登録日:2016/05/26 (木曜日) 10:13:00
更新日:2023/11/04 Sat 18:49:29
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ボク 王族の人間なんです。
今まで隠してきましたが ボクには帰るべき国があるのです。
そもそも なぜ我が王族が長髪でなくてはいけないかと申しますと
第一国王で あらせられたルルバラ様が4つの年をまたがれた時 お告げを受けたといわれています。
四方に金と赤の光を射したもう カンドラ様でした。
「マ・ルドゥ・ムニ」
と唱えられた。
カンドラ様の額が青く輝きますとルルバラ様の御身はムチを打たれた仔馬のように解放され 熱い慈愛の波と共に その頭には軽く風になびかん木々の如く たおやかな髪が広がっていたのです。
さて この時 かの カシパルウ様はと言いますと寝所にて 芽吹きを待つ花のように安息の眠りについておられましたが 突如襲った胸の高鳴りに声をあげました。
「カンパニール…!!」と
「カンパニール」とは 我が国の言葉でして つまり
「来たれ神威の海、放たれよ尊崇」という
銀髪で長髪。基本的にはそのままストレートな髪型だが、食べるのに邪魔だからなのか餃子定食時には縦ロール(ドリル?)にしていたこともある。
草摩由希の実兄。
十二支の1人であり、巳(へび)の物の怪に憑かれている。
登場は4巻からだが、名前(あーや)だけなら3巻で紫呉に呼ばれている。
本田透に会いに紫呉の家を訪れたと由希たちには語ったが、実は由希に会いに来たのが本来の目的。
紅葉と潑春の入学式に参加した慊人が由希と接触したことを心配しての訪問だった。
その後もカニをもらったから、桃をもらったから、と紫呉家を訪れるが、実はどちらも由希の好物であり自ら購入している疑いもある。
しかし、カニも桃も由希の子供の頃の好物であり、残念ながら今の好物は知らない。カニや桃が嫌いというわけではないが。
◆
本田透
「むさくるしい男共の家に咲く一輪の花っ。捕らわれの王女様だねっ」
由希や夾をからかう為に言い寄られることが多かったが、ふたりきりの時は割と真面目。服の中に入られた。
餃子定食を奢ってもらったり綾女の店で着せ替えられたりもした。呼び方は綾女さん。
◆草摩由希
「ボクは君の持つ弱さや優しさは、とても尊い物だと思っているよ」
由希が幼い頃はまるで関心がなく、気管支ぜんそくで苦しんでいると聞いた時も「ふーん」で終わる。弟だと思っていないとまで言われていた。
救いを求めた幼い由希の手をも、いとも簡単に払いのけた。
しかし、とある出来事をきっかけに自分がないがしろにしてきたものの大切さ、尊さに気づき、改心。
以降は、2人の間にできたミゾを埋めるべく、全力で行動するようになる。
空回りも少なくなく、(ほとんど?)結果オーライな部分もあるが、由希の将来の後押しや悩みを解決に導くなど、兄らしくなっていく。
終盤には、そんじょそこらの兄弟よりも、よっぽど仲の良い兄弟となっている。呼び方は兄さん。
◆
草摩紫呉
綾「僕がいない間、浮気などしてなったろうね?」
紫「あーや。君という人がありながら…」
2人「よしっ」
というような一連の流れのボケを学生時代から繰り返しているらしい。あくまでボケである。
真のマブダチトリオその1。
おふざけコンビではあるが、はとりがいない時は紫呉がツッコミ役。
お互いを「あーや」「ぐれさん」と呼ぶ。
いい大人が愛称で呼び合うのはステキだと思いませんか?という高屋先生の想いが込められている。
◆草摩はとり
「ボクの診察(からだ)は、とりさん以外に許しはしないよ!」
真のマブダチトリオその2。
尊敬や憧れの念が強い。平たく言えば好きってこと。自分に持っていない物を持っているからとも語っている。
そのせいで、はとりが世話役になってしまった。
終始、無駄な言動、無駄な動きが多い綾女も、はとりの前では素直に言うことを聞く。もはや言いなりレベルである。呼び方はとりさん。はとりは、あやめと呼ぶ。
◆兄弟校の女子生徒会長
「侘びをいれねば…!!」
高校の生徒会長時代に兄弟校だった女子校の生徒会長。綾女がひたすら後悔している行動をとってしまった相手。
簡単に述べると
当時兄弟校だった女子校とよくイベントを一緒に行い、必然的にそこの生徒会長とも行動を共にすることが増える。
女子生徒会長は綾女に好意を持ち、卒業が近づいた3年時に勇気を出して思いを伝える。
が、綾女は好意がないどころか
「君の名前は? 記念に覚えてあげても構わないよ」
名前すら覚えていなかった。
「個性がないから印象に残ってない」
と追撃。
さらに紫呉が「一人相撲」と笑いながらトドメ。
はとりが「もうやめてやれ」と怒るも、彼女は「わたし、バカみたい」と泣きながら走って行ってしまい、それきり会うことはなかった。
この時の綾女は、彼女がなぜ泣いているのか、とりさんがなぜ怒っているのかがわからなかった。
けれども、長い間頭の隅でチラつき続けた。
◆倉前美音
綾女のお店にひょっこり現れ雇われた女性従業員。常にメイド服を愛用しているため、ご近所では生メイドとして評判になっている。綾女のテンションについていけるすごい人。
また、可愛い女の子を見ると着せ替えたくなる衝動を抑えられなくなる。
公言はしていないが、綾女の恋人。お店の2階で同棲中。
「君を好きだと言ったなら ボクの前からいなくなってしまうだろうか」
美音を愛し、受け入れてもらえたことに安心し、拒絶されることの恐怖を初めて知ることができ、人はこうして傷つくんだとわかることで、女子生徒会長に自分がどれだけ残酷なことをしたかをようやく理解する。
それが由希とのミゾを埋めることにも繋がっている。
まあ、紫呉はわかってるのにあんなこと言ったわけですが。
終盤、十二支の呪いが解け
「ボクは君を愛したくて生まれてきたんだ。…やっと、そう言える」
と、改めて思いを伝えた。
最初はテンチョと呼んでいたが、終盤にはアヤくんになる。
◆お店
「あやめ」という名のお店の店長をしている。
看護婦やセーラー服やスチュワーデスの服を売っている。コスプレショップ?
男性用のウェディングドレスなども扱っており、人気がある。女装ショップ?
あふれる才能と輝くカリスマ性の持ち主の綾女も、時には不安に思うことがあったらしく、自分がいないと存在できないもの、何かを自身の手で作り出したくなり、今の仕事を始めるようになった。
普段着ている服も、大抵のものは自分でデザインし、美音が作った物である。
文化祭では舞台「シンデレラっぽいもの」の衣装を担当し、高校の文化祭の域を遥かに上回る豪華な衣装を惜しげも無く提供した。
衣装代がすごいことになりそうだが、無償で提供したと思われる。
連載当時は今ほどコスプレや女装が一般的ではなかったが、今頃はウハウハなのかもしれない。
◆その他色々
- 冒頭のセリフは長髪を校長先生に許してもらうためにした脅迫…じゃなくて説得した時のもの。よく読むと長髪の話らしきことも言っている。フルバは様々な言語に翻訳されて世界中で販売されているため、このセリフがどう翻訳されたのかは高屋先生も気になっているそうです。わかる方は追記よろしく。
- 高校時代は生徒会長。はとりは補佐。副会長?
- 女子生徒会長の話になると珍しく動揺する。
- 夾のことはキョン吉君と呼ぶ。
- 金八先生も一応知っている。
- 学園防衛隊(生徒会)の司令。副司令は美音。
- へびのため暑さや寒さに弱く、学校へは車で送り迎え、夏は日傘、冬は毛皮のコート着用。
- 寝たい時に寝て、起きたい時に起きるタイプ。
- りっちゃんは綾女を尊敬し目標としているが、みんなには無理だと言われている。
- 嬉しいことがあるとはとりに電話する癖がある。原作では「紫呉と一緒にするな」とツッコミを入れていたが、アニメでは返事すらしていない。その為か、メールで報告するようになった。
- 実の母親は綾女に会うと悲鳴をあげるが、父親もあげるらしい。
- なんと慊人は綾女が苦手である。嫌いではなく苦手なのが綾女のすごいところなのかもしれない。綾女を得意としているのは極一部であるが。
- 透たちの担任、まゆちゃん先生とも大学時代からの知り合い。
「あー、すまんがこれから追記修正をする約束が…」
「カンドラ様の説明がまだです!」
追記修正は、カンドラ様の説明を聞いてからお願いします。
- 記事出来たのか(笑)宮本さんのいい声で冒頭のセリフ言ってたのは笑った。 -- 名無しさん (2016-05-26 17:45:37)
- 「後悔が先に立てばいいのにね」は今でもふっと思い出す言葉だなぁ -- 名無しさん (2016-05-27 22:37:59)
- これ以上もなく力強く「僕は受けだ!」と叫んだ姿は忘れられないw -- 名無し (2016-06-02 01:04:49)
- 最強(最凶)の伯父となった模様 -- 名無しさん (2018-01-05 17:29:58)
- お店は当時ではギャグだったけど、今思うと先見の明が凄いよね -- 名無しさん (2019-06-16 22:32:58)
最終更新:2023年11月04日 18:49