フラッシュキング

登録日:2016/02/10 Wed 14:29:36
更新日:2023/12/30 Sat 22:39:21
所要時間:約 3 分で読めます




※推奨BGM:超新星フラッシュマン


獣戦士が巨大化した!

合体!フラッシュクロス!!

フラッシュキング誕生!


超新星フラッシュマン!


見たか!巨大ロボ





合体!フラッシュクロス!!



フラッシュキングとは、『超新星フラッシュマン』に登場する1号ロボット
本項目は、このロボを構成するメカおよび母艦系統についても記載する。


目次

Λ▽Λ【概要】Λ▽Λ

第1話「急げ!地球を救え」にて分離形態の状態で登場、
第2話「見たか!巨大ロボ」にて初合体に成功する。

太陽系から遠く離れたフラッシュ星の技術で作られた三機のスーパーメカが合体して完成する巨大ロボで、
改造実験帝国メスのクラーゲンが放射する巨大化光線を受け巨大化した獣戦士を迎え撃つ。

スーパー戦隊シリーズでは初となる「キング」と名のつくロボットであり、メンバー全員が頭部コクピットに集まるロボットでもある。


Λ▽Λ【ラウンドベース】Λ▽Λ


全高:145.3m

フラッシュマンの活動拠点である大型宇宙船。
第1話にて、改造実験帝国メスの地球侵略を知ったジンが、フラッシュ星の奥深くのハンガーデッキに格納されていたのを見つけ出した。
ジンは仲間であるダイたちに招集をかけてこの船に乗り込み、育ての親であるフラッシュ星人の静止を振り切って地球へと帰還した。

フラッシュ星の重力圏を突破するために四門の大型ジェットノズルを装備、ワープする際にはそれをパージして宇宙間を航行。
地球に着陸時にはジェットノズルと連結していたランディングギアで地表に降り立ち、ここを拠点にメスと戦う。
機体内には監視ロボット・マグと戦闘母艦・スターコンドルを格納している。



スターコンドル、発進!!


Λ▽Λ【スターコンドル】Λ▽Λ


全長:78.5m
翼長:128.7m
重量:1,480t
最高速度:マッハ4.8

初出撃は第2話。
普段はラウンドベース内部で格納されているが、後部から翼部を伸ばして展開されたゲートから発進する。
一見、前作のシャトルベースを思わせる箱型体系だが、鳥にも似た機首部と針のように伸びた先端パーツが特徴。
基本的にはフラッシュマンの五人が操縦するが、フラッシュマンの発進コールを受け自動操縦で急行することも可能。
回によってはマグが操縦し、フラッシュキングを援護したこともある。

左舷にはフラッシュキングの必殺剣であるコズモソードを内蔵しており、レッドフラッシュの指示を受けたイエローフラッシュがコマンドを送ることで射出される。


Λ▽Λ【合体前のメカ】Λ▽Λ


フラッシュキングを構成するフラッシュ星のスーパーメカ。
いずれも第1話から登場しており、フラッシュ星及びその衛星にいた頃は素顔のジンたちが自家用車のように乗りこなしている。


タンクコマンド


全長:25.0m
機体幅:22.3m
重量:428t
最高速度:時速300km
飛行速度:マッハ2

レッドフラッシュ/ジンが乗り込む単座式の巨大戦車。
スターコンドルの機体下部から縦に割れる形でゲートが展開、スロープが伸びて発進可能となる。

武装は機体上部に配置された2門のタンクコマンドミサイル
地球での初陣では戦車らしからぬ高速移動でラボー戦闘機の猛攻を振り切り、ミサイルで撃墜した。
後部のエンジンの推力は高く、単独で空を飛ぶことも可能。

フラッシュキング合体時には頭部と胴体を構成する。

それまでの合体メカでは、飛行メカに乗ることがメインだったリーダーのレッドが、陸戦メカに乗ったのはシリーズでも初の事飛行出来る事は置いておいてねだった。


ジェットデルタ


全長:36.2m
翼長:25.2m
重量:112t
飛行速度:マッハ10.5

グリーンフラッシュ/ダイイエローフラッシュ/サラが乗り込む複座式の戦闘機。
メインパイロットはダイ、コ・パイロットはサラが務める。
タンクコマンドが発進後、スターコンドルの後部からコンテナが現れて右から出撃する。

武装は機体下部に施されたジェットデルタビーム。
スターコンドルの発進時に機体を一回転するアクションが目を引き、地球での初陣でもダイがきりもみ撃ちでラボー戦闘機を撃墜している。

フラッシュキング合体時には右腕と右足を構成する。


ジェットシーカー


全長:36.0m
翼長:33.2m
重量:135t
飛行速度:マッハ9
レーダー直径:13.1m

ブルーフラッシュ/ブンピンクフラッシュ/ルーが乗り込む複座式の偵察機。
メインパイロットはブン、コ・パイロットはルーが務める。
ジェットデルタに続く形でコンテナ左部から発進される。

武装は翼部に施された二門のジェットシーカービーム。
ジェットデルタに負けず劣らずの飛行速度を持ち、地球での初陣では超アクロバティックな飛行テクニックや逆さ撃ちでラボー戦闘機を墜落させ、ダイとのコンビネーションで攪乱戦法を見せている。

発進前には機体後部のレーダードームを回転させるアクションがウリで、フラッシュキング合体時には左腕と左足とである「キングシールド」を構成する。



マグ「合体マニュアル・008!」

ジン「マニュアル・008……? 合体できるのか!?」

ダイ「何ッ!? 合体!?」

サラ「えっ……?」

ブン「本当か!?」


「合体! フラッシュクロス!!」



完成! フラッシュキン!!



Λ▽Λ【フラッシュキング】Λ▽Λ


全高:51.2m
重量:675t
歩幅:20m
装甲:プリズニウム合金製
最高飛行速度:マッハ2.5


初合体は第2話。
巨大化したザ・ズルルクに対して前述の三機で出撃したフラッシュマンだが、合体することは知らずに合体コードを発見し、その過程で合体に成功した。
ちなみに5人揃わないとフラッシュキングには合体出来ない模様。

合体シークエンスは以下の通り。

  • 空に舞い上がったタンクコマンドがレッドフラッシュの「合体、スタート!」の号令と共にキャタピラを真上に移動し接続部を展開する
  • ジェットデルタ&シーカーが翼部を収納し機首部を伸ばしシリンダー状のジョイントを引き出す
  • タンクコマンドが追い越すのを確認したジェットデルタ&シーカー後部で脚部が展開、機首部が真横に曲がる
  • レッドフラッシュの「合体! フラッシュクロス!!」の号令を受けジェットデルタ&シーカーがタンクコマンドの接続部と連結、それぞれ機首部を収納することで完成
  • ロボの額部にあるプリズムに五人のイメージが浮かんだ後、コックピットに集合し戦闘開始

この独特な合体パターンは「三次元スライド合体」と称されている。
フラッシュキングジャンプで飛行可能だが、このジャンプは飛行よりは、もっぱら必殺剣のコズモソードを使用する場合であり、後述するスターコンドルから射出されるコズモソードをキャッチする為、毎度ジャンプする必要がある。

使用する武器は腹部のハッチを開いて発射する二連装ミサイルキングミサイル」、胸のプリズムから発射される「キングビーム」と「レインボービーム
両目から発射されるサーチライトの「キングフラッシュ」、左右の拳を敵に発射するキングナックル」、第46話では体を回転させてエネルギーを放射する「ビッグフラッシュ」も使用した。
必殺技はスターコンドルの左舷から射出されたコズモソードを、ジャンプして空中でキャッチした後、額からエネルギーを放出して剣に貯め、縦回転しながら敵に斬りかかる「スーパーコズモフラッシュ」。


だが、第15話「巨大ロボ破れたり」では、二体に分裂した獣戦士ザ・ズコンダの片割れをスーパーコズモフラッシュで倒すも、もう片方のズコンダが最期の力を振り絞って襲い掛かり、
結果倒せはしたが左手と左足が脱落し大破。相打ちとなり、サブタイトルの通りシリーズ初のロボット側の大破による敗北となってしまった。このシーンは当時、多くの男児にトラウマを植え付けたという…ジェットシーカーだけが壊れた様に見えるんスけど・・・・・ 。
ちなみにそれまでの戦隊ロボットでは、ダイデンジンがバンリキモンスに敗北し、バイオロボバルジオンに追い詰められた例があったが、どちらも大破にまでは至っていなかった。

第20話「復活!巨大ロボ!」では冒頭で復活したかに見えたが、獣戦士ザ・ブルザスの発する音波で頭脳回路の修理が進まなくなり、またしても左腕が脱落し修理は失敗したものの、
戦闘の過程で巨大ブルザスの音波を食い止めることに成功し、ラウンドベースにいたマグが修理させた。
以後はタイタンボーイ/グレートタイタンと使い分ける形で巨大戦に移行。
中盤以降は合体シークエンスなしの登場が多くなった。
第28話「壮絶!炎のガルス」では、敵幹部のレー・ガルスを倒し、
第49話「逆襲ラー・デウス」では、大帝ラー・デウスを素体としたデウス獣戦士ザ・デウスーラに勝利した。

しかし、最終回「さらば!故郷の星」において、デウスーラの強化復活態とも呼べるデウス獣戦士ザ・デーモスと交戦するも
エネルギーを吸い取られ続け、残りのエネルギーを振り絞ったスーパーコズモフラッシュすらも防がれ、第15話のようなクラッシュこそしなかったものの、その末に倒されてしまった。フラッシュマンが地球を去った後フラッシュキングがどうなったかは不明。


Λ▽Λ【その後のスーパー戦隊での登場】Λ▽Λ

Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、ガオライオンの号令と共に歴代レッドが操縦する、もしくは共に戦う24大メカが集結。
レッドフラッシュが駆るタンクコマンドも駆けつけ、はぐれハイネス・ラクシャーサに向け不意打ちのミサイルを放った。最終回でザ・デーモスに倒された状態からどうやって修復できたのかとツッコんではいけない。

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では歴代戦隊のロボット達と共に、黒十字王が率いる悪の軍団と戦闘。
ダイナロボの科学剣・稲妻重力落としと共に必殺のスーパーコズモクラッシュを放ったが、アクションシーンはCGや過去のフィルムの編集による登場となった。
集合カットでのポジションは三列の中の中段の列であり、このポジションは展示用スーツのみ残っていて稼動は困難なもののスーツ自体は存在しているのはフラッシュキングが最古である。
(なお最前列が本編の撮影で使われたスーツが現存してるロボであり、最後尾の列はスーツが現存していないためスチール写真を合成しているロボ)

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』では終盤の巨大ロボット戦にて、幻のレンジャーキーがバディロイドキーに変化し
それをゴーカイダリンにセットすることで、ゴーバスターズの大いなる力が発動。
ゴーカイオーの胸部ハッチから現れた七本のメガゾードキーの一本がフラッシュキングキーに変化した。
フラッシュキングにはゴーバスターエースがチェンジし、メガゾードΩにキングナックルを放った。
本作ではスーツでも登場。本作で登場した大獣神のスーツと同じく、上記の展示用スーツを改造したものだと思われる。

『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊』ではワイルドドウサイシュリケンキングに力を授ける際にイメージとしてフラッシュキングが登場している。
フラッシュマンの出力形式最大ロボはグレートタイタンに当たる。

Λ▽Λ【余談】Λ▽Λ

最終回において、フラッシュマンがフラッシュキングに乗り込んだ際にスターコンドル発進から到着までに一時間、
さらにフラッシュキングの合体までに一時間が経過しており、発進からロボの完成までじつに2時間も掛かっている事になる。

そしてフラッシュマン放映から30年を経た2016年秋に、アニメ「フリップフラッパーズ」第8話のBパートではフラッシュキングとタイタンボーイ/グレートタイタンに酷似したロボも登場。
主人公のパピカ&ココナコンビが乗るジェット機と戦車がフラッシュキングに似た「パピナキング」に合体。
どこからともなく現れた七支刀と円盾を得物に巨大怪獣とバトルを繰り広げた。
最終的に巨大怪獣の攻撃で胸部中央を貫かれた後、ご丁寧に頭部と右手足がバラバラにされてしまう形で敗北となった。
その後、ココナの幼馴染でもあるライバルキャラ・ヤヤカがフラッシュタイタン似のトレーラーを駆り救援に参上。
三人はタイタンボーイ似の「ヤピコボーイ」を経てグレートタイタン似の「グレートパコヤ」を駆り第二ラウンドに挑み勝利した。

テーマソング「輝け!フラッシュキング」(歌:宮内タカユキ)*1



ジン「イエローフラッシュ、追記・修正だ!」
サラ「OK!」



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最終更新:2023年12月30日 22:39

*1 基本的にサビの「フラッシュ フラッシュ フラッシュキング フラッシュ フラッシュ スーパーコズモフラッシュ」の部分はカットされて流された(3・4話やフラッシュキングが戦列に復帰した20話ではサビの部分も流された)。31話以降は合体省略でロボ形態での出動が多くなり、使用されなくなった。31話以降も合体シーンが出てくる回があるが、BGMは別なものが使われている