牙狼 -GARO- -魔戒烈伝-

登録日:2016/05/07(土) 01:25:22
更新日:2024/04/15 Mon 19:01:43
所要時間:約 37 分で読めます






―私がご案内いたします。―



牙狼 -GARO- -魔戒烈伝-とは、雨宮慶太原作・総監督の『牙狼-GARO-』第8期テレビシリーズ。
前番組はアニメ第二作『牙狼 紅蓮ノ月』。


【-概要-】

牙狼10周年記念作品の一環として、2015年11月にCS放送・ファミリー劇場とドワンゴ社配信・ニコニコ生放送で同時放送された金狼感謝祭2015にて、「牙狼10周年オールスター作品」として本作が発表された。
その名が示す通り、雨宮氏が総監督を務めた『鋼牙狼』シリーズおよび『魔戒ノ花』以外にも、両作と別世界観の『流牙狼』シリーズ*1のキャラクターも登場する。

今作品は、各話ごとに独立し、それぞれ異なるキャラクターが主人公とするオムニバス方式のショートストーリー方式で展開。
本作はシリーズを統括する雨宮氏の意向により「キャストは誰が登場するのかは本放送にて初めて知ってもらいたい」という意向により、メディアへの露出は徹底して禁止されている。次回予告は文字のみ、かつキャスもは本放送まで非公開とされ、公式ホームページも本放送が流れるまで情報が記されない仕組みとなっている。
テレビ東京では2014年4月より始まった「魔戒ノ花」から金曜深夜1時枠で牙狼シリーズを放送しており、今作品の放送で、3年連続で『牙狼-GARO-』シリーズを放送していることになる。
牙狼のテレビシリーズは基本的に2クール放送されることが基本だが今作は1クールのみとなっている。
また、本放送開始の4月8日(金)から二週間後4月23日(土)でもファミリー劇場で『魔戒指南』も放送。魔戒歌劇団の四名による女子トークで裏話も聞けることであろう。

エンディングは魔戒歌劇団が歌う「篝火ノ夢」。


【登場人物】

  • 倉橋ゴンザ
演:螢雪次郎(エンディングのクレジットでは「ゴンザ」表記)
冴島家にて冴島大河冴島鋼牙冴島雷牙と三代に渡り代々仕えてきた忠実なる執事。
第5話では夜の冴島邸にて1人でお酒を嗜んだり*2かなり砕けた言葉遣いになったりとレアなゴンザが見れた。
恐らく日頃のストレスがかなり溜まっていたのだろう…ゴンザさん、お疲れ様です。
第6話では猫舌と判明したりもした。
第8話では某ピンクのハートの人の変身完了後宜しくハートの形をした腕のアップから始まる。
本作品において唯一のレギュラーキャラであり、同時にストーリーテラー役として毎話起こる出来事を視聴者に伝える。



※その他の登場キャラクターは各エピソードごとに紹介。ネタバレ禁止のためクリックの際は要注意


【各エピソード】


+ 第1話「鎮魂歌」
『守りし者』……
魔戒騎士魔戒法師は人々からそう呼ばれています。
それは、魔獣の魔の手から我々を守るという意味だけではないのです……。


【ストーリー】
女魔戒法師・烈花は、突如現れた謎の老人に「行方不明の孫を探してほしい」と頼まれる。
老人の正体はユキヒデ。「守りし者」の英霊が暝る墓を守る男である。
彼の頼みを受けた烈花は、ユキヒデと共に英霊の地に向かう。


【登場人物】

  • 烈花
演:松山メアリ
第1話の主人公。
牙狼-GARO- RED REQUIEM』より登場した女魔戒法師。相変わらず男勝りで一人称は『オレ』。
ユキヒデに頼まれ、彼の孫であるヒバナを助けるために英霊の地に向かう。
英霊の地にて魔戒騎士の亡霊を見て、自らの力で苦しむ彼らを鎮められないことに葛藤する。
今回は今まで使っていた法術や体術の他に、牙狼の幻影を召喚し亡霊たちの苦しみを鎮めるといった術も使った。
そしてエロ同人誌の如く英霊たちに取り囲まれる……ホント、エロい危機に定評がある人だ。

  • ユキヒデ
演:本田博太郎
英霊の地の墓を守っている老人。
孫であるヒバナが突然行方不明になり、心配で探しにいった先で魔戒騎士の亡霊に襲われる。
リアクションの一つ一つが凄いオーバー。
ウンメイノーのパパではないし、ましてやスペースショッカーの軍師でもない。
実は本編開始前には既に死んでおり、英霊となりヒバナを助けて欲しいと烈花の前に現れていた。

  • ヒバナ
演:小柳まいか
ユキヒデの孫娘。
薬草を摘むといって出た先で魔戒騎士の亡霊に教われてしまい捕らわれていた。
前述の通り、ユキヒデは既に故人となっているため、祖父から墓守りの役を受け継いでおり、薬草は彼が好きな薬草だったから摘みに来ていたらしい。

  • シグト
演:倉貫匡弘
烈花と同じく、『牙狼-GARO- RED REQUIEM』より登場。
冒頭にて烈花と手合わせをしていたが、やっぱり敗北。
これでも「かなり腕をあげており、倒すのに時間がかかった」(烈花曰く)らしい。

  • ケンギ
演:津田寛治
烈花、シグト共々『RED REQUIEM』より登場。
烈花の父たる魔戒騎士であり、既に故人。
しかし、魔戒騎士の亡霊を苦しみから解き放たせることができず苦悶にあえぐ烈花の幻に現れて、烈花を励ました。




守りし者の魂は、たとえ肉体が滅んだとしても
決して消えることはない。
その強い志と熱い願いが、受け継がれて行くのですから。
永遠に……


+ 第2話「天満月」
出会い……
人が生きていくなかでは、沢山の出会いがある。
出会いは縁であり、運命でもある。
そして後に絆となったり、友情となったりする。
もしもそれが、最悪な出会いだったとしても……




【ストーリー】
魔戒法師・アミリは、仲間の魔戒法師と共に霊獣の毛皮を届けるために火群の里へと赴くが、その矢先で野良魔獣の群れに襲われてしまう。
リーダーであるキサラが傷つき、恐怖に怯えるアミリ。そんな彼女たちの危機を救ったのは、魔戒騎士・ジンガだった。
ジンガは霊獣の毛皮を取り返すため、なぜか半ば強引にアミリを指名し、共に魔獣退治に向かう。

【登場人物】

  • アミリ
演:松野井雅
第2話の主人公。
牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔』に登場した、『ホラー喰いのホラー』。
このエピソードでは妖艶さはなりを潜めており、かなり気弱な魔戒法師であった。
実力もまだまだ半人前であり、道中よく転んだり、焚き木を拾っては荷袋に入れ続けて必要な魔導具を取り出せない、とドジを重ねるため
道中の仲間たちからも見下されがちだが、法師としての潜在能力は高く、ジンガと共に戦い魔獣を討滅した。

  • ジンガ
演:井上正大
第2話におけるもう一人の主人公。
『-GOLDSTORM- 翔』のラスボスである『ホラー喰いのホラー』。
このエピソードではゲロ以下のにおいがプンプンするクサレ外道の極みさはなかった。
「霊獣の毛皮」を受け取る依頼をカガヤから請け向かっていた矢先、魔獣の群れに襲われたアミリら女魔戒法師一行を救い、アミリと共に魔獣退治に向かう。
この頃はオレサマ気質でかなり気が強く、物言いもかなりキツかった。
その姿からほとんどの視聴者は某もやしを思い出したとか無いとか。
魔戒剣と鞘を巧みに使い魔獣を討滅する姿から、『神の牙』という異名を持ち、守りし者たちにもかなり知られていた。

  • キサラ
演:江口ヒロミ
女魔戒法師一行のリーダー。
誰に対しても気遣う献身的な性格で、同行する仲間らとは違い、よくドジをするアミリにも優しく接している。
道中でホラーを襲われ奮闘するが、アミリを助けるためにホラーを攻撃するが、その後ホラーに襲われて足を怪我してしまう。
江口女史はシリーズではよくホラーになっては魔戒騎士に討滅される役だったが、今作でめでたく守りし者を演じられた。

  • ズーナ
演:芹沢みずき
  • ユメカ
演:東條公美
女魔戒法師一行のメンバーでアミリの仲間。
よくドジをするアミリに対してはかなり鬱陶しそうに接している。
とはいえ、決して邪険にしてるわけでなく、彼女に大事な霊獣の毛皮を託し自身らは魔獣を迎え撃つなど、案外仲間思いな一面をも持つ。

  • ヒカゲ
演:奥井雅美
『-GOLDSTORM- 翔』に登場した、『炎群の里』の女魔戒法師。
冒頭にて複数の素体ホラーと戦い倒していくが、魔導筆の力が衰えてしまい苦戦、カガヤに助けられて事なきを得た。
歴代牙狼シリーズのOPを歌うグループとは関係ない……かもしれない。

  • カガヤ
演:真夏竜
ヒカゲの仲間である魔戒法師。
冒頭にて素体ホラーと戦っていたヒカゲに加勢して素体ホラーを倒す。
指輪はしてるが獅子の瞳は輝かない。




……そうそう。
出会いが、後に愛へと変わることを忘れていました。
……果たして、それが幸せとは限りませんがねえ……ううむ。



+ 第3話「無頼漢」「処方箋」
災いというものは、予期せぬ時にやってくるものです。
あり得ないタイミング。
あり得ない場所。
あり得ない状況で。
仮に予期できていても防げない……
それこそが、災い。


―無頼漢―

【ストーリー】

崖の上の砦では、ホラー達が屯する酒場「Jack Pot」がある。
いつものように屯していたホラー達だったが、突如天井を突き破りホラーが落ちてくる。
炭酸の抜けたぬるいビールを口にし、そのホラーは自らが属する『第一砦』がたった一人の魔戒騎士によって全滅させられ、自らはこの『第二砦』に逃げて込んできたのだと伝える。
ホラーの情報を聞き、攻撃の隙を狙って攻撃してくる魔戒騎士を迎え撃つためにホラー達は武器を準備して迎え撃つ。果たして……?

【登場人物】

  • ジャン
演:吉田ウーロン太(フラミンゴ)
『第一砦』から逃げてきたデブホラー。
第3話Aパートは彼の視点から見ることが多い。
自らが見たという魔戒騎士を砦のホラー達に伝えた後、魔戒騎士がどこから現れたのかを思い出すが……。
だが実際は囮のために逃がされただけであり、魔戒剣を手放した隙をつこうとするが結局斬られてしまい討滅されてしまう。ナムミダブツ。

  • ゲゲム
演:辻本耕志(フラミンゴ)
  • ガガル
演:斉藤一平
  • ババロ
演:こしげなみへい
『第二砦』の「Jack Pot」にて飲酒や賭博を楽しむホラー。
白いバンダナでブーメラン使いがゲゲム、口笛が下手な暗器使いがガガル、無駄によく動くジャックナイフ使いがババロ。
ジャンの話を聞いて、仲間と共に『第一砦』の弔い合戦に燃えるが……。

  • ケーン
演:吉田瑞穂
  • ビーン
演:坪谷隆寛
  • ジーン
演:日野綾子
『第一砦』の名うてのホラー。
ケーンは早撃ちが得意なガンマン、ビーンはビリヤードを得意とするスキンヘッド、ジーンはカルメンにも似た容姿でダンス殺法が得意な『第一砦』のマドンナ。
いずれも魔戒騎士に討滅されてしまい、特にジーンの最期はジャンも思い出すたびに慟哭するほどであった。

演:松田賢二
牙狼-GARO- MAKAISENKI』に登場した魔戒騎士。
第3話Aパート真の主人公であり、ジャンを除く『第一砦』のホラーをすべて討滅した魔戒騎士の正体。
潜入の際は『食料』を入れる檻に入ってホラーが全員集まり、討滅するチャンスを伺っており、『第二砦』のホラーが全て集まったところで姿を表し、慈悲もなく次々とホラーを斬っていく。
ちなみに彼は本シリーズにおいて初めて鎧を召喚した魔戒騎士である。*3
しかし、ジャンを他の砦の案内役としてあえて泳がせておいたのに、襲われた際にウルバの声に応えて咄嗟に討滅してしまい、最後の『第三砦』の場所が分からなくなったことを彼に指摘されてから気付くなど、今までに見せたことのない天然な一面も垣間見えた。



―処方箋―

【ストーリー】

魔導具の少女・マユリはゴンザの使いで、魔界竜の稚魚が泳ぐ絵画を手にし、とある紅茶専門店に訪れる。
その店は、ゴンザの旧友であり、元・魔戒法師でもあるアンナが経営していた。
マユリはアンナに、稚魚の絵を直してほしいと頼むが、突然稚魚が絵の中から逃げ出してしまい、二人で稚魚を探すことになる。


【登場人物】

  • マユリ
演:石橋菜津美
牙狼-GARO- 魔戒ノ花』のヒロインたる魔道具の少女で、第3話Bパートの主人公。
ゴンザに頼まれて魔戒稚魚が書かれた絵画*4を直してほしいとアンナの店に訪れる。
お腹はすいていないと最初は言っていたが、最後には紅茶を飲み、アンナに「またいつでもおいで」と抱きしめられ、嬉しそうに帰っていった。母のぬくもりを知らない彼女には、アンナの抱擁はこの上なく暖かいものだったに違いない。
相変わらず不愛想だが、かつて「美味しいということがわからない」と言っていた彼女も、すっかり「美味しい」と言えるようになったことから、第3話Bパートは『魔戒ノ花』最終回以降の出来事と思われる。

  • アンナ
演:松坂慶子
『魔戒ノ花』第10話「食卓」に登場した元・魔戒法師で、ゴンちゃんことゴンザの昔なじみ。
ビストロとは別に経営する紅茶専門店『Anna』に訪れたマユリが持ってきた絵画の稚魚が逃げ出したため共に探して捕まえる。
逃げた稚魚の思いを読み取り、その思いをマユリに伝えたり、絵画を出たがる稚魚をまだ早いと促したりした。
また魔戒法師の本来のあり方をマユリに教えたり、引退した身でありながらもまだ『守りし者』の誇りを持ってることを伝えた。


人が人を想う心……
それは、時すらも超えて伝わり、そして届くもの。
あなたが誰かを想う心だけでなく、
あなたのことを想っている誰かの心も同じではないでしょうか?
……あなたは、それに気づいていますか?




+ 第4話「異邦人」

人の心というものは、厄介な事に目に見えません。
だから人は言葉や表情で伝えあう。
誰かを想う気持ちは、心の中に確かに存在するのです。


【ストーリー】

流牙と一時的に離れ、魔道具を回復させるため1人で行動していた莉杏。
突然彼女に絡んできたチンピラ達だったが、それを1人の青年・タクミが止めに入る。
逆にチンピラにやられてしまう青年に見かねた莉杏は、あっさりとチンピラ達を退ける。
やられたタクミを気遣う莉杏は、一緒に生活していく内にタクミの純粋な気持ちに興味を引かれていく…

因みに時系列は『GOLD STORM-翔-』の映画とテレビ版第1話の間に当たる話となる。*5


【登場人物】

  • 莉杏
演:南里美希
牙狼-GARO- 闇を照らす者』および『-GOLD STORM- 翔』のヒロインたるギャル系女魔戒法師で、第4話の主人公。
身に着けている魔導具の力が弱まっており、ある街の特定の場所で月光を導具に当てて回復させようと訪れたが、タクミと出会ったことがきっかけで一時的に寝泊りすることに。
最初は「どうせ記憶を消すのだから」と距離を詰めていくことに躊躇いを感じていたが、生活の糧として魔導具を売ろうとした彼の姿に一度は幻滅。
やがて、魔導具の回復させる儀式を手伝わせる中、彼の夢に対する実直な思いに興味を引かれていき次第に距離を詰めていく。

  • タクミ
演:秋本雄基
当たり屋で生計を稼ぐチャラ男だが、うまくいかない日々を過ごし続ける。
そんなある日、偶然莉杏のグンバツの脚と谷間に見惚れ、
チンピラに絡まれているのを助けようと張り切るが、逆に返り討ちにあってしまい結局彼女に助けられてしまう。
莉杏に助けられ「(ねえ)さん」と慕い、宿を探す彼女を家に泊まらせる。
以前はホテルの料理人をしていたが稼ぎが悪いのを理由に辞めており、それ以降様々な職を転々としては長続きせずに辞める日々を繰り返し、その点を莉杏に指摘される。
実はこの街に来たのは金のためでも夢のためでもなく、軽薄な自分を信じてくれる恋人がまぶしすぎたため、逃げるように訪れていたが、莉杏との交流とホラーの戦いで態度を改めるのだった。

演:栗山航
『闇を照らす者』および『-GOLD STORM- 翔』の主人公を務める熱血黄金騎士。
莉杏と一時的に別れて、ホラーと戦っていた。
戦闘終了後、莉杏と再会。「今、莉杏と一緒に戦っているような気がしたんだ」と彼女に伝える。


顔を会わせていなくても、言葉を交わせていなくても
想いは通じ合う……
その絆が、人を強くするのです。




+ 第5話「騎士道」
誰だって、迷い悩む事があります。
前に進むのか……後ろに下がるのか……
手に入れるのか……手離すのか……


【ストーリー】

魔戒法師にして魔戒剣の使い手・ユナ。
亡き父クロウドの腕の骨を、お守役相棒たる魔戒法師カインの秘術で埋め込まれた彼女は、父の鎧を纏えない自身を中途半端な存在だと感じ、密かに悩む日々を送っている。
そんなある日、番犬所から「謎の鉄騎を二人で討滅せよ」との指令を受けるが、互いに噛み合わないまま行動を開始してしまう。
絶狼-ZERO- BLACK BLOOD』と『MAKAISENKI』、両作の後日談を兼ねたクロスオーバー回ともいえる。

【登場人物】

  • ユナ
演:小島梨里杏
『BLACK BLOOD』のヒロインで、第5話の主人公。
父の仇たるホラー・リングを討滅した後、魔戒剣と魔導筆を共に振るう『魔戒剣士』を自称する。
未だに強くなって父のような魔戒騎士になりたいと願う一方で、自らが女であることに複雑な感情を抱いており、
カインに「女である自身には限界がある、魔戒騎士にはなれない」ことを指摘されて、つい反発してしまうこともある。
鉄騎討伐の指令を受けカインと共に討伐に向かうが、道中で言い合いになってしまい互いに別行動をとってしまう。
謎の鉄騎に襲われた際は魔戒剣で戦うことに拘るが、最終的には魔導筆を手に取り立ち向かう。
そして脱いだり、父の形見のミサンガとセットで太ももアップをされたりする。
その後、レオに元老院に来ないかと誘われるが、最終的には誘いを断り、カインと共に戦う道を選んだ。ラストは母さん譲りの『癒しの歌』も歌ったよ!

  • カイン
演:武子直輝
『BLACK BLOOD』に登場する、自称天才魔戒法師。
相変わらずの軽率な口の軽さが原因でユナと口論、半ば喧嘩別れに近い形になるが後に和解する。
鉄騎が襲ってきた際は謎の魔戒法師に襲われ、負傷してしまう。
なお、ユナと別れた際、どこからともなく取り出した『麦飯』ことビールを飲んでしまう。任務中にヤケ酒はやめようよ…。

演:中村織央
『MAKAISENKI』に登場した元老院の騎士。
鉄騎に苦戦するユナの前に狼怒の鎧を纏い鉄騎を倒した。
彼もまた、ユナと同じく魔戒騎士であり魔戒法師であり、中途半端な騎士である彼女に「大事なのは騎士としての誇り」だということを伝えた。
実は、今回の指令は彼が出したものであり、ユナに襲い掛かった謎の鉄騎は彼が力を確かめるために使った魔道具であり、
何故かと問うユナに対し、彼は元老院に相応しいだけの力があるかを確かめるためであり、そのために今回の指令を出しており、ユナがそれだけの力を持っていたため元老院に来ないかと誘う。
またユナやカインのことはあの人から聞いているらしい。
ここまで見れば分かると思うがカインを襲ったのもレオであり、その目的も彼の実力を確かめるためである。その結果はカインの惨敗、しばらく左脚を引きずるはめに…。さしもの天才魔戒法師も閃光騎士の前では形無しだった。


迷う、悩むは人間が持つ素敵な力。
正しい答えなどありません。
あなたが、あなた選んだ答えが、正解なのです……。


+ 第6話「根無草」
一匹狼……
それは、孤独に生きる者達の称号。
彼らは、家族も仲間も必要としない……
そんな生き方、寂しくはありませんか……?


【ストーリー】
女魔戒法師・媚空。
闇に堕ちた騎士や法師を狩る『闇斬師』の異名を持つ彼女は、今日もひとり己の鍛練に励んでいた。
森に生えた木を媒介にした使人相手に己の技を磨く最中、彼女はある気配に気づく。
その主は、女魔戒法師・エリカ。彼女の背中には荷袋があり、その中には赤鞘の法剣が入っていた。
興味ないと媚空はその場を立ち去ろうとするが、エリカは勝手に彼女の後をついて行き……。

【登場人物】

  • 媚空
演:秋元才加
第6話の主人公。
『魔戒ノ花』第18話『紅蓮』より登場した、孤高の女魔戒法師。
中の人が合気道をやっているだけあって、冒頭の鍛錬の型も様になっている。
鍛錬の最中、エリカの気配を察知。その事情を聴きながらも無関心を貫くが、見ず知らずの他人である彼女に水筒を手渡したり、寝床で空腹を見抜き干豆を手渡すさりげない優しさに対し、「いい人だから」と一度は宝剣を手渡す彼女の言葉を「簡単に信用するな。軽い口は命を落とす」と真っ向から否定し返還するが……。
宝剣を抜き就寝中の彼女を殺そうとしたエリカの殺気には既に気付いており、これを一蹴。自分を斬れないと言い放ち、任務に失敗したエリカを襲った使人を全て倒し、彼女に命令を強いていた謎の存在を『光矢流星』で葬り去った。

エリカ
演:桃瀬美咲
山道を歩きづらそうなロングブーツと白い魔法衣が目を引く女魔戒法師で、川辺に気配を隠していた所を媚空に見破られてしまう。
とある村を襲った謎の病気を治すため赤鞘の法剣を持ち帰る最中だった。
媚空とは対称的に天真爛漫で明るい女性だが、魔導筆を用いた術に関しては、夜の山道を照らす術『光拝照夜(こうはいしょうや)』はまともに使えないが、村の子供達が喜ぶからと干豆などを苺に変える術なら使える。味は保証しないけどね。
仲間を必要としない媚空の佇まいに対し、誰も助けてくれない状況に、怖くはないのかと問うが……。
司城家の三女ドジっ娘妖怪ハンター獰猛の戦機の部下2代目シャリバンのパートナーなど、似たような人があちこちで発見されているがみな他人の空似である。
実は彼女の正体は媚空の命を狙う暗殺者で(謎の声からは『18号』と呼ばれていた)、そのために媚空に着いてきてチャンスを伺っていた。
主から媚空を殺せば見逃してくれると言われていたが、頑ななまでに媚空を殺すことに戸惑いを覚える。
結局任務に失敗し使人に殺されかけるが、最後には『光拝照夜』で媚空の死角を突かんとした使人を照らし逆転の機会を作る。そして、「その優しさがお前の強さだ」と諭されるが、「還る場所などない、いずれ斬られる」と自身を卑下る彼女に対し、媚空の「戦え……自分自身と。生き続けろ」という言葉を受け、「どこまでも生き抜いてやる」と決意。一礼しその背中を見送るのだった。
エリカたちを差し向けた主の正体は不明のままでエンドタイトルでのキャスト表記も「男」のままだったが、媚空の職を考えると彼女を妬む堕ちた魔戒法師かと思われる。
なお、Bパートの廃屋でのアクションはノースタントで行っている。秋元女史はともかく、桃瀬女史の体を張ったアクションも必見。


家族や仲間がいれば、別れや裏切りがある。
それほど、悲しく辛いことはありません。
だから、人は時に孤独な道を選ぶのかもしれません……。




+ 第7話「転校生」
青春……
誰もが経験する、素晴らしい時。
輝かしい時代。
しかし……それを謳歌できない人も中にはいるようで……。


【ストーリー】
伝説の魔城・ラダンとの戦いを終えて間もない頃、魔戒法師・ガルドの妹ハルナは、誠愛館高等学校2年C組の転校生『火群(ほむら)ハルナ』として初日から級友らと仲良くなり、楽しくもドタバタした1日を過ごしていた。
休み時間、天文部部長のイブキとぶつかり、望遠鏡を弁償しろと問いただされてしまう。
そんな彼女を助けたのは同級生のメグル。
ハルナは上級生のイブキにも気圧されず彼女を庇うその姿が気になってしまい……。
時を同じくして、魔戒騎士たる秋月ダイゴは学校にホラーが潜入するのを見つけ、学校に潜入するが……。

牙狼で学園と聞いて『闇を照らす者』の第10話『誓 Promise』を連想するファンもいるようだが、この話のAパートは全体的に牙狼色が薄めで、学園ものに近い空気を持つ。

【登場人物】
  • ハルナ
演:小松もか
『-GOLD STORM- 翔』に登場した女魔戒法師で、第7話の主人公。
もともと体が弱かったこともあり戦闘もできないため、兄であるガルドの薦めで魔戒法師を辞め普通の生活を送ることを薦められる。
慣れない環境の中でアタフタしながら、仲良くなった級友に支えられながら学校生活を送る。
体育の授業は苦手だが魔戒法師であるがゆえの賜物か、数学とかは得意。
最初は普通に学生生活を送っていたがダイゴが現れたのをきっかけに、喰った人間に化けるホラー・カムファントから級友を守るため、再び魔戒法師として魔導筆を振るう。
……相変わらずホラーを見て驚く癖は治っていないようだが、気にしちゃいけない。
そして、ダイゴがカムファントを倒した後、メグルがミキが作ったベースボールのお守りを大事に持っていたことに気付いて人知れず学校を辞め、兄と同じ魔戒法師としての道を歩むと決意する。記憶とか消さないのか、とツッコんではいけない。

演:脇崎智史
『-GOLD STORM- 翔』に登場した、導師の称号を持つ魔戒騎士。
ハルナの通う学校にホラーがいることを確認して教師として潜入。*6
「ペンを落としてはならない……ペンは学生の命だ。ペンを用いて培われた学力がt(ry」
JKに長々と謎の力説を説いたが、長すぎて台詞がカットされたり魔法衣を着たまま昼の学校に堂々と入ろうとしたり警備員に身分確認をされたときに堂々と「ない!!」と言った後正面から入ろうとするが阻まれたりホラー相手をホイッスルで威嚇したり…と、どことなくギャグキャラと化している。
だが決めるところは決める。魔戒騎士としてカムファントが水商売の女やイブキに化けようともきっちり教育的指導。顔を容赦なく蹴っては投げ飛ばす。
流石ダイゴさん!!俺たちに出来ないことを平然とやってのける!!そこにしびれる憧れるゥ!!
「大勢の命……そして前途のある若い命を奪い……その上その姿を使って侮辱するとは、断じて許さん!!」

  • メグル
演:高野海流
ハルナの通う2年C組の級友。
かつては野球部でエースをしていたらしいが、不良に絡まれた下級生を助けようと暴力を振るってしまい、出場停止の責任を取って自主的に退部、不良の真似事をする日々を送る。
イブキに問い詰められていたハルナを助け、同じ両親を亡くして独り暮らしの彼女とは奇妙な縁で結ばれ、徐々に距離が縮まっていく。
ハルナがカムファントに襲われている際は、敵わぬ相手と知りながらもハルナを守るため自らホラーの前に立ち塞がり全力で守る。
事件が終息した後、再び野球部に復帰し昨晩のことは誰にも言わないと約束するが、結局それがハルナと交わした最後の会話となってしまった。切ない……。

  • 田中ミキ
演:大熊杏実
  • サエコ
演:早咲心結
2年C組の級友で、ハルナとは転入早々友人となった。
ミキはイブキが部長を務める天文部の部員で、未来の天文学者を目指している。また、メグルの過去を知る人物でもある。


その人にとって、懸命に駆け抜けた時代……
それが、青春。
青春時代がなかったとお嘆きの方……
あなたの青春は、これからかもしれません。



+ 第8話「絵空事」「試金石」
突然振ってきた、小さな幸せ。
できれば、大切に大切に育てて大きな幸せにしたいもんですな。
でもね……そんな幸せの結末は、ご存知の通り……。
大体決まったものなのです……。


―絵空事―

【ストーリー】

魔戒法師であるシグトは口笛吹ながら歩いていると、突如サルのおもちゃが頭に当たってしまう。
持ち主と思われる少女・サチからいらないものと言われながら、おもちゃを直し直接手渡すため彼女の家を訪れたシグト。
だがその少女は、「まだ壊れてるの、いーっぱいあるんだから!」とうっとおしそうに言い放つ。
結局、その壊れたモノの多くもシグトが直すことになり、奇妙な縁ができて……。


【登場人物】

  • シグト
演:倉貫匡弘
1話に続き再登場した魔戒法師で、第8話Aパートの主人公を務める。
偶然出会ったサチの玩具を拾い、直した縁からサチの母親(演:小橋めぐみ)と親しくなり一緒に過ごすことになる。
サチの母親の作ったクリームシチューを一生懸命に平らげる様を見たサチから「パパがいるみたい!」と褒められ、
やがて、『自分が魔戒法師じゃなかったら』と『奥さんと子どもの笑顔に包まれた、温かい食卓』を想い描き、『守りし者』の使命を忘れかけてしまう。
だが、そんな楽しい時間もほんの一握りのものでしかなかった。
ある日の夜、忘れ物をしたシグトを追ってきたサチの母親は、彼がホラーと遭遇し、号竜・コルトを召喚して懸命に立ち向かう様を目撃。翌日、サチとの約束を果たしに来たシグトは、彼女に二度と家に来ないでと告げられる。
「あなたと私達とでは、住む世界が違うんです」……サチの母親の言葉を受けたシグトは、少女の安全を思い、彼女のために買った海水用品を母親に託してその場を去ってしまう。
烈花と合流したシグトは、感情を押し殺し「魔戒法師にバカンスはないぜ!」と精一杯の痩せ我慢をする。溢れる涙を幼馴染に見せないように……。

  • サチ
演:竹内天音
シグトが出会った幼女で小学2年生。
病気がちで、父親を早くに亡くしたことも重なり少し生意気な態度をしている。
最初はシグトに対して生意気な態度をとっていたが、彼の姿を見ていくうちに父親の面影を重ねて、徐々に素直になっていき折り紙を教えたり、鬼ごっこして遊んだり…と本当の親子のように仲良くなっていく。
やがて、そのふれあいの日々の中でよく笑うようになり、体調も良くなった頃に彼と「海に行きたい」と約束を交わすが……。

  • 烈花
演:松山メアリ
1話に続いて再登場。
「自分が魔戒法師じゃない生き方を想像したことがあるか」、と不抜けているシグトに喝を入れるが無意味な行為だった。



―試金石―


【ストーリー】

闇の中で、二人の騎士が対峙する。
「俺に剣を抜かせるとはな……腕を上げたな。いや……本気と言うことか」
「ええ……本気です」
隠密の騎士『影の者』の隊師・毒島エイジとその愛弟子・クロウ。
クロウは魔戒剣を抜き、エイリスの封印を解いた師を睨んでいた。
パートナーである魔導具・オルヴァの言葉に耳を貸さず、師を斬らんとするクロウ。
闇から屋上に映り、剣と剣、円斬と術札、鎧と鎧がぶつかり合う中、己の甘さ・弱弱しさに流されエイジを倒せず翻弄されるクロウだったが、怒りでこれを振り払い反撃に転ずる。
そこに亡くなった筈の女魔戒法師・アカリがエイジを庇うかのように現れて……。

【登場人物】

演:水石亜飛夢
『魔戒ノ花』に登場した、幻影騎士の称号を持つ魔戒騎士で、第8話Bパートの主人公を務める。
エイリスの封印を解いたエイジを斬るために対峙するが、その弱さと師との思い出が阻んでしまい、倒すことを戸惑ってしまう。
怒りで己の弱さを振り払うが、アカリ(演:吉井玲)の幻影に困惑し魔戒剣を振るうのを躊躇ってしまう。しかし、「あなたの知ってる……昔の僕とは違う!!」とあえてこれを斬り払い、立て続けにエイジを突き刺して勝利。
その後、エイジのいる牢屋に場面転換。今までの決闘はクロウがエイジの迷いと闇を断ち切るため、両者の念で作り上げた空間内での決闘であり、これに勝利したクロウは、エイジから次の隊師はお前だと言われるが、あくまでも自分たちの隊師はあなただと労い、再び彼の下で働ける日を待つと告げた。

  • 魔導具オルヴァ
声:大関絵里
『魔戒ノ花』に登場したカメオ型魔導具で、クロウのパートナー。
エイジとクロウの決闘の際、エイジから「おもり」と挑発されるが、クロウから気にするなと励まされる。
かわいい。

演:哀川翔
『魔戒ノ花』に登場した元老院付きの魔戒騎士だが、アカリを蘇らせるためエイリスの封印を解いたことが『魔戒ノ花』の事件の引き金となった。
後に、「蒼の番犬所」の神官ジイルの命を受け自らを倒しに来たクロウと対峙。
取り返しのつかない、許されることのない罪と宿ってしまった心の闇の重さを知っており、これと共に生き続けなければならないと悟っている。
第8話Bパートは『魔戒ノ花』本編の後日談にあたり、エイジ自身は既に獄中の中にいた。
イメージ内の決闘に勝利したクロウに隊師の称号を与えると共に、彼に「優しさは、己の最大の武器であり心の隙であることを忘れるな」と告げる。
やがて、かつてエイジ自身がクロウに手を差し伸べた時の逆映しの状況に陥るが、まだ衰えてはいないとこれを払いのける。
その姿に微笑みながら一礼し去るクロウの背中をアカリの霊と共に見つめながら、エイジは強くなった弟子の姿を満足げに見やるのだった。



*7は、自分だけの力で咲くことはできない。
日の光や水の恵みを受け、育てる者の心を汲み取って咲き誇る。
そのすべてに答えた証……
それが花の美しさなのです。



+ 第9話「青二才」



今回は、ある青年の頑張りといいますか……
男の意地といいますか、
涙ぐましい努力といいますか……。
ともかく、それを御覧いただこうと思います。


【ストーリー】

若き魔戒法師である代知は、入心の術でとある青年の精神世界に入っていた。
実は、媚空から『街の誰かの心の中に仕掛けた3枚の札を揃える。もし、できなければ闇斬師になることを諦める』という訓練を課されており、2枚揃えた時点でその期限が次の日の朝まで迫っていた。
焦る代知は色々な人に対面しては3分間入心の術をかけていく中で、女性に暴力を振るっていた青年・ヒカルに出会う。
媚空から途中トラブルがあっても絶対に関与するなと言われていた代知だったが、女性の事が心配になり女性の後を付いていってしまう。


【登場人物】

  • 代知
演:須賀健太
劇場版 媚空-ビクウ-』に登場した魔戒法師で、第9話の主人公。
本編中、何故かやたら説明口調で見えない誰かに喋りかけている。
今でも闇斬師を目指しており、媚空の出した試練を受け、入心の術を使って手当たり次第にさまざまな人間の精神世界に入ることを繰り返していた。
冒頭部ではロックンローラー・カトー(演:LYDE)の内面*8街にいた女性には変人扱いされ、幼女とにらめっこしたり、生々しい音で寝るお爺さんにアタフタしたり、お婆さんの荷物を持ち、二枚目なゲイに全速力で追いかけられたり、挙げ句の果てに缶をポイ捨てしたチンピラ・ハシバ(演:堀井茶渡)にブチ切れられてグーパンされてしまい鼻血を出したり……と、散々な目に遭う。
媚空にかなりホの字…らしいが、あくまでも闇斬師として尊敬しているだけであって、不純な動機はない。ヒカルを喰わんとするホラーを前に打ちのめされても懸命に止めんとした。
実は手鏡越しからゴンザを見つめており、これまでの説明口調はゴンザへのメッセージだった模様。物語の〆にゴンザの精神世界に入り、「あなたの心に闇はありません!」と判断し、媚空の下へと戻った。


  • ヒカル
演:森本亮治
ダンサーをしている男性。
モテモテで女性には飢えておらず、しつこく詰め寄ってくる女性たちには飽き飽きしている。
しかし自身も浮気癖があり、女性達には上辺だけの口八丁で適当なことを言って付き合っておりあまり褒められた人間ではない。ダンスに集中するのもいいが携帯はマナーモードにしとけ。
自分を付け回していた、ある一人の女性・ユキノにビンタを振るったが、ユキノがホラーの本性を現した瞬間、これまでとは裏腹に滅茶苦茶ヘタレになってしまった。
間違ってもオレァクサムヲムッコロスなんて言わない。


  • ユキノ
演:青野楓
ヒカルのおっかけの一人だが、「女なんて吐いて捨てるほど居る」と自負するヒカル本人はそのアピールを鬱陶しく感じてならなかった。
ぞんざいに扱われた後、代知が入心の術で心に入りきれなかったことから、既に男にまとわりつくホラー・アンタイオスに憑依されていたことが判明する。
性格は「わたしのことが好き……?」と問いかける執拗なストーカーそのもので、ヒカルのような男が好み。理由は『美味そうだから』。その反面、代知は『不味そうだから』と蹴り技で一方的に痛めつけ、前菜として食おうと目論むが雷牙に阻まれる。
ホラー態は胸部にカラータイマー球体が施され、両腕に蝙蝠のよう翼を生やした禍々しくも艶めかしいもので、アニメ映画『DIVINE FLAME』に登場した陰我ホラー・クリムゾンゲイルを思わせる。
周囲に十字状の鏃を生成させ相手を串刺しにするが、牙狼の鎧を纏った雷牙の敵ではなかった。


演:中山麻聖
『魔戒ノ花』の主人公たる王子様系黄金騎士。
満身創痍の状態だった代知を喰らわんとするユキノ/アンタイオスの前にBGM:『冴島雷牙』と共に立ちはだかり、討滅する。
媚空とは旧知の仲で、代知のことは彼女から聞いていたらしい。
実は代知の探していた3枚目のお札は、雷牙が媚空から渡されて所持していた。
雷牙がアンタイオスを追って街に来ていることを知った媚空は、代知が試練よりもホラーから人を守ることを優先する『守りし者』の心を持っているかどうかを見極めようと、雷牙に最後の一枚の札を託していたのだ。
雷牙は『守りし者』として、男として立派に行動した代知に三枚目の札を渡し、試練の達成を認めるのだった。



これで彼も一人前の闇斬師になれるわけですな。
……しかし、ホッとしました。
私の心に、『闇』はないそうで……。
……あれ?何ですか、その疑いの目は。
私は潔白です!……多分。





+ 第10話「破天荒」
……誰しも、何か技を習得するために真剣に取り組んだことあるはず。
しかし…根気をつめればいいというものでは、ありません。
その突破口は、意外なところにあるのかも……。


【ストーリー】

伝説の魔戒法師と謳われるリュメは、山に籠り日々修行をしている。
その目的は、球体を出して対象を守りつつ周囲のものを吹き飛ばす究極の術『内守外滅の術』を会得するため。
しかし、未だかつて誰も会得したことのない術はリュメですら習得できない強力なものであった。
「未だ私は、守るべき者も守れず……己の法力さえも抑えられぬ……」
強大なる力を制御できないリュメは、自らの過ちに苛まれ続ける。
そんなある日、とある二人組がお宝を求めてとある宝物庫に忍び込む。
そこで彼らは赤い札の貼られた黒い大箱を見つけ出し、あの手この手で箱を開けんと悪戦苦闘する。
しかし、彼らは知らなかった。その中には宝ではなく古のホラーが眠っていたことを……!

凸凹コンビの軽妙な掛け合いと女戦士とのやりとりは、雨宮監督の代表作『ゼイラム』シリーズを思わせる。


【登場人物】

  • リュメ
演:桑江咲菜
第10話の主人公を務める、『-GOLD STORM-翔』に登場したラインシティの魔戒法師にしてシリーズ史上最高のホワイト上司
かつての戦いで多くの犠牲者を出してしまったことを忘れられず、『内守外滅の術』を会得せんと腐心するが、その焦りは余計彼女の心の傷を深めるだけであった。
その最中、宝物庫に保管されていた『対邪滅封の箱』の封印が解かれ、邪気が解き放たれたことに気付き、下界へと降りていく。
黒い魔法衣を除けば『-GOLD STORM-翔』本編とほぼ変わらず、飛び蹴り一発でホラーを討滅、カンフーにも似た体術で無数のホラーと立ち回るなど、肉体的強さもこの頃から健在。容姿はおそらく法力で若作りしている可能性が高い。あんた一体何歳だよ……。
D・リンゴが魔戒法師でありながら盗人を行い、ホラーを封じていた『対邪滅封の箱』の封印を解いたことに憤慨するが、彼に叱責され『内守外滅の術』の発動を決心。見事に成功しホラーの巨大な邪気を払った。
翌朝、『内守外滅の術』が本来は破壊の術であることをD・リンゴに告げ、守ることばかりに固執していてそれを忘れていたと彼に感謝し、彼とギンジの罪を今回だけ軽くしてくれないかと長老(演:志賀圭二郎)に懇願した。
後に彼女はホラーの巣窟と化したラインシティへと向かい、そこに貯まった邪気を浄化し人が住める街として再生に導いている。

  • D・リンゴ
演:石田卓也*9
第10話のもう一人の主人公で、『-GOLD STORM-翔』に登場した、胡散臭いケバブ屋兼雑貨屋元魔戒法師。
今作では、ユキヒメと出会う前の若かりし姿が描かれる。
赤いバンダナと口癖の「馬鹿野郎」がトレードマークで、この頃は「大人の事情」と称して魔戒法師をしながら相棒兼舎弟のギンジを小突きながら、共に一攫千金を夢見て盗賊まがいの日々を送っていた。
ギンジの情報を元に、とある魔戒法師の宝物庫に向かうが二束三文にもならないガラクタの山に落胆。しかし八つ当たりしたギンジが見つけ出した箱を開けようと悪戦苦闘、偶然はがれた札を破いたことがきっかけで封印が解かれてしまう。
腐っても魔戒法師の端くれで、箱の中から解き放たれたホラーの邪気を「とんでもねぇモン」と察知する勘は持っている。だったら開ける前に気づけよ。
この頃から威勢が良く、命の恩人であるリュメを「生意気な口を利く小娘」とケンカを吹っ掛けたり、自身の魔導筆を掲げながら自らの力のあり方に悩む彼女を「お前の方力は何のためにある!?ホラーを倒すためだろ!!」と叱咤し、『内守外滅の術』の発動へと導いた。
リュメからの『内守外滅の術』を受ける前、魔戒筆を見せ「自分で自分を守る術くらい持ってる」と言うが、ギンジに問われた際「んなモン、あるわけねぇよ……」と、虚勢だったことを告白。
翌朝、ギンジともどもお縄に頂戴される際、リュメになぜ嘘をついたのかと問われると、「いっぱい悪いことをしてきたからよ。まぁ、死んでも文句は言えねぇや」と死を覚悟しており、強い法力を持ちながら迷いで術を濁らせないよう叱咤したことも告白した。
その後、リュメと別れる際にこっそり長老の首飾りを盗んでおり、一瞬の隙をついてギンジともども脱出に成功している。術はできないが盗みに関しては一流とみられる。

  • ギンジ
演:高良亘*10
『-GOLD STORM-翔』に登場した、D・リンゴの古くからの相棒にして舎弟。
D・リンゴ共々今作では若かりし頃の姿が描かれる。
黒いテンガロンハットがトレードマークで、『アニキ』と慕うD・リンゴと組み盗賊のような生活を送っていたが、『コレクター選点の的になる貴重な魔導具』の情報を耳にしD・リンゴと共に宝物庫へと入る。
D・リンゴの怒りを買われ、八つ当たりされた拍子で偶然転がり込んだとある部屋で黒い大箱=『対邪滅封の箱』を見つけ出したことから事態は一変する。
盗みに関しては二流だが、おだてに関しては一流のようだ。



極楽百年の修行は、穢土一日の功に及ばず。
整えられた環境で百年修行するよりも、欲にまみれた俗世で一日過ごす方が身になると言うことでございます。
盗人の悪事が、仙人の悟りのきっかけになることもあるのです……。




+ 第11話「陰日向」


太陽の輝きは、生けとし生きる全ての者に恩恵を授ける。
ただし……その眩い光が、影を作り出すこともあるのです……。




【ストーリー】

とある日の昼下がり、魔戒騎士の山刀翼はひとり都心を歩いていた。
都会に慣れず、いたる所でトラブルに見舞われながら、偶然邪美と遭遇。
共にかつての友を探すことになる。
その日の夜、突然現れたホラーを討滅、十年前の記憶を邪美に語りながらも翼は一人で友を探すと告げる。
巡りめぐって入ったレストランにて、翼は探していた友であるカズマと再会するが……。


【登場人物】

演:山本匠馬
第11話の主人公で、『白夜の魔獣』から登場した魔戒騎士。
かつて共に魔戒騎士を目指していたカズマを探し求めて都会に現れた。
都会を知らないが故なのか、赤信号なのに道路のど真ん中に堂々と仁王立ちして登場。
その後、車にクラクションを鳴らされると、「静かにしろ!黙れっ!!」と怒って運転手に向け魔戒槍を構えるわ、クラブのママさんに詰め寄られて露骨に嫌な顔をするわ、チンピラに絡まれるどころか逆に脅し返して訪ねるわ、ピアスまみれの顔をしたパンクスタイルの男と化粧の派手なギャルを見てホラーと勘違いするわ、クラブに入るとホステスさんに詰め寄られるわ、カズマが働いていたレストランに入りドレスコードが必要だと言われても「俺の知ったことか」と店員をあしらい魔法衣のまま厨房に堂々と侵入するわ、と俗世間に疎い面が強調された。
ちなみに下戸でパンク男にジジイ呼ばわりされるほど老け顔を気にしている
なお、久々に鎧召喚するもののAパートでは討滅シーンをカットされるという不遇な事態に陥った。
既にホラーと化していたカズマに悲しみながらも、駆け付けた邪美と共に友の背負った陰我を断ち切ると決意する。
翼が都会を訪れた理由は、カズマの心に騎士の心と誇りが残っていたかを確かめたかったがため。
友の姿を見定めた翼は、人間を見逃し、卑怯な真似をしなかったカズマの姿を見て、人としての心が残っていたと知るものの、ホラーに憑依されれば人を喰らう魔物となり、伝えたかった言葉すら忘れてしまうと陰我の恐ろしさに嘆き悲しむのだった。

  • 魔導輪ゴルバ
声:緒方賢一
喋る最新式のブレスレット……もとい、翼の相棒たる魔導具。
慣れない都会に戸惑う翼を気遣い、女子高生らを見つめる翼に「さてはりんが恋しくなったか?」と問う。
当の翼本人は、「もしもりんが魔戒法師ではなかったら、ああいう生活だったかもしれないと思ってる」と答えるが、立て続けに「お前が魔戒騎士でなかったら、どうなっていたやら…」と老婆心で問い続けた。
ちゃっかりクラブのホステスさんに左腕を組まれ、「ここは天国じゃな♪」と嬉しそうにはしゃぐ。もう、おじいちゃんったら!
平安時代で活躍した、打無に似た鎧を纏う盗賊兼魔戒騎士の魔導輪に彼と同じ名と意匠を持つモノとの関連性は不明。

  • 邪美
演:佐藤康恵
またの名を、邪美ねえ。『牙狼-GARO-』から登場する魔戒法師で、なぜかクラブの常連さんになっていた。
カズマを探すためにクラブに立ち寄った翼と出会い、真っ昼間から酒を汲みながら都会に慣れてない翼を気遣い、堅物な彼に鬱陶しがられながらも共にカズマを探す。
相変わらず女だてらにめっぽう強く、魔導旗を振るってはグンバツの脚でホラーを叩きのめす。
年を取る毎に美しくなっている気がするのは気のせいなのかどうなのか
ホラー化していたカズマを止めようとする翼に協力して共にカズマを倒す。
やがて、カズマが翼に伝えたかったこととは『ホラーの恐ろしさと人間の心の弱さ』なんだと翼に伝え、涙する彼を抱きしめる。
翌朝、閑岱に帰らないのかと問う翼に対し「お前のためなら力を貸してやるさ。今日も、明日も、明後日も」と答え、微笑むのだった。お二人さん、信号が赤になっちゃうよ!

  • カズマ
演:小島よしお
翼の仲間であった元魔戒騎士。
十年前、翼と共に騎士を目指し精進していた太陽のような存在。
その強さは翼が三度真剣勝負を挑んでも敗れるほどだったが、修行中に深い傷を負ったことから騎士の道から離れている。
知恵と機転もきき、料理の腕もよかったのか、今はレストランでヘマしてコック長に怒鳴られながらも仕事している。
そんなの関係ねえなんて言わないし、ましてやパンイチにもならない。
実は既にホラーと化しており、かつて翼に聞こうとしたことすら忘れていた。
二振りの魔戒剣でかつての友を葬らんとするが、最終的に全身を肥大化させホラー態に変化。かつて自らが圧勝していた翼の一撃に貫かれ消滅した。
ゴルバには、その生き様から「太陽みたいだった男が日陰に生きるしかないとは……皮肉なものだなあ」と称されたが、逆に翼は自分こそ日陰だと称し、「人々のために影となり、日陰に生きていく」こそが、魔戒騎士の宿命だと噛みしめるのだった。



日の光が煌めけば煌めくほど、深い影を落とすもの。
人の心には常に、日向と日陰が存在します。
その両方を合わせて、あなた自身であると忘れてないで下さい。


+ 第12話「金字塔」
この世に闇がある限りホラーは存在し、
魔戒の勇者たちがそれを狩り続ける……。

しかし……それは人間の理屈。

我らなら、こうだ……。

この世に光がある限り人間は存在し、
その陰我が……我らホラーを招き続ける!!


【ストーリー】
「目覚めよ……目覚めよ……」
謎の声に導かれ、目覚めた時空ホラー・ザジ。
声の主はメシアの涙・エイリス。
ザジはエイリスの導きの下、時間を超越し黄金騎士・牙狼を滅ぼすために再び動き出す。

一方、シグトと共に行動していた烈花はエイリスによる時空の歪みに引き寄せられてしまう。
術で体勢を立て直し迷宮を歩き出す烈花の前に襲い掛かる素体ホラーの群れ。
すんでの所で、同じ女魔戒法師・莉杏の援護で窮地を逃れる烈花。
二人は協力してホラーの恨みが渦巻く空間からの脱出を試みるが、ソリが合わない二人はどちらが強いか勝負する羽目になるが……?


【登場人物】

  • 烈花
今日も今日とてシグトより先に森の中を進むが、エイリスの力で時空の歪みに引きずり込まれてしまう。
怯まず術で足場を作り時空の歪みに着地する、魔導笛をかざし回転撃ちで素体ホラーを蹴散らすと熟練らしいタフさを見せるが、ギャルギャルしてる莉杏の魔導銃に驚く。
さらに、彼女から「まるで魔戒騎士ね。『オレ』『お前』『使命』……勿体ないよ。良く見れば可愛いのに」とからかわてしまうが、なんだかんだで息の合った術を見せている。

その後、ザジの猛攻を受け気を失うが、鋼牙に救われる。
気が付いた時には既に鋼牙は去っており、彼からの伝言は莉杏から聞かされた。
その後、「住む世界が違っても、オレたちは同じ『守りし者』」と別れを告げ、元の時代に帰還する。
時代的には『蒼哭ノ魔竜』から『DRAGON BLOOD』の間のようで、二人は鋼牙に会うために森を歩いていた模様。


  • シグト
烈花の後を息も絶え絶えながら追いつつ「お前より速く走れる魔道具を発明してやる」と意気込むが、ザジの力に巻き込まれ停止。
どうやら時間停止されている間、烈花の事情を知らなかったとはいえ鋼牙に会う約束はすっぽかされる。
最後の最後まで烈花に振り回されるシグトであった。


  • 莉杏
烈花に襲い掛かる素体ホラーを魔導銃で打ち抜き参上。
烈花よりも先に1日以上も彷徨っていた模様。
無駄な労力を省く自身と異なり、騎士になれずとも使命を貫くオレっ子の烈花に「『楽しくない』とか『可愛い』とか……お前それでも魔戒法師か?」とソリが合わないと言われ、女同士の私闘に持ち込まれてしまう。

その後、ザジを相手に立ち向かうが鋼牙が来なければ詰み状態の戦いであった。
さすがの莉杏も元祖・黄金騎士の前では敬語を使わずを得なかった模様。
ラインシティに帰還後、なんだかんだでDリンゴとユキヒメのハグを見て、「流牙にハグしてもらうかな~♪」と待ちわびるのであった。

ちなみに流牙は未登場。彼から連絡を待ってる最中時空の歪みに引きずり込まれたが、別に気にしてはいなかった模様。


  • Dリンゴ
ラインシティで怪しい道具を磨きながら流牙から連絡はないのかと問う。
別に心配してるわけじゃないから、とすまし顔で言う彼女に「男っつうのはよ、風の吹くまま気の向くままあっちに行ったりこっちに行ったりとまあ忙しいんだよなあ」と笑うところをザジの時間停止に巻き込まれてしまう。

  • ユキヒメ
演:黒木桃子
いつものようにおっぱいを見せながら父ちゃんことDリンゴを叱るが、二人なかよく時間停止。
意識は途絶えたものの、ユキヒメ一筋のDリンゴにとっては幸せなひと時だったのかもしれない。


  • ザジ
声:天野ひろゆき
幾度も牙狼に倒されながらも、牙狼の系譜を断ち切ることに燃える時空ホラー。
烈花と莉杏の私闘に黄金の光を感じたのか、二人の前に立ちはだかる。
その存在を知る烈花は浅からぬ因縁を持っている模様。

右腕の鉤爪で空間を引き裂き瞬間移動し二人の攻撃を跳ね除ける、魔導銃を跳ね除ける皮膚など相変わらず鬼のような強さを見せつける。
さらに、その空間を利用し右腕を巨大化させ幾度も殴りつける攻撃で烈花を気絶させ、左手のからの剣で息の根を止めんする。

「あんたなんかに……牙狼は倒せない!!」と気絶した烈花を庇う莉杏に向け、「牙狼……?消え去るモノに、名前など要らぬ!!」と刃を振りかざすが……。

  • エイリス
演:黒木桃子
『魔戒ノ花』のラスボスであるホラー。
当話では既に完全復活しており、ザジの陰我に目をつけ時間を超越する力を与える。




ああ……やっと、あの方にお会いすることができました。

……ふふ。いいえ、これで終わるわけではありません。

あらゆる時代に、彼らはいます。
『守りし者』達の話は、これからも続くのです。




追記・修正とは難しいものです。
人の描いたものを編集すると言うことは、間違いも生まれることでもあるのです。
しかし……あえてそれを書き加え、皆で共有するというのも、素敵な事ではないでしょうか……?


次回
『訂正書』



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最終更新:2024年04月15日 19:01

*1 但し、『流牙狼』シリーズ第2作『-GOLD STORM- 翔』は雨宮氏が総監督を務めている。

*2 ウイスキーと金田龍監督を英文にした銘柄の缶ビールの両方飲んでご丁寧にソファーでくつろいでいた。

*3 しかし、本作では破狼のスーツ自体が『魔戒ノ花』に登場した邪骨騎士・義流に転用されているため、フルCGで撮影された。

*4 この絵画はアンナ曰く『雷牙の父が盟友の魔戒竜を使う、とっても強い魔戒法師からもらった』とのこと。名前は伏せられているが、おそらく烈花の事だと思われる。

*5 流牙の鎧が牙狼・翔になっており、莉杏が「デゴル以上に大物がいたりして」と発言してるため。

*6 本来は魔法衣のまま学校に入ろうとしたが警備員に止められてしまったため苦肉の策として紺のジャージを着て教師に変装した。

*7 第8話Bパートラスト、ゴンザが手にし見つめる花はカモミール(カミツレとも)。その花言葉は「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」。

*8 上半身裸でボトル瓶やら女ものの下着うやらが飛び交うライブハウスで騒ぎ立てるマッチョな奴ら、というカオスな絵図だがこれでも邪心はない模様。

*9 -GOLD STORM-翔劇場版及びTVシリーズでは泉谷しげるが演じる。『魔戒烈伝』最終話でも泉谷氏がD・リンゴ役で出演した。

*10 GOLD STORM翔のTVシリーズではなぎら建壱が演じた。