ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ

登録日:2016/06/14 Tue 08:53:38
更新日:2024/01/13 Sat 15:55:14
所要時間:約 4 分で読めます






んーっと……ボクはね、えんや学園。



『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』とはウルトラ怪獣擬人化計画のメディアミックス作品の一つである。


■概要

『電撃G’s magazine』にて連載されていた4コマ漫画。全5巻。
作画:爆天童
監修:円谷プロダクション

ウルトラ怪獣擬人化計画と一口に言ってもKADOKAWA版とPOP版など、
複数種類が存在しており、本作は擬人化計画のメインとなるKADOKAWA版のコミカライズとなる。


元々当初は『ウルトラ怪獣擬人化計画THE4コマ(仮)』というタイトルだったが、単行本を発売するにあって現在のタイトルに改題された。
ちなみにタイトルの☆の部分は『科学特捜隊』や『UPG』のマークである流星を逆型に象っている。

POP版に『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP Comic code』というコミカライズが存在するが、
向こうが原作ネタが豊富なのに対し、こちらはウルトラネタ少なめの美少女達の日常漫画となっている。
そのためマニアックなネタを期待するとガッカリしてしまう一面もあるものの、
裏を返すとウルトラシリーズを知らない人にもお勧めできる漫画である。
……だったのは初期の話。
次第にマニアックなネタが多くなっていき、怪獣の能力や原作での行動を取り入れた話作りになっている。

爆天童氏は本家の擬人化計画でもデザインを担当しており、
ペガッサ星人ピグモンブラック指令シルバーブルーメ等を担当している。

アニメ版『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』の監督・芦名みのる氏も本作の読者とのことで、
2017年10月27日のニコニコ生放送「電撃25周年記念特番」において「読んでしまうと爆天童さんのキャラクターに引っ張られてしまうので、中々そこは難しい」とコメントしている。

アニメ『怪獣娘』とはキャラクターが同一の外見・設定を有しているだけで世界観のつながりは無く、本作では怪獣娘以外の人間は全く登場しない。
舞台は地球ではないことが明らかになっており、4巻では怪獣墓場から出入りが可能であることが明かされた。



■あらすじ


あの“ウルトラ怪獣”達が、みーんな可愛い女の子になっちゃった!? 
ちっちゃくて元気いっぱいのゴモラと、そんな彼女が大好きな長身美女・ベムスターの凸凹コンビを中心に、
上級生のゼットン星人やガッツ星人など、いろんなウルトラ怪獣たちが私立円谷学園を舞台に大騒ぎ!

(公式より引用)



■登場人物(?)


本作に登場する怪獣たちの服みたいな部分は体の一部であり、それ以上脱ぐことは出来ない。風呂やプールにもそのままの格好で入る。
但しツインテールは寝て起きただけで一度服みたいな部分が大きく変わったことがあり、脱皮ではないかと分析している。

▲怪獣図鑑制作部


肉に誘われて怪獣図鑑制作部に所属した本作の主人公。
一人称がボクのボクっ娘で、円谷を『えんや』と呼ぶアホの子。
朝が弱いらしく(原作でも1億年以上寝ていたし)べムスターが起こしに来ないと登校の時間に起きる事が出来ない。
基本的にベムスターの頭の上に乗っている事が多く、ベムスターのモフモフに執着しているが、チョコで懐柔されるなどチョロい一面がある。
当初は普通に喋っていたが、最近は語尾に「ゴモ」と言うようになった。あざとい。
グリーンピースが苦手。

もう一人の主人公。スタイル抜群の改ぞ――ベムスター。
ゴモラを異常なほどに溺愛しており、その姿はまさに過保護な保護者。
纏っている黒い羽毛は尋常ではないモフモフ感らしく、一度触るとなかなか離れられなくなる魔性の羽毛。
なおベムスターと言いつつ、デザインは改造ベムスターのもの。
やっぱり初代は贔屓目に見ても単なる人間にしか見えないのがいけなかったのか……。

怪獣図鑑を制作している怪獣図鑑制作部の新部長(あみだくじで決まった)
幼児体型であり、スタイルの良いガッツ星人にその巨乳を頭に乗せられてしまっている。
いずれ成長するという希望を捨ててはいないが、ガッツ星人には呆れられている。
作中で数少ない常識人であり、ツッコミを担当している。

怪獣図鑑制作部の一人。スタイルの良い穏やかな女性。
可愛い女の子が大好きで、写真を撮るのが生きがい。
寒いのが苦手でペガッサ星人やベムスターを暖房代わりにしている。

怪獣図鑑制作部の一人。
後輩すら食べようとする程の食いしん坊さんで、漫画肉を頬張っている。
寒いのが苦手で姿が分からなくなるほど防寒着を着込む。

  • ゼットン星人
怪獣図鑑制作部の一人。スタイルが良く大人びているがゴモラに匹敵するほどのバカで、私生活がダラしない。
ゼットンの姉であるが、彼女の世話に頼りっぱなしのシスコン姉ちゃん。
寝る時はゼットン柄の抱き枕を抱いて寝ている変態。
本人の戦闘力は皆無だが、終盤では学園内の生徒たちを纏め上げる役を担う。


▲円谷学園の愉快なクラスメイト


ゴモラ達のクラスメイトでゼットン星人の妹。クールな性格。ガマちゃんというゆるキャラの熱狂的ファン。
しっかり者でダラしない姉の面倒を見ているが、学校で面倒を見るのは嫌なので怪獣図鑑制作部には入部していない。
本家ゼットン同様一兆度の火球(全長100m、質量3千tのマンモスフラワーを一撃で蒸発させたほどの威力)にテレポート・バリアーを使えるが、
ぶっちゃけ使えなくても日常生活に不便がないため能力の使い方を完全に忘れていた。
姉とは対照的な性格だが、変な物を好きになる等の美的センスは似ている。

ゴモラ達のクラスメイトで作中数少ないツッコミ担当。
その強気で堅物そうな表情と眼鏡をかけている事から周りから委員長と呼ばれているが、委員長ではない
笑顔を作る事が苦手らしく、ライブキングに「笑顔をみせてよ」と言われ笑顔を見せた所、ライブキングが謝ってしまうくらいの笑顔になる。
気が合うらしく作中では基本的にライブキングと一緒にいる事が多い。
これはアギラ達がデザインされたのが本作の連載開始の一年後だったため、ウインダムが登場した時点でグループを作るべき相手がいなかったせいだろう。

2巻で初登場したウインダムの親友。アニメ『怪獣娘』同様の脳筋女子。

同じく2巻で登場。
アニメ以上にやる気が無いが、ミクラス曰く「私とアギラだけで活動させていいのか」というほどノリはいいらしい。

5巻で登場したカプセル怪獣の新入り。滅茶苦茶強いが1分しか行動できない、50時間寝太郎。

ゴモラ達のクラスメイトで、常に明るい笑顔を浮かべたぽっちゃり系の女の子。目が常にぐるぐる渦巻いている。
ゼットンのバリアーを見せる様にせがんだ際も「おいしそうだから」とぶっ飛んだ動機を言ってのけたり、
カップ焼きそばやハロウィンのかぼちゃを生のままバリボリ食ってしまうなど、天然ともアホの子とも違う方向でぶっ飛んだキャラクターである。

円谷学園の生徒。アニメのレギュラーだけあって登場回数は何気に少なくないが、何故か登場するたびにツイてない目に遭わされる薄幸のキャラとして登場する。
メフィラス星人(二代目)にマンダリン草で攻撃されたり、超重量のスカイドンに勝手に抱き枕にされたり、
しゃっくりをしてる時にマグマ星人に突然襲われたりと、なにかと災難に見舞われる。
(メフィラス星人の時は着ているTシャツを「微妙」と正直に言ってしまったために攻撃され、
マグマ星人の場合は「しゃっくり100回で死なせてはいけない」と勘違いした彼女が脅かしてザンドリアスを助けようとした……というのが顛末である)

とても寝坊助な怪獣。抱き枕を探して放浪を続けており、体重は見た目から想像できないほど重い。

ほぼ原作のマグマ星人の髪を伸ばして巨乳にしただけのような外見。通称体が暴君
『サーベル暴君』という異名を持ち『L77学園を壊滅させた』等の伝説を持つため、ガタノゾーア達生徒から恐れられている女生徒。
しかし実際は友達を欲しがっている寂しがりやな良い人で、
伝説は色々な事が重なったため尾ひれがついたもの。本人は異名すら知らない。
こんな事になったのも本人が不器用なうえに早合点しがちなので、良かれと思ってした事が空回りしてしまうから。
宇宙一美しい(いやマジで)ローランと友達になりたがっている。

ちっこくてかわゆい。普段は片言しかしゃべらない。
パソコンやスマホが大好きで、自分のHPまで持っているが、何分初登場が1997年なのでHPのデザインはすこぶる古臭い。
マグマ星人の1人しかいない友達。

ちょっと気弱な性格の邪神。
頭の巨大な殻が重すぎて一度転ぶと一人では起きられなくなってしまう。
本編では青空を見ようとした所、転んでしまい、ガッツ星人達に助けを求めていた。
が、ガッツ星人はそれを利用してガタノゾーアの恥ずかしい写真を撮っていた。

真の委員長。リオのカーニバルのような恰好をした爆乳美少女だが、極度の引きこもりであり地底ハウスから出たがらない。
たまにピラミッドに1万年引きこもっているスフィンクスが遊びに来る。
実はゲート防衛隊の一人であり、ソウルライザーの管理を一任されている。

ガチャポンで「標本おじさん」を集めるのに躍起になっているオタク娘。

白目と黒目が反転した巨乳の少女。水を浴びたら死ぬという定番ギャグを披露する。
本作でもPOP版同様人間だったのかどうかは不明。

くだらないメフィラスグッズの作成と販売を目論む、IQ1万の使い道を間違っているムチムチ姉妹。
原作では二代目がバカで初代が紳士だったが、本作では二代目の方がまだマトモというヒドさである。

他の怪獣から技を会得することを目的として日々活動している。
バキシムベロクロンなどの超獣を「お姉ちゃん」と呼んで慕っている。

ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POP Comic Code』同様に変身能力を自在に使いこなすが、能力までは擬態できないのでぶっちゃけ弱い。

5巻にしてようやく出てきた担任。凄いエロい外見。


▲その他


学園の近くで商店を経営している女性。蓮っ葉なしゃべり方が特徴。
日用品や食材、文房具など、なんでも仕入れては販売している。まるでジャイアンの実家である。

メトロン屋の二階に下宿している謎の女性。「ブラックスターズ」の首領だが、行動目的は不明。

ブラック指令と共に主に番外編で登場。ただ、本人もブラックスターズのことはよくわかってない。
当初は本編に出たいと訴えていたが、最近はアニメの怪獣娘の方に『円盤娘』として出たがっている。
その際に声優は共演した事がある人気JC(ジャッキー・チェン)声優の石丸博也氏に演じてもらいたがっている。

ブラックスターズの一員。寡黙であるが正直者でドジ。軒先からつるすと大豪雨でも止む。
その他、最終回ではブラックエンド星人ブニョなども登場した。

ほぼアニメと同じ役回りで登場。
怪獣墓場のゲートから出現する何者かと戦っているが、それが何なのかは意図的に隠され、全く描写されていない。

原作と同じ役回り。頭脳労働担当なので、戦闘力は0。レッドキング曰く「この世には怒らせてはいけないやつがいる」。

  • スカルゴモラ
ゲート防衛隊の新入り。親(?)であるレッドキングの弟子だが、実力はまだ及ばない。

ゴモラの姉貴分。
学校にも来ないでふらふらバイクで飛び回っているのでゴモラからはニートだと思われていた。
実は円谷学園周囲のゲートの見回りと、各防衛基地の連絡係を担っている。
















【以下、ネタバレ注意】





















  • シャドウ
レッドキングたちが戦っていた「侵略者」。
本来はアニメ『怪獣娘』に登場する敵キャラであり、怪獣墓場を経由して異次元空間である円谷学園に侵攻してきた。

『怪獣娘2』の最終回でラスボスのシャドウジェネラルは、『怪獣娘』世界の住人の事を「偽りの怪獣娘が!」と吐き捨てていたが、
このセリフから察するに『ギャライズ』世界の、服を脱ぐこともできないほど「怪獣」そのものから近い擬人化怪獣たちの方が「本当の怪獣娘」であり、
転生した魂が人間の「器」の中で目覚めたアニメ版の怪獣娘たちはシャドウにとって紛い物でしかなかった、とも取れる。
これは優劣や強弱ではなく、属性そのものである点に注意。

『怪獣娘』同様に擬人化怪獣たちの攻撃は通用する。
作中ではザコ兵士の他、ゴモラとガッツ星人に似たタイプの、2体の巨大なシャドウビーストが登場した。
シャドウビーストはよく見ると『怪獣娘2』に出てきたシャドウジェネラルを思わせる顔や女性の乳房のような部位が存在する。

  • 宇宙帝王ジュダ
シャドウの親玉。
怪獣たちをシャドウに取り込ませ、円谷学園を乗っ取ろうとしたが、EXゼットンにより鎧が破壊されたことで倒される。
鎧は強力な洗脳効果を持つ呪いの装備品だったようで、本人は無害な存在である。
なお雑誌に正式イラストが投下される前の先行登場。




「ソウルライド」

「___EXモード」

  • EX怪獣
ピグモンが持ってきたソウルライザー(『怪獣娘』に登場する変身アイテム)を使用することで、怪獣たちが変身する最強形態
☆EXゼットン:6枚の翼が生え、右腕が刃物状に変化。
☆EXレッドキング:右腕部分のみがEXレッドキングナックルに変化。
☆EXキングジョー:…は存在しないので、『ウルトラマンX』に登場したキングジョーカスタムがモデル。右腕がペダニウムランチャーとなった。
☆EXエレキング:右腕がランス、左腕がテールに変化。EXエレキングはゲームだとウナギのような姿だが、特に反映はされていない模様。
圧倒的な火力により、シャドウビーストを一撃で粉砕するほどに強化された。
なお、この4名はいずれもウルトラマンビクトリーがウルトランスに使用する怪獣である(正確に言えばゼットンはハイパーゼットンである)。
EXと言いつつ、実際のEX怪獣のデザインが反映されているのはレッドキングだけだったりする。




追記・修正は私立円谷学園に入学してからお願いします。

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最終更新:2024年01月13日 15:55