キジマ・シア

登録日:2015/02/04 Wed 06:24:12
更新日:2024/02/13 Tue 18:26:53
所要時間:約 9 分で読めます





綺麗ね……

綺麗ね、貴方のガンプラ


キジマ・シアはガンダムビルドファイターズトライの登場人物。
声の担当は初音ミク……じゃなかった藤田咲だ。


キャラクター概要

ニールセン・ラボで行われた合宿の第一夜にカミキ・セカイが出会った少女。
青が掛かった銀髪をボブカットにしており瞳の色は青。華奢な体つきをしており、他のヒロインと比較すると胸部装甲は薄めグハァッ!何だこの緑のガンプラ!?

人形のように整った顔立ちをしており、コウサカ・ユウマサカイ・ミナトには可愛いと称されている。

キジマ・ウィルフリッドの実の妹で兄と同じくガンプラ学園に所属するガンプラファイター。
ガンプラバトル選手権全国大会において出場メンバーに選ばれており、チームメイトである兄とアドウ・サガのガンプラの整備を担当するビルダーを兼任している。

ビルダーとしての能力は仮にも世界トップチームの主任だった叔父アラン・アダムスすら驚嘆するほど高く、
ユウマやミナトだけでなく世界レベルですら凌駕しかねないレベルである。
アドバイスしただけでほぼド素人であるセカイが世界レベルのガンプラであるビルドバーニングガンダムの完成度を高めた、
というだけで彼女の技量の凄まじさが窺えるだろう。
まず間違いなく日本中高部最強のビルダーだと言える。

なお、初登場回でセカイにガンプラ補修のアドバイスをしている時に発した、
「もっと優しく…ゆっくりハメて?」
に撃墜された紳士は数知れず。

物言わぬガンプラの声を聞く能力(?)を持っており、そのため誰のガンプラであろうと慈しみ、不必要な損傷や過度な酷使には心を痛めるなど否定的な態度を取る。
バトルでもその点は同様で、極力回避することで自機へのダメージを抑え、攻撃に転じても敵機へのダメージは最小限に抑えながら降伏を勧める。

しかし、バトルそのものの考え方は、ほか二人のチームメイト同様、真摯で全力を出すのだが、
女性であるが故か、男性ファイターと比べれば温度差を感じさせる場面も少なくない。

実際、カリマ・ケイに降伏を勧告した際も「男の意地」故断られ、グラナダ学園戦は、ルーカス以外の二人を倒した際、
「このまま時間切れに追い込めば勝てる」といった際、「馬鹿言うな」「こんな不完全な勝利、私は望まん」と一蹴されている*1

一方で、セカイにアドバイスを送った理由を「弱いガンプラと戦っても張り合いがないから」、「強い人が好き」と語る辺り、兄とは別ベクトルで強者を求めている様子。

レディ・カワグチとは知己の仲で彼女はシアを自身の後継者候補の1人と考えており、バトルスタイルを"プリマ"と称している。
セカイとの一件を考えると次代への指導役としてこの上ない人材であろう。

性格は猫のようにマイペースで、敵味方問わず興味を持った人間には親しく接する一方で興味が無い人間には素っ気ない。
興味をもったセカイには初対面にもかかわらずファーストネームで呼び、異性であるにもかかわらずボディタッチや顔を近付けるなどの普通ならば親密な相手にしかしないような言動を取り、
ユウマやフミナがセカイのガールフレンド(に近い仲)と勘違いしていた。

また、家族ということもあってか兄や叔父には相応に甘えた態度を取るが、アドウに対してはガンプラの扱いが悪いからか少し厳しめ。
アドウの方は気にしていないため、じゃれあってるようにも見えなくもないが。
ウィルフリッドは時として厳しい態度で接することもあるが、それはシアを妹ではなくチームメイトとして扱っている時であり、試合以外では優しい兄として接している。

スターウイニングガンダムの完成度や実力を見てからはフミナに対しても興味を持ち、良きライバルとして意識している。


本編中の行動

それまではイギリス留学で日本から離れていたがニールセン・ラボで行われた合宿に独自で参加。
自身のガンプラの補修を行おうとしたセカイと出会う。

セカイのガンプラに対する情熱が彼女の知る人物(恐らく兄)の物と似ている事から興味を持ち作業をサポートした。
翌日、ウィルフリッドとセカイの試合を観戦した後にチームに合流する。

合宿が終わり帰還した母校にて兄とアドウのガンプラを整備するが、自身が使う機体が完成していなかったため一足早くに全国大会の開催地に向かう。

宿泊しているホテルに籠り製作を進めたがガンプラが完成したのは大会の3日目であった。
ガンプラ学園がシード校であるため初戦は遅く、一応は間にあったのだがウィルフリッドから余りに遅い完成に対する罰としてグレート・Kとの試合を1人で戦うように言い渡される。

会場全体が騒然とする中、バトルでカリマの操るモビルアーマーを難なく下し全国にその実力を見せつけている。

実は初対面の時に名前すら伝えていなかったセカイに対する好感度は全国大会での彼の戦いっぷりを見たためかかなり上がっており、セカイに自作のガンプラの提供を申し出た他、
2回戦で戦う新潟代表チームに「女の子と試合前にいちゃいちゃするようなヤツが僕らに勝てるかな(要約)」とセカイが言われた時はカオルコと共に「セカイは強い」と言い返していた。
なおその直前のセカイとのやり取りでは「強い人が好き」と自分の好みを話している。ん?あれ、つまりそれって…

決勝戦前日では、買い出し途中にイノセ・ジュンヤに襲われ(彼なりの激励であるが…)気絶したセカイの前に登場。
セカイのファイターとしての技量を買い、自身がガンプラを作ると提案したものの拒否される。
その際セカイの「ビルド・ファイター」の考えに納得し、自身もそれを目指すことを決める。

そのこともあってか、最終回ではメイジン杯のときにガンプラバトルのために修行に出たセカイにガンプラのノウハウを教え、カミキバーニングガンダムの製作に貢献したことが明かされた。

コーチとしての腕も確かなようで、ほとんど素人だったセカイが作ったにしては有り得ないほど高性能なガンプラに仕上がっていたが、
セカイと長い間一緒にいたことを知ったフミナとカオルコの嫉妬を買う。
そして、フミナとカオルコの二人に狙われたセカイに加勢。思いっきり火に油である。

なお、フミナにシアとの関係を追及されたセカイは特に異性としては意識していない返答をしたが、
シアはその答えに怒るでもなく「セカイったら照れ屋さん」とGポータントからハートマークを飛ばしており、
フミナとカオルコ同様、最終回時点ではセカイに対して異性としても好意を抱いていることがうかがえる。

メイジン杯終了後、兄と一緒にルーカス・ネメシスのもとに留学に行っている。


使用ガンプラ

G-ポータント

GUNDAM PORTENT

型式番号:GNW-100P
全高:18.4m
重量:42.9t

  • 武装
GNピアスソード×1
GNビームサーベル×2
GNスマッシュライフル×1
GNバルカン×2
GNフィールド

全国大会にて完成させた専用ガンプラ。デザインの担当は寺岡賢司。
その出来栄えは叔父の作品を上回り「パーフェクト」と称されている。

兄のトランジェントガンダムと同じく機動戦士ガンダム00の太陽炉搭載機をイメージしたオリジナル機種。
「ポータント(portent)」とは「前触れ」「先触れ」という意味である。あれ、これって……。やはり血か

さながら妖精と呼べるような姿をしており、フミナは思わず「綺麗」と評していた。
装甲が丸いラインになった独特の形状になっており全身に緑色のクリアパーツを配置。
GNドライヴは胴体部に1基、背面左右のバインダーに2基の計3基を搭載。全てがコーンスラスタータイプであるが、この推力配置はアヘッドと同様。
機体各部に6基装備された制御翼にはクラビカルアンテナの機能が付与されており、そのサイズもあってか桁違いの粒子制御能力を発揮する。

その完成度故に関節の柔軟性が高く、使い手の望む動きに完璧に応える圧倒的な駆動性を誇る。
プラフスキー粒子の操作能力に関しても上記の通りであり、ピンポイントでその状況に合わせた硬度の粒子フィールドを展開する事でミサイルやビームなどの攻撃を反らす事が可能。
粒子で機体を覆ったGNフィールドは非常に堅牢で劇中では大型モビルアーマーの高出力ビーム砲の直撃にも耐え抜いた。
また粒子展開位置と圧縮率をコントロールして、より強固な円形のフィールドを展開することも可能。

メインの武装であるジャマダハル状のGNソード「GNピアスソード」は粒子変容機能により鞭のようなエネルギー状の刀身が伸びる。
その他、GNビームサーベル2本と専用GNライフル「GNスマッシュライフル」1挺が用意されている。

腰背部のコンテナにはソレスタルビーイングの作業用メカ「カレル」が5機格納されている。
このカレルは瞬間接着剤や速乾性パテを実際に使用して自機や味方機の修復をすることが可能。
ただし、致命傷を重傷にまで軽減する程度の効果に留まる上、シアの技量でも機体を停止させた上で治癒に全力を注がなければならず、個人戦でこの機能を活かすことは不可能に近い。

余談だが現実で発売されるHGでは名義が「ガンダムポータント」となっており劇中のGBベースの表示もこちらになっているなど名称の統一に混乱が見られている。


ガンダムダブルオーシアクアンタ

GUNDAM 00 SHIA QAN[T]

型式番号:GNT-0000SHIA
全高:18.4m
重量:63.1t

  • 武装
GNソード×1
GNソードビット×2
GNバインダー×1
GNフィールド

留学から帰ってきたシアが使用するガンプラ。ベース機はダブルオークアンタで、デザインも同じく海老川兼武が担当。

元のキットからはブルーのランナーに相当するパーツが全て変更されており、
より曲線的なシルエットなった他、シアの趣味で頭部にはネコミミのようなパーツが装備されている。
しかし右腕や膝裏などは装甲が取り外された跡がそのまま残っており、見栄えの追究に関してはやや不足気味か。
原型機ではガンダムを超越した存在として機体名に「ガンダム」が入っていなかったが、本機では対話用の機体を戦闘用に改造したことへの差別化として「ガンダム」の名を冠している。
また、機体に自身の名を入れているのはカミキバーニングからの影響か(図らずもエクシアっぽさも出てる…かも?)。

G-ポータントがチーム戦での連携を重視したコンセプトであったのに対し、
本機は単機での戦闘でも十分な性能を発揮できるように攻撃力・防御力・粒子制御能力が底上げされている。
そのため、機体の粒子量を増大させる必要があり、機体各部や武装には兄のトランジェントガンダムから流用されたクリアパーツを大量に装備して。

携行装備となるGNソードはGNソードⅤをベースに、刀身がGNパルチザンのサブブレイドに換装されている。
グリップガードが固定式になったためライフルへの変形とソードビットとの合体が不可能になったが射撃機能自体は残っており、GNピアスソードと同様に粒子変容機能でも運用の幅を広げている。

GNソードビットはGNパルチザンのメインブレイドをほぼそのまま使っており、先端部の開閉機構も顕在。オミットされたガントレットの代わりに右腕に装備することで固定武装としても使える。
展開して布陣することで円形のGNフィールドの発生も可能。

GNバインダーにもGNパルチザンのサブブレイドと背部スタビライザーのクリアパーツが使用されており、マウントされるソードビットと共にクラビカルアンテナの集合体としても機能する。
背面に回すことで高速機動形態のフライトモードへと移行するが、最高速を叩き出すにはソードビットも粒子制御に回さねばならず、シールドとしての使用もできないため、攻撃力・防御力共に大きく低下してしまう。
クアンタムバーストも発動可能であり、こちらは純粋に機体出力を激増させる戦闘手段として調整されている。



シア、1人で追記・修正しろ。ギリギリまで完成を遅らせたペナルティだ

アァン?

どういう事だキジマ!?

シアの人気が分からない以上、ネタの一つも組めません

ハハハハハハ!お前、オレより無茶苦茶だぜ。オイ、シア、ご指名だとよ

仰せのままに……




と言う訳なのでシア1人に大変な事をさせたくない諸兄。追記・修正を頼む

キジマァ!?


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  • 『G-レコ』&『GBFT』でチョコをもらいたい女性キャラクターランキング一位

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最終更新:2024年02月13日 18:26

*1 とはいえ、彼女のスタンスは決して悪いものではない。別の例でいえば、天大寺学園は、全員一致でサカイ・ミナトの意地を尊重したため、その結果敗北している。まあ、本人たちは後悔していないのだが…