セフィラ(遊戯王OCG)

登録日:2014/02/21 Sat 04:53:06
更新日:2023/12/27 Wed 23:03:40
所要時間:約 53 分で読めます




「神星樹」に滞積された邪なる力によって目覚めたインフェルノイド
「セフィラ」はこれに対抗するため、「神星樹」の聖なる加護を受けて立ち上がった戦士たちだ!



☆概要☆

セフィラとは遊戯王OCGに登場したカテゴリである。
各モンスターは、現在全てがP(ペンデュラム)モンスターであり、加えて「セフィラ」以外の既存のカテゴリに属しているカードが2種類ずつ存在している。
それぞれのモンスターがスケールが1と7に分かれており、以下の共通のペンデュラム効果を持つ。


自分は「(カードが属するもう1つのカテゴリ)」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。

召喚に制限をかけるP効果はクリフォートを連想させるが、
あちらと違い制限されるのはP召喚だけで、特殊召喚は普通にできる(「DD」Pモンスターと似た制限である)。
ただしデメリット効果しかないため、Pスケールを発動する行為そのものが単純にアド損になる点には注意。

具体的に説明すると、例えばセフィラと名のついたシャドールとテラナイトでPスケールを張った場合、
シャドールもテラナイトもP召喚出来なくなりセフィラと名がついてないとP召喚出来なくなってしまうということなので、気をつけたい。
インフェルノイドに対抗するために立ちあがった集団なのに何で仲が悪いんだろう?

全てのモンスターが同一のデザインの輝く純白の2枚の翼が見られるほか、クリフォートやインフェルノイド同様、
体に宝玉状のパーツが見られる。宝玉の色はカバラの生命の樹(セフィロト)のセフィラの色と一致している。

ストーリーとしては、D(デュエル)T(ターミナル)世界の各部族のなかで、
インフェルノイドに対抗するためにナチュルの神星樹に力を授けられた戦士ということになっている。


☆所属カード☆

  • 剣聖の影霊衣(ネクロス)-セフィラセイバー
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守800
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「影霊衣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「剣聖の影霊衣-セフィラセイバー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。

影霊衣(遊戯王OCG)に属するセフィラ。儀式召喚を可能にするモンスター効果を持つ初のモンスターカード。
毎ターン他のセフィラと共にP召喚することで、手札に儀式モンスターが存在する限り、エンドレスで儀式召喚ができる。
一方で影霊衣とP召喚はシナジーがあまり良くなく、セフィラで使用するにしても、本来の影霊衣とは完全に別物の戦術が要求される。
フィールドに空きが無ければ手札から捨てて儀式に繋げるのもありだが、やはりエクストラに待機させておいて必要なタイミングで儀式召喚することで、何度も『セフィラの神託』のデッキバウンスを利用するのが基本的な戦術になる。

手札・墓地から引っ張り出せるセフィラエグザは、リリース要員として相性がいいがレベルが合せにくい。
どちらもブリューナクの影霊衣でサーチできるため、スケールを揃える際には地味に便利。

また、「影霊衣」・「セフィラ」の他に「セイバー」のカテゴリにも所属しているため、『総剣司令 ガトムズ』などのセイバーに関連した効果の恩恵を受けることが可能。
もっとも、セイバーに関するサポートカードは大部分がX-セイバー関係なので噛み合わないのだが。
儀式モンスターでも儀式魔法でもないため、『マンジュ・ゴッド』などの儀式サーチカードで呼び出すことが不可能な半面、
儀式召喚にとって天敵であるバウンス&魔法封じが一切通用しないなど、とにかく従来の儀式召喚の常識を良い意味でも悪い意味でも覆したカードである。

イラストではリチュア・アバンスによく似た人物がX-セイバー風の格好をしており、フラムナイトとガトムズの剣を持っている。
「剣聖」の名前もX-セイバーを意識したものと思われる。
セフィラの力で影霊衣の大魔道士が若返ったのだろうか。
対応するセフィラはケテル(王冠)


  • 覚星輝士(アステラナイト)-セフィラビュート
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1900/守0
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「テラナイト」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「覚星輝士-セフィラビュート」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・P召喚に成功した場合、このカード以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、
「テラナイト」カードまたは「セフィラ」カード1枚と、相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

テラナイト(遊戯王OCG)のセフィラ。自分のPカードと相手のセットカードを破壊する効果を持つ。
攻撃力もレベル4としては及第点であり、下級セフィラのメインアタッカーとなる。
こいつを複数体P召喚で並べて攻勢を仕掛ける戦術は、古典的ではあるが強力。

効果はセットカードの破壊よりも、主にPゾーンの入れ替えを目的として使う。
ただし、効果は1ターンに一度しか使えず、相手の場にセットカードがないと効果が使えない。
逆に言えばエクストラに待機させておくだけでも相手へのけん制になる。
セフィラの除去手段&アタッカーの要の1体であり、できれば墓地には落としたくないカードので、
ランク4のX素材にするのはセフィラムピリカがいるときか、2枚目以降がエクストラにあるときにしたい。

覚星輝士は「アステラナイト」と読む。
ステータスと属性・種族からバレバレだが我らがビュートさんがセフィラになった姿。
今度はテラナイトの力も得た模様。
対応するセフィラはコクマー(知恵)


  • 竜星因士(イーサテラナイト)-セフィラツバーン
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻 0/守2100
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「テラナイト」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「竜星因士-セフィラツバーン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・P召喚に成功した場合、
このカード以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、「テラナイト」カードまたは「セフィラ」カード1枚と、
相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

竜星(遊戯王OCG)……ではなくテラナイト(遊戯王OCG)のセフィラ。
召喚時に相手の表表示のカードを1枚破壊できる。Pモンスターをコストにすれば、こちらにデメリットは無いに等しい。
それどころか、セフィラフウシのデメリットを踏み倒したり、セフィラエグザの召喚に繋げたりできる。
毎ターンP召喚して効果を使いたいが、リリーサー使用儀式モンスターなどの特殊召喚規制効果の対策としてあえて手札に温存するのもあり。
純粋に相手のカードを破壊する役割は、セフィラビュートよりも頼る機会が多いだろう。
こいつもセフィラの優秀な除去手段であり、優先度は高い。1ターンに1度系の効果なので、X素材にするのは2枚目以降が来た時のほうが無難。

竜星因士の読み方及びルビは「イーサテラナイト」となっており「竜星(りゅうせい)」の効果対象外である。
イラストはこれまでのテラナイト以上に聖闘士です、本当にありがとうございます。
名前の「ツバーン」はりゅう座のα星の事である。竜星とテラナイトを繋ぐ存在、なのだろうか?
余談だが、漫画版GXでもモチーフを同じくする「サイバー・ツバーン」が登場している。
対応するセフィラはゲブラー(峻厳=しゅんげん)



  • 秘竜星-セフィラシウゴ
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻 0/守2600
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「竜星」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

セフィラでは最大級のレベルとステータスを持つ竜星(遊戯王OCG)のセフィラカード。

セフィラの要『セフィラの神託』、低コスト万能カウンター『セフィラの神撃』をサーチできるセフィラデッキのキーカード。
効果がタイミングを逃す類いのものである点には注意が必要。
単純にアドバンテージを獲得してくれる効果なのでペンデュラム召喚とは相性がよく、上手く毎ターンエクストラに戻す事ができればサーチし続けられる。
レベルの高さから、シンクロ素材としても儀式素材としても優秀。
メタルフォーゼとの相性は抜群で、竜星サポートもサーチできることから【メタルフォーゼ竜星】でもよく採用される。

モチーフは他の竜星と同じく竜生九子から取られており、
おそらく囚牛(しゅうぎゅう)だと思われる。
フウシと同じく、セフィラのメンバーの多くが既存のカードのキャラクターから派生したものであるのに対し、
前身となるカードが確認されていない新顔である。
対応するセフィラはビナー(理解)


  • 宝竜星-セフィラフウシ
ペンデュラム・効果モンスター
星3/地属性/幻竜族/攻1500/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「竜星」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「宝竜星-セフィラフウシ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚またはデッキからの特殊召喚に成功した場合、
「宝竜星-セフィラフウシ」以外の自分フィールドの、「竜星」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターをチューナーとして扱う。
この効果を発動したこのカードは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。

効果で他のセフィラモンスターをチューナー化するという割ととんでもないカード。条件次第で竜星以外のシンクロも狙える。
性質上、ペンデュラム召喚で他のセフィラと大量に並べたい。
代償として、エクストラではなくデッキに戻るため、サーチする手段は確保しておくか、デメリットを踏み倒してペンデュラムの強みを活かしたいところ。

チューナー化する効果にチェーンしてこのカードを破壊すると、デッキに戻らずエクストラデッキに送られるので、テラナイトセフィラと併用することで、デメリットを踏み倒せる。
もしくはランク3のX素材にすればいいだろう。墓地には落ちるが、デッキに戻した時よりは拾いやすい。
効果を発動しなかった場合は普通にエクストラデッキに戻るため、必要ない場合は使わない方がいいだろう。
こいつが1枚デッキに投入されているか否かで、戦略の選択肢に大きな差ができる。
通常召喚や、セフィラルーツ・セフィラムピリカなどの効果による特殊召喚ではチューナー化が使えないのが欠点。
と言っても、X召喚には使えるし、竜星カード以外にも「ペンデュラム・アライズ」で呼び出しても効果が使える。
実質唯一の疑似チューナーというかチューナー製造機の為かセフィラ唯一のスーパーレアとなっておりセフィラ内で最もレアリティの高いカードとなっている。
効果を度外視してもボウテンコウの素材兼サーチ先になれるため、重要性は増している。

モチーフは竜生九子の負屓(ふき)たと思われる。
何気に霊獣や影霊衣の連中と異なり、セフィラ化する前の姿に相当するカードが確認されていない。
対応するセフィラはケセド(慈悲)



  • 英霊獣使い-セフィラムピリカ
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、
「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。

ガスタのピリカちゃんが霊獣のカテゴリ入り。でも可愛いので無問題。
主に手札からコストにしたり、X素材にしたPカードの回収を担当する。セフィラではPカードが割りと墓地に落ちやすいし、何より可愛いので優先度は高い。
特殊召喚制限があるので、多く回収したいのであればセフィラウェンディの効果などでエクストラから手札に戻す必要がある。
制限されているのは特殊召喚だけで効果自体は回数制限は無いので、通常召喚とP召喚を両方使えば2枚回収できる。
単にサルベージするだけでなく、拾ったモンスターとピリカを素材にして融合・儀式・シンクロに繋げたりできる。
セフィラにおける墓地回収要員兼展開要員であり、主にランク3のX召喚の素材に使われる。
特にシャドール軸では、エグリスタやシェキナーガの効果で消費されたナーガさんやルーツさんを拾えるため、その役割は大きい。
P召喚以外の特殊召喚では回収効果を使えない。デッキからのリクルートや蘇生ではバニラ同然になってしまう点には注意。
加えて、霊獣及びセフィラの大半は墓地からの召喚では効果を使えないことも付け加えておく。ただし精霊獣使いウィンダは融合にも使える上に破壊されるたびにアドを稼げるのでガンガン蘇生しよう。
ステータスはさほど秀でていないので、役目を終えた後は召喚の素材やセフィラツバーンの効果などで即離脱させることをお勧めする。

イラストではガスタの神裔 ピリカがラムペンタに乗っている。可愛い。
対応するセフィラはティファレト(美)


  • 影霊獣使い-セフィラウェンディ
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
自分は「影霊獣使い-セフィラウェンディ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから「影霊獣使い-セフィラウェンディ」以外の表側表示の「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。

シャドール化から解放されたウェンちゃん。
効果は、霊獣とシナジーが無く、完全にセフィラ専用である。霊獣のPモンスターは現状で2枚しかないから仕方ないね。
効果は手札に1枚は温存したいセフィラツバーンやセフィラセイバーに使うといいだろう。セフィラルーツの効果などでPゾーンが空いた時にも頼れる。
他にも、エグリスタやシェキナーガを利用する場合は、ピリカちゃんと一緒にせっせとシャドールセフィラを手札に戻す作業をすることになる。
シャドールから解放されたのに、セフィラにおけるシャドール運用の重要カードとはこれいかに
できれば、相手のPゾーン除去への対策としてこいつも手札に1枚待機させておきたいところ。
「セフィラの神託」と「連成する振動」のトップ操作コンボでは、欠けたスケールを補う重要な役割を果たす。
こいつも、リクルートや蘇生では効果を発動できないのには注意が必要。

一度シャドールに囚われた聖霊獣騎 ペトルフィンがセフィラ化して解放された姿だと思われる。
闇堕ちから助け出された事に安堵する決闘者もいれば、少しケバくなった見た目に落胆する決闘者もいるとかいないとか…
対応するセフィラはネツァク(勝利)


  • 炎獣の影霊衣(ネクロス)-セフィラエグザ
ペンデュラム・効果モンスター
星5/炎属性/ドラゴン族/攻2000/守1000
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「影霊衣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、「炎獣の影霊衣-セフィラエグザ」以外の自分のモンスターゾーン・Pゾーンの、
「影霊衣」カードまたは「セフィラ」カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

手札からの特殊召喚及び、蘇生効果を持つ影霊衣(遊戯王OCG)セフィラ。レベル5で攻撃力2000は心許ないが、豊富な特殊召喚方法があるとなれば話は別。
墓地に置くには手札融合やエクシーズの素材にするといいだろう。
プレイヤー自身が自分のセフィラを破壊した場合も、特殊召喚できる。Pゾーンに置いてスケールも貼れるため、上級でありながら事故る危険性も低い。
手札に温存する機会は少ないので、もっぱら墓地に待機させて特殊召喚する奇襲要員になるだろうが、自分を特殊召喚できる効果を持つ以外は、手札で腐らない上級でしかないため、優先度は低い。
相手のターンに特殊召喚することで「sophiaの影霊衣」の召喚も視野に入る。
また、セフィラフウシの効果でこいつをチューナーにすることで、高レベルのシンクロ召喚の難易度を大幅に低下できる。
『ブリューナクの影霊衣』でサーチできるので、スケール要員としては優秀。
ただし、ブリューナクは制限カードなので、あまり依存できない。

イラストでは影霊衣の戦士 エグザラヴァルの物に似た装甲を纏っている。
水属性モンスターが炎属性の力を得た点はラヴァルバル・チェインを意識していると思われる。
対応するセフィラはホド(栄光)


  • イェシャドール-セフィラナーガ
ペンデュラム・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 900/守 100
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「イェシャドール-セフィラナーガ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、
自分または相手のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は自分のPゾーンに「セフィラ」カードが存在する場合に発動と処理ができる。

Pゾーンに対するバウンス能力を持つシャドールのセフィラ。
モンスター効果はシャドールと全く接点が無く、ほぼセフィラ専用である。(一応複数枚投入すればシャドール統一デッキでも使える)
基本的に自軍のPゾーンの入れ替え及び手札の補充を目的に使われる。

相手に使う場合、Pゾーンのカードをバウンスしても次のターンで再び発動される可能性が高く、P効果へのメタにしても、「1ターンに1度」系のP効果に対しては効果が薄いため、このカード単体では扱いづらく、ステータスの低さからも優先度は高くない。
しかしながら、クリフォートの様に永続的に作用するP効果の対策にはなるし、ドラゴノックス、ドラゴディウス、エキセントリック・デーモンなど、Pゾーンに居座られるだけで厄介な連中が増えているため、その場凌ぎとはいえ役に立つ機会はある。
セフィラでは唯一のレベル2なので、シンクロ・儀式ではレベル調整要因としての役割も担えるため、あって困るというほどではない。

このカードの真価は音響戦士(遊戯王OCG)との混合デッキで発揮される。
ギータスのP効果のコストにしてギータスをバウンスすることで、ギータスのP効果とモンスター効果を同じターンに利用できる。
テラナイトセフィラと同時にP召喚し、同じカードを対象にすることで、ノーコストで除去を狙えたり、使い道はある。

イラストは行方が分からなくなっている筈のヴェルズ・ケルキオンに似ている。
よく見てみると属性以外のステータスが彼の前身であるセイクリッド・ハワーと一致している。
おそらく同一人物なのであろう。
対応するセフィラはイェソド(基礎)
ちなみに偶然だろうが、イェソドはアストラル界を意味する。


  • オルシャドール-セフィラルーツ
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/岩石族/攻 450/守1950
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分は「シャドール」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
「オルシャドール-セフィラルーツ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した場合、またはこのカードが墓地へ送られた場合、
「オルシャドール-セフィラルーツ」以外の
自分のPゾーンの「セフィラ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。

セフィラナーガと同じくセフィラ寄りのシャドール。効果はPゾーンの入れ替え兼モンスターの補充。
セフィラにおける展開要員であり、P召喚後即座にPゾーンに置いていたレベル4セフィラを特殊召喚して、X召喚に繋げる流れが一般的。
効果はタイミングを逃さないため使いやすいが、エクストラが肥えた中盤以降ではS召喚やX召喚を狙うために
フィールドにこいつを出す余裕が無くなる場合も起こりうるので、墓地に送って効果を発動する機会はそれなりにある。
下級シャドールのなかでは唯一の岩石族なので、魔法使い族系列を利用するデッキとは相性が悪い。
セフィラモンスターはP召喚しないと効果が使えないため、このカードで出しても効果が使えないという点が地味に痛い。
唯一Pゾーンからの降臨でも効果を発揮できるセフィラセイバーを出して、奇襲的に儀式召喚に繋げる手法が一般的。

イラストは半分がエルシャドール・エグリスタに似た姿、もう半分がジェムナイト・クリスタに似た姿をしている。
闇堕ちしてたクリスタがようやく復活したのだろう。
対応するセフィラはマルクト(王国)


  • 智天の神星龍(セフィラ・トーラ・グラマトン)
特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター
星11/地属性/岩石族/攻3450/守2950
【Pスケール:青5/赤5】
「智天の神星龍」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「セフィラ」Pモンスター1体を選び、自分のエクストラデッキに表側表示で加え、
このカードのPスケールをターン終了時まで、そのPモンスターのPスケールと同じにする。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
このカードがエクストラデッキに表側表示で存在し、
「セフィラ」モンスター3体以上を含む自分フィールドのモンスター全てをリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功したターン、自分は通常のP召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「セフィラ」モンスターをP召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「セフィラ」モンスター1体を特殊召喚する。

満を持して登場したセフィラの切り札。
エクストラデッキ肥やしとでも言うべきペンデュラム効果、ペンデュラム召喚を1ターンに2回でき、さらにセフィラをデッキから呼び出す効果を持つモンスター。
P効果は柔軟にスケールをそろえつつペンデュラム召喚するモンスターを用意でき、特殊召喚に制限のかかる霊獣セフィラとも相性がいい。
残念ながら、同じスケールのモンスター、すなわち2枚目以降のグラマトンをエクストラデッキに送ることはできない。

モンスターとしてはペンデュラムでありながら特殊召喚が「のみ」と限定されているのでペンデュラム召喚ができない。
とはいえ、破壊されればエクストラデッキに行き、コストさえ揃えればまた復活できる。ペンデュラムの不死身さは健在。
セフィラは自分のカードを破壊する方法は多いので、エクストラデッキにこのカードを置くのは難しくない。

かつては1度目のペンデュラム召喚でセフィラを3体並べ、このカードを出した後2度目のペンデュラム召喚で呼び戻せたのだが、
新マスタールールでエクストラデッキからの展開に制限がかかってしまった。

リリースするのはあくまで「セフィラ3体以上を含む全ての自分モンスター」なため、リンクモンスターもフィールドから離れてしまい、自動的にエクストラゾーンに召喚される。
従って相手のリンクマーカーがこっちに向いてない限りは、2度目のペンデュラム召喚は手札からの展開に限定されてしまう。
モンスターとして使うなら、エクストラデッキからのサルベージ手段を用意したいところ。
P効果だけでも必須級なので依然セフィラデッキの中核。

まともに活用するなら、「ディメンション・ゲート」でリンクモンスターを一時除外するのがいいだろう。
また、シャドール混合型なら自己再生が容易な「シャドール・ネフィリム」を併用するのもよい。手札と併せて3体ほどペンデュラム召喚出来れば十分だろう。

カード名は、ヘブライ語で「教え」を意味する「トーラ」、「神の名を意味する4文字」の「テトラグラマトン」に由来。
イラストはセフィラルーツが巨大な竜の姿になったよう。
尻尾には10のセフィラが埋め込まれている。
明言はされてないが、セフィラのダアト(知識)と見ていい。

ストーリーでの正体は、プトレマイオスの解き放った竜星の力により、オルシャドール-セフィラルーツが他のセフィラの10のコア、そして11番目の隠されたコアと融合して進化した姿。つまりクリスタさんの最終形態である。


  • セフィラ・メタトロン
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
◣ ▼ ◢
リンク3/光属性/幻竜族/攻2500
【リンクマーカー:左下/下/右下】
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先の、EXデッキから特殊召喚されたモンスターが
戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地のモンスター及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):このカード以外の、自分及び相手フィールドのEXデッキから特殊召喚されたモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。
新たに登場したセフィラのリンクモンスター。
EXデッキから特殊召喚されたモンスターを指定するリンク3なのでそこそこ重い。
リンクモンスター同士で出せば自然と条件は満たせる。
下向き3方向というエクストラゾーンに置いてくださいと言わんばかりのマーカーを持つ。
エクストラデッキからのPモンスター回収、一時除外効果を持つ。
どちらも新ルールでのPデッキへの救済策とも思えるが、どちらも相手の場に左右される。
①は相手から破壊してもらうか自爆特攻が必要、②も自身を対象にできないし、相手ターンに撃てないので汎用性が低い。
せっかくのセフィラリンクだが、グラマトンはもとより他ともシナジーはない。
下3方向リンクマーカー要員として見れば、デッキを選ばないので他のデッキのほうが輝くかも。



☆魔法・罠カード☆

  • セフィラの輝跡
永続魔法
(1):自分のPゾーンに「セフィラ」カードが2枚存在し、
1と7のPスケールが適用されている場合にこのカードを発動できる。
自分フィールドに「セフィラ」モンスター以外のモンスターが存在する場合、そのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに手札・エクストラデッキからしかモンスターを特殊召喚できない。
(3):自分のPゾーンにカードが存在する限り、このカードは効果の対象にならず、
自分のPゾーンのカードが破壊された場合にこのカードは破壊される。

相手の特殊召喚を阻害する効果を持つカード。
発動条件は、セフィラ自体Pスケールが1と7で揃っているため簡単にクリアできる。
蘇生やリクルートが要となるデッキには脅威だが、サーチやエクストラ便りの融合・S召喚・X召喚は防げないなど
制限がピンポイントすぎるため扱いづらい。

ついでの(3)の耐性効果もPゾーンのカードが破壊されればこちらも勝手に消えるという、致命的な欠点を抱えている。
そのため、Pゾーンの入れ替えもできず、使用状況も限定されるため、採用率は低い……というのが当初の評価だったが、
神意登場後はあちらの墓地効果で破壊を肩代わりすることが可能になり実用性が大幅に向上。
その結果神意登場直後はモルモラット無制限時代の十二獣インフェルノイドといった主要デッキにぶっ刺さることが評価される等、
環境によってはメインから採用されるケースも。

イラストでは、ナチュルの神星樹から放射された光が、エルシャドール・ウェンディゴをセフィラウェンディへと浄化する様子が描かれている。


  • セフィラの神託
フィールド魔法
「セフィラの神託」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時にデッキから「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。
(2):以下のモンスターを、「セフィラ」モンスターを使用して儀式召喚、
または「セフィラ」モンスターを素材として特殊召喚した時、自分はそれぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●儀式:フィールドのモンスター1体をデッキに戻す。
●融合:手札のモンスター1体を特殊召喚する。
●S:デッキのモンスター1体をデッキの一番上に置く。
●X:デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。

サーチ効果とセフィラを素材とした召喚をトリガーとした効果を持つ。このカードが来ないと始まらないといってもいいほどの、セフィラのキーカード。
(1)の効果はシンプルかつ使いやすく、どのようなデッキタイプでもお世話になれる。
(2)の効果は「それぞれの効果が1ターンに1度ずつ発動できる」ものであるため、
1ターンの間に複数の種類の召喚を使用すればそれだけ多くの効果を使える。

最もお世話になるのは、S召喚のデッキトップ操作
ドロー効果を持つ『スターダスト・チャージ・ウォリアー』等をS召喚し、デッキトップ操作→ドローで事実上の万能モンスターサーチとなる。
この動きでスケールを揃えペンデュラム召喚に繋げたり、様々なコンボパーツや手札誘発を持ってくるのがセフィラの基本戦法となる。
トップに置けるのはモンスター限定だが、魔法・罠をサーチする効果モンスターをサーチすることで問題点を解消できる。

融合の効果は手札からの特殊召喚
シャドールもセフィラも、この効果で出しても効果が使えないため、もっぱらP効果の制約でハブられた非セフィラのモンスターの召喚に使われる。
ぶっちゃけ無理に狙う必要のない効果。シャドール自体は出張しやすい融合テーマなので、実践では役に立つ場面もあるかもしれない。
オッPのように高レベルで召喚しても役に立つペンデュラムサポートモンスターが増えれば、評価は変わるだろうが。

儀式召喚の効果はモンスター1体のデッキバウンス
儀式魔法と影霊衣モンスターが必要になるので扱いは難しいが、リターンは大きいので俄然狙いたくなる。
サーチ効果を持つ『ブリューナクの影霊衣』『クラウソラスの影霊衣』、効果を使って墓地にいるネクロスを儀式召喚できる『影霊衣の反魂術』あたりは扱いやすい。

X召喚の効果は、手札交換
シャドールモンスターやナーガ・ルーツ・エグザを使うのがいいだろう。
狙うのはなかなか難しいが、シンクロ召喚時のデッキトップ操作を使ってからエクシーズできると美味しい。

機会は少ないが、相手のターンに召喚しても各効果はきちんと発動できる。
ついでに、相手がセフィラを素材にして特殊召喚した場合も、効果は発動する。
セフィラデッキを相手にした場合、超融合やゴヨウしたり、こっちもセフィラを採用している場合は注意が必要。
滅多にないがミラーマッチでお互いがこのカードを貼るとカオスなことになる。

たとえ4つの召喚方を揃えていないデッキでも、(1)の効果だけで十分有効的なので3積み必須である。


  • セフィラの神意
通常魔法
「セフィラの神意」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「セフィラの神意」以外の「セフィラ」カード1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの「セフィラ」カードが破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには使用できない。

マキシマム・クライシスで新規追加のカード。
神託と並ぶサーチ手段。セフィラではシウゴで手早く魔法を調達できるため、より安定して布陣を組みやすくなった。
聖選士フルバウンスも専用デッキを組まなくても発動できる可能性が増した。セフィラはモンスターだけで10種類あるため創星神tierraと組ませてもよい。

もう1つの効果はPゾーン破壊が苦手なセフィラにとってはありがたい効果。なお、輝跡の自壊効果も防ぐ事が出来る。


  • セフィラの神撃
カウンター罠
(1):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
自分のエクストラデッキから表側表示の「セフィラ」モンスター1体を除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

エクストラのセフィラを対価にして相手の効果を無効にして破壊する罠。
エクストラが肥えていない序盤では頼れず、さらに召喚できるセフィラも減らすというデメリットがあるが、その分効果は絶大で、影霊衣のエクストラメタにすら対抗できる。
あまり無駄遣いはできないカードなのでここぞという時に頼ろう。
同じようにシウゴでサーチでき、コストも軽いカウンター罠「竜星の九支」との競合にはなるが、
こちらはエクストラの肥える後半で、あちらは場のカードをすぐコストにできる前半で輝くので、差別化は可能。

セフィラとの相性が微妙な霊獣に使い道を与える唯一の存在でもある。
通常のPモンスターは一度除外されると帰還するのに2つも3つも手間がかかるが、
霊獣使いセフィラは霊獣融合モンスターの自己融合解除効果などで素早く帰還できるため、リスクを大幅に減らすことが可能。

イラストでは、「星守の騎士 プトレマイオス」と「sophiaの影霊衣」が協力して、
エグザから渡されたと思われるドラグニティの神槍を発射している。
彼らはセフィラではないが、仲間がセフィラ化したことをきっかけに共闘体制に入ったと推測される。
それにしても、なぜドラグニティの神槍はドラグニティ以外の連中にばかり使われるのだろうか……。


  • セフィラの聖選士
永続罠
(1):自分のエクストラデッキの
表側表示の「セフィラ」モンスターの種類によって、以下の効果を得る。
●3種類以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力は、
お互いのエクストラデッキの表側表示のカードの数×100アップする。
●5種類以上:自分フィールドのモンスターは相手の効果では破壊されない。
●8種類以上:自分フィールドのモンスターは相手の効果の対象にならない。
●10種類:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
相手の手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキへ戻す。

エクストラに置かれたセフィラの種類によって異なる効果を発揮する。
効果発動後にフィールドに召喚されたセフィラにも効果は適用されるため、前ターンに耐性を与えることでsophiaの影霊衣を召喚しやすくなる。
2つの耐性効果は、シャドールでは微妙とされているエルシャドール・ウェンディゴの効果と組み合わせることで、防御はより堅固となる。

10種類揃えば勝利はほぼ確定だが、属性も種族もバラバラなセフィラを手早く揃えるには、
オッPやペンデュラム・アライズなどを大量に投入しなければならない。
そこまでして狙うよりは普通に強力なモンスターを出した方が手っ取り早いため、運が良ければ使う程度のオマケとみるべき。

得られる効果自体は弱くはないが、構築もプレイングも大きく制限される。
そこまでして欲しい効果かと言われると……

イラストではセフィラモンスターのカードイラストが全て描かれている。
使い回しとか言っちゃいけません。
ちなみにこのイラスト、発売一週間前に行われたセフィラデッキ体験会のポスターが初出である。
まさかただ並べただけに見える全員集合イラストがカードのイラストだとは思わなかった。


  • セフィラの星戦
通常罠
「セフィラの星戦」は1ターンに1枚しか発動できない。
自分のPゾーンに「セフィラ」カードが2枚存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドの「セフィラ」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

マキシマム・クライシスで新規追加のカード。
効果はセフィラテラナイトと酷似しているが、使い回しが効かない代わりに破壊する相手のカードに制約は無く、フリーチェーンという違いがある。
さらに、条件次第で手札からも発動できるため、妨害されにくい利点がある。特に、セフィラが非常に苦手とするスキドレへの対抗策ができたのは喜ばしい。
ただし、Pゾーンを両方セフィラで固定しておくことが望ましいため、音響戦士などと組ませる場合は一工夫必要になる。

イラストでは、tierraとグラマトンが対峙している。
一応、攻撃力はグラマトン(3450)の方がtierra(3400)よりほんの僅かに高い。



☆戦略☆

セフィラのカードの効果自体は有効的なものが多いが、戦局を左右するほどのものではないため切り札は他カテゴリのものに頼ることになる。
これにより現状はデッキ内容がデュエリストごとにかなり構築が違っていたりする。

このセフィラというカテゴリの真価はそれらのカテゴリを全て使用できる、つまり5つの召喚を全て使えるという部分にある。
戦術が完全に独立している霊獣は例外として、シャドールの融合竜星のシンクロ星因士のエクシーズ影霊衣の儀式
これらをエクストラデッキから素材となるPモンスターを常に供給することで、状況に応じて使い分けながら戦うことが可能なのである。
統一デッキのような特化性こそないが、この多彩な戦術を可能にする部分がセフィラの魅力である。
アニメにおけるDD以上にすべての召喚方法を使えるというこのデッキにほれ込んだ決闘者も多いようだ。

もう1つのセフィラの特徴は、Pゾーンに置かれているPモンスターは、単なるP召喚の手段という範疇を超えて、
フィールドへの召喚を待機している伏兵でもあり、リリース用のコストでもあるという点にある。
セフィラナーガやセフィラルーツの効果を使用してPゾーンのモンスターをフィールドに呼び出してS召喚やX召喚したり、
ツバーンやビュート、あるいは星戦で相手フィールドを荒らしていける。
これにより、同じP召喚メインのクリフォートの弱点である初動の遅さや、
基本的なP召喚の弱点である特殊召喚&エクストラメタを限定的ながらも克服している。

かといって、考え無しにPゾーンのカードを消費すると肝心な時にP召喚ができなくなるため、
Pゾーンのカードは維持するべきか消費すべきかは良く考えて行動しよう。
重要なのは「使い分け」。適切なタイミングで適切な戦術を取ることが必要である。

  • トップ操作のトリガーであるシンクロが狙えるか否か
  • パワーカードを出すかエクストラ肥やしに徹するか
  • パワーカード出すとして、S・X・融合・儀式のどれを狙ってトップ操作するか、モンスターの並べ方はどうするか
これらを毎ターン気にしなければならないため、プレイヤーは相応の状況判断力が求められる。

とりあえず、大雑把に戦い方を解説するのであれば、

1.セフィラモンスターの効果を駆使した除去、後続サーチ
ツバーン・ビュートや星戦で除去しつつ、シウゴから後続をサーチ。相手ターンはシウゴからサーチした各種罠で防御。

2.エクストラのPモンスターを肥やし、エース級を大量に並べて一気に制圧する
各種コストとして破壊したりグラマトンの効果でEXに送ったPモンスターを素材にしてEXデッキから各種モンスターを次々呼び出す。
竜星の存在からシンクロモンスターによる展開がメインとなるが、デッキ構築次第ではシャドールによる融合、
効果を使い終えたシンクロを使ってのエクシーズやリンク等、幅広い動きができる。

このような動きを基本にしながら、状況に応じて臨機応変に立ち回る事が多い。

弱点は、Pスケール時の効果がグラマトン以外デメリット以外何も無くP召喚するためだけに張る為、
P召喚するまではディスアドバンテージを背負いやすいこと。
ロクにP召喚できずにアド損分を回収できない内に破壊されるとかなり辛く、
またP召喚して初めて効果を発揮するモンスターが多いため、どうしても全体除去に弱い。
永続系のメタカードに対しては除去手段が比較的多いとはいえ、
P召喚特有のメタである魔封じや揺れる眼差しは他のPテーマ同様ぶっ刺さるため、
環境に他のペンデュラムテーマがいる場合まとめてメタられることもしばしば。

そして、その自由度の高さから、プレイングとデッキ構築の難易度が高いのも弱点と言えば弱点。
5つの召喚方法を使用できる性質上、選択肢が多いのは利点だが、オールマイティーと器用貧乏は紙一重である。
入れるテーマを増やせば増やすほど、カード配分のバランスを取るのに苦労するし、プレイングは難解になる。
現在のセフィラが竜星メインのシンクロメインに絞っているケースが多いのは、そういった事情の影響が大きい。

他にも、別のカテゴリとの混合が前提なテーマである性質上、他のカテゴリの強化に連動する形で戦略の幅が広がるメリットと、
リミットレギュレーションに振り回されやすいデメリットも抱えている。
デメリットの具体例を挙げれば、2015年上半期ではブリューナクの影霊衣制限化で儀式を狙って召喚するのが難しくなり、
さらにネフィリム禁止化に伴いシャドールとテラナイトのシナジーが消えたことで、デッキの回転に著しい支障が発生している。



歴史

ペンデュラム召喚の縛り、統一するには微妙に物足りないスペック、
そしてセフィラに属するカテゴリがバラバラな戦略なためにそっちすら混ぜにくいと、
登場してから長期間に渡って戦術の具体的な方向性が定まっていなかった。
如何せん、エクストラとセフィラ以外のパーツで動かし方がガラッと変わるため、指南が難しいのである。
下記のオススメカードの多さを見れば、その自由度の高さが分かるであろう。
動画サイトでも複数の決闘者がデッキを披露しているが、召喚方全乗せだったり、シンクロオンリーだったり、三幻神込みだったり、オッドアイズ複合だったり、見事なまでにバラバラだったりする。

イグナイト魔術師のように制限なしの広範囲Pテーマで活躍するユニコーンや巨神鳥が活かしにくく、P縛りのことを「聖なる翼」と呼ばれたりとPデッキの中でもネタにされがちだった。

登場直後に影霊衣やシャドールの規制に伴い動かし方が二転三転した末に、神託のトップ操作に、相性の良いスタチャやΩに涅槃の超魔導剣士の登場や連成する振動とのコンボの発掘、それによる『S>X≧儀式≧融合』という図式の確立などに加えて、
アメリカの大会で『セフィラ+竜星+オッドアイズ』のシンクロ軸デッキが大会で優勝してそのポテンシャルと回し方を証明したことで、
とりあえず初手でシンクロを狙い、神託のトップ操作を駆使して状況に合わせた布陣を敷く」という戦術が確定するのに約1年もの歳月が費やされた。

以後もじわじわと竜星や霊獣の関連カード、さらには接点がまるで無いテーマのカードまで取り込んで裏サイバーに似た形で強化されていた。
「セフィラの神意」「智天の神星龍」登場後はいよいよ環境入りの兆しが見えていたが、新マスタールール導入によって他のペンデュラム同様根本的な戦略の見直しが必要となった。
ただしセフィラは元からエクストラに頼らない儀式召喚が使えたことに加えて、Pゾーンの伏兵化という独自のギミック、
ウェンディの存在からEXに溜まったPモンスターを容易に手札に回収できるためエクストラに溜まったカードが無駄にならない、
などの条件が重なった結果、他のPテーマに比べると影響は低く、
その後ハリファイバーエレクトラム等の相性のいいリンクモンスターが増加。
サーチ手段の多彩さも活かし、本格的に環境に名を連ねている。


相性の良いカード

シャドール

セフィラは多様な属性を持つため、エクストラに溜まれば融合素材に困ることはない。
これといって大きなデメリットは無く、最も相性が良いテーマと言える。
ただし、シャドールモンスターが無い状態で融合魔法が来ては元も子もないため、
採用する召喚方法の数次第では融合魔法は3積みするよりも枚数を調整してサーチとサルベージで確保に務めた方が回転しやすい。
融合モンスター以外ではマジックテンペスター、アーカナイト・マジシャンEmトラピーズ・マジシャンなどと相性が良い。
「神の写し身との接触」が現在では無制限なのも追い風。
2018/4/1にはミドラーシュ・ネフィリムが制限カード指定となったことで、構築もやや見直す必要が出てきたが、
後に両者とも無制限へと緩和される。
また、ネフィリムの緩和によりテラナイトとのシナジーが復活したのは注目点。


  • シャドール・ファルコン
チューナーでもあるシャドール。融合・シンクロ両方を狙える。

  • シャドール・ハウンド
必要に応じて、墓地に落ちたセフィラナーガ・セフィラルーツ、シャドール融合魔法を拾える。

  • シャドール・ヘッジホッグ
「神託」サーチ→融合サーチの流れで、無駄なく融合魔法を確保できる。
シャドール融合魔法しか調達できないので、他の融合軸と混合しているデッキなら無理に入れる必要は無い。

  • エルシャドール・ウェンディゴ
本家よりセフィラの方が使いやすい人その1。
シャドールをコストにするシェキナーガやエグリスタがセフィラでは使いにくいため、必然的に台頭した。
他シャドールと比較して控えめな効果だが、エクストラを溜める時間稼ぎや、次の自分ターンまでの素材確保ができる。
レベル6なので、いざという時にシンクロに繋げやすい部分も評価点。ゴースト・カロンの効果を利用するのもいいだろう。

  • エルシャドール・ネフィリム
長らく禁止入りしていたカード。
単純に強いことに加えてセフィラテラナイトが必須同然のセフィラでは、少ないパーツで融合とX召喚を使い分けることを許す存在であり、
こいつ抜きの時期にはシャドール関連のコンボルートが著しく減少させる事態を発生させていた。

  • シャドール・ネフィリム
リンクモンスター。効果によってシャドール融合モンスターを召喚できる。
蘇生用にシャドールの投入枚数を増やす必要があるが、セフィラではモンスターのサーチが容易であり
かつ融合魔法及び融合サーチに裂くキャパを圧縮できるのが利点。
蘇生効果によるグラマトンとのシナジーも見逃せない。

  • 影依融合
シャドールを投入するなら外す理由がない。後攻でスケールを貼るのを妨害されると機能停止するセフィラに対して、
後攻であればデッキ融合という強烈な動きから無理矢理妨害を剥がしたり相手のカウンターを一手に引き受けたりと七面六臂の活躍をする。
逆に先行展開の場合はデッキ融合できないデメリットが響くので、デッキ構築には注意。

竜星

便利な効果が詰め込まれたボウテンコウを活かせるのが最大の強み。
セフィラ竜星はもちろん純竜星もチューナーを合わせて採用することで、クリスタルウィングやレッドデーモンアビスまで広範囲なシンクロ召喚が狙える。
ボウテンコウのシンクロ召喚が起点になるので、召喚をカウンターされることが無いように注意したい。
シャドールと影霊衣の規制に伴い、Sモンスターに対する付加効果の立場が増している。
セフィラ・竜星共に好相性のメタルフォーゼの登場も追い風。

  • 光竜星-リフン
リクルート兼蘇生効果持ちチューナー。蘇生できるので、あえて破壊させてフウシやシウゴの調達に使ってもよし。
ただし、蘇生トリガーが「フィールドの竜星が破壊され墓地に送られた時」なので、セフィラの2体ではトリガーにならないことに注意。
また手札に来てしまうとP召喚でまとめて打ち出すし辛いのにも注意。

  • 源竜星-ボウテンコウ
特殊召喚時に竜星サーチ、デッキから竜星を墓地に送ることでレベル変化、フィールドを離れたら竜星リクルート、
そして星5シンクロチューナーといういたれりつくせりのモンスター。
セフィラ竜星をサーチしてスケール調達、あるいは万能カウンター「竜星の九支」をサーチでき、
フウシやシウゴを墓地に送ってレベルを調整しつつピリカの吊り上げ先を確保、S素材になればフウシorシウゴor竜星チューナーをリクルート、
とすべての効果を余すことなく活用できるので、メインデッキに竜星を採用せずとも採用必須……どころか複数積みも検討できるカード。
特にフウシはボウテンコウからのリクルートでもチューナー化を使える上、
デッキに戻るデメリットさえも墓地送りorリクルート先を切らさないためのメリットとして転換できる等、
このカードの登場で一気に株を上げたと言える。ボウテンコウを絡めた展開をする際はフウシがどこに何枚あるかきっちり把握して展開しよう。

  • 輝竜星-ショウフク
効果のコストにPカードをリリース要因にすれば、実質こちらの損害は0になる。
効果によって毎ターン墓地に落ちたPモンスターを拾えるため、重宝する。
加えて特殊召喚がトリガーのテラナイトとのコンボで、毎ターンデネブのサーチやシャムのバーンが使えたりする。
後述の「竜魂の幻泉」を使用すれば、本来セフィラではおまけ程度でしかなかったデッキバウンス効果を最大限に活かせる。

  • 邪竜星-ガイザー
召喚の素材に指定は無く、毎ターンセフィラ竜星を召喚すればデメリット無しで破壊効果を使用できる。
破壊されることで重要カードのシウゴを呼び出せるため、後攻での切り込みにどうぞ。

  • 幻竜星-チョウホウ
シウゴorフウシをコストにてレベルを変更したボウテンコウ+フウシorシウゴでちょうどレベル9となりシンクロ召喚可能だが、
S素材とした竜星と同じ効果を相手は発動できない効果で光(ボウテンコウ)+地(フウシorシウゴ)を縛ることができる。
メジャーな2属性を封印できるのは見た目以上に強力で、デッキによってはこれだけで詰ませることが可能なばかりか、
大量展開の天敵であるヴェーラーニビルPSYフレームあたりもすべて発動不能にできる。
ルートを工夫すればジョクトやガイザーを経由して闇属性を縛ることも可能なので、相手によって使い分けたい。
なお破壊された時にチューナーをサーチするも優秀で、九支のカウンター時にこいつを破壊して手札誘発チューナーをサーチすれば相手はげんなりすること間違いなし。

  • 竜魂の幻泉
墓地のPカードを拾えるだけでなく、本来竜星ではないセフィラを竜星シンクロに利用しやすくなる。
竜星モンスターの無駄な消費を省くことで、セフィラでは使いにくいチョウホウの採用も視野に入る。

  • 竜星の九支
シウゴやボウテンコウでサーチできる万能カウンター。
カウンター後は竜星カードを破壊する必要があるものの、シウゴやボウテンコウを破壊すれば後続サーチに繋がる上、
破壊するのは流星「カード」であればいいのでPゾーンのフウシ・シウゴでもよく、場の流星モンスターをすべて素材にしてもなお打てるのが強み。
なんだったら破壊自体も神意の墓地効果で身代わりにさせられるため、シウゴを破壊してもタイミング逃す場合のケアもばっちり。
……といった具合に、本家竜星よりも使い勝手がいいこともあって素引きしても腐りづらいので、複数積みも検討できる。

イラストではセフィロトの樹のダアトの位置から光が発生している。



テラナイト

P召喚によって素材を簡単に揃えられる半面、X素材となったPモンスターは墓地に行くため、一長一短。
安易には使用せず、確実に勝負を決めるタイミングでX召喚したい。
1枚でもPモンスターを温存するためにPゾーンの2枚を同じテーマにして、非セフィラの召喚を狙いたい。
もしくは、蘇生やサーチを駆使して余所からテラナイトを引っ張り出そう。
テラナイト自体は他の4種族と比べると特殊召喚時の効果がある分P召喚とは相性が良い方。
ただしセフィラと名のついたテラナイトは墓地へ送れないため神星なる因子とは凄く相性が悪くテラナイト主体にしない限り採用は難しい。
展開力の高さからP召喚と併用して儀式のコスト確保にも使え、ヴァトライムスの登場に加えてネフィリムの復帰によりシャドールとのシナジーも更に良くなった。

  • 星因士 デネブ
サーチ効果からのP召喚によって手早くエクストラを肥やせる。
セフィラと名のつくテラナイト以外を入れる気が無くても1と7の両方のスケールをサーチできるので入れる価値はある。
後述するレッドリゾネーター等からの特殊召喚からでも効果を発動できるのもメリット。

  • 星輝士 デルタテロス
テラナイト以外も素材にできるほか、X素材がある限り相手が後続の召喚を妨害するのを防ぐ効果を持つ。

  • 煉獄の騎士 ヴァトライムス
「テラナイト×2」という低コストと下敷き効果で、セフィラにおけるX召喚の安定性は格段にマシになった。
闇属性化により、モンスター2体からスターヴ・ヴェノムを出せるようになる為、超融合を共用出来るシャドールとのシナジーも多少強化された。


影霊衣

リリース要員や儀式魔法の不足に困るリスクは減るが、下準備に若干の時間はかかるため、儀式モンスターの手札事故が怖い。
特にコストが2枚以上必要な上級儀式影霊衣は手札で腐りやすいので、採用するセフィラのレベル及び枚数との相談になる。
とはいえ、「セフィラの神託」のデッキバウンスは非常に強力なので、儀式召喚の採用は十分価値がある。
事故を防ぐため、手札から捨てて、サーチ効果やセフィラセイバーを補佐する効果を持つ儀式モンスターを採用したい。
儀式以外の召喚との併用では、バウンスを終えたブリューナクの影霊衣をS召喚やアノマリリスの素材にするといいだろう。
(セフィラセイバーはアノマリリスのメタ効果のまさに抜け穴を通る儀式手段である)

  • ブリューナクの影霊衣・クラウソラスの影霊衣
必要に応じて、それぞれ影霊衣モンスターと影霊衣儀式魔法をサーチできる。
単純に汎用性が高く、レベルも割合セフィラと合わせやすい。基本的にこの2種が最優先だろう。

  • sophiaの影霊衣
相性がいいというか、影霊衣では使いにくいため、こちらの方がまだ出しやすい。
ミドラーシュを出しておけば、こちらも特殊召喚に制限ができるかわりにフィールドのPモンスターを温存しやすくなる。
思わぬタイミングでフィールドにモンスターが揃った状態でターンを迎えた時には「ブリューナクの影霊衣」でサーチするのも一興か。

自分のPスケールや神託もろとも吹き飛ばしてしまうので出すタイミングを間違えて簡単に除去されるとこちらがピンチに陥る可能性もあるので出すタイミングは慎重に。

  • ヴァルキュルスの影霊衣
本家よりセフィラの方が使いやすい人その2。
P召喚のコストパフォーマンスの良さから、本家よりドロー効果を発動しやすい。
安定性はブリューナクに劣るが、条件を満たせばデッキの回転の早さは格段に増す。
神託デッキトップ操作との相性が抜群に良いのも評価ポイント。緊急時にはバトルフェイズ回避に使うのもあり。

ただし、「このカード+儀式魔法+儀式召喚のリリース用モンスター+効果のコスト用モンスター」と必要なパーツがかなり多いため、下手するとかえって邪魔になりかねない。
場の下級セフィラをリリースして儀式召喚→ペンデュラム召喚して効果のコストに、とかやろうにも展開力を1ターンに一度のペンデュラム召喚に依存しているセフィラでは難しい。
シュリット、万華鏡、セフィラルーツをうまく使いたいところ。

  • 影霊衣の万華鏡
エクストラのセフィラを対価に儀式モンスターを出せる。
フィールドの素材を消費しないで済むため、奇襲性が高い。
特にレベル3セフィラを素材に出せるクラウソラスあたりが好相性。

霊獣

「1ターンに1度しか特殊召喚ができない」霊獣の戦術は、P召喚主体のセフィラとはほとんど噛みあわない。
そのため、ピリカを中心に蘇生→融合という、霊獣従来の回し方を大幅にオミットさせたような戦術しか取れない。
それだけなら純霊獣デッキでいいため、『セフィラの神託』の融合効果を狙いたい。
その手段で特殊召喚するのは特殊召喚制限がある霊獣でも自力で展開できるセフィラでもなく、P召喚で出せない非セフィラ。
アドバンス召喚もでき、使いまわせる大天使クリスティアなんかが候補になる。

原則として、霊獣使いはセフィラ2名に任せて、精霊獣が中心に出張させられる。
両方に属していて『精霊獣使いウィンダ』が効果も含めて扱いやすい。
『セフィラの神撃』のコストがディスアドバンテージにならないメリットもある。
また、『sophiaの影霊衣』とは、融合体の分離効果や『霊獣の騎襲』などで、召喚に必要な素材の補充ができるだけでなく、フィニッシュが失敗した時の立て直しが容易なので相性が良い。


「レイジング・テンペスト」で追加されたカード。
「霊獣使い」&「精霊獣」という2つのテーマに属しているため融合素材として使いやすく、さらにリクルート効果も優秀。
ただし、リクルートではセフィラ2人の効果が使えないので注意。
エクストラから聖霊獣騎を横着召喚することもできるが、セフィラでは除外ゾーンが溜まりにくいので、保険としてカンナホークは用意した方が良い。


◆モンスターカード

各種召喚方法に臨機応変に応える効果を持つものを揃えたい。


それぞれ手札のセフィラとシンクロできる星2チューナー。
神託(かそれをサーチできるテラフォor神意)との組み合わせで後述のスターダスト・チャージ・ウォリアーとのコンボまで繋がり、
この2つが無い場合でもレベル3との組み合わせでボウテンコウをS召喚することで展開が可能。
前者はサーチがリゾネーター関係に限られるがハリファイバーとの使い分けが可能で、
後者はハリファイバーへ繋げないもののテラフォを共有できる天空の虹彩といったオッドアイズサポートの共有に加えて調律でサーチ可能というサーチの豊富さがウリなので、好みに応じて選択しよう。ハリファイバーは禁止されちゃったけども。
なお、レベル3セフィラでも霊獣セフィラを使った場合はその後P召喚する際に特殊召喚回数制限に引っかかるので注意。

  • 覇王眷竜ダークヴルム+覇王門(+おろかな埋葬、竜の霊廟)
覇王眷竜ダークヴルムはフィールドにモンスターがしない時墓地から特殊召喚でき、召喚・特殊召喚時に覇王門モンスターをサーチできるモンスター。
こいつをおろかな埋葬や竜の霊廟で墓地に落とすことで、召喚権もP召喚もなしに場にPモンスターを展開しつつスケールの片方まで確保可能であり、
ここに適当なセフィラを通常召喚すれば後述のヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムまで繋がるため、セフィラの初動として非常に強力。
ダークヴルムを素引きしても先述のチューナー達の効果で特殊召喚すればスケール確保しつつスタチャまでは繋がるので腐りづらい。
2枚目以降の霊廟を引いたら腐ってしまうため、緩い条件で墓地から特殊召喚できる「亡龍の戦慄-デストルドー」を入れるのも便利。

フィールドにモンスターがいない状態で相手がモンスター効果を発動した時、その発動を無効にして特殊召喚できる手札誘発チューナーという
P召喚して場を埋めるセフィラにとっては一見アンチシナジー極まりないカードだが、実は初動の安定に重要なカード。
セフィラはスケールを揃えなければ始まらないデッキであるため初動にうららを打たれるのをなんとしてでも避けたいデッキなのだが、
セフィラの主な初動であるテラフォ、神託、神意(+覇王眷竜採用の場合は竜の霊廟・おろかな埋葬)は
いずれもモンスターがいない状態で発動するため、これらのカードに対してのうららは全てγで止めることが可能
そして妨害を潰した上でチューナーであるγ+非チューナーのドライバーが揃うので、
そのままハリファイバーまで繋げて展開できるため、妨害をカウンターしたら展開が加速するという相手からしたら意味不明な展開となる。
γ自体も緊急テレポート対応のレベル2チューナーということで、レベル3,4セフィラとシンクロするのに使いやすいのもメリット。
……などと言っていたらセフィラ以外のデッキでもγを採用するケースが増えたことでγ自体が制限カードとなった上、
そこから出すモンスターとして有用だったハリファイバーも禁止となったため、こういった話も過去の話となってしまった。
一応現在でも後述の理由からピン差し手札誘発チューナーとしての運用は可能だが、ドライバー素引きのリスクに見合うかというと……。

ご存知、汎用メタ効果持ちチューナー。
基本、どのデッキでも活躍するが、多種テーマの共存でデッキがパンパンなセフィラにとって、
1枚で多様な働きが可能なこいつらは、状況に応じて臨機応変に立ち回ってくれる頼もしいカードである。
加えてこのデッキではたとえピン差しであっても神託+スタチャのコンボで無理矢理もってきたり、
チョウホウ破壊時効果でサーチといったことが可能であるため、ピンポイントすぎる手札誘発をピン差ししても機能しやすい。

  • エキセントリック・デーモン
P効果で魔法罠除去のできるPモンスター。
P召喚に依存する都合上極力Pモンスターでデッキを固めたいセフィラにとっては除去カード兼スケールとして便利な1枚。
またレベル3なのでいざというときはレベル2チューナーと合わせてボウテンコウの素材になるのもメリット。
ただしスケールを工夫しないとP召喚できないので、一度EXに行ったら基本使い切りとなる。
もし使いまわしたい場合はエレクトラムあたりで回収しよう。

セフィラではP召喚不可能なためあまり召喚はされず、もっぱらサーチ要員として採用される。
召喚を狙う場合はクラウソラスの影霊衣と併用したい。相手のモンスター次第だが、攻撃力0とダメージ倍加のコンボで強力なフィニッシャーと化すだろう。
この戦術は、魔術師よりも、ごちゃ混ぜカテゴリなセフィラの方が使いやすい。
エクストラに余裕があれば、手持ちのシャドールやセフィラセイバーと合わせてルーンアイズを狙える。
ビーストアイズは、セフィラ参加枠では素材になるのがラムペンタらいなため狙って出しにくいが、牙王やダイヤウルフを素材にすれば予期せぬ大打撃を与えられる。
さらに、召喚しやすいオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンの登場やエクストラの素材を利用するオッドアイズ・フュージョンの登場も相まって、
シャドールとは別のベクトルで融合軸の要となりつつある。

レベル・属性・種族を簡単に変化させるため制約のあるエクストラデッキのモンスターを召喚しやすくなる。
セフィラのチューナーは実質的にセフィラフウシだけなので、シンクロ特化する場合に混ぜやすい。セフィラナーガとの相性もいい。

  • レスキューラット
エクストラ肥やし要員。主にP効果ではなく、モンスター効果に頼る。
セフィラシウゴ以外のモンスターなら、エクストラに1枚でもあれば即座にデッキから引っ張り出せるため、X召喚との相性がいい。
対象が『エクストラに1枚、デッキに2枚』という条件でしか使えないため、「ペンデュラム・アライズ」や「金満な壺」を利用してエクストラを調整したい。

  • 劫火の舟守 ゴースト・カロン
召喚制限はあるが、効果で墓地の融合モンスターを除外し、ドラゴン族Sモンスターを特殊召喚できる。
(ややこしいが、効果で行うのはS召喚ではなく特殊召喚であるため、条件さえ満たせばシンクロ素材の制限を無視できる。)
霊獣シャドールとS召喚の両立にもってこいであり、高レベルのSモンスターを出すために、純シャドール以外では使いにくいシェキナーガやエグリスタ(融合の方)の価値を大幅に上げる。
ただし、竜星とは併用に向かないため、エクストラのSモンスターは必然的に5D'sのドラゴンや決闘竜が中心になるだろう。
また、正規の召喚ではないので召喚したモンスターは蘇生ができないほか、S召喚が効果のトリガーとなるブラック・ローズ・ドラゴンやトリシューラは、効果による召喚では役にたたない。

  • BF-精鋭のゼピュロス
自己蘇生効果を持つ汎用カードだが、バウンス効果で自分Pゾーンの張り替えが可能。
さらに、自軍儀式モンスターを手札に戻し、次のターンに再度セフィラセイバーの効果で召喚し直すことで、
「セフィラの神託」のデッキバウンスを再利用するという従来の儀式では考えられないような戦術すら実現できる。
ただし、墓地肥やしはセフィラにはほとんど必要なく、ペンデュラム召喚も出来ないため手札で腐るケースもある。

事故の危険は増えるのは否めないが、P召喚からのコストの確保や「セフィラの神託」の融合召喚効果などによって手早く召喚できる手段が整っている。
自壊効果などの弱点はあるものの、スキドレ対策や敵の特殊召喚メタに対するメタとしてはそこそこ機能する。
「霊獣の騎襲」「竜星の具象化」などでコストを確保しても、特殊召喚制限ガン無視でアドバンス召喚できる利点がある。

「セフィラの神託」による特殊召喚は望めないが、セフィラは各種属性が揃っているためリリース用素材を確保しやすい。
手札事故には注意したい。

テラナイトとシャドールを混合しているデッキでは採用可能。
セフィラでは珍しい非儀式でメインデッキに在留するフィニッシャーの1人。

  • 超戦士カオス・ソルジャー+超戦士の萌芽
デッキから素材調達&墓地から儀式召喚。テラナイトとシャドールをry
コストに純シャドールどセフィラテラナイトを使用すれば、シャドール墓地送り効果と「神託」バウンスが発動できる。
Pカードが一枚墓地に落ちてしまうが、十分お釣りがくる結果を生む。

みんなのロマン神。召喚条件は厳しいことに変わりがないが、セフィラであれば召喚に現実味が出るのだから恐ろしい。
なるべく相手が1種類でも必要なカテゴリのカードを出した後で、自分が足りない分を補う形で召喚にこぎつけたい。
専用デッキを作るなら、XモンスターとSモンスターは汎用で固めて、「簡易融合」、「超融合」、「影霊衣の万華鏡」、「影霊衣の反魂術」などを利用して、
少ない手間でモンスターをそろえよう。

  • メタルフォーゼ
自分の場の表側カードを破壊してサポートをサーチするバニラペンデュラムたち。
スケールが1と8で縛りもないため、セフィラもP召喚可能。
コンビネーションやカウンターの存在から全体除去に強く、セフィラが苦手なスケールを崩されてからの建て直しが容易になる。

  • Emハットトリッカー&Emトリック・クラウン
P召喚に頼らず自前で特殊召喚できるカード。X召喚・S召喚・儀式などで、予備の素材確保として使える。
シャドールと魔法使い族のシナジーを共有できるもの評価点。

  • 召喚師アレイスター+召喚魔術+召喚獣
神託トップ操作からの召喚で、リバースを介するシャドールより早く融合魔法を調達できる。
召喚魔術は手札融合限定ならば召喚獣以外にも使用できるため臨機応変に動きやすい。

P召喚や、神託のデッキトップ操作、シウゴ→サーチなどで10種類そろえることは狙えば難しくない。
……こいつがセフィラの天敵である事は考えないでおこう。

儀式召喚メインのテーマ群。
神託との相性が良く、バウンスが手軽に狙えるうえにデッキトップ操作をうまく使えば事故る確率も減る。


◆エクストラデッキ

基本各テーマの主力モンスターで埋めたほうが良いが、複数の召喚方法を採用する場合、
緩いものの素材制限のあるシャドール融合モンスターや幻竜族・竜星モンスターを素材にしなければ真価を発揮しない竜星Sモンスターは
エクストラから素材を供給しにくい序盤では扱えない状況も起こりうるため、多少は汎用Sモンスター・汎用Xモンスターを入れておくと心強い。
何せシャドールや影霊衣はそれなりに高価でレアリティも高いから集めるだけでサイフポイントが0になるし……


  • 虹光の宣告者
墓地に行くことで儀式モンスターor儀式魔法をサーチできるレベル4シンクロ。
儀式とシンクロの複合デッキで採用されている。神託のシンクロ時効果が使えることに加えて、
レベル4なので召喚直後にX召喚に繋げやすい。さらにX素材として墓地に送れば儀式関連のカードをサーチできるため、
「神託」の効果と合わせて少ない手数で儀式に必要なパーツを一式そろえることができる。
また、レベルの関係上、召喚にSモンスターが必要な涅槃やクリスタルウィングの素材としても便利。
おまけに、竜星を採用していればショウフクの効果で何回も蘇生できたりする。
あと除外効果で霊獣をアシストしたりする。

  • スターダスト・チャージ・ウォリアー
シンクロ召喚成功時に1枚ドローすることのできる6シンクロ。
ドロー効果に神託のシンクロ時効果であるデッキトップ操作をチェーンすることであらゆるモンスターを速攻サーチすることが可能な、セフィラのキーカード。
    • 足りないスケールを揃えてP召喚の準備を整える
    • シンクローンリゾネーター等の特殊召喚しやすいモンスターをサーチして連続シンクロorリンク
    • 影霊衣やシャドールのサーチしてそちらの展開に繋げる
    • 手札誘発をサーチすることで返しのターンの構え
    • サーチ手段に乏しいメインデッキエースをピン刺ししておき、神託の融合時効果やP召喚したセフィラを利用したアドバンス召喚で出す
等々、多数の展開が可能。やれることが多い分、ここからの展開こそが使い手の腕のみせどころと言える。

  • 涅槃の超魔導剣士
P召喚を用いればチューナー無しでもシンクロ召喚できる高レベルシンクロモンスター。
神託レゾネの動きからスタチャを出し、星4セフィラをP召喚することで、スムーズに召喚条件が整う。
高い攻撃力と一気にライフを削り取れる効果は自前のエースを持たないセフィラにはありがたい。
墓地回収効果も地味ながら便利。

  • メタファイズ・ホルス・ドラゴン
素材にした非チューナーの種類によって異なる効果を発動できるSモンスター。
セフィラを素材にすれば、効果無効化とコントロール奪取が使用できる。
幻竜族なので、竜星とも相性がいい。

  • オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン
セフィラルーツに似た効果を持つ。召喚したターンに攻撃できなくても、バトルフェイズ限定とはいえ効果無効化は強力なので、
後続のモンスターに繋げて利用したい。

  • 琰魔竜 レッド・デーモン
全体破壊効果を持つ。相手モンスターの一掃だけでなく、役目を終えたセフィラツバーンやセフィラムピリカをエクストラに退避できる。
モンスター以外のカードをセフィラテラナイトの効果で除去する戦術に特化すれば、効果発動時の攻撃制限も気にならない。

  • 爆竜剣士イグニスターP
召喚の素材制限もデッキバウンスの発動条件も、セフィラなら簡単にクリアできる。
事実上、毎ターンデッキバウンスができるため、非常にお得。
ついでに、相手のPカードもどさくさに紛れて破壊できる。

  • ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム
マスタールール3にて展開の大幅な見直しを迫られたセフィラに差し伸べられた救済の1つであり、ペンデュラムデッキではもはや必須のリンクモンスター。
セフィラ単独だとP召喚を絡めずに出すのは難しいものの、先述した覇王眷竜セットを採用すればP召喚前に立てることも容易。
EX肥やし効果は1ターンの特殊召喚回数に制限のある霊獣セフィラと相性が良いだけでなく、
EXからの回収効果を合わせることで神意や神託を握れずとも無理矢理グラマトンを手札に確保してP召喚まで持ち込めるのも強み。
そんなわけで他デッキであればエレクトラムと必ずセットで採用されるアストログラフ・マジシャンとのコンボは二の次になることも多数。

マスタールール3にて展開の大幅な見直しを迫られたセフィラに差し伸べられた救済の1つであり、シンクロデッキではもはや必須のリンクモンスター。
元よりスタチャやボウテンコウを出すためにチューナーが入るデッキなので当然入る。
デッキからのチューナーリクルート効果でEMオッドアイズ・シンクロンを引っ張ってくれば、あと1体適当なセフィラと合わせて先述のエレクトラムまで繋がりさらに強烈な展開が可能。
ハリファイバー本体を絡めてさらに高リンクはもちろんのこと、リンク素材にせず相手ターンにボウテンコウを特殊召喚してさらにアドバンテージを稼ぎつつ九支の的を確保できるたため、他デッキ以上に有効活用できる。
他デッキ共々やりすぎたので禁止に。とはいえ元々ハリファイバーに頼らないルートも多数あるデッキなので他デッキに比べれば影響は少ない。
チューナーなのにハリファイバーへ繋がらないため評価の下がっていたオッドアイズシンクロンはこれで持ち直したとも。

  • 魔王超龍ベエルゼウス
素材指定に難があるが、セフィラフウシでセフィラシャドールをチューナーにすれば、召喚自体はそれほど難しくない。
他デッキでは味方モンスターの攻撃を制限する効果が足を引っ張るが、
セフィラでは、セフィラテラナイトによる敵カード破壊や、ユニコールの影霊衣の効果による攻撃制限キャンセルなどサポートが容易。
強固な耐性のおかげで時間稼ぎにも適している。

  • 獣神ヴァルカン・氷結界の虎王ドゥローレン
それぞれセルフバウンス効果を持つ星6シンクロ。
スケールや神託を張ってあることが多く、戻す対象には困らない。
ヴァルカンは相手を除去しつつ神託を再回収できる。タイムラグはあるが、神託も同じターンに貼り直すことはできないため、デメリットがダブる場面も多いだろう。
ドゥローレンは元々発動していたなら神託を回収後即再利用できる。素材縛りの都合上、ほぼ星2チューナー+セフィラセイバーでしか出せない点が重い。

  • PSYフレームロード・Ω
一時的なハンデスや除外カードの回収などの効果があるが、最大の長所は墓地からの帰還能力であり、
サルベージだけでなく、フウシを利用して再召喚することで『神託』のS召喚サーチ効果を何度も気兼ねなく利用できる点にある。
神撃のコストにしたPモンスターを墓地に置きなおすことも可能。

光属性レベル4を2体必要とするXモンスター。テラナイトの枚数次第で採用できる。
「神託」X召喚の効果も合わせて、手札と引き換えに3枚分のドローが可能だが、
セフィラナーガ・セフィラルーツ・セフィラエグザなどをコストにすることで、
P召喚後にX召喚やS召喚を行ったことで綺麗になったフィールドに再びモンスターを敷き詰めることが可能になる。
一方で、Pモンスターをかなりの数墓地に送るリスクは軽くないため、気軽には使用できない上級者向けのコンボである。

  • セイクリッド・トレミスM7
素材は基本的にセフィラシウゴが使用される。
墓地回収やバウンスなど、幅広く活躍できる。

他力本願竜ことエンシェントうなぎさん。
神託を割って2枚目の神託をサーチすることで、サーチ効果を再利用できる。一見地味なようで重要。
手札からのSS効果も、クリスタルウィング等の高レベルシンクロに繋がる。
竜の渓谷のとばっちりで一時禁止行となるも、効果に同名ターン1制限と、割ったフィールド魔法と同名カードのサーチが不可能になるエラッタが実施されて復帰。
渓谷を割って神託サーチ、もしくはその逆でアドバンテージを稼ぐのが基本に。




◆魔法・罠カード

くどいようだが墓地からサルベージする手段は一定数揃えた方がいい。
また、ペンデュラムはフィールドからエクストラデッキに送られるため、全体破壊も悪くない。
あとは、エクストラ肥し目的で、サーチ・リクルート・ドローソースで固めるのがベター。


シャドールがメインを張るなら必須カード。

フィールドと墓地のモンスターを素材にするカード。
アーカナイト、ドラゴエクィテスなど非シャドールの融合も取り入れたい人向け。

  • 聖蛇の息吹
下準備に手間がかかるが、条件さえ満たせばこれ1枚で色々なカードを拾える。

  • ペンデュラム・アライズ
Pモンスターのリクルート手段。

  • 金満な壺
墓地のPモンスターを回収しつつドローできる。「貪欲な瓶」と比べると回収範囲が限定されるが、単純なドローソースとしてはこちらが上。

  • 貪欲な瓶
ドローはおまけで、墓地に落ちたPモンスターの回収が主な役割。一応、魔法・罠も回収できるため、「セフィラの神託」をガンガン使える。
戻した神託はセフィラシウゴでサーチしよう。

  • 連成する振動
エクストラを肥やして、Pゾーンを入れ替え、手札を補充する、一石三鳥のカード。左右のPゾーンのテーマを揃えるのにも使える。
神託のデッキトップ操作と併用して、欠けたスケールを補いつつエクストラ肥やしたり、切り札を出す用意を整えたりできる。
ただでさえスケール割られるのが致命的な上に、セフィラテラナイトやセフィラルーツの効果で頻繁にPゾーンが空くセフィラで、ンな余裕あるかと思うかもしれないが、
実はセフィラテラナイトの効果は選択したカードの2枚のうち、1枚がフィールドに存在しなくなった場合でも効果が続行するという抜け道があるため、
こいつらの効果にチェーンすることでデメリットを踏み倒せる。

とはいえ、スケール割られるリスクは倍になるため、セフィラウェンディ、神託、最悪でもトップ操作のためのチューナーなど、
スケールを確保できる手段は用意したい。


  • 激流葬
全体破壊。Pモンスターなら破壊されても次のターンにまとめて出せるため、実質相手だけが損をする。

  • ペンデュラム・バック
墓地に落ちたモンスターの回収用。シンクロモンスターや儀式モンスターの再利用にも使える。

  • ペンデュラム・リボーン
墓地のPモンスターを回収できるだけでなく、セフィラのスケール及びP効果の制約で出せないレベル7以降のモンスターを召喚できるようになる。
このため、ほぼサーチ要員だったオッPが出しやすくなり、クラウソラスフィニッシュが容易になった。



聖なる追記・修正を授けられし項目が 今、降臨する・・・!

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最終更新:2023年12月27日 23:03