重吾(NARUTO)

登録日:2014/12/04(木) 04:27:51
更新日:2024/04/23 Tue 16:10:10
所要時間:約 3 分で読めます




重吾(ジュウゴ)は『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。



◆プロフィール

所属:音隠れ
忍者登録番号:不明
誕生日:10月1日
年齢:18歳
星座:てんびん座
身長:202.1cm
体重:75.8kg
血液型:AB型
性格:マイペース、臆病、凶暴
好きな食べ物:小魚、牛乳
嫌いな食べ物:鶏肉
好きな言葉:無垢三昧
趣味:鳥と戯れること、森林浴
CV:阪口周平


◆概要

音隠れの里に所属する忍者
うちはサスケが兄のうちはイタチへの復讐のために組織した蛇小隊のメンバーの一人。
オレンジ髪の大柄な青年で、龍池洞出身の一族の最後の生き残り。
異名は"天秤の重吾"。


◆人物

普段の彼は大人しい青年だが、異常な殺人衝動を抱えており、それが限界に来た時には我を忘れ、性格も見た目も恐ろしい殺人鬼に変貌してしまう。
いわば一種の二重人格

重吾はその殺人衝動を更正するため、自ら大蛇丸の元に捕まりにきた。
かつて重吾の殺人衝動を止めることができたのは音の五人衆の一人・君麻呂だけだった。
自分の殺人衝動を抑えることができる君麻呂に対しては唯一心を開いており、君麻呂も呪印の力を与えてくれた重吾に感謝している。
サスケ奪還編でアジトを出る際、おそらく死を覚悟していたであろう君麻呂が、最後に重吾の元を訪れていることからも、両者の信頼関係は深いものだったことがわかる。

そしてサスケが大蛇丸の「転生の術」の器となるために君麻呂が犠牲となったことを知り、君麻呂が命がけで招いたサスケの価値を見極めるために仲間に加わる。
その後は何度かサスケが幻術で重吾の殺人衝動を止めてやっている。


◆能力

作中の中忍試験編以降随所で登場した呪印のオリジナル。
オリジナルだけあって呪印の能力を最も使いこなしており、他者の血肉を取り込んで自身の肉体を回復させたり、逆に他者に自分の肉体を分け与え吹き飛んだ体の部位を再生することも可能。
サスケが呪印の部分変化を使用した際は呪印を扱うのが上手いと評価している。
体を様々な形状に変化させて戦う他、耳を変化させれば動物と意思の疎通を図ることが出来、鳥などを用いて周辺の捜索なども行う。
だが、五影会談で四代目雷影・エーと交戦した際は呪印も殺人衝動も全面的に開放するが敗れていたり、キラービーと戦った際も四人がかりで絶体絶命の危機に陥るなど、五影クラスの実力者には及ばないようだ。


◆使用術

  • 呪印
使用することで身体能力や術の効果を強化することができる術。
呪印状態には半身〜全身を呪印が覆った呪印状態1と、全身を隙間なく完全に覆い尽くし異形へと変化した呪印状態2が存在し、重吾は体の一部だけを変化させる事も可能。

薬師カブトによると仙術の一種で、重吾の一族は自然エネルギーを取り込むことのできる特異体質を持っており、重吾の一族ではこの呪印のオリジナルとなった力を仙人化と呼んでいる。
この能力に目を付けた大蛇丸が他の忍にも同じ状態を引き起こす酵素を重吾の体液から開発した。

呪印状態でチャクラを練ると、それに反応して自動で周囲の自然エネルギーを取り込み、仙術チャクラを練り始めるため、身体能力と術の効果が向上し仙術チャクラが使用可能になる。
また仙人モードと違い、動きながらでも仙術チャクラを練れるため、戦闘にも使用しやすい。

デメリットとしては、使用中は狂暴性が上がり好戦的になり、使い続ければ重吾と同じように殺人衝動が発生してしまうこと。
また負担も大きく扱いも難しいため、呪印に適合できず拒絶反応を起こし、与えられた直後に死亡してしまう場合も多い。

雷影との戦闘時と『BORUTO』にて状態2を披露しているが、それぞれ細部の形状が異なっている。
前者は子どもの状態から呪印を開放していたことから、重吾の身体状態も関係しているのだろうか。

  • 再胞吸引
他者の肉体を吸収し、己の細胞へと変換することで、自身の肉体を回復させる。

  • 再胞排出
傷ついた者にチャクラを含んだ自分の細胞を分け与える事で回復させる術。
大量の細胞を消費するため、使用すると術者の身体は子供の姿に戻ってしまう。

  • 多連不自連砲(たれんふじつぼ)
フジツボのような形状に自分の細胞を変化させ、ゼロ距離の地点から圧縮した多数のチャクラの砲弾を放つ。

  • 活塞拳
作中時々披露しているパイルバンカーパンチ。


◆来歴

第二部

前述の通り一種の二重人格であり、殺人衝動をコントロールできない自分を更生させるために自ら望んで北アジトの人体実験場に囚われていた。
生前の君麻呂に対して自分の殺人衝動を抑えることができる唯一の人物という理由で心を開いており、親友の君麻呂が命に代えて招き入れたサスケの価値を見極めるために、蛇の一員として同行する。

八尾のキラービーとの戦闘中には、重傷を負ったサスケの身体と同化し、自らのチャクラと身体を分け与えている(サスケは呪印に適合したためこれが可能であった)。
その際重吾の身体は子どもの姿に変わっている。
五影会談襲撃時には"呪印・状態2"も披露したが、四代目雷影にあっさり蹴散らされてしまった。

その後は水月共々鉄の国に収監されていたが、大戦に参加するため侍が出払った隙に脱獄。
サスケを探しつつ手土産を求めて大蛇丸のアジトを訪れた際、殺人衝動に襲われて水月を攻撃……したのだが、この一撃が破壊した壁の向こうに隠し部屋があり、そこで水月が「屍鬼封尽・解」を記した巻き物を発見している。

合流後はサスケについて戦場へ到達。しばらくは規模の違う戦いには加わらず戦況を見ていたが、オビトが六道化し、神樹を口寄せして連合軍が気圧される中、サスケの須佐能乎に乗り込んで自身の仙術チャクラを付与、六道の力に対抗した。
さりげなくその後の「威装・須佐能乎」発動時にも同乗している。

オビトの無力化後は大蛇丸に合流してトビと交戦。
第四次忍界大戦後は他のメンバーと共に音隠れの里に所属している。

BORUTO‐ボルト‐

アニメ版『BORUTO』に登場。
火の国と川の国の国境近くの村で村人が凶暴化した鳥に襲われる事件が起き、事件解決を命じられたボルトたちは、調査中に重吾と出会う。
鳥が狂暴化する原因が呪印の感染であると知ったボルトは、重吾が事件の犯人だと誤認してしまうが、実際は重吾は鳥達に感染した呪印を、自らに吸収することで鳥達を救おうとしていたのだった。
誤解が解けたことでボルトは重吾と共に事件を解決しようとするも、ボルトたち同様、呪印によって凶暴化した鳥のことを調べていた川の国の調査団に重吾が捕らえられてしまう。
ボルトはこれ以上呪印による被害を増やさないためにも、重吾の力が必要だと訴えるが取り合ってもらえない。
実は事件の真相は、川の国の忍による呪印の感染実験であり、呪印の力の強化のために呪印のオリジナルである重吾を捕らえるのも目的の一つだった。
だが、殺人衝動が限界を迎えたことで重吾は暴走。計画の首謀者であるトサカをボコボコにする。
最終的にトサカが持っていた呪印の効果を打ち消す血清によって事件は解決した。


◆主な人間関係

親友。
殺人衝動に駆られた重吾を唯一抑え込む事ができた人物。

鷹のリーダーで親友の君麻呂が命がけで招いたサスケの価値を見極めるためサスケに同行する。

鷹のチームメイト。口には出さないもののサスケ同様信頼しているようで、自分たちを「水魚の交わり」と表現していた。


◆余談

重吾のモチーフは、漫画『ドラゴンボール』に出てくるレッドリボン軍人造人間16号という説がある。

16号との類似点
  • 普段は穏和な性格で口数が少ない。
  • 小鳥から好かれ、肩に乗せている。
  • 風貌、容姿が似ている。
  • 戦闘時には強力な力を発揮。
  • 仲間思いの一面がある。
  • 重吾(15)の名前は人造人間16号をかけている。
  • 重吾と水月、香燐との関係は、人造人間16号と17号18号との関係を連想させる。
  • 共に登場シーンでは囚われの身であった。


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最終更新:2024年04月23日 16:10