ドーラフランケ

登録日:2016/05/18 Wed 02:17:11
更新日:2023/02/20 Mon 08:11:40
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何か用かい?


ドーラフランケとは恐竜戦隊ジュウレンジャーに登場した怪人、ドーラモンスターの一種。
CV.田村円


【概要】

第28話「大改造!粘土獣」にて初登場した、フランケンシュタインをモデルとした出世出来なかった少佐新型ドーラモンスター。
ドーラモンスターにしては珍しく人間と同様に衣服を身に纏っており、人語を話すことも出来る。

プリプリカンの地質調査により、伸一の実家のラーメン屋の地下の土壌から粘土を採取出来ることが判明し、それを集めた粘土、ドキータ粘土で造られた新型ドーラモンスターの第一号として登場。
人間態のトットバット&プックバックと共に工事作業員に変装し、5~6杯のラーメンを食べるなどシュールな初登場をしたが、見た目通りの怪力自慢であり、首に刺さっているネジはヌンチャクとしても使用可能。接近戦に特化したドーラモンスターであり、傷一つ付かない肉体も相まってかジュウレンジャー達を苦戦させた。
そして負けたわけでもないのに早々にバンドーラにより巨大化され、大獣神との巨大戦に持ち込まれた。

ネジヌンチャクは鎖付きの鉄球となり、恐竜剣ゴッドホーンでも傷一つ付かない肉体と鉄球を駆使した戦法で大獣戦は苦戦を強いられた。


戦闘は29話にも持ち込まれ、大獣神は分離してゲキはブライと共に異空間へ飛ばされ、残ったジュウレンジャー達は撤退しひとまず戦闘は終了した。
だがバンドーラ一行はドキータ粘土製の新型ゴーレム兵を大量生産し、ある目的のために地上に降り立った。戦闘力が上がったゴーレム兵にジュウレンジャー達は苦戦したが
帰還したゲキとブライが持ち帰ったサンダースリンガーで新型ゴーレム兵が倒されていったことを機に、戦ってすらいないのに再びドーラフランケは巨大化し
単独で大獣神とドラゴンシーザーの二体を追い詰めていった。ロから赤い毒ガスを吐き合体後の剛龍神すらもヒートホーンを投げ返すなどして苦戦させたが
外へ飛び降りたジュウレンジャー達のサンダースリンガーとレンジャーガンを合わせたファイナルシュートで怯み、超爆裂龍神突きを受けて倒されたように思えた。

ところが龍神突きで空いた穴に異変が生じ、ドーラフランケの姿は原形を留めないゾンビの姿、ゾンビフランケへと姿を変えた。
バンドーラはフランケが不死身のドーラモンスターであり、倒されるほど生まれ変わるとジュウレンジャーを挑発し、ゾンビフランケを撤退させた。


続く第30話では、バンドーラ達の目的が大サタン復活に必要な黒魔術最大の秘法を使用することで、その過程で魔術が書かれた塔を立て、生贄の子供を13人集めることが発覚。
生贄の1人に挙がっていた子どもを護衛するジュウレンジャー達に襲い掛かり、巨大戦に持ち込む。
ゾンビフランケはドーラフランケと同様に鉄球を用いた近接戦闘を駆使して大獣神を追い詰めた末に、蘇った大サタンはバンドーラの名によりゾンビフランケの強化を開始した。
大獣神はビーム発射やゴッドホーンを投擲するなどして妨害を図ったがいずれも不発に終わり、やがて大サタンの力によりゾンビフランケの顔面が割れて悪魔を模したような新たな頭部が出現し、背中には黒い翼が生え胸には大サタンの顔が出現。
更なる強化形態であるサタンフランケへと姿を変え、大獣神に襲い掛かり翼を羽ばたかせ突風で吹き飛ばし第30話は終了となった。

戦闘は更に第31話に持ち越され、サタンフランケは肉弾戦のみならず、胸部からピンクと黄色の二色のビームを発射し口からは溶解液を吐く能力を得た。
サタンフランケの溶解液はどんな金属でも溶かす能力があり、さすがの守護獣でも「このままでは私もドラゴンシーザーも死んでしまう」と言いながら苦しみだすほど。
その上サタンフランケの口からは人間相手に感染症を発症させる白いガスも噴射可能で、街は守護獣も人間も纏めて苦しみだす大惨事と化した。

ジュウレンジャーの6名は大獣神により時の止まった部屋に飛ばされた後、クロトの「全てを乗り越え北へ向かえば道は開かれる」という助言から究極の守護獣を呼び出すためにアメリカキャンプ村外へ飛ばされた。
その間大獣神達は溶解液に耐えていたが、究極の大獣神が眠る石碑から発せられた光が降り注ぎ溶解液は消滅。帰還したジュウレンジャー達は大獣神とドラゴンシーザーを合体させた獣帝大獣神を誕生させた。
ずっと突っ立ってたサタンフランケは応戦するも歯が立たず、カイザーバーストと必殺技のエンパイアアタックで完全に消滅した。


スーパー戦隊に登場した怪人にしては珍しく、変化形態も含めると実に4週に渡る登場となった。
また、ブライを含む6人全員が大獣神のコックピットに搭乗したのは今回が最初で最後となる。


なお、その後ティラノレンジャーによって究極の守護獣、キングブラキオンが召還され、獣帝大獣神と合体して究極大獣神が誕生。
究極大獣神のグランバニッシャーによって残っていた大サタンも撃退された。


パワーアップするドーラモンスターはこの個体だけで、以後はパワーアップするようなことはなかった(正確にはドーラタロスがいるが、コイツは一度倒されたのをプリプリカンが回収して強化改造したので厳密には異なる)。


パワーレンジャーにて】

第23話「危ない仮装パーティー -Life's a Masquerade-」にてドーラフランケに当たる「フランケンシュタイン」(吹き替え:笹岡繁蔵)が登場。
後述する「ミュータイタス」(ゾンビフランケ)とは別個体としての扱いとなっている。

ジェイソンたちが通うエンジェルグローブ高校の仮装パーティーに潜入し、ドキータ粘土に当たる素材を採取してスーパーゴーレムを作るまでの時間稼ぎを担当した。
パーティー会場に潜入したからか周囲からは精巧に出来た衣装に勘違いされ、自身をからかってきたバルクとスカルを追跡したが、何かを察したビリーがフランケンシュタインを追跡した結果
洞窟で両者が鉢合わせとなり戦闘に発展。その後素材を採取し終えたリタが地表を割って抜け出し地震が発生し、明らかに日本家屋で出来ているラーメン屋が飲み込まれ、人々が逃げ惑う中パワーレンジャーたちとの戦闘となり、フランケンシュタインも巨大化した。

巨大戦では鎖付き鉄球とパワーソードをも受け止める腕力でメガゾード、合流したドラゴンゾードを圧倒したが、最期はメガドラゴンゾード(剛龍神)に敗退した。


ミュータイタス(吹き替え:相沢正輝)は第25話「大ピンチ!幻の島・パート1 -Island of Illusion, Part I-」にて登場。ローカー(大サタン)(吹き替え:宇垣秀成)と共にリタが呼び寄せたモンスターと言う扱いとなり、最初から巨大化した状態での登場となった。
フランケンシュタインと同様鎖付き鉄球や徒手空拳で応戦したが、戦闘開始間もない段階でローカーの息を浴びて(対して戦ってもいないのに)サタンフランケに当たる形態へと姿を変えた。
形態変化後にグリーンレンジャーとドラゴンゾードが救援に入ったものの、メガゾードとドラゴンゾードは溶解液を浴びて動きを封じられ、パワーレンジャーたちはリタの魔力で異次元の島に飛ばされてしまった。

戦闘は次回に持ち越され、第26話「消えるな!パワーレンジャー・パート2 -Island of Illusion, Part II-」でパワーレンジャーたちは島での試練を乗り越えて帰還し、強化ミュータイタスはウルトラゾード(獣帝大獣神)に敗退。
その後唐突に呼び出されたタイタヌスメガゾード(キングブラキオン)とウルトラゾードが合体したメガウルトラゾード(究極大獣神)の一撃により、ローカーは撤退した。




追記・修正は素手でラーメンを食べながらお願いします。

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最終更新:2023年02月20日 08:11