サイコパス(デッドライジング2)

登録日:2015/03/02 (月) 17:51:04
更新日:2024/04/11 Thu 12:35:53
所要時間:約 10 分で読めます




ここでは、カプコン発売のゾンビパラダイスアクション「デッドライジング2」に登場する敵キャラクターについて記述します。
広義の意味についてはこちらを、アニメは「PSYCHO-PASS サイコパス」を参照願います。

バージョンについては、『2』は無印、『オフザレコード』はOTRと表記しています。

デッドライジングシリーズのサイコパスって?
アウトブレイクによって理性を失った「人間」。
極限状態に耐えきれず発狂した者、アウトブレイクの混乱に乗じて悪事を働く者、またそれによって主人公を敵とみなして襲い掛かってくる者のことで、分かりやすく言えば『漂流教室』のパン屋の関谷と『北斗の拳』のヒャッハー共みたいな連中の事。

舞台となるフォーチュンシティが『1』の舞台であるウィラメッテよりも不健全なこともあってか、
中にはアウトブレイク云々は関係なく、最初からクズだったんじゃないかと思えてくるヤツもいる。
ただ、身内や恋人等が目の前で殺されたために理性を失った、極限状態に耐え切れずに発狂したと思しき、哀しきサイコパスもいる。

ゲーム内では要所要所に配置されたボスキャラに位置しており、登場時にはムービーが入る。
『デッドライジング』シリーズには「本当に怖いのは人間」というテーマが盛り込まれているためか、
肉体的にはただの人間でありながら、その辺にいるゾンビよりもはるかに手ごわく、
武器を使用したり、ゾンビには出来ない攻撃を繰り出してくる上に耐久力もゾンビの比ではない。

撃破するとサイコ撃破ボーナスのPPを獲得出来る。また、中にはそれ以外の物を入手できることも…。

シリーズのサイコパスの記事は以下を参照

雑魚とボスに大別される。
また、ゲーム中は英語表記になっている人名・地名は全てカタカナで記述しています。
別名や別の呼称がある場合は 通称/本名で表記します。 
ネタバレも多分に含みます。

ザコ、中ボス

米軍

◆The Military/Soldiers(軍/ソルジャー)

本編の前日譚を描く短編ゲーム『デッドライジング2 CASE:0』に登場する国家警備隊の検疫チーム
スティルクリークで起きたゾンビアウトブレイクを収束させるために生存者、ゾンビを問わずに皆殺しにしようとする。
武器はアサルトライフルで、バイクで逃走するチャックさんを妨害するも大勢が轢き殺された。
……このゲーム、もしかしてかなり反社会的なのでは?

民間人

◆Looters(盗人)

火事場泥棒をする若者達。全員男。
灰色のパーカーと赤いスカーフのマスクを着用。
前作のカルティストに相当する敵で、バールやフラッシュライト等の鈍器で武装している。
スプレーで主人公を怯ませる攻撃も行い、無印では怯んでいる最中に攻撃を食らうとチャックが気絶しアイテムを全て奪われパン一にされて放置される。OTRでは主人公がフランクさんであるため気絶しない代わりに金とアイテムをその場で奪われるが、奪ったやつを殺せば取り返せる。

◆Survivors(生存者)

『OTR』の「何をしても自由」なモードであるサンドボックスに登場する、イカれた生存者
本編では仲間だったり救助できる彼らだが、このモードでは問答無用に襲いかかってくる。
怯み耐性がないためボスサイコパスよりも弱いが、体力や敏捷性はゾンビよりも遥かに上。
武器はそれぞれ異なる。

T.K.‘s Goons(TKの部下)

ゾンビアウトブレイクのどさくさに紛れてカジノ泥棒を企てるTKの手下達。
武器はマーセナリーアサルトライフル(SIG SG 552 Commando*1)と手榴弾で、射撃と殴打、手榴弾投擲で攻撃してくるほか、ローリングでの回避行動も行う。
前作の特殊部隊兵に比べると防御力は低いがかなり機敏になっている。

◆Mercenaries(マーセナリー)

TKに雇われた傭兵達。
橙色の作業服の上から防弾チョッキを着込み、黄色いヘルメットとガスマスクを身に付けている。
ゲーム終盤には色違いの青い作業服に防弾チョッキ、灰色のヘルメットとガスマスクを身に付けたフェノトランス社に雇われた傭兵も登場するが、武器や行動パターンはTKの傭兵と全く同じ
なお、フェノトランス社の傭兵は無印版『2』では4人しか登場しないが、『OTR』では更に数人登場する。

◆Thugs(サグ)

TKに雇われた傭兵。黒ずくめの装束に身を包んだ悪漢達で、殆どが黒人だが『OTR』では一人だけ白人が混ざっている。
『2』では5人、『OTR』では8人しか登場しないレアな敵。
マーセナリーに比べて軽装なためか体力が低い。
『OTR』では序盤に鉛パイプを手に三人がかりでフランクさんをリンチしようとしてくる。
因みに「サグ」という呼称が与えられたのは『OTR』からであり、『2』での呼称はマーセナリー(Mercenary)であった。

Helicopter Crew(ヘリコプターの乗員)

  • T.K.‘s Helicopter Pilot(TKのヘリのパイロット)
  • T.K.‘s Bodyguard(TKのボディーガード)

ボス、あれを!

TKの部下である二人の傭兵。
本名や公式な呼び方は不明。
TKと共にヘリコプターでフォーチュンシティを離脱しようとするも主人公に見つかり、離陸直後に都合よく設置されていたクレーンでヘリを繋ぎ止められ仕方なく応戦する。
結果としてモブキャラであるにもかかわらずストーリー上のボスとして立ち塞がる。

ヘリコプターのパイロットはその呼び方通りTKが逃走用に用意していたヘリコプターの操縦を担当した傭兵。
見た目はサグの使いまわしでセリフは皆無な上に、実は戦闘中はサイモン・ボストウィック*2のモデルに差し替えられている*3など非常に雑な扱い。
だが操縦技術は高く、大胆にもヘリで体当たりを仕掛けてくる。

TKのボディーガードはムービー中に度々登場する黒いスーツとサングラスを着用したTKのボディーガードらしき黒人男性。
一見するとパイロット同様にサグのモデルを使い回したモブに見えるが、そんなことはなく歴とした固有のキャラクターである。
戦闘ではヘリの左側に備え付けられたミニガンの射手を担当する。
普通の人間ならこれで撃たれたらミンチになるが、チャックさんやフランクさんは普通の人間ではないため喰らっても微妙なダメージしか受けない。

最期はまさかまさかのその場にあったものをメインローターに投げつけられ撃墜されるという、カプコンヘリ史上でもかなり珍しい倒され方をして爆死した。
なお、肝心のTKは戦闘中には何もしなかったくせに、ヘリの爆発からは生き延びた。


  • Helicopter(ヘリコプター)
TKが逃走用に用意していたヘリコプター。
左側にミニガンを備えている。
銃火器では微々たるダメージしか与えられないが、メインローターにアイテムをぶつけると大ダメージを与えられる。
クレーンを操作すると一定の時間、アイテムをローターにぶつけやすい位置にヘリコプターを釘付けにできるが、一度クレーンを動かすと再度動かせるようになるまでクールタイムを要する。
なお、おもちゃの銃は銃火器判定が無く、投擲と同様のダメージを連続して与えられる。ヘリコプターに対しては非常に有効なので、一丁持ち込んでおくと速攻で撃破できる。

Phenotrans(フェノトランス社)

ゾンビ化抑制剤zombrexの開発、生産により業績を伸ばし続けている製薬会社。
zombrexの材料はゾンビパラサイトの成虫(女王蜂)なのでそれを得るために自らゾンビアウトブレイクを引き起こすクソ企業

◆Security Guards(セキュリティーガード)

デッドライジング2 CASE:WEST』と『OTR』に登場するフェノトランス社の保安警察の一般隊員。
フェノトランス社施設の警備員や後述のエージェントSの部下として活躍する。
前述の傭兵達よりも重装備で、全身に装甲服を纏っている。
武器はアサルトライフルとスタングレネード。
モーション等はマーセナリーと同じだが防御力が高い難敵。
因みに『OTR』での呼称は「マーセナリー(Mercenary)」

◆Zombie Handlers(ゾンビハンドラー)

『デッドライジング2 CASE:WEST』に登場する、フェノトランス社の研究施設におけるゾンビの飼育係。
白い防護服とガスマスク、スタンロッドを装備。
スタンロッドでの攻撃のほか、チャックさんやニックさんにヘッドロックを仕掛けて追撃するスキルムーブも繰り出す。

◆Hazard Units(ハザードユニット)

デッドライジング2 CASE:WESTに登場する。
非常に頑丈な装甲服で全身を覆ったフェノトランス社の保安警察隊員。
右腕にガントレットとコンクリートハンマーを組み合わせたような見た目の対ゾンビ用の武器、インパクトハンマーを装着。
耐久力、攻撃力が非常に高い反面、装甲が重いためか動きは緩慢。
最初にボスとして二人が登場したあと、セキュリティガードやゾンビハンドラーに混じって無限湧きするようになる。

◆Lab Techs(科学研究員)

  • マーク・ブラッドソン(Mark Bradson)
  • ピアース・スティーブンス(Pearce Stephens)
フェノトランス社の従順な科学研究員二人組。
マークは52歳、ピアースは49歳。
フォーチューンシティ地下にある研究施設にて侵入してきた主人公を拳銃で迎撃する。
二人で絶え間なく撃ってくるためノーダメージで倒すのは難しいが、体力が低く射撃以外の攻撃はしてこないためそんなに強くはない。

ボス

頭上に体力バーと名前が表示され、雑魚と比べて格段に強い上、独自のスキルムーブを有する。

OTRでは体力が少し減った代わりに動作が全体的に素早くなった上、短時間に受けるダメージに上限が設けられ、更にスーパーアーマーになるタイミングと時間が増えたため、滅茶苦茶強くなっている。

『CASE:0』のサイコパス

『デッドライジング2』の前日譚を描いた短編ゲーム『デッドライジング2 CASE:0』に登場するサイコパス。

Jed Wright(ジェド・ライト)



ゾンビ狩りはいいよな 人を撃つより問題がないのがいい
アウトブレイクさまさまだ!

『CASE:0』のラスボス。
肥満体系で薄汚い身なりをした白人男性。35歳。
チャックさん達が逃げ込んだスティルクリークの整備所で働くダメ整備士。
アウトブレイクの混乱に乗じてゾンビ狩り(対象はまだゾンビ化していない感染者にも及ぶ)を楽しんでおり、
ケイティーが感染者であることを知ると彼女を始末しようと襲い掛かってくる。

戦闘ではショットガンとピッチフォークを組み合わせたコンボ武器「ブームスティック」とガスバーナーを使ってくる。
遠近どちらにも対応されるので、自分が得意な戦法で戦う方がいい。
CASE:0ではレベルが5までしか上がらないため、あまり高くないライフで挑まなければならない。回復手段は必ず用意しよう。

撃破すると、「俺がやらなくても軍が始末するだろう」と吐き捨てながら積み上げられた廃車の山に寄りかかった際、廃車が崩れてその下敷きになって息絶える。
戦闘終了後、ブームスティックのコンボカードを入手できる。

メッセージのサイコパス

『デッドライジング2』本編に登場する、回避可能なサイコパス。

◆Theodore “Ted” Smith(テッド/テオドール・スミス)



テッドはバカじゃない!みんなそう言う!バカじゃない!バカって言うな!
やっぱり人間はダメ!
スノーフレイク食べていいよ お肉ばかり

ユカタンカジノで行われているタイガーショーのベンガルトラ“スノーフレイク”の飼育員。30歳。
普段から周囲の人間にバカにされてきたことで極度の人間不信に陥っており、動物だけが唯一信頼できる友達と考えている。
スノーフレイクに新鮮な肉を与えるため生存者を襲わせていたようで、
主人公をも餌にしようと襲ったが、彼の説得を聞いて一度は応じかける。
しかし、その際に彼が何気なく言った「バカなことはやめて…」が逆鱗に触れて発狂し、スノーフレイクを嗾けた上に自身も襲ってくる。

武器はハンドガンで、遠距離では銃撃、近距離では頭突きなどの格闘で攻撃してくる。また、戦闘中はスノーフレイクも攻撃してくる。
だが、当の本人は最初期に出現するサイコであるためか動きは緩慢で仰け反りやすい。

撃破すると、最期の時までスノーフレイクの空腹を心配し、自分の遺体を食べるように勧めながら息絶えた。
  • スノーフレイク
テッドが世話をしていた3歳のメスのベンガルトラ。
テッドとは固い絆があるようで、彼が怒ると同時に主人公に襲いかかった他、主人公に敗北し死亡したテッドを食おうとはしない。

ボスクラスのサイコパスとしては最弱クラスなテッドと違い、大型肉食獣らしく体力・攻撃力が非常に高い。
スノーフレイクの進路上にうまくステーキを投げ込んで食べさせることを繰り返し、彼女の空腹を満たす(ライフを満タンにする)と、生存者としてエスコート可能になる。
ただ、スノーフレイクの突進攻撃を回避しつつ、チャックorフランクとスノーフレイクの直線上に肉を置く必要がある上、
攻撃を加えてライフを減らしてしまうとただでさえ難しいのに余計に時間を喰う羽目になってしまうので注意。
仲間にした場合はカットシーンが挿入されPPを獲得できるが、倒した場合は報酬は何も無く徒労に終わる。


◆Leon Bell(レオン・ベル)



そう・・・ただのゲームじゃない 本当のゲームさ
テラー イズ リアリティ!
これが本番だぜ

無印のみ登場。チャックさん同様にTIRの挑戦者。28歳。
モトクロスチャンピオンだった頃のチャックさんに憧れていたが、今の姿には幻滅しており嘲笑している。
自分こそがナンバーワンだと証明するため、プラチナストリップのアリーナ前でチャックさんに勝負を挑み、
その際にはチャックさんをその気にさせるため、助けを求めていた生存者を「ゾンビの2倍」のポイントが入る的と見立てて殺害し、襲い掛かる。
チェーンソーバイクによる突進をしてくるが、これだけしか攻撃手段を持たない。うまく誘き寄せて壁等に衝突させれば多大な隙を晒す。

撃破すると、自分の負けを認められず、戦闘でガソリンが漏れた状態のバイクに再び乗り込み尚も戦おうとする。
…が、その際に転倒してチェーンソーの刃先がガソリンの漏れた地面に当たり、そこから出た火花により発火して
バイクごと火だるまとなってしまう。
その状態になりながらも最期までチャックさんを嘲笑い、自分こそがナンバーワンであると狂ったように豪語し続けながら焼死。

戦闘終了後にシルバー・プラチナ両ストリップ内に設置してあるバイクのキーを入手。
さらに、シルバーストリップにあるガレージでバイクのカスタマイズが可能になる。

◆Brandon Whittaker(ブランドン・ウィテカー)



俺はあんたの教えを世の中に広めるんだ
ああ・・・やり遂げる勇気がないなら・・・
後はこの俺に任せりゃいいんだ!

ゾンビの人権を主張する団体「CURE」のメンバー。22歳。
「ゾンビの自由と解放」という思想に耽っている。
無印とOTRで展開が若干違う。

○無印
今回のアウトブレイクの犯人とされるチャックさんを英雄視している。
チャックさんに代わって先述の思想を広めようとアメリカーナカジノの男子トイレで生存者をゾンビの生贄にしようとしたがチャックさんに止められ、
チャックさんには目的をやり遂げる勇気が無いと決めつけ、自分が代わりにやり遂げるとして襲い掛かってくる。
実はサイドケースなのでスルーが可能。

○OTR
無印と違ってこちらはメインケースに含まれるため必ず戦うことになる。
支部長のステイシー曰く「入会したばかりの新人」とのこと。
新エリアであるウラヌスゾーンの男子トイレでフランクさんと対峙した際、自分がTKとの裏取引でアウトブレイクを発生させた犯人であると自白。
曰く「こうなるとは思っていなかった」とのことだが、直後に開き直って自分の行為を正当化し始める。
無印同様に生存者をゾンビの生贄にしようとしたがやっぱりフランクさんに止められ、「ならば自分がやる」と生存者を殺して襲い掛かってくる。

使用武器はガラス片。これで斬りかかってきたり、トイレの個室に逃げ込み、違う個室から奇襲してきたりする。
OTRではさらに奇襲をかけると見せかけて個室から身代わりのゾンビをけしかけてくる新戦法を執ってくる。

撃破すると、トイレの個室に逃げ込むものの自分が襲わせようとしていたゾンビに噛まれてしまい、ゾンビ化することを絶望しながら首を掻き切って自害。

上述の通り、OTRではムービー内でブライドンに殺されてしまうため、無印のみ戦闘終了後に彼に捕えられていた生存者をエスコートできる。


◆Chef Antoine/Antoine Thomas(シェフ・アントワヌ/アントワヌ・トーマス)



食えよ!?シェフの王の料理だぞ!
いやすまん でも・・・これは正に至福の一品なんだ
だからそう 席について味わって・・・召し上がれ!

フードコートにあるレストランのシェフ。40歳。
自称「フランス料理の帝王」。
自分の腕に絶対の自信を持っており、雑誌の取材を待ち望んでいたがアウトブレイクの発生によりチャンスを失ったことで発狂、サイコパス化してしまう。
理性を失ってもなお取材を待ち続けており、主人公に料理(本人曰く「チキンに 似た 味」、人肉料理ではないかと思われる)を振る舞おうとするが、
薄々『食材』の詳細を察した主人公が食べるのを渋ったためにキレて、無理やりにでも料理を食わせようと襲い掛かってくる。

ムービー中では包丁を向けてきたがメインの使用武器はフライパン。
近距離ではフライパンによる殴りで、距離を離すとフライパンや皿を投げつけて攻撃してくる。
また、戦闘中のみ店内には料理が設置されており、体力が減るとその料理を食って回復を図ろうとする。
さらに、持っているフライパンで銃撃を防いでしまうことも。お前のようなシェフがいるか
弱点らしい弱点もほぼ無く、苦戦は必至。

撃破すると、よろめいた拍子に厨房内のフライヤーへ左手以外の上半身を突っ込んでしまい、自らが「料理」になってしまう。
OTRではファーストネームが「アントワン」に、肩書き(自称)が「イタリア料理の帝王」になっている。


◆Brent “Slappy” Ernst(スラッピー/ブレント・アーンスト)



君はきれいだヨ デートしようヨ 
君を迎えに行くヨ 今・・・すぐに・・・

よい子のみんな!来週もお楽しみ・・・にね・・・


フォーチュンシティのマスコットキャラクター「スラッピー」のスーツアクターのバイト。18歳。
スラッピーの恋人キャラクター「スージー」の“中の女性”であるルイーゼと初めてのデートをする約束をしていたが、
発生したアウトブレイクでその彼女が死亡してしまい発狂。
その影響で心からスラッピーになりきってしまっており、スラッピーの着ぐるみを着たままパリセーズモールを徘徊している。
無印とOTRで展開がわずかに違う。

○無印
報道を見てチャックさんがアウトブレイクを発生させたと信じ込んでおり、全てを狂わせたチャックさんに復讐するため襲い掛かってくる。

○OTR
自分とスージーを「本物のオモチャ」だと思い込んでおり、ゾンビに殺されたスージーを「直してほしい」とフランクさんに頼んでくるが、
断られると今度はフランクがゾンビに彼女を壊させた(殺させた)と思い込み、襲い掛かってくる。

使用武器はコンボ武器のフレイムスロアー(火炎放射器)とファイアスピッター(火炎弾)で、この2つを使い分けてくる。
また、ローラースケートを履いているため外見に似合わず非常に素早い。しかしその長所はそのまま弱点にもなっており、アイテムの投擲やジャンプキックを喰らわすと転倒して隙を晒す。

撃破すると愛するスージーの遺体の傍で彼女に愛を(OTRでは自分も壊れちゃったと)告げた後で一度力尽きた…と思いきや、
いきなり起き上がって「よい子のみんな、来週もお楽しみにね!」と絶叫し、今度こそ完全に息絶える。

…つまり、本作の6番レジ枠。同情できる事情でサイコパスになったのも同じ。
戦闘終了後にフレイムスロアーのコンボカードを入手できる。


◆Randall “Randy” Tugman(ランディー/ランドール・タグマン)



ああ 僕たちの初夜だよ
もう待ちきれない 待ちきれないよぉ
父さん最後まで飛ばしてよぉ 最後まで飛ばせ!


シルバーストリップ内にある結婚式場「Swept Away」のオーナーである神父エマヌエルの息子。28歳。
当然この方向音痴とは無関係…っつーか関係してほしくない。
厳しく育てられた反動から変質者としての素質が覚醒してしまった青年で、アウトブレイクに際して自身に秘められた性癖を露わにした変態でピザ。
父を拘束して捕えた生存者の女性と無理矢理に結婚式を行おうとしたが、そこへやってきた主人公に父親が助けを求めたために式は中断され、
さらに自分も主人公の方に振り返った際に持っているチェーンソーが当たって父は死亡。式を台無しにされたとブチ切れて襲い掛かってくる。

先述の通り使用武器はチェーンソー、しかもコイツしか持っていないジャイアントピンクチェーンソーである。
ピザのくせに異様に素早く、気づいたらすぐ眼前にいてチェーンソーでブッた切られてダウンさせられるという事態が頻発する。
だが、攻撃する度に変態的なポーズをとったり(しかもこちらの起き上がり後でも攻撃が間に合う)走り続けると息切れを起こすため隙は意外と多い。
撃破すると、ゾンビ化した別の花嫁候補に襲われて、喰い殺される。その様を、チャックさんは「誓いの口づけを」と、フランクさんは「誓いの一噛みを」と表現した。

戦闘終了後、使っていたジャイアントピンクチェーンソーを拾えるようになる上、
神父(父親)は死亡したが花嫁は生存しているので、話しかけることでエスコートできる。

◆Carl Schliff(カール・シェリフ)


雨の日もゾンビの日も荷物がある限り配達するのです!
さあ お受け取りを!

メガネ・短パン・ヒゲの郵便配達員。32歳。
「雨の日も ゾンビの日も 荷物がある限り配達する」と、これだけ聞けば運送屋の鑑みたいに思える。
アウトブレイクが起きて生存者がほとんどいないような状況でも配達業務を続けており、ロイヤルフラッシュプラザを徘徊している。
連続配達記録を誇りとしているが、アウトブレイクにより記録が途絶えてしまった。
これまた無印とOTRで展開が違う。

○無印
先述のブレント同様、配達記録破綻の原因となった(実際には違うのだが)チャックさんを憎んでいる。
配達業務中に声をかけてきたチャックさんに荷物の代理受取を頼んだが相手がチャックさんだと気づき、チャックさんに「特別な荷物」を渡して自分はスタコラサッサと電動カートで逃走しようとする。
しかし、その「特別な荷物」が時限爆弾であると気づいたチャックさんに投げ返されてカートは破損。それによってブチ切れ、近くに落ちてたのか常備してたのか分からんショットガンを手に襲い掛かってくる。

○OTR
フランクさんに代理受取を頼んでサインをもらったが、そのサインから正規の受取人でない「不正受取人」と認識、
無印同様に特別な荷物~カート爆破の流れを辿り、フランクさんを「郵便制度への不正を犯した者」=国家反逆者と見なして襲い掛かってくる。

距離を離すとショットガン、近づくと素早い殴り、もしくは逃げながらホットポティトォゥ!(爆弾)を的確に放り込んでくる…とパターンは結構豊富。
主人公のスピードが育ちきっていないとポテイトゥ!は回避困難。
でもやっぱりショットガン射撃後等に隙はある。だが足が速いので距離を離そうにも延々と追ってくることがある。

撃破すると、瀕死の状態で最初に渡そうとしていた配達物を受け取ってもらい、配達記録を付けた後に「特急便」(例によって時限爆弾)で自爆。
OTRではなぜか自爆後に靴だけが残る。それを撮影するとBRUTALITY判定となる。
なお、受け取った配達物の中身はゾンブレックス。


◆Seymour Redding(シーモア・レディング)



俺より偉いつもりか バッチもねぇくせに
話すのは俺だ 誰にも命令させねぇ
いいか 俺が踊れと言ったら・・・踊りやがれ!

フォーチュンシティの警備員。35歳。
ウエスタンウェアを着た保安官気取りの男。
性格は非常に尊大で、アウトブレイクの発生でそのタガが外れたらしく、サウスプラザに侵入した生存者を絞首台に見立てた高台から突き落として絞首刑にしており、
吊るされた遺体の数を見るに、主人公が訪れた時点で3人は『処刑』している。
主人公からの説得にも耳を貸さず、もう一人の生存者を高台から蹴落として処刑し、襲い掛かってくる。
もはやウエスタンではなく世紀末である。

使用武器は警棒とリボルバー銃、また投げ縄も使う。
よくある「遠距離は銃撃・近距離は殴り」なのだが、銃撃にはこちらが銃器等の遠距離武器を持っていると強制的に武器を外されるディザーム効果がある。
銃撃後に投げ縄を投げてくるが、長射程で遮蔽物を使わないと回避が困難な上に捕まったら素早く振りほどかないと大ダメージを受けてしまう。

撃破すると、高台へ逃げようとするがその際に電動ノコのスイッチを入れてしまい、そのまま足を滑らせて背中から電動ノコへダイブ。
自ら「身から出た錆」を落とすことになる、因果応報の結果となった。…ブレントやカールのような同情の余地もないクズ野郎に相応しい末路である。
戦闘終了後、コイツが使っていたリボルバー銃のシックス・シューターを拾えるようになる。


◆Militia Men(市民軍)

  • Deetz Hartman(ディーツ・ハートマン)
  • “Big” Earl/Earl Flaharty(ビッグアール/アール・フラハティ)
  • Johnny James(ジョニー・ジェームス)
  • Derrick Dugan(デリック・ダガン)

正直言って感染は広がってるぜ 俺たち以外は敵だよ 
ちょっとずつこの国をキレイにするしかねぇ

歪んだ愛国心による危険思想を抱いた市民軍の四人組。全員白人。ディーツは50歳、ビッグ・アールは32歳、ジョニーは22歳、デリックは30歳。
リーダーはディーツで、他の三人を倒さないと戦えない。
ビッグ・アールは本名ではなく渾名で、本名はアール
自分達以外は全て敵だと思い込んでおり、国を守るためと称してフォーチュンパークが見渡せる建物の屋上に陣取り、スナイパーライフルでゾンビ・生存者問わず狙撃している。(曰く「射撃訓練の的」)

特徴は
アール:ハゲ、ディーツ:白ヒゲ、ジョニー:タトゥー、デリック:デブ
アール以外はパーク内から行ける屋上にいる。アールだけなぜかパーク内の店の屋根の上。
全員共通で使用武器はスナイパーライフル&ナイフorマチェット。
パターンも「離れると狙撃、近づくと刃物」と分かりやすい。慣れると簡単にパターンにハメられる。
移動に使いたいフォーチュンパークを囲うように出てくるので、狙撃されると厄介の極み。
撃破しても特にムービーとかはない。倒すと必ずスナイパーライフルを落とす。

…余談だが、コイツ等が陣取っている屋上(+α)は妙な生活臭がある。
ガスボンベの上に置かれたフライパンとベーコンとか。


◆Bibi Love(ビビ・ラブ)



おつかいできるかな ぼうや
ショーの前に・・・これ以上我慢する自信がないわ
ガマンし過ぎると爆発しちゃうの!

過去の栄光に縋り付く元スター歌手。45歳。
エロボディ&コスだが顔はBBA。歌手だけにいい声をしている。
再起を図るためのカムバックツアーが注目されなかった事にキレて、スロットランチカジノのステージでマネージャー他のクルーを爆弾に括り付けてコンサートを開こうとしていた。
そこに現れた主人公を新しいクルーだと思い込み、いろいろと注文をつけてくる。

攻撃で体力を一定まで削るとクルー共々自爆してしまうが、攻撃せずに主人公Pが全ての注文をこなすと、最終的に何を血迷ったか観客(=ゾンビ)の中へダイブ。
その直後で正気を取り戻し、他のクルー共々生存者としてエスコートできる。
唯一、戦闘せずとも終了、そしてエスコートできるサイコパスとなる。
…っつーか、ウォッカ1瓶一気飲みしてるのによくあの声が出せるな…。
そしてオーダーのラストはまさかのリズムゲー。


◆Magicians(マジシャン)

  • Reed Wallbeck(リード・ウォールベック)
  • Roger Withers(ロジャー・ウィザース)


そういうあんたのために特別なトリックを思いついた
消失トリックってやつだ
あんたにピッタリだよ 死ぬほど驚くぜ!

売れないマジシャン。胸毛がリード(33歳)でヒゲがロジャー(35歳)。
アウトブレイク発生前もマジックショーを行っていた(これはシティ内のあらゆる所に張られているポスターで分かる)。
アウトブレイクを自分達のチャンスだとして、混乱の中アトランティカカジノのシアターで密かにマジックの練習を行っており、
捕えた生存者をマジックの練習台として拘束し、タネの無い人体切断マジックを試みては殺していた。
その現場を目撃した主人公に非難(チャックさんは「人殺し」と、フランクさんは「どこがマジックだ」と)されたことでブチ切れ、襲い掛かってくる。

ツインズ以来となる二人同時との戦闘だが、こちらは二人とも倒さなければ戦闘は終わらない。
リードはロケットランチャー(コンボ武器)を、ロジャーは固有のマジシャンソードを持つ。
リードは移動速度が遅いものの、ロケットランチャーには直撃によるダメージだけでなく、炸裂時の閃光に怯みとディザーム効果がある。
特にディザーム効果はシーモアの銃撃と違ってグローブ系の武器以外が対象となっているから厄介。
ロジャーはエリア内を走り回るので捕捉するのが大変、しかも武器が武器なだけに接近戦も少々リスクが付きまとう。
…実は、ロケットランチャーの怯み効果はロジャーにも効果がある。しかもこちらが復帰するよりも遅いので、その隙に攻撃を叩き込める。さらに、怯み中は通常よりも大ダメージになる。
リードも移動速度が遅い点が最大の弱点。うまく背後から攻撃をブチ込むと大ダメージ&その場に転倒する。

撃破すると、リードは瀕死の状態でロジャーと運命を共にしようとするが、当のロジャーからは散々罵倒されたり、こき使われたりしていたことで相当恨まれており、
今までの恨みと言わんばかりにメッタ刺しにされてトドメを刺される。
ロジャーは、リードを殺した直後に「ずっとこうしたいと思っていた」と言い残し、復讐を果たした嬉しさから安らかな顔で息絶える。
戦闘終了後はシアター内でロケットランチャーとマジシャンソードを拾える。また、ロケットランチャーのコンボカードも入手できる。


CASEのサイコパス

『デッドライジング2』本編のストーリー上で必ず対峙するサイコパス。

◆The Twins(ツインズ)

  • Amber Bailey(アンバー・ベイリー)
  • Crystal Bailey(クリスタル・ベイリー)

吠えないでよチャック 男は静かな方がいいわ

そう 死ぬほど無口な ね

メインケースで必ず戦うことになる。
TIRのホステス(アシスタント?)としてTKの傍らにいる双子の美女(25歳)。曰く、主人公は「男としての魅力に欠ける」との事。
メインケース内でTKを追う主人公の前に立ちはだかる。ユカタンカジノ内のショアル・ナイトクラブでレベッカを人質にして襲い掛かってくる。

使用武器は固有のカタナソード。攻撃パターンは武器による斬りつけのみだが、結構動き回るため自身のスピードが成長していないと追いかけるのに難儀する。
ヒット・アンド・アウェイの攻撃を仕掛けてくる強敵。
二人を同時に相手取ることになるが、どちらか一方を倒せば戦闘は終了する。

一方を倒すと、もう一方が主人公に対して「貴方はこの町で滅ぶ」と吐き捨て、倒した方の遺体から短刀を抜いて「私達はずっと一緒」と言い残して自害。
戦闘終了後、カタナソードを拾えるようになる。

◆Sgt. Boykin/Dwight Boykin(サージェント・ボイキン/ドワイト・ボイキン)



カーティス 銃を借りるぞ!
俺を食いたいのか かかってこい!

フォーチュンシティへ生存者救出のため、国家警備隊から派遣された対ゾンビの専門部隊AZU(Anti Zombie Units)の隊長。
35歳。階級は軍曹(サージェント)。
スキンヘッドの強面だが性格は冷静で任務に忠実、かつ部下からの信頼も厚い優秀な人物。
最初こそ部下と共に順調にゾンビを撃退していたが、ガスによって突然変異したゾンビ(ガスゾンビ)によって小隊が蹂躙され全滅*4してしまったことにより発狂。
レベッカを拉致(本人は保護しているつもり)し、アンダーグラウンドで部下の遺体に話しかけながらゾンビを撃退していた。
動くものすべてがゾンビだと思い込んでおり、追ってきた主人公もゾンビと見なして襲い掛かってくる。

使用武器はLMG(ライトマシンガン)とグレネード。射撃だけでなく近接戦闘もかなり強力。特に近くでダウンさせられるとそのままLMG乱射による追い討ち+投げを喰らって大ダメージ。
…あんなの喰らってよく生きてるよな、しかし。
近距離も結構怖いので、こちらもLMG等の銃器で応戦するというのも手。
ある程度射撃を繰り返すと弾切れを起こし、アンダーグラウンド内に複数ある補給ポイントへ向かい弾薬の補給を試みる間は隙だらけの為攻勢に出るチャンス。
ムービーでもやっていたように、発狂した彼は部下たちがまだ生きていると思い込んでおり、彼らと協力して戦っているつもりなので、
補給に向かう際には「弾切れ」と叫ぶのでタイミングは解りやすいのだが、正常な主人公及びプレイヤーの目には「部下たちの遺体に話しかけ、協力しているつもりで独り戦う狂人」にしか見えず、
かつ、生きていると思い込んでいる部下たちには指示を下すだけでなく「良くやった」などの励ましをかけており、部下から信頼されるに足る理想の上官であること、
「部下を喪った」ことに耐え切れず発狂した時点で彼も部下を大切に思っていたことが察せられ、やるせなさを感じさせられる。

撃破すると、最期まで主人公をゾンビと思い込んだまま、自身もゾンビ化させられることを恐れてグレネードで自決。
OTRではカールの時と同じくなぜか靴だけが残る。撮影するとやっぱりBRUTALITY判定になる。

◆Raymond “Ray” Sullivan(レイ/レイモンド・サリバン)



現実を見ろよ、チャック。この国の感染者数を知っているかね?
政治家に企業家、有力者達も少なくない。お前の娘もな、チャック!

本編のラスボス。
今回の事件を引き起こしたフェノトランス社の工作員。52歳。
セーフハウスの管理人として潜入し、様々な裏工作を行っていた。
脱出に必要な無線機を奪い、チャックと激突する。

高台からこちらを見下ろす形となっており、拳銃でこちらを攻撃してくる。
拳銃の射程外に隠れるとフレアを投げ、上空の攻撃機に支援砲火をさせる。
この時、地面に穴が空いてゾンビだらけの階層へと開通するので、なるべく支援砲火は避けたい所。
チャックさんが高台へ登ると銃をしまって肉弾戦を挑み、ディザーム効果のある技を繰りだしてくる。
つまり、ゾンビが群がる高台で丸腰でのタイマンを強いられるという、前作のラスボスのセルフオマージュである。
アクション中は無敵な上、バグにより時々アッパーカットがトンデモ威力になったりと色んな意味で厄介だが、ひたすらドロップキックしまくってればほぼノーダメージで勝てる
というのも、サリバンはチャックさんのスキルムーブのうち、ヘイメーカー、フロントキック、ドロップキックの何れかを食らうと腹を抱えてその場にうずくまる大ダメージとなるのだが、ドロップキックは無敵時間が長い上に高火力なのである。

最期はフルトン回収システムで離脱しようとしたところ、チャックさんによって都合よく落ちていた(足場と繋がっている)命綱に繋がれてしまい、結果、自分を回収しに来た仲間の航空機に上半身だけ持っていかれた
なお、正史ではチャックさんがフォーチュンシティで戦った最後のサイコパスである。

  • AC-130
サリバンを支援する航空機。通称「ガンシップ」。
サリバンが投げた発煙筒を狙って爆撃を行う。
こいつのせいで屋上が穴だらけとなる。
  • AC-130のパイロット
ガンシップの操縦士。
前述のヘリコプター同様にサイモン・ボストウィックと全く同じ姿

◆Tyrone “T.K.” King(TK/タイロン・キング)



復讐の時間だ!(Payback Time!)

TKにzombrexを与えてから黒幕であるフェノトランス社の工作員を倒した「もしも」の世界、OverTimのラスボス
自らの野望を主人公に粉砕され、崖っぷちに立たされたTIRのホスト兼プロデューサー。33歳。
人質を使って彼の欲しい物を集めさせられた後、スタンガンで気絶させられる。
目が覚めた主人公はアイテムを全て奪われた状態で、TKに挑む事となる。
落ちている物で戦うしかないので、コンボ武器は全て封じられる。
これまで習得した体術を駆使して挑もう。
事前にミックスジュースを飲んで、効果を持ち込めるのは内緒だ。
司会者らしく、装飾が施されたマイクを鈍器として扱う。
マイクでの殴打や猛突進からのタックルなど、屈強な黒人らしい肉弾戦を仕掛けてくる。
主人公が足場に登るとどこからともなくマシンガンを取り出して撃ちまくってくる。
また、主人公が特定のエリアに入ると火花が吹き出る演出装置を起動して攻撃に利用してくるが、その動作中は無防備。
この戦いでは主人公の大事な人が大ピンチな状態でスタートするため、人質も気にかける必要がある。
最期は主人公に足場から突き落とされ生死不明。
しかし正史ではそもそもラスボスになる前にゾンビ化してしまっている。

『CASE:WEST』のサイコパス

『2』の後日談を描いた中編ゲーム『デッドライジング2 CASE:WEST』に登場するサイコパス。

◆Marian Mallon(マリアン・マロン)


また「収穫」が必要になるわ

『CASE:WEST』のストーリー上における主な敵対者。
中年の白人アメリカ人女性。37歳。
左の頬にゾンビに噛まれた跡がある。
フェノトランス社の秘密研究施設の所長。
チャックさんとフランクさんに自身の右腕、ハルジットを差し向けた。
ハルジットが敗れると施設の爆破装置を起動させてから脱出する。
直接対決は無く、彼女の打倒は『デッドライジング3』までお預けとなる。

◆Commander/Harjit Singh(コマンダー/ハルジット・シン)


クティ…

『CASE:WEST』のラスボス。
インド系アメリカ人。39歳。
研究施設の警備隊長兼マリアンの右腕。
2メートルを優に越える身長とそれに見合った筋骨隆々の体格を持ち、『バイオハザード』シリーズのタイラントを彷彿させる。頭に巻いた赤いターバンと蓄えた髭がトレードマーク。
両腕にインパクトハンマーを装着している反面、ハザードユニットと違い着ているのは通常の戦闘服だが、体力バーが三本もある異常なまでに頑強な肉体を持つ。このシリーズのボスキャラと主人公はだいたいそうだが、こいつも確実にタイラントより強い
インパクトハンマーでの殴打に加え、棚を空き缶の如く殴り飛ばしたり、タックルしてきたりするほか、一定のダメージを受けるとチャックやフランクさんの攻撃が届かない足場に乗って屋内でミサイルポットを起動したり、増援を寄越したりといった搦め手も使う。
シリーズ最強候補のサイコパス
因みに、体力バーが三本あるサイコパスは他作品では『OTR』のステイシー・フォーサイスが相当するが、彼女は殺人巨大メカに搭乗した上で戦うため、ほぼ生身なハルジットはやっぱりおかしい。
まあ、闇のワクワクさん無敵の戦場カメラマンを同時に相手するならこれくらい強くないと‥‥‥。
余談だが、ハルジットをセルフオマージュした敵として、ジェームズ・カバレロが『DR4』に登場する。
本来の意味のサイコパスではなく兵士、上司が白人の中年女性、非白人、体力バーと共に表示される名前が階級のみ(ハルジットは「comander」、ジェームズは「大尉」)、身体能力を強化する武器を装備(ハルジットはインパクトハンマー、ジェームズはエキゾスーツ)、一定のダメージを受けるとプレイヤーの攻撃が届かない足場に退避し、間接的な攻撃(ハルジットはミサイル発射と増援呼び出し、ジェームズは手榴弾ばら蒔きと増援呼び出し)を行う……など共通点がたくさんある。

『OFF THE RECORD』のサイコパス

「もしも主人公がフランクさんだったら」という「もしも」の『デッドライジング2』を描いたゲーム『デッドライジング2 OFF THE RECORD』に登場するサイコパス。
非正史のパラレルワールドであることに注意。

◆Psycho Chuck/Chuck Green(サイコチャック/チャック・グリーン)



バイクに触るな

説明無用の無印版『2』の主人公。29歳。
目は充血し真っ赤で、髪はボサボサ、髭も濃く、背中にはケイティーの服を着せた赤ちゃん人形をダクトテープでくっつけている異様な姿で登場。
OTRでは娘のケイティーが死亡してしまっており、そのショックからTIRをやめてケイティーに見立てた人形を背負ってシティ内を徘徊していた。
最初はフランクさんを正常な人間と認識していたが、その場から歩き去ろうとした際にフランクさんが(彼の目には娘に見えている)人形の足を掴んだことで、
フランクさんもイカレていると誤解し、チェーンソーバイクに乗り込んで襲い掛かってくる。

基本的には無印のレオンと同様だが、こちらは攻撃にモロトフ(火炎瓶)投擲が加わっている。
さらに体力が減るとウィスキーをがぶ飲みして回復を図ろうとするが、この時に攻撃すれば回復を阻止できる上に飲んでいたウィスキーを落とすので自分が回復に使用できる。

撃破すると、バイクから転倒し、人形の首を抱き抱え、ずっと守り続けると呟きながら息絶えるが、
バイクのキーを拾ったフランクさんが振り返ると、その姿(遺体)は忽然と消えていた。その真相は不明。

無印のレオン戦同様、戦闘終了後にバイクのキーを入手。さらにモロトフのコンボカードも入手できる。

◆Stilts the Clown/Evan MacIntyre(スティルツ・ザ・クラウン/エヴァン・マッキンタイア)



アイスクリームどうだい
フランク?

OTRのみ登場。
ピエロとの因縁再び、『1』でサイコとして登場したアダムの弟。35歳。
小人症なのか、非常に小柄な男。アウトブレイク発生までは自分を模したカート(8人乗っても大丈夫な半ケツカート)でアイスクリームの販売をしていた。
竹馬に乗って現れフランクさんにアイスクリームを振る舞おうとするが、風に舞ってちょうど目の前を通り過ぎたフランクさんの写真で兄を殺した張本人だと気づいてブチ切れ、フランクさんに襲い掛かる。
フランクさん当人はアダムの弟であると分かった際に「妹もいたりしないよな…?」とピエロとの因縁にウンザリした様子を見せた。

使用武器はスノーボールキャノン(コンボ武器)と専用の冷凍グレネード。アイスクリーム屋が何でそんなもの持ってんだ。
両方とも喰らうと凍結して動きを封じられ、素早くレバガチャで復帰しないと追撃を喰らってしまう。
第一段階は竹馬に乗った状態なので動きは非常に緩慢。本体にしか攻撃が通らないと思うだろうが竹馬の部分にも当たり判定があるので近接武器しか持ってねーよ!って方もご安心を。
体力を削ると(半分~7割?)第二段階へ。ここでエヴァンが超低身長だったことが発覚(フランクさんの半分くらい)。
超俊敏になって攻撃パターンがガラッと変わり、ダッシュからの頭突きと顔に張り付いての連撃を繰り出してくる。
第一段階の倍以上のスピードになっているため、エイミングが苦手なら近接武器を使った方がいい。

撃破すると、一矢報いようとカートの上に乗った冷凍グレネードを取ろうとして、
その衝撃で落ちてきたグレネードを顔からモロに喰らってしまい自分が凍結。
トドメに氷像となった自身をフランクさんが蹴倒してバラバラにされてしまった。「参るぜ…全く
戦闘終了後、スノーボールキャノンのコンボカードを入手できる。

◆Agent S/Stacey Forsythe(エージェントS/ステイシー・フォーサイス)



あなたが来ると思って玩具を用意しておいたの
何事にも代償はあるもの
あなたも払わなくちゃ

OTRのラスボス。25歳。
正史である『2』本編の世界のステイシーとは顔が全く異なる上にポニーテールはカツラで実際には短髪であるなど、全くの別人と言っても過言ではない
こちらの世界では彼女こそがフェノトランス社のエージェントであり黒幕。
逆にこちらの世界ではただの管理人だった綺麗なレイモンドを射殺して逃亡した後、本編の傭兵達より重装備なフェノトランス社保安警察を指揮して女王蜂回収任務を行うが、
フランクさん一人に隊員を皆殺しにされた上に女王蜂を回収する機械も全て破壊され、計画を台無しにされる。

その後、無線でフランクをウラナスゾーンに誘き寄せ、アトラクションに偽装していた巨大アーム×2、可動式操縦席、ミサイルポッド、火炎放射器を装備した殺人メカに搭乗してフランクさんと対峙する。
一人の人間を殺すためにしては大げさにも程がある重装備だが、ターゲットはフランクさんだからね、(常人ならばオーバーキルにも程がある重装備も)仕方ないね。
巨大アームでハンマーのようにフランクを潰そうとする第一形態、アームのハンマー部分を自壊させカニのハサミのようなマニピュレーターを露出させた第二形態、
さらにアームが壊れた代わりに火炎放射器付きの可動式操縦席をアグレッシブに動かす第三形態が存在し、実質的に体力がサイコパス三人分ある難敵。
死角に近付こうとすると蒸気噴射で吹き飛ばされるため注意。

  • ステイシーのロボット
アトラクションに偽装された巨大ロボット。
火炎放射器、巨大マニピュレータ、蒸気噴射口、ミサイルポッド、可動式コクピットを装備






●サイコ共が強すぎて倒せねーよ!…という方へ
ここからは攻略ネタをちょろっと。

  • サイコ戦に合った装備を
接近戦だと分が悪いなら銃器を大量に持ち込む、接近戦を挑むなら食糧ガン積みでゴリ押し…等。
また、コスの中にはそのシリーズで統一すると特殊効果が付与されるものがある。
(無印ではDLC、OTRでは無印のものはシティ内で入手可能、さらに新たなDLCコスが追加)

装備例
〇LMGやアサルトライフル等の銃器
先述の銃器を大量に持ち込む、のパターン。これによって相手の攻撃が届かない距離から一方的に攻撃して安全に処理できる。
スナイパーライフルもオススメ。

○サイコパスシリーズ+ドリラー
コンボ武器の一つであるドリラー(電動ドリル+スピア)、高威力・振りが早い・攻撃後の隙が少ないの三拍子揃った優秀な武器。
それに加えてDLCコスチュームのサイコパスシリーズには防御力2倍の効果もある。
これだけでかなりのゴリ押しが効く。さらに被ダメージ半減の効果を持つミックスジュース「ペインキラー」も使えば盤石。

  • 物量作戦
生存者の手を借りるのもいい。
生存者の中には攻撃性が高い者も結構いるため、それらの面々に銃器を持たせると戦闘でも援護射撃してくれる。
場合によっては多対一の状況にもなるため、サイコのライフが一瞬で吹っ飛ぶ事態にもなる。その様はなかなかに爽快。特に戦える生存者を8人連れている時には。
多人数で一人をフルボッコ…というのは気が引けるかもしれないが。

  • 隙を見逃すな!
試合でも戦闘でも相手の隙を突くのは基本。
サイコは戦闘中に何かしら隙を見せることがある(カールの射撃後やランディーの息切れ等)、その隙を狙っていくだけでも勝機はある。
特に低レベルの場合は、時間がかかれども無理にゴリ押ししようとせず確実にダメージを取っていきたい。
OTRではサイコの見せる大きな隙は大抵シャッターチャンスになっているので狙いどころが分かりやすくなっている。

  • ヤバくなったら逃げろ!
自分が殺られてしまったら元も子もないので、元第一部隊隊長の3つの命令のように戦略的撤退も時には重要。
装備を揃えてまた挑めばいいのだ。エリアを離れている間はサイコの体力が回復していくが、まぁそれは必要経費と割り切ろう。
OTRではチェックポイントからのリトライが出来るので殺られてもすぐリトライできるじゃんとかは言ってやるなよ?

  • どうしても倒せないなら消えるまで待つのも手
それでもダメな場合の最終手段。
メインケースで戦うヤツ以外は全てそのケースの制限時間があるため、その時間が過ぎれば自然に消滅する。
その場合はPPやアイテムのボーナスは当然もらえない。次周でリベンジだ。




追記・修正はアウトブレイクでも発狂しない強靭な精神を持ち、さらに心の均衡を保ちながらお願い致します。
あと、無印版について詳しい方もお願い致します。

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最終更新:2024年04月11日 12:35

*1 スコープとフロントグリップが付いている

*2 本編のエンディングで主人公を迎えに来る国家警備隊のヘリコプターパイロット

*3 スナイパーライフルのスコープやフランクさんのカメラで拡大して見るとわかる。なお、隣に座っているTKは 。

*4 実は2人だけ生き残っており、最後の要救助者として登場する