日:9月20日
身長:156cm
3サイズ:ひ・み・つ
靴のサイズ:23cm


ハチと同じく雄真とは昔から付き合いのある友人の1人。
そして今更隠すことでもないのでまず述べるとコイツはである。

……はぴねす! のことをよく知らない諸兄には上の画像を見たらヒロインの1人とかと勘違いするかもしれないが、
公式サイトでも作中プロローグの冒頭でも準は性別:男とはっきり明言されている。

しかも漫画・アニメによくいがちな露骨なオネエキャラだの、誰かに強要されて仕方なくだの、
はたまた変な趣味があるだの、かといって性同一障害だとか重い背景を背負っているわけでもなく、
自分を男だとはっきり自覚しながら、それでいて女性らしい格好や振る舞いをすることを当然と思っているという、
ある意味で最高にタチが悪いというか無敵というか心は本物の女よりもずっと女らしいというか、そんな存在。

幼少の頃から女性らしい格好をするのは彼(彼女?)には自然なことであり、
普段着や学生服は勿論女性用、スカートだってしっかり着用、男物の服は絶対に着ないという徹底振り。
(ファンブックのスタッフインタビューによれば体育の授業も女子用体操服着用で受けているとのこと)

「女子用の制服を男子が着てはいけないなんて校則は無いから」といった発言もしているが、
普通に考えてそんな校則がある学校の方が異常である。

上述した性格でありながらまるで主人公である雄真に気があるかのような過激なスキンシップを繰り返しており、
そんな準に対して雄真が半ばヤケクソ気味に「お前は男だろうが!」「オカマは選ばん!」といった具合にツッコミを入れるのがお約束。
……繰り返しになるが準本人には自分が性別:男という自覚がありながらこういうことをしているのだから余計にややこしいというか。

もうこの時点で属性の塊みたいなもんなのだが、私設のファンクラブを持っていたり、
女性向けファッション雑誌のモデルをやってたり、
バレンタインにはクラス全員ぶんのチョコレートを配っていたり、
痴漢防止用のスタンガンを携帯していたりと、何か色々と……とにかく凄い。
誰が言ったか、町内一番の美少女は男なんて言葉があったりも。

そもそも素のスペックからして身体能力そこそこ、成績も特に悪くない、ルックスは抜群で料理もできる。
更には洞察力も鋭く自身も立場もあるので男心も女心も十二分に理解できてしまうなどとこれまた高水準。

実際の所、作中の個別ルート中盤以降の大半では単なるイロモノとしてではなく、
雄真の良き親友としてお互いの距離感に悩んでいる雄真や各ヒロインの助けになるシーンが多い。
つーか本来ならそのポジションにいる筈のハチの方が完全なイロモノキャラだったりするし。

そんなこんなであらゆる意味で個性を爆発させた準はリアル世界のプレイヤーにも大人気の存在に。
おかげでメインヒロインたちよりも人気者という反応に困るというかヒロインたち涙目というか……なんとも筆舌に尽くし難い事態になってしまった。
一部界隈では「はぴねす! のヒットによるういんどみるの躍進はこの子のおかげ」とまで称されるほど、流石にそれは大袈裟な気もするが……
(一応付け加えておくが本来のヒロインたちに魅力が無いとかそんなんではない。単に準の魅力がありすぎたのがいけないんだ……)

まあ確かに性別を除いて考えれば準は欠点らしい欠点があまり見られないキャラであり、
そこに性別:男というド級のインパクトを付け加えたことによるギャップが人気の元になっているのかもしれない。
あとはぴねす! 発売当時は男の娘という属性自体がそこまで浸透していなかった物珍しさとかもあったのかも。

スタッフ側としてもここまで人気が出るとは思っていなかったらしく、ちゃとらは「多少はウケると思っていたけれど」と困惑を浮かべていた。
尤もこ~ちゃは、「女に見える男キャラは珍しくはないと思っていた」「人気投票やるとこういうキャラが1位になっちゃったりする」なんてコメントも残しているが。

男でありながら抱き枕が発売されたり、コンシューマ版の初回限定版特典には準主役の特別エピソードが収録されたり、
更には準オンリーの同人誌即売会が複数回開催されたりと、
はぴねす! は愚か、ういんどみる歴代ヒロイン全員と比較しても異例の好待遇である。

そして2017年春にういんどみる公式サイトにて開催された「こ~ちゃヒロイン総選挙」にて
春姫や祝福のカンパネラのカリーナなどを抑えて見事に1位を獲得。
どみるファンの間では未だに準人気は根強いことを示した。

以下、ファンディスクでのネタバレ等含む。





















そんなプレイヤーたちの熱意に応えてなのか、ファンディスクであるはぴねす! りらっくすでは正式にヒロインの1人として昇格。
短編エピソードの1つである「ぱちねす!」における事件の元凶として物語を引っ掻き回す。

内容を簡単に説明するとヒロインの1人である高峰小雪の母親から魔法の杖を託され、
その力で魔法使いになった準が「自身の願望を具現化する結界」に閉じ込められてしまい、
その救出のために雄真と他ヒロインたちが準の作った世界に飛び込んでいくというもの。

……とまあ、シリアス的に説明したはいいのだが、この世界というかぱちねす! は
作中ヒロインたちとの複数プレイによるエロシーンを楽しむためのエピソードだったりする。
しかも狙ったのかは知らないが、準を攻略するには1度目を除いて複数プレイエロシーンの誘惑を跳ね除け続ける必要があったり。
(一度でも誘惑に負けると準は攻略不可能、代わりとしてラストに来るのは義母&実母との禁断の3Pプレイ)

そんでもって漸く最後の最後で準と再会し、元の世界に戻ろうとするのだが失敗してしまい、
その要因は準の心にあるのだという理由が判明、準のわだかまりを解消するために行動をすることになる。

……ぶっちゃけてしまえば準は本気で雄真に惚れていたのだが、その気持ちを押し殺していたのが原因。
とはいえ準自身は雄真の方から求めてこなければ極的な行動には及ばないというしっかりとした線引きをしており、
自身のことよりも雄真が幸せになってほしいという想いが根底にあった。
(実はこの辺りのことはファンブックの時点で語られていたりもする)

幼少の頃から変わらず女として振舞っていた準であったが、
奇異の目ではなく初めて自分自身を肯定してくれた雄真という男の子がずっと気になっていたという馴れ初めも明かされる。

それでまあ準の気持ちを満たすためにキスしたりデートしたり、最後には行為に及んだりした末に無事に事件解決。
因みに「準は好きだけど男同士のエロシーンは……」というプレイヤーのために、エロシーン前に出現する選択肢で、
準が男性のままか女性に性転換するかを選ぶことができるという、一粒で二度美味しい至れり尽くせりな仕様となっている。

無事に現実世界に戻ってきた後、いつものように雄真の腕に抱きつく準の笑顔はどこか晴れやかなものであった。

「雄真……ようやくあたしの魅力に気づいてくれたんだね? 嬉しいっ♪」

「……ただいま、雄真♪」





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最終更新:2022年09月20日 20:56
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*1 出典:はぴねす! りらっくす ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 206年7月28日 ©Windmil / ARES Inc.