Go!プリンセスプリキュア

登録日:2015/02/03 Tue 12:18:13パフ
更新日:2024/04/05 Fri 19:11:09ロマ
所要時間:約 52 分で読めるわよ





つよく 、やさしく、美しく

真のプリンセスをめざす四人の少女の物語

夢に向かって、


Go!プリンセスプリキュア





概要

プリキュアシリーズ第12作目。
テーマは「」 モチーフは「プリンセス」。


前作はプリキュア10周年作品だが、今作は10回目の代替わりプリキュアとして大きな節目を迎えた。

制作スタッフでは、本作よりプロデューサーが『美少女戦士セーラームーンCrystal』を手掛けた神木優が参加。
当初は『ドキドキ!プリキュア』から2作のプロデューサーを務めた柴田弘明との共同体制であったが、柴田が2015年4月から東映に出向し『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のサブプロデューサーに就いたため、事実上神木メインの体制に移行した。
シリーズディレクターには前年度は『マジンボーン』に参加、本作が初SDとなるタナカリオンこと田中裕太。
シリーズ構成は『ONE PIECE』での脚本執筆がメインだった田中仁が担当している。

ストーリーとしてはかなり堅実で、一話ごとにしっかりと伏線が張られており、何気ない事でも後で意外な形で回収されることが多い。
ノーブル学園と絵本「花のプリンセス」の関係で唸った人も多いのではなかろうか。
それでいて水着の解禁など、前回とは別アプローチでプリキュアタブーにも挑戦している。

前作がアクション向けのデザインだった一方、こちらはフリル等作画に向かないデザインだったため、戦闘は期待されていなかった。
主人公の目指すものがタイトル通りプリンセス、あるいは気品のある女性だったこともあって、テーマ的にも不一致とされてきた。
しかし、本作の戦闘はシリーズの中でも特に凝った内容となっており、第1話から全力フルスロットルである。
特に仮面ライダーを思わせる超高空からの飛び蹴りは、油断していた視聴者の度肝を抜いた。
その後も毎回とは言わないまでも、語り草になる戦闘回が多く描かれている。よくもまあこんな複雑なデザインで動かしまくったものである。

前作『ハピネスチャージプリキュア!』のフォームチェンジと同様、必殺技はCGで表現される。
また、アイキャッチ前半部分の廃止や似顔絵の番組エンドカードといった特徴も引き継がれている。
最終回において、エンディング後に少しだけ後日談として未来の姿が描かれる、という珍しい演出も行われた。

というわけで、総じてプリキュアファンの支持率自体は高いのだが、肝心の玩具があまり売れなかった。
結果、前作とほとんど変わらない商業成績になってしまい、ライバル作品(今作の場合は妖怪ウォッチ)に対抗できていないことが浮き彫りとなる。
単独映画の興行成績も前作とどっこいで、これはただでさえ短い上映時間*1の中で3本立てという要素にしてしまったのがまずったと思われる。
タイトルはGO!GO!豪華三本立て!だが、70分という尺に収めるため一つ一つの規模は小さくなってしまい、映画としてはいささか内容に集中しづらく中途半端な感じになったのである。
二年間蓄積された数々の問題点は、次回のシリーズからは玩具等の商品展開が大きく見直され、映画作品も以降は通年通り1本でいくかサブにもう1本ということが多くなった。


あらすじ

夢を持った生徒が集まる全寮制の学校「私立ノーブル学園」
おとぎ話のプリンセスになりたい夢を持つ新入生の少女春野はるかはそんな思いを周囲に打ち明けられずにいた。

そんな彼女の前に現れたのは人の夢に鍵をかけ閉じ込めてしまうディスダークの幹部クローズ。
新しく友達になったゆいの夢を嘲笑う彼だが、それに対峙するはるかのお守りが強い輝きを放ち…。

今、強さと優しさと美しさを兼ね備えたプリンセスプリキュアの戦いが始まる!



キャラクター

今作の人間側の登場人物は、子供は全て名前がひらがな、もしくはカタカナとなっている。


プリンセスプリキュア

太古の昔に異世界の王国「ホープキングダム」を建国したとさる三人の英雄。それが「プリセンスプリキュア」である。
今作の主人公たちは、元祖プリンセスプリキュアの力を受け継いだ二代目プリセンスプリキュアであり、それぞれがドレスアップキーに選ばれた存在である。
第47話までプリキュアであることは誰にも秘密。それまで正体も全て知った上で協力してるのはゆいのみ。(ゆうき、望月は正体を知らないで協力者となっている)
第48話にて学園を襲ったディスピアに対抗すべく学園関係者全員に正体を明かし結果それが最終フォームのグランプリンセスに繋がっている。
キャッチフレーズは「強く、優しく、美しく」。
メイン三人はそのうちそれぞれ1つずつ未熟なキャラクターとして設定されているのではないかという指摘がある(はるか→美しさ、みなみ→強さ、きらら→優しさ)。

決め台詞は全員共通で


「冷たい檻に閉ざされた夢、返していただきますわ!
お覚悟は、よろしくて?」

と、敵を倒した際の


「ごきげんよう~」


「咲き誇る花のプリンセス! キュアフローラ!」
CV.嶋村侑

1年生。2002年4月10日生まれ。現在13歳。おひつじ座。
プリンセスになる夢を追いかけるべく私立ノーブル学園に入学する。
「ステキ過ぎる!!」や「○○満開」が口癖。
愛称は「はるはる」(きらら命名)。

純粋かつ猪突猛進な性格で、考えたら即、突飛な内容でも無意識で行動に移してしまうのだが、誰とでも分け隔てなく接することができる。
(ただし、過去のトラウマから男子はちょっぴりだけ苦手らしい。特に幼馴染みの藍原ゆうきは天敵)
その純真さが高嶺の花ゆえ距離を置かれがちだったみなみや、我が道を行くゆえ他人との関わりが希薄になりがちだったきららの心を少しずつ溶かしている。

勉強は苦手だが努力家で身体能力は高く、「お姫様っぽいから」という理由だけで選び、全くのド素人だったテニスや、トワイライトの音色に見惚れたのがきっかけで始めたバイオリンもたった数日の特訓でかなりの実力を身に付けた。ぶっちゃけ天才じゃね?

反面、私服のセンスはかなり微妙であり、お茶汲みなどの礼儀作法もほぼ皆無。
テレビに映りたいという俗っぽい所もある良くも悪くも「普通」の女の子である。
その点はまだまだこれからという所だろう。


朱色のクセの強いハーフアップの髪と太眉がチャームポイント。
太眉の主人公はなにげに『スイートプリキュア♪』の北条響以来。

本編の数年前、カナタからお守りとしてフローラ・ドレスアップキーを貰っていたが、実はドレスアップキー自体がはるかを選んでいた事が判明した。

変身バンクは歴代のバンクや戦闘シーンで大活躍している志田直俊氏が担当した。

主な必殺技は「舞え、花よ!」の掛声と共に放つ「プリキュア・フローラルトルビヨン」
技名には「プリキュア・○○トルビヨン」と付く。

主だったイメージの「姫」は「おやゆび姫」。


「澄み渡る海のプリンセス! キュアマーメイド!」
CV.浅野真澄

2年生。2001年7月20日生まれ。13歳→現在14歳。かに座。
大企業である「海藤グループ」の社長令嬢。
成績優秀で運動も得意、さらに生徒会長を務め生徒間では学園のプリンセスと称される。
会長キュアの先輩は数居れど、特にこの人との類似がよく挙げられる。

一部だけ三つ編みにしたストレートロングが特徴。
愛称は「みなみん」(きらら命名)。
ドーナッツさえ食べた事がないという、テンプレ通りの箱入りお嬢様。
私服が銀行員っぽい。

実はオバケが大の苦手であり、ゼツボーグの立体映像の(ハッキリ言ってショボい)幽霊にもビビりまくっていたというカワイイ一面も。
また、幼い頃は泳ぐのが苦手だったが、野生のイルカのティナ(みなみが命名)に助けられて仲良くなり泳げるようになった。


厳しくも優しく、社交的な性格でお姉様属性てんこ盛り。…実際には妹キャラなのだが。
なのだが、近寄りがたい雰囲気を持っており、周りが勝手に高嶺の花と決めつけて(幼馴染みのせいら、あやか、そしてはるかときらら以外)誰も近付こうとしない為、微妙にぼっちである。
当の本人はそんな自分のイメージにコンプレックスを感じており、人の輪に入る事に少々臆病になってしまっている傾向も…。

実はメイン三人の中で唯一、現段階では「夢」を持っていない。
一応海藤グループを継ぎ、父親や兄のように人の役に立ちたい、と思ってはいるが、立場や能力からくる責任感故というべきか、「他人のために行動をする」という行為には眼を見張るものがあるものの、「自分のために何かをする」という感情が疎かになりがち。
クリスタルプリンセスロッド召喚に一度失敗したのは、彼女だけ明確な「夢」のビジョンを持っていなかったからではないかと言われている。

そんな彼女も海洋学者の北風あすかとの出会いを経て、夢に関して揺れ動く姿を見せるようになり…?


インタビューによると3人の中で一番難航した名前らしく、最初に出た「みなみ」が巡り巡って元に戻ったらしい。
なお、東西南北の「南」ではないとのこと。


海岸を散歩していた時に砂に埋もれていたマーメイド・ドレスアップキーと出会った。

変身バンクはスイート・ドキドキのキャラクターデザインでお馴染みの高橋晃氏が担当した。

主な必殺技は「高鳴れ、海よ!」の掛声と共に放つ「プリキュア・マーメイドリップル」
技名には「プリキュア・○○リップル」と付く。

主だったイメージの「姫」は「人魚姫」。


「煌めく星のプリンセス! キュアトゥインクル!」
CV.山村響

1年生。2002年9月12日生まれ。現13歳。初登場時12歳。おとめ座。
まだ若いが既にモデルとして活動し、トップモデルになることを目標としている。
日本人で数々の映画にも主演している高天原健を父に、外国人でトップモデルの天ノ川ステラを母に持つハーフ(もしくはクォーター)。
有名ドーナツ屋さんの「マーブルドーナツ」のドーナツが大好物。

良く言えばマイペース、悪く言えば小生意気な性格。
「今日より明日、明日より明後日」という夢に向かう姿勢は誰よりも強いが、それ以外のことに関しては徹底してクールかつドライ。
特に他人事に関しては不関心かつ不干渉を貫いている。
良く言えば自分の夢に一生懸命なのだが、悪く言えば他人への思いやりがない。


偶然プリンセスパフュームを拾ったが、それがディスダークに狙われてると知ると「これ返すわ」「あんなの相手にしてるヒマないんだ」と返し、
何故か楽屋の化粧室に置かれていたトゥインクル・ドレスアップキーを使って初変身した後も「(プリキュアなんて)がんばらないよ?」と一蹴。

「あいつらに一泡吹かせたかっただけ」「モデルの仕事が忙しいからプリキュアやってる暇ないんだ」とプリキュアになる事を頑なに拒否。
芸能人先輩その1その2その3「「「解せぬ」」」
パフュームもまるで借りたゲーム機感覚で再び返してしまった。
プリキュアになれなかった人達その1、その2、その3、その4、その5「「「「「解せぬ!!」」」」」
???「私も最初はそうでしたけど、きららさんならきっとできると思いますわ」

この様な自分の夢にばかり目が行ってしまっている危うい状態だったのだが、はるかとの交流でモデルの夢と同じぐらい大切なものがある事、友達となら100%を200%に超えられる事に気づき、プリキュアと仕事を両立する決意をした。
それからははるかに対して急速にデレ始めている。

だが、自分の夢に向かって突き進むことと、プリキュアとして他人の夢を守ること、そのどちらも大切になってしまったことはやがて彼女に大きな試練を与えることとなり…。


今まで「黄キュア」はムードメーカーであったり、チームの妹分であったり、おっとり系であったり、人格面で完璧超人な所謂「よい子」が揃っていた中で、
「クールでドライな小悪魔系」という前代未聞のキャラクターである。


変身バンクはTwitterとpixiv上のプリキュアイラストでお馴染みの板岡錦氏によるもの。
また、後にトゥインクルの個人バンクをすべてやりきったことを明かしている。

主な必殺技は「キラキラ、星よ!」の掛声と共に放つ「プリキュア・トゥインクルハミング」
技名には「プリキュア・○○ハミング」と付く。

主だったイメージの「姫」は「織姫」。


「深紅の炎のプリンセス! キュアスカーレット!」
CV:沢城みゆき

(地球時間の)2002年12月15日生まれ。現在12歳。いて座。
ホープキングダムの姫君。カナタの実の妹。(地球での名は学園長から与えられたもので、本名は「プリンセス・ホープ・ディライト・トワ」。)
タレ目で兄同様少し耳が尖っているのがチャームポイント。
兄カナタを慕っており、ディスピアに攫われる前の幼少時からグラン・プリンセスを目指していたが、同時にプレッシャーも感じており、その想いをディスピアに利用されてしまい、誘拐されニセの記憶を植え付けられ、絶望のプリンセス・トワイライトとしてプリンセスプリキュアと激しい戦いを繰り広げてきた。

カナタとフローラの活躍により正気を取り戻したが、トワイライトとしての記憶も覚えており、今までトワイライトとして働いてきた悪事への罪悪感と自分を助けるためカナタが犠牲となったことに悩み苦しむ。

彼女の絶望を感知して追ってきたディスピアに囚われ失意の底に沈むが、奇しくもトワイライト時代に手ほどきしたフローラの奏でるバイオリンの音色を聴いて希望を取り戻し、プリンセスプリキュアとして戦う事・そして再びグランプリンセスを目指す事を決意する。
そのとき、黒く染められたプリンセスパフュームとドレスアップキーが輝きを取り戻し、キュアスカーレットへと姿を変えた。

現在は学園長に「紅城」の姓を与えられ、ノーブル学園1年生として編入する形でノーブル学園に匿ってもらっている。
愛称は「トワっち」(きらら命名)。トカッチではない。

実は誕生日順では今回のプリキュアで最年少
おまけに異世界のお姫様育ち故に、究極の世間知らず。



キュアスカーレットは今作の追加戦士。ホープキングダムの歴史に語られていない「太陽」を司る「炎のプリンセス」。
更に強大になるであろう闇の勢力に備えて新たに産み出された言わば『新世代プリキュア』である。

名乗り口上は


「冷たい檻に閉ざされた夢、返していただきますわ!
お覚悟決めなさい!」

で、他の3人とは少し違う。

主な通常技は「滾れ、炎よ!」の掛け声とともに放つ「プリキュア・スカーレットフレイム」

最強の必殺技は「羽ばたけ、炎の翼!」の掛声と共に放つ「プリキュア・フェニックスブレイズ」

変身バンクは歴代でも原画を数多く手掛けている大田和寛氏が担当した。



主だったイメージの「姫」はその出自から「いばら姫」ではないかとも言われている。

「トワ」の由来は「永久」「永遠」からと思われたが……実は単に『トワイライトを省略しただけ』という裏話がある。



初代プリンセスプリキュア

  • チエリ/初代キュアフローラ
  • ユラ/初代キュアマーメイド
CV.ゆきのさつき
  • セイ/初代キュアトゥインクル
CV.清水香里
遥か昔、闇を封じホープキングダムを建国した初代プリンセスプリキュア。
当然ながらその肉体は滅びているが魂はサクラ・サンゴ・ギンガのドレスアップキーに宿っている。
はるか達の「覚悟」を見届け、「ホープキングダムが永遠に希望あふれる国でありますように」という願いを託し、それぞれのドレスアップキーに姿を変えた。

名前の由来はそれぞれチエリ→チェリー(桜んぼ)、ユラ→揺らめく波、セイ→星の音読みとなっており、彼女達のドレスアップキーを表している。



ホープキングダム

夢と希望の狭間に存在する国。
花、海、星から成り立ち、かつてプリキュア達が作ったとされている。
現在はディスダークに侵略され、国王と王妃(カナタとトワの両親)は行方しれずとなっている他、住民たちは絶望の檻に閉じ込められてしまっている。
人間の姿の住人はいわゆる「エルフ耳」となっている。
平和な時のホープキングダムには「夜」が存在せず、常に真っ昼間(その上で星空が見える)といういかにも異世界である事を表している不思議な世界である。
そして、現在のホープキングダムには太陽がない。
これは民衆にとって太陽の如き存在であったトワ=スカーレットの存在が欠けている事を暗に表している。

  • パフ
CV.東山奈央
ホープキングダムの妖精。
トイプードル犬のような外見をしている。
と言うより、歴代の動物モチーフの妖精達がモチーフからディフォルメされているのに対し、結構リアルな犬の姿である。
語尾に「~パフ」をつける。
耳(髪?)が長く、自分で踏んでよくズッコケる。
結わえておしゃれする事も出来るが、武器にして戦う事は出来ない。多分。
気弱で臆病な性格だが自分の何十倍はあろうというゼツボーグに対し、れいこやトワを守る為に臆せず立ち向かう勇敢さも持っている。

3話にてノーブル学園の女子寮でペットとして飼われる事になった。
…犬じゃないと言ってたのにいいのかそれで?

人間体は7歳ぐらいの幼女。


  • アロマ
CV.古城門志帆
ホープキングダムの妖精。
インコのような外見をしている。語尾に「~ロマ」をつける。
パフの兄との事だが、何故か全然違う姿をしている。人間体でようやく似ている。
やや小生意気な性格で、プリキュアになるのを一度は断ったきららに対し、「プリキュアにはならないって言ってたロマ!」と言い放ってパフュームとキーを渡そうとしなかったり、はるかから『花のプリンセス』の絵本のあらすじを聞かされた際、『小鳥が自分の犯した罪を反省し、プリンセスに許しを請う』という展開に「(自分なら)そう簡単には許せないロマ」と吐き捨てるなど、なかなかのひねくれ者*2。とはいえ、その場に居合わせた相手と意見が違っても自分の意見を押し通す程頑固ではない。
パフに対しては兄バカかつ過保護気味。

彼もパフも現在の姿に不慣れと思わしき描写が多々ある為、もしかしたら二人共、この姿が本来の姿ではないのかもしれない…
と思いきや、やはり二人とも人間体の姿があり、元々アロマはホープキングダムに仕える執事の見習い、パフは見習いメイドの兄妹である。
パフが犬の姿でやたらコケるのは伏線だった。

人間体ははるか達より若干年下ぐらいの少年。
執事としてはまだまだ未熟者であり、自分の仕事ばかりにかまけて主人への気遣いを全くしていなかった事を自覚。一からやり直すことを決めた。

26話にてトワを思う心やゼツボーグに立ち向かう勇気を得たことでパフと共にロイヤルフェアリーに覚醒。
プリキュアたちの傷を癒やす新たな力を得た。
変身後の姿はぶっちゃけコスプレしただけだったりする…


  • ミス・シャムール
CV.新谷真弓
ホープキングダムに伝わるレッスンパッドに宿る妖精。自称「ロイヤルティーチャー」。
3人のプリキュアを一人前のプリンセス「グラン・プリンセス」にすべく、様々な試練を与える。言わばおやっさんポジ。
ホープキングダムにいた頃はカナタの家庭教師も務めていた模様。
猫の足を模したステッキを所持しており、これは一振りでレッスンパッドから様々な物を生み出せる(形だけの偽物ではなく紛れもない本物)他、現実とは隔離された別の空間に移動する事も出来るチートアイテム。
単語を所々英訳して会話する、いわゆるルー語で話す。

普段はシャム猫に似た姿だがツインテールの人間体にも変身可能。
人間体の見た目はカジノディーラーのような衣装にとんがった耳、キツめのメイクとどこか三銃士に似ており、少々悪役っぽい(あと巨乳)が、はるかに対して「プリンセスとしてはまだまだつぼみネ」と厳しく評価しつつも、ぞんざいに扱うことなくきちんと指導するなど面倒見がいい性格。
シャム猫体も人間体も、演じるのはどちらも新谷真弓氏だが、見た目のイメージに合わせて声のトーンを若干変えている。

漫画版ではアニメ以上に猫っぽい姿であることが言及されている。
より厳しい人物になっており、当初はるかがレッスンを受けることを認めなかったが、その後のゼツボーグとの戦いで見せた立派な姿を評価している。
どうやらはるかに素質があることを見抜いていた様子。


  • プリンス・ホープ・グランド・カナタ
CV.立花慎之介
ホープキングダムの王子。恐らくホープキングダムを建国した三人のプリキュアのうち一人の子孫と思われる。
かつて城から逃げ出したフローラ・ドレスアップキーを追いかけていた先ではるかと出会い、彼女にお守りとしてドレスアップキーを渡した。

女の子と見紛うばかりの美少年で、薄紫の髪と色黒な肌が特徴的。ん?どこかで見たような…
誠実で厳格な性格の持ち主であり、はるか達を戦いに巻き込んでしまったことに責任を感じている。

現在ではホープキングダムに一人残り、残りのキーやアイテムの行方を追うと同時に、ディスダークの刺客と戦っている。
ロッドを武器にしており、ゼツボーグを倒したりバリアを張るなど戦闘能力も高い。
プリキュアと行動をする時は主にバリアで援護をし、敵の最大火力の攻撃もしばしば防いでおりとても優秀。
彼がディスピアと直接戦えないのには何か理由があるようで…。
実は妹がおり、行方不明になってしまった彼女の行方も追っている。

トワイライトとの最終決戦で、ディスピアに洗脳された妹・トワと再会を果たす。
説得によりトワは正気を取り戻すが、ディスピアからトワとプリンセスプリキュアを逃がすため、一人闇に染まったホープキングダムに残り…。


35話ではるか達と再会を果たすが、全ての記憶を失った状態で地球に飛ばされており、バイオリン職人の錦戸さんの元で匿ってもらっていた。
そして39話にて、遂に記憶を取り戻した。

ハピネスチャージの青い神様もマジで見習ってほしいものである。



私立ノーブル学園の生徒

OPの歩くシーンに追加されていく。
生徒会の4人の名前を合わせると古今東西になる。

◆1年生
  • 七瀬 ゆい
CV.佳村はるか
はるかのルームメイトの1年生。
三つ編みメガネっ娘。
あだ名は「ゆいゆい」(きらら命名)。
メガネを外すとどこぞの小学五年生と同じく目が「3 3」になる。
絵本作家になりたいという夢を持ち、はるかの夢も応援するいい子。

…なのだが、10話にてはるか達の正体を知った際は、すんなり受け入れるかと思いきや、まるで怪物でも見るかのような怯えた表情をはるか達に見せており、なかなか現実を受け入れる事ができなかった。
(だが、普通の女の子としてはごく当たり前の反応だろう)
しかし、クローズとの決戦に巻き込まれた際、はるか達の戦いと決意を目の当たりにし、自ら協力者になることを決心。
クリスタルプリンセスロッド召喚の立役者となった。
上記の通り、11話時点ではみなみだけ明確な「夢」を持っていないため、ゆいがいなかったらロッドを召喚できず暴走クローズに負けていた可能性が大いに高い。

正式に仲間になってからは、(ある意味)常識知らずな三人(+1)のツッコミに回ることが多くなった。
ドレスアップキーに選ばれなかった事ではるか達の力になれないことに歯痒い思いを感じていたが、芯の強さはプリキュア達にも引けを取らず、ロックによって二度目のゼツボーグの素体にされた時も一度は耐え抜いた。
そしてトワによってゆいは私達プリキュアを照らす太陽と認められ、スケッチブックから全く新しいドレスアップキー(サン・ドレスアップキー)が誕生した。

40話にて、ゆめが写生教室のために集めた子供たちがストップ&フリーズに狙われたときに彼らを庇ったゆえに三度目のゼツボーグの素体にされるが再び意識を持って抵抗した。

48話では復活したロックに力を与える為、クローズがその場にいたゆい達を絶望の檻に閉じ込めるが、意識を持って抵抗し遂に絶望の檻を打ち破った!!!


  • 藍原 ゆうき
CV.阿部敦
1年生でテニス部員。テニス部のホープであり、女の子からはかなりの人気者で、親衛隊もいるほど。
2人は気づいていなかったが、実ははるかの幼稚園の頃の幼馴染みである。
彼こそが、幼い頃に友達と一緒にはるかの夢をバカにして、いじめていた張本人。
同時にはるかに「夢を打ち明けたらバカにされる」というトラウマを植えつけた張本人でもある。
(ただ、幼稚園の頃の話なので、単に気になる子にちょっかい出していた程度のレベルなのであったが)
そのため現在ははるかに対してからかい気味の態度を取ることもあるが、ノーブル学園にいるだけのことはあり普段は礼儀作法もわきまえた好青年。

球技大会で成り行きからはるかとペアを組むことになり、全くのド素人であった彼女に呆れるも、その後の上達を見て見直す。
しかしその直後、シャットによってゼツボーグの素体にされる。
浄化後ははるかの夢であった「花のプリンセス(フローラ)」の姿を見て、昔はるかをバカにしてしまった事を考え改めた。
…が、相変わらず犬猿の仲である。

夏では練習中に肘に怪我をしてレギュラーから外されたことで「どうせ俺なんか…」とやさぐれかけたが、フローラの叱責によって立ち直った。
そして逆に人知れず夢を守り続けるフローラ達プリキュアを尊敬し、憧れるようになった。


  • 瀬川 ひとみ
CV.清都ありさ
  • 神田 ようこ
CV.井上遥乃
きららのクラスメート。
ひとみはツインテール、ようこはショートボブの髪型が特徴。きららからは「ひとみん」「ようたん」と呼ばれている。
当初はモデル一直線だったきららに対して距離を感じていたが、ノーブル学園の宝探しで一緒のグループになったことを切っ掛けに親しくなる。
夢はひとみが警察官、ようこが医者。


  • 狩野 さやか
  • 栗田 まい
  • 小巻 のりこ
はるかのクラスメートでゆうきの親衛隊的存在。3人ともチアリーディング部所属で夢はプロテニス選手になったゆうきを応援すること。
強引なところもあるが、上記の夢のとおりゆうきのテニス道を応援したいと思う気持ちは本物。

当初は球技大会でゆうきと組んだはるかに嫉妬の炎を燃やすなどしており、はるかからも怖がられていたが、
はるかの成長を見て彼女のことを見直すようになり、宝探し大会でさやかがはるかと同じグループになったこともあり、現在は親しくなっている。
ゆうきが利き腕の怪我でやさぐれていた時ははるかに助力を仰いだ。


  • 小森 はなえ
CV.千菅春香
はるかのクラスメート。
名前は漢字で書くと「花恵」。
大人しくあまり目立たない存在だが、花が好きで花壇の掃除や鉢植えを飾るなどをしていた。
将来の夢を持っていなかったが、そのことを知ったはるかにフラワーコーディネーターを目指すことを勧められる。
だが、その芽生えたばかりの夢をストップ&フリーズに利用されてしまうことになる。
その後もフラワーコーディネーターを目指して頑張っている。


  • 古屋 りこ
CV.植田佳奈
はるかのクラスメート。
演劇部所属で、メガネをかけている。
演劇部だが上がり症らしく、監督になることを夢にしている。
普段はおとなしいが、演劇のことになるとスパルタになり、ノーブル学園の演劇会でははるかの演技に鬼のようなダメ出しを食らわせていた。
演劇会の当日、ストップ&フリーズによりケンタと共にゼツボーグに変えられてしまう。
後にきららを励ますために、講堂でイベントを開催することになった際には、ゆいの頼みを受け演劇部全体でステージ作りに協力した。


  • 平野 ケンタ
CV.小林祐介
演劇部所属で、メガネをかけている。
演劇会で「ロミオとジュリエット」のロミオ役に選ばれ、ジュリエット役のはるかの相手となる。
しかし演劇会当日、ストップ&フリーズに遭遇しゼツボーグに変えられ、更にその場から逃げようとしたさいに転倒して足をくじいてしまう。
足の状態は演技をするには厳しく、その時学園に招かれており、はるかの練習に付き合いロミオの台詞を覚えていたカナタを代役にする空気ができ、ケンタ自身もそれを了承しようとしたが。
はるかの「クラスの全員で舞台を成し遂げたい」という主張があり、またケンタも自分でどうしても演じたい本心を吐露したためそのまま舞台に上がることとなった。


◆2年生
  • 如月 れいこ
CV.水野理紗
2年生で風紀委員長を務める。
典型的な堅物メガネっ娘で融通がきかない。
大の犬嫌いだったが、3話でゼツボーグの襲撃を受けた時パフに庇ってもらったのがきっかけで克服し、デレた。
それからはパフに対しては堅物フェイスが見る影もないほどデレッデレである。
夢は裁判官。


  • 東 せいら
CV.橋本結
2年生で生徒会副会長。「ひがし」ではなく「あずま」と読む。
あの人とは関係ない。
ボーイッシュな顔立ちのショートヘアで長身の、いわゆる「宝塚男役系」の美人さん。みなみ、あやかとは幼馴染の関係。
実はみなみがオバケ嫌いになった要因を作った張本人でもある。(もっとも、悪気はなかったのだが…)
夢は野球選手。


  • 西峰 あやか
CV.新名彩乃
2年生で生徒会書記。あの人とは関係ない。
せいらとは対照的におっとりして上品な佇まいの女の子。せいらといつも行動を共にしている。
彼女とせいらの風貌や名前などが過去作のあの2人と被ってると言ってはいけない。
夢は日本舞踊の家元。


  • 今川 シュウ
CV.田丸篤志
2年生で生徒会副会長。爽やかなナルシスト。
みなみに対しノーブルプリンセスのナイト役を自称した。
ノーブルパーティーのダンスイベントではみなみを誘ったが、彼女は最初に踊る相手をはるかに決めていたので振られる形となった。
夢は剣道選手(と思われる)。


  • 古芝 ナオト
CV.村田太志
2年生で生徒会書記。眼鏡が特徴。
真面目な性格で周囲への気配りが行き届く様子。
夢は博士(と思われる)。


  • 伊集院 キミマロ
CV.矢部雅史
学園に籍を置いているが、普段はイギリスに留学している。
大富豪の御曹司で、みなみの幼馴染で、せいら・あやかとも同様の仲。
幼少期にパーティで遭ったみなみに一目惚れして以来、みなみの許嫁を自称しているが、本当に本人だけの自称だったりする。
一々オーバーリアクションなところがあり、ちょっとでもショックを受けるとすぐ倒れてしまう癖があり、常に医療スタッフが待機しているほど。
いかにも金持ちといったナルシストでコミカルな雰囲気だが、根は努力家であり、小さい頃にチュロスをみなみ達とわけあって食べる優しさもあり、決して悪い人間ではない。

だが、久々に帰国した際みなみの雰囲気が以前と変わっていたことにショックを受け、その原因がはるかにあると思い「これ以上みなみに近付かないでくれ」と詰め寄ってしまう。
だが、そのことを知ったみなみに激怒され、傷心しているところをゼツボーグにされる。
事が終わった後ははるかに自分の言動を謝罪し、みなみにふさわしい男になることを誓いイギリスに帰っていった。



◆3年生
  • 一条 らんこ
CV.矢作紗友里
売り出し中のアイドルで、テレビのレポーターとして活躍している。
見た目は可愛いが、かなり腹黒な性格でレポーター初挑戦のきららにも食って掛かっていた。
しかし、非常に押しが強いもののきららとのレポーター勝負に際しては一切卑怯な手は使っておらず、仕事に関する情熱と真剣さは本物で、
その点に関してはきららも敬意を表し、はるかやみなみ達も感動していた。
その情熱をシャットに漬け込まれてゼツボーグの素体にされるが、レポーターとして輝くのが夢と思いきや本命はトップアイドルだったことで「…コメディアン?」と彼からもツッコミを入れられてしまった。

そして実はノーブル学園の3年生で、きららはおろかみなみよりも歳上であることが判明した。
なにげに劇中ただ一人の3年生である。

その主役を食いかねないあまりのキャラクターの濃さのせいで、中々上手く再登場させることができなかったらしく、その後は背景や名前のみの登場に留まっていたが、
43話で久々に再登場、きららを励ます講堂でのステージで、自称「天下無敵のトップアイドル」として勝手に司会のマイクを奪い自作のデビュー曲を披露しようとしたが、柔道部につまみ出されて速攻で退場。…と思いきや脱出したようで再びステージでマイクを奪い歌を披露しようとしていた。

以降は最終回までほぼ毎回登場、その強烈なキャラクターは最終決戦の最中ですらブレることがなかった(うかつに再登場させないでよかった…)



◆学園関係者
  • 望月 ゆめ
CV.沢田敏子
はるかの愛読している絵本「花のプリンセス」の作者の老婦人。
ただし作品はこれひとつきりで、今まで全く人目に現れなかった。
はるかは「花のプリンセス」に続きがない事をいつも疑問に思っていたが、「みんなそれぞれのプリンセスがいる」として、敢えて続きを書かない事を信条としている。
その事がはるかに「自分のプリンセス像」を決定づけるきっかけとなり、リリィ・ドレスアップキーを手に入れさせる事となった。

その正体はノーブル学園の学園長。
実ははるかとの初対面の時に「ごきげんよう」とノーブル学園特有の挨拶をしており、伏線は張られていた。
またノーブル学園自体が挿絵の城に酷似している。

後に故郷と兄を失い、失意のどん底に落ちていたトワを励まし立ち直らせ、彼女に「紅城」の姓を与えてノーブル学園に匿った。

暇なときは近所の子供達に絵画を教えており、コンクール用の作品を考えすぎたゆいがスランプに陥った際技術ではなく心から楽しんで描く大切さを説いている。


  • 白金さん
CV.安芸けい子
ノーブル学園女子寮の寮母さん。
大らかで懐の深い老婦人であり、女子寮に住んでる生徒にとってはお母さん代わりの人。
バーテンダーとしての腕前を披露したりパフの人形を自作するなど色々と多芸な人物。
「寮母の白金です」といつのまにやらその場に現れて挨拶するのがお決まりであり、そのため実は忍者の子孫などという噂が立てられている。

ノーブル学園の第一期生であり、卒業者が夢を綴ったタイルを貼る秘密の水車小屋と、その薔薇園の管理人でもある。
もちろん学園長の正体も知っていた。


  • 座間 すみれ
CV.横尾まり
ノーブル学園の教師。生徒の進路指導を担当している。
三角メガネに「ザマス」が口癖といかにもな古いテンプレ先生風。
入学式の日に遅刻したはるかを「ノーブル学園の生徒失格」と責めるが、夏休み空けには宿題をきちんと終わらせてきたはるかのことを少しは生徒らしくなったと認めていた。

小学生の頃はアイドル、中学生の時は警察官、高校生の時は漫画家と教師を目指す前はコロコロと夢を変えていた経験があり、
そのこともあって自分の将来の夢に悩むみなみを励ました。
夢は「生徒たちの夢を応援すること」であり、生徒思いの良い教師。



ディスダーク


本作の敵組織。
人々の夢に鍵をかけ閉じ込めてしまう。
夢を閉じ込められた人は、鳥かごのような檻に入れられ動かなくなる。

その目的などは全く不明。カナタにしても「何を考えているのかわからない」らしい。
ただ、暴走クローズの言葉からして、自分たちも巻き込んだ自滅への道を歩んでしまっている事を理解しているようだが…

三銃士は最終決戦の第48話まで全員集結した場面が全くなかった。

30話にてアジトにしていたホープキングダム城がロックのクーデターで地球へ運ばれてミュージックプリンセスパレスに変化した後は、
ヘルヘイムの森絶望の森に新たな居城を築き、そこをアジトにしている。

暗黒科学帝国ではない。


  • ディスピア
CV.榊原良子
「これ以上無様な姿を見せるな、退け」

今作の首領。
ディスダークを支配している闇の魔女。
鍵穴の付いた胸元がけしからんおっぱいをしており、悪魔のような角の生えた、仮面と一体の兜を被っている。素顔はうかがえない。

失敗を許さず、部下を平然と切り捨てる冷酷な性格。



  • トワイライト/ブラックプリンセス
CV.沢城みゆき
「気高く、尊く、麗しく…」

ディスダークの「絶望のプリンセス」
ディスピアの実の娘。
「気高く、尊く、麗しく」を信条としており、プリンセスプリキュアを「偽者のプリンセス」と断じている。

仮面をつけた銀髪の少女。ちなみに仮面はただの飾りらしい。
姿はプリキュアのそれと殆ど変わらず、三銃士に共通している胸の錠前、鍵穴などはない。

黒いドレスアップキー黒いプリンセスパフュームなど、プリキュアのアイテムが黒化したものを所持している。
彼女自身がゼツボーグを生み出す事はできないが、ドレスアップキーを使い、三銃士を一時的にパワーアップさせる事ができる。
さらにプリンセスパフュームを使用し、ディスピアに似た仮面を着けた姿の「ブラックプリンセス」に変身することができる。

自分が戦う際は蒼い炎とともにステンドグラスの空間が出現し、近くの人びとを枠の中に閉じ込めてしまう。
戦闘の際は蒼い炎と徒手空拳で戦い、三銃士に頼らなくとも充分すぎるほど強い。

常にバイオリンを奏でており、初めて出会ったはるかに戯れにバイオリンを教えた。
形はどうあれ丁寧にバイオリンを指導してくれたこともあり、はるかは彼女が邪悪なだけではないと思っているが…


その正体は…
該当項目参照。


CV.真殿光昭
「夢なんて、くっだらねぇもん持つからだぜ」

ディスダーク三銃士の一人。
ロックミュージシャンのような外見の幹部。
「~だぜ」が口癖。短気かつ粗暴で、OPではメチャクチャ恐いが、「失態が続いたままでは帰れない」と嘆くなど、意外と生真面目な性格。
プリキュア三人全員の覚醒に関わっている、影の立役者。
かつての敵組織オオカミさんとキャラクターが似ており、ディスダークにおける愛すべきバカ枠になると思われたが…。

失態が相次いだため、ディスピアから謹慎処分を受け、更には最後通達まで喰らってしまった。
OP映像から、主にフローラとライバルになるフラグが立てられていた。
ゼツボーグを呼び出す際の掛声は「クローズ・ユア・ドリーム!」

11話にて処刑される寸前のところでフローラとの一騎打ちをディスピアに嘆願。
カラスのような姿の怪物にまで成り果ててフローラと戦うが、クリスタルプリンセスロッドによる必殺技『プリキュア・トリニティリュミエール』により浄化。
羽根だけを残して消滅した…

彼を撃破した際のフローラの表情は、『プリキュア5 GoGo!』の視聴者に映画のキュアドリームとムシバーンのことを思い出させたという。

クローズを演じている真殿氏は、かつて『スイートプリキュア♪』の映画に登場するイケメン3人衆の1人を演じていた。
クローズ一時退場時はTwitterにてファンに感謝の言葉を述べた。
「またお会い出来れば嬉しいですね。その時が来るのを信じて、ごきげんよう!」

…が、後期OP映像にも引き続き登場し続け、そして31話にて完全復活を遂げる。
(ちなみに29話から暗躍していたカラスがクローズその人であり、復活そのものは早くからしていた模様)
衣装やメイクが微妙に変わっており、その場から一歩も動かずにプリキュア達四人を(四人の中では最強の戦闘力を持つスカーレットでさえも)圧倒。
雰囲気もクールかつ落ち着いており、短気で小物臭かった面影がなくなってしまっている。


CV.日野聡
「我が主ディスピア様のため、プリキュアには消えてもらうのみ!!」

ディスダーク三銃士の一人。
黒薔薇を持ち、オネエっぽい耽美なコスチュームに身を包んだ幹部。
「~するのみ!!」が口癖。見た目はオネエっぽいが、中身は意外に男前かつ紳士的。プリキュアの優雅さも認め、正々堂々とした勝負を好む。
ちなみに顔の模様はメイク。
三銃士は基本的にライバル同士で慣れ合うことはあまりないが、
クローズがいなくなった際は「あんなヤツでもいなくなると調子が狂うな」と言っていることから、少なからず仲間意識はあった様子。

トワイライトに「美しい…」と一目惚れしており、彼女にパワーアップしてもらった時は普段の耽美キャラが見る影もないほどのヘブン顔を披露していた。アッー!
彼女が正気を取り戻してからはかなり落ち込んでおり、トワイライト本来の姿であるトワについては可愛さ余って憎さ百倍、との事だが、スカーレットに変身した途端に「美しい!!」と見惚れたりするなど、根本的な敬愛の念は全く変わっていない。
後の展開へのフラグとなるのだろうか?

夏には傷心旅行に出掛けたりセミをゼツボーグの素体にしたりとネタキャラ化が加速。
更にディスピアの命で復活したクローズの部下に降格してストップ&フリーズと同格にされたりと、段々立場が危ういことになってきている。
シャットさんの明日はどっちだ?

OP映像から主にマーメイドとライバルになるとされていたが、ストップ&フリーズ参戦後はスカーレットがライバルになるようだ。
ゼツボーグを呼び出す際の掛声は「シャット・ユア・ドリーム!」


CV.甲斐田ゆき
「今日はほんのごあいさつって所だね」

ディスダーク三銃士の一人。
フードを被り、ハロウィンのようなコスチュームで常にレトロなゲーム機を弄っているショタ幹部。
「~だね」が口癖の毒舌家で、フローラの事も「花のプリンセスって言う割にはジミだね」とバッサリ。
洗脳から覚めたトワに対しても「お前のせいで周りが不幸になる」と自分のことを棚に上げて冒涜するなどかなりえげつない。

見た目はショタだが、三銃士の中ではトップクラスの実力を持っているとのこと。序列もクローズやシャットよりも少し上。

実はショタの姿は本来の姿ではなく、23話では「本気を出す」と言って一瞬モリモリになった直後に青年の姿に急成長。全国のショタコンを落胆させた。
その他にも独自にゼツボーグをパワーアップさせることができる、三人に分身できる、浄化技をまともに食らっても死なないなど、ディスピア以上に謎が多い。

29話にてディスピアを出し抜いて「ディスダークの王」となるべくクーデターを開始。
ホープキングダム城そのものをゼツボーグに変え、人間界を侵略する。
変身できないはるか達三人をいたぶりまくったが、パフの活躍によって封じられていたキーが開放。
かつての暴走クローズのようにカエルとドラゴンを掛けあわせたような姿の怪物に変貌し、最後の決戦をするが、
全て揃ったドレスアップキーに呼応して誕生したミュージックプリンセスパレスによる新必殺技『プリキュア・エクラ・エスポワール』の前に敗れ去った。

実は体の正体はホープキングダムの妖精「クロロ」。
フードを含めた上着がロックの本体であり、クロロは体と心を乗っ取られていた。
しかしプリキュアに浄化されたことでそちらだけが消滅し、本来の姿に戻る。
目覚めた当初はホームシックに陥っていたが、ミス・シャムールの教えを受けて何とか立ち直った。

OP映像から、主にトゥインクルとライバルになるとされていた。
ゼツボーグを呼び出す掛声は「ロック・ユア・ドリーム!」
青年の姿になってからは、錠前を蹴っ飛ばす演出になっている。

ロックを演じている甲斐田氏は、かつて『ふたりはプリキュア Splash☆Star』の星野健太の母親を演じていた。
また沢城氏とは『HUNTER×HUNTER』の歴代クラピカ役という偶然も。誰かりんちゃんさんとヒメルダ殿下呼んでこい


  • ストップ&フリーズ
CV.井澤詩織(ストップ)、伊藤みやこ(フリーズ)
「「ゼーツ、ボウ!!」」

31話にてクローズが撒いた「絶望の種」から誕生した新たなオーバーロードインベス幹部の双子。
フルフェイスのヘルメットをしており、ストップがウサギの耳、フリーズがネズミの耳をしている。

表情がうかがえず、声も無機質なものを感じさせるが、しょっちゅう変なポーズを取る。
生まれたてのため無邪気かつ、それゆえの残酷さを持つ。
本来の姿に戻ってディスダークを離れたロックとナンバー2の座に就いたクローズに変わって、新たな三銃士として加わることとなった。
ゼツボーグを生み出すときは二人の力を合わせて生み出す。

モデルは恐らく「不思議の国のアリス」の時計ウサギ(ストップ)と眠りネズミ(フリーズ)。


  • ゼツボーグ
CV.中務貴幸
「ゼツボーグ!」

今作の怪物。
三銃士の「○○・ユア・ドリーム!!(○の部分には三銃士それぞれの名前)」の掛け声で幹部の胸にぶら下がっている錠前が飛び出し、素体の人物を閉じ込めて生み出される。
閉じ込められた夢を元にモチーフが決定される(例:絵本作家になりたい→画家 柔道で金メダルを取りたい→柔道家 など)

鍵穴から覗く一つ目が結構恐い。
トワイライトがパワーアップした三銃士に生み出された場合は錠前が紅く染まり、姿もパワーも更に凶悪になる。
ロックがパワーアップさせると角が生え、一つ目がピンクから黄色になる。そしてトワイライトの時以上に凶暴化。素体となった人物への負担も増大するという極悪仕様。
ストップ&フリーズのゼツボーグは目が2つになり、眼の色が緑になる。

「ゼツボーグ!!」と叫びながら暴れ、浄化されるときは「ドリ~ミング…」(キュアスカーレットの場合は「バ~ニング…」)と言いながら消滅する。



その他の人物

  • 春野 いぶき
CV.松本保典
はるかの父。
中の人的にウエスターさんと和音で西夫婦。
老舗の和菓子職人であり、特にどら焼きは絶品。そして究極の親バカ


  • 春野 もえ
CV.儀武ゆう子
はるかの母。
メガネをかけており、現在はショートヘアだが昔はロングだった。
親バカな夫に呆れているが、はるかがノーブル学園に入りたいと望んだ時はその想いの強さを見て快く送り出した。
はるかの花の髪飾りは幼少期に「花のプリンセスになりたい」と言っていたはるかのためにもえが作ったものであり、はるかの夢の原点の一つとなっている。


  • 春野 ももか
CV.松浦愛弓
はるかの妹。反抗期真っ盛り。
…なのだが実はお姉ちゃん大好きっ子なのだが素直になれず、家にいないお姉ちゃんに反発してその回りにいる人達を一方的に嫌っていた。
本当ははるかへの応援にビーズで作ったティアラをプレゼントするなどいい子。


  • 海藤 わたる
CV.興津和幸
みなみの兄。ノーブル学園の卒業生であり、みなみとは一回り以上年が離れている模様。
まだ若いながらも海藤グループの10の経営会社の社長を務めており、それでいて気さくな人柄で地元住人からも慕われる完璧超人。「震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート!!」とは言ったりはしない。
小さい頃は「シャチのようになりたい」と思っていたが、皮肉にもロックにゼツボーグの素体にされたことで夢が叶ってしまった。


  • 海藤 つかさ
CV.木下浩之
  • 海藤 ますみ
CV.篠原恵美
みなみ・わたるの両親。
母・ますみは成人した息子がいるとは思えないほど若々しい容姿をしている。
父・つかさは世界的な大企業「海藤グループ」のトップ。
海藤グループの海上のパーティでゼツボーグに遭遇した際、乗客と船を守るためにその場に留まろうとするなど大人としての責任が強い人物。
両親ともにみなみが将来グループを継ぐことにとても期待している。


  • ティナ
CV.こおろぎさとみ
みなみのお友達のイルカ。♀。
とても頭のいいイルカで、小さいころのみなみが溺れ死にかけたところを助け、友達になったという経緯がある。
それから時を経て、みなみ=キュアマーメイドであることを本能で見抜き、上記のシャチゼツボーグの攻撃からみなみを再び助けるという漢女っぷりを見せた。
このみなみとティナの種族を超えた友情に感銘したバブル・ドレスアップキーが、みなみの新たな力となった。
かつては無限のメモリーだったらしい。


  • 北風 あすか
CV.坂本真綾
獣医。ポニーテールに日焼けした肌とそばかすが特徴のさっぱりした性格の女性。
実は博士号を持つ世界的な海洋学者であり、みなみの父・つかさからは海藤グループに力を貸すことを頼まれているが「自由でいたい」と断っている。
ティナと仲良くするみなみに興味を持ち、みなみもまた彼女の語る仕事に心動かされている様子だった。
みなみに自分と一緒を仕事をしないかとほのめかすものの、「海藤グループを継ぐことも立派な夢」と笑い無理強いはせず去っていったが、それを見送るみなみの気持ちは…?


  • 天ノ川 ステラ
CV.大原さやか
きららの実母で、世界的に有名なトップモデル。ノーブル学園の卒業生。
名前から恐らくハーフだが、日本の下町育ち(いわゆる「見た目外国人中身日本人」な人)。旦那さんは映画俳優の高天原 建。
華やかなイメージとは真逆で、パワフルであっけらかんとした江戸っ子気質な性格。私生活はズボラで片付けが大の苦手と言う典型的なダメ人間。
だが自らトップモデルを名乗るだけあってか、公私問わずモデル魂を見せつけるため、娘の怒りを買うこともある。
しかし、シャットから「一緒にトップステージに立つこと」を暴かれ、きららもそれを理解したことがシューティングスター・ドレスアップキー入手に繋がった。
この時キーが彼女の体内から出てきたようにも見えるが、監督の田中裕太によるとキーは隠れていた空間から夢に反応して出てくるものであり、体内にあったわけではないということ。


  • 舘 響子
CV.佐古真弓
きららの所属するモデル事務所の社長。
メガネ美人でかなりのやり手。きららの母ステラとも親しい仲らしい。
きららに大きな期待を寄せており、(マーブルドーナツをエサに)かなりの無茶ぶりを要求するが、それがきららを成長させる要因にもなっている。
きららが後背のかりんを助けたことにより「ジャパンコレクション」を欠席してしまった際に、各所への謝罪対応に追われてしまう。それでも「何か事情があったのだろう」ときららに理解を示していた。

現段階では、唯一名前も漢字となっている人物。


  • ボロロ・ボアンヌ
CV.山崎たくみ
世界的ファッションデザイナー。
白髪を後ろで束ね、サングラスをかけて、いつも白猫を抱いている初老の男性。容姿のモデルはカール・ラガーフェルドと思われる。
きららの母ステラとも旧知の間柄であり、彼女を「アフロディテ」と呼んでいる。

審美眼は非常に厳しいが、そのぶん一度見込んだ相手には親身で、オーディションに参加したきららにも一度はダメ出しをしたが、はるかの提案を受けて衣装をアレンジしたきららをいたく気に入る。
それ以降きららを「スタープリンセス」と呼び、何度か仕事を共にしているようだ。
「ジャパンコレクション」の欠席によってきららのモデル存続が危ぶまれた際には、わざわざ来日してノーブル学園に来てまで、パリでの新しい仕事のモデル候補になることを提案している。


  • 明星 かりん
CV.牧口真幸
きららの事務所の新人モデル。
とても小柄で、年齢は不明だが、モデルとしてはきららの後輩。
昔はボサボサに髪が伸びた地味な容姿で、夢もやりたいこともなく空っぽな生き方をしていたという。
そしてある時コンビニでふと手にしたファッション雑誌のモデルに惹かれ、自身もモデルを志すようになったという。

具体的にどのようなモデルになるかという自分の夢はきららには秘密にしていたが、「ジャパンコレクション」に出席のため海外に向かうきららを見送りにいった際にゼツボーグにされてしまう。
その際に強制的に明るみに出された彼女の夢により、彼女が憧れた雑誌のモデルはきららであり、夢は「きららのようなモデルになりたい」だった。
それを見てしまったきららはどうしても彼女の夢を見捨てることが出来ず、彼女を救うために戦った結果飛行機に乗れず、「ジャパンコレクション」に欠席してしまうこととなった。

その後きららを励ますために学園でステージが行われた際には自身もゲストとして参加し、モデルとしての自分をきららに見せる。きららが再びモデルとしてステージに立った際は号泣していた。


  • 錦戸
CV.阪脩
バイオリン職人であり、自宅に工房を持つ。
みなみも彼の教え子の一人である。
バイオリンの素晴らしさ次の世代に伝えることを夢としており、自分の最初の作品であるバイオリンを選んだはるかを気に入り、それを無償でプレゼントするなど非常に太っ腹な人物。

後に記憶を失ったカナタを発見し、彼を家で保護していたことが明らかになる。
カナタが記憶を取り戻した後も、事が終わるまで引き続き家を貸していいとやはり太っ腹なところを見せていた。
トワイライトの初めてのゼツボーグ被害者であり、後にトワが彼と再会した際には謝罪していた。


舞台

  • 私立ノーブル学園
夢を持った生徒が集まる、伝統ある全寮制の私立学校。創立50年。
格調高い校舎と品のある生徒が特徴で挨拶は「ごきげんよう」
専用のパーティホールまである。
物語開始時点の舞台が女子寮のため分かりづらいが共学
携帯電話の持ち込みは禁止らしい。
生徒会は副会長、書記は男女一人ずつの体制。

いろんな夢を持った生徒が集まっているだけに、皮肉にもゼツボーグの素体を得るには絶好の場所となってしまっている。


生徒はピンクか青のリボン(男子はネクタイ)を付けている。
のだが、きららだけ1年生なのに全然デザインの違う黄色のリボンを付けている。明らかに校則違反である。
3年生は何故か12話まで(モブでも)一切登場しなかった。
有能とはいえ、まだ中2のみなみ達に生徒会を丸投げしている3年生って一体…

実は学園の校舎のシルエットは学園長である望月ゆめの絵本「花のプリンセス」の中にあるお城そのまんま。
こちらにも伏線は隠れていた。



プリキュア

今作のプリキュア。
ホープキングダムの伝説の戦士で、「地」を司る「花のプリンセス「海」を司る「海のプリンセス「天」を司る「星のプリンセス」、そして、ホープキングダムの伝説には語られていない四人目の「太陽」を司る「炎のプリンセスがいる。

上記の通りホープキングダムを建国したと言われているため、「戦士」と言うよりは「女神」に近い存在なのかもしれない。
また、ドレスアップキー自体が主を選んでいるため、先代のプリキュアと現在のプリキュアは何らかの関係がある事が示唆されている。


メンバーがピンク・青・黄で三人体制+追加戦士が赤という点では『フレッシュプリキュア!』以来となる。

変身前と変身後で全くと言っていいほど印象が変わり、見た目にはほぼ別人。
声が変わらないのと、顔立ちに変身前の面影が残る程度。
なのだが、やはりきらら=トゥインクルだけ変身前の面影が強い。モデル故だろうか?

スマイルプリキュア!』以来のコスチュームにハートの意匠がないデザインとなっている他、
フローラはピンク・白・赤、スカーレットは赤・白・金という比較的オーソドックスな配色だが、マーメイドは青・緑青・ピンク、トゥインクルは黄色・紫という今までにない斬新な配色も特徴。
また、髪にメッシュとグラデーションが掛かるのも史上初である。


  • プリンセスパフューム
プリンセスプリキュアの変身アイテム。
ココロパフューム以来となる香水型だが、ギミックは格段に進化している。
ドレスアップキーをセットすると中身が液体で満たされ、それをかけることで変身する。
トワイライトが見つけたプリンセスパフュームは、先代のプリンセスプリキュアが未来に予想される有事に備えて作った物で、伝説には語られていない。
ディスピアによって黒く染められてしまったが、後に通常の姿に戻った。



プリキュア・プリンセスエンゲージ!


ちなみにエンゲージとは英語で「婚約」「約束」「交戦」という意味。
某有名ゲームシリーズといい過去 といい今時は姫君も戦う時代である。


  • ドレスアップキー
今作の(文字通り)キーアイテムにしてコレクターズアイテム。
夢のパワーを溜めた鍵。

喋ることは出来ないが自らの意思を持っており、持ち主を選ぶ。時折勝手に鍵が出ることも…
変身に使うほか、閉じ込められた夢を解放する為には不可欠。


現在12個のドレスアップキーが存在しており、一つ(フローラ・ドレスアップキー)は本編の数年前に勝手に城を飛び出してお花畑で遊んでいたはるかの元に行き、
残りの11個のドレスアップキーもディスダークの侵略の際にはるか達の世界に飛び出していった。
これらを集めるのも今回の目標の一つである。

「グラン・プリンセス」のみが全てのドレスアップキーを使うことができ、ディスピアに閉ざされた「絶望の扉」を開けることができるらしい。

なお、ディスダーク側もこのキーを集め、奪うのを目的の一つとしているが、それによってどんな事が起きるのかは今のところ何一つ語られていない。
ロックが9個のキーを強奪して悪用した時はホープキングダム城そのものを巨大なゼツボーグに変えた。

半年前の30分前の番組のキーアイテムが錠前だったのと対照的である。

そして、トワイライトも13個目(+2)の黒いドレスアップキーを所持している。
このドレスアップキーは後に本来の姿であるスカーレットのキーとなるが、本来は存在しないイレギュラーのキーである為、先述の12個のキーには含まれない。
(スカーレットだけキーの種類がズレているのもそのため)


各話の最後には、第二期平成ライダーシリーズ同様、プリキュア達とトワイライトが所持するキーや関連アイテムが表示される。
28話にてスカーレット以外の3人がロックにドレスアップキーを強奪された時は、スカーレットのもの以外のドレスアップキーがごっそり無くなった

+ ◇Count the Dressupkey!! 現在はるか達が持っているドレスアップキーは…
●はるか
「フローラ」 キュアフローラに変身する。必殺技の際にも使用。

「ローズ」 エレガントキー。クリスタルプリンセスロッド(以下、CPロッド)にセットする事で「プリキュア・ローズトルビヨン」を発動。

「リリィ」 ミラクルキー。他のドレスアップキーのパワーを回復させる癒しの力を持つ。CPロッドにセットする事で「プリキュア・リィストルビヨン」を発動。

「サクラ」 プレミアムキー。初代キュアフローラの魂が宿っている。


●みなみ
「マーメイド」 キュアマーメイドに変身する。必殺技の際にも使用。

「アイス」 エレガントキー。CPロッドにセットする事で「プリキュア・フローズンリップル」を発動。

「バブル」 ミラクルキー。CPロッドにセットする事で「プリキュア・バブルリップル」を発動。

「サンゴ」 プレミアムキー。初代キュアマーメイドの魂が宿っている。


●きらら
「トゥインクル」 キュアトゥインクルに変身する。必殺技の際にも使用。

「ルナ」 エレガントキー。CPロッドにセットする事で「プリキュア・フルムーンハミング」を発動。

「シューティングスター」 ミラクルキー。CPロッドにセットすることで「プリキュア・ミーティアハミング」を発動。

「ギンガ」 プレミアムキー。初代キュアトゥインクルの魂が宿っている。


●トワイライト→トワ
「ブラック」 本来存在しないはずの13個目のドレスアップキー。赤い中央部と両翼のような装飾が特徴。
       プリキュアたちのミラクルキーに相当すると思われる。三銃士をパワーアップさせることができる。
       他のドレスアップキーとも引かれ合っているかのような描写も…。
 →「フェニックス」 ミラクルキー。スカーレットバイオリンにセットすることで「プリキュア・フェニックスブレイズ」を発動。

「ブラック2(仮称)」 もう一つの黒いドレスアップキー。紫色の中央部と広がる花火のような装飾が特徴。
           プリキュアたちのエレガントキーに相当すると思われる。専用の白い杖にセットして戦う。
 →「ハナビ」 エレガントキー。スカーレットバイオリンにセットする事で「プリキュア・スカーレットイリュージョン」「プリキュア・スカーレットスパーク」を発動。

「ブラック3(仮称)」 第三の黒いドレスアップキー。水色の中央部と右側に止まった蝶のような装飾が特徴。
           プリンセスパフュームに装填することでトワイライトを「ブラックプリンセス」に変身させる。
 →「スカーレット」 キュアスカーレットに変身する。スカーレットバイオリンにセットすることで「プリキュア・スカーレットフレイム」を発動。

「サン」 プレミアムキー。トワと友情を結んだゆいのスケッチブックの中から誕生。今までにない完全な純地球産のドレスアップキーである。


  • モードエレガント
プリンセスパフュームの十字型装飾を45°回転させると切り替わる必殺技発動モード。

エクスチェンジ! モードエレガント!

上着の長い裾+中のミニスカートがドレスみたいに変化する。
必殺技のために衣装チェンジという点ではウェディングピーチを連想させる。

ブラックプリンセスもモードエレガントになることができる。
劇中では3つ目のブラックキーをセットして漆黒のドレスとディスピアに似た仮面を纏った。

スカーレットはミラクルキーのフェニックスを使用してモードエレガントになる。


  • レッスンパッド
今作のパッドゲー枠。意外と小型。
タッチペンでミス・シャムールを召喚し、様々な特訓をすることができる。
ホープキングダムに一人残っているカナタとの通信にも使用する。

玩具の方は43種類ものアプリを楽しむことができる。
テレビCMではミス・シャムールのナレーションで紹介している。


  • クリスタルプリンセスロッド
11話から登場した、プリンセスプリキュア三人の共通武器。
ドレスアップキーと同じく意思があり、夢の力によって主のもとに現れる。
ちなみにトワイライトもクリスタルプリンセスロッドに酷似した杖を武器として使用している。

先端にドレスアップキーをセットする事でそれぞれの固有の技を発動できる。
それぞれの固有技のバンクは手描きアニメーションで表現される。
見た目がミルキィローズ・ ブリザードに似ている。

ミラクルキーを装填した場合、背部にリボンの装飾が追加される。

固有技は
フローラは『プリキュア・ローズトルビヨン』(ローズ)、『プリキュア・リィストルビヨン』(リリィ)
マーメイドは『プリキュア・フローズンリップル』(アイス)、『プリキュア・バブルリップル』(バブル)
トゥインクルは『プリキュア・フルムーンハミング』(ルナ)、『プリキュア・ミーティアハミング』(シューティングスター)

3人による合体技は
『プリキュア・トリニティリュミエール』(エレガントキー)
『プリキュア・トリニティエクスプロジオン』(ミラクルキー)

なお、フローラ・マーメイド・トゥインクル・桜・珊瑚・銀河・スカーレット四種のドレスアップキーによるクリスタルプリンセスロッドの技は存在しない。


  • スカーレットバイオリン
キュアスカーレットの専用武器。キュアスカーレットが覚醒したと同時に、カナタのバイオリンが変化して誕生した。
その為スカーレットにとっては単なる武器ではなく兄の形見でもある。

こちらも固有技のバンクは手描きアニメーションで表現される。
玩具では全てのドレスアップキーに対応しており、キーごとに音が変わる。

最大の必殺技は
『プリキュア・フェニックスブレイズ』(フェニックス)
キーが刺さったバイオリンを演奏することで、炎のフェニックスを召喚して攻撃する。
他の3人が変身用キーで必殺技を発動するのに対し、スカーレットの場合はミラクルキーにより発動する。

固有技は
『プリキュア・スカーレットイリュージョン』(ハナビ)
『プリキュア・スカーレットスパーク』(ハナビ)
『プリキュア・スカーレットフレイム』(スカーレット)


  • ミュージックプリンセスパレス
30話にて誕生したプリンセスプリキュアの新たな力。
12個(+4)のドレスアップキーに呼応してホープキングダム城が小さくなって姿を変えた。
4つのプレミアムキーをセットする事でプリキュア達を『ドレスアッププレミアム』にパワーアップさせる。

必殺技は
『プリキュア・エクラ・エスポワール』

  • ロイヤルドレスアップキー
カナタの「はるかの笑顔を守りたい」夢に呼応して誕生したドレスアップキー。
プリンセスパレスにセットすることでプリキュア達を『ドレスアップロイヤル』にさらなるパワーアップをさせる。
またセット時に「ロイヤルマジェスティ!」と唱えるとホープキングダムの花、海、星、炎の城へ瞬間移動できる。

究極の必殺技は
『プリキュア・グランプランタン』

  • ゴールデンドレスアップキー
皆の夢が希望に輝き4人のグランプリンセスのみ使用して、17個のドレスアップキーを融合した奇跡のドレスアップキー。
巨大化した絶望の森の化身であるディスピアを対抗して駆使する。

無限の必殺技は
『プリキュア・グラン・リべラシオ』

  • クリスタルドレスアップキー
ディスダークの戦いから10年後に大人なったはるか、みなみ、きらら、トワが同様の透明の基本形態のキーを持っている。それは大人はるかは日く「夢に向かって走り続ければその心の中の希望に輝くとまたキーは生まれる」と思われる。その気持ちを意味しているのかは視徳者に委ねられていると考ている。


主題歌

  • オープニングテーマ
題名:MiracleGo!プリンセスプリキュア
作詞:大森祥子
作曲:渡辺亮希
編曲:渡辺亮希・池田大介
歌 :磯部花凛

OPのイントロで「強く、優しく、美しく~」というナレーションが入り、これはその回のメインキャラが担当する。
物語の進行に合わせて映像の一部が何度か変更されている。

26話からスカーレット追加ver.に変更。曲が二番に変わった。
過去作の例としては、厳密には歌詞も別バージョンではあるがフレッシュ(映画の映像含む)とスイートがある。


  • エンディングテーマ
◆前期
題名:ドリーミング☆プリンセスプリキュア
作詞:マイクスギヤマ
作曲:山本清香
編曲:多田彰文
歌 :北川理恵

恒例のダンスエンディングだが、これまでよりも大人らしい優雅な踊りとなっている。
主題歌関係者はほとんどが『プリキュア』シリーズ初参加となる。


◆後期
題名:夢は未来への道
作詞:マイクスギヤマ
作曲:石塚玲依
編曲:石塚玲依
歌 :北川理恵

こちらはいつも通りのポップでキュートな感じ。
歌詞中盤は毎週プリンセスプリキュアのメンバー一人ひとりのソロパートになっており、そこはダンスも優雅になっている。
映像はスマイル以来となる毎週変わる仕様になっており、ソロパートの歌詞もそれぞれのイメージカラーに変化している。


エピソード

当Wikiに個別ページの有るエピソード:


他媒体

映画

  • 映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪
2015年3月14日公開。
オールスターズ映画7作目。CGダンスは例年以上に力が入っている。
ハピネスチャージと共にメインを飾る。

本作のみミラクルライトの代わりにオールスターズドレスアップキーが劇場で配布された。


関連ムックとして「プリキュアぴあ 2015」が公開初日に発売された。
2011年の『オールスターズDX3』の時に発売された「プリキュアぴあ」の第2弾となる。
プリキュアソングに関するページが充実している。
付録は特製ペーパードールと特大両面ポスター。

前回と比べるとインタビューや対談が各作品ではなく本映画中心のものになっているが、おそらくスマイル以降の作品は「オフィシャルコンプリートブック」や「プリキュアワークス」が出ている為と思われる。


  • 映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!
2015年10月31日公開。
シリーズ初となる3作品の上映で、短編・中編・長編に分かれている。
短編はCGの「キュアフローラといたずらかがみ」、中編は同じくCGの「プリキュアとレフィのワンダーナイト!」、長編は「パンプキン王国のたからもの」。

長編は監督に座古明史、キャラクターデザインに香川久とフレッシュの主要スタッフが登板。
中編の監督・キャラクターデザインは、歴代の主にCG関連を手掛けてきた宮本浩史が担当している。

『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』以来のミラクルライトが復活。

上映順はストーリーが独立した短編→中心となる長編→後日談の中編となっている。
また、それぞれの間にはパフとアロマによる説明シーンがある。


  • 映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!
2016年3月19日公開。
オールスターズ映画8作目。キュアスカーレットがオールスターズ映画初登場。
魔法つかいと共にメインを飾る。また、『NewStage』シリーズのキュアエコーと初共演。

さらにディスピアが本編終了後、すぐこの映画に登場を果たした。


  • 映画 プリキュアドリームスターズ!
2017年3月18日公開予定。オールスターズ映画に変わると思われるドリームスターズ映画1作目。

漫画版

作者はお馴染みの上北ふたご先生。
もともとアニメが少女漫画チックなので非常にマッチしている。

はるか・みなみ・きららの3人の関係について、こちらでは異母姉妹という噂が流れている描写がある。

単行本は1巻が2015年8月6日に発売され、60ページ以上が新たに描き下ろされている。
アニメ放送期間中の単行本化は久々となる。
装丁は歴代の『プリキュアコレクション』に合わせており、カラーピンナップも付属する。



ゲーム

  • Go!プリンセスプリキュア シュガー王国と6人のプリンセス!
2015年7月30日発売。
機種はニンテンドー3DSで、3マッチパズルやシールによる着せ替えを楽しめる。

甘いお菓子の国「シュガー王国」を舞台に、パズルで敵を倒して世界の平和を目指す。
また、プリキュアゲーム初となるゲームオリジナルキャラクターとして、お菓子をモチーフにした6人のプリンセスが登場する。

ちなみにファミ通では初報が最初の方のページに掲載され、女の子向けのキャラゲーとしてはなかなか大きく扱われた。



余談

  • ハピネスチャージの最終話では、キュアラブリーからキュアフローラへのバトンタッチ映像が流れた。
 似た例としては、スイート終盤にてスイート組とスマイル組が共演したエンドカードがある。

  • 前作のキャラデザを担当した佐藤雅将氏がTwitterにてエンドカードのボツ案を公開した。

プリンセス「来週から私が主役!!」
ハニー「ちがうよー」





つめたいwiki篭りに閉ざされた項目、返していただきますわ!
追記・修正は、よろしくて!?
















※警告!!

此処から先は玩具や今後の展開の重大なネタバレになりますわ!!



お覚悟は、よろしくて?





モードエレガント・桜
キュアフローラの派生フォーム。

モードエレガント・珊瑚
キュアマーメイドの派生フォーム。

モードエレガント・銀河
キュアトゥインクルの派生フォーム。

モードエレガント・サン、ハナビ
キュアスカーレットの派生フォーム。


プリンセスプリキュア・ロイヤルマジェスティ
全員の共通進化フォーム。


モードエレガント・プリマヴェーラ
春の劇場版に登場した派生フォーム。三人ともいつものモードエレガントにハートを散りばめたドレスになっている。
必殺技は「みんなの力!! プリキュア・レインボートルネード!!」






ごきげんよう~



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  • 田中裕太
  • 15年冬アニメ
  • 感動のラスト
  • 神アニメ
  • 女の子は姫だもん
  • 王道
  • 秀逸な伏線回収
  • 香村純子
  • 東映
  • 稀に鬱展開あり
  • 中谷友紀子
  • 子供向けアニメ ←大人も楽しめるストーリー

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最終更新:2024年04月05日 19:11

*1 未就学児のことを考慮して1時間半という長時間に渡るような上映ができない。プリキュアは通年で70分前後の上映時間。

*2 ただし前者に関しては、きららを試すためにあえてそう言った可能性も考えられる。