サリア/サリア・テレシコワ

登録日:2015/04/19 Sun 18:49:23
更新日:2024/01/15 Mon 21:02:37
所要時間:約 4 分で読めます











「美少女聖騎士プリティ☆サリアン!」



人物

ドラゴン機関『アルゼナル』の兵士にして、パラメイル第一中隊の副隊長を務める女性(ノーマ)。17歳。
身長164cm。体重48kg。スリーサイズはB75(Aカップ)、W59、H84。出身はウルスラ帝国。
真面目な性格の努力家で兵士としての高い能力を持っている優秀な人物であるが、想定外の事態には対応できないという最大の欠点を持っている。
得意な武器はナイフ。パーソナルカラーは水色。パーソナルマークは百合の花。搭乗機はアーキバス サリア・カスタムとクレオパトラ。


同室である突撃兵のヴィヴィアンをはじめ、重砲兵のエルシャや、整備班長のメイとは仲が良い。
また、かつてラグナメイル『ヴィルキス』のメイルライダーとして活躍していたジルを尊敬しており、10年前のリベルタスが失敗に終わって右腕を失ったまま戻ってきたジルに「私が、アレクトラの敵を討つんだから!」と敵を討つ約束をしていた。
過去に戦友のアン(本名アン・エルガー)と訓練でトップ争いを繰り広げていたが、ドラゴンとの戦闘で死別している。


ジルが計画している『リベルタス』の重要メンバーで、リベルタスの要であるヴィルキスに対して異常に執着しており、アンジュがヴィルキスのメイルライダーとして活躍していることをよく思っていない。
また、ヒルダの嫌がらせでヴィルキスがに墜落した際にもアンジュのことよりヴィルキスの心配をしているが、
サリアは王族出身のノーマではない上に王家の指輪も持っていないため、ヴィルキスの操縦適性はない。
(実際、過去にヴィルキスの操縦訓練を行ったもののうまく乗りこなす事ができずに墜落して大怪我を負っており、ジルから「どんなに頑張っても出来ない奴には出来ない」と宣告されていた)

通常の任務の時はジルを『司令』と呼んでいるが、リベルタス関連や内輪の事になると『ジル』(または『アレクトラ』)と呼んでいる。


上記の通り真面目な性格からお堅いイメージの強いサリアだが、実は人に知られたくないほどの痛い趣味を持っている。
『男と女がチュッチュする本』を内緒で読んでいる他、漫画『プリティ・リリアン』の影響を受けて『美少女聖騎士プリティ・サリアン』と名乗って魔法少女のコスプレをすることもある(本人曰く『精神的メンテナンス』)。
これらの趣味は人に知られたくないのか、知ったものに対しては全力で殺しにかかるという危険な一面もある。
(実際にヴィヴィアンに秘密を知られた時には壁にナイフを投げて忠告したり、アンジュにコスプレをしている姿を見られた時には風呂場でアンジュに喧嘩をふっかけてナイフで抹殺しようとしたほか、エルシャから渡されたデッキブラシに持ち替えて喧嘩を再開した際には『黙れ筋肉豚ぁぁぁ!!!!』と叫んで襲い掛かっていた)

また、貧乳で本人もコンプレックスを抱えている設定だがTV放映時の作画では随分と「盛られて」いる状態で、BD/DVDで作画ミスとして修正されてしまう。ひどい。


「サリア・テレシコワ」という本名は、クロスアンジュのオフィシャルツイッターアカウントにおける2015年8月28日のツイートにある画像で判明しており、サリアのイラストが描かれた色紙に英語表記で「Salia Tereshkova」と記載されている。

また、サリアの身長、体重、スリーサイズ、出身地は、オークションサイト(ヤフオク!、まんだらけオークションなど)で出品された設定資料の画像で判明している。

劇中での活躍

第一中隊に配属された新人であるアンジュの教官を務めることになり、皇女として振る舞い続けるアンジュに対して厳しく接し続ける。
命令を拒否した際にはナイフを突きつけて従わせたり、ナオミが着ていたライダースーツの着用を拒否したアンジュを全裸のまま更衣室から放り出すなどの制裁を行っていた。

ゾーラが戦死してからは隊長に昇進。撃破し損ねたドラゴンと再び戦闘することになったが、
ドラゴンの新たな攻撃の際には混乱して的確な命令を出せず、第一中隊を全滅の危機に陥らせてしまう。
ヴィルキスを覚醒させたアンジュの活躍によって救われたが、ここからがサリアの本当の苦難の始まりだった。

皇女時代とは違うベクトルで命令違反をし続けるアンジュを始め、アンジュに対する嫌がらせを行うヒルダロザリークリスの3人のこともあって隊長としての苦労が絶えず、隊の連携を乱さないようにしているもののうまく隊をまとめられない日々が続く。

ある時、重力を操る新種のドラゴンに苦戦している中、命令を無視して単独で新種のドラゴンを撃破しようとするアンジュに
『いい加減にしろこの馬鹿女!!』と怒りながらも的確に命令を出したことで窮地を逃れ、ドラゴンの撃破に成功。
犠牲者無しで乗り切ることができたと同時に隊長らしさが出てきたほか、アンジュとの関係も少し良くなった。
しかし脱走の罪で反省房に入れられたアンジュを見て「結局、私達とは違うのよ。信じるんじゃなかった」と吐き捨てて馬鹿にするようになり、
関係は再び悪化してしまう。


アンジュが謹慎処分を受けている中、多数のスクーナー級ドラゴンとサラマンディーネが操る焔龍號の襲撃を受け、ジルの命令を無視してヴィルキスで出撃するも思うように機体を操れず涙目になりながら劣勢に陥っていた。

そして、謹慎処分が終わってアンジュによってヴィルキスから投げ出されたサリアはヒルダのグレイブに乗り移り、
アンジュがヴィルキスの力を完全に引き出すのを見て自分がヴィルキスを満足に使えないことに気付く。

帰還後に隊長を解任されて反省房送りとなったが、ヴィヴィアンがスクーナー級ドラゴンに変身してアルゼナルが大騒ぎになった時、
新隊長のヒルダの命令を受けたエルシャによって開放される。
ヴィヴィアンの居場所に向かっていたが、アンジュが永遠語りで彼女を元の姿に戻した光景を見たことでドラゴンの正体が人間であることを知ってしまう。
そしてドラゴンの正体を教えてくれなかったジルに激怒したアンジュが放った「リベルタスなんてクソ食らえよ!!」の言葉を聞いて、
ジルがアンジュにリベルタスの内容をばらしたことにショックを受けてしまう。


ジュリオ・飛鳥・ミスルギ率いる艦隊の襲撃を受け、リベルタスを発動させたジルの命令でジャスミンとともにアンジュを戦艦アウローラへ連行するも、
モモカ・荻野目のコショウ攻撃を食らい、ヴィルキスでの逃亡を許してしまう。

アーキバスで出撃したサリアは、ヴィルキスで艦隊を殲滅させようとアンジュの後を追ってアウローラへ戻るように命じるものの、
艦隊を殲滅してジュリオを抹殺しようとするアンジュに拒否されてアーキバスの両腕を切り落とされ
「アンジュの下半身デブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」と喚き散らしながら海に落ちてしまった。


アンジュに負け、海へ落とされたサリアはジルに裏切られたと想いつつ、
死を覚悟するもエンブリヲによって助けられ、エンブリヲに心を(ほぼ間違いなく身体も)奪われていった。
そしてラグナメイル『クレオパトラ』と指輪を与えられたサリアは、親衛隊『ダイヤモンドローズ騎士団』のナイトリーダーとして、
かつての仲間達の敵として立ちはだかることとなる。アンジュが本来の地球にいる間はアウローラへ攻撃を仕掛けていた。


エンブリヲの命令を受け、アウラ奪還のために平行世界から来たドラゴン(アウラの民)の殲滅にあたっていたが、
その中に本来の地球から帰還したアンジュのヴィルキスを確認したエンブリヲから捕獲するよう命じられる。
エルシャ、クリスの2人とともにフォーメーション『シャイニングローズトライアングル』でヴィルキスを包囲してワイヤーアンカーで捕らえ、
そのままミスルギ皇国へ連行しようとするも、アリエルモードが発動したヴィルキスの力によって逃げられてしまう。


その後、アウローラの浮上を確認してヴィルキスで出撃したアンジュの存在を確認したサリアはエルシャとクリスを先行させて攻撃をさせ、2人が撤退したところで奇襲攻撃を仕掛ける。
そこでヴィルキスのコクピットハッチを外してアンジュを麻酔銃で眠らせ(サリア曰く、奇襲陣形『ステルスローズトライアングル』)、
ミスルギ皇国へ連行することに成功した。



ミスルギ皇国へ連行した後、捕虜となったアンジュに自分がエンブリヲに愛されていることを誇らしげに話し、ダイヤモンドローズ騎士団の一員になったことを話すもアンジュに不意をつかれて逃げられてしまう。
ターニャ、イルマの2人とともにアンジュを追跡して発見し、アウラのいる場所にアンジュを案内するエンブリヲにアンジュが危険な存在であることを教えるもはぐらかされ、嫉妬すると同時に苛立ちを募らせるようになる。


アンジュを妻に迎えようとするエンブリヲにショックを受けるも、妻になることを拒否して拷問を受けているアンジュの姿を見て無様と感じたサリアは出て行く様に命じて逃がし、アンジュからそのお礼としてチョークスリーパーで失神させられて服を奪われた(失神する際、アンジュに対して『筋肉ゴリラ…』とつぶやいていた)。


その後、アンジュを逃した罪でエンブリヲにお尻ペンペンされたサリアは再びアンジュ捕獲の命令を受けるものの、
アンジュのことばかり想い続けるエンブリヲに怒りを覚えるようになり、プリティ・サリアンのコスプレ衣装を切り裂きながらアンジュの抹殺を決意する。


アウラを奪還しに来たアンジュたちを迎撃するために出撃したサリアはアウラのもとに向かおうとするアンジュと交戦して追い詰めるものの、
エルシャが脱走時に持ち逃げしたラグナメイル『レイジア』で出撃したジルの介入で阻止される。
アンジュの抹殺を阻止されたサリアはジルと交戦しながらエンブリヲに愛されていることを満足気に話すものの、
「奴は誰も愛したりしない。利用するために餌を与え、可愛がるだけだ」と否定され、かつてジルがエンブリヲに利用されていたことを聞かされる。


それでもジルの言葉を聞き入れないサリアはジルに恨みごとを言い続け、悔しさをぶつけながら攻撃を仕掛けるが、
ターニャとイルマが時間稼ぎのために捨て駒にされて戦死する様子を見てショックを受ける。
ジルの説得を受けたサリアはエンブリヲに対する考えを改め直す。


その後、エンブリヲの元へ向かうジルの後を追っていったが、ラグナメイル『ヒステリカ』の攻撃を受けて致命傷を負っているジルを目の当たりにする。
急いでアウローラへ運ぶものの死を悟ったジルから治療を拒否され、永遠に別れることとなってしまった…。

ジルの最期を看取ったサリアは、敵を討つためにヒルダ、タスク、サラマンディーネの3人とともにエンブリヲがいる時空の狭間へと向かう。
最終決戦ではヒステリカに機体のにコントロールを奪われかけるも、ジルの死を乗り越え、エンブリヲと完全に決別したことにより、
不思議な事が起こってクレオパトラをアリエル・モードを彷彿とさせる青い機体へと進化させた。


リベルタス成就後、アンジュ達とともにアウラの民がいる本来の地球へと転移し、かつていたマナ地球と決別して生きていくことを決意する。
エピローグではヴィヴィアンの両親に挨拶をしに行ったり、ジルやターニャ達の墓参りに赴く姿が描かれている。


スーパーロボット大戦シリーズにおいて

V』にて、クロスアンジュ初参戦に伴い初登場。中の人もVがスパロボ初参戦だったりする。
X』では地味ながらセルリックから前述した裏設定の本名で呼ばれる一幕も。

第一中隊隊長だからか、数少ない戦艦以外の指揮官所持者であり、レベルアップで最高のLv4まで上がる。
エースボーナスによってExCが+2されるので、グレートエースorTACカスタマイズGRADE4「テンションプラス」を獲得すれば最初から全ExアクションとTACカスタマイズGRADE3の効果を受けられる。
特に、GRADE3を「クリティカルブースト」(『V』のみ)にした上で技量も上げていけば安定して高ダメージを叩き出せるようになる。
アーキバスだとカスタムボーナスが活かしづらい*1ので、本領発揮はクレオパトラに乗り換えてから。
総合的な能力は悪くないが、最後まで使い続けるにはやや愛と工夫が必要かも。

『V』ではアンジュに対しての対抗心から迷走していく様や、エンブリヲへの盲信ぶりからシンにかつての自分と重ねて見られていた。

彼女の秘密の趣味も、ギャグ方面で活用されている。
『V』ではプリティ・サリアンの格好をしてボン太くん(この時は中身が入っていなかった)を「秘密のお茶会」に誘うという奇行を披露した。
『X』のDLCシナリオ「プリティ・サリアンの冒険」では趣味をホープスに目撃されてしまったことで
スパロボ史上またとないカオスを招くことに…
ちなみに主人公がアマリの場合、彼女を魔法少女の道に引きずり込もうとし、「マジカル・アマリン」の名を与える。

ソーシャルゲーム『X-Ω』では初登場の時点で立ち絵がプリティ・サリアン仕様という辱めを受ける羽目に。もはやスパロボスタッフのおもちゃ



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最終更新:2024年01月15日 21:02

*1 ボーナスは「全射撃武器の攻撃力+200、全武器の射程+1」、アーキバスの該当武器は最弱の対ドラゴン用アサルトライフルのみ