鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ

登録日:2016/05/23 Mon 15:06:03
更新日:2024/03/16 Sat 20:31:36
所要時間:約 28 分で読めます


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※父親です おっさんライダー お茶目 かわいい だいたいこいつのせい みんなのトラウマ再び もう一人の主人公 やる事為す事裏目に出る アマゾン アマゾンは全て俺が狩る!野生のハンターライダー アマゾンアルファ アマゾンズ アマゾンズドライバー アマゾン殺すべし、慈悲は無い アマゾン絶対殺すマン アルファ アル中 ストイック ニート ヒモ ヒモアマゾン ピラニア マダオ レッドマン ワイルド 不審者 中々死ねねぇな…… 中年 仮面ライダー 仮面ライダーアマゾンアルファ 仮面ライダーアマゾンズ 仮面ライダーザモナス 仮面ライダー主人公 住所不定無職 偏食 偽善者 全ての元凶 変なおじさん 失明 実力者 帰ってきた伝説のヒモ 改造人間 正義のためなら鬼となる 毒親 無職 猛禽類 生卵 生卵おじさん 盲目 研究者 社会人のクズ・ライダーの鑑 科学者 谷口賢志 赤いアマゾン 赤いアマゾン←でも前はゴーブルー 赤い通り魔 運命を狩る男 配信限定ライダー 野生 鷹山サンダー 鷹山仁




何も傷つけず……自分の手も汚さない。


優しい生き方だけどなぁ、何の役にも立たないんだなァ……。




鷹山(たかやま) (じん)は『仮面ライダーアマゾンズ』の登場人物。
同作の二人いる主人公のうち『野生』を体現するアマゾンライダーである。

演:谷口賢志


▽目次

概要

金のメッシュが入った髪と無精髭が特徴の不審なおじさん中年男性。38歳(season1)→43歳(season2)→45歳(最後ノ審判)。
アマゾンズドライバーを使用して「仮面ライダーアマゾンアルファ」に変身する。

掴みどころがなく、どこか危険な香りのする不審人物。基本、ルーズで豪放磊落な性格ではあるものの、一般的なワイルド属性=ガサツで粗暴というより、無駄な力がどこにも入っていない、狩りをしていない時の肉食獣を思わせる雰囲気の持ち主。

アマゾンとなる前から「自分が殺した者しか食わない」ことを信条にしており*1『命』というものに対し独特の敬意と美学を持っていることが言動の随所から滲み出ている。

温室育ちの『養殖』アマゾンである主人公・水澤悠(みずさわ・はるか)に対しても冒頭の台詞を投げかけ、狩るか狩られるかという弱肉強食の現実から目を逸らさないよう忠告するなど、
彼とは異なる生き方を選びながらも『先輩ライダー』『心の師』としての役割をこなすこともある。

普段はビルの谷間に埋もれるようにして建ったアパートに、13歳年下の恋人・泉七羽(いずみ・ななは。仁は「七羽さん」と呼ぶ)と同棲している。
社会的には無職のヒモニートであり、生活費は七羽が稼いでいるため、彼女には全く頭が上がらない。
しかもかなりの呑兵衛で昼夜を問わず瓶入りのハイネケンを愛飲しており……、お前『アマゾンアルファ』っていうか『アマゾンアル中』じゃねえか!*2
……一応、屋上のスペースに設けられた鶏小屋のニワトリさん達に餌をあげたり、家庭菜園*3の手入れなども行っている。

そんな感じで、だらしないダメ男ではあるものの七羽に対する愛情自体は本物で、至って和やかな暮らしを営んでおり、出かけるときは『おでかけのキス』を忘れない。彼女の作ってくれるお味噌汁が大好物。

小屋のニワトリさん達はたまにシメられており、ニワトリ小屋の壁に無造作にブッ刺されたボゥイーナイフはその為の物。
また、その卵は生のまま割って飲んだり、茹で卵にして携帯したりとコンパクトな栄養補給に大いに役立っている。

Season2では七羽と連れ立って放浪生活を送るようになり、諸事情で別離することになってからは完全な住所不定無職に。
髪やひげも伸び放題のみすぼらしい外見となり、正直変身前の方がはるかにおそろしげで近づきがたい。

事故で野座間製薬の施設から街に放たれ、現在も潜伏している4000体近い実験体・「アマゾン」を、一匹残らず皆殺しにすることを目標としており、その中には悠や駆除班のマモルも含まれ、いずれ潰すことを明言している。
と言ってもアマゾンであれば問答無用で殲滅する方針ではないらしく、人食いの衝動に駆られる前(被害を出していない)という条件つきならば、即座に狩らずに猶予を与えることもあり、一応共闘者である悠とマモルには敵対行動はとっていない。
しかし、この状況もseason1最終回以降は駆除班が解散されていることや仁自身の正気が失われかけていたこともあり、アマゾンアルファが未覚醒のアマゾンでも容赦なく狩る方針に転向したことで精神が壊れてしまい、アマゾンを殺す仁と彼らを守ろうとする悠は何度となく激しくぶつかり合うこととなった。

人間は絶対に殺さず、たとえ度し難い外道であってもアマゾンに殺されようとしていれば守るという、決してブレないコードを自らに課しており、一見ちゃらんぽらんで行き当たりばったりに見えてもその行動の根底にはストイックな…ある種狂気に近い使命感が息づいている。

彼もアマゾンであるはずだがなぜか「アマゾンズレジスター」を装備しておらず、なおかつ投薬期間が切れたアマゾンが苛まれる食人衝動に駆られることもない(ただし予備のレジスターそのものは所有している)。
その反面、アマゾンが生得的に持つ『同族との共鳴による位置特定能力』は低く、獲物を探知するのには結構苦労している。
Eランクの兵隊アリアマゾンを一蹴したり、片手で自転車を軽々とブン投げたりと、変身前の身体能力もそれなりに高いが、空腹状態だと常人並みに成り果てる。
野座間に監禁されてる姿は、患者着も相まってまるで人間ドックに来たおっさん。

事態収拾のために設立されたノザマペストンサービス駆除班とは実験体を追う者同士であるが、はっきりとした協力体制は結んでおらず別ルートで動いている。
序盤は駆除班の車輛に盗聴器をつけることでその上前をはねていたが、3話でこの装置の存在がバレ、調査部からニセ情報を発信されたことで逆にハメられたりもしている。
また、駆除班の方でも上からの指示で対処は保留されており、実質的にはめちゃくちゃ強い味方NPC状態の付かず離れずの関係であった。*4

+ ネタバレ
その正体は過去に野座間製薬特殊研究開発本部に勤務していた細胞生物学者。
優秀な科学者であり、アマゾン細胞の研究・開発には最初期から関わっていたらしい。その頃は身なりもきちんとしていた。
しかしアマゾン細胞から作り出された人工生命体「アマゾン」とアマゾン細胞の危険性に気付き、それらの実用化に反対。
本編開始より遡ること二年前のアマゾン脱走事件の後野座間製薬を出奔・自身の身体にアマゾン細胞を移植してアマゾンアルファとなった。
つまり、基本培養されたホムンクルスであるアマゾンの中でも現状では唯一人間をベースとした個体であり、バイオテクノロジーによる改造人間ということになる。
劇中で卵をよく口にしているのも、アマゾン細胞に必要なたんぱく質を効率的に摂取するためと思われる。



アマゾン…

-ALPHA-

Blood&Wild!W-W-W-Wild!


仮面ライダーアマゾンアルファ


身長 186.5cm
体重 91.4kg
パンチ力 20.7t→23.0t→25.5t
キック力 25.5t→28.7t→29.9t
ジャンプ力 ひと跳び65.0m→60.0m→67.0m
走力 100m2.7秒→100m3.2秒→100m2.4秒

+ これがアマゾンアルファだ!
◎アルファヘッダー
額から飛び出したアンテナ状の触角。
周囲の音や敵の気配を察知する知覚器官であり、危険回避に役立つ。

◎アマゾン・アイ
石ノ森ヒーローの遺伝子を感じさせるタレ目の複眼。視野やピントを自在に変化させる機能がある。
これによりアマゾンアルファは1000m先にある物体の僅かな動きすら捕捉する望遠視機能や、
高速で移動する敵を見逃さない動体視力を有する。
が、season2は後述する理由で仁の視力が大きく下がっていた為、その機能はほぼ喪失されている。
season2ラストで視力が回復したことが示唆され、劇場版では元の状態に戻っていた。

◎クラッシャー
口部がマスクのように塞がったアマゾンオメガとは対照的に、鋭いキバを備える大きく裂けた口。
鋼材すら容易く噛み砕くほどのパワーを秘めているが仁のスマートな戦闘スタイルで用いられることはまず無い。

◎ワイルダースキン
アマゾンアルファの体表を覆い尽くす外皮。
適度な締め付けや伸縮によって関節や筋肉の動きを強化し、
脅威的な身体能力をもたらすほか、状況に応じて各部の硬度を変化させることで敵の攻撃を軽減する。
これだけの機能を持ちながらあちこちに大きな傷が走っているあたり、現在までの苛烈な戦歴を想像させる。

◎コンバーターラング
アマゾンアルファの胴体前面を覆う銀色の外殻。
金属質に見えるが実体はアマゾンズドライバーによって超硬化したアマゾン細胞で形成されており、
外部からの衝撃をほぼ無効化してしまうほどの頑強さを誇る。また、周囲の風や熱といった自然のパワーを取り込むことで
自身の活動エネルギーに変換する機能がある。本編の時期は冬だが、夏場の方が強くなるかもしれない。

◎シェルカットグローブ&ブーツ
肘及び膝から先を覆う黒い外殻。
ヒレのように見えるのはアーム/フットカッターと呼ばれるあらゆる物質を引き裂いてしまう生体凶器である。
繰り出す打撃はパンチで約70m、キックで約85mの厚さを持つ岩盤をそれぞれ一撃で割り砕いてしまう。
背鰭にあたる部位も同様の殺傷力を持っており、地べたを転がり廻って戦う最中
相手の身体の上ででんぐり返ることでダメージを与えるなどの応用を見せている。


◎ニーヘクス
膝部に配された黒い六角形の部分。高性能のショックアブソーバーで、
落下・衝突の際にかかる負荷を吸収するほか、膝関節そのものの力も強化する機能がある。


仁がアマゾンドライバーを用いて変身する仮面ライダー。
『アマゾンズ』『仮面ライダー』という固有名詞が出てこない作品なので、劇中ではもっぱら『赤いアマゾン』と呼ばれている。

アマゾンは擬態である人間態から元の姿である異形のアマゾン態へと変身する際、体表から人が近寄れないくらいの高熱の波動を放射する性質を持つが、
アマゾンアルファヘの変身時は通常のアマゾンとは比較にならない莫大な熱エネルギーを伴う衝撃波が周囲を薙ぎ払い、
爆発の余波だけで乱戦を仕切り直してしまうほどの威力がある。……周囲にちろちろ火が燃え移ってボヤ騒ぎにならないかと心配になる。ていうか実際にアマゾンシグマに燃え移った
もしそうなったら前世の自分に消してもらおう

プロテクターを纏ったような姿だが、全体的な雰囲気は昭和のアマゾンライダーとほぼ同じ感じ。
メタリックレッドのボディ緑の複眼を持ち(画面が暗いので分かりづらいが、「全体的に色味が明るくなった元祖アマゾンライダー」といえばいいか)、
体一面を覆うぎざついた縞模様に見えるのは古傷で、戦闘に支障を来すような後遺症は無いが手持無沙汰の時にポリポリと掻くクセがある。
モチーフとなった生物はピラニア*5。そのためか体の一部に魚鱗のようなパターンが見受けられる。

シーズン2からは仁の視力が大きく下がった影響か、複眼部分が白く濁っている他、パンチ力とキック力もアマゾンシグマ並に増加している。
…が、それでもアマゾンシグマのスペックには届いておらず、season2で新たに登場したアマゾンネオ・アマゾンニューオメガにもキック力・パンチ力では劣っており、未だに全体では最もスペックの低いライダーのままである(一応、走力とジャンプ力はアマゾンネオ・アマゾンニューオメガよりも上だが)。

『最後ノ審判』では更にスペックが向上し、パワーだけでもアマゾンネオに迫る数値となっている他、シーズン2では低下していた敏捷性に至ってはシーズン1時点よりも高い数値にまで回復しているなど、大幅なパワーアップを成し遂げている。
また、シーズン2でのノーガード戦法の影響か、ガトリング掃射を喰らいながら怯まずに吶喊し、チェーンソーを首元に受けてもその後平然と反撃するなど、耐久力とタフネスも化け物じみた域にある。


戦闘スタイル

武器は使わず、徒手空拳による格闘のみでアマゾンを圧倒する。
野生のアマゾンという触れ込みの持つイメージとは裏腹に、
そのファイトスタイルは洗練された技術で構築されており、噛みつきなどは行わない。
背筋を伸ばし緩やかに脱力したフォームから重い打撃を確実にヒットさせる。

野獣のパワーに加え人間のクレバーさを兼ね備えたその実力はもはや別次元で、
さながら猛禽類か猫科の大型肉食獣のごとくスマートに相手を狩り立て、
力任せに暴れるだけのアマゾンでは例え高ランクの個体であってもあっさり隙を衝かれて殺されてしまう。

素手の突きだけで致命的な殺傷力を持っており、何の抵抗も無くアマゾンの外殻を貫いて心臓を抉り取る。
だが、仁自身は別段残忍な戦い方を好むというわけでもなく、クモアマゾンをハートキャッチした時には「気持ち悪ぃな……」と呑気に呟いており、
余計な感情は差し挟むことなく、あくまで作業として淡々とアマゾンを殺していたが…。

シーズン2では失明した事に伴って、音で相手を感知するようになった他、わざと相手の攻撃を受けてから腕などを掴んで逃がさないようにしてから仕留めるスタイルに変わっている。
相手が出した音に反応して絶叫しながらアマゾンに襲いかかる様はぶっちゃけホラー映画のクリーチャー一歩手前である。
シーズン2では戦闘時の動きに無駄がなくなり、圧倒的な強さを誇るようになった悠とはある意味対照的である。

『最後ノ審判』では視力が回復した事もあってシーズン1とシーズン2の合いの子のような戦闘スタイルとなっており、ブランクを経てなお健在の格闘技術と、攻撃を敢えて受け止めて無理矢理攻撃チャンスを作るノーガード戦法を適時使い分けている。
ただでさえ向上した身体能力に、長いアマゾンとの戦いの中で構築したバトルスタイルが合わさる事で、攻撃面では格上のはずの敵とも互角かそれ以上の戦いを演じてのける程の戦闘能力を見せている。

アマゾンズドライバー

ベルト型の変身ツール。これを装着して仁はアマゾンアルファへと変身する。
通常のアマゾン体への変身と異なり、ベルトから伝達される特殊なパルスによってアマゾン細胞を強化し、生体兵器としての運用を可能にする。
一見プロテクターを纏っているように見えるアマゾンアルファの姿も、
アマゾン細胞が変質し、戦闘に特化した姿を形成した結果である*6
これは、『一般の怪人を仮面ライダーの次元まで引き上げるのには変身ベルトが必要』という、メタ的な理屈をそのまま落とし込んだ変身ロジックといえる。

旧作のコンドラーに似た外観だが、日用品(つまり戦闘時は飾り)にすぎないコンドラーとは違い、こちらは完全に変身に必須なツールで変身後は武器としても使える。
ちなみに誰が何のために開発したのかは一切不明。

中央部には左右に伸びたハンドルパーツが設けられており、左側のハンドル『アクセラーグリップ』を捻ることで変身機能が起動する。
アクセラーグリップは戦闘中に捻ると、アームカッターを肥大化させるなど、必殺の一撃を繰り出す部位を強化させる機能が発動する。
右側の『バトラーグリップ』多機能武器であり、引き抜くことでアマゾン細胞で形成された槍・鞭・鎌・小太刀に変化するが、基本アマゾンアルファはこれらの機能を使わずに戦っている*7。もし鎌を使用していれば中の人ネタになったのだが。

劇中では二基が登場しており、片方はスペアとして仁が確保しておいたものだが、七羽を通じて悠に渡っている。
仁が愛用している方のアマゾンズドライバーは『緑のタレ目』なのが特徴。
相当年季が入っており、ハンドルは擦り減り、本来つや消しの黒だった本体は塗料が剥げて銀と黒のマダラになっている。
タマゴ割り器としても使えるあたり、コンドラーの『日用品である』という要素をちょっぴりリスペクトしているような気がする。
ちなみに、この演出は演じている谷口氏が提案し採用されたもの、とインタビューで語っている。

なお、平成2期勢みたいなバックルだけ持ち歩くとか必要に応じて実体化する…とかの便利な機能は無い。
丸ごと持ち歩かなければいけない鬱陶しさはなんとなく555っぽい。

物理的に取り外すと変身は解除される。変身中は「目」に見える部分が発光しているが、ダメージの蓄積・体力の消耗が嵩むと光が消え変身が解除されてしまう。
タンパク質の補給で体内のアマゾン細胞が活力を取り戻すまでは連続しての変身は不可能。
仁もエネルギーの消耗が激しいようで、戦闘終了後は強烈な餓えに苛まれている。
七羽さんからも肉の匂いがするらしい。


なお、谷口氏は「ゴーゴーファイブの変身ブレスレットは常に装着していたが、ライダーのベルトは必要な時だけ持つ。常に装着している訳ではないから大切に扱いたいのに、監督からは『もっと雑に扱え』と言われていた」と語っており、今も巻く時は大切に巻いている模様。


必殺技

  • バイオレントスラッシュ
腕部アームカッターを肥大化させ、敵を切断する残虐フィニッシャー。
凄まじい切れ味を誇り、アマゾンの身体を真っ二つに切断できる、いわばアマゾンアルファ版「大切断」。
使う程の強敵がおらず長らく未使用だったが、11話のアマゾンシグマ戦において初披露となり、シグマの致命傷の一つとなった。

『最後ノ審判』でも使用。
ネオアルファとの決戦の際、カウンターのように叩き込んで大ダメージを与えたものの、直前までのコンディションが悪すぎたのか、或いはネオアルファの装甲の硬さゆえか、致命傷にはなり得なかった。



劇中の活躍


シーズン1


第1話「“A”MAZONZ」

「アマゾン……ッ!」

アマゾン駆除班の車に盗聴機を取り付け、アマゾン3体と交戦する駆除班の前に駆除班車両のクラクションを鳴らしながら現れる。
駆除班の目の前で生卵を平らげ、アマゾンアルファに変身。クモアマゾン2の心臓をえぐり出して瞬殺する。

第2話「BEAST INSIDE」

暴走し、アマゾン化した水澤悠を情報収集のために殺さず自宅に連れ帰り*8、アマゾンズレジスターを与えた。
その後はトンボアマゾンを追い、駆除班と鉢合わせる。

第3話「COLONY OF ANTS」

アマゾンオメガに変身した悠と交戦するが、戦闘の途中で撤退して自宅に戻る。
その後は駆除班の流したニセ情報に騙され、アマゾンのいない場所に誘導される。

第4話「DIE OR KILL」

「そして生きるっていうのは、他の誰かの命を食らうってことだ。直接だろうと、間接だろうとな」

誤情報に騙され途方に暮れているところ*9を野座間製薬の上層部に誘導され、182体のアリアマゾンに苦戦する駆除班の増援として現れる。
アリアマゾンが全て駆除された後に志藤のスタンガンであっさり気絶させられ、野座間製薬に回収される。

第5話「EYES IN THE DARK」

野座間製薬の研究所で身体とアマゾンズドライバーを調べられる。
ほぼ寝ているシーンしか登場しない。

第6話「FOR WHAT I FIGHT」

「はい、にーく! にーく!! にーく!!!」

あまりの危険性から電気柵付きの檻の中に監禁されたあげく、必要最低限の食事しか供給されず空腹に苦しむ。野生のポリシーはどこへやら、マモルや悠に配給されたハンバーガー欲しさに意地汚さを爆発させる姿はいくらなんでも情けない。
悠に自らの境遇と戦う理由を語り、意図的か偶然か彼の決断を大きく後押しした。
最終的に潜入していた七羽さんに救出され、駆除班と悠の前から悠々と去っていく。

第7話 「GAME OF THE BUTCHERS」

「辛いな~! また盗聴とかできないかな~!! 辛いな~!!!」

マダオ全開の態度で再び駆除班の通信の盗聴を七羽にねだり、警察の動きを元にモズアマゾンを発見。駆除班と共闘する。
精神的動揺からモズアマゾンを取り逃がした悠の中途半端さに憤り、その甘さをなじる。

第8話「HERO OR NOT」

「俺は人間とアマゾンは絶対的に線引きしてる」

殺人鬼・下霜のあまりの外道さに怒り、殺そうとする悠の前に現れる。
悠を腹パン一撃で制圧した後に彼の姿勢こそ殺人鬼のそれだと批判し、自身の信条を語って去っていった。

第9話「INTO THE CANNIBAL'S POT」

「お……行ってきますのキス忘れたぁ~。……縁起悪ィなぁ」

橘 雄悟からのメールの呼び出しを受け、赴いた場所でかつて駆除班に属し、殉職したはずの前原淳と遭遇。
橘のメールにあった『第四のアマゾン』こそ前原だと確信し、それを倒すべく戦いを挑むが、前原が変身したアマゾンシグマの圧倒的な戦闘力に追い詰められ……。
行ってきますのキスを忘れたせいだろうか。

第10話「JUNGLE LAW」

「ああそうだよ。俺が一匹残らず殺す……アマゾンの中の一匹だ」

アマゾンシグマの猛攻に追い詰められ重傷を負うが、助けに来た七羽のおかげでかろうじて離脱に成功*10
駆除班を訪れてアマゾンシグマを倒すためにマモルと悠を借りようとしたところ、どの道「トラロック」でアマゾンがほぼ駆逐されることを知り歓喜する。
志藤に街を出ることを勧められるが、自らも死ぬべきアマゾンの一匹という覚悟をなんでもないことのように語り、その壮絶な覚悟で駆除班と悠を絶句させた。

第11話「KILLING DAY」

「倒れたくないからに決まってんだろうが……死んでるヤツには分からねぇだろうなァ……!」

再びアマゾンシグマに挑むも、圧倒的なスペック差にやはり大苦戦を強いられ、今度は変身解除まで追い込まれてしまう。
それでも上記のセリフで不屈の闘志を見せるも、あわやトドメという場面で駆除班が乱入。
さらに志藤から手渡されたハンバーガーでタンパク質を補給し、彼らと共に怒涛の反撃に出る。
駆除班の銃撃、自身のバイオレントスラッシュ、オメガのバイオレントストライク、マモルのダメ押しの一撃で見事リベンジを果たした。
その後、七羽の元へ帰還。仲睦まじく料理をしていた。

第12話 「LOST IN THE FOG」

「お前ら作るの大変だったんだよなァ……だからさ、可愛いんだよ。……本当だぞ」

一度は失敗したトラロックの再開を、一連の不祥事の暴露を盾に令華に直談判し、天条会長の横槍も受けながらだが成功させる。
その後は逃げ惑うアマゾン達に引導を渡す為、自らも変身して戦闘を開始。
降りしきる雨の中、狂ったような笑い声を上げながら次々とアマゾンを撃破していった。

第13話「M」

シーズン2


第7話「THE THIRD DEGREE」

第8話「UNDER WRAPS」

第9話「VANISHING WINGS」

第10話「WAY TO NOWHERE」

第11話「XING THE RUBICON」

第12話「YELLOW BRICK ROAD」

第13話「AMAZON“Z”」



映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』



仮面ライダージオウ』では




余談

中の人こと谷口賢志氏は上述の様にスーパー戦隊シリーズ他、舞台俳優としても舞台版「戦国BASARA」や「ペルソナ4」と言ったアニメ・ゲーム作品が原作のものから、「巌窟王」等の本格的な舞台劇でも広く活躍している実力派。
仁のイメージとは裏腹にご本人はお笑いとお酒が好きなとても明るい人で、Twitter上でもアマゾンズネタを始めとした様々な伝説のヒモジョークネタツイートを発信している。

Season2では「息子」となる千翼役の前嶋曜氏には、役柄の関係を考えて敢えて冷たく接していたといい、
仁と千翼の初顔合わせのシーンの撮影では、谷口氏のあまりに迫真の演技に前嶋氏が泣き出してしまい、撮影がストップするというトラブルもあったとか*14
『アマゾンズ』撮影終了後は、Twitter上で親子(?)仲睦まじい様子を見せており、前嶋氏が「時計が欲しい」と呟いたところ、
『父さん』こと谷口氏が「母さん(七羽役の東亜氏のこと)にお願いしたら?」と反応し、そのやり取りを見た東亜氏が本当に前嶋氏に時計を買ってあげたなんてエピソードも。さり気ないヒモジョーク

実は当初は仮面ライダーというシリーズ自体良く知らなかった中で『アマゾンズ』への出演が決まったのだが、
そのままじゃイカンなと思い様々な仮面ライダーの作品を見て学んでいる内にすっかりハマってしまったとの事。
故に自身初の仮面ライダー役である鷹山仁、そしてアマゾンアルファには特に思い入れがあり、CSMアマゾンズドライバーが発売された際にはYouTubeの紹介動画で目を輝かせていたり、
舞台裏で役の格好をしたままこっそり装着している姿を自身のTwitterに上げたりしている等、大のお気に入りになっている。

なお、谷口氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』でブルーを演じていたため、今回の仁役でスーパー戦隊・仮面ライダーの二大特撮ヒーローに変身することになり、
「あとはウルトラマンだけ」とネタにしていたが、後に『ウルトラマンデッカー』で主役ウルトラマンに変身*15し、日本の三大特撮ヒーロー全てに変身した稀有な役者の一人となった。
ちなみに、『アマゾンズ』の印象が強かったこと、演じた役柄が仁ほどではないが只者ではない雰囲気のおじさんだったことから、
彼がウルトラマンに変身し、戦うシーンに『アマゾンズフィルター』*16をかけ、仁のテーマ曲を合わせるネタが特撮界隈で一時流行ったことも。

そんな谷口氏だが、実は軽度の色弱という視力障害を抱えており、サイリウムの色が見分けづらかったりぷよぷよを始めとする色モノ系パズルゲームが苦手。
しかしそれを逆手に取ってSeason2の仁、そしてアルファは盲目という設定への下敷きにしてしまう事を考案し、見事演じ切った氏の演技力は流石と言うしかないだろう。





辛いな~! またアカウントなしで項目作成とかできないかな~!! 辛いな~!!!

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最終更新:2024年03月16日 20:31

*1 背に腹は代えられない状況では差し入れられた食事も口にしているどころか自分から食事を要求している描写があり、「死んでも徹す!」と言う程の信念ではない。

*2 なお、本作の制作発表時、公式声明でざっくり上げられた彼の人となりは『人殺しでヒモでアル中です』というものであった。それを聞かされた演者の谷口氏は「そんな仮面ライダーはいないと思います」と返したのだが……なお、人殺しとヒモは歴代作品に該当者あり。

*3 2話で悠も肥料をタップリやるのを手伝った。

*4 仁も駆除班に自分のアマゾン狩りを妨害された時には力づくで排除しようとしたこともあったが、仁のポリシーゆえか致命的なダメージに繋がるような攻撃は仕掛けていない。

*5 これは昭和のアマゾンライダーの初期案のひとつから取られたもの。当時は今ほどピラニアというモチーフがメジャーではなかったため、代わりにオオトカゲが選ばれたのが現在の昭和アマゾンとのこと。

*6 しかし、ドライバーの使用により素のアマゾン態と全く異なる容姿に変身するのはアマゾンオメガのみ。

*7 オメガとの最終決戦でもオメガのバトラーグリップから抜き取った武器を使用しており、絶対に自らの武器を使おうとしなかったが、理由は不明。

*8 悠は何も知らなかったため情報収集は無駄に終わったが

*9 番宣等でよく使われた「海辺でバイクにもたれかかる仁」という画は実はこのシーンである……微妙に締まらない

*10 ちなみに、ちゃっかりアマゾンシグマの情報を集めるために戦いの様子をスマホで撮影していた

*11 原典の山本大介の変身時の叫びを意識したもの

*12 千翼役の前嶋曜曰く、この時の怯えは演技ではなくガチビビリだったとの事。

*13 なお、5人のうちアルファのみオリキャスであり、オメガは終始無言。

*14 イユ役の白本氏、七羽役の東亜氏に励まされてなんとか立ち直ったとのこと。

*15 ただし、谷口氏が演じたのは主人公ではなく、劇中世界から見て遥か未来にウルトラマンデッカーに変身して戦っている主人公の子孫という役柄。

*16 仮面ライダーアマゾンズはホラー・サスペンス寄りな作風のために、映像に意図的に明度と彩度を下げる加工がされており、そこから転じてこのような映像加工が、同作のファンから『アマゾンズフィルター』という呼称をされるようになった。