RR(遊戯王OCG)

登録日:2015/02/28 Sat 12:40:27
更新日:2024/04/05 Fri 18:00:31
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そう、俺たちはまさに絶体絶命の崖っぷちに追い込まれている…

だが、そこから必ず立ち上がる!

そして最後には敵を圧倒し、

殲滅する!!

RR(レイド・ラプターズ)とは、アニメ『遊戯王ARC-V』に登場する黒咲隼が使うカード群。
また、それらをカード化した『遊戯王OCG』のテーマの一つである。

●目次


【概要】

レイド(Raid)とは「(占領目的でない)襲撃・奇襲」、ラプターズ(Raptors)は「猛禽類」を意味する。
そのため属するモンスターの名前には「猛禽類」に属する、あるいはそれに近い鳥の名前が入っている。
見た目こそくず鉄などと融合した様なメカメカしいものだが、機械族ではなく闇属性鳥獣族で統一されている。
この点では種族がモチーフとなった生物に準ずる【スクラップ】に似ている。

メインデッキに入るモンスターは多くがレベル4で、ランク4のエクシーズ召喚を得意とする。
ほとんどがモンスターの展開やサーチ・サルベージに関する効果を持っており、デッキを動かしやすいのが特徴。
エクシーズモンスターは相手の特殊召喚されたモンスター対する効果を持っているものが多い。


遊戯王OCG』で闇属性・鳥獣族テーマといえば【BF】が有名だが、そちらには戦士族も存在するしドラゴン族も関わる。
また『遊戯王ZEXAL』の神代璃緒も鳥獣族のエクシーズ使いだったが、あちらは現時点において明確にテーマ化されていない。
他の水属性・鳥獣族のカードやサポートカード群も殆ど存在しない状況である。

よって現在「遊戯王OCGでデッキとして成立している鳥獣族・エクシーズメインのアニメテーマ」はこの【RR】と【LL】のみ。
使い手も黒咲隼と妹の瑠璃だけとなっている。


アニメにおいて黒咲らが所属するレジスタンスは融合次元の侵略者やシンクロ次元の決闘者と戦っている。
この事を考えると、エクシーズモンスターの持つ特殊召喚メタは彼等に対抗する為に身につけた力なのかもしれない。



【変遷】

RR-ライズ・ファルコン》の項目にも書いてあるが、初登場から暫くはライズのOCG化時の弱体化など不遇が目立っていた。
そもそも劇中での黒咲のきちんとしたデュエル自体が非常に少なく、使用カードも少なかったためデッキそのものが組みにくかった。
また黒咲というキャラも「不審者」「無言の腹パン」などネタ扱いが強かった。
これら複数の要素により、強化前のドルベの【光天使】のような何とも言えない感じが漂っていた。

無論「今後の展開で強化される」とは予想されていたが、この当時は黒咲達が何故戦っているのかすらユートが明かすまで不明だった。
明らかになってもキャラがキャラだけに素良戦以降の扱いやOCG化についても未知数だった部分が大きかったため、あまり期待はされていなかった。

……と思われていた最中、2015/2/14発売の「クロスオーバー・ソウルズ」にてまさかの新規大量追加
劇中で使用したカードのみならず、OCGオリジナルで優秀な下級モンスターも加わった。
エクシーズモンスター達もライズが何だったかの如くある程度調整されながらも原作同様の強力な効果となって登場。
【RR】中心できちんと戦えるように仕上がった。

ARC-VのアニメキャラテーマはOCG化速度が他シリーズのものより早めの傾向はあるのだが、この新規カード追加で驚いたファンも少なくなかった。
そこまでデュエルしていなかった事も考慮すると、OCGオリジナル含めてもこの時点では結構多めのカード化率である。

さらに次弾の「クラッシュ・オブ・リベリオン」でも何枚かのOCG化が決定。
Vジャンプでも広告で全面的に押し出され、OCGオリジナル枠だった《RR-フォース・ストリクス》がアニメに逆輸入されて登場するなど扱いも良い。
その《RR-フォース・ストリクス》登場回以降では、更に下級と上級の新規を出している。


◆新マスタールールの影響

エクシーズ召喚を多用するテーマゆえに、新マスタールールでは少なからず弱体化を余儀なくされた。
1体のランクアップを繰り返しながら戦うテーマではあったが、EXモンスターゾーンによる制限で持ち前の展開力を活かしにくくなってしまったのである。

しかし、2018年の「LINK VRAINS PACK 2」で待望の専用リンクモンスター《RR-ワイズ・ストリクス》が登場。
斜め下2か所のマーカーはもちろんだが、「RUM」をデッキからフィールドにセットできるという待望の効果から非常に喜ばれた。

同時期に海外から来日した《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》も相性が良く、【幻影RR】という新たな型が成立した。


◆マスタールール(11期)以降

EXモンスターゾーンによる制限が無くなったことで、かつての展開力を取り戻すことができた。
しかしインフレの波に押されて
  • 手札に「RR」モンスターが少なくとも3枚いなければ展開できない
  • 《灰流うらら》や《増殖するG》といったメジャーな手札誘発が刺さる
といった弱点が露呈することになった。

しかし「PHANTOM RAGE」で《レイダーズ・ウィング》や《RR-ストラングル・レイニアス》《RUM-ファントム・フォース》といった新規を獲得。
同時に強化された【幻影騎士団】の波にも乗って【幻影RR】として一定の強さを誇ることになった。

そして12期に入り「PHANTOM NIGHTMARE」にてさらに本格的な強化がなされた。
《RR-ブルーム・ヴァルチャー》や《RR-ノアール・レイニアス》で不安定だった初動や誘発への弱さが改善。
《RR-ブレイブ・ストリクス》によりサーチできるカードが大幅に増え、《RR-グロリアス・ブライト》により無効化手段も獲得。
そして新たな切り札である《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》により、純【RR】構築でも腕前次第で環境デッキと渡り合えるまでになった。
無論【幻影RR】も初動が安定したため、構築の幅が広がっている。


【カード一覧】

下級モンスター

「RR」下級モンスターはそのほとんどがレベル4であり、それらで後述する《RR-フォース・ストリクス》をエクシーズ召喚するところから始まる。
その後はサーチと展開を繰り返しながら、「RUM」を用いてよりランクの高いエクシーズモンスターに繋いでいくのが基本戦術である。

現状、レベル4モンスターのほとんどには「モズ」を意味する「レイニアス(Lanius)」が入っている。
モズはスズメ目であるが、かつては猛禽類に含まれていた事がある。
また、小柄ながらも自分より大きな獲物を狩るという反逆に相応しい生態を持つのもモチーフとなっている理由だと思われる。
「〇〇・レイニアス」ばかりなのは一見すると安直なネーミングだが、どれもモズの生態などのネタが盛りこまれた凝った命名となっている。


+ 詳細は以下
《RR-バニシング・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1300/守1600
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ発動できる。
手札からレベル4以下の「RR」モンスター1体を特殊召喚する。

一番最初に登場した「RR」モンスターにして、現在でも展開の起点となるモンスター。
召喚・特殊召喚したターンに手札の「RR」モンスターを特殊召喚できる効果を持つ。

とにかくこいつを場に出したり墓地から蘇生したりしてデッキを回すので、なるべく早く出したい。


「バニシング(Vanishing)」は「消えゆく、失われつつある」等の意味を持つ。
チゴモズ等一部のモズがレッドリスト指定を受けている事と、レジスタンスである彼等の数が少ない事を示していると思われる。

アニメ版では同名モンスターしか特殊召喚出来なかったが、OCG化において他の「RR」モンスターも出せる様になった。
OCG化時点ではこいつしか出せるのが居なかったからある意味原作再現してたがな!
黒咲は《RR-ファジー・レイニアス》を使うまで劇中で下級「RR」モンスターをこいつしか使っていなかった。
何か理由があるのか、本当にこのカード以外のモンスターがメインデッキに入っていなかったのかとも考えられていた。
OCGオリジナルで追加の下級「RR」モンスターが出るまでは「物資の乏しいレジスタンスらしい」とも言われていたりした。


《RR-インペイル・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守1000
「RR-インペイル・レイニアス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ、
フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを表側守備表示にする。
(2):このカードが攻撃したターンの自分メインフェイズ2に、自分の墓地の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

「クロスオーバー・ソウルズ」で登場したOCGオリジナルの下級「RR」モンスター。
フィールドのモンスターを守備表示に変更する効果と、攻撃した直後のメインフェイズ2で「RR」モンスターを蘇生する効果を持つ。

攻撃力は1700と決して高くはないが、(1)の効果で相手を守備表示にできる。
そのため《EMウィップ・バイパー》と同様、単体でも守備力1700未満なら戦闘破壊できるので意外と範囲が広い。
反射ダメージでも攻撃に成功すれば(2)の蘇生効果は発動できるので、ガンガン攻めていける。
エクシーズモンスターも蘇生できるが、更なる展開に繋がる《RR-バニシング・レイニアス》あたりを蘇生させたいところ。


「インペイル(Impale)」は「杭などに固定する、串刺しにする」の意味を持つ。
おそらくは捕らえた獲物を枝などに串刺しにするモズの「早贄」の習性をモチーフにしていると思われる。


《RR-ミミクリー・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1100/守1900
「RR-ミミクリー・レイニアス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに1度だけ発動できる。
自分フィールドの全ての「RR」モンスターのレベルを1つ上げる。
(2):このカードが墓地へ送られたターンの自分メインフェイズに、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「RR-ミミクリー・レイニアス」以外の「RR」カード1枚を手札に加える。

「クロスオーバー・ソウルズ」で登場したOCGオリジナルの「RR」モンスター。
「RR」モンスターのレベルを上げる効果と、墓地に送られたターンに墓地から除外する事で他の「RR」カードをサーチする効果を持つ。

(2)の効果は墓地に送れさえすれば方法は問われない。
手札コストや《ゴッドバードアタック》の弾にしたり、後述の《RR-トリビュート・レイニアス》でデッキから直接叩き込もう。
エクシーズ素材として取り除かれた場合でも発動できる上、墓地に送られたターンなら任意のタイミングでサーチが可能。
このためタイミングを逃す事も無く使えるのが強み。
また「RR」カード指定なので「RR」モンスターだけでなく「RR」魔法・罠もサーチ出来る。
《RR-ネスト》を持ってきて更なるサーチに繋げたり、《RR-レディネス》で守りを固めるのもいい。
ただし墓地に送られた瞬間から効果発動までにはタイムラグがあるので、この間に除外されたり手札やデッキに戻されると使えない点に注意。

また、「RR」モンスターのレベルを1つ上げる効果も持つ。
大半の「RR」モンスターはレベル4なのでランク5エクシーズを呼べる様になる。
《No.61 ヴォルカザウルス》 といった汎用ランク5だけでなく、素材が鳥獣族縛りであるランク5の正規召喚も狙える。
《零鳥姫リオート・ハルピュイア》や後述する《RR-ブレイズ・ファルコン》あたりが出せるようになる。
更にレベルアップ効果には同名制限がないので、2体並んでいるなら2レベル分、3体なら3レベル分アップでランク6・7を出すのも夢ではない。
大抵サーチ効果用に除外されるから複数並ぶ事はほぼないだろうけども

またどちらの効果も特殊召喚縛りが発生しないないので、シンクロ素材としても有用。
このカード自身のレベルを5にして《BF-疾風のゲイル》あたりをチューナーにすれば有用なものが多いレベル8シンクロモンスターを出せる。
その後(2)の効果でサーチも行える。


「ミミクリー(mimicry)」は「模倣・擬態」と言う意味を持つ。
モズが他の鳥の鳴き声を真似する習性がモチーフと思われる。


《RR-トリビュート・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守 400
「RR-トリビュート・レイニアス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「RR」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンの自分メインフェイズ2に発動できる。
デッキから「RUM」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。

Vジャンプの付録で登場したOCGオリジナルの「RR」モンスター。
「RR」カード限定の墓地肥やし効果と、待望の「RUM」のサーチ効果を持つ。

《RR-ミミクリー・レイニアス》を落とせば「RR」カードサーチ、後述の《RR-レディネス》を落とせばダメージ無効化ができる様になる。
また《RR-ファジー・レイニアス》を落とせば同名カードをサーチして出せるので、これ1枚から《RR-フォース・ストリクス》が出せる。
《RR-バニシング・レイニアス》を落として《RR-インペイル・レイニアス》で蘇生させれば更なる展開も狙えるだろう。

(2)の効果は今までありそうでなかった「RUM」のサーチ。
一応それまでも《RUM-アージェント・カオス・フォース》のみ、《マーシャリング・フィールド》の効果でサーチ・サルベージできてはいた。
しかし、汎用性のある「RUM」サーチは存在しなかったのだ。
こちらは速攻魔法限定とはいえ、目的に合わせて任意の「RUM」をサーチできる。
モンスターの戦闘破壊が条件だが、攻撃力も1800と下級アタッカーとしては合格点。
《RR-インペイル・レイニアス》の効果と組み合わせれば守備力1800未満なら自身より攻撃力の高いモンスターも屠れる。
発動後のデメリットもターンを跨げば問題ないのであまり気にならない。
惜しむらくは戦闘破壊成功時ではなくメインフェイズ2でのみサーチが可能な点か。
速攻魔法である利点を生かしたバトルフェイズにランクアップして連続攻撃を決めるのは次ターン以降になってしまうのが少し残念。
出来たら流石に強すぎるか……
なおサーチ後には特殊召喚制限がかかるため注意。


「トリビュート(Treibute)」とは「捧げ物・貢ぎ物」の意味を持つ。
遊戯王OCGでは「生け贄に捧げる(現在のリリース)」の英訳の方が有名だろうか。
こちらもモズの早贄をモチーフにしていると思われる。モチーフが同じ《RR-インペイル・レイニアス》とも相性が良いのも頷ける。


《RR-ファジー・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇/鳥獣族/攻 500/守1500
「RR-ファジー・レイニアス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、このカードの効果を発動するターン、自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「RR-ファジー・レイニアス」以外の「RR」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「RR-ファジー・レイニアス」1体を手札に加える。

「クラッシュ・オブ・リベリオン」にてOCG化された下級「RR」モンスター。
場に同名以外の「RR」モンスターがいる場合に手札から特殊召喚でき、墓地へ送られると同名カード1枚をサーチする。

《RR-バニシング・レイニアス》以外からでもこのカードを出すことで即座に《RR-フォース・ストリクス》につなげることができる。
また墓地に落とすことさえできれば(2)の効果は発動する。
そのため《RR-ミミクリー・レイニアス》と同じ様に落とせばアドバンテージを稼げる。

反面、効果を使うと特殊召喚制限がかかるため注意。《鳥銃士カステル》や《ダイガスタ・エメラル》などが出せなくなってしまう。
それでも【RR】の中核を担っているカードの1枚なので【幻影RR】のような混ぜ物デッキでない限りはフル投入必須である。


「ファジー(fuzzy)」とは「曖昧な、不明確な」等の意味を持つ。、
⚫︎かつてモズは猛禽類かスズメの仲間かで定義が揺れていた過去があった
⚫︎実は現在でもモズが早贄をする明確な理由が不明確である
この辺りのイメージからつけられた名前だと思われる。

アニメ版では特殊召喚効果の条件が《RR-バニシング・レイニアス》指定だったが、回数制限が無かったため大量展開→3連続エクシーズに繋がった。


《RR-シンギング・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇/鳥獣族/攻 100/守 100
「RR-シンギング・レイニアス」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドにXモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

「クラッシュ・オブ・リベリオン」にてOCG化された下級「RR」モンスター。
自分フィールドにXモンスターが存在する時に特殊召喚できる。

手軽に特殊召喚できるレベル4なので、エクシーズ素材や《ゴッドバードアタック》の弾として便利。
エクシーズモンスターであれば種類は問わず《デブリ・ドラゴン》に対応しているステータスなので、他のデッキにも出張可能。
特に《RR-フォース・ストリクス》からこのモンスターをサーチすれば簡単に《RR-ワイズ・ストリクス》をリンク召喚できる。
レベル4を並べられるデッキでお手軽な出張ができるようになったため、「LINK VRAINS PACK 2」発売後は大幅に評価が上がった。


アニメ版では特殊召喚に回数制限が無かった。そのため《RR-フォース・ストリクス》の攻撃力を上げる為に2体同時に特殊召喚される。
しかし素良の《デストーイ・シザー・タイガー》に纏めて破壊されてしまった。


《RR-スカル・イーグル》
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1000/守 500
「RR-スカル・イーグル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「RR」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合に発動する。このカードの攻撃力は300アップする。

「ディメンション・オブ・カオス」にてOCG化された初の「レイニアス」の名を持たない下級「RR」モンスター。
自身がエクシーズ素材になっている時に関わる効果を2つ持つ。

効果そのものはどちらも悪く無いのだが、このモンスターはレベル3と下級「RR」モンスターとレベルが違うため非常に使いにくい。
《RR-ミミクリー・レイニアス》でレベルを上げるにしても、他の下級「RR」モンスターがいない時に発動しないと結局意味が無い。
そもそもレベル4で統一してランク4を出すのを目指す通常の【RR】では事故要員になりかねないこのカードを採用する理由が薄い。

それでも《地獄の暴走召喚》に対応していたり、相性の良いランク3である「魔人」エクシーズモンスターの存在など活躍できないわけではない。


《RR-ネクロ・ヴァルチャー》
星4/闇属性/鳥獣族/攻1000/守1600
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「RR」モンスター1体をリリースし、自分の墓地の「RUM」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RUM」魔法カードの効果でしかモンスターをX召喚できない。

「ブースターSP-ウィング・レイダーズ」にて登場した下級「RR」モンスター。レベル4だが「レイニアス」じゃない珍しいモンスターである。
「RR」モンスターをリリースする事で「RUM」をサルベージできる効果を持つ。

リリースコストは自身でなくても良いが、効果発動後は「RUM」の効果でしかエクシーズ召喚出来なくなる。
連続ランクアップのためにも、可能ならエクシーズモンスターがいる状況で自身をリリースして使いたい。
《RUM-ソウル・シェイブ・フォース》をサルベージする以外では、基本的に《RR-アーセナル・ファルコン》出したいところ。
理由は後述する《RR-アーセナル・ファルコン》の項にて。


「ヴァルチャー(vulture)」とは「ハゲタカ」の意味を持つ。


アニメではvsデニス(1戦目)にて使用。
《RR-フォース・ストリクス》の効果でサーチしてから発動し、墓地の《RUM-レイド・フォース》を回収。
そのまま場の《RR-フォース・ストリクス》をランクアップさせた。
アニメ版は手札から自身を捨てる事で効果を発動でき、エクシーズ召喚への制限もかからなかった


《RR-ラスト・ストリクス》
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻100/守100
「RR-ラスト・ストリクス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「RR」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分は自分のフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100LP回復する。
(2):このカードをリリースして発動できる。
エクストラデッキから「RR」Xモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズにエクストラデッキに戻る。
このターン相手が受ける戦闘ダメージは0になる。

「ブースターSP-ウィング・レイダーズ」にてOCG化されたレベル1「RR」モンスター。
ダメージ計算時に手札から特殊召喚してライフを回復する効果と、リリースして制限付きながら「RR」エクシーズモンスターを出す効果を持つ。

注目すべきは一時的に「RR」エクシーズモンスターを特殊召喚できる(2)の効果。
ランク8の《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》を出して《RUM-スキップ・フォース》か《RUM-アストラル・フォース》を使うとあら不思議。
手札2枚で簡単に《RR-アルティメット・ファルコン》が出せました
「RUM」が無い場合は《RR-アルティメット・ファルコン》を出して上に《No.77 ザ・セブン・シンズ》を重ねるのも良い。
エクストラデッキに戻るデメリットを帳消しにしながら攻撃力4000の破壊耐性持ちを立てることができる。

(1)の特殊召喚効果も地味だが、召喚権を消費せずに出せるので見逃せない。
総じて自身の戦闘力は頼りないが【RR】の爆発力に大きく貢献する一枚である。


「ストリクス(Strix)」とはミミズク以外のフクロウの事を意味する。

アニメ版は手札にある時に戦闘ダメージを自分の場の魔法・罠カードの枚数につき100ダウンさせてから特殊召喚する効果だった。


《RR-アベンジ・ヴァルチャー》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 100
(1):自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RR」モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。

自分がダメージを受けた時に特殊召喚出来るレベル4「RR」モンスター。

【RR】では自傷ダメージを受ける手段が自爆特攻か後述の《RR-ペイン・レイニアス》しかないため、ぶっちゃけ扱いづらい。


《RR-ナパーム・ドラゴニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1000/守1000
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手に600ダメージを与える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RR」モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「RR」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

漫画版のセル咲黒咲が使用したレベル4「RR」モンスター。
「RR」以外のモンスター効果が発動できなくなる代わりに600バーンの効果と、戦闘破壊された時に「RR」モンスターを効果無効でリクルートする効果を持つ。

どちらの効果も絶妙に使い勝手が悪く、採用率は低め。


漫画において黒咲はエクシーズ召喚時このモンスターの事を「紅蓮に燃え盛る竜」と呼んでいる。そのため「ドラゴニアス」とはおそらく「ドラゴン+レイニアス」か。


《RR-ブースター・ストリクス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守1700
(1):自分の「RR」モンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、このカードを手札から除外して発動できる。
その攻撃モンスターを破壊する。

手札から除外して「RR」モンスターを攻撃対象にした相手モンスターを破壊するレベル4「RR」モンスター。

手札誘発のコンバット・トリックとしては非常に優秀。除外コストも帰還が容易い闇属性ならリカバリーが効く範囲内。
ただし1度限りなので連続攻撃は防げない点には注意。


《RR-ペイン・レイニアス》
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
「RR-ペイン・レイニアス」の効果は1ターンに1度しか使用できず、このカードをX召喚の素材とする場合、鳥獣族モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
自分はそのモンスターの攻撃力か守備力の内、低い方の数値分のダメージを受け、このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは、対象のモンスターのレベルと同じになる。

「RR」モンスター1体の低い方のステータス分のダメージを受けつつレベルをコピーして特殊召喚出来るレベル1「RR」モンスター。

レベルをコピーするため、ランク4だけでなくそのままでは出しにくい《RR-デビル・イーグル》にも繋げやすい。
《RR-アヴェンジ・バルチャー》の特殊召喚トリガーにもなる他、《RR-ノアール・レイニアス》でサーチしつつレベル4モンスターとして特殊召喚もできる。
しかし戦士族の《レイダース・ナイト》のエクシーズ素材には使用できないのがネック。
ややコンボ向けのカードとなるので優先度は低め。


《RR-ラダー・ストリクス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 0/守1600
(1):このカードが召喚に成功した場合、または「RR」カードの効果で手札から特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手に600ダメージを与える。
(2):このカードを攻撃対象とした相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
手札から「RR」モンスターを2体まで特殊召喚する。
このターン、相手はこの効果で特殊召喚したモンスターを攻撃対象に選択できない。

攻撃対象に選ばれた場合に手札からこのターン攻撃されない「RR」モンスター2体を特殊召喚するレベル4「RR」モンスター。

効果自体は有力なのだが、相手にバレバレかつ受動的なのでバトルフェイズ前に除去される事が多く、成功させるのは難しい。
一応通常召喚と「RR」カードによる特殊召喚時に回数制限のないバーン効果も持つがこちらも微妙。


《RR-ヒール・イーグル》
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻 700/守 700
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが「RR」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「RR」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

「PHANTOM RAGE」で登場したまさかの新規レベル3「RR」モンスター。
自分のモンスターが「RR」のみの場合に特殊召喚できる効果と、墓地から除外して「RR」魔法・罠をサルベージする効果を持つ。

出しやすいレベル3なので《RR-デビル・イーグル》に繋げやすなった。
レベルが異なっていても《RR-ワイズ・ストリクス》辺りのリンク召喚に繋げる分には問題はない。

魔法・罠のサルベー効果では《RR-コール》や《RR-ファントム・クロー》辺りを使い回したい。
ダメージ0効果を使って除外してしまうことも多いかもしれないが、戦闘破壊耐性を付けれる《RR-レディネス》なんかも使いまわせる。


《RR-ストラングル・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに闇属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分フィールドに闇属性XモンスターをX素材としているXモンスターが存在する場合、自分の墓地のレベル4以下の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

「PHANTOM RAGE」で登場した新規レベル4「RR」モンスター。
闇属性の存在を条件にした自身や墓地の「RR」モンスターの特殊召喚効果を持つ。

闇属性のモンスターが存在するだけで特殊召喚できるため非常に優秀。
発動後は闇属性モンスターしか出せない特殊召喚制限がつくものの、【RR】は闇属性で統一されているため無問題。
相性の良いテーマも【幻影騎士団】や【BF】といった闇属性で統一されているものが多いため、そちらの邪魔にもならない。
蘇生効果もさらなる条件が必要なものの、あって困らない。更なる展開に繋げたいところ。


《レイダーズ・ウイング》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 0/守2000
このカード名はルール上「幻影騎士団」カード、「RR」カードとしても扱う。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドの闇属性XモンスターのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードを素材として持っている、元々の属性が闇属性のXモンスターは以下の効果を得る。
●このカードは相手の効果の対象にならない。

「PHANTOM RAGE」で登場した新規レベル4モンスター。
素では「幻影騎士団」「RR」の名前を持たないが、ルール上はそのどちらにも属すると扱う稀有なモンスター。
エクシーズ素材をコストに特殊召喚する効果と、自身をエクシーズ素材として持つ闇属性エクシーズモンスターに効果対象耐性を付与する効果を持つ。

《RR-フォース・ストリクス》でサーチした後、残った素材を墓地に送りつつ特殊召喚が可能な優秀な中継ぎ要員。
【幻影騎士団】との混合構築なら《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》のコストにしつつ自己再生させたりもできる。
またエクシーズ素材を減らす事で《RUM-幻影騎士団ラウンチ》に繋げやすくなり、もう一つの効果でエクシーズ素材にする事もできる。


《RR-ブルーム・ヴァルチャー》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 300/守1900
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、この効果を発動するターン、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに鳥獣族モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードと「RR」モンスター1体を手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードを含む自分の墓地のレベル4以下の「RR」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

「PHANTOM NIGHTMARE」で新たに登場した下級「RR」モンスター。
墓地や手札から自身と「RR」モンスターを特殊召喚する効果を持つ。

(1)の効果は場ががら空きであってもいいため、手札にもう一枚「RR」モンスターがいれば即座に「RR」エクシーズモンスターやリンクモンスターに繋げられる。
《RR-ストラングル・レイニアス》や《RR-バニシング・レイニアス》といった展開札の潤滑油となり、今まで不安定だった初動を解消できる。
(2)の効果も場ががら空きの状態からエクシーズモンスターに繋げられるため、逆境からの再展開が可能となる。


「ブルーム」とは「咲く」の意味を持つ。

《RR-ノアール・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚したターンの自分メインフェイズに、自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとはレベルが異なる「RR」モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドの「RR」モンスターのレベルを全て1つ上げるか全て1つ下げる。

「PHANTOM NIGHTMARE」で新たに登場した下級「RR」モンスターその2。
変則的な「RR」モンスターのサーチ効果と、レベル変動効果を持つ。

(1)の効果は自身も対象に取れるため、「1」か「3」か「6」の「RR」モンスターをデッキからサーチすることができる。
一見肝心のランク4が出し辛いと思われがちだが、《RR-ペイン・レイニアス》をサーチすれば自身を対象にレベル4として特殊召喚が可能。
《RR-ブルーム・ヴァルチャー》で共に出した場合、《RR-ラスト・ストリクス》をサーチしてそれに召喚権を使うのもいいだろう。
(2)の効果は今まで出し辛かったランク3・ランク5の「RR」エクシーズモンスターが出しやすくなる。
黒咲のファンデッキとしてランク3エクシーズモンスターを採用している場合でもそれらを出しやすくなるのは嬉しい所。


「ノアール(ノワール)」は「黒」の意味を持つ。
《RR-ブルーム・ヴァルチャー》と合わせて使用者の「黒咲」になる。



上級モンスター

RRは下級でランク4を狙っていくカテゴリであり、上級は非常に数が少ない。
だが、一応存在しているのでそれを使った戦術も可能と言えば可能。

+ 詳細は以下
《RR-ワイルド・ヴァルチャー》
効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻1600/守2000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズにこのカードをリリースして発動できる。
レベルの合計が6になるように、自分の手札・墓地から「RR」モンスター2体を選んで特殊召喚する。

DOCSにて登場した初の上級RR。
リリースする事で合計レベルが6になる様に手札・墓地から2体展開出来る。
レベル3のRRを一気に場に揃えてランク3エクシーズに繋げられるものの、現状ではスカル・イーグル専用。
さらに上級であるにもかかわらずリリース軽減及び妥協召喚・自身を特殊召喚する効果を一切持たないので場に出すのにも一手間かかる。
状況次第ではデビル・イーグルを出して大ダメージを与えられるものの、前提条件が厳しく狙って出せる様なものではない。
一応、レベル6なのでレヴォリューション・ファルコンの素材に出来るが、攻撃力が高いので地獄の暴走召喚も使えないので複数用意するのは困難。

はっきり言って純正のRRではまず採用されないが、スカル・イーグル2体でエクシーズできるランク3には「インヴォーカー」「リヴァイエール」「ダンテ」など優秀なものが揃っている。
変わったギミックを盛り込んだ構築を楽しみたいならば通常のRRにはない動きを取り入れられるこのカードにも出番があるかもしれない。
ターン1の制限はないので、使い回して連打することも可能。



エクシーズモンスター

展開の起点となるフォース・ストリクスを中心に優秀なものが揃う。
黒咲が融合次元と戦っていることから、特殊召喚されたモンスターに対するメタ効果が特徴。
RUMのスキップ・フォースやアストラル・フォースが2ランク飛ばしてランクアップさせられることから、2の倍数のランクのモンスターを優先的に採用することになる。

+ 詳細は以下
《RR-デビル・イーグル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/鳥獣族/攻1000/守 0
レベル3「RR」モンスター×2
「RR-デビル・イーグル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

DOCSで登場したランク3RRエクシーズ。そしてARC-V初の前口上のないエクシーズモンスターでもある。

素材1つで相手の特殊召喚されたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与えられる。
元々の攻撃力なのでエクスカリバーやダベリオンとは少し相性が悪いが、それでも大抵の場合は2000前後のダメージを狙える。
そこからRUMを使えばライズ・ファルコンで蹂躙、ブレイズ・ファルコンで爆撃にも繋げられる。
現状ではスカル・イーグルかヒール・イーグルの2種からしかエクシーズ召喚出来ないが、
スカル・イーグル2体の効果と合わせれば実質的な攻撃力が1600になり、効果を使うたびに墓地の「RR」カードをサルベージ出来るのでそれなりに有用になる。
最も、後述のレイダーズ・ナイトの効果でランクダウンして出す事も可能となったので無理にレベル3コンビを使う必要もなくなったのだが。

…が、RRにおいてはミミクリーのレベル上昇効果を使えば出せるNo.61 ヴォルカザウルスの存在がある。
しかもデビル・イーグルとは違いモンスターを破壊出来る上、いざとなったらガイドラに重ねられるので、
素材になれるRRがスカル・イーグルかヒール・イーグルしかいない現状では勝ち目が薄い。
レイダーズ・ナイト経由でも同じ手段で出せる上に効果がほぼ上位互換のエトランゼ・ファルコンがいるので尚更厳しい。
せめて素材縛りがなければそれなりの活躍が見れたかもしれないが…
現状ではモンスター2体からダウナード・マジシャン経由で【RR】では素材4つの天霆號アーゼウスを降臨させられる唯一のカードと言う立ち位置を得たものの、デッキスロット次第ではクビになりかねない危うい立場である事には変わりはない。
今後のカード展開に望みを託そう。

アニメ版では自分フィールドのモンスターも選択でき、相手ターンにも発動できた。



雌伏のハヤブサよ。
逆境の中で研ぎ澄まされし爪を挙げ、反逆の翼翻せ!
エクシーズ召喚!

現れろ!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!

《RR-ライズ・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守2000
鳥獣族レベル4モンスター×3
(1):このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドに特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は、対象のモンスターの攻撃力分アップする。

黒咲の使うエースモンスター。
攻撃名は「ブレイブクロー・レボリューション」。
アニメでは黒咲の鉄の意志と鋼の強さを象徴する1キルの鬼。
OCGでも1キルは狙えなくも無いのだが…うん。
だが、豊富なRRサポートを受けて十分使えるカードではある。
詳細は項目参照。



冥府の猛禽よ。
闇の眼力で真実をあばき、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!
エクシーズ召喚!

飛来せよ!ランク4!RR-フォース・ストリクス!

《RR-フォース・ストリクス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/鳥獣族/攻 100/守2000
レベル4モンスター×2
(1):このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールドの鳥獣族モンスターの数×500アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を手札に加える。

Vジャンプの全サ、スペシャルサモン・エボリューションで登場したOCGオリジナルのエクシーズ。
後にこの手のOCGオリジナル枠では珍しくアニメでも逆輸入され登場した。

味方に鳥獣族が居れば自己強化できるが、攻撃力が最大でも2100までしか上がらない。
基本は守備表示で壁にするか、さっさとランクアップさせてしまおう。

特筆すべきなのはサーチ効果であり、デッキの軸となるRRは全て鳥獣族・闇属性・レベル4なので状況に応じて好きなRRをサーチ出来る。
取り除くエクシーズ素材がミミクリーなら除外して更にサーチが可能。

が、登場時はサーチ可能なRRモンスターがバニシングしか居なかったので、
当時一番喜んだのは種族・属性が同じBFだったりする。
新規RRが大幅に増えたこのデッキでも複数積みが推奨されるため、複数枚揃えようとすると財布が絶体絶命の窮地に追い詰められていた。
ブースターSPで再録されたので以前よりかは大分安くはなった。

「ワイズ・ストリクス」の登場後は立ち位置が大幅に変化し、そちらの効果でRUMをセットするためのトリガー役が主となった。
サーチ効果で一仕事した後は「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」の素材にし、セットした「ソウル・シェイブ・フォース」の素材として活用されることが多い。

アニメでは「素良vs隼(2戦目)」にて初登場。
素材になったバニシングとファジー、そして自身の効果を組み合わせて3体連続でエクシーズ召喚される。
ストリクス3体という黒咲のブルジョアかつガチな態勢に視聴者は度肝を抜かれた。
が、シンギング2体を含めた5体で素良を攻めるも耐えきられた挙句、
4体素材で融合召喚されたこれまたブルジョアかつガチカードのデストーイ・シザータイガーに他の4体を破壊されて攻撃力が低下した所を攻撃されて黒咲は敗北した。



紅蓮に燃え盛る竜達よ。
渇望の翼を燃やし我が魂を照らせ!
エクシーズ召喚!

RR-ブレード・バーナー・ファルコン!

《RR-ブレード・バーナー・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/鳥獣族/攻1000/守1000
鳥獣族レベル4モンスター×2
(1):自分のLPが相手より3000以上少なく、このカードがX召喚に成功した場合に発動できる。
このカードの攻撃力は3000アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
取り除いたX素材の数だけ、相手フィールドのモンスターを選んで破壊する。

漫画版のセル咲黒咲が使用したエクシーズモンスター。閃光の決闘者編にて収録される。
攻撃時の技名は「火炎弾」
効果発動時の技名は「火炎旋風」

召喚時限定、相手よりライフが3000以上少ないという条件付きではあるが、攻撃力が4000になる。
ソウル・シェイブ・フォースを使えば、ライフを手っ取り早く減らすことができる。
ライトニングさんなど一部例外を除けば、かなりの突破力を見せてくれるだろう。

②の効果は、戦闘中の破壊効果。
2体まで破壊することができるが、よくよく見るとこの効果は対象を取らない。
効果破壊の多いRRだが、対象を取らない破壊は中々貴重なので、狙う価値は十分にあるだろう。
それってつまりブレイズさんがやばい

待望の攻撃能力を持った4×2のRRなので果敢に攻めに行くことができる。
ライズ・ファルコン? それは君の使い方次第だ。

なお、原作では素材になったナパーム・ドラゴニアスの影響か、口上は隼ではなく竜になっている。
ランクなどの宣言もなく、漫画産らしい異色なユニットである。


《レイダーズ・ナイト》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻2000/守 0
闇属性レベル4モンスター×2
このカード名はルール上「幻影騎士団」カード、「RR」カードとしても扱う。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードよりランクが1つ高い、またはランクが1つ低い「幻影騎士団」、「RR」、「エクシーズ・ドラゴン」Xモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次の相手エンドフェイズに破壊される。

レイダーズ・ウィング同様に「幻影騎士団」「RR」の名前は持たないが、ルール上はそのどちらにも属する「レイダーズ」モンスターその2。
「幻影騎士団」「RR」「エクシーズ・ドラゴン」限定かつ自壊デメリットがあるとは言え素材を1つ消費して1つランクアップorランクダウンが出来るランク4。
RUMが豊富でRRのランクアップには困らない【RR】では、さらなる展開の要となる《RR-ブレイブ・ストリクス》にランクアップするか、逆転してワンキルを狙うデザイナーズコンボを形成する《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》の降臨が主な仕事。
特に《RR-ブレイブ・ストリクス》はRR魔法・罠カードのリクルートか、貴重なRUMをサーチできる効果を持っている為、基本的にはこちらを出していきたい。
勿論、自壊デメリット付きとは言えRUMなしでもブレイズ・ファルコンやエトランゼ・ファルコンへのランクアップが出来るだけでなく、【RR】では出しにくかったデビル・イーグルへのランクダウンも可能なのは大きい。


獰猛なるハヤブサよ。
激戦を切り抜けしその翼翻し、寄せ来る敵を打ち破れ!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!

《RR-ブレイズ・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/鳥獣族/攻1000/守2000
鳥獣族レベル5モンスター×3
(1):X素材を持っているこのカードは直接攻撃できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。

CROSで登場したランク5エクシーズ。
技名は「迅雷のラプターズ・ブレイク」。
RRが3体いるならミミクリーの効果で正規召喚が出来たりするが、流石に重い。
こいつ以外の3体素材のランク5は癖があって使い辛いのもあり、基本的にはランク4をRUMでランクアップさせて出していきたい。
効果自体は非常に強力で、X素材1つで相手の特殊召喚モンスターを一掃し、オマケでバーンもついてくる。

通常召喚されたモンスターなら(3)の効果を躱せるが、(1)と(2)の効果の組み合わせからは逃れられないという二段構えの能力を持つ。
ライズ・ファルコンと比べて1キル性能は落ちたものの、相手のモンスターを壊滅状態にまで追い込める豪快なモンスターである。

アニメでは「黒咲vs素良」にて素良の《デストーイ・チェーン・シープ》に戦闘破壊されたライズ・ファルコンを、
黒咲が《RUM-ラプターズ・フォース》でランクアップさせて召喚。
X素材を使った効果と直接攻撃と連動した効果の2段構えでチェーン・シープを破壊するが、
返しの素良のターンに《デストーイ・マッド・キマイラ》に戦闘破壊されてコントロールを奪われる。

その後は黒咲の《RUM-レヴォリューション・フォース》によりコントロールを取り戻し、
後述のレヴォリューション・ファルコンにランクアップした。

ちなみにアニメ版は素材がなくても直接攻撃出来る様になっていた。



まだ見ぬ勇猛なハヤブサよ。
猛き翼に秘めし未知なる力、今ここに知らしめよ!
クロスエクシーズ召喚!

現れろ!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!

《RR-エトランゼ・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守2000
レベル5モンスター×2
(1):このカードがXモンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、「RR-エトランゼ・ファルコン」以外の自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのカードの下に重ねてX素材とする。

VS瑠璃で登場した新たなるランク5RR。
カイトから託されたサヤカのリトルフェアリーもはやリレーバトンを自身の効果でレベル5にし、魔法カード「(クロス)エクシーズ」の効果で同じ数値のランクを持つブレイズファルコンと共にオーバーレイ、クロスエクシーズ召喚を行った。
ミミクリー「俺アニメに出ちゃダメなのかな?」

ランク5の除去モンスターといえばNo.61 ヴォルカザウルスが真っ先に思い浮かぶが、
ヴォルカザウルスとの違いは、
  • 攻撃力が500低い
  • 効果破壊時のバーンダメージは元々ではなくその時の攻撃力を指定する
  • 効果使用後も直接攻撃できる
などがあげられる。
攻撃力は2000と低めだが、ブレイズファルコンよりは打たれ強いか。
レベル5×2の新たなRRエクシーズとしてOCG化が期待されるところである。他にもまだ効果あったりするんだろうか・・・

OCGではバーンダメージが元々の攻撃力参照となり、相手に破壊された場合墓地のエクシーズRRを蘇生してその素材になる効果が追加されている。
アニメ同様効果の発動とエクシーズ召喚に素材の縛りはないが、後半の効果の都合上やはりRRがベター。

エトランゼはフランス語で異邦人、見知らぬ人などを意味する。
カイトがリトルフェアリーの効果使用時に墓地へ送ったカードも《光波異邦臣(サイファー・エトランゼ)》であり、リトルフェアリーはこの名前と妙に縁がある。
意味や口上、作中の発言と合わせて考えると、黒咲もカイトもサヤカのカードを自分のデッキに組み込み、
1人ではなく仲間の思いと共に戦う事で自身のまだ知らぬ領域へ至ったと考えるべきか。

レイダーズ・ナイトの登場で星4のRR2体でこのカードまでつなぐことが可能になったので、ナイトからランクアップしてこのカードを出し、
その後バーン効果を使ってスキップフォースを当てることでそのままアーセナルにつなぐことが可能。
恐らく下敷きとして最も使いやすいカード。


勇壮なる猛禽よ。
華麗なる翼で力を掴み、更なる高みへ飛翔せよ!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク5!RR-ブレイブ・ストリクス!

《RR-ブレイブ・ストリクス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守2500
レベル5モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「RR」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(2):このカードが鳥獣族モンスターをX素材としている場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加える。
(3):このカードを素材として持っている「RR」Xモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は、自身のランク×100アップする。

PHANTOM NIGHTMAREで登場した新たなるRRエクシーズモンスター。
(1)の効果はデッキから直にセットできるため、《灰流うらら》に邪魔されないのが強み。《RR-ネスト》や《RR-ルースト》をセットしても良し、《RR-グロリアス・ブライト》で妨害を構えても良しと展開・妨害に繋げられる。
(2)はありがたい「RUM」サーチ効果。《RUM-スキップ・フォース》をサーチすればこのカードを《RR-アーセナル・ファルコン》に変えて更なる展開が可能。
(3)のパンプアップ効果は《RR-アルティメット・ファルコン》など高ランクのX素材に用いれば攻撃力4000越えも夢ではない為、打点不足に悩まされていた高ランクのRRエクシーズモンスターの悩みを解決できる。
どの効果も非常に強力なため、《レイダース・ナイト》の効果で真っ先に出していきたい。
惜しむべくは(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できないことである。


誇り高きハヤブサよ。
英雄の血潮に染まる翼翻し、革命の道を突き進め!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!

《RR-レヴォリューション・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/鳥獣族/攻2000/守3000
鳥獣族レベル6モンスター×3
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):このカードが特殊召喚された表側表示モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
そのモンスターの攻撃力・守備力を0にする。
(3):このカードが「RR」XモンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。

CROSにて登場したRRエクシーズ。
攻撃名「レヴォリューショナル・エアレイド」。

鳥獣族縛りかつレベル6を3体も要求するので正規手段でのエクシーズは非常に困難。
ブレイズ・ファルコンに後述のレヴォリューション・フォース、
もしくはライズ・ファルコンかフォース・ストリクスにアストラル・フォースかスキップ・フォースを使って出すのを基本にしたい。それでもやや出しにくいが。

性能そのものはライズ・ファルコンとブレイズ・ファルコンの効果を合わせて強化した感じになっており、手間に見合った強さをみせつける。
特殊召喚されたモンスターならば攻撃力を0にして強引に突破。エクシーズ素材を取り除けば全体攻撃ができる。
攻撃表示の特殊召喚モンスターが2体いるなら4000と初期ライフの半分をもっていき、3体なら6000とレッドゾーン突入、そうそうないだろうが4体居れば8000で1キルが確定する。
勿論、通常召喚されたモンスターにも逃げ場はなく、RRエクシーズが素材に入ればノーコストで破壊+攻撃力の半分バーンの効果が使えるようになる。

射程範囲が広すぎて(1)+(2)の効果と(3)の効果の範囲が被っているので、
特殊召喚モンスターへは攻撃、通常召喚・裏守備モンスターへは破壊+バーンの効果という風に使い分けて対処していきたい。

アニメでは素良にコントロールを奪われたブレイズ・ファルコンを、
黒咲がレヴォリューション・フォースで取り返してランクアップさせることで召喚。
効果で素良のマッド・キマイラを破壊し、バーンダメージでフィニッシャーとなった。
その後は、三回戦のバトルロイヤル終盤においてペンデュラム召喚したワイルド・ヴァルチャー3体でエクシーズ召喚。
連続攻撃能力と攻撃力の無力化によって1ショット3キルを決めた。
アニメ版は(3)の効果がエクシーズ召喚時に発動し、対象も特殊召喚モンスター限定になっていた。

なお、ザ・ヴァリュアブル・ブック19のおまけでついて来た別バージョンがこちら。


《RR-レヴォリューション・ファルコン-エアレイド》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/鳥獣族/攻2000/守3000
鳥獣族レベル6モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、自分フィールドのランク5以下の「RR」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードがX召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「RR-レヴォリューション・ファルコン」1体を特殊召喚し、このカードを下に重ねてX素材とする。

RUMをコストに要求するが、魔法が封じられていたり手持ちのRUMではランク6が出せない場合でも出せるのがポイント。
除去&バーンが出来るのは本家と同じだが、こちらはエクシーズ召喚成功時に限定されている代わりにバーンダメージが半減しない強みがある。
本家と違って戦闘そのものは対して強くないが、相手によって破壊されたら自身を素材にして本家を呼び出すので自爆特攻もしやすい。


《RR-アーセナル・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2000
レベル7モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。
(2):「RR」モンスターをX素材として持っているこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):「RR」モンスターをX素材として持っているこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「RR-アーセナル・ファルコン」以外の「RR」Xモンスター1体を特殊召喚し、墓地のこのカードをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする。

ランク7と奇数なのでRRではやや出しにくいが墓地に闇属性が3体いるならファントム・フォースでフォース・ストリクスからランクアップ可能。
もしくはランク5からスキップ・フォースで出してもよい。
連続攻撃効果を持っているが、もっぱら使われるのは(1)と(3)の効果。
(1)の効果はまさしく「アーセナル」の名の通りデッキから直接鳥獣族を特殊召喚する効果。鳥獣族・レベル4なら何でもいいため、RRではないレベル7・鳥獣族を使うデッキにこのカードを採用して展開用のカードとして使用することが出来る。
(3)の効果はX素材さえ持っていればどんな形でもいいので墓地へ送られればEXデッキからRRXを特殊召喚できる。(1)の効果と非常にかみ合っており、適当なRRモンスターを(1)の効果で出してワイズ・ストリクスをリンク召喚すれば簡単にアルティメット・ファルコンやファイナル・フォートレス・ファルコンが飛び出てくる。
もしくは(1)でネクロ・ヴァルチャーを出してネクロ・ヴァルチャーの効果でこのカードをリリースすれば、使用したRUMをサルベージしつつ出すことも可能。(X召喚扱いではないため、蘇生制限こそ無いがネクロ・ヴァルチャーの制約にも引っかからないため出すことが可能)。
当然ながらニビルや壊獣のリリースだろうが問答無用で発動できるので、勘違いして使ってきた相手をそのまま叩き潰せる。
あまり使われないとはいえ(2)の効果も強力で、レヴォリューションや後述のファイナルフォートレスでは不可能なプレイヤーへの連続攻撃が可能なためフィニッシャー性能も高い。


勇猛果敢なるハヤブサよ。
怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

飛翔しろ!ランク8!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!

《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/鳥獣族/攻3000/守2000
鳥獣族レベル8モンスター×2
(1):このカードが「RR」モンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果の発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は自分の墓地の「RR」モンスターの数×800ダウンする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
SPWRにて登場のエクシーズモンスター。
攻撃名は「エターナル・アヴェンジ」。

ランク8の重量級エクシーズ。
RRモンスターを素材としてX召喚に成功した場合に相手にチェーン発動されないハーピィの羽根帚をぶちかませ、素材1つ消費で墓地のRRモンスターの数×800相手モンスターの攻撃力を下げられる効果を持つ。

(1)の効果は奈落などの召喚反応及び強脱やフレシアなどのフリーチェーンを無視でき、採用率の高い神の通告も発動させない。
つまりほぼ確実に相手のバックを叩き割ることが出来る。
おまけのようにスケールもふっ飛ばすのでP召喚をする相手に強い。
(2)の効果はフリーチェーンであるので相手からの反撃にも対応でき、終盤であれば攻撃力を0にするのも可能なので持ち前の高い打点を生かせる。
しかし、特殊召喚されたモンスター限定ではあるが素材を消費せずにバトルする相手モンスターの攻撃力を0に出来るレヴォリューション・ファルコンが既に存在しているので、そこまで優先して出すようなものでもない。
通常召喚されたモンスターにも対応可能な点や3000と言う高い打点を生かして差別化を図りたい所である。

出し方としては、レヴォリューション・ファルコンにアストラル・フォース、またはソウル・シェイブ・フォース。
他にはライズやフォースといったランク4エクシーズにデス・ダブル・フォースが基本か。
鳥獣族レベル8モンスター2体とそれまでのランクアップ体より比較的(?)緩い指定なので、タンホイザーゲートを利用すれば直接X召喚出来る上に羽根帚効果も発動するが、それでも出しにくいのには変わりない。

アニメ版では(1)の効果は無く、(2)の効果は自分ターンでのみ発動出来る起動効果だが対象はとらず、
「800ポイント攻撃力を下げる効果を墓地のRRモンスターの数だけ発動する」という効果だった。
《RUM-ソウル・シェイブ・フォース》の効果で特殊召喚され、《古代の機械混沌巨人》の攻撃力を下げてフィニッシャーとなった。
攻撃する際に宇宙空間まで飛び上がり、羽根を展開し、RRの紋章を背後に浮かばせながら砲撃するという、非常にカッコいい演出がなされた。
効果発動時は某カイザーの様にカウトダウンしながら、攫われた妹や散っていった仲間達への思いを込めて発動していた。
余談ではあるが、効果発動時や攻撃時の演出的にも名前的にもこれを意識してるのではないか、と言われたりとか何とか。



究極至高のハヤブサよ。
数多なる朋友の遺志を継ぎ、勝利の天空へ飛び立て!!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!

《RR-アルティメット・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/闇属性/鳥獣族/攻3500/守 2000
鳥獣族レベル10モンスター×3
(1):このカードは他のカードの効果を受けない。
(2):このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ポイントダウンし、相手はカードの効果を発動できない。
(3)このカードが「RR」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ポイントダウンする。
相手フィールド上に表側表示モンスターが存在しない場合、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

vsクロウ戦に登場したエクシーズモンスター。
レヴォリューション・ファルコンに「RUM-スキップ・フォース」を2回使ってサテライト・キャノン・ファルコンを経由しX召喚した。
技名は「ファイナル・グロリアス・ブライト」。

鳥獣族レベル10x3という更に無茶な素材指定であり、ほぼRUM前提。
だが、その効果は究極の名に恥じないものであり、まさかの完全耐性持ち。
つまり、モンスター、魔法、罠を問わずほとんどの除去を受け付けない。
カステル」「ヴェルズビュート」「ブラック・ホール」「奈落」「強脱」「激流葬」など、多くのデッキで使われるカードがこいつには無力である。
戦闘破壊は可能だが、攻撃力はまさかの3500
下手なアタッカーでは手も足も出ない。
あのフェルグラントでも2800だったのにこいつと来たら……


しかもRUMとラスト・ストリクスがあれば簡単に出てくる。

1.ラスト・ストリクスの効果でサテライト・キャノン・ファルコンを出す。
2.サテキャを素材にスキップ・フォースかアストラル・フォースを発動。8→10でアルティメット降臨。

ね、簡単でしょ?
だが完全耐性故に自分のレディネスの効果も受け付けないためライトニングさんオネストであっさり吹っ飛ばされる。注意しよう。
他には、ラヴァゴーレムや壊獣でリリースしたり、プレイヤー自身にリリースを強制する痛み分けなどの方法も可能。

新マスタールール以降、相手のフィールドに干渉しない大型ならば「ヴァレルソード・ドラゴン」で簡単に正面突破できるようになったので油断は禁物である。

ただし、こいつは特殊召喚に制限がなく普通に蘇生できる。
ライトニングさんは使い切りだがこっちは「死者蘇生」「スキップ・フォース」の効果で復活してくる。
単に耐性を武器にゴリ押しするのではなく、相手の出方を見ながら使っていくべきだろう。
未だに耐性持ちの高打点として名前が挙がるモンスターであり、強力なモンスターに間違いはない。

余談だが、効果を受けないためこれ以上直接RUMでランクアップさせるのは不可能。*1
究極という進化の果てっぽい名前でもあるし、果たしてランク11以上のRRエクシーズは登場するのだろうか……?



出ました。



我が魂のハヤブサよ!

揺るぎない信念と深き慈愛の心で、堅牢なる最後の砦となりて降臨せよ!
ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク12!RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン!

《RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/闇属性/鳥獣族/攻3800/守2800
レベル12モンスター×3
(1):「RR」XモンスターをX素材としているこのカードは他のカードの効果を受けない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
除外されている自分の「RR」モンスターを全て墓地に戻す。
(3):このカードの攻撃でモンスターを破壊した時、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を除外して発動できる。
このカードは続けて攻撃できる。この効果は1ターンに2度まで使用できる。

最大最後のRRエクシーズモンスターでありRRカテゴリーのフィニッシャーその2。
RRエクシーズモンスターをエクシーズ素材に持つ場合限定で効果耐性を持つ永続効果、除外されたRRモンスターを墓地へ戻す起動効果、
墓地のRRエクシーズモンスターを除外する事で連続攻撃を可能にする誘発効果を持つ。
通常のエクシーズ召喚は殆ど不可能で、(1)の効果も考えると狙う必要性も皆無なので、RUMでの特殊召喚が基本。
決して弱くはないのだがアルティメット・ファルコンが強すぎて影が薄くなっている。一応アーセナルが追加カードなどで出しやすくなってきたので出番自体は増えている。




そして時は流れ2023年。隼は更なる進化を遂げ…。



漆黒の闇より出でし隼よ!

天壌無窮の翼翻し

今再び反逆せよ!
ライズランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

超越せよ!ランク13!RR-ライジング・リベリオン・ファルコン!!

《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク13/闇属性/鳥獣族/攻4000/守3500
鳥獣族レベル13モンスター×5
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
その後、このカードが「RR」Xモンスターを3種類以上素材としている場合、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
(2):フィールドのこのカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ効果を得る。

まさかのランク13のRR。そして正規で出させる気のない素材指定
OCGでは《CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》に続いて2体目のランク13のエクシーズモンスター。先を越された《NO13 エーテリック・アメン》は泣いていい
ランクアップの発祥である遊戯王ZEXALですらランク13のエクシーズモンスターを出したのはエリファス及びドン・サウザンドといった物語の中核及びラスボスが使用しており、特別な出自も無い人間の身で神の領域に踏み入った黒咲の新たなランクアップに全デュエリストが驚愕した。OCGタイムズで公開された口上に「天壌無窮」のフレーズが入っており《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》をオマージュしている。
姿も《RR-アルティメット・ファルコン》に《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》を思わせる装備を身にまとっており、名前にも「リベリオン」が入っていることからユートとの絆を感じさせる。同時に『攻撃力及び守備力が4000』『豪快な全体除去持ち』『優秀な耐性』という点から《覇王龍ズァーク》の影響も見受けられる。

(1)の効果は豪快な全体除去。文字通りの殲滅である。対象も取らず、魔法罠も吹き飛ばせるだけでなく、条件を満たせばバーンダメージを与えられる。速攻魔法RUMを用いれば相手ターンでも出せる為強力な妨害になる。さらにこの効果にはターン1制限がついていない為、2枚目の速攻魔法RUMを用いれば2回全体除去を行える。
(2)の効果は高ランクRRエクシーズモンスターおなじみの耐性。RUMで《RR-ブレイブ・ストリクス》を素材にすれば攻撃力5300とリンク3を素材にした《アクセスコード・トーカー》と相打ちに持ち込めるクラスの高打点・高耐性持ちを用意できる。
(3)の効果は素材を使ってRRエクシーズモンスターの効果のコピー。主にその高打点を活かすために《RR-アーセナル・ファルコン》をコピーして連続攻撃を行うのが望ましい。

まさにランク13に恥じぬ強力な性能を有しており、2023年11月現在鳥獣族最強の攻撃力・守備力を誇っている。特殊召喚制限もないため《RUM-スキップ・フォース》で蘇生できる他、《やぶ蛇》で出してもいいだろう。
また「リベリオン」モンスターのため、一応《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン─オーバーロード》にランクダウン重ねてエクシーズ召喚できる。





リンクモンスター


+ 詳細は以下
《RR-ワイズ・ストリクス》
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
 
リンク2/闇属性/鳥獣族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
鳥獣族・闇属性モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはリンク素材にできず、効果は無効化される。
(2):自分の「RR」Xモンスターの効果が発動した場合に発動する。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を自分フィールドにセットする。
速攻魔法カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。

10期2年目にしてついに登場した待望のRRリンクモンスター。
RRならば簡単に出せ、マーカーは斜め下2か所と無駄がない。

「RRの名を持つリンクモンスター」なので、新マスタールール以降では機能不全に陥っていた「ファジー・レイニアス」を素材にできる。

リンク召喚時のリクルート効果はRR・BF双方に対応しており、双方とも展開力がズバ抜けているのでリンク召喚自体は楽。
ハリファイバー」が汎用リンクサポートとして使われた反省からか、呼んできたモンスターをリンク素材にはできないが、
エクシーズやシンクロには問題なく使用可能。

連れてくるのは自己蘇生効果を持つ「ゼピュロス」が基本。
RRでは「ネスト」を手札に戻すことで簡単に再利用でき、相手の除去を避けることにもつながる。

注目すべきは二つ目の効果で、RRエクシーズの効果発動に反応してデッキのRUMをセットする。しかも速攻魔法ならそのターンでも発動できる、という親切仕様。

RR使いにとっては垂涎物のRUMの疑似サーチ能力であり、これまでRUMに回していたデッキスロットを大幅に節約できる。
(1)で連れてきた「ゼピュロス」を素材に「フォース・ストリクス」を出し、「スキップ・フォース」を持ってきて「レヴォリューション・ファルコン」で反撃するなどがよいか。

強制効果であり、RR用のRUMは使い時を選ぶものもそこそこ多いため、暴発に注意。とくにアルティメット・ファルコンがいる場合はそれ以上のランクアップは基本的に必要ないので、コイツとアルティメットを並べるなら次のエクシーズ召喚の用意はしておこう。

また、一度フィールドにセットする都合上、伏せ除去系のカードが弱点となる。
速攻RUMならチェーン発動してしまえばいいが、通常RUMの場合は今まで以上に除去を警戒する必要がある。


RRのみならず多くのデッキで採用可能なカード。
特にBFでの活躍は、かつてBFの世話になったRRが恩を返しに来たようにも見える。

闇属性・鳥獣族デッキでなくても、ランク4デッキならば「フォース・ストリクス」から「シンギング・レイニアス」をサーチすることで簡単に出すことができる。
月光への出張などは誰が予想したであろうか。




魔法・罠

高ランクエクシーズを出すためのRUMの存在はかなり重要。
RRの大型エクシーズはいずれも厳しい素材の縛りがあるため、必然的にRUMを頼ることになる。

その他にはサーチ、防御、カウンターと一通り揃っており、至れり尽くせり。
名前にRRと付いているものならミミクリーでサーチできるのでピン挿しでも十分に使える。

モンスターはアニメに登場してないカードもOCGオリジナルで作られてる反面、魔法・罠は未OCGの物がちらほらある。
また、黒咲はRR関連以外の魔法・罠も色々使っている。
「少ない人員を物資で補う」と言うレジスタンスの戦い方を表しているのかもしれない。

+ 魔法
《RR-ネスト》
永続魔法
「RR-ネスト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「RR」モンスターが2体以上存在する場合にこの効果を発動できる。
自分のデッキ・墓地の「RR」モンスター1体を選んで手札に加える。

バニシング・レイニアス達と同時にOCG化された永続魔法。ターン制限のついた六武の門といったところか。
バニシングやインペイル等、RRを2体以上並べるのは非常に簡単なので、すぐにサーチ・サルベージが出来る。

アニメ版は同名RRモンスターが2体いる時に3体目をサーチする効果になっていた。

イラストはくず鉄の中にコードなどで組まれた巣があり、そこに鳥の卵がある。
どうやらRRはメカメカしい外見をしていながら、卵で増えるらしい。


R(ランク)U(アップ)M(マジック)-ラプターズ・フォース》
速攻魔法
(1):自分フィールドの「RR」Xモンスターが破壊され墓地へ送られたターン、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
COREにてOCG化されたRUM。速攻魔法。
RRエクシーズモンスターが破壊されたターンに墓地のRRエクシーズを蘇生させて1つランクアップさせる。

近年は破壊以外の除去が横行しており、後述のレディネスの存在からRRは破壊に強い為、
相手からの破壊効果を待つよりか、ダイヤウルフ等で能動的に破壊して使いたい。後述のリターンと併用すればより効果的。

アニメではエクシーズモンスターが戦闘破壊された時、そのモンスターを蘇生させて1つランク上のRRエクシーズを特殊召喚する効果であり、
素良のチェーン・シープに破壊されたライズ・ファルコンをブレイズ・ファルコンにランクアップさせた。


《RUM-レヴォリューション・フォース》
速攻魔法
(1):発動ターンによって以下の効果を発動できる。
●自分ターン:自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
ランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
●相手ターン:相手フィールドのX素材の無いXモンスター1体を対象として発動できる。
そのXモンスターのコントロールを得る。
その後、ランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

CROSにてOCG化された速攻魔法のRUM。
ランクアップ先に「CNo.」「CX」を指定しないだけでなく、発動ターンによって効果が変化する珍しい性質を持つ。

自分のターンならRR専用の普通のRUM。
速攻魔法である点を生かしてバトルフェイズ中のランクアップで連続攻撃を決めたい。
ライズ・ファルコンとブレイズ・ファルコンは効果がカチ合ってあまり相性が良いとは言えないので、
ストリクス→ブレイズ、もしくはブレイズ→レヴォリューションと繋げたい。

注目すべきは相手ターンで発動する効果。
何と相手のエクシーズモンスターを奪ってランクアップする効果なのである。
「素材を持たないエクシーズ」と言う縛りはあるものの、ランク2〜5、7、9、12のエクシーズを奪いつつRRエクシーズを呼び出せる。
効果発動の為に素材を使い切った瞬間にチェーンする事でカードによっては効果を不発にしつつランクアップ出来る。

仮想敵としては《No.101 S・H・Ark Knight》《鳥銃士カステル》《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》《クシャトリラ・アライズハート》辺りが狙い目か。
また、ランク13の《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》が出てきたため、汎用エクシーズで捲り札筆頭である《天霆號アーゼウス》を奪ってランクアップすることも可能になった。
ただし、相手によっては効果を止められない事もあるので、あまり期待は出来ないのが難点。

アニメでも黒咲が使用。素良に奪われたブレイズ・ファルコンを奪い返してレヴォリューション・ファルコンにランクアップさせた。
「仲間が囚われる最悪の事態」を想定した、「囚われた仲間は必ず救い出す」と言う黒咲の信念を象徴するカードである。


《RUM-レイド・フォース》
通常魔法
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードと手札の「RR」カード1枚を除外し、「RUM-レイド・フォース」以外の自分の墓地の「RUM」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
DOCSで登場した専用RUM。何気にRR専用RUMでは初の通常魔法である。
以前出たRUMとは違い、効果に癖がないので非常に使いやすく、
また、素材となるエクシーズモンスターには一切指定がないので、現状ランク2〜5のエクシーズモンスターならほぼ全てを素材に使う事が出来る。

サルベージ効果も同名以外のあらゆるRUMをサルベージ出来るので、RRと相性の良いアストラル・フォースの使いまわしも可能。
除外したRRもモンスターなら闇次元の解放で帰還出来たりする。


《ラプターズ・アルティメット・メイス》
装備魔法
「RR」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):装備モンスターが、装備モンスターより攻撃力が高いモンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加え、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
DOCSにて登場した専用装備魔法。
デーモンの斧と同じ上昇値と、より攻撃力の高いモンスターから攻撃された時にRUMをサーチしつつ戦闘ダメージを0に出来る。

攻撃力上昇は、連続攻撃可能なライズ・ファルコンやレヴォリューション・ファルコン、ダイレクトアタックが可能なブレイズ・ファルコン等、RRエクシーズには相性の良いモンスターが揃っているのでこの1000上昇はデカイ。
RUMサーチも相手依存とは言えあらゆるRUMをサーチ可能なため、非常に有用。
ライトニング「やぁ^ ^」
…こいつがいる現状では日の目を見る事はないかもしれないが…
なお、「Raptor's Ultimate Mace」でイニシャルが「RUM」である。


《RUM-デス・ダブル・フォース》
速攻魔法
(1):このターンに戦闘で破壊され自分の墓地へ送られた「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターの倍のランクのXモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
速攻魔法のRUM。SPWRにて登場。
破壊されたRRエクシーズを蘇生し、2倍のランクのRRエクシーズにランクアップさせる。
vsデニス(2戦目)で戦闘破壊されたデビル・イーグルをレヴォリューション・ファルコンにランクアップさせた。


《RUM-ソウル・シェイブ・フォース》
通常魔法
(1):LPを半分払い、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが2つ高いXモンスター1体を、対象モンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

SPWRにて登場の通常魔法のRUM。
ライフ半分と引き換えに手札1枚でエクシーズ召喚が可能な一枚。

墓地のRRを対象にしたアストラル・フォースとも言え、墓地のエクシーズのランク+2のエクシーズを出せる。
「RR」エクシーズにはランク3〜6が揃っているので、理論上ランク5〜8の好きなXモンスターが出せる様になる。
例えば、破壊されたストリクスからレヴォリューション、レヴォリューションからサテキャ、サテキャからアルティメットといった具合。

墓地のストリクスから手軽にレヴォリューションを出せるだけでも嬉しいのだが、特筆すべき点として進化先に縛りがない

つまり、ストリクスからインフィニティ、レヴォリューションからフェルグラントの様に汎用性の高いエクシーズを使う事も可能。
素材の縛りが厳しいマジマジ☆マジシャンギャルを出したり、ブレイズを素材に覇王黒竜を出すと言う裏技じみた使い方も出来る。

勿論、素材になるRRエクシーズを一度正規召喚して墓地に送らなければならないので、轟雷帝の様な抜け道は使えず、また場のエクシーズをランクアップさせる事も出来ないので注意したい。

アニメでは2回目のデニスとの決闘で使用。
レヴォリューション・ファルコンをサテライト・キャノン・ファルコンへとランクアップさせた。
ちなみにアニメ版はライフコストは変わらずにランクアップ先がRRに指定されており、
エンドフェイズに呼び出したモンスターの攻撃力分のダメージを受けると言う、まさに「最後の切り札」とでも言うべきカードであった。
OCG化に際してランクアップ先の制限とダメージのデメリットがなくなった為、非常に使いやすくなった。


《RUM-スキップ・フォース》
通常魔法
(1):自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」モンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「RR」モンスター1体を除外し、
自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

RR専用のアストラル・フォース。
アストラルフォースと違ってRR専用だが、ランクが一番高いモンスター以外にも使用ができる。
更におまけの効果として墓地除外によるRRエクシーズの蘇生があるが、効果が無効になるなどのデメリットはないためこちらも非常に強力。
何といってもラストリからアルティメット・ファルコンを出せるため、RRのカードパワーの大きな底上げになった。
破壊されても蘇生できるので、恐ろしい制圧力を見せてくれるだろう。


《RR-コール》
通常魔法
「RR-コール」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
その同名モンスター1体を手札・デッキから守備表示で特殊召喚する。
SPWRにて登場。

アニメ効果は、場のRRと同名のモンスターをリクルートする効果のようだ。

《RR-ルースト》
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「RR」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「RR-ルースト」以外の「RR」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分の墓地・除外状態の「RR」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。

PHANTOM NIGHTMAREで登場した新たなRR魔法カード。
(1)の条件はやや厳しいものの、RRならばどんどんエクシーズ召喚していくため達成するのは容易。状況に合わせたサーチを行おう。
(2)はたまにみかけるRR限定のプチ貪欲な壺。《RUM-ファントム・フォース》で除外されたRRや《RR-ミミクリー・レイニアス》を回収できるのはありがたい所。

Я(ライズ)R(ランク)U(アップ)M(マジック)-レイド・ラプターズ・フォース》
速攻魔法
このカード名はルール上「RR」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズ及び相手バトルフェイズに、
フィールドのモンスターを含む自分のフィールド・墓地の「RR」Xモンスター2体以上対象として発動できる。
その2体以上のモンスターのランクの合計と同じランクを持つ
「RR」Xモンスター1体をX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚し、
対象のモンスターをそのX素材とする(対象のモンスターがX素材を持っている場合、それらも全てX素材とする)。

PHANTOM NIGHTMAREで登場した新たなRUM。
端的に書くと「RRエクシーズモンスターによる疑似シンクロ召喚」によるランクアップ。その性質から出せるRRエクシーズモンスターは6以上となる。
墓地からも素材にできる為、展開をひとしきり終えていれば高ランクのRRエクシーズモンスターを出すこともたやすいだろう。
更に速攻魔法である為奇襲性が非常に高く、相手ターンでもランクアップ可能であり、相手に「チェーン不可のハーピィの羽根箒」か「全体除去+バーン」を与えることが主な仕事になるだろう。
サーチ手段も《RR-ブレイブ・ストリクス》、《RR-ルースト》、《RR-ワイズ・ストリクス》と非常に多いのもメリット。
ただしチェーンされて《墓穴の指名者》を打たれるとランクアップが出来なくなるため注意していきたいところ。また、自分ターンのバトルフェイズにはこのカードを発動することはできないので、ランクアップによる追撃も不可であることは覚えておこう。


《RR-シンボル》
未OCGの通常魔法。
アニメではRRが戦闘を行ったターンに発動出来、デッキからRRをサーチする効果であった。



+
《RR-レディネス》
通常罠
(1):このターン、自分フィールドの「RR」モンスターは戦闘では破壊されない。
(2):自分の墓地に「RR」モンスターが存在する場合に墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。

ネストと同時にOCG化した罠カード。
RRモンスターを戦闘から守り、墓地にRRモンスターがいれば自身を除外してあらゆるダメージを0に出来る効果を持つ。

場に維持したいストリクスや、相手ターンに低い攻撃力を晒してしまうライズ・ファルコンやブレイズ・ファルコンを戦闘から守れる。
また、墓地から除外するとダメージを0に出来るので、ワンキルの対策となる。
RRカードなのでミミクリーでサーチしたり、トリビュートでデッキから直接落とすことができる。

イラストは自然あふれる渓谷であり、機械と融合したRRモンスターとはどこかそぐわない。
黒咲の置かれてる立場からすると、RR等がかつて追われた住処なのだろうか…


《RR-リターン》
通常罠
「RR-リターン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「RR」モンスターが戦闘で破壊された場合、自分の墓地の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):自分フィールドの「RR」モンスターが効果で破壊された場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「RR」カード1枚を手札に加える。
COREでOCGとなった通常罠カード。
戦闘破壊されたRRモンスターを手札に戻す効果を持ち、素良の《デストーイ・シザー・ベアー》に破壊されたバニシングを手札に戻した。
この時、シザー・ベアーの効果で装備されたバニシングを戻す演出が見られた。

OCG化に際して、サルベージ効果に加え、RRモンスターが効果破壊された場合に墓地から除外する事でRRカードをサーチする効果が追加された。


《ラプターズ・ガスト》
カウンター罠
(1):自分フィールドに「RR」カードが存在し、魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

COREにてOCG化された専用カウンター罠。
「RR」カードが場にいれば魔法・罠を無効にして破壊出来る。
ネストがあれば発動出来るので非常に使い勝手がいいものの、モンスター効果には未対応なので注意。

素良がブレイズ・ファルコンの効果から逃れる為に発動したアクションマジック《ミラー・バリア》を無効化した。
セリフと判明したテキストからすると、RRモンスターが場にいる時に魔法カードの効果を無効化して破壊するようだ。
また、同デュエルでは似たような効果の《ラプターズ・ストーム》も登場した。


《RR-ファントム・クロー》
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):モンスターの効果が発動した時、
自分フィールドの闇属性XモンスターのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
このカードを発動するために取り除いたX素材が
「幻影騎士団」、「RR」、「エクシーズ・ドラゴン」カードだった場合、
さらに自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を選び、
その攻撃力をこの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

闇属性Xの素材をコストにモンスター効果を無効に破壊するカウンター罠。
取り除いたカードが「幻影騎士団」「RR」「エクシーズ・ドラゴン」のどれかなら無効にして破壊したモンスターの攻撃力を吸収するオマケ付き。
相手だけじゃなくて自分のモンスター効果も無効にして破壊出来るのでエースに攻撃力を集める使い方も可能。


《レイダーズ・アンブレイカブル・マインド》
永続罠
このカード名はルール上「幻影騎士団」カード、「RR」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が闇属性Xモンスターを素材としたX召喚に成功した場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「RUM」魔法カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

「幻影騎士団」「RR」の名前は持たないが、ルール上はそのどちらにも属する「レイダーズ」カード。英語表記にすると「Raider's Unbreakable Mind」になり、こちらも「RUM」を意識している。

闇属性Xをランクアップさせた時に場のカード1枚破壊、表側の自身が破壊された時にRUMをデッキor墓地から直接セットする永続罠。
罠カード故の遅さはあるが、闇属性Xのランクアップ時にボードアドバンテージを取れ、
被破壊時のRUMセットはこのカード自身の効果で割っても良いのでどちらかと言えばコンボ向けのカードと言える。

《RR-グロリアス・ブライト》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使えない。
(1):自分フィールドに「RR」モンスターが存在する場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる
(自分フィールドに「RR」Xモンスターが存在する場合、
代わりに相手フィールドの表側表示カード1枚を対象とする事もできる)。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地・除外状態の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

PHANTOM NIGHTMAREで登場した新規。グロリアス・ブライトは《RR-アルティメット・ファルコン》の技名の一部なのである種必殺技カードに属するのかもしれない。
(1)の効果は相手モンスター及びカードの無効効果。効果は一見シンプルだが、このカードの利点は条件さえ満たせばモンスター・魔法・罠とどれも無効にできることが強み。《RR-ファントム・クロー》とは適宜対応していこう。
(2)の効果は回収効果。そのメリットは《RR-ルースト》を参照。


《ネクロ・ラプターズ》
未OCGのカウンター罠。
相手の直接攻撃で戦闘ダメージを受ける場合、そのダメージを0にして自分墓地のRR1体を蘇生させる。


《RR-ターゲット・フラッグ》
未OCGの永続罠。
発動時にカードを1枚ドローし、対象になったモンスターが場を離れた時に自身を破壊して相手の手札を確認し、発動時にドローしたカードと同じ種類のカードを捨てさせる。

アニメでは黒咲がデニスとの2戦目の時にトラピーズ・マジシャンを対象に発動し、
激しい攻防の末、手札に「融合」の魔法カードがある事を暴いた。


《RR-ロック・チェーン》
未OCGの永続罠。
1ターンに1度だけ、相手が自分の場のRRモンスターの攻撃力の合計より高いモンスター特殊召喚した場合、そのモンスターの表示形式を変更する。


《RR-リアクター》
未OCGの永続罠。
1ターンに1度だけ、自分の場のRRモンスターの攻撃力の合計より高い攻撃力の相手モンスターの表示形式が変更された場合、そのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える。



尚、黒咲は他にもRRを指定しない魔法・罠も多用しており、それらにはOCG化されてないものがある。


【相性の良いカード】

RRは闇属性・鳥獣族カテゴリであることから、それらを参照するカードに相性のいいものが多い。
具体的にはBF(ブラックフェザー)、ハーピィ、ドラグニティとはうまく組み合わせられる可能性がある。
闇属性なのでダムドや闇の誘惑を入れる手もある。

+ 詳細は以下
●BF-精鋭のゼピュロス
BF関連は元々、下級RRがまだ「バニシング・レイニアス」しかいなかった当初、
「BFに浸食されない、鋼の意志を持つ者だけが【RR】を名乗れる」とも言われたレベルで採用されていた。
中でもこのゼピュロスは鳥獣族・闇属性・レベル4とRRと属性・種族サポートを共有し、ランク4エクシーズを補助出来る汎用良カード。

「フォース・ストリクス」でのサーチにも対応。
「ワイズ・ストリクス」の効果でリクルートする筆頭候補である。


●BF-疾風のゲイル
BFを混ぜ、シンクロするタイプ【RR】ならこちらも採用したいところ。
効果は無論強力で、サポートもある程度共有でき、ミミクリー・レイニアスと組めばレベル8シンクロモンスターが出せる。

●聖鳥クレイン
ドロー加速。場合によってはカオスの採用も見込める。

●ハーピィ・ハーピスト
サーチ効果でバニシングやミミクリーを手札に呼び込める。
召喚時の効果で相手モンスターをバウンスしつつ自分のバニシングを手札に戻して再利用も出来る。

●終末の騎士
ミミクリーやゼピュロスを能動的に墓地に送れる。

ダーク・アームド・ドラゴン
ボチヤミサンタイ
インペイルの吊り上げやミミクリーの除外、トリビュートの墓地肥やしで枚数調整がし易い。

ダーク・シムルグ
ハーピスト等の風属性を採用してるなら特殊召喚条件を満たしやすくなる。

●ゴブリンドバーグ、カゲトカゲ、ブリキンギョ
展開補助に。RRならゴブリンドバーグの効果でもタイミングを逃す事なく使える。

零鳥獣シルフィーネ、零鳥姫リオート・ハルピュイア
神代璃緒の使用した鳥獣族エクシーズ。
RRなら鳥獣族縛りはクリア出来、ミミクリーでレベルを上げればかつて「出す方法も見返りも皆無」とまで言われたハルピュイアも出せる。
また、ハルピュイアからはFA-クリスタル・ゼロ・ランサーも出せ、ストイック・チャレンジやライズと組み合わせて1ターンキルも狙える。
どちらも切り返しや反撃の性能が高く、相手の大量展開や苦手な永続カードにはシルフィーネ、高打点持ちにはハルピュイアをぶつけたい。
本家デッキより出しやすいRRのせいで璃緒さんの立ち位置がドンドン無くなっていくのは内緒だ!

●No.77 ザ・セブン・シンズ
攻撃力4000を誇るランク12の耐性持ちエクシーズモンスター。
アルティメット・ファルコンからそのまま重ねられるので、RUMが引けなかった時にラストリからアルティメットを直接出し、
こいつに重ねるという使い方が出来る。全体除去の効果は使えなくなるが、一度だけ破壊を無効に出来るのでそこそこ場持ちはいい。

●スワローズ・ネスト、ゴッドバードアタック
言わずと知れた鳥獣族サポート。
下級RRはレベル4で統一されてるのでスワローズ・ネストで状況に合わせて任意のRRを呼べる。
RRは場にモンスターを揃えやすいのでゴドバの弾にも困らない。

●RUM-アストラル・フォース
ストリクスやライズ・ファルコンから切り札たるレヴォリューション・ファルコンが出せる様になる。
トリビュートでサーチ出来ないのが厄介だが、レヴォリューション・フォースより簡単に呼べるので一長一短。

●反転世界
RRエクシーズはどれも攻撃力より守備力の方が高いためコンバットトリックや奇襲に使える。
特にレヴォリューション・ファルコンは3000打点となり、ストリクスなら最大4000を叩き出せる。

●ナイトメア・デーモンズ、おジャマトリオ
ターゲットを増やしてライズ・ファルコンやレヴォリューション・ファルコンでの蹂躙をサポート。
前者は総合ダメージで、後者はコストがいらない点で差別出来る。

●ブラック・ガーデン
上記同様、蹂躙先を増やせるほか相手モンスターのステータスも下げられる。
蘇生対象もクレインを採用しているのであれば十分使用できるだろう。
攻撃力の低いライズ・ファルコンならブラック・ガーデンも利用可能。

●DDD-双暁王カリユガ&サイバー・ドラゴン・インフィニティ
RRで採用出来るRUMの内、RUM-幻影騎士団ラウンチおよびRUM-ソウルシェイブ・フォースはランクアップ先がRRでなくてもよいため、制圧要員として採用される。特にカリユガは相手ターンで素材が空になったアーセナルファルコンを素材にしてランクアップできれば強力な制圧力を発揮できる。



【デッキ構築】


基本的には【RR】はアニメ同様ランク4のエクシーズモンスターやそのランクアップ体を使い、
相手フィールドのモンスターを一気に破壊してダメージを与えていくビートダウンデッキ。

まずはバニシングの効果でレベル4を展開、即座にフォースを出してサーチし、後続に繋ぐ。
トリビュートでミミクリーを落とせば除外してサーチできるので、そこからファジーやネストをサーチして……
などと、とにかくサーチの手段が多いので、継戦能力が高い。

フォース・ストリクス以外のエクシーズRRは「特殊召喚モンスター絶対殺すマン」なので、
昨今の特殊召喚多用環境であれば効果の発動ができないということはまずないだろう。

場に残ったフォースや、ラストリで出したエクシーズにRUMを使えばランク5~10の大型エクシーズが出せる。
ランクが上がるとカードパワーはケタ違いに上がるので、切り札として頼りになる。

下級勢はサーチ・サルベージ手段等が豊富なのでとっとと並べてエクシーズ召喚したいところ

基本的に展開するにはワイズ・ストリクス+闇属性・鳥獣族を用意したいため、特殊召喚できるモンスターが多いとはいえ手札に抱えたい下級モンスターの枚数が2~3枚とやや多いのがネックで、初動やワイズ・ストリクスを止められると非常に辛い。


派生タイプ

【シンクロRR】

BF等を混ぜてシンクロ召喚を狙うタイプのデッキ。構築に失敗するとほとんど【BF】になるのが最大のデメリット
【旋風BF】ではレベル5~7のシンクロモンスターを出しやすかったが、こちらはミミクリー・レイニアスの存在から
レベル8以上のさらに高レベルシンクロモンスターを出しやすいのが特徴点。
さらにチューナーを採用する関係上、リバイバル・ギフトを使用でき、RRエクシーズで蹂躙する対象も増やせる。
PSYフレームロード・Ω」の除外墓地戻し効果により、
一度成功すればレディネスの墓地効果を使いまわし毎ターン相手から受けるダメージをシャットアウトできるというのも恐ろしい。
というかミミクリーとリバイバル・ギフトを使用するからこそ、シンクロ型でありながら【BF】ではなく【RR】を名乗るわけだが。

新マスタールール以降は「ドラグニティナイト-ロムルス」の登場で簡単に「クリスタルウィング」や「サベージ」が出せるようになった。
適当なRR2体で「ロムルス」をリンク召喚し、「ドラグニティの神槍」で「ファランクス」をデッキから連れてくれば「ヴァジュランダ」を経由して楽にシンクロできる。


【金華猫RR】

ラスト・ストリクスを金華猫で使い回し、毎ターン高ランクエクシーズの召喚を狙うタイプ。
スキップ・フォースかアストラル・フォースがあれば、ラストリで出したサテキャに使用してアルティメット・ファルコンを出せる。
それらが無ければアルティメット・ファルコンにセブン・シンズを重ねれば問題ない。
ラストリの他にもレベル1モンスターを用意すれば姫芽宮やシャイニートなど、他のランク1も視野に入る。


【幻影RR】

新マスタールール以降で主流となっている型。

基本的に以下の流れで展開する。

1.「ワイズ・ストリクス」で「ゼピュロス」をリクルート。
2.リンク先に「フォース・ストリクス」を出して効果発動。RUMをセット。
3.「ワイズ・ストリクス」と「フォース・ストリクス」で「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」をリンク召喚

2では「ソウル・シェイブ・フォース」がよく使われており、LPが半分になるものの、「フォース・ストリクス」を素材に「インフィニティ」を出せる。
ランク6ならば何でもよいので、「ベアトリーチェ」でピンポイントな墓地肥やしをするなど、柔軟な動きがとれる。

「ラスティ・バルディッシュ」の効果で「ファントム」魔法・罠をセット可能。「シェード・ブリガンダイン」でさらに展開したり、「幻影騎士団ラウンチ」で相手ターン中に「アザトート」を狙ったりと多種多様な戦い方ができる。

高いカードパワーで安定して戦えるのはもちろん、
幻影騎士団黒咲隼とともに戦ったユートのカードというのもポイント。


【クロノダイバーRR】

上記の【幻影RR】をさらに派生させたタイプ。同じく闇属性のエクシーズテーマであるクロノダイバーを混ぜたもの。
一枚初動ギミックの「クロノダイバー・レギュレーター」等を利用して「クロノダイバー・ベゼルシップ」+αで展開し、上記【幻影RR】と同じく「フォース・ストリクス」を作成。
そこから素材内の「クロノダイバー・ベゼルシップ」を切って「フォース・ストリクス」の効果で「シンギング・レイニアス」か「ストラングル・レイニアス」をサーチして出しつつ、墓地に落ちた「クロノダイバー・ベゼルシップ」の効果でそれ自身も蘇生。
素材切れの「フォース・ストリクス」と先程持ってきたレベル4の特殊召喚持ちRRで「ワイズ・ストリクス」を作成。今度はワイズ・ストリクスで「レイダーズ・ウィング」を特殊召喚して「クロノダイバー・ベゼルシップ」と合わせて二体目の「フォース・ストリクス」を作成すれば上記【幻影RR】の1~3の流れと同じ様に任意のRUM+「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」の布陣を作れる。
その後、リンク素材として墓地送りにした「レイダーズ・ウィング」を蘇生しながら、二体目の「ワイズ・ストリクス」でサーチした「シンギング・レイニアス」or「ストラングル・レイニアス」で二体目の闇属性エクシーズを用意するという流れ。

こちらは展開中に「クロノダイバー・リューズ」等を混ぜることで、クロノダイバーの妨害罠である「クロノダイバー・レトログラード」を持って来る等も可能で、クロノダイバーのエクシーズは闇属性メインなので展開中に発生する闇属性しか出せなくなる制約下でもほぼ気にせず展開可能。
「シェード・ブリガンダイン」をサーチしやすいという事もあり、「クロノダイバー・リダン」の強力なバウンスを発動しやすいのもポイント。


【余談】

下級のモチーフであるモズについては上記の通りスズメの仲間だと分類されている。
エースモンスターのモチーフであるハヤブサも研究の結果、2013年には猛禽類よりもインコに近い種類、つまりオウムの近縁種だと判明している。


追記・修正は鉄の意志と鋼の強さを持った人にお願いします。

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最終更新:2024年04月05日 18:00

*1 ソウルシェイブフォースで墓地経由のランクアップは可能だが