堀川りょう

登録日:2016/03/29(月) 23:32:11
更新日:2023/05/01 Mon 00:37:06
所要時間:約 4 分で読めます




堀川りょうは日本声優・俳優・ナレーター・元子役。
アズリードカンパニー所属。(代表取締役)
1958年2月1日生まれ。大阪府枚方市出身。獨協大学中退。
妻は同じく声優を務めている及川ひとみ氏である。

2001年4月までは「堀川亮」の名義で活動していた。
ちなみに本名も同じ漢字だが、読みは「堀川(まこと)」である。



母が芸能の世界が好きで、ピアノやバレエなどの芸事を色々習っていたがどちらも長続きせず、習い事のひとつとして児童劇団のオーディションを受けて合格して、入団。
そのため、元々は子役として活動しており、よく京都の大映撮影所で行われたロケに参加していた他、一時期は劇団四季にも所属した。
現在も声優として散発的に活躍している。

演技の幅は広く、主人公、主人公のライバル的なキャラからヘタレ、悪役、優男、温和な青年、オカマくさいキャラまで演じこなす。
男性声優では古川登志夫若本規夫、女性声優では高山みなみ鶴ひろみと共演することが多い。
高山氏とはライバル関係、鶴氏とは恋愛関係の絡む役での共演が多い。

英語が堪能であり、英語検定準一級を取得している。
名探偵コナンにおいて作中で流暢な英語を披露しており、あまりに発音が素晴らしかったためか、
海外版のその回でも、平次が英語で話すシーンは日本版のまま放送されたという逸話がある。


ドラゴンボール関連

堀川氏は始めてベジータを演じた際に、「悟空が正義の味方として成立するには、それに匹敵する重厚な悪が必要だ」と判断し、
ベジータが使用する二人称を「貴様」を中心にするなど、安っぽい悪にならないように演じたとのこと。
堀川氏本人も初登場の時に「数話の程度で死ぬだろうと思っていた。まさかレギュラーになるとは思いもよらなかった」といい、
実際、フリーザとの戦いで死亡したときには「もう出番はない」と思ったという。
(これに関しては当時原作にアニメが追いつきかけていたことで制作側も「悪役は4週で死ぬ」ことが定番になっていたことも起因している。)

堀川はベジータに関して、
「常に悟空ではなく己と戦っており、本当の意味でのプライドの高い人。単なるおぼっちゃまや王子ではなく、ガッツがある人」
「演じる側として意外性がどんどん見えていい。人間は環境や付き合う相手によって変化していくし、そもそも絶対的なキャラクターなんていない。だから心理的な変化は当然あると思う」
と語っている。

一番好きなシーンは「魔人ブウとの戦いで自爆前にトランクスを抱っこして、『トランクス……ブルマを…ママを大切にしろよ』と言うところ」で、
「ああいう台詞でブルマへの愛情を表現するのが鳥山先生らしくていい」と堀川氏は語っている。

ちなみに、ドラゴンボールの声優陣は当時ブルマとヤムチャがくっつくという展開を予想しており、
実際、二人は劇中で付いたり離れたりを繰り返す恋人関係になっていたが、最終的にはその予想に反してブルマはベジータとくっつくことになった*1
この展開に堀川氏は「僕じゃだめですか?」と訊ねたところ、女性声優陣達から「ダメに決まってるでしょ」と顰蹙を買ってしまったといい、野沢雅子氏は当時の堀川氏を気の毒に思ったらしい他、
キャラクター自身は潔く身を引く形になったとはいえ、ガールフレンドを取られてしまったヤムチャ役の古谷徹氏は「ベジータが憎かった」とコメントを残している。
なお、何故ブルマがそれまで恋人関係にあったヤムチャではなく、あまり良好な関係には見えなかったベジータとくっついたのかについて、
原作者の鳥山明先生は、
ブルマはワガママで言いたいことをビシッと言う性格であり、それ故ベジータに物事をハッキリ言えるのはブルマしかいないため、だからブルマとベジータをくっつけた。
という理由を、劇場版「神と神」公開当時の野沢氏とのインタビューで明かした。

また、鳥山明氏は自身の作品においてキャラクター同士の恋愛沙汰を描くことがあまりなく、
『ドラゴンボール』でも、主人公の孫悟空とその妻となるチチが、交際をすっ飛ばしていきなり結婚している他、
ベジータとブルマも唐突に彼らの子どもであるトランクスが登場し、事情を知っていた悟空以外が「ベジータとブルマの子」ということに驚く展開があり、
(鳥山作品にしては)しっかり恋愛模様が描かれたのは孫悟飯ビーデルくらいだったりする。
そのため、堀川氏は「ブルマとベジータの馴れ初めの経緯を今後見てみたい」ともコメントしている。


横島忠夫

当時の堀川氏はシリアス系なキャラクターばかり演じていたため、アドリブが言えずにフラストレーションが溜まっていたところに横島のオファーが来たという。
丁度ギャグ物をやりたいと思っていた堀川氏はこの役を喜んで引き受け、久々に気の赴くままに思いきりな演技が可能なキャラクターを担当した堀川氏は、
アドリブの多さ・豊富さにおいて右に出る者がいないほど有名な共演者の千葉繁氏と共にアドリブを連発し、共演していた鶴ひろみ氏の腹筋を破壊しつくした。



主な出演作

アニメ


ゲーム、ドラマCD等


特撮




まるで追記・修正のバーゲンセールだな……。


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最終更新:2023年05月01日 00:37

*1 ちなみに、当時のブルマ役の声優は、上述の通り堀川氏と演じる役柄同士が恋愛関係になることが多かった鶴ひろみ氏である。

*2 二代目