ユダヤ教

登録日:2015/11/19 Thu 10:45:18
更新日:2023/12/26 Tue 16:08:02
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シェマ(聞け)、イスラエルよ。
われらの神、主は唯一の主である。
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、
主を愛しなさい。











■ユダヤ教

「ユダヤ教」は古代イスラエルの信仰形態を継承するユダヤ人のみの信仰、規範、民族の絆の証である。
“神”と契約を結んだ“民族”が“契約を果たす事”で“救済を得る”という選民思想を基盤とする。

後にキリスト教イスラム教を生んだ信仰の母体ではあるが、ユダヤと“神”の“直接の契約の証”たる「TNK(タナハ。旧約聖書に相当)」のみを信仰の証とするため、両宗教とは決して相容れない
キリスト教とイスラム教からしてもユダヤは“見捨てられた存在”でなければならないので認められない。そうしないと根本的に教典が成立しなくなるからである。
特にキリスト教徒からは「神の子を殺した呪われし民族」と認識されており、十字軍遠征の時代から清教徒革命で知られるルター、ナチスドイツ…etc.と、ひたすら西欧社会の中で差別と迫害と虐殺の対象にされた歴史がある。
どれくらいかというと、20世紀に入ってからやっと本格的な和解が開始されたほど。

約2千年に渡る離散と放浪を経て1948年にイスラエル国家を建国するも、その在り方についてはユダヤ人社会からも疑問の声を呈されている。

元々は土地を持たない遊牧民族集団(ヘブライ12支族)の部族内信仰として出発したとされる。
やがて長期に渡る民族の奴隷化や離散を経た結果、“人種としてのユダヤ人”を定義するのは不可能となっており、現在ではほとんどユダヤ教徒=ユダヤ人として扱われる。
なので意外かもしれないが、今日では元々の人種や国にも関係なく改宗さえすればユダヤとして“神”の救済を約束されるのである。

……以上のように、特殊な信仰で結ばれた選民思想が基盤になっている事からユダヤ“主義”若しくは“道”と訳す方が正しい、と主張する学者もいる。


【抜き出しただけでも長いけど知らないと理解が遠のく大まかな歴史】

※本来の歴史との食い違いも指摘されるが、彼らの主張する歴史は大体「旧約聖書」の通り。

紀元前13世紀~西暦の開始まで

ドSな神様に振り回されるドMな民族がエジプトやバビロン、ローマの奴隷にされる合間にモーセの十戒の受託、士師達の活躍、ダビデの統治、ソロモンの栄華を挟みつつ、主に血で血を洗う内部(格差)抗争を繰り返しながら“神”に指定された聖地(カナン)への定着を目指す物語。

1~5世紀

ローマ帝国への反乱に失敗した後、離散の民(ディアスポラ)となり、長きに渡る迫害と差別と改宗と虐殺を耐え忍ぶ日々を過ごす。
この時、ユダヤを迫害したのもまた権力と癒着したユダヤ(キリスト教会)であった。

18世紀

フランス革命とナポレオンの解放宣言により表向きには解放される。
各界に傑出した人材が登場する一方で反ユダヤ主義が巻き起こり、それに対抗するべく世界イスラエル同盟や各地のユダヤ人協会が結成される。

なお、「ユダヤ人=金に汚い」と云うイメージが付いたのは、差別による職業制限により、当時忌み嫌われていた金融業に就かざるを得なかったから。
陰謀論で言われるユダヤマネーやら以前に、それに高い税率を掛けてせっせと搾取していたのがキリスト教会であった。

19世紀

長く続く強制改宗と民族差別に対抗して真のユダヤ人国家&社会の実現を目指すシオニズム運動が興る。

二度の世界大戦

第一次大戦ではパレスチナに国を作る事を許すというイギリスの口車に乗り参戦。
しかし終戦後にイギリスがアラブにも同じ約束をしていた事が判明、パレスチナ問題の発端となる。

第二次大戦ではナチスドイツの民族浄化政策(ホロコースト)により、虜囚となるばかりか計画的に虐殺が遂行された……とされる。
過去、幾度となく虐殺され続けたユダヤの民だが、この時の犠牲者は600万人にも上る……とされている。*1

戦後

シオニズム運動が身を結びパレスチナにユダヤ・アラブの両国家を作る事が国連に承認される。
共通の聖地であり焦点であったエルサレムは中立地帯として国連の管理下に置かれた。

そして1948年5月14日、テルアビブにてイスラエルの独立宣言が為される。
とうとうユダヤが念願であった国家の再建を成し遂げた!

……と、思いきやアラブ側が折れず戦争が勃発。
何と、ここから5度の戦争に勝利したイスラエルは支配地を広げる。
(この間、2度の大戦を経てユダヤ人の大まかな居住地は欧州からアメリカとイスラエルに移った)

その後は77年のエジプトとの和平条約を皮切りに、基本的にはアラブ社会との平和共存の道を掲げているが、時折パレスチナ問題がニュースのトップを飾るのは変わっていない。
また、膨大な軍事費や移民政策、そもそもの設立理由からイスラエルはユダヤ人社会でも議論や批判の的である。


【教義】

“神”との契約の証である「TNK」に従って生きる事を第一とする。
これを「タルムード」「ハラハー」「アガダー」が補う。
戒律を遵守する事が何よりも重要視され、その厳しさはキリスト教の比では無い(形態としてはイスラムに近い)。
元来は“神”の言葉に従い約束の地に建設される「神の王国」で過ごす事のみが目的だったと思われるが、後には厳しすぎる現実から終末思想救世主の到来によるユダヤの勝利を望む声が生まれた。


【戒律】

全ての基本となるのが、かのモーセの十戒
一般に知られているのは論理的十戒と呼ばれるもので、他に性行為、立法等のバリエーションがある。
この他にもノアの七戒やら「TNK」全体の戒律の数は613もあり、さらに
  • 義務(しなければならない)248
  • 禁忌(してはならない)365
とに分かれる。

とにかく厳しく、豚肉・鱗と鰭のない海産物(カニとかタコとか)・動物の血など食べてはいけないものを定めた「カシュルート」や髪型その他諸々の規定が細かく記されている。


【聖典】

律法(トーラー)

モーセ五書(「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」)を指す。
“神”との契約書。

預言者(ネイビーム)

「ナービー(預言者)」の複数形。

■「前の預言者(ネイビーム・リショーニーム)

「ヨシュア記」「士師記」「サムエル記」「列王記」に分かれる。

■「後の預言者(ネイビーム・アハローニーム)

「イザヤ書」「エレミヤ書」「エゼキエル書」「十二小預言書(トレー・アサル)」に分かれる。

諸書(ケトゥビーム)

「詩篇」「ヨブ記」「箴言」「ルツ記」「雅歌」「コヘレト書」「哀歌」「エステル記」「ダニエル書」「エズラ・ネヘミヤ記」「歴代誌」に分かれる。
要するに物語や“神”への賛美歌、金言集など。
以上の「旧約聖書」に相当する教典を頭文字を取り「TNK」と呼ぶ。

教訓(タルムード)

そのままでは現実離れしすぎている律法を現実に適用するための研究を纏めたもので。口伝律法とも言う。
現代でも重要な役割を果たしているのが5世紀末に編み出されたバビロニア・タルムード(全36巻)。

■典外書

旧約聖書の外典&偽典に相当。

■カバラ神秘主義

旧世界から引き継がれた神秘学的知識を基に、3世紀~6世紀頃に“神”の領域へのコンタクト法として成熟していった。
二次でも有名なセフィロト数秘学もここから生まれている。

迫害の歴史の中で教義の深奥を極めていく行為が神的世界へのアプローチに繋がったとされる。
「ユダヤの密教」とも呼ばれるが、実際に秘密仏教を始めとした東洋の神秘主義、精神探求、修行法の言質や探索範囲と重なっている部分が多いのも確か。
その超実践的なアプローチはキリスト教とは比較にならず、それこそがユダヤに対する畏れと偏見を生んだ側面がある(陰謀論やら)。
13世紀にユダヤがスペインを追放された後、その知識は各地に分散して世界中の神秘主義に強い影響を与えた。


【信仰形態】

会堂(シナゴーグ)

宗教儀式のみを行うベイト・ハ・クネセトと学習所も兼ねたベイト・ハ・ミドラシュがある。
紀元前5世紀頃から作られるようになった礼拝施設で、後の教会やモスクの原型にもなった。
ローマに神殿を破壊されて以降は信仰の中心。

これ以降のユダヤの形態を「ラビ時代」と呼び、キリスト教世界では“ユダヤ教”と呼んで自分達と分類している。
この他、本格的にユダヤを学ぶための神学校イェシヴァがある。

教師(ラビ)

ユダヤ社会の指導者で祭祀儀礼の執行役。
法解釈の教授・裁定を行い疑問の解消を計る。
イスラエル以外では神職者と云うより信仰の取り纏め役といった感じらしい。

立祷(アミダー)

朝・昼・夜に捧げられる祈り。
特に朝の祈りが大事。


【信仰の中の方々】

Y.H.W.H.

偉大なるドSにして嫉妬深き四文字様。十戒の一つ『主の名をみだりに唱えてはいけない』が徹底して順守された結果、
本来の呼び方を忘れられてしまった。一応、『Yahweh(ヤハウェまたはヤーウェ)』を有力説としているが……。
とはいえ、普段は『我が主(アドナイ)』、『神聖四文字(テトラグラマトン)』、『神々(エロヒム)』などと読み替えられている。
遊牧民の神だけあって肉食系で攻撃的。
事ある毎に服従を確かめる寂しがり屋のヤンデレ。
時として複数形だが唯一神(それだけ偉いのだと解釈されている)。
ユダヤでは主に根性が足りないと云う理由で自分の選んだ民族を常に苦境に立たせ続けるスパルタ教育で知られる。

■預言者

“神”の言葉を伝え民族を導いた教典中の先人。
神格化された面が多い。

■救世主

ユダヤ全体を救うとされるメシア。
ユダヤではダビデ王の再臨と考えられている。
ユダヤ・キリスト教いずれにおいても救世主凱旋のための重要な聖地であるエルサレムの黄金の門は16世紀以降イスラムにより閉ざされ、開かれていない


【伝説的な人々】

■アブラハム

ヘブライの祖。
何か知らんが神に選ばれた。また甥のロトは後に「ソドムとゴモラ」崩壊から辛くも生き延び、知らぬ間に娘達の種馬にされてしまった
最初正妻との間に子供が出来なかったため、奴隷を妾にして「イシュマエル」を設ける。
その後正妻が神の祝福によって高齢出産し「イサク」が誕生。以後イサクの末裔がユダヤ民族の祖となった。
そして妾母子は正妻に追われ荒野に旅立ち、神の保護でアラブ人の祖となった。

■ヤコブ

アブラハムの孫。あの手この手と母の助けで兄から「長子相続権と父の祝福」を勝ち取る。
もちろん激怒した兄から追われたものの、後に和解した。
身を寄せた親戚の家で娘姉妹の妹に惚れ「結婚したい」と言い出すも、親戚の策略で姉妹共に嫁にする羽目になり、後に姉妹それぞれが自分の女召使いを「私(妻)と思って」と差し出したため4人の妻(姉・妹・姉家来・妹家来)+13人の子という大家族に。
だが舅とも利益配分で喧嘩になり逃走した。
天使と格闘して「神の勝利(イスラエル)」の名を拝領したのもこの人。

■モーセ

信仰の父にして後の聖人の原型。ヤコブの子レビの末裔である。
エジプトの王女の養子となっていた人物で、王女の側仕えとなっていた姉共々、当時のユダヤ人としては例外的に高等教育を受けていた。
エジプトの虜囚の身から民族を解放して“神”より十戒を授かった。
海を割ったり、奴隷根性が抜けないユダヤ民族に“神”の命を受けて制裁を加える皆の兄貴。
しかし民に怒った勢いで神の奇跡を自らが行うかのような失言をしてしまい、罰としてカナンの地に入ることを禁じられ、後のことはヨシュアに託す。

■ヨシュア

モーセが最も信頼した部下。
12支族を率いてカナンに入植を果たす。“神”の「カナン人は殲滅か奴隷だ」という命令を忠実に実行した。

サムソン

ユダヤ版ヘラクレスみたいな人で士師では特に有名。
最終的には2,3度目かのハニートラップに引っかかり虜囚となるも、敵の宴で見世物にされた時最後の力で多数の人々を道連れにして果てた。

■ダビデ

統一王国2代目の王。
あらゆる分野で天才を発揮した英雄。
巨人ゴリアテをスリングショット(水着ではない)を使って一撃で撃破した逸話で有名。
イエスがメシアと呼ばれたのも、彼がダビデの末裔でありダビデの再来とする根拠付けが支持者によりされていったからで、反発した伝統派によりイエスは処刑されてしまった。
人妻をNTR、旦那を戦地に送り謀殺。しかし神の怒りを買い、不倫相手との最初の子の命を奪われてしまう。

■ソロモン

統一王国3代目の王。
上記の不貞でできたダビデの息子。人知を超えた叡智によりこの世の栄華を欲しいがままにしたとされる。

大天使ミカエルから授かった指輪によって、天使や悪魔を使役し、動植物と会話できたという逸話が有名。
金儲けの天才でもあり、寛大な外交政策により多数の異民族をイスラエルに招き入れ交流によって多大な資産と繁栄を得たが、これによって当時のイスラエルはバアル(カナン)、ビーナス(ローマ)、ダゴン(ペリシテ人)、モロク(アモン人)の神殿や偶像が居並ぶカオスを呈していたと云う。
そもそも、彼が強国のエジプトを盟主として、富裕国のフェニキア諸国も巻き込んだ同盟を結んだからこそ、平和も経済的繁栄ももたらされた訳だが。
後に72柱の魔神を率いたとか言われるのも頷ける話である(※後年、上記の神々は全て悪魔の地位に叩き落とされた。流石の四文字様クオリティである)。

民に対して厳しい課税を敷く反面、異邦からの嫁たちの多神教信仰を許可したことによる神の怒りを買い、さらに自分の出身部族にしか恩恵を与えなかった事で、死後に12支族の南北分裂を引き起こす。

分裂した10支族により北方に建国された「北イスラエル王国」は、アッシリアに滅ぼされて民族ごと歴史から消滅してしまった。
失われた10支族の話題は歴史のロマンとして話題に上がり、ユダヤ人社会も実際に探索しているが眉唾も多い模様。


この他、ドMの中のドMでサタンさえ呆れさせたヨブさんや、巨大魚に飲み込まれて生還したヨナさんや、悪魔祓いをしたトビトさんとかが人気でよく話題に上がる。


【主な用語】

■割礼

ユダヤの特徴として話題に挙がる事が多い。
“神”との契約の証として男子のチンチンの皮を一部切り取る。
ユダヤの子供ならば誕生して8日目に済ませるが、改宗者の場合も年齢に関わらず行わなければならない。

安息日(シャバット)

“神”の天地創造に基づく休息日。
世界一般(キリスト教社会)では日曜日が休息日となるが、ユダヤでは金曜の日没から土曜の日没まで、と実質的に土曜日が休息日になる。
この日は特別な“御馳走”が食べられるが、一切の労働や家事が禁止される。

■ユダヤ暦

紀元前からの太陰暦に基づく。
祝祭日の日程は此方で決められる。

■十二支族

ヤコブの子の末裔たるヘブライの部族たち。但しモーセの属する「レビ」は彼以降祭司階級とされこれには数えられない事が多い。
他の内訳はヤコブの子たるルベン・シメオン・ユダ・イサカル・ゼブルン・ガド・アセル・ベニヤミン・ダン・ナフタリと、ヤコブの最も愛した子ヨセフの子マナセ・エフライム。
だがソロモンの死後、ユダ・シメオン以外の部族が離反して「イスラエル王国」となり、後に「失われた10支族」となった。

■シオニズム

「シナイ山に帰れ」をキーワードに19世紀から開始されたユダヤの民族主義的回帰運動。
一般にも知られているのはテオドール・ヘルツらが中心となった政治的シオニズムだが、実際には様々な立場や目的からの“シオニズム”があり「イスラエル」をあくまでも理念上の概念とすべきとする考えもある。
ナチスによるホロコーストを経て、対立する勢力間でも結束が強まったのがイスラエル国家の建国が実現した原因だが、超正統派のように未だに反対を表明するグループも存在する。
+ なぜ反対しているかについて
ユダヤ教の教義では、いずれ降臨するメシアによってユダヤ人の国が作られるというものがある。
しかし、イスラエル建国の経緯を知ってもらえばわかる通り、メシアによって作られた国ではないため、一部の超正統派の間では否定されている。
機動戦士ガンダム』に登場する思想「ジオニズム」のモデルとしても知られるが、シオニズムが「聖地に帰ろう」という運動であるのに対し、こちらは「ゆりかごとなってきた聖地から巣立とう」という正反対の主張となっている。
ユダヤ人迫害した側がモデルの一つだしね


■サマリア人

イスラエル王国が南北に分裂した後、アッシリアに滅ぼされた北王国の遺民。
上層部はアッシリアの捕虜にされ、残った人間もアッシリア人と通婚して彼等の文化の一部を受け入れた。
『失われた10支族』のうち、エフライム族とマナセ族の子孫と言われている。
なお、『良識的かつ誠実な最大限の救助活動を無償で善意から行った救護者はその結果に関わらず罰されない』とする法が
『善きサマリア人の法』と俗称されているが、
そのサマリア人とはこの士族のことである。ただし、由来となった逸話が書かれているのは新約聖書である。




ゴメンよカイル~毛が生えてるどころかズル剥けてるお前がうらやましかったんだよ~…えっ違うって?

…………(怒)











追記・修正は改宗して理不尽を理不尽と思わなくなるまで信仰が鍛え上げられてからお願いします。

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最終更新:2023年12月26日 16:08

*1 戦後の歴史認識に於けるタブーとなっており、正確な検証はほとんど不可能となっている。犠牲者数や虐殺行為の規模について疑問を呈する声も少なくない。