IRいしかわ鉄道線

登録日:2015/03/14 (土) 09:30:00
更新日:2024/04/17 Wed 22:04:51
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IRいしかわ鉄道線(あいあーるいしかわてつどうせん)は、大聖寺駅と倶利伽羅駅を結ぶIRいしかわ鉄道の鉄道路線である。

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概要

2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業に伴う北陸本線の経営分離を受け、同線における石川県内の区間を管理・運営する。
当初は総距離17.8km、駅数5駅と他の2社に比べて極端に短かかったが、2024年3月に北陸新幹線の敦賀開業で金沢~大聖寺間も同線に編入され全線開業となった。
また、JR七尾線と接続していることから、金沢~津幡間は特急が乗り入れている。

☆使用車両

  • 681系・683系
七尾線直通の特急「能登かがり火」で使用。グリーン車のない付属の3両編成が使用される。
  • 521系
自社所属車、あいの風とやま鉄道線所属車、ハピラインふくい線所属車が使用されるほか、JR西日本所属車両が七尾線直通として走る。金沢~津端間では3社、金沢駅では4社の車両が見られることになる。
自社保有車(100番台のぞく)は水色のカラーリングで、編成毎に石川県の伝統工芸で使われる5色がアクセントとして入る。
  • 413系
あいの風富山鉄道線所属で、直通列車に使用される。
かつては七尾線直通用にJR西日本所属車両も存在したが、521系に置き換えられた。
  • キハ48形
七尾線に直通する特急「花嫁のれん」で使用。


◎駅一覧

  • 大聖寺
石川県最西端&最南端の駅で、ハピラインふくい線との境界駅。
1971年までは北陸鉄道山中線が接続していた。
国鉄時代は加賀温泉郷への最寄り駅への座を巡り、動橋との熾烈な停車駅争奪戦を繰り広げた結果、間にあった作見(→加賀温泉)にすべて持っていかれた。
一応、加賀市の中心にあるこちらはまだそこそこ栄えている。

  • 加賀温泉
北陸新幹線乗り換え。
加賀市の代表駅で、片山津温泉、山代温泉、山中温泉、加賀橋立温泉への最寄駅。どこも駅からはそこそこ遠いので各旅館ごとの送迎がある。
元々は作見という小駅だったが、大聖寺と動橋の特急停車駅争奪戦の結果、両者の中間にあったことで特急停車駅の座を漁夫の利のような形で獲得し、新幹線停車駅にもなった。
因みに駅の北側には織田無道が絡んで騒ぎを起こした巨大な観音像が建っている。

  • 動橋
難読駅で、「いぶりはし」と読む。
こちらも1971年まで北陸鉄道線が接続していた。
大聖寺と特急停車駅の座を争ったが、現在はお察しください。

  • 粟津
小松製作所粟津工場や公立小松大学粟津キャンパスの最寄り駅。粟津温泉に一番近い駅でもある。

  • 小松
北陸新幹線乗り換え。小松市の代表駅。
小松空港の最寄駅でもあるが、駅から4kmほど離れている。
駅前には北陸本線の顔でもあった489系のボンネット車が展示されている。
小松市は小松製作所発祥の地でもあり、駅前のこまつの杜にはダンプトラック930E-2が展示されている。
半数程度の普通列車は金沢方面に折り返す。

  • 明峰
周辺に高校が2校あり、通学需要が高い。

  • 能美根上
能美市唯一の駅。元は寺井という駅名だったが2015年に改称されて現在に至る。
1980年までは北陸鉄道能美線が接続していた。

  • 小舞子
車窓からでは分かりにくいが北陸本線としては一番海に近い駅。

  • 美川
西口に美川電車公園というビュースポットあり。

  • 加賀笠間
北陸新幹線白山総合車両所の真横にあり、そこを見学可能な「トレインパーク白山」がオープンした。
江戸時代中期の俳人、加賀千代女の出身に因み、駅前に彼女の句碑がある。

  • 松任
白山市の中心駅。かつては金沢総合車両所松任本所への線路も分岐していた。

  • 西松任
いしかわ鉄道移管と同時に開業した新駅。
千代野ニュータウンへのアクセス目的に、JR時代から建設が進められていた。

  • 野々市
野々市市の代表駅。北陸鉄道石川線にも同名の駅があるが直線距離で2kmほど離れているので注意。

  • 西金沢
北陸鉄道石川線(新西金沢駅)乗り換え。

  • 金沢
北陸新幹線、北陸鉄道浅野川線(北鉄金沢駅)乗り換え。
石川県の県庁所在地である金沢市の代表駅。東口にある木造の「鼓門」はとにかく目立つ。
けど中心市街地から少し離れている。
金沢城や兼六園の最寄駅でもあるが、歩くには遠い…。

  • 金沢貨物ターミナル
JR貨物の駅だが、所属路線は当路線となっている。

  • 東金沢
県立金沢桜丘高校や甲子園常連である星稜高校の最寄駅の為利用客は多い。

  • 森本
周辺に高校や病院がある他、金沢おぐら座という大衆演劇場の最寄りとなっている。北陸新幹線の高架下に駅舎がある。

  • 津幡
JR七尾線乗り換え。津幡町の中心駅。

  • 倶利伽羅
あいの風とやま鉄道線との境界駅で、駅の管理は当社が担当。
路線としては終着駅だが、列車は全て直通する。
源平合戦で有名な木曽義仲の倶利伽羅峠の戦いの古戦場の最寄駅。


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最終更新:2024年04月17日 22:04
添付ファイル

*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/chiho/ainokaze/521c.jpg 日時:2016/01/01