ナイチンゲール(Fate)

登録日:2016/04/21 Thu 00:11:46
更新日:2024/02/11 Sun 13:59:04
所要時間:約 21 分で読めます





安心してください。私は殺してでも貴方を治療します

そう――――私はすべてを尽くして貴方の命を救う!たとえ、貴方の命を奪ってでも!



Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント
クラスはバーサーカー


ILLUST:高橋慶太郎
CV.沢城みゆき


身長:165cm
体重:52kg
出典:史実
地域:欧州
属性:秩序・善


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B+ A+ B+ D+ A+ D


【スキル】
○クラス別スキル
狂化:EX
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
落ち着いた表情で言葉を話すが、すべて“自分に向けて”言っているため意思疎通は困難。

○保有スキル
鋼の看護:A
魔力で形成されたメスや薬品を使用して仲間の治療を行う。人間でもサーヴァントも変わらず治療できる。
本来は十八~十九世紀の技術なので、他の人間が同じことをしても同じ治療効果は望めない。
人を救う逸話によって強化されているため、重傷であっても治療可能。
魔術的な治療は治療として認めていないのでは…。狂化EXなので細けぇことはいいんだよ!という感じなのであろうか。
ゲーム的には味方単体のHPを回復させる。

人体理解:A
精密機械としての人体を正確に把握していることを示す。
治癒系のスキルや魔術の行使にプラス補正。
ところで婦長、治癒系の魔術の行使というのは…処置します
相手の急所をきわめて正確に狙うことが可能になり、攻撃時のダメージにプラス補正が加えられ、被攻撃時には被ダメージを減少させる。
彼女にとっては知識であると同時に肉体が覚え込んだ勘の集大成でもある。
ゲーム的には自身に[人型]への特攻状態と特防状態を付与する。

天使の叫び:EX
クリミアの天使と呼ばれた彼女の、心よりの叫び。
聞く者の魂を奮起させ、生存への本能を著しく上昇させる。
ゲーム的には味方単体のBusterカード性能をアップさせる。


宝具
我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:0~40 最大捕捉:100人


治療、開始!

全ての毒あるもの、害あるものを絶ち! 我が力の限り、人々の幸福を導かん!

天使ではない……天使ではない。女神でもない。私は、それでも!

我はすべて毒あるもの、害あるものを絶つ(ナイチンゲール・プレッジ)』!!


戦場を駆け、死と立ち向かったナイチンゲールの精神性が昇華され、
更には彼女自身の逸話から近代的にかけて成立した「傷病者を助ける白衣の天使」という看護師の概念さえもが結び付いたもの。
効果範囲内のあらゆる毒性と攻撃性は無視される。強制的に作り出される絶対的安全圏。回復効果も兼ねる。
宝具演出では超デカい白衣の天使がを振り下ろす。どう見ても攻撃宝具だが、あくまでも回復宝具である
恐らく、毒と害あるものを断つという概念が形になったものだと推測される。
ナイチンゲールの趣味ではない、と思う。


歴史上におけるナイチンゲール

真名:フローレンス・ナイチンゲール。
イギリス出身の言わずと知れた世界で最も高名な看護師にして、近代看護学の母。
そして意外かもしれないが、医療統計学の祖でもあり、ビジネスの場でよく目にする円グラフを人類史上初めて使った人でもある。

彼女はクリミア戦争に従軍看護婦として従事し、その献身から「クリミアの天使」「ランプの貴婦人」と讃えられた。
看護師が時に「白衣の天使」という異名で呼ばれるのも、それに倣ったものと言われる。
その為、多くの人はメン○レータムのシンボル・リトルナースみたいな可憐な女性を想像するだろう。

しかし、ナイチンゲールは当時の陸軍・政府関係者から付けられたもう一つの異名を持つ。
その名も「小陸軍省」。その鋼鉄のごとき精神性に対し、畏敬恐怖揶揄の念を込めて付けられた名前である。
ウソだろ?と思う人は是非Wikipedia等でナイチンゲールの写真を見ていただきたい。超怖い顔してるから。


ナイチンゲールの功績をまとめると、
  • それまでただの雑務に過ぎなかった「看護」という概念を発展させ、専門職としての職業看護師を確立
  • 「予防治療によって病気を防ぐ」ことを発見
  • 現在における病院のシステムのほとんどを構築
  • 統計をグラフにする手法を最初に用いた

……と、まさしく医学界の英雄と呼んでも過言ではない存在なのである。


サーヴァントとしての人物像


サーヴァントとしてはバーサーカーのクラスで召喚されており、狂化のランクはまさかのEX
会話そのものはできるが、周囲の意見に耳を傾けることはほとんどなく、治療のためならば単身敵陣に特攻することすら厭わない。
言動も口調こそ丁寧だが割と過激であり、医師(一般人)を教えた治療法を守らなければ鉛弾を叩き込むと脅迫したり、患者を抱えたまま戦闘を行ったりしている。

狂化の影響でこんなエキセントリックな性格になっているのかと思いきや、
そもそも生前からして「私が成功した理由は、決して弁解しなかったことと、どんな弁解も受け入れなかったことだ」という格言を残しており、
ナイチンゲールを「白衣の天使」という言葉からくるイメージでしか知らなかったマスターたちは、バーサーカークラスでの登場やその言動に驚愕した。
が、多少なりとも彼女の逸話を知っていたマスターは「ああ納得……」「うん、予想通りのキャラだ(白目)」「そもそも生前からしてバーサーカーだよねorz」と、特に驚いていなかった。
史実をWikipediaなどで一通り読めば解るが、
この女性は病気と非衛生と不理解という強敵に対し、正論と数字を武器にして狂戦した現代のバーサーカーだったのである。
ストーリー中では「狂っていないのに狂っている」と畏敬混じりで称された。

狂化EXといえば叛逆とヤンデレのように思考が一点に固定され、会話はできても意思疎通のできない連中が多いが、
ナイチンゲールもその例に漏れず、その思考は「治療」で埋め尽くされている。

ナイチンゲールにとっては召喚=治療の始まりで、戦いそっちのけで治療を始める。
病巣の根本治療に戦いが必要となれば戦闘を躊躇わないが、今度はそれが完了するまで止める事ができなくなる。
言う事を聞かなければ銃をぶっ放して脅すことも躊躇わない。
会話が一見成り立っているようでいて全部自分に言い聞かせる言葉なので意思疎通は困難……って狂化EXはこんなのばっかりか! フランス大元帥「」
患者が望もうが望むまいが、必要さえあれば治療を強行するものの、一応他に手立てがあるのならば方法は選ばせてくれる。
それにしたって必死に叫んで訴えないといけないわけだが(彼女の生前の時代背景かあるいは設備や物資の関係か、やたらと切断による治療法を迫ってくるため超怖い)。

行動原理がほぼ全て「治療」に一貫しているゆえ、他バーサーカーのように致命的な被害は出さない(はず)が、このように手綱を取る困難さは変わらない。
しかし決して「鋼の看護師」としての一面ばかりではなく、作戦を決めるに当たり多大なプレッシャーを負い気分転換に出る主人公に付き合い、
責務を背負うことの大変さを汲み「(世界崩壊の危機の責任を1人で抱えるなど)狂っていなければ耐えられない」「かつての私のように」と語る。
「(あなたが誠実であれば)重荷を背負う必要はありません」と微笑み、囁くように諭すナイチンゲールにはいつもの狂気は見られず、
まさしく「慈愛の天使」のような、監獄塔で見せたような、ともすれば“使命”から一時だけ離れた――素顔の彼女を予感させる振る舞いも。


戦闘方法は素手と拳銃「消毒!」「殺菌!」の掛け声と共にアグレッシブに相手を殴り、蹴り、銃撃する。消毒とは物理と見つけたり。
ナイチンゲールにとって、敵は治療を妨げるウィルスか黴菌のようなものなのだろう。あれか「汚物は消毒だ~!」ってか。

ちなみに魔術的な治療は治療として認めておらず、そんな事を言えばむしろおかしなものを見るような目で見られる。
そのため、当然聖杯にも興味が無い。というか、そもそも聖杯が何なのか解っていない。仮に手に入れても手洗いのボウルに使う勢い。

衛生管理には拘りがあり、部屋が汚くなると自分とマスターの命を懸けて改善しようとする。


服は英国陸軍の軍服を着込んでおり、「鋼鉄の白衣」って白衣じゃないじゃないかというツッコミが入ったとかなんとか。
しかしキャス狐が「巫女が着るから巫女服。巫女が着ればなんであれ巫女服なのです」と言っていたように、白衣の天使が着ているものはなんであれ白衣なのだ。

ちなみに再臨しても1枚たりとも脱がない。むしろ着込む。
(1回目で腰にバッグがつき、3回目では上着を羽織って眼帯を巻く…婦長、お怪我でも?)


FGOシナリオ中の活躍

  • イベント「監獄塔に復讐鬼は哭く」
初登場。
本来は傲慢の具現として立ち塞がる筈だったが、何故か記憶を失っており、巌窟王にメルセデス(巌窟王の婚約者だった女性)と名付けられて共に行動する事に。
最後まで記憶は取り戻さず、戦う術も無かったが、彼女を慕う死霊が自然と集まり、巌窟王に襲いかかった。
死したと言えども彼女がしてくれた事への感謝を彼らは忘れていなかったのだろう。
ちなみに巌窟王からはルーラーに匹敵する強さを持った魂と絶賛されている。
この時は記憶が無い事もあって普段の苛烈さは鳴りを潜めており、
イライラしている巌窟王を遠巻きに見たり基本弱気で低姿勢等の(5章が実装された今となっては)驚きの言動を見せた。
記憶喪失による使命の欠如は余程性格に影響を与えているらしく、
「ここにいる以上は私も罪人なのかもしれません」「英霊などでは決してない」と己を卑下するような発言すらあった。
「(番人として選ばれたはずなのに何故か)監獄塔の牢屋に閉じ込められていた所を主人公の善意で助けられた」こともあって、主人公と巌窟王に恩人として感謝している。
一方、なんだかんだで親切にしてくれる巌窟王をちょっと微笑ましく見ていたり、疲労の渦中であろう主人公を気遣って親身に心配してくれたり、
「アヴェンジャー様」「(主人公)様」と様付けでどんな時も丁寧語だったり、信心深く敬虔でったり、“慈愛に満ちた淑女”としての振る舞いを見せていた。

……その分5章とのギャップに混乱した人もいるとかなんとか。
このイベントでは彼女との直接の戦闘は発生せず、サーヴァントではないボス級エネミーとの戦いだった。
まあ急に「消毒!!」とか「殺菌!!!」とか迫力マシマシに叫ばれても超ビックリするだろうから仕方ないね。
番人として戦った他サーヴァントと同じように、彼女もまた監獄塔での戦闘後カルデアに訪れている。
なおも記憶は戻っていなかったようだが、どことなく意志の強さを漂わせていた。


  • 第5特異点「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」
メインシナリオ第一部第五章の主役。
西軍に協力しており、重傷を負って運ばれてきた主人公の腕と足を手遅れになる前に切断しようとするが、ギリギリのところでマシュに止められた。
ちなみにこの時、治療に関しては他人の言葉に聞く耳を持たないはずのナイチンゲールが、マシュを見て治療を強行することなく退いている。

患者を治療しつつ襲い来るケルト兵を相手に暴れており、患者を置き去りにする事を拒否していたが、時代の修正という根本治療を行う為、主人公達との協力を決める。

しかし勝手な行動を許さなかったブラヴァツキーによってエジソンの元まで連行され、アメリカさえ残れば時代の修正は必要ないと宣うエジソンと決裂。
ジェロニモの協力を得て城を脱出するとレジスタンスと協力し、クー・フーリン・オルタによって心臓を潰されたラーマの治療に当たる事に。
機能が停止しかかっている心臓では全身に血を巡らせることが出来ないため、両手両足を切断して臓器を摘出しようとするが、ラーマから拒否され、
まともな手段ではゲイ・ボルクに破壊された心臓を治療できなかったため切断は取り止める事に。
そして治療のため、ラーマの妻であるシータの奪還に向かう。
ちなみに、道中では要救護者運搬装置・ラーマバッグでラーマを背負っている。そしてそのまま戦っている。

そしてラーマの治療が完了した後、今度はエジソンを治療するために城へ引き返すことに。
ナイチンゲールはエジソンが何かに憑かれて精神が変質している事に気付いており、その治療を施すため、エジソンの元へと向かう。
彼女にかかれば異常をもたらしているもの、それ即ち病になるのだ。そして看護師として鍛え上げた眼力は大体の場合当たっている。

話を聞かないエジソンを叩きのめし、その上で病を暴き、
「そんなだから貴方は発明家としてニコラ・テスラに敗北するのです」という最大の禁句でエジソンに病を認めさせ、協力してケルト軍と戦う事に。

時代の修正という世界の根本治療及びクー・フーリン・オルタの病の治療のためホワイトハウスの決戦に赴き、勝利の後、主人公と握手を交わして時代から去っていった。


その信念は鋼の硬さ故に揺らぐことなく、口にする言葉に一切の嘘偽りなく、病を隠すことを許さない。
その為、彼女の指摘に反論し得た英霊はストーリーの中でもほとんどいなかった。
強いて言うならカルナか。ちなみにカルナも相手の言われたくない事をズバズバ言うところがあるので案外似た者同士なのかもしれない。
治療はまず病を病と認める事から始まる。自分は病んでいないと主張する人間を治療する事は出来ないのだ。

しかしその苛烈さは偏に医療への情熱から来るものであり、「いずれ世界から病院を無くす」という願いを抱いている。
各家庭で十分な医療が行える時代。あらゆる病が根絶され、絶望と怨嗟の内に死ぬ事も、それを看取る悲しみもない世界の到来。それが彼女の願い。
彼女はその時代が必ず訪れると信じている。そしてその時代に少しでも貢献するため、医療の発展に生涯を賭けた。
治療されるという希望、快癒するという歓喜。治るという事は、喜びである事。それを世界に知らせる為、ナイチンゲールは戦った。

迅速な治療と、生きる事を諦めている厭世感の打破。それを行う為には全てを擲ち、苛烈でいなければならなかったというだけ。
その鋼鉄の裏には、確かな慈愛が存在し、退院する患者と握手を行う時、それを垣間見せたという。
本人は嫌がっているが、天使と呼ばれるのもむべなるかな。

彼女がその鋼鉄の白衣を脱ぐ時が来るとすれば、それは願いが叶った時、全ての患者が治療された時。
その時初めて、ナイチンゲールはその慈愛を表すことが出来るだろう。


そんなわけで病気には気を付けよう*3


ゲームユニットとしての性能

第五章の実装と同時にストーリー召喚に追加された☆5のバーサーカー。
味方1体へのHP回復・自身への人型特効&特防付与(3T)・味方1体に3Tのバスター強化、とスキルはどれも優秀なものを備える。
当人は全てのクラスにダメージが見込めるバーサーカーなので、サポートを積み過ぎて火力不足に陥ることは少ない。

宝具は敵全体の宝具威力ダウン(1T)+味方全体の弱体解除&HP回復。
OCは宝具威力減と効果はそれなりにあったのだが本人が打たれ弱いバーサーカーであったため恩恵を実感しにくく、
宝具レベルを上げてもHP回復が増える程度しか思われていなかったが、幕間クリア後の強化で敵全体の攻撃力ダウン(1T)が追加。
1Tだけではあるもののダウン値が非常に高く、OCを利用することでマシュなどの補助無しでも自前で宝具威力の大幅減が見込めるようになり、
宝具前の強化解除や無敵貫通持ち宝具をやり過ごす手段として起用される機会が増えつつある。

その後の強化クエストで「鋼の看護」に弱体無効(3回・3T)と即死無効(1回・3T)付与が付き、予防治療も行えるように。
他者に付与できる弱体無効スキルはラスボス系後輩に続き2人目だが、あちらと異なり3回分あるのが強み。
これにより宝具でスタンするフランちゃんが昨今話題の「スカスカシステム」に組み込めると話題である。
即死無効付与は激レア効果だが活用機会はあまりない。とはいえネロ祭山の翁のような即死祭りクエストもあるので無駄な効果ではない。

どちらかと言えば、「サポートのできるアタッカー」というのがマスターたちの共通認識と言えよう。
誰と組ませても活躍できるので、誰と組ませて、どのタイミングで誰にスキルを使うか、というパーティ編成の段階から彼女の戦いは始まっているのである。

非常に限定的ではあるが、「攻撃優位に立てなくても防御不利でもない」バーサーカーとしては稀有な等倍シチュエーションになると、
持ち前の防御・回復能力がこれ以上ない安定性を発揮するようになる。
指令紋章(コマンドコード)などで回復量や状態異常対策を更に補強すれば、宝具・スキル使用でHPほぼ全快の圧倒的タフネスを得られるように。
あえて婦長を単騎にすることで、通常攻略が困難な趣味レベルの難敵を撃破する編成が実用化してきたのである。……前述した通り限定的ではあるが。
この辺りはライネス(司馬懿)の実装により多少改善した。

2019年のバレンタインイベントで、ボイス追加とバトルグラフィック及びモーションが待望のリニューアル。
元々上記でも挙げた通りアグレッシブな戦法の使い手だったが、リニューアル後はトンデモない方向へ加速。
発勁を思わせる超高速心臓マッサージを繰り出す、対戦車用グレネードを投げるかと思いきやハンマーの如く直接手で持って殴る、
Extraアタックで「おやすみなさい!」と言いながら持ち上げた医療用ベッドを投げつけるorそのままベッドで殴る*4
正にバーサーカークラスに相応しい超看護婦と化した。医療とは一体


礼装関連

2017年のハロウィンイベント実装された『トリック・オア・トリートメント』はナイチンゲールのイラストが描かれた礼装だが、
その露出が多すぎる衝撃的なコスチュームは多くのユーザーを驚愕させた。
ハロウィンイベントではいわゆるドスケベ礼装という女性キャラの露出多めなイラストの礼装が実装されるのが恒例であったが、
それまでのドスケベ礼装が(一応)コスプレの体裁だったのに対し、『トリック・オア・トリートメント』はどう見ても夜のお店にしか見えず、
ナイチンゲールのキャラクターとのギャップから、大きな話題を呼んだ。
ちなみに、後にイベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」でこの礼装の件について触れられたが、
本人曰く「夏期用の看護服」「機能的」「カルデア看護師にとっての戦闘服」と肯定的であった。




ナイチンゲール(サンタ)


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
D+ B+ B+ D+ A+ B

イベント「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」の配布サーヴァント。
クラスはアーチャー。
どこかずれた認識と、問答無用の治療など、普段の英霊ナイチンゲールと同じだが、
よく観察すると、普段よりも幾らか言葉がお淑やかになっている。
アーチャーのナイチンゲールには、看護・医療の現場へ赴く前の、少女期のナイチンゲールの精神が混ざっており、
バーサーカー時よりも、育ちの良さをうかがわせる言い回しがほんのり増えている。


【宝具】
天使の雫、悪魔の涙(アサルト・メディスン)
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:10人

除去すべき病原であれば地上から消し去り、治癒すべき傷病者であれば癒やしてみせる、ナイチンゲールの精神性が射撃型宝具として昇華されたもの。
常時発動型の宝具で、銃に似た形態を取っているのは、彼女の従軍経験が影響しているためと思われる。ゲーム中ではスキルとして表現されている。


天使は叫び、悪魔は影の中に消える(アサルト・メディスン・フルバースト・パーティー)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0~60 最大捕捉:50人

アーチャー・ナイチンゲールが所有する「銃のような注射器」こと宝具『天使の雫、悪魔の涙』を用いての全力射撃。
除去すべき病原であれば即刻消し去り、治癒すべき傷病者であれば即刻癒やす。


ゲームユニットとしての性能(アーチャー)

Buster・Arts主体だったバーサーカーと異なり、カード構成はQQAABで宝具もQuick属性。
ただし、狂化[EX]はそのまんまなためBusterの火力は高め。
アーチャーの中では希少なサポーター寄りのアタッカーであり、スキルがいずれも優秀。
  • 敵全体の強化状態を1つ解除+味方全体の弱体状態を1つ解除+最大HP3000回復の「アサルト・メディスン」
  • 味方単体にガッツ状態を付与(1回)+強化解除耐性アップ+宝具威力をアップ(3ターン)の「鋼の看護(聖夜)」
  • 味方全体の攻撃力をアップ+クリティカル威力をアップ(3ターン)の「天使が聖夜に鳴らす鐘」
というように、火力面からリカバリ、バフ剥がしまで幅広く支援をこなせる。
宝具は6hitの全体攻撃で防御力ダウン+敵全体の攻撃強化状態の解除に加えて、敵全体の毒・火傷・呪い状態の解除という珍しくも彼女らしいデメリットがある。

自分で殴りつつパーティの支援も可能なため、周回から高難易度まで幅広く活用できるが、
敵の状態異常まで治療してしまうため、編成には少し注意したい。
また、スキルレベルを全てMAXにするには魔術髄液と励振火薬が合計180個必要な部分も難点といえば難点。



人間関係

皆大好き絶倫叔父貴。
史実では恐らく何の接点もないが、監獄塔イベから続く妙な縁がある。
「色欲」の番人として出てきた彼は正確には真っ当な本人ではないものの、欲望が強調されマシマシになったケダモノに
「おまえは尊敬に値し、組み敷くに困難な女!」
「具体的に言うと魅了的だ! 特に、よく突き出た胸が実に良い!」
との評価を頂き、戴くために全力で襲われる。
幸い迷わず助けることを選んだ主人公と協力してくれたアヴェンジャーにより事なきを得たものの、メルセデスであった彼女は怯えっぱなしだった。
筋骨隆々の英傑に「ころしてでも うばいとる」されたんだから当然だが。

後に、叔父貴の幕間の物語でも登場。ロマンが用意したシミュレータにての、これまた厳密に言うと本人ではないナイチンゲール。
「たおやかな胸」という前からの評価に加え「まろやかな尻」という、流石本物叔父貴らしいちょっと洒落た口説き文句で一夜の関係を求める。
即断即答即決の彼女でもここまでストレートな求愛にはしばしの沈黙があったものの、「戦場の戦士が生きた証を求めるのは仕方ないこと」と冷静であくまでも理知的な答え。
その後の対応はやはりと言うべき鋼鉄ぶりだったものの、負けたからには「好きにしなさい、(主人公)」「私の体はあなたのものです」と身を捧げる。
英霊と言えども清々しいほどの潔さと割り切りぶりである。素敵、抱いて!  ……え? 肝心の叔父貴? その先はキミの目で確かめろ!


ストーリーでは全く縁のない人物なのだが、彼の作品の中に『小夜啼鳥(英名はThe Nightingale)』という作品がある。
作品は小夜啼鳥が死神を追い払い皇帝を死の淵から救うというもの。こっちのナイチンゲールもやりそうに思えてならない。
2019年のクリスマスイベントでは、劇中でこの小夜啼鳥について言及されている。


ストーリー本編では関係ないが、イベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」にて家族役で共演。
乳上ことアルトリアが牛魔王役、ナイチンゲールが羅刹女役、モードレッドが紅孩児役。誰が呼んだか「牛魔王一家」

乳上を物凄く尻に敷いており、彼女が言うにはナイチンゲールの料理は「家庭的で美味しい英国料理」らしいが、
食卓やクロス、ナプキンに食器に至る何から何までが消毒薬の刺激臭にまみれていて台無しになっていると嘆いており、御仏に何とかしてほしいと頼む始末。
余は悪くないもん!!(´;ω;`)
まぁ、乳上の生活能力のなさは「空の境界」イベントで証明済みだし、仮にも王様の手綱を引ける嫁は、彼女ぐらいの女傑でないと務まらないだろう。
原典同様に乳上が出張中のため残念ながら2人が直接揃うことはないが、両者とも互いに夫婦として認める旨のセリフが存在している。食卓以外では仲睦まじい夫婦である模様。
この時に見せたデレ顔がたまらなくかわいいと評判。
後にセイレムにて熱々っぷりを見せつけた

モードレッド曰くかすり傷程度でもオキシドールたっぷりのバケツザブザブの刑に処されるらしく、心底恐れられているものの嫌われてはおらず、
それどころか「母ちゃん」と慕われている。
とは言ってもモーさんの方も「ケガなんてツバ付けときゃ治る」「コーラでうがい」など発想が完全に小学生男子の悪ガキなので、お仕置きされても言い訳はできないが…
それに元々モーさん自身が生前は父には冷たくされ、実の母親からは虐待同然に扱われるなど、親子関係に恵まれなかったせいもあってか、
お仕置き込みでも自分を心配してくれる相手は生まれて初めてで嬉しいのだろう。
ナイチンゲールとしてもバケツザブザブの刑はやり過ぎにしても、自分を「母ちゃん」と慕って懐いてくれるモーさんの事が可愛くて仕方ないようで、
何だかんだでけっこう親バカである。
母ちゃんではなく母上と呼びなさい」という台詞から、生前は生涯独身であっただけに、心の何処かで「母親」になる事に憧れていた節も見受けられる。
以降のイベントでも遊興施設で遊び倒すモーさんを叱り飛ばせるのは婦長のみと認められているらしく、
彼女の話題を出された途端「母ちゃん勘弁!!」と相変わらず恐れられている。


ギャグイベントとはいえ親子関係に恵まれなかった乳上とモーさん、生涯独身だったナイチンゲールにとって、仲睦まじい家族として過ごせる環境は幸せ以外の何物でもないだろう。
ファンからは「生前のアルトリアの妻(ギネヴィア)もナイチンさんくらいの女傑だったら万事丸く収まってたんじゃないか?」とまで言われている。
もしかしたら、悲しいすれ違いで不幸な結末となってしまったペンドラゴン一家のIFの姿と言えるのかもしれない…

ちなみにこの三人は実際に戦闘時でユニットを組ませても、かなりのベストパートナー・ベストトリオである。
また、意識したのかは不明だが、実はモーさんと彼女は中の人が同じだったりする。

余談だが、乳上とナイチンゲールのカップリングは「ナイ乳」と略されることもある。
どっちも爆乳なのにナイ乳…



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最終更新:2024年02月11日 13:59

*1 海外に多数の植民地を得た16世紀スペイン帝国の王様。情報を片っ端から書面にさせて情報処理に徹し、ついたあだ名が「書類王」。しかし跡継ぎはそのシステムをろくに理解できなかったそうな……。

*2 初期のころは宣伝にも協力的だったが、あまりに広告に使われすぎて途中から嫌気がさしてきたそうな。

*3 周囲の環境にもよるが、「手洗い・うがい・歯磨きの励行」「ちゃんと加熱する、刺身用じゃない肉や魚をそのまま食べない、腐ってそうなのは捨てるなど食中毒に気を付ける」「過度の夜更かしはしない」「ストレスを溜めない」などはマスター諸氏にも継続可能であろう

*4 ペーパーボックスピストルという古風なリボルバー拳銃も仕様