実在性ミリオンアーサー

登録日:2015/03/02 (月) 01:15:20
更新日:2023/07/22 Sat 23:33:17
所要時間:約 13 分で読めます






『エクスカリバー』
この剣を抜いた者こそ、
王国ブリテンを統治する器を持つ真の王「アーサー」
しかし剣に選ばれた者は
1 0 0 万 人 に も 及 ん だ !


実在性ミリオンアーサーは、スクウェア・エニックスから配信されているアプリケーション「拡散性ミリオンアーサー」の実写ドラマである。
制作は「戦国鍋TV」のスタッフが関わっている。
通称「実在性」「ミリアサ」「UTSUWA」「英国鍋TV」等。
番組の構成は1話につき約12分程度で、オープニング、ドラマ+歌パート、次回予告、アイキャッチ、ミニコーナー、エンディングが主な形。
回によってはアイキャッチの後に次回予告になったり、ミニコーナーが無かったりもする。
tvk、KBS京都、テレ玉、サンテレビ、とちぎテレビ、ニコニコ動画で放映されている。
中でもニコニコ動画では1~4話までが無料配信、最新話も1週間無料配信しており、思う存分UTSUWAをキメる事ができる。
ちなみに、何故か「アニメ」カテゴリに入っており、「超リアル作画アニメ」とも呼ばれている。

情報解禁時は「キャストは男もジジイも全部女」「コスプレ感溢れる衣装」「大丈夫?ゲームの実写ドラマだよ??」等と、内容が危ぶまれていた。
だが、実際に放送されると「何の脈絡もなく入る歌パート」「しかし歌自体のクオリティは高い」「次回予告やおまけコーナーの暴走っぷり」という点が視聴者の心を奪った。
ビジュアルに関しても「慣れれば女でも問題ない、むしろ女だからいい」「衣装の材質はともかく、デザイン自体は原作にかなり忠実」であり、原作ファンからも評価されている。
勿論ふざけてばかりでもなく、ドラマパートも原作をしっかりとなぞっており、ゲームをプレイしてない視聴者にも優しい。
むしろ真面目にふざけていて、カットするところは一枚絵にしてやるべきところはきちんと演技している。殺陣もかなり力を入れている。

また、6回に1回のペース(4話,10話,16話)で「酒場回」と呼ばれる登場人物たちがスナックに集う箸休め回が入る。
話自体はシリアスな本編と打って変わって、メタ発言・キャラ崩壊・衣装イジリ等、とにかく何でもアリなギャグ回である。腹筋崩壊必至。
この番組を視聴する事は、作中の歌になぞらえて「UTSUWAをキメる」と言われている(公式も認定済み)

登場人物


◆アーサーとその仲間
エクスカリバーに選ばれしアーサー達。
それぞれがブリテンを想い戦うが、終盤はそれぞれの掲げる正義により対立し、3つどもえの戦いが繰り広げられてしまう。

○アーサー(剣術の城)
「あれが我らが戦う敵、外敵……つよい」
通称剣サー。
正義感の強い真面目な青年であり、敵対した者であっても情けをかける事が多い。
常にヘソ出しルックスな素晴らしい外見。
なんでも新聞紙に包もうとする。
次回への引きの絵ではやたら怖く描かれる傾向にある。
主人公の特権なのか、作中で唯一Britain Musicをキャンセルできる。

○ランスロット
「御意」
剣術の城に仕える騎士
性格は真面目でまともなのだが、常に抜身のを持ち歩く危険人物。
表現がところどころ詩的で、ちょっぴりキザなところもあるか。
魔女酒場の常連でもあり、2日に1度のペースで通っては剣サーを話のネタにするダメ人間。

○アーサー(技巧の場)
「ユリエンスちゃ~ん」
通称技ーサー。
元から女キャラのため、初見での原作との違和感は少ない。
どこかの制服のような服装をしており、パツパツなバストと、ミニスカート&ニーハイソックスから生み出される絶対領域が魅力的。
かなり好戦的で口が悪いが、戦う時には素敵な笑顔を振りまく。

○ガウェイン
「いたぜ~」
技巧の場に仕える騎士。
「額にカメムシ」「武器が鉄屑」「カエルちゃんみたいなフザけた鎧」と、周囲から結構辛辣な弄られ方をされる。
「~~~かよ」が口癖で、無理にでも使おうとする。

○アーサー(魔法の派)
「ガラハッドしゃん!」
通称魔ーサー。
女性みたいな容姿の男性(だが演じているのは女性)。ややこしい。
普段は優しいが気弱な所があり、ガラハッドやエルにいいように使われている。
だがその一方で強い心を持っており、ロット王にも正面からぶつかり合った。
特撮の都合上、原作からカラーリングが赤をメインとしたものに変更されている。(原作は緑基調の服だが、CG背景の元が緑なので被る)
舌足らずな声がかわいい。

○ガラハッド
「変な奴だな、だからお前は根暗なんだ」
魔法の派に仕える、最強に近い能力を持つ騎士。
涼しい顔してエルと共にアーサーをパシる大物。肩のヒラヒラは飾りです。

○フェイ、リーフェ、エル
アーサーをサポートする妖精たち。
ゲームではパートナー的な存在だが、今作では3人そろって通信役。
フェイは礼儀正しく、リーフェは大人びており、エルは「なのだぞ」。
原作から最もデザインに変更が加わったキャラであり、露出はかなり抑えられている。
何故ベストを尽くさなかったのか(血涙)
…まあ完全再現したら放送禁止になるのは確実なデザインなので、尽くそうにも尽くせなかったのかも知れない。


◆11人の支配者(+α)
エクスカリバーに選ばれなかった王の一派。
しかし3人しか出てこないため、視聴者からは「(二進数で)11人の支配者」などと言われる。
決して一枚岩というわけではなく、武力を重んじるロット王と魔法を重んじるユリエンス王の2派に分かれており、そこがアーサーらの付け入る隙となった。
物語中盤でロット王、ユリエンス王、共にアーサーに敗れるが、アーサーのUTSUWAの大きさに触れて投降し、以後ブリテンの為に協力し合う事となる。

○ロット王
「い れ ぬ ぞ」
11人の支配者の一人であり、その筆頭。
覇王と称するに相応しい武人で、「エクスカリバーに選ばれなかった者」の為に剣を振るう。
また、卑劣なやり方は許さず、必要とあれば味方に制裁を加える事もある。
独特の低音ボイスがUTSUWA者からの人気が高い。
しかし本編でのカッコよさとは裏腹に、「スナック三姉妹」の回や歌パートの雛壇ではキャラ崩壊しがちである。

○ユリエンス王
11人の支配者の一人である、ゴアの王。水兵さん。
魔法を使うのが得意だが、極度の面倒くさがりで、魔法を身に着けたのもその為。
反面武力に関してはからっきしである。根暗なもやし野郎。
アーサーたちとは敵対していたが、ロット王の敗北により降伏。
その後必要とされるって悪くないと感じ、アーサー達の為、ブリテンを守る為に再度ドラグーンファングを建造する。
自分の好きなことは熱っぽく語れるタイプ。そして引かれる。
女宇宙海賊をやっていたことも。

○ブランデゴリス王
11人の支配者の一人。指揮者。
目的のためなら手段を厭わない卑劣な性格で、襲われている街の救援に向かうアーサーを足止めすることで、キャメロットへのライフラインを断とうとした。
だが、民を見捨てるやり方がロット王の怒りに触れ、殺されてしまう。
それでも退場後のスナック回や雛壇には顔を出している。
名前が特徴的だからか、妙に歌で弄られる事が多い。

○リエンス王
11人の支配者の一人じゃない。
彼一番の見せ場が紙芝居パートによる説明で片付けられるというあんまりな扱いを受ける。
エクスカリバーに選ばれなかったためアーサーにはなれず、無駄に鎧がとんがってるせいか11人の支配者にも入れてもらえない。
そんなUTSUWAで王と言えるんですか?
後に本当に二代目11人の支配者の一員となるが、ロット王、ユリエンス、ブランデゴリスが同時に脱退。
つまり結局一人である。
公式サイトの人物相関図の位置もまた涙と笑いを誘う。


◆魔女の三姉妹
11人の支配者に協力して、ブリテン崩壊を目論む魔女の姉妹。
元々はとある領地の姫君達であり騎士ゴルロイスと魔女イグレーンを親に持つが、
マーリンによって造られた騎士ウーサーにゴルロイスを殺害され、イグレーンを奪われてしまう。
その為マーリンを憎み、彼の計画に携わるアーサーらにも敵意を持っている。
6話に一度入る酒場回の舞台、「スナック三姉妹」のママもやっている。

○モルゴース
三姉妹の長女。帽子や黒いローブ等コテコテの魔女スタイルだが、下半身はホットパンツで素敵な美脚を惜しげもなく披露。
演じた本人すら認めるほど堺雅人に似ており、本人のブログにイラストを乗せた事も。
因子を操る事に長けており、アーサーに仕える騎士を弱体化させたり、モードレッドを作り出したりもした。
以前は神官もやっていたとか。

○エレイン
三姉妹の次女。眼鏡。「でしてよ」
変装が得意(作中で活かされるとは言ってない)
「キャラが被っている」グィネヴィアをライバル視していたが、後に酒場で和解する。
自分たちの人生を狂わせたブリテンを憎んではいるが、アーサー個人への恨みは特に無いようだ。

○モーガン
三姉妹の三女。ツインテ幼女。
暗躍や謀略を得意とする姉達とは違い、攻撃的で破壊を好む。
だが短慮な所があり、自分が何をしているのか分からずに行動している節もある。
兵器製造に秀でており、ユリエンスと共に「ドラグーンファング」を作り上げた。
魔法戦闘においては姉をもしのぐ実力者。


◆その他
○マーリン
ブリテンの指導者たる魔法使い。
「戴冠作戦」という作戦を裏で進めている。この作戦は何段階かに分かれているが、
この作戦のせいで、魔女三姉妹が敵対していたり、アーサーが100万人選ばれたりした。
つまりだいたいこいつのせい。
原作では髭を生やしたジジイであり、実写の今作でも当然ジジイ。
だが演じているのはやっぱり女性。
無理して低い声作ってる感がちょっとかわいい。

○ニムエ
「歓迎、アーサー様を尊重します。殺しましょう」
マーリンが作り出した妖精。
マーリンに言語翻訳機能を封じられており、常に上記のようなトンチンカンな口調で話す。
(翻訳魔術があれば普通に意思疎通が出来る)
二言目には「殺しましょう」と繰り返す危険人物。
ステキな脇と背中、そして掃除機みたいな武器の持ち主。
原作ではどこか幼さが残っているデザインだったが、今作では普通にスレンダーな美女。
ウソ予告ではシャワーシーンで胸を堂々と披露した事も。

○グィネヴィア
「ちょちょいのちょいでしてよ」
ブリテン内の一地方、カメリアドの王女。そしていたいけな暴君。
表向きは深窓の美女と言った感じのヒロインで、アーサーと騎士を繋ぐ『円卓』の整備も行う重要人物なのだが、どうにも影が薄い。
非常に好戦的な性格で、リエンスを見逃した剣サーに対して
「ぬァンできっちり殺さなかったンだよッ! 敵はきっちり斬る! そのくらいも分からないンですのこのボンクラアーサーがァッッ!」
という鎌池節全開の台詞を吐いた。
そして歌パートでさらに黒い本性が露わになる。
「でしてよ」が口癖。

○モードレッド
モルゴースによって作られた、生まれる前から裏切る事を宿命付けられた騎士。
全てのアーサーの因子を体内に持っているため、全てのアーサーに対し有利に戦える。
その為一度はマーリンによりアーサー達にモードレッド抹殺の指令が下ったが、剣サーのUTSUWAにより命を救われ、王国のあり方を見据える審判役となる。
そして物語終盤、3勢力で争いを続けるアーサーらに見切りをつけ、アヴァロンの脅威からブリテンを守る為に命を捨てる覚悟を決める。

○ラウンドソルジャー
冒頭で水を飲みながらテレビを見ている無名の兵士。飲みにくそう。
ミリオンニュースのナレーターも務めている。


Britain Music

今作を語るうえで欠かせない要素。
緊迫するドラマパートの中でいきなりイントロが流れて歌いだすというカオスなコーナー。
歌に入るとセットが変わり、後ろには他の人物が座るひな壇が配置されている。
ちゃんと本編から歌詞の内容が繋がっているが、歌単体で見ても結構深い歌詞が多い。
本放送では殺陣の効果音や叫び声が入り、尺の都合で一部カットされてしまう部分もある。
だが、どの歌もYou tubeで歌パートオンリーのフルバージョンが見られる。
どちらも魅力があるので要チェック。

前述の通り歌自体は悪くない、というか謎の中毒性がある。
80年代~90年代のヒットソングをイメージしたかのようなものが多いのも特徴。
また、流石にここでは元のキャラに関わらず、歌詞が女性的な物も多い。
なんとCD化も決定しており、視聴者のUTSUWAが試される。

○王のUTSUWA(歌:剣サー、ランスロット、リエンス)
「王のUTSUWA! 東京ドームで何個分!?」
この番組の方向性を決めた全ての始まり。
それまで息を呑む殺陣パートからの激しいイントロに視聴者は度肝を抜かれた。
リエンス王のパートがどことなく三味線風。

○そんなの絶対認めない(歌:ロット王、ユリエンス、ブランデゴリス)
「私たち11人の支配者は 今日は3人しかいないの」
11人の支配者と言いつつ3人しかいない事を堂々と肯定。
独特な振り付けも見どころ。

○夢見て生きなきゃ王じゃない(歌:剣サー、モードレッド)
「お前もアタイの国民ベイベー」「裏切る事しかできないベイベー」
熱いロック調でクレイジーな、非常に盛り上がる一曲。
いきなりの「クレイジー」はこの番組の方向性を決定づけたともいえる。なにげに歌詞が深い。
夢見る少女じゃいられn・・・ゲフン。

○魔女酒場(歌:モルゴース、エレイン、モーガン)
「魔女の長女が因子を弄れば」「魔女の次女は変装するの」「魔女の三女は兵器を作り」
『徐々に夜は更けるだけ』
本編の骨休め回「スナック三姉妹」にて披露された三姉妹の曲。
スナックに似合った雰囲気のアダルティーな曲調で、カラオケ字幕が入る。
つべ版では歌詞が長くなる。

○あきらめてブランデゴリス(歌:技ーサー、ガウェイン)
「そうよ防御は 最大の攻撃 いつか君の 心を砕くの!」
ブランデゴリスの語感の良さと技ーサーの絶対領域を存分に味わえる一曲。
カエルちゃんガウェインの歌声のギャップに驚くのもお約束。
さりげなく人気投票で一位を獲得した。

○魔法があればメンドクサクナイ(歌:ユリエンス)
「面倒だけど全て欲しい ねえどうすればいいの? 魔法があるじゃーない」
タイトルの通り何もかもが面倒くさいというユリエンスの魂の歌。
伸びやかで美しいメロディはともかく歌詞はダメ人間感MAXである。魔法を何だと思ってるんだ。

○破壊こそが生きがい(歌:技ーサー、モーガン)
「壊す為に何かを作り 汚れる為に綺麗になって 別れる為に愛し合う」
破壊兵器「ドラグーンファング」を巡るモーガンと技ーサーの戦いを表現した曲。
キレッキレな動きと「破壊」連呼、そして抱き合う二人の姿が見もの。あとオチも。

○俺達ツートップ(歌:魔ーサー、ガラハッド)
「いつも頼れるアイツがピンチ どうした相棒元気が無いぜ?」
魔ーサーの優しさと強さ、それを認めていたガラハッドの想いが伝わる爽やかな曲。
元気で踊ってるじゃないかというつっこみはしてはいけない。
野ブタをプロデュースしそうな歌。

○決めてよGood choice(歌:魔ーサー、ガラハッド、ロット王)
「お願い教えてエクスカリバー 僕は王にふさわしいの?」
魔ーサーとロット王の決戦に使われた歌。そうとは思えないほど明るい。具体的に言うとアイドルポップス。
一応、大ボスとのバトルなのに……しかし歌詞が深く、元気の出る歌。

○11人にjealousy(歌:リエンス王)
「1人で歩く 怖すぎる夜道よ!」
孤独を極めたリエンス王のヘビメタ調のソロ曲。
「履歴書すら見てもらえない」というフレーズに多くの学生は戦慄したとかしないとか。

○私たちの人生滅茶苦茶よ(歌:モルゴース、エレイン、モーガン)
「どうして?私たち普通じゃないの? どうして?私たち悪い魔女なの?」
年頃の少女らしさを求める心と、ブリテンへの復讐を求める心。
それらが入り混じる三姉妹の複雑な心情を歌った、どこか切ない一曲。
本編じゃほぼ目立たないエレインがメインボーカル。

○選ばれた人選ばれない人(歌:マーリン)
「選ばれて下さい でなきゃダメなの 選ばれないことより惨めはないから「黙れ!」」
今のところBritain Musicで唯一、踊りなどが無い弾き語り調の曲。
メロディの優しさとは裏腹に競争社会の厳しさを語る歌詞が特徴。

○ニムエのワルツ(歌:ニムエ)
「すぐに殺しましょう 殺しましょう お近づきのしるしに」
Britain Musicの中でも随一の中毒性を誇り、聞いてるとだんだん「あ、じゃあちょっと殺されてみようかな」と思えてくる危険な歌。
振り付けにもニムエの「おもてなし」精神が表れている。

○必要とされるって悪くねえ(歌:ユリエンス コーラス:フェイ)
「Hey Hey! ドラグーンファングの 組み立てができるのは 今俺しかいないぜ!」
ユリエンスまさかのソロ2曲目(コーラス付きではあるが)
前の曲とは違い、明るくクールな曲。自分が好きなことを語るためか。

○全て俺のひとりよがり(歌:マーリン、剣サー)
「そうかいこの想い 俺のひとりよがり!」
本性を露わにしたマーリンがニムエを口説きつつアーサーを煽りに煽る。アーサーも対抗するが……。歌の後のドラマパートは必見。

○黒いグィネヴィア王女(歌:グィネヴィア)
「あゝ わたくしは そう! 俗にいう勝ち組でしてよ」
本編じゃほとんど出番のないグィネヴィア王女がヒロイン力を上げる為に披露した曲。
歌詞のあまりの黒さに魔女すらドン引きだったが、「でしてよ」仲間のエレインにだけは理解された。
この歌もつべだと歌詞がちょっと長くなる。
黒い珊瑚礁。

○LONELY KNIGHT(歌:ランスロット、モードレッド)
「我が国のため」「我が王のため」
『誓い合う 2KNIGHTS』
ロット王に絡まれていたモードレッドを助けた後に、見事な連携で歌いあげた。
作中でも屈指の美声コンビによるデュエットは聞く価値あり。
16話の酒場回で、「黒いグィネヴィア王女」に続いてのまさかの2曲目に、視聴者は自分のUTSUWAがまだまだだと痛感したとかしないとか。
ロット王「あれが私に足りぬ物か…」

○アヴァロン電波塔問題(歌:剣サー、魔ーサー)
「壊す作る壊す?」「作る壊す作る?」
『こわる こわる こわる こわる あああ~~~』
電波塔なだけに結構な電波ソング。
一体感がバッチリなひな壇にも注目。

○Clashアヴァロン?stealアヴァロン?(歌:剣サー、技ーサー)
「ラブ&ピースな国の為なのさ」
争いの元となるアヴァロン破壊を目的とする剣サーと、その技術力を奪おうとする技ーサー。
そんな対立もなんのその、見事に息の合ったデュエットを見せる。

○阻止しなければ(歌:技ーサー、魔ーサー)
「何を思う魔法の派?」「何を思う技巧の場?」
剣サーの抜け駆けを阻止する為、技ーサーと魔ーサーが協力した。
互いに信用しきっていないためか、どこか不穏なメロディが魅力。

○決めつけないでYOみんな(歌:魔ーサー、ガラハッド、剣サー、ランスロット)
「全て濡れ衣 もう誤解なんです。(MA MA 魔ーサー)」
グィネヴィア誘拐に揺れる剣サー、魔ーサーが剣を交える…
という本編のシリアスな流れを消し飛ばすかのようなポップで明るい一曲。
しかも誘拐されたはずのグィネヴィアが何故かひな壇に座っている。
魔ーサーの困り顔とランスロットの満面の笑顔に注目。
「人は人を決めつけないと接し方が分からない」は名言。

○三大勢力にらみ合い(歌:剣サー、技ーサー、魔ーサー)
「剣と技と魔のアーサーが作る 美しい正三角形」
21話にしてようやくのアーサー三人組による歌。
フルバージョンはセリフ入り&3分超えと、なんとも壮大な一曲。

○どうする?ニムエとモードレッド(歌:ニムエ、モードレッド)
「気遣いなんて必要ないの」「俺がお前を助けたい」
命を捨ててまでブリテンを救おうとするモードレッドと、彼を心配するニムエ。
そんな2人のすれ違う想いを表現した 今回は尺が無いのでここまで!
……だったが、その次の23話にて無事歌われる事となった。演歌調のデュエット。
You tubeではちょっと歌が長くなっている。

○たいへんっていいたいへん(歌:フェイ、リーフェ、エル)
「人の枠からはみ出しちゃう! うう大変だ!」
妖精三人によるアヴァロンの本当の力説明ソング。
テクノポップ風に歌われることにより、これ最終決戦前だよね? と
なるかもしれないが歌によって雰囲気ブレイクは毎度のことである。
歌詞がちょっと一部メタ。

○ぼくらはブリテンの子供たち(歌:ブリテンオールスターズ)
「僕らはブリブリ 僕らはブリブリ ブリテンの子供たち」
登場人物全員で歌う、大団円を飾るラストソング。
敵味方が手を取り合って笑顔で歌う光景は感涙必至だが、ラストのブリブリ連発に涙腺のみならず腹筋もブレイクさせられる。


その他

○アイキャッチ
劇画調のアーサーが振り返るという謎の演出。
アーサー3人分で3パターン存在する。
ナレーターがあの人なので、完全にアレ
CMのないニコニコでは二回連続で流れるため、二度見と呼ばれる。

○マーリンのブリティアンジョーク
マーリンがジョークを言う人形劇。

○ブリテン昔ばなし
ミリオンアーサーのキャラが昔ばなしに存在したら……というコーナー。
何故かキャラがところどころ画太郎テイストで描かれることが多いほか、だいたいろくなオチを迎えない。
「通りすがりの栗と臼と蜂と牛の糞と特異型ヘルヴォールが一肌脱ぐことになりました」

○ミリオン・ニュース
ブリテン内で起きた事件を報道するミニニュースコーナー。
…のはずだが、事件が起きるのはいつも都内である。どこだよ。

○アーサーみたいにつっこもう
日常のアレコレをミリオンアーサーに例えて突っ込むコーナー。
「お前はブランデゴリスか!」

○ぼくらのニムエちゃん
雑踏の中に隠れたニムエちゃんを探し出すコーナー。
ただし、本編で演じているニムエではなく、実際に発売されたフィギュアがオッサンの肩の上にいるだけだったり・・・
\ニムエちゃーん!/
「はーい!」

○次回予告
銀河万丈さんが読み上げる、ちょっと長めの次回予告。
予告とは名ばかりのカオスかつパロディ山盛りの異空間。大御所にこんなことさせていいのか……? と思ってしまうようなハジけた物や、
このパロディやばいだろうと視聴者がヒヤヒヤしてしまうようなネタもある。
でっけえドラゴンみてえな奴とか、至高と究極の対決のアレとか。
…しかし、この予告のカオスさにも意味がないわけではない。
予告の始まる際に一瞬だけ『AVALON NETWORK』というロゴと共に『censored(検閲済)』と書かれた画面が映る
つまりこの予告は何者かによって改ざんされたものである可能性が……


追記・修正はUTSUWAをキメてからお願いします。

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最終更新:2023年07月22日 23:33