13日の金曜日 PART2(映画)

登録日:2016/05/13 Fri 01:09:48
更新日:2023/07/12 Wed 07:12:04
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あの事件から数年――第2の惨劇は、その夜から始まった!



13日の金曜日 PART2』とは、1981年に公開されたアメリカのホラー映画。

スプラッターホラーの元祖としてブームとなった『13日の金曜日』の続編。
本作から殺人鬼ジェイソンが本格的に登場することとなる。
また、登場する女性陣の露出度やエロシーンが前作より割増になり、それらの描写がシリーズの定番となった。



【あらすじ】

13日の金曜日に、静かなクリスタル・レイクで7人の若者たちが次々に殺され、唯一助かったアリスはその事件以後毎日のように悪夢にうなされていた。
そのアリスが何者かに襲撃され、大量の血痕を残して自宅から姿を消すという事件が起きた。

それから5年後、静けさを取り戻したクリスタル・レイクに再び指導員候補生の若者達が訪れた。
クリスタル・レイクの近くのキャンプ場でのカウンセラー・トレーニングに参加するために集まったのである。
その夜、指導員のリーダーが、クリスタルレイクにまつわる怪奇伝説を物語る。
しかし話が終わり解散になった後、怪奇伝説に出てきたジェイソンが本当に現れ、次々と指導員達を殺害し始める……



【登場人物】
※日本語吹替は地上波で放送された当時の音声であるが、前作と違ってDVD&BDには収録されていない。

  • ジニー・フィールド(演:エイミー・スティール/吹替:榊原良子)
本作のヒロイン。
キャンプ指導員トレーニング・センターのリーダー補佐。都市伝説化したジェイソンの存在を真剣に考えようとしており、中盤で本当にジェイソンが現れた際にはジェイソンの母親のフリをして襲撃を切り抜けようとする場面があった。また、『13日の金曜日』シリーズで最初にチェーンソーでジェイソンに立ち向かっていた。某チェーンソー使いと違って威嚇程度であったが。
前作のアリスと同様、色気が控えめである。ちなみに終盤でベッドの下に隠れるシーンでは恐怖のあまりその場でオシッコを漏らしていた。
恋人ポールとのキスシーンやセックスの事後シーンがありながら生き延びたすげえやつ。


  • ポール・ホルト(演:ジョン・ヒューリー/吹替:野島昭生)
キャンプ指導員トレーニング・センターのリーダー。ジニーの恋人。
真面目な性格であるが、多少くだけた所もあり、まさにリーダー向けの人物と言える。


  • アリス・ハーディー(演:エイドリアン・キング/吹替:滝沢久美子)
前作のヒロイン。
クリスタル・レイクで起きた惨劇の唯一の生き残りで、事件から2カ月経った後も惨劇の記憶が薄れずに毎夜悪夢にうなされる日々を過ごしている。なお、前作よりも髪が若干伸びている。
事件のトラウマに悩まされながらもその悪夢を克服しようとするのだが、親に差し伸べられた救いの手も振り払って事件現場の近くの町で一人暮らしを始めたのが運の尽きであった……
終盤では白骨化した姿で登場しており、何故かジェイソンの山小屋に安置されていた。


  • テッド・ボーウェン(演:スチュー・チャーノ/吹替:古川登志夫)
本名はセオドア。指導員訓練生その1。
明るく陽気な性格のお調子者。
中盤ではポール達と共に町のバーに出かけており、最後までバーで飲んでいたため、ジェイソンに殺されずにすんだ。


  • ジェフリー(演:ビル・ランドルフ/吹替:中尾隆聖
指導員訓練生その2。
シリーズには欠かせないリア充であり、恋人のサンドラとエッチするシーンではお約束と言わんばかりにジェイソンに殺害されてしまう。


  • サンドラ・ダイアー(演:マーター・コーバー/吹替:高島雅羅)
指導員訓練生その3。
ジェフの恋人である肉食系女子。「血のキャンプ場」に行こうと強引にジェフを誘うが、保安官補に見つかり怒られる。
ちゃんと謝るあたり、根は真面目な模様。
中盤でジェフとエッチしていたところ、部屋に侵入したジェイソンに2人仲良くヤリで串刺しにされて死亡。
ちなみにのちの4作目では彼女の兄が登場している。


  • スコット・チェイニー(演:ラッセル・トッド/吹替:村山明)
指導員訓練生その4。
テリーに好意を抱いており、後述の場面で彼女の服を持ち去るというイタズラをしでかす。いいぞもっとやれ
その後、悪ふざけをしていたところを運悪く森に仕掛けられたトラップで逆さ吊りにされ、トドメと言わんばかりにジェイソンに鉈で頸動脈を切られて死亡。


  • テリー・マッカーシー(演:カーステン・ベイカー/吹替:横尾まり)
指導員訓練生その5。本作におけるエロ要員。
スレンダー体型の美女でスコットのちょっかいに困っている。
中盤では何と服を脱いで全裸姿になって湖を泳いでおり、上記のセクハラをされた際には当然マジギレしていた。
最期はいつのまにかジェイソンに殺された。


  • マーク・ジャービス(演:トム・マクブライド/吹替:田中秀幸)
指導員訓練生その6。
バイク事故が原因で両脚が不自由で常に車椅子に乗っている。
最期は背後から襲ってきたジェイソンに鉈を顔面に叩きこまれて死亡。


  • ヴィッキー・ペリー(演:ローレン=マリー・テイラー/吹替:不明)
本名はヴィクトリア。指導員訓練生その7。本作における色気要員。
マークに惚れているリア充でマリファナを吸っている。彼と部屋に二人きりになるや、アプローチは急激に加速。
更にはエッチの準備として勝負下着にはき替えてパンモロを披露していた。
その後、マークを探しにバンガローに戻ったところ、ベッドに隠れていたジェイソンに殺害された。
シリーズ初登場の処女キャラクターだったが、あっけなく死亡した。


  • ラルフ(演:ウォルト・ゴーニー/吹替:不明)
前作に登場した怪しげな老人。
本作でもキャンプ場を訪れて予言者気取りで若者達に不吉な警告をするのだが……


  • ウィンズロー保安官補(演:ジャック・マークス/吹替:不明)
クリスタル湖周辺を巡回してる警察官。
パトカーで巡回している最中に偶然ジェイソンを発見し、あろうことか彼の後を追うという死亡フラグを立ててしまう。
ジェイソンが住んでいる山小屋であるものを発見したところを背後からハンマーで撲殺された。


もはや説明不要の殺人鬼。
前作とは打って変わって大人の姿で登場しているが、まだホッケーマスクを着用しておらず、代わりに布袋を頭に被っていた。
オーバーオールを着てピッチフォークやツルハシを持っている姿は農夫のようである。歩いて追いかけてくるのに余裕で追いつく印象のあるジェイソンだが、本作では動きが機敏で全力疾走で追いかけてくる。
素顔は相変わらず醜悪であるが、歴代のジェイソンと比べると髪がフサフサしていて長髪であった。
ちなみに素顔を演じたのはウォーリントン・ジレット。


ジェイソンの母親。
前作で起こした殺人事件の際、被害者の一人であるアリスの反撃によって首を鉈で切断されて死亡。
回想場面で生前の彼女が登場しているが、前作よりもやや明確に殺人の動機を語っていた。
セックスに夢中で監視を怠ったキャンプ指導員もそうであるが、ぶっちゃけキャンプ場のクソガキ共がジェイソンをイジメさえしなければ惨劇は起こらずに済んだ。



【余談】

アリスを演じたエイドリアン・キングは2作目以降にも続投するはずであったのだが、『13日の金曜日』の出演で狂信的なストーカーに狙われるようになり、命の危険にさらされるようになってしまった。*1
追い詰められた彼女は2作目の冒頭で殺されるように脚本を書き換えてもらう形で女優を休止、しばらくの間絵画に精を出していた。

その後、2008年には映画「HIS NAME WAS JASON ~「13日の金曜日」30年の軌跡~」の出演をオファーされ、カニンガム監督をはじめとする歴代のスタッフやキャストと共に同作に出演していた。





追記・修正は、ジェイソンの母親のコスプレをしてからお願いします。

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最終更新:2023年07月12日 07:12

*1 エイドリアンを追跡したストーカーはわざわざ彼女のアパートにまで押し入ってドアを壊そうとしていたとの事。