GNファング

登録日:2009/10/18 (日) 02:21:22
更新日:2023/11/14 Tue 19:47:04
所要時間:約 4 分で読めます




クッ、このままではやられる……訳ねぇだろ!

ファングなんだよぉッ!!





機動戦士ガンダム00』に登場する武装の一つ。

無線誘導端末による遠隔操作兵装で、本体から射出され目標に向かい多角的オールレンジな攻撃を仕掛ける。所謂ビットであるが、ビームを発射するのみならず、鋭利さを生かしてティエレンのボディすら貫いたり、デバイスからビームサーベルを発生させて多方向から対象に直接突き刺すというエグい使い方もできる。

形状やサイズは様々で、GN粒子によって場所を選ばず使用する事が出来る。
詳細な操作方法は明言されていないが、量子通信による遠隔操作を主とするものが多い。脳量子波が扱えればそれによる補助で機動力が格段に増す。
量子通信のみの場合でも、パイロットの技量や機体性能によって操作出来る数や挙動に差がある。

GNファングの登場が先になるが、GNプロトビットから発展したGNビットと同系統の武装である。
名称の明確な分類というものは別段定義されていないが、疑似太陽炉を用いる点と、ファング自体による刺突を前提とした運用思想である点がGNビットとの主な違いと言える。
作品的に言えば味方がGNビット、敵がGNファングを使用している。

圧倒的スピードとコンパクトなスケールを持っている為、相手と戦闘をしつつ狙って撃墜するのは困難。多くの名有りパイロットが犠牲になった。

……が、刹那・F・セイエイはほぼ全ての(ファングが使用された)戦闘でファングを投擲や剣捌きでいとも簡単に撃墜してみせた。


【搭載機一覧】


パイロット
ミハエル・トリニティ
アリー・アル・サーシェス

GNファング初搭載機。
腰部バインダーに4基ずつ、計8基収納されており、名前通り「」を模した形状で左右のパーツが展開し攻撃を行う。
基本は6基射出し、残りの2基は緊急時や追い撃ち用。
後のファングの殆どと比べても全体の能力値はそこそこ高めに纏まっている。

ミハエルはこれを多用し数々の敵を撃破し、今後脅威の武装になる……と思われたが、そんな事は無かった。
GN-Xが配備されたこともあって、性能に頼りきったせいで後半は出す度にすぐに破壊され、すっかり「ファング(笑)」に*1

初戦で痛い目を見た人革連に至っては密集陣形による専用のファング対策まで編み出した。
外伝ではガンダムプルトーネを大破させたりとそれなりに頑張った。

ツヴァイ鹵獲後はサーシェスが使用。
少数ずつ分散させたフェイント等を駆使してガンダムヴァーチェにしっかり命中させたり、死角を利用してガンダムデュナメスを大破させる等、本領を存分に発揮。
ミハエルとは大違いな使い方をして見せた。

「行けよ!ファングゥッ!!」





スローネツヴァイの物よりかなり大型で、機体後部の突起に6基収納されておりカバーが左右に開き射出される。
見た目は金の延べ棒で、アレハンドロでも扱えるように機能は簡略化されており、ビームサーベルは発生出来ず、形状から恐らく突撃による刺突も出来ない。制御もAIにほぼ丸投げ。
その為、ビームの火力こそ高いが運動性能は特に低く、スローネツヴァイのGNファングの半分程度しかない。
その所為で動きもかなり単調でガンダムエクシアにあっさり狙い撃たれた。

「GNアーマーなど……ファンング!!」





腰部バインダーに5基ずつ、計10基収納されている。
形状はツヴァイの物と殆ど変わらず、データ上の総合性能は精々5%程度しか上がっていない。
が、元々高機動兵器なので僅かな性能差でも体感的には大きく異なるのと、何よりサーシェスの技量によって格段に機動力が増しており、初戦ではダブルオーガンダムセラヴィーガンダムを翻弄した。
刹那との再戦では、彼の成長とダブルオーライザーの性能もあって回避されるわ単射で撃ち落とされるわ挙句の果てに纏めて消されたりと通用しなくなっていたが、
ソレスタルビーイング号内部の戦闘ではケルディムガンダムGNHW/RのGNライフルビットを相殺、有利な状況に持ち込んだ。

「行けよおッ!ファングゥゥゥッ!!」





両肩に2基ずつ、サイド、リアアーマーに3基(計7基)装備している。機体と同じカラーで形状は菱形。

この機体のファングは「GNビームサーベルファング」と呼ばれる。
アニュー自身が戦闘タイプでない事を考慮した、自衛兵器としての側面が強い。
射撃は不可能だが、バーニアが多数搭載されている都合でそれまでのファングと比べるとスピードと運動性能では勝る。

手持ち武装である「GNヒートサーベル」はGNビームサーベルファングのコントロール機能を持ち、クラビカルアンテナの代替となる。
ケルディムガンダムとの戦闘で幾つか破壊されるが、リボンズ・アルマークがアニューの意識を乗っ取った事により動作が劇的に変化、あっという間にケルディムを追い詰めた。

「行きなさい!ファング!!」




パイロット
ルイス・ハレヴィ

両腕の指に相当する部分に5基(計10基)装備しており、そのまま近接戦闘用の赤い爪として使用可能。
他のファング同様ビーム砲を内蔵しているので遠距離攻撃も可能だが、ルイスは専ら刺突用の爪として用い、鋭く尖った先端で対象を貫き、切り裂く。

ガンダムスローネドライ戦では縦横無尽な刺突で瞬く間に四肢を捥いで追い詰め、最後は腕に接続したままドライのコクピットを突き刺し、撃破した。
が、この段階のダブルオーライザーには意とも容易く全て落とされてしまった。
どう見ても「クロー(爪)」なのに「ファング(牙)」。

「行けっ!ファング!!」





背部に大型4基、シールド、リアアーマーに小型8基、計12基を装備している。
この機体のファングは「GNフィンファング」と呼ばれ、大型はキャノン時に主砲として使用されるほど出力が高い。
そして小型は、カタログスペック上では1.5~2倍近いスピード(後のガンダムハルートが装備するGNシザービットと同程度)を持ち、更にレグナントのGNファングと比べても、運動性能も段違いに高い。
そこにリボンズの操縦技量も加わって、他のファングが直線的な動きをするのに対して、コレは弧を描くようにぐねんぐねん動き回る変態機動を見せる。

真の超兵モードのアレルヤ・ハレルヤを一瞬で撃墜し、ダブルオーライザーですら苦戦を強いられた。
刹那が唯一完全には捌ききれずに喰らったスグレモノ。

劇中では名前を叫んでくれなかったが『ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS』や『GジェネレーションWORLD』では名前を呼んでくれる。

「行けっ!フィンファング!!」





疑似太陽炉を搭載した大型GNファングに小型GNファングを内蔵する二段射出式。
その総数は大型14に小型140、計154基というブラボーでベラボーな量。
大型ファングはダブルオークアンタのGNソードビットに次ぐ総合性能値を誇り、運動性能以外が極めて高い値で纏まっており、疑似太陽炉を直に搭載しているだけあって粒子貯蔵量は他の遠隔誘導兵器の追随を許さない。
小型GNファングもまた、操縦汎用性以外は小型GNフィンファングと同程度の能力を有し、攻撃力は勝る。

特に大型はMSに匹敵する出力の為、複雑な操作性になっており、1人でファングを10基搭載した14機のMS+大型主砲搭載の戦艦を操縦しているのと何ら変わらない。
ガデラーザがGN-XⅣ5個小隊(15機前後)相当というカタログスペックの戦力評価はこれに由来する。
その為、このGNファングとベースとなるガデラーザはイノベイターの能力をもって初めてその性能を十分に発揮出来る。

大型は機体下部にある2つのファングコンテナに格納されている。

「脳量子波同調。GNファング…射出をする!」




なぁに、すぐ済むさ。加筆して、追記して、修正してやる!

行けよ!ファングゥッ!!

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最終更新:2023年11月14日 19:47

*1 なお名無しのティエレンを圧倒する一方でピーリスのタオツーやグラハムのフラッグには初見で回避されており、本人の技量が未熟であることは初登場時から示唆されていた。