エリゼ・シュバルツァー

登録日:2014/11/02 (日) 13:57:07
更新日:2023/01/20 Fri 22:07:35
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「兄様が道を定めた以上、背中を護るのが妹の務めです。」


エリゼ・シュバルツァーとは、英雄伝説 閃の軌跡シリーズに登場する人物である。
CV後藤沙緒里




主人公であるリィン・シュバルツァーの義妹であり、温泉郷ユミルの領主であるテオ・シュバルツァー男爵の実子。15歳。
清楚かつ凛とした佇まいの美少女で、貴族ではあるが父親の方針で義兄と同様に平民を見下すことは決して無く、領民からも慕われている。

帝都ヘイムダルにある貴族の子女が集う名門女子校「聖アストライア女学院」に通っている。同校に通っているアルフィン皇女とは親友同士で、作中ではよく一緒に居るところが見かけられる。
アルフィン経由でオリヴァルト皇子とも知り合いのようで、何気に交友関係が凄い人物である。

学院での他の生徒との交友関係は不明だが、Ⅱにて行方不明になっているエリゼを心配する女学院生が居るので普通に交友関係はある模様。

武は帝国貴族の嗜みということで、シュバルツァー男爵家の騎士剣術を学んでおり、レイピアを使った武術の腕はそれなり。流石にリィンとは比べるまでもないが、足手まといにならない程度には戦える。
またトヴァル曰くARCUSのセンスも良い模様。


昔は仲睦まじい兄妹として過ごしていたようだが、リィンが実は血の繋がりがない義兄だと知った時から少々よそよそしい態度をとるようになる。
リィン自身は年頃になって男の兄妹が疎ましくなったのだろうと予想し、若干寂しがっていた。

勿論実際はそんなことはなく、ただ義兄を異性として意識するようになってしまったのが一番の原因である。
ただリィンが壊滅的なまでに鈍感であることと、エリゼ自身もなかなか素直に思いを伝えられないことからリィンには未だに大切な妹としか思われていない。

実際に会うと素直になれないのだが、リィンが会いに来ないなら来ないで拗ねてしまう困ったお義兄ちゃん大好きっ子である。

もっとも両親や領民、挙句の果てには殆ど初対面だったⅦ組の面々もエリゼがリィンに異性としての好意を抱いているのが分かっているので、進展しないのは9割ぐらいリィンの鈍感のせいだが。
またエリゼ本人もリィンに誰か良い人ができるのが自分にとっても兄にとっても一番だとも語っており、エリゼ側の迷いも一因か。

因みに両親は「二人がくっついてくれれば万事解決」と思っている。もっとも男爵の方は「エリゼはそう簡単にはやれん」と親ばかっぷりも発揮しているが…。


恋愛感情は抱いていないにしろ、家族として妹としてリィンにとって大切な存在として強く根付いており、エリゼの事になるとリィンは途端に頑固になる。ぶっちゃけシスコン。
生半可な男ではリィンに認めてもらえず、とりあえずパトリック坊やは不合格。
まぁ彼女は彼女でブラコンなのである意味お似合いだが…。

本編では誰よりも近くでリィンを見てきた妹ということで、主にリィンの精神的成長の場面に大きく関わっている。特に閃の軌跡Ⅱにおける彼女の役割は大きい。

序章にて、トールズ士官学院Ⅶ組の仲間を守りきれず、自棄になっていたリィンが「大切な人達を守ることも恩を返すことも出来なかった自分は、優しくされたり気を遣われる資格が無い」と言った時は、「優しくしたり、気を遣うことに貸し借りなんてあるはずがない」「リィンが周りの人を大切に想うのと同じくらい、周りの人もリィンのことを大切に想っている」と涙ながらに訴え、リィンに前へと進む活力を復活させた。

幕間では、アルフィンの口から「女学院行きを決めた一番の理由は、リィンを無用な罪悪感で縛りたくなかったから」「リィンが本当に望む道を見つけることを誰よりも願っており、Ⅶ組という共に歩む仲間を見つけたことを、心から嬉しそうにしていた」とエリゼを救うため自分の信念すら曲げようとしていたリィンに伝えられた。
結果リィンが新たな境地に居たり、「神気合一」を覚えたことから、彼女が果たした役割はとても大きいと言える。



…しかし、何故か絆イベントはない。…絆イベントはない。
義妹でお義兄ちゃん大好きで重要なイベントにも絡んでくるのに、絆イベントが存在しないのだ。

閃の軌跡では言わずもがな、Ⅱでもパーティーインと発表され絆イベントの期待も高まったが、蓋を開けてみれば序章で誘拐&終章まで回想以外出番なしである。
逆に親友のアルフィンはヒロイン級の扱いを受けており、彼女の(恋愛面での)報われなさに拍車をかけている。

しかもⅡラストの時点で誰かしら(男ならその限りではない)とリィンが恋人同士になっており、そもそもファルコム公式のヒロインがこの人なので、例え続編があっても彼女の恋が実るのは絶望的である。
やはり義理とはいえ妹では駄目だというのかファルコム…。
ちなみに参考までに
空の軌跡、エステル×ヨシュア、保護された時から婿養子が確定している
東亰ザナドゥ、ヒロインとして優遇されているのは、パーティに「参加しない方」
ファルコム…エリゼのこと思いっきり冷遇してるぞ・・・

閃の軌跡Ⅲでは女学院の高等部へ進学し、学生会長となった。
リィンのシスコンぶりも悪化しており、身動きできなくなるほどの力で肩を掴むことも見られた。そのため、アッシュは大変な思いをしていた。

第四章のサブクエスト「女学院からの依頼」では不貞の輩がエリゼの腕を掴み、頬を撫でたという話を聞くと…


「分かった。」

「───万死に値するな。」

「この件は俺が処理する。」

「まぁ、そいつら全員をヴァリマールの腰に括りつけて空中散歩でもすれば改心するだろう。」


新Ⅶ組がドン引きするレベルのシスコンぶりを発揮した。
その後、逃走する輩の車に対し、「裏疾風」を使用し走行不能に追い込んだ。(神気合一ではないがよく見ると瞳が赤くなっている。)

閃の軌跡Ⅳではティオと共にアインヘル小要塞にいた。再会の喜びを分かち合った後、アルフィンと共にオペレーション周りを学びリィン達をサポートする。

ここでようやく絆イベントが追加。
帝国政府によってユミルが戦火に巻き込まれないようにという理由で封鎖されたため、オスギリアス盆地でリィンと共に父テオと母ルシアに通信にて会話した。

ちなみに『リィン教官服』『リィンの黒髪ヘアー』はエリゼとの絆イベントをこなすことによって入手できる。
前日譚で、ミシュラムでエリゼと共に行動し、最後の絆イベントをこなせば、2人が映る写真が飾られる。

【戦闘】

ステータスとしてはリィンと同じ程度のSPD、AGLに少し低い程度のSTR。
ただしDEFが壊滅的に低く、エリオットより低い。ATSがそれなりに高いのでやはり後衛に回すのが無難か。

◯クラフト

  • スワローテイル
範囲直線SでATS依存の遅延技。つまりはリィンの弧影斬の魔法威力版である。
こんなところまで真似る辺り、やはりブラコンか…。優秀な遅延技。

  • ホーリースコール
範囲Lの全異常・能力低下回復付き回復クラフト。
なかなか優秀なので、回復役として機能させるのもあり。

◯Sクラフト

  • 秘剣・鳳仙花→真・鳳仙花
範囲LLで威力SSの物理Sクラフト。STRは低くはないのでそれなりに威力は出せるが、安定性を出すなら遅延打つなり回復するなりしたほうが良い。
真・鳳仙花になると威力がSSSに。




追記・修正は義兄に素直な想いを伝えてからお願いします。



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最終更新:2023年01月20日 22:07