詩島剛/仮面ライダーマッハ

登録日:2015/01/06 Tue 16:33:01
更新日:2023/08/20 Sun 19:47:51
所要時間:約 30 分で読めます



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2号ライダー もう一人の主人公 もう進兄さん一人でいいんじゃない? アホの子 カメラマン シスコン スピンオフ主役 スペード9 ダチ ツンデレ デッドヒート ナルシスト バイク バイクに乗る死亡フラグ フリーのカメラマン マッハGOGOGO ミスターX レッツ変身 ロイミュード絶対殺すマン 不幸 仮面ライダー 仮面ライダージオウに登場したレジェンド項目 仮面ライダーチェイサーマッハ 仮面ライダーデッドヒートマッハ 仮面ライダードライブ 仮面ライダーマッハ 仮面ライダーマッハチェイサー 俺に隙は無かった 俺はバイクを置いてきた 元凶の息子 平成ライダー 悲劇のヒーロー 愛すべきバカ 所要時間30分以上の項目 本当は優しい人 歩く死亡フラグ 波乱万丈 渡辺淳 燃える炎のバイクライダー 白い仮面ライダー 真の主人公 稲葉友 苦労人 苦悩の連続 詩島剛 詩島姉弟 追跡撲滅いずれもマッハ 追跡者の意志を継ぐ者 闇堕ち 闇堕ち←演技でした 頑固




レディース・エーンド・ジェントルメーン!


イッツタイム・フォー・スーパースターアクション!!


「レースは俺の勝ちでいいよね? 仮面ライダードライブ!」




【概要】

仮面ライダードライブ』の登場人物。本作の2号ライダー『仮面ライダーマッハ』に変身する。
なお「剛」は「つよし」ではなく「ごう」と読む。

演:稲葉友

劇中の設定では進ノ介より4~5歳年下だが、中の人は進ノ介の人より1学年上である(生まれ年は同じだが、進ノ介の人より3か月生まれが早く早生まれである)。


【性格】

以前はアメリカに居住を置いていたフリーカメラマン。19歳。
アメリカにて仮面ライダーとして戦うための訓練を受けていたがある理由により訓練を急遽中断し、いきなり日本に帰国してきた。

「詩島」の名字の通り、彼はヒロインである詩島霧子の実の弟
再会していきなり抱きしめたり、全く躊躇なく「(唯一の家族として)愛してる」と言ってのけたり「どんな手を使ってでも守る」と宣言したりと少々シスコン気味。
ただし、姉想いではあるが家族愛の域を超えてはおらず、姉から同居を提案された時には断ったり、
姉と進ノ介の仲を積極的に応援したりと、剛なりに姉やその人間関係に気を遣っていることが見て取れる。
両親は既にいないようで、墓石によれば母・澄子は十五年前に亡くなっている。ただし何故かそこには父親の名前は刻まれていない。

寡黙で無愛想な姉とは対照的に、目立ちたがり屋で自信・自意識共に過剰な面が目立つが、
逆立ちで歩いたりバク転を繰り返す、ギアが入った進ノ介よりも彼の脳内映像を棒でたたき落としながら先に事件の全容を説明するなど、
ノリが軽いお調子者に見えて、身体能力・洞察力・推理力は進ノ介にも引けを取らない。
故に当初は進ノ介を見下したような態度を取っていたが、彼と共闘するうちに和解。以降彼のことを「進兄さん」と呼び慕うようになる。

一般人でカメラマンというフットワークの軽さを生かして、刑事とは違う視点で特状課に捜査協力することも多い。

ロイミュードに関しては「人間の敵だということは絶対に変わらない」と強く敵対視しており、
かつてプロトドライブとして霧子の命を救ったチェイスに対しても同様の見方をしている。
そのため、ロイミュードとの共存の可能性も視野に入れ始めた進ノ介とはしばしば対立することも。
しかし前述したチェイスやロイミュード072の処遇を進ノ介に任せるなど、その考えの違いには理解を示している様子。
曰く「ドライブは人を助けるライダー」で「マッハは敵をぶっ倒すライダー」とのことだが――。

表面上は極めて明るく振る舞っているが、時折影で真剣かつ暗い表情を見せることもあり、進ノ介からも「何か深いものを抱えている」と窺われている。
ときに「急がなきゃ」「早くしないと」といったことも口走っており、彼には何らかの期限が迫っている模様。

そのため視聴者からは死亡フラグの乱立を心配されている。と思っていたら……
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』にて戦死したまま終幕するといった衝撃の最期を迎える。
彼の生還については特典及びdビデオスペシャル『仮面ライダー4号』にて語られるが、
そこでもループ現象により何度も死を迎えている。「俺は詩島剛。フリーのカメラマンさ。」

ドライブのタイプフォーミュラ登場後は自身の力不足を憂い、焦りのあまり空回りを繰り返すものの、ベルトさんや霧子の言葉や進ノ介の支えもあって「俺はすでに強い」と自信を取り戻す。
しかしロイミュード殲滅を第一に掲げる剛にとって、プロトドライブの記憶と誇りを取り戻し、
再び仮面ライダーとなって周囲に歓迎されるチェイスの存在は認められるようなものではなく、日に日に劣等感と苛立ちが募っていき、戦闘中に加勢したチェイスにも敵意をむき出しにして襲い掛かる。


進ノ介「戦う相手を間違えるな!」

「間違ってない!こいつは仮面ライダーじゃない!ロイミュードだぁッ!俺が、倒さなきゃならないんだァァーーーーーッ!」

やがて、落ち着きを取り戻した剛が進ノ介に語ったのは、彼の父・蛮野天十郎がロイミュードの生みの親であり、
彼らを暴走させ多くの人間の命を奪ったという衝撃の事実であった――。

父の真相を知らない霧子に気づかれぬよう笑顔の仮面を装いながら、剛は孤独にも苦しみを背負い込んで闘っていたのだ。

本編でその事実が明らかになる前に発表された『シークレット・ミッション type TOKUJO』の1話においては、剛が蛮野博士の名前を聞き神妙な面持ちになり、後でその名前を呟く場面があった。
この時点で、彼らには何らかの接点があることが示唆されていたことになる。


「黙れッ!ロイミュードは黙ってろォッ!!」

チェイス「それは自分の使命より大事なものか……?」

「黙れ!黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れぇッ!」

そのことをシーカー・ロイミュードこと050にも付け込まれ、チェイスらに向けた憎悪の感情が暴走しかけるも、進ノ介に何とか止められる。

事件解決後、道中でブレンに出会った剛は、ブレンの持つタブレット端末にあるものが映っているのに気付き……
その後、彼はブレンの配下に加わり、進ノ介たちに襲い掛かるようになってしまう。

剛と対峙したチェイスは、彼の耳の裏にロイミュード001が付けた記憶を書き換える「氷の針」の跡があるのを確認した。
このことから、ロイミュード達に洗脳されたと思われていたが……


実は彼もまた、進ノ介と同様に氷の針による洗脳が効かない特異体質であった。
彼は洗脳されたフリをしてロイミュード側に潜入し、情報を盗むためにわざと言い成りになっていたのだった。

タブレット端末にインストールされていたものは、ロイミュードのすべてが分かる究極の頭脳…電子頭脳となった元父親、蛮野博士。
先述の『type TOKUJO』1話では、ブレンが手に持つタブレット端末に「蛮野博士」と語りかけている。
剛はこれを使えばロイミュードを全滅させることができると考えたのである。

潜入している間にも謎の人物「ミスターX」として密かに有力な情報を提供し、陰ながら特状課を支えていた剛は、
機は熟したとばかりにブレンからタブレットを奪い、彼の前から姿を消した。
作戦により当初の目的は果たせたものの、結果としてフリーズロイミュードに追い詰められた進ノ介を見殺しにすることになってしまう。
そして何より泣いてほしくなかった霧子を、結局自分のせいで悲しませてしまったことを激しく悔やんでいたが、
チェイスから「自分の信じたことを貫け」と激励されたことにより立ち直る。

霧子の元に戻った剛は、勝手なことをしてしまったことを謝罪する。
そして「許してくれなくても構わないが、もう一度自分を信じて欲しい」と土下座し、蛮野博士のデータから得た特別な計算式を伝えた。
これにより、死んだと思われていた進ノ介=仮面ライダードライブは復活する。

しかし剛は「今更仲間面して戻れる訳がない」と重い責任を感じている様子を見せ、
タブレットを片手に、蛮野博士、そして自分の信じた正義と向き合いながら独自の行動を開始する。

その後、特状課籠城事件、006ら新しい幹部の登場と前後して再び特状課を訪れるようになり、
蛮野がタブレットに魂を移していたことを霧子を含めた皆に明かす。
この頃にはタブレットから得た情報がかなりの成果を挙げていたこともあり、すっかり蛮野博士を味方だと認識していた剛は、
決意を新たに進ノ介達や父と共にロイミュードに立ち向かおうとする。しかし…


「この世の全ては私のもの。それを理解できないバカが多すぎる…」

「これで私は自由だ。誰にも止められない!世界が私の足元に跪くその日まで!」


39話後半にて、タブレットの中の蛮野はライドブースターを乗っ取ってハートと交戦中の進ノ介と剛を強襲し、進ノ介を森の奥深くに叩き落とすという凶行に走った。
そしてハートから蛮野の過去とその本性を聞かされた剛は、自分が彼の復活のためだけに利用されていたことを知り、ショックのあまり戦意を失ってしまう。
しかし剛は「人間に害をもたらす悪は、例えそれが父親であっても倒す」と、父から決して目をそむけずに向き合う覚悟を決めて再び立ち直り、
トルネードに苦戦するドライブを援護、後から加勢しに来たチェイサーと共にトルネードを撃破する。

その後迎えた蛮野との最終決戦では、怪我を負ったせいで実力を発揮できず、ゴルドドライブに追い詰められる。
変身も解け、危うくトドメを刺されそうになったところをチェイスに助けられるが、チェイスもまたゴルドドライブに深手を負わされ、戦闘不能に陥ってしまう。
自らの最期を悟ったチェイスは、宝物だった免許証とシグナルチェイサーを剛に託すと、ゴルドドライブに向かって突進し、命と引き換えに自爆した。

あまりに突然の別れに泣き叫ぶことしか出来ない剛。意地を張り続け、失うまで気付けなかった自分をバカだと嘆きながら。

しかし、このチェイスの命と引き換えにした自爆をもってしても、ゴルドドライブは倒せなかった。
彼の死を「無駄死に」「愚か者」と嘲笑され、黙ってはいられなかった剛は最後の力を振り絞って再びマッハに変身するも、
力の差は明らかで、ゴルドドライブには歯が立たない。
剛を徹底的に打ちのめした蛮野は進ノ介達を追う為に階上に向かおうとするが、剛の声が追いすがる。


「剛…!?馬鹿な…もはや力の欠片すら残されていないはず…!」

「寝ボケた事言うな…俺の全身から溢れ出す…怒りの炎が見えねえのか!?」

「てめえは幾つも許せないことをした…俺の心を利用し、姉ちゃんを侮辱し、クリムの発明を悪用し続けた!」

「だがな…今、1番許せねえのは…

…俺の…

俺のダチの命を奪ったことだぁ!!」


剛はチェイスとの友情を胸に、自分のドライバーに彼の形見であるシグナルチェイサーを装填する。


「行くぜチェイス…一緒に戦ってくれ!」


シグナルバイク! (R) ライダー! Chaser!


ここに、奇跡の新フォーム・仮面ライダーチェイサーマッハが誕生した。


「なっ…なんだその姿は! こんな形状のマッハはありえない!」

ズーット!チェイサー!

「返せよ!それは俺たちの武器だ!」


チェイサーマッハの力はまさしく圧倒的で、形勢は一気に逆転。
素手の状態でもそのパワーとスピードに翻弄され、叩きのめされるばかりか、ゴルドコンバージョンで奪ったシンゴウアックスとゼンリンシューターも奪還され、
本来有り得ないはずのマッハの形態変化と、その性能がゴルドドライブを凌駕しているという事態に驚愕する蛮野。
激闘の末、最後はチェイサーの力を宿したダブルライダーキックにより剛は遂にゴルドドライブを撃破した。

それでも蛮野、否バンノドライバーは完全に破壊されておらず、シグマ覚醒時の重加速発生の混乱に乗じて復帰しようとするが…


ヒッサツ!マッテローヨ!

「待て…待つのだ剛!偉大な私の頭脳を…この世から消してはならない!!」

イッテイーヨ!

「いっていい、ってさ…」


剛がそんなことを許すはずもなかった。
チェイスが遺したシンゴウアックスを手に取り、バンノドライバーに向かって振り下ろすと、辺りに断末魔の悲鳴が響き渡った。
バンノドライバーはバラバラに破壊され、過去の因縁と共に、世界最悪の科学者・蛮野天十郎は現世から完全に消え去ったのだった…


「さよなら…、父さん。俺の未練…」

全てが終わった後、剛は形見のシグナルチェイサーを持って旅に出る。
いつかまた、どこかで「ダチ」の魂と再会することを信じて……。


【人間関係】

特状課の刑事にして、仮面ライダードライブに変身する青年。進兄さん。
事件を引っ掻き回されたり推理を妨害されるなど散々な扱いを受けるが、剛のブレーキ役として共に戦うことに。
本気なのか冗談なのか霧子との仲を「いい画」と評し度々からかっている。

  • 詩島霧子
特状課の刑事にして、進ノ介の相棒。また剛の実の姉でもある。
他人には人を食ったような態度で接する剛だが、彼女に対しては何故か甘い。
その証拠にガンマンロイミュードとの対決の際に、彼女を呼び出してショー紛いなデビュー戦を披露した。
しかしかつて命を救ってくれた恩人としてロイミュードであるチェイスの肩を持つことに関しては苛立ちや怒りを見せることも。
剛が自分たちを裏切った(と思われていた)際は激しく動揺したが、謝りに来た剛から事の真相を告げられ、姉弟は無事に和解したのだった。

ロイミュードの番人にして死神である魔進チェイサーに変身するロイミュードの青年。
後に強化研究用として作られたスペアのマッハドライバー炎を用いて仮面ライダーチェイサーに変身する。
かつてプロトドライブとしてグローバルフリーズを鎮圧し姉の霧子を救ったが、
「所詮109体目に過ぎない」と他のロイミュード同様強い敵意を向けていた。
特に42話でチェイスから「俺は霧子を愛しているようだ」と相談された際には、動揺して豪快に水を吹き出し壊れていると誤解していた。
ただ共闘を重ねるにつれて徐々に良好な方向に向かって行き、彼が死亡した際には「ダチ」と認めるようになった。

ロイミュードの生みの親にして詩島姉弟の父親。
ロイミュードが完成した際に反逆され、「処刑」と称して殺害されてしまうが、その後タブレットに意識を移され、長らくブレンに保管・管理され続けた。
33話にて剛がタブレットを奪取して以降、彼をサポートし続けた。

…が、実際には自らの復活のために剛達を利用したに過ぎなかった。
そしてハートから蛮野の過去と本性を聞かされ絶望しかけるが、「人間に害をもたらす悪は、例えそれが父親であっても倒す」と決意を改める。

ちなみにその本性故にクリムは勿論、妻も失望して剛と霧子と共に彼の元を去っている。

最終的に剛にバンノドライバーを破壊されたことで、この世から消え失せることとなった。

  • アメイジングサーカス
パフォーマンスで舞台を盛り上げる能力を持つシフトカー。剛と同じくアメリカで活動していたため、彼の帰国に合わせ共に日本へと帰還した。
目立ちたがり屋な側面を持った剛と気が合うのか、派手に振る舞いたがるマッハに派手な演出をして協力したり、ちょくちょく行動を手伝う光景があった。
ただし仮面ライダーマッハがサーカスの能力を使用したことはなかったりする。

仮面ライダー3号、及び4号で共闘したライダーの先輩。
が、お互いの性格上先輩後輩の意識は全く無く、3号ではオジサン呼ばわりした一方で、
侑斗からは名乗り口上にツッコミを入れられ、2度目(本人達からすれば1度目だが)は巧と共にスルーした。

ハデだな。あれいつもやってんの?おまいう

侑斗と同じく3号、4号で共闘したライダーの先輩。
3号ではアクセルフォームとぶつかり合い驚愕の真実を告げられる。
4号では終盤、自身の提案で記念写真を撮るが…。



剛「犯人の利き腕に気づいたのはなかなかだったけど、
ギアが入るのが遅いんだもんなぁ~♪」

進ノ介「何だと!?」

剛「…と言うわけで、悪いけどお楽しみは俺からだ。」


シグナルバイク!


(R)


ライダー!


レッツ、変身!


Mach!


「追跡、撲滅、いずれもマッハ! 仮面ライダーマッハ!!」



仮面ライダーマッハ


身長:205.5cm
体重:96.6kg
パンチ力:9.7t
キック力:16.7t
ジャンプ力:ひと跳び40.3m
走力:100mを2.4秒

スーツアクター:渡辺淳


剛が『マッハドライバー『シグナルマッハ』をセットして変身する仮面ライダー。
ベルトさんことクリム・スタインベルトの恩師である、アメリカの科学者ハーレー・ヘンドリクソンが開発した。
白いライダースーツ『マッハライディングスーツ』と長いマフラー、そして右肩に施された標識『シグナコウリン』(もしくはコウリンシグナル)が目を引く。
ドライブが車をモチーフ・乗り物としていたのに対し、こちらはバイクをモチーフとし、また従来通りのバイクに乗ったライダーとなっている。

スピーディーでアクロバティックなアクションと、専用武器『ゼンリンシューター』を使った銃撃戦・接近戦を得意とする。
また新型エンジン『NEX-コア・ドライビア』*1を中心とした新型システム『ネクストシステム』を搭載し、
シフトカーと似た役割を持つバイク『シグナルバイク』を状況に応じて入れ替える『シグナル交換』を駆使して戦う。

これによりドライブを上回る戦闘力を発揮する反面、変身者に対して大きく負担がかかる点から、変身には制限時間が設けられている。
ただしその負担は鍛錬次第で軽減可能とされており、剛自身のトレーニングや戦闘経験を経て、変身時間も次第に延びていっている様子。
それでも戦闘中に限界を覚えることはあり、剛本人もその弱点を理解しているようだが、それを悟らせまいと常に大胆なパフォーマンスで敵を翻弄していく。

また、戦闘後に頭部の『V-ヘルム』『イノベイトバイザー』を展開するが、
この仕草も只のカッコつけではなく、余分なエネルギーを排出して負荷を解放する意味合いもある。
青い単眼『マルチゴーグルアイ』は視覚センサーの役割を果たし、ヘルメットの『コンポジットフェイスガード』とバイザーで保護されている。

手の『ヘイストグローブ』と足の『アクティブファストブーツ』はそれぞれ高圧縮エネルギーで覆うことにより、
衝撃波を伴う音速パンチ、音速に到達する必殺加速キックを使用可能としている。

更に後述するマッハドライバーの限界稼働状態ズーットマッハを使用した場合は超音速戦闘が可能で、
17話の音波で戦うボイス・ロイミュードとの戦闘では「マッハとは音速のこと。その気になれば音より速い!」と衝撃波の砲撃を回避している。

音の名を持つのに音より速いと言っているため上記の剛のセリフは無茶な超理論にも聞こえるかもしれないが、
マッハとは元々音の速度を1として『音速の何倍速いか』を測る単位の数なのでマッハという名前で音より速いのは別段おかしくはない。
むしろ本来の単語の意味に忠実ではある。
ドライブライダーは通常時の走力と加速時の走力を別として扱っているが、マッハは加速時の数字が不明でもあるため、スペック的な矛盾も特に無い。

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』ではなんと相手も本気ではなかったとはいえ、555アクセル(10秒間マッハ51の動きを可能とする)と互角の高速戦闘を可能としていた。


シグナルバイク・シフトカー!


(D)


ライダー!


Dead heat!!


「さあ、後は知らないぞ~?」



仮面ライダーデッドヒートマッハ


身長:200.5cm
体重:107.1kg
パンチ力:15.3t
キック力:23.7t
ジャンプ力:ひと跳び36.5m
走力:100mを3.2秒


ハーレー博士によって完成した『シフトデッドヒート』を使用して変身したマッハの強化形態。
ドライブ・タイプスピードと同じく真紅のメタルボディに、左胸に襷のごとく装着されたタイヤが特徴。

スピードでは通常のマッハに劣るが、体表は常に高熱に覆われており、超高熱化した格闘攻撃を繰り出せる。
右肩に備えた『DH-コウリン』は、全身を高速循環する高熱エネルギーの流れを整え、各部機能が均一に強化されるよう調整する役割を持つ。
が、DH-コウリンに備えられたメーターがレッドゾーンに達すると、
ドライブ・タイプデッドヒートと同じくタイヤがバーストを起こし、剛にも制御できない暴走状態に陥る。

ハートの特殊能力『デッドゾーン』に対抗するため、同種の能力として
ハートに匹敵するほどの強力なパワーと味方さえ攻撃してしまうほどの暴走状態を併せ持った、
良くも悪くも両極端な形態であると言える。
当初進ノ介が使用し暴走していた際は、ベルトさん曰く「シフトデッドヒートがまだ未完成の状態にあるから」
という話だったが、最終調整を経て完成しても相変わらず暴走していた
それまでは暴走前に勝負を終わらせることが出来ていたものの、
23話でついにバーストして制御不能になった隙に攻撃され、なんとベルトを壊されてしまった。

ドライブとロイミュードが強くなる中置いてけぼりになったと感じていた剛だったが、
周りの支えもありその焦りを振り切り、24話にて、意図的にバーストを引き起こす事で遂に暴走状態の制御に成功した。


なおこの形態でもタイヤ交換は可能で、その場合はタイプデッドヒートと同じく胸部にタイヤが装着される。

ドライブと共有して使う事を前提として開発された為、全体的にタイプスピードとマッハが混じったような外見をしている。
特に下顎にはタイプスピードのガルウイングが上下逆かつ後ろ向きについている。
これはタイプデッドヒートの後頭部についていたマッハの顔が、ガルウイングごと前にスライドしてドライブの顔を覆った為である。
なおこのギミックはタイヤ交換シリーズのフィギュアから推測されたものであり、作中で実際に確認された訳ではない。



「今、一番許せねえのは、俺の…俺のダチの命を奪ったことだぁッ!!」

「行くぜチェイス…一緒に戦ってくれ!」


シグナルバイク!


(R)


ライダー!


Chaser!



仮面ライダーチェイサーマッハ





身長:205.5cm
体重:98.7kg
パンチ力:25.2t
キック力:30.5t
ジャンプ力:ひと跳び44.3m
走力:100mを2.0秒


チェイスから託された『シグナルチェイサー』をセットして変身したマッハの最強形態。
本来シグナルチェイサーはチェイス用に調整されている為、彼以外には使用出来ないはずだったが*2
剛の思いの力が通じたのか、それとも彼に託したチェイスの遺志が影響したのか、剛が使えないはずのシグナルチェイサーを使って変身した、まさしく『奇跡の変身』

ヘルメットとボディはマッハ、ボディスーツとグローブなどはチェイサー、というようにマッハとチェイサーのパーツが混ざった外見をしている。
その見た目通りマッハのスピーディーなアクションと、チェイサーのパワフルさが合わさったような戦闘スタイルを採る。
ブーストイグナイターを連打することで、マッハ同様限界機動状態となって超高速移動を駆使することが可能。
また魔進チェイサーの3種のチェイサーバイラルコアを取りこむことで、ゴルドドライブの干渉波による束縛を振り切ることもできる。

武器は自身のゼンリンシューターとチェイサーのシンゴウアックスを使用する。
ちなみにこの2つはゴルドドライブに奪われていたが、途中で奪還している。「返せよ!それは俺達の武器だ!」

スペックではデッドヒートマッハ、パワーだけならタイプフォーミュラ、パンチ力においてはタイプトライドロンをも上回っており、
それまで辛酸を嘗め続けていたゴルドドライブに対して互角以上の戦いを演じ、激闘の末見事これを撃破した。

なお、変身音はチェイサーのものと全く同じで、マッハドライバー炎とシグナルチェイサーがあれば追加玩具を購入することなく玩具再現できること、
後述のマッハチェイサーと比べると、強引にマッハとチェイサーをニコイチにしたような、急造感が強いデザインであること等から、
ファンからは「当初の番組予定には存在しなかった、メタ的な意味でも急造フォームなのでは?」という推論が上がっている。


仮面ライダー超デッドヒートマッハ



シグナルバイク・シフトカー!


(D)


ライダー!


超!Dead heat!!

小説版で登場したマッハの究極フォーム。
チェイスが以前エンジェル・ロイミュードに与えられその戦いで使用したライノスーパーバイラルコアを改造した「シフトバイラルコア」を装填して変身する。*3

チェイサーマッハとは逆に「マッハの外装を装着した超魔進チェイサー」というべき外見で、
V-ヘルムのバイザーの奥にチェイサーの両目「オープンドアイ」が配置され、右肩にライダーズクレストの「R」の図案が描かれている。

超デッドヒートドライブと同系統のライダーだが、急場しのぎの最弱フォームだったあちらと異なりれっきとしたマッハの強化形態であり、戦闘力は段違い。
ただし使用したマッハドライバーはプロトタイプであったため時間制限があり、戦闘終了時に破損している。

この形態への変身を経て、剛は「人とロイミュードが一体となることで仮面ライダーは真に完成する」という結論に至った。



仮面ライダーマッハチェイサー


「一緒に戦ってくれ……! 俺の、最高のダチ!!」


シグナルバイク! シフトカー!


(R)


ライダー!


レッツ……変身!


Mach!Chaser!


追跡……! 撲滅……! いずれも、マッハ! 仮面ライダー……マッハチェイサー!!


身長:不明
体重:不明
パンチ力:不明
キック力:不明
ジャンプ力:不明
走力:不明


シフトライドクロッサーをセットして変身したマッハのもう一つの最強形態。
短期間ならばチェイサーマッハを上回る性能を発揮することが可能とされる。

デザインそのものは、マッハの上半身とチェイサーの下半身を合わせたチェイサーマッハとほとんど同じだが、
マッハ部分のアーマーが白から青に変わり、目の色はチェイサーと同じになっている他、
上半身から伸びるラインもマッハとチェイサー二つのものになっているなど、より「両者の合体フォーム」感が増している。



装備

マッハドライバー

マッハが使用する変身ベルト。
普段はバックルの状態で携帯し、腹部に当てることで『ドライバーウェビング』が出現し、装着される。
『シグナルランディングパネル』にシグナルマッハを装填し、「シグナルバイク!」の音声と共に待機音声が鳴り始め、
パネルを倒してドライバーに読み込ませることにより「ライダー!マッハ!」の音声とともにマッハへと変身する。

グラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-M』が内蔵されており、エネルギーは主にマッハへの変身に使用される。
また、最深部に格納されている補助頭脳の稼働にも使用され、これにより全身のシステムを管理している。


シグナル交換の際には別のシグナルバイクを装填し、
「シグナルコウカン!(シグナルバイク名)!!」という音声が鳴り響き、その能力を行使できる。

バックル上部のスイッチ『ブーストイグナイター』を押すことでマッハ自身や装備する武器を一時的にパワーアップさせ、
4回以上ボタンを連打することで各機能は限界稼動状態へと移行する。*4

必殺技発動時はシグナルライディングパネルを展開し、ブーストイグナイターを押した後に再び閉じる。
そして「ヒッサツ、フルスロットル!!(シグナルバイク名)!!」の音声が流れ、技を発動する。
SEは三連ホーンのような音がメインとなる他、所々に仮面ライダー1号を彷彿とさせるあの『キュイーン』と言うサウンドも鳴る。


また、デッドヒートマッハに変身すると、各音声に「バースト」が追加される。

例:「キュウニマガール!」→「バースト!キュウニマガール!」
  「ヒッサツ、フルスロットル!」→「ヒッサツ、バースト!フルスロットル!」


シフトカーやバイラルコアにも対応しており、それぞれの能力を使用できる。
シグナコウリンの表示もシグナルバイクと同様に変化し、名称は『マッハ モエール』のようになる。

また、デッドヒートマッハの状態で装填した場合はタイヤ交換が行われる。
しかし、唯一ランブルダンプの時は交換されなかった。

劇中では主にシフトカーを呼び寄せる、もしくはドライブから直接借りることで使用。


〈登場した形態〉
マッハ:モエール(フレア)、アラブール(ダンプ)、マゼール(ミキサー)
デッドヒートマッハ:ナオール(ドクター)、アラブール(ダンプ)、モエール(フレア)

装填した際の能力はシフトカーの項目を参照。


シュートロイミュードとの戦闘において一度破壊されてしまったが、りんなによって修復される。
その際に研究用として「もう一つ」制作していたが、後に霧子からの依頼でチェイスが使用することを前提に調整を施し、
変身用シグナルバイク・シグナルチェイサーと共に彼に提供した。


仮面ライダーチェイサーを開発する際に追加された拡張機能により、
スロットに入力された戦闘データとベルト内部に保存された戦闘データを組み合わせることで新たなライダーを試作することが可能になる。

夏の劇場版では進ノ介がチェイスのベルトにドライブの戦闘データが蓄積された
トライドロンキーを差し込むことで超デッドヒートドライブに変身し、
本編では剛がシグナルチェイサーを剛のベルトで使うことでチェイサーマッハへと変身した。

仮にチェイスのベルトにシグナルマッハを装填した場合もまた、新たなライダー(マッハチェイサー?)になると思われる。
他にも剛のベルトにトライドロンキーを差し込んだ場合や、チェイスのベルトにシフトデッドヒートを装填した場合なども考えられる。

小説版ではシフトバイラルコアを使用した超デッドヒートマッハが登場した。


このように「マッハ」ドライバーと名付けられているが、他の2人も同型のベルトを用いて別のライダーに変身していることから、
2号ライダー専用のベルトでありながらもロストドライバー白い魔法使いドライバーと似た立ち位置にある。
ついでに言うなら変身するライダーの種類も3~4種類というのも共通している。



オツカーレ



ズーットマッハ!



ゼンリンシューター

マッハの使用する、バイクの前輪にも似た形状をした銃。
マッハの意思に応えて手元に出現し装備する。変身前でも使用可能。
ちなみにマッハはこれを持って右腕を伸ばしたとき腕全体がバイクを模した形になるようデザインされている
(ゼンリンシューターが前輪、シグナコウリンが後輪)。

『フルスロットルトリガー』を引くと射撃攻撃、
特殊硬質ゴム製の前輪『ゼンリンストライカー』を回転させることで近接攻撃と、遠近両用を兼ねている。

マッハドライバー炎にシグナル交換用バイクを装填し、
未装填状態のゼンリンシューターのトリガーを引くことで、各シグナルバイクの固有能力を使用できる。
この際、ドライバーのブーストイグナイターを1回押すか連打するかで威力が変化する。


更にゼンリンシューターの『シグナルランディングパネル』にシグナルマッハをセットし、
シグナル交換用バイクが装填されたマッハドライバー炎と通信することで必殺技が発動する。
通常の射撃と同様に、ブーストイグナイターを押す回数で威力が変化する。

また、ゼンリンシューターのシグナルマッハのみの状態でも発動し、
この場合はドライバーにシグナル交換用バイクを装填していないためブーストイグナイターを操作しない。

逆にゼンリンシューターにシグナル交換用バイクを装填した場合、
ドライバーの状態は必殺技に関係しないようで、シグナルマッハが装填されていなくても発動している。

他にもドライバーのシグナルマッハのみ、またはシフトデッドヒートのみのパターンなどもあり、
こちらはブーストイグナイターを操作して強化することもある。




剛「ラストスパートだ」

シグナルコウカーン!!



シグナルバイク

マッハの使用するバイク型のアイテムで、シフトカーのように自我を持っている。
シグナル交換の際にはシグナルライディングパネルに装填することで、
右肩のシグナコウリンに能力を表す道路標識『アビリティクレスト』が表示される。

基本的な役割はシフトカーと同様である。
性質的にその場で曲がったり止まったりと探索にはあまり向いていないが、シフトカーとの合同捜査ではその役目を果たしていた。


  • シグナルマッハ
マッハに変身する際に使用するシグナルバイク。
限界稼動状態ではタイプスピードのように高速移動も可能。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「マッハ!」「ズーットマッハ!」

  • シグナルマガール
シグナル交換の際に使用するシグナルバイク。
ゼンリンシューターから放たれた弾丸を曲げる。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「マガール!」「キュウニマガール!」

  • シグナルカクサーン
ゼンリンシューターの弾丸を分裂させる。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「カクサーン!」「タクサンカクサーン!」

  • シグナルトマーレ
前方に盾代わりにもなるエネルギーフィールドを投射、触れた相手の行動を一時的に停止させる。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「トマーレ!」「イマスグトマーレ!」

  • シグナルキケーン
マグナムキラーのような魔獣を召喚して噛みつき攻撃させる。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「キケーン!」「トテモキケーン!」

  • シフトデッドヒート
シフトカーとシグナルバイクがサイドカー状に合体したアイテム。
ドライブドライバーとマッハドライバー炎の両ベルトに対応、それぞれがセットすることで
ドライブ・タイプデッドヒートとデッドヒートマッハに変身させる。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「バースト!デッドヒート!」「バースト!キュウニデッドヒート!」

  • シグナルチェイサー
チェイサーに変身する際に使用する、ライドチェイサーを模したシグナルバイク。
マッハが自身のマッハドライバー炎にセットすることでチェイサーマッハに変身させる。
剛にとってはチェイスの大事な形見の1つでもある。

ブーストイグナイターを押した際の音声は 「チェイサー!」「ズーットチェイサー!」


シフトブレスに装填した際の音声は、

シグナルマッハ、シグナルチェイサー→「ドライブ!タイプ・ネクスト!」
シフトデッドヒート→「ドライブ!タイプ・デッドヒート!」
シグナル交換用バイク→「タイヤコウカーン!ネクスト・01(~04)!」

必殺技の音声は、レバーモードがないので、イグナイターを押した際にシグナルバイクとシフトカーの名前がそのまま鳴る。


ブレイクガンナーにシグナルバイクとシフトデッドヒートを装填した際の音声は「Next…System…」
こちらは必殺技の音声は無し。

ルパンガンナーも同様に「ネックスト…システェム!」
こちらも必殺技の音声は無し。



搭乗マシン


  • ライドマッハー
剛の愛車である白いバイク。

  • ライドクロッサー
ライドマッハーと魔進チェイサーの駆る『ライドチェイサー』が合体した武装車両。





必殺技


ドライバーに装填するシグナルバイクやシフトカーによってエフェクトが変化する。
名称もシグナルマッハやシフトデッドヒート以外は固有のものが追加され、キックマッハーの場合は長音符号のない『○○キックマッハー』、
ヒットマッハーとビートマッハーの場合はそれぞれ長音符号がそのままの『ヒットマッハー○○』『ビートマッハー○○』となる。


キックマッハー
マッハドライバー炎で発動するキック技。
上空に飛び上がった後、高速で空中前転しながら跳び蹴りを叩き込む。

シグナルキケーンの場合の『キケンキックマッハー』は魔獣の幻影を纏うが、ボイスロイミュードに命中する直前にハートに防がれたため不発。

マッハ アラブールになった際の『アラブルキックマッハー』は、どこぞのロケット頭のライダードリルキックのような技になっていた。

チェイサーマッハ時では、チェイサーの幻影と共に飛び蹴りを放つ。これでゴルドドライブを打ち破った。


ヒットマッハー
ゼンリンシューターで発動する射撃技。
基本的にマッハドライバー炎にシグナル交換用バイクを装填し、
ゼンリンシューターにシグナルマッハを装填してトリガーを引くことで、シグナルバイクに応じた射撃になる。

劇中ではシグナルカクサーンで初使用。
シグナルキケーンで使用すると魔獣が敵を攻撃する(スイッチ連打で複数体が出現)。
DX玩具のCMではシグナルマガールによる射撃も披露した。

マガールとトマーレ、モエールとマゼールは必殺技としては劇中未使用。

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』と『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ』ではゼンリンシューターのシグナルマッハのみで、
ドライバーにシグナル交換用バイクを装填しない通常パターンを披露した。

デッドヒートマッハ時には、ドライバーにシフトデッドヒートを装填させた状態で発動。
こちらではゼンリンシューターにシグナルマッハが装填されない。
『手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル』において、
タイプフォーミュラや手裏剣戦隊ニンニンジャーとの連携でヒッサツによる射撃を繰り出した。
45話でもゴルドドライブに対して使用したが、004の自爆から逃れる際に負った傷の影響により放つことができず不発。

別パターンとして、『仮面ライダー4号』3話にてマッハ時と同様にゼンリンシューターにシグナルマッハを装填して発動(ドライバーは操作しない)。
仮面ライダーゼロノス ゼロフォームと連携してダークライダー達を撃破した。


ビートマッハー
ゼンリンシューターで発動する打撃技。
こちらはゼンリンシューターに主にシグナル交換用バイクを装填し、
エネルギーを帯びたゼンリンストライカーを回転させ相手にぶつける。
ドライバーにシグナルマッハが装填状態でもブーストイグナイターは押さず、未装填の状態でも発動する。

劇中ではタイプデッドヒートの暴走を止めるためにシグナルトマーレで初使用。
シグナルカクサーンで使用すると超高速で拡散する青白い打撃を叩き込む。

一度25話にてシグナルマッハを装填して発動し、青白いエネルギーをチャージした。
しかしソードロイミュードに打撃する直前で進ノ介に止められたため不発。

最終話の回想シーンと『シークレット・ミッション type Lupin ~ルパン、最後の挑戦状~』では逆にドライバーのシグナルマッハのみで発動。
エフェクトは上記と同じもので、どちらもチェイサーのアクロスブレイカーと共にロイミュード2体を撃破した。

デッドヒートマッハ時には、ドライバーにシフトデッドヒートを装填させた状態で発動。
19話にて使用し、全身に熱を纏った状態で上空に飛び上がった後、高熱を帯びたゼンリンストライカーを相手に殴りつける。
こちらではゼンリンシューターにシグナルバイクが装填されない。
また、ヒッサツではなくスイッチ連打のみで使用した(そのため厳密には強化技)が、それでも十分な威力を発揮した。


ヒートキックマッハー
デッドヒートマッハ時に発動するキック技。
全身に熱を纏った状態で上空に飛び上がった後、高速で空中前転しながら跳び蹴りを叩きこむ。
ガンバライジングでは「マグナムレイジ」と名前こそ違うが、ドライバー操作アクションやエフェクトこそ無いもののキックモーションはほぼ劇中そのまま。

こちらもシグナルバイクやシフトカーによってエフェクトが変化する。
アラブルキックマッハーの強化版である『アラブルヒートキックマッハー』をチェイスに対して放ったが、
ドライブのスピードロップに跳ね飛ばされたため不発。
以前のタイプデッドヒートのようにマックスフレアを装着しメディック(人間態)に『モエルヒートキックマッハー』を放ったが、
ドライブのハンドル剣に受け止められたため不発。


この他、第45話の回想シーン(第44話の続き)では004の自爆から脱出する際にヒッサツで自身を限界以上にバーストさせる荒業を披露。
身動きの取れないドライブとチェイサー、ハートとメディックを、高速移動しながらゼンリンシューターによる打撃で逃がしたが、
かなりの無茶をしたためボディが爆発してしまい、後の戦いでも影響が出る程の深い傷を負ってしまった。



小説版での活躍】

完全な善意による仮面ライダーシステムの実現法を模索しながら旅を続けていたが、進ノ介と霧子の二度目の結婚式の為に帰国した。
しかし、全滅したはずのロイミュードの関与が疑われる事件が起こったことで特伏課の客員捜査員として捜査に関わることとなる。

チェイスのコピー元である狩野とコンビを組み事件を追い、
主犯が西堀光也と見立てられたことから、自身と同じく父親への想いを抱え、かつて自身に辛酸を飲ませた西堀令子と面会を行う。
一度はコンプレックスを刺激され再び怒りの感情を高められ醜態を晒すも、面会を繰り返し続ける。

令子や狩野との交流の中で自身の過去を振り返り仮面ライダーとロイミュードの在り方を模索していく。

繰り返される面会の中で徐々に令子の心を解き解し、遂には彼女からの協力を得て事件を阻止し、
令子と共に光也の元へ向かう。


「アンタを愛していたんだ!」
「アンタに愛して欲しかったんだ……」


令子を見下し冷徹に振る舞う光也に対し、彼女の想いを----自身が蛮野へ抱いていた想いをぶつけるが……


「愛?家族は私にとって支配するためのものでしかなかった。愛など、存在しない」


無情にも返ってきた言葉は蛮野と寸分違わないものだった。

蛮野と同様にアニマシステムを悪用しネットワークの神となろうとした光也が装置の故障により亡くなり、呆気なく事件が解決した翌日、
令子との会話で黒幕が他にいることを確信し、共に調査を続けることを約束し、翌日の面会を約束して立ち去る。

照れながらも令子へのプレゼントに手袋とマフラーを用意したその時、
狩野から彼女が服毒自殺を図ったと連絡が入る。

令子の自殺をただ一人否定するが、彼女に自殺願望があったことから周囲は取り合わない。


「死ぬな令子!まだ話したいこと、いっぱいあるんだ!」


意識不明となった彼女が残したヒントから真犯人の正体へと辿り着き、
りんなの元に保管されていたプロトタイプのマッハドライバーと、かつてチェイスが使用し破壊したライノスーパーバイラルコアを元にしたシフトバイラルコアを手に、ただ一人戦いに向かった。

ネットワークを駆使して蘇り究極の進化を遂げた005---リベンジャーロイミュードの猛攻を前に、ゴルドドライブさえ打ち破ったチェイサーマッハでさえ大苦戦し、
フリーズとシーカーのコンボ能力を前に身動きを取れないまま憎しみを掻き立てられ、進ノ介たちへの刺客として仕立て上げられそうになるが、
半分マッハ、半分チェイサーのチェイサーマッハ故、フリーズの能力は無効化され、更に憎しみを完全に乗り越えた剛の精神の前にはシーカーの能力は無意味であった。
自身なりの仮面ライダーの在り方に辿り着き、シフトバイラルコアの力でチェイサーとマッハの完全なる融合形態、
ハーフマシンハーフヒューマンと言うべき超デッドヒートマッハとなった剛は、その凄まじい戦闘力でリベンジャーを圧倒。
復讐心有る限り何度でも蘇る可能性を秘めたリベンジャーに、何度でも相手取る決意を告げ打ち破った。

コアが破壊された状態から復活を遂げた005から、チェイスを復活させることが可能だと思い至り、
数日後、明るい未来を確信しながら大切な人の写真の中に新たに加わった令子の笑顔を眺めるのだった。
しかし剛が懸念した通り、005との因縁が今作で終わるはずがなく…


仮面ライダージオウ

映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』にて客演。
クリムの祖先、クララ・スタインベルトを抹殺しようとしている謎の敵の思惑を食い止めるため、常磐ソウゴ明光院ゲイツに協力を依頼。
過去の世界においてジオウ達がクララの保護に成功し歴史が守られた事でソウゴの人柄を認め、
クリムと共にドライブとマッハのライドウォッチを託したが、これまでの事例と異なりライダーとしての記憶をなくしてしまった*5


その後、クォーツァーのリーダー・常磐SOUGOが敢行した「『平成』のリセット」に巻き込まれるが、
タイムマジーンに乗って現代に密航して来ていた戦国時代の忍・牛三に助けられる。
時空に干渉が起きた影響かこの時点ではライダーとしての記憶を回復しており、
タイムトンネルに吸い込まれないよう牛三を重石代わりにしたままソウゴのもとに駆け付け、救出に成功。
「平成ライダーの歴史を奪ってきた」ことを謝るソウゴに、

ソウゴ!俺がウォッチを渡したのは、お前が王様だからじゃない。

……“お前だから”だ!

と発破をかけた。

決戦においてはソウゴがオーマフォームに変身した影響なのか力が戻り、マッハに変身してカッシーンの大群を相手取った。


ちなみに、いつもの「追跡!撲滅!(ry」の名乗り口上は今回もポーズ付きで名乗っているが、
それまでシリアスな空気だったのに、急にノリノリでバッチリポーズも決める剛に思わず呆気にとられたのか、
隣で変身したジオウとゲイツは、敵と対峙しているにもかかわらず呆然とした様子で顔を合わせていた。あんたらも十分派手だよ。



【余談】

一文字隼人/仮面ライダー2号のオマージュが多数盛り込まれている。
  • 名前の由来は一文字隼人を演じた佐々木剛から(佐々木氏は剛と書いて「たけし」だが)
  • フリーカメラマン設定
  • 変身や技の時に発する効果音が1号や2号と同じ
  • ライダーズクレストが今作の1号たるドライブと共通。これも立花レーシングマークで共通である1号&2号と同じ

ちなみに、マッハで剛だが、上記の佐々木氏の他にかの『マッハGoGoGo』のオマージュも含まれている。
変身ポーズは仮面ライダースーパー1の沖一也と似ており、ヘンリー博士役の大月ウルフもスーパー1に出演していたりする。

マッハドライバー炎の玩具版であるDXマッハドライバー炎は屈指の良玩具としても有名。
シグナルバイクはもちろん、シフトカーやバイラルコアも含めて認識音声のバリエーションに富んでおり、プレイバリューが非常に高い。
サブライダーの変身アイテムは何かと雑になることも多いのだが、そんな中でもむしろドライブドライバーより出来が良いのではとまで言われる逸品である。

中の人の稲葉氏的にはライダーより戦隊派。
また、彼は高校生時代ハンドボール部だったが、その顧問だったのが『魔法戦隊マジレンジャー』のマジシャイン/ヒカル役だった市川洋介氏*6





よし!じゃあ競争しよう。レースだよ、どっちが先に項目を追記・修正するかの。wiki籠もりVS謎のカメラマンの対決だ!


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  • バイクに乗る死亡フラグ
  • 苦悩の連続
  • もう一人の主人公
  • 本当は優しい人

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最終更新:2023年08月20日 19:47

*1 リミッターを解除すれば、ロイミュード同様自ら重加速を発生させる事さえ可能

*2 実際夏の劇場版では、進ノ介がチェイスから借り受けたドライバーに装填しようとしたが、ロックがかかっていたため不可能に終わった。

*3 玩具のライノスーパーバイラルコアの認識ピンはトライドロンキーと共通のため、実際にライノスーパーバイラルコアの刀身を改造で外してマッハドライバー炎に装填すると超デッドヒートの変身音が流れる。

*4 初めて変身を披露した時には初手で約10回ほど連打しており、ガンマン・ロイミュードへの強い殺意が窺える。

*5 レジェンドライダーが記憶を失うのは「アナザーライダーの出現で存在を乗っ取られた」場合であり、単にウォッチをジオウに渡した場合は力がなくなるだけである。

*6 市川氏はマジレンジャー放送当時から教員免許を所持しており、2008年に俳優を引退した後は高校教師として暮らしている。