ガムート

登録日:2016/03/22 (火) 20:58:57
更新日:2024/02/21 Wed 23:13:18
所要時間:約 17 分で読めます




モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンタークロス』(MHX)。


 種族:牙獣種
 別名:巨獣
危険度:★5


◆もくじ


◆概要

MHXで登場した新手のモンスター。同作のメインモンスターの一角を占める。
種族は牙獣種。満を持して現れたシリーズ史上初の牙獣種のメインモンスターである。
主な生息地は雪山や氷海といった過酷な寒冷地。
マンモスをモチーフにしたモンスターで、3DSの画面を覆いつくさんばかりの巨体と、象らしい長い鼻、巨大な象牙が目を引く。
特にその体の大きさは常軌を逸しており、公式動画ではドボルベルクよりも巨大と言われ、小嶋P曰く「通常のフィールドに登場するモンスターの中では最大クラス」とのこと。
全長こそ短いがとにかく体高が高く、氷海の洞窟に侵入した際はでかすぎて天井にぶつかる寸前。
気になるそのサイズだが、大半の個体は20m前半であり、小冠個体でも20m以下を下回る事はない。
明らかに牙獣種で最大級の巨体を誇るモンスターである。

象のような姿通り、草食なのだが寒冷地という過酷な環境にいるせいか縄張り意識が強く、気も荒い。
餌が少なくなると村に現れ木造の小屋を壊して食べてしまうこともあるとのこと。

ポッケ村ではその威容と、ひとたび荒れ狂えば単騎で村一つを壊滅させるほどの戦闘能力から「不動の山神」と呼ばれ畏怖されている。
全身は青い剛毛と所々に生えた赤い毛に覆われており、四肢は強固な甲殻に守られている。
頭部はこれまた巨大な頭殻に保護されており、その強固さはあのティガレックスの攻撃を受けても怯みすらしないほど
なお巨体のためか剥ぎ取り回数は通常よりも1回多い4回となっている。

◇極小個体

集会所上位 ★★★★★★★
狩猟クエスト
小さくても巨獣
目的地 メインターゲット 報酬金 15000z
氷海 ガムート1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 0z
50分 なし
契約金 受注・参加条件
1500z HR4以上
イベントクエスト「小さくても巨獣」でこいつこいつのような極小個体が出現してしまった。
その大きさたるや衝撃の455.21cm。比べてみると分かるがそこら辺のポポやスクアギルの方が明らかにデカい。というかポポの全長は656cmなのでポポより小さいということになる。
体格差と移動速度の辻褄を合わせるために通常個体より移動速度が上がっているが、そのせいで通常個体のような体を左右に揺らしながらのっしのっしと歩く重量感のあるモーションのまま目を疑うような速さで高速移動する姿が見られる。
瀕死になるとより顕著になり、ドドドドと音を立てて足踏みしながら凄まじい速さで体を左右に振りつつ超高速で脱兎のごとく駆け出していくという不気味極まりない姿を見せてくる。
その様はまるでビデオテープを早送りにして見ているかのよう。違和感バリバリである。

銀嶺(ぎんれい)ガムート

MHXXで新たに登場したガムートの二つ名個体
長年をかけて極寒地帯を生き抜いてきたことで更に強くなった特殊な個体。
二つ名の銀嶺は老化によって体毛が白銀に染まっていることに由来し、通常個体よりもさらに大きな体躯を誇る。
後脚は黒く硬質化しており、雪を纏うことはないが並大抵の攻撃を通さない。

また最大の特徴として四肢だけでなく長い鼻にも氷雪を纏っている。

因みに公式での通称は『世界最強峰


◆戦闘能力

見た目通り、その巨大な体の重量を利用した踏みつけや突進、鼻叩き付けなどの質量攻撃を繰り出してくる。
また長大な鼻を利用した攻撃も得意としており、鼻で大きく息を吸い込んでハンターを吸い寄せる、吸い込んだ雪をブレスよろしく猛烈な勢いで噴射する、鼻で氷の塊を連射する、巨大な雪の塊を持ち上げて投げつけるといった行動もとる。
四肢に雪を纏わせて装甲代わりにしたり、纏わせた雪を炸裂させてこちらを雪だるま状態にしたりなどの搦め手も得意。
一発一発が重いパワーファイターながら氷属性やられや雪だるまなどこちらの動きを大きく制限する手段を複数持ち合わせており、これらの手段でこちらの動きを止めた後強烈な一撃を叩き込むのが常套手段である。
反面動きが鈍重で隙が多く、また背後を取られると有効な攻撃手段が少ないといった弱点もある。(もっともガムートもその点を理解しているのか、油断しているとバックキックで蹴り飛ばされたり、たまに後ずさりして背後にハンターが立てない位置に移動しようとしたりする。)
またハンターが乗り攻撃を行う際は頭殻のやや後ろに乗るのだが、体高がでかすぎるあまり、せっかく乗り蓄積値をためて乗ろうとしても頭がエリア外にはみ出してしまって乗り攻撃が失敗するという事態が頻繁に起こるので、エリアルスタイルなどで戦う際は特にガムートの位置取りに注意を払う必要がある。

銀嶺ガムートは通常種と大まかな動き、スピードや攻撃方法はさほど変わらない。
しかし後脚と尻尾が物凄く硬いので通常種では有効だった常に背後を取る立ち回りは殆ど効果がない。
それどころか背後への攻撃手段が激増しているのでむしろしてはいけないというレベルである。
反面頭部と鼻の柔らかさはそのままで、前脚は通常種より軟化しているので隙を窺って前半身を積極的に攻撃すべし。
超特殊許可クエストでは元々高かった攻撃力がさらに激増しており、防具の性能が良くても大半の攻撃が即死圏内に入る。搦め手に当たる攻撃でも半分以上削られるので氷やられor雪だるま状態にされると追撃で御陀仏になる。
あまりの体躯のデカさのせいで攻撃が見切り辛いが通常種同様メリハリがはっきりしており、決して勝てない相手ではない。
因みに体力はそのデカさに違わず全二つ名中最高である。肉質の都合上、宝纏のほうが遥かにタフなのは内緒


◆攻撃手段

咆哮
空を仰ぐように首を上空に反らせて咆哮。
インパクトのある見た目に反して咆哮(大)ではなく(小)。ただし持続時間が長めになっており、回避性能スキルでの回避は不可能であり、乗り攻撃中に繰り出されると若干長めに拘束されるので注意。耳栓スキルがあれば大きな攻撃チャンスになる。

かちあげ突進
数歩後ずさった後、頭殻と牙で地面を抉るように擦りながら勢いよく突進しそのまま牙を振り上げる。巻き上がる雪煙に当たると雪だるま状態になり、突進後のかちあげか地面の隆起に巻き込まれると思い切り上空に吹っ飛ばされる。
非常に威力が高く、怒り時の獰猛化個体が繰り出すそれは目を疑うほどの破壊力を誇る。
ガムートの背後には当たり判定が発生しないため突進系の大技を避けるときは後方に張り付いているとよい。

踏みつけ
上体を起こして二足歩行しながらハンターをロックオンしつつ接近、そのまま全体重を乗せて踏みつける
二連続で踏みつけるパターン、強く一回踏みつけるパターンがある。地よく一回踏みつけるパターンでは振動が発生する。
雪纏い時は着地と同時に雪の装甲が砕けて炸裂し、食らうと雪だるま状態になる。

吸い込み
鼻で大きく息を吸い込んでハンターを吸い寄せる。
この後踏みつけ・拘束攻撃・雪噴射のいずれかに派生することが多い。

拘束攻撃
MHXの四天王の中で唯一拘束攻撃を持つ。
OP映像でティガレックスを投げ飛ばしていたあの鼻の力でハンターを掴んだ後何度も地面に叩き付けたのち放り投げて大ダメージを与える。
普通こんな攻撃食らったらダメージ云々以前に原型を留めないほど叩き潰されて即死しそうなのだが…

鼻叩き付け
上体を起こしつつ、倒れこむようにして体重を乗せながら鼻を前方に叩き付ける。
叩き付けた後吸い込みでハンターを拘束しつつ引き寄せ、そのままもう一撃繰り出してくるパターンもある。
ガムートの攻撃の中でも最高クラスの威力を誇る技なので、もちろん怒り時に二撃目まで食らおうものなら…

雪纏い
鼻を地面に突き刺して雪を吸い上げるような動作をした後、脚全体に雪を吹きかけて雪の装甲を形成する。
巻き上げられた雪煙に当たると微ダメージ+尻餅&雪だるま状態。後ろ足まで当たり判定が発生するので大技を避けるために背後に張り付いていると急にこいつを食らって動けなくなることも多い。

雪ブレス
雪纏い時と同様の予備動作の後、前方を扇形に薙ぎ払うような軌道で雪を噴射してくる。

ワイパーブレス
左右に頭を振りつつ雪ブレスを往復させながらゆっくりと前進して距離を詰めてくる。
ハンターとの距離が大きく離れている際に使用することが多い。

スナイプブレス
計三個の氷の塊でこちらを正確に狙撃してくる。
これもハンターとの距離が大きく開いている際に繰り出しやすい。
運が悪いとこのせいでいつまで経っても仕掛けた罠に誘導できないことも…

雪玉投げ
巨大な雪玉を一つ投げつける。雪玉は一定時間飛んだ後ターゲットが立っていた地点に正確に落下する。
落下直前にガムートのほうに向かって回避行動を取れば回避できるが、落下地点で砕けた雪の破片にも当たり判定があるので注意。

牙振り回し
顔の左側面を薙ぎ払うような軌道で牙を振り回す。
ハンターが自身の後方にいる場合この技で方向転換してくることもある。

バックキック
背後にハンターが立っているときに繰り出しやすい。後方に向かって両後ろ足で交互に蹴りを繰り出す。

車庫入れ
壁際やエリア移動口まで後ずさりしながら移動。
ガムートは乗り攻撃の際180°大きく方向転換するため、エリア移動口でこれをやられると乗りダウンが成功した際に高確率で隣接エリアに投げ出されてしまうという嫌がらせのような仕様がある。

氷塊薙ぎ払い
銀嶺の専用攻撃。
鼻で巨大な氷塊を掘り出し右から左にかけて思い切り叩き付ける。
非常に攻撃力が高く、パッと見の攻撃範囲の広さから避けるのは困難に見えるが実は出始めの右側に逃げれば攻撃は当たらない。
ガムートから離れるより右側に移動するか懐に潜り込んだほうがいい。

除雪突進
銀嶺の専用攻撃。
頭を地面に突っ込んで長い溜め動作を経てから、地面を抉るように突進する。通称ブルドーザー。
銀嶺の全攻撃中最大の威力を持ち、超特殊許可クエストじゃなくても食らえばまず死ぬ。
突進中は常に攻撃判定が発生しているのでガードは不可能。突進速度は遅いが誘導が非常に強いので溜め動作が見えたら納刀して全力で逃げよう。
突進中と終わりに雪玉がばら蒔かれるので狙われてなくても油断は禁物。
因みに溜め動作中にひたすら攻撃すれば大ダウンを取れるがかなりシビア。

◆破壊可能部位
  • 頭部
    • 二段階破壊。一度耐久値を0にすると頭殻に傷がつき、二度目に右側の牙が折れて短くなり破壊した扱いになる。
    • 破壊すると鼻に大きく傷跡ができる。もとからダメージが通りやすい部位であるだけでなく、ガムート装備を制作する際に必須となる「巨獣の鼻棘」を入手できるのでダウンした時などは優先して狙いたい。銀嶺の場合は纏っている氷を剥がしてからさらに攻撃することで傷が付くので実質二段階破壊となる。
  • 四肢
    • 4つの足ごとに独立した耐久値を持つが、いずれか1本を破壊した時点で破壊成功扱いになり、4本すべて破壊しても報酬は増えない。破壊すると足の甲殻が割れ、破壊した部位に雪を纏わなくなる。
    • 先述の通りガムートは足に雪を纏ってくることがある。この雪の装甲は足とは独立した耐久値を持つ上に二段階破壊となっており、完全に剥がさないと足にダメージが通らない仕様になっている。雪の装甲は火属性に非常に弱いので剥がす場合は火属性攻撃が有効。しかし完全に剥がし切ると逆に火属性は通りにくくなるので、複数の属性弾を撃ち分けられるボウガンだと戦いやすい。

◆ガムート装備

◇武器

ガムートの頭殻や牙をあしらった無骨で荒々しい見た目が特徴。いずれの武器も最終強化前は「巨獣○○(武器種名。例:巨獣剣斧)」という命名パターンとなっている。
全体的に切れ味が悪く、会心率にマイナス補正がかかるデメリットがあるものの、ずば抜けて高い攻撃力がそれを補う。
標準的なレベルの氷属性値も付随しており、武器種によっては扱い方次第だが非常に優秀な一振りになりうる。
…そんなガムート武器だが、最終強化すると武器名が「巨○+武器種を表現した擬音語の当て字」というインパクト絶大な代物へと化ける。
例えば上述のスラッシュアックスの巨獣剣斧なら最終的には「巨攻・餓斜ン牙機ン(がしゃんがきん)」というまるでステレオタイプの暴走族の「夜露死苦」のようなノリのネーミングセンスになる。
こんな突っ込みどころ満載なインパクトのある名前だが説明文を合わせて読んでみるとどうやら防具側の説明文で語られる「外の国からやって来た禍つ神」との戦いの様子を表現したものらしいことが分かるようになっている。
ダブルクロスでは究極強化させると「武器種を表現した擬音語の当て字+MAX」という名前に。
前述の巨攻・餓斜ン牙機ンだと餓斜ン牙機ンMAXとなる。最早何も言うまい。

MHXXでは銀嶺ガムートの武器も登場。
通常種武器と比べて攻撃力が大幅に上昇、会心率も5%まで回復した。
しかし属性値は大幅ダウンし、斬れ味は素で緑で匠2でやっと白20と劣悪である。二つ名武器なのでスロットもない。
今作では紫ゲージと白ゲージの補正が殆ど変わらないので、匠2前提だと銀嶺武器が期待値トップの武器種が多い。
スキルを揃えれば『世界最強峰』のような暴力的な火力が出せる。
一言でいうと「切れ味+2・業物」を揃える。最低これさえあれば凶悪。なお完成には「銀嶺の鼻棘」X5が必要だが、これがまた曰くつきの素材。破壊王は必須。やはりというか天殻も二つ要る。
気になる名前だが銀嶺武器でも相変わらずであり、究極強化させると○○○(擬音語の当て字)王の大××という衝撃的な名前に。例えばスラッシュアックスだと『餓斜ン牙王の大解放』となるMAXとか付きだした通常種武器と比べるとまともに見える
  • 最高峰:スラッシュアックス
強撃ビンでこの高火力。もはや手に負えまい。特にストライカーでチャージソードにしようものならこれ一択というくらいの性能。
  • 強豪:ハンマー・太刀・片手剣・ランス
強いことは強いがこの系統は競合相手もいる激戦区。「普通に使っても強い。氷属性弱点なら一強」な感じ。高火力で使いまわしもできるので「作れたら最後まで外せない」のは確か。
  • 個性派:狩猟笛・ガンランス
旋律と砲撃が独特。心眼・鈍器と組み合わせて継続能力を伸ばすのも手。
  • 産廃:チャージアックス。だってビンが…。

◇防具

「不動の山神」の名に因んで男性用防具は非常に厳つい鎧、女性用は民族衣装を思わせる服となっている。
男性用は山神として崇められる氷の巨人を、女性用はその山神に使える巫女の装束をイメージしてデザインされているとのこと。両方とも全体的にデザインが非常にごつく、各部に配されたガムートの剛毛により非常にモフモフしている。特に胴防具がデカく、女性用の物は装備すると途端に着ぶくれする。男性用の物は全身にガムートの頭殻を利用したパーツを組み込んであるせいで非常にゴツい。
説明文はストーリー仕立てになっており、一式そろえると物語の全容が明らかになるようになっている。
それによると「山神に仕える神官たちが外からやってきた災いの神との戦いの末に相討ちとなって亡くなり、それを嘆いた山神は怒りと憎悪のあまり我を忘れて暴走して狩人に討たれ、残された遺骸から作られた防具である」というものらしい。

下位一式で発動するのは「北風の狩人」「薬草強化」「火耐性弱化」。
寒冷適応はMHXで初登場の新スキルで、効果は「寒さ無効+寒冷地だと常時攻撃力15UP・防御力20UP+寒冷地でクーラードリンクを飲むと攻撃力5UP」というもの。耐寒スキルの上位互換で、寒冷地ならば常に能力がブーストされた状態で戦える非常に有用な効果である。こちらもタマミツネ防具の「泡沫の舞」同様専用スキルではなく、ザボアザギル防具などでも発動させられる。
なおMHXではこのスキルと対になる「南風の狩人」も登場している。

上位Sシリーズではスキルが変更され、薬草強化と火耐性弱化が消えた代わりに剣士用だと「耐震」、ガンナー用だと「重撃弾強化」がつく。
素材主であるガムートを含め寒冷地には攻撃に振動が付随するモンスターが複数存在しているので耐震はかなり有用。特にヒップドロップで頻繁に振動を起こしてくる大雪主ウルクススや氷海で戦うイビルジョーなどの強敵との戦いで真価を発揮する。
ガンナー用の重撃弾強化は重撃弾が一部のボウガンの内蔵弾にしか存在しないこともあってぶっちゃけ微妙。

◆MHST2

通常種はMHX四天王の中で一足早く、クアン村付近の森林地帯の入口付近に眠っている(おそらく雌だが)キングモンスターとして登場する。
本格的に見かけるのは終盤なので攻撃の威力は伊達ではなく、それでいて体力も非常に高く長期戦にもつれがち。
特に「雪吸い」後に放たれる「ホワイトブラスター」や「ホワイトスタンプ」は全体攻撃であり、対策を誤ると、共闘パートナーもろとも一網打尽にされてしまうこと間違いなし。
…要するに、性質は若干違うが、MHSTのリオレイア亜種を彷彿とさせる「初見殺し」である。あっちも雌だし。

一方、真っ向勝負は全てパワーで来るため、ダブルアクションで止めるのは容易。
また、「ホワイトスタンプ」は雪吸い後に雪を纏っている部位を破壊することで威力が落ちていく。
猶予は最大でも3ターンなので、相当に攻撃を強化していないと全破壊は現実的ではないが、ライド状態で大ダメージを受けた時にオトモンが力尽きることなく踏みとどまるのを利用すれば凌げる。
この特性から、ストーリー中の共闘パートナーがいない僅かなタイミングを見計らえば討伐は不可能ではない。
むしろ共闘パートナーがいると、共闘パートナーが足を引っ張って撤退させられる可能性すらある。

しかし苦労してオトモンにしたとしても、ガムートは能力の成長が非常に遅く、大凡Lv.50を過ぎないと伸びない。
必要経験値はLv.46を境に一気に4倍以上に増えるため、開発側はここまでに上位モンスター解放済(≒エンディング後)と想定したとみられる。
(ただしガムートとは対照的に討伐が楽なモノブロスのキングモンスター個体を大量に討伐するつもりなら話は別だが)
故に、ガムートの活躍はエンドコンテンツまでお預けであるが、最終的には最大HPが非常に伸びるため、文字通り「不動の山神」としてその耐久力を遺憾なく発揮することになる。

銀嶺はエンドコンテンツなので上位個体しかいないが、基本の行動パターンは通常種と同じ。
しかし、通常種は真っ向勝負に持ち込めない全体攻撃スキルは雪吸い後のホワイトスタンプしかなかったが、銀嶺では雪吸い前後両方でそれぞれ持っており、弱ってきた後に放ってくる。
運が悪いと一網打尽になるため、通常種以上に最後まで気を抜けない。

◆余談

  • 象がモチーフのモンスターはすでに「ポポ」という前例があるが、こちらは長い鼻や甲高い咆哮などより象らしいデザインとなっている。またポポによく似た巨大な牙から「ドスポポ」と呼ばれることも。
    • 後に公式から「幼体のガムートはポポの群れに紛れ込んで暮らす代わりに母親が自分の子供が紛れたポポの群れを外敵から守る」という設定があることが明かされた。やっぱりドスポポじゃないか!
      その割に逃げ遅れたポポが踏みつけや突進に巻き込まれて惨殺されることもあるのだが…
    • よりにもよって最初に遭遇するクエストもポポ狩りと見せかけてティガレックスが襲撃してくるあのトラウマクエスト「忍び寄る気配」と同名であるなどなにかとポポ(とティガレックス)に因縁のあるモンスターである
  • 目が非常に小さい。巨体と頭部の大きさから相対的に小さく見えるのも一因だが、小さいのでよく観察しないと位置が分かりにくい。
    • 逆に頭部を覆っている巨大な頭殻は表面の円形の溝の関係で遠くから見るとまるで巨大な一つ目のようにも見える(ロード画面などで表示される各メインモンスターのデフォルメイラストを見てみると分かりやすい。)
      また、肩にも一つ目のような模様もある。
    • これはガムートが象(マンモス)と同時にヘカトンケイルや隻眼の巨人サイクロプスなどもモチーフとしているためである。
  • 本編中に出てくるガムートは全部雌であるとのこと。
    • 防具のデザインを担当したえだやん氏曰く「ディノバルドが正統派主人公、ガムートが力自慢の巨体キャラ、タマミツネがイケメン枠、ライゼクスが無口でニヒルなナンバー2」というイメージであるらしい。その発言に倣うとガムートは女は女でもゴリマッチョ体型の屈強な女戦士ということになるのだろうか?そうだとすると銀嶺ガムートはゴリマッチョ婆ちゃんということになるが…
  • 大連続狩猟クエストなどで塔の秘境に出現することもある。
    • 雪や氷などどこをどう見渡しても存在しないはずなのだが、それでも平然と雪玉を飛ばして来たり雪ブレスを繰り出して来たりする。似たようなことは闘技場でウルクススもやらかすのだが、その雪は一体どこから出した。
    • そもそもガムートはどうやって高所にある塔の秘境のフィールドまで移動してきたのだろうか?(塔の秘境が舞台のクエスト「宿命の四天王」ではクエスト開始時点でフィールドにすでにガムートが出現しているため、ガムートが出現する瞬間を目撃することは残念ながらできない。通常フィールドでは地面から這い出して来る。)
    • これらの怪奇現象不思議な現象はモンハン世界がその影響下に置かれていると噂されるアタリハンテイ力学の作用によるものではないかと言われているらしい…
  • OPムービーでは急襲してきたティガレックスと戦う様子が描かれる。
    • ガムートが起こした振動によって目を覚ましたティガレックスが跳びかかりで急襲、ガムートの頭殻に食らいつくもガムートは怯む様子さえ見せず、それどころか食らいつくティガレックスを鼻でつかんだ挙句投げ飛ばして地面に叩き付ける。
    • ティガレックスは雪山では間違いなく頂点捕食者だと言えるほどの戦闘能力を持つ強敵であり、そのティガレックスすら歯牙にも掛けないガムートの戦闘能力の高さがうかがえる。
  • 生態ムービーによれば、時々雪まみれになりながら昼寝をしていることがあるらしい。
吹雪に遭ったブランゴが洞穴と間違えて腹の下に入り込んでしまい、怒ったガムートに追い出されるという内容。



追記修正を怠ったな!?もう怒ったぞう!!(憤怒)

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最終更新:2024年02月21日 23:13