クロスベル自治州

登録日:2014/10/21 Tue 03:03:45
更新日:2023/08/27 Sun 23:33:05
所要時間:約 15 分で読めます




クロスベル自治州とは、英雄伝説軌跡シリーズに登場する架空の自治州である。



【概要】
英雄伝説 零の軌跡及び碧の軌跡の舞台となる土地。
ゼムリア大陸西部の内陸部に位置し、エレボニア帝国とカルバード共和国のちょうど境にあたる。

自治州としての歴史は浅く、およそ70年前の七耀歴1134年に帝国と共和国の承認を得て、両国を宗主国とする形で自治が認められた。
それ以前は交通の要であること、豊富な七耀石資源を抱えていることから紛争地帯であり、支配国が度々変わりその度に多くの血が流れたという。

一応表面上は自治州として認められたこともあり大規模な戦争は起こっていないが、帝国・共和国双方とも自分こそがクロスベル唯一の宗主国であると主張しており、水面下では激しい戦いが未だに繰り広げられている。
それらの戦いにクロスベル市民が巻き込まれることも勿論あるが、両国からの圧力で「不自然な事故」として片付けられ、クロスベル市民は泣き寝入りするしかないのが現状である。
他にも両国がクロスベル直近で大規模な軍事演習を行ったりと軍事的緊張が続いていたが、1202年にリベール王国が提唱した「不戦条約」の締結により、一応緊張状態は緩和している。

政治面に関しては、一言で言えば最悪である。まず前提としてクロスベルは自治州であるので国家主権は認められておらずあるのは自治権である。自治州の代表は市長と議会議長の共同代表となっている。
ここまではいい。しかし議会議員は帝国派の人間と共和国派の人間が入り乱れており、両者とも贔屓している国に有利になる法案を出すことに熱心になっている。クロスベルの政治家として持っているべき「クロスベルの為」という当たり前の感情を抱いていない。
あと汚職は当たり前である。当たり前すぎてもはや市民にも周知の事実である。

そもそも共同代表の一人であるハルトマン議長(零時点)からして帝国派の人間であり、エリィの祖父であり、唯一市民から信頼されている政治家であるマクダエル市長(零時点)の改革案をことごとく却下しているので、足すら引っ張っている。
だが碧の軌跡にてディーター・クロイスが市長になりマクダエル市長が議長になってからは、少なくともクロスベルのことを思っている二人が共同代表になったためまだマシになった模様。

法律面もぶっちゃけ最悪。自治州法が基本法として存在するが、不備や欠陥が凄まじく多く改善すべき点は数多ある。しかし上述の通り議会が色々終わっているので有効な改善は殆ど行われていない。しようとしても却下される。
反面宗主国である帝国・共和国両国民には様々な特権が与えられており、よしんば犯罪行為をしたとしても勾留することは難しいというやってられない現状である。
こちらも碧の軌跡では市長と議長が変わったのでようやくマシにはなってきている。あくまでマシ程度のレベルだが。

経済面は極めて優れており、クロスベル市は大陸でも有数の都市として知られている。古くからあるマインツ鉄鉱山の七耀石資源や、近年では大陸最大の金融機関である「クロスベル国際銀行(IBC)」の存在により金融都市としての側面が大きい。また州内を横切るように「大陸横断鉄道」が通っているため多くの人々が訪れ、あらゆる物資がクロスベルに流れ込むため大陸最大の貿易都市としての側面も持つ。

また「エプスタイン財団」とIBCの金銭的・技術的援助により先進的な技術が多々運用されている。導力バスや自動車が市民の交通手段として多く活用されている。また携帯用の端末や近年では「導力ネットワーク」も運用されるようになり、大陸でも屈指の文明都市としても有名である。
碧で登場した超高層ビルディング「オルキスタワー」がその象徴たる例であろうか。

治安面に関しては最悪である。また最悪かよ!と思うかもしれないが実際そうなので仕方ない。
いわゆる「スパイ防止法」が存在しないため、各国の諜報員が跋扈しており、しかも国外から侵入した犯罪者も普通に居る。

極めつけはマフィア組織の存在で、「ルバーチェ商会」という巨大なマフィア組織の存在だろう。長年クロスベルの裏社会を牛耳ってきたマフィアだが、近年では「黒月」という共和国のマフィアがクロスベル裏社会の覇権を握るためやって来ており、かなり激しい抗争が続いている。つまりただでさえ悪い治安が更に悪くなっている。
碧の時点では「ルバーチェ商会」は壊滅しているが、逆に「ルバーチェ商会」という巨大な重石がなくなった分、余計裏社会がカオスなことになっているようでもうどうしようもない。

他にもここ数十年で最低最悪の事件を引き起こしたカルト集団「D∴G教団」の残党が潜んでいて大事件を引き起こすなど色々駄目っぽい。

急激な都市開発から取り残された旧市街と呼ばれる区域もあり、少年不良グループが屯している。ヴァルド・ヴァレスを頭目とする「サーベルバイパー」とワジ・ヘミスフィアを頭目とする「テスタメンツ」というグループが抗争を続けている。
まぁ一時期は本当に死人覚悟の抗争をしようとしていたが、現在では不良同士の喧嘩程度で収まっており、余程馬鹿な真似をしなければ一般人にも手を出さないので(クロスベルにしては)まだ平和的だが。

※以下ネタバレ(閃の軌跡Ⅱから創の軌跡までを含む)注意






独立を問う住民投票で、圧倒的賛成多数であったことからクロイス市長改めクロイス大統領はクロスベル独立国の建国を宣言した。
帝国と共和国の侵攻軍を結社の技術で完成した3機の神機をもって瞬殺し、クロスベル市全体に結界が張られ誰からの干渉も受け付けない文字通り聖域となる。
しかし強引過ぎるその手段から反発が起こり、マグダエル議長により独立が無効となる。そして特務支援課の活躍でクロイス大統領は逮捕され結界は消滅。「碧の大樹」も出現するがキーアの奪還とともに大樹も消滅。
クロイス大統領ともう一人の黒幕も「赤い星座」によるクロスベル襲撃等様々な罪状で逮捕され事件は収束した。

しかし間もなくして、帝国の内乱が事実上革新派の勝利として終結し帝国軍は飛行艇を使って戦車や機甲兵をクロスベル側に投入。僅か1日で無血占領し、エレボニア帝国領クロスベル州が誕生した。
以後2年間、クロスベルは帝国の占領下に置かれることになる。

帝国の属領となったことで、様々な状況が一変する。帝国の軍人や政府官が多く派遣され、クロスベルを取り仕切る。よって共和国の大使等がクロスベルに居づらくなる。(追い出されることはないが、凄まじく肩身が狭い)
また属領となった当初は共和国が戦闘を仕掛けて来たが、帝国の圧倒的戦力、ルーファスの手腕、リィンの奮戦があり、悉く返り討ちにあった。

ただクロスベル最大の問題だった治安はほぼ完璧に改善されている。というのも治安の問題の多くは帝国と共和国が裏で様々な暗闘をして、その隙をついてマフィア等の犯罪組織が好き勝手していたのが原因。
なので帝国が主体となり、共和国が介入出来なくなったことで、治安は良くなったのである。しかも帝国から多大な資金が送られることもあり、ディータの反乱で大きく低迷した経済面も修復され、より一層の発展を遂げた。

これを占領から1年半でやり遂げたルーファスの手腕は本当に恐るべきものがある。(実際、アリオスすら最終的な目的(世界大戦)は容認出来ないが、ルーファスがクロスベルに齎した恩恵は全肯定しており、対立はしたが恨みは全くないと後に語る程である)
同時に市民からの反応は複雑。治安や経済が発展したことに感謝はしているが、やはり長きに渡って自治州としてやってきたのに帝国の属州に下ったのは、不満がある様子。さらに帝国の横柄に苦しんだ市民や共和国から来た人には、完全に悪感情を抱かれている。

これに対しての手もルーファスは打っていたが、そのやり方は市民の不満をなるべくコントロール、分散させて、再独立という可能性を少しずづ摘み取るという物。(例として独立を訴える支援課等を市民から遠ざけ、代わりに共和国との戦いで活躍したリィンの存在を喧伝する等)
要は問題そのものを解決するのではなく、一時誤魔化して先送りにしたのである。この手段はその場凌ぎに過ぎず、ルーファス唯一の失敗だったとミュゼやマキアスが指摘しており、ルーファス自身も認めている。(ただ当時のルーファスの目的が、クロスベルを戦争の足掛かりにする程度の認識でしかなかったので、問題解決の手段というよりは、アリオスが指摘したように最終的な目標自体が間違っていたと言える。)

そして遂に七耀暦1206年9月、世界大戦が勃発。地理の問題で戦争の最前線になったために、クロスベルは様々な被害を被った。ただ千の陽炎に参加した勢力、第三の協力者たちによる支援、何よりⅦ組がギリアス・オズボーンを討ったため、僅か2日で戦争は終結し被害は最小限に抑えられた。
停戦合意に基づき、大陸各地に展開していた帝国軍は帝国本土へと撤退。当然クロスベル州に駐留していた帝国軍も撤退。正式な発令はまだだったが、事実上帝国はクロスベル州から手を引く形になった。

よってクロスベルは帝国からの再独立を果たしたのである………とは行かなかった。
クロスベル州で活動していたルーファス直属の部隊、旧総督府治安維持部隊(衛士隊)の一部勢力が停戦表明に納得出来ずに本国からの撤退命令にも従わないで、クロスベルに留まり武装蜂起する。
帝国政府や逮捕されたルーファスが再三の撤退命令や説得を繰り返すも頑として彼らは取り合わなかった。帝国もこれの解決をしようにも、自国が犯した戦争の事後処理で、クロスベルで起こった衛士隊によるテロまで手が回らなかった。
そこでクロスベルの特務支援課を始めとする警察、警備隊、遊撃士とその協力者たちが、帝国政府の臨時令状を持って衛士隊に戦いを挑む。彼らの活躍で遂に衛士隊を撃退することに成功。
そして様々な問題や困難が解決されたクロスベルは、七耀暦1207年3月15日に調印式が開催され、遂にクロスベル再独立が行われる








………………とは行かなかったのである。
式典の最中、帝国で収監されている筈の旧クロスベル総督ルーファス・アルバレア率いる《黒の衛士隊》が式場を襲撃。
当然、彼らの横暴を許さない特務支援課を始めとするクロスベル勢力が迎え撃つも彼らの圧倒的な戦力を前に敗北を決する。
さらに彼らと共に現れた謎の仮面の女性によって市民は洗脳され、ルーファスを支持。
ルーファスはクロスベルを中心としてゼムリア大陸全土の統一国家を宣告、ここにクロスベル統一国の設立を宣言したのである。(ある意味独立ではあるが…)

当然これを帝国も共和国も認めず、特に共和国は戦争で温存していた戦力をクロスベルにぶつけることを辞さないと宣告。
ルーファス新総統も共和国のみならず、全世界を敵に回すことも構わずに、統一国家となるように全国家に通達。
もはや全面戦争は止められず、破滅の時が迫る中で、特務支援課やⅦ組、リベールを始めとする様々な戦力、協力者が立ち上がる。
彼らの活躍でルーファス新総統を打倒、洗脳された市民も解放され、その裏に潜んでいた元凶も斃された。
その後は様々な協力者や帝国、共和国を始めとする諸外国からの手厚い支援を受け、混乱を究めたクロスベルも落ち着きと治安を取り戻した。

そして七耀暦1207年3月29日。歴史に長く刻まれることになるだろう運命の日。自治州誕生から多くの苦難と混迷を背負ったクロスベルは、真の意味で立ち上がる。
全ての困難を乗り越え、ここにクロスベル自治州再独立が叶ったのである。


【関連都市】

◯クロスベル市
クロスベル自治州の中心都市であり、大陸有数の貿易都市・金融都市でもある。市の中心にはシンボルである大鐘が設置されている。
人口は約50万人で一国の首都並。高層ビルディングや導力バスを使った交通網、導力ネットワークの運用開始など近代都市として常に先駆けている。
地下には「ジオフロント」と呼ばれる広大な空間があり、上下水道や導力ケーブルなどが張り巡らされている。
一方で上述の通り治安が超悪いので、「魔都クロスベル」と揶揄されることもある。

◯鉱山町マインツ
古くから七耀石資源が多く取れる鉱山がある町として有名な場所。クロスベル市の貿易・金融業が主要産業となったため昔ほど賑わってないが、それでも七耀石は未だに採れ続けているので買い付けに来る人は多い。

◯アルモリカ村
クロスベル市の外れにある農村。都会の喧騒とは一切無縁の場所で、のんびりとした生活を送っている。蜂蜜が有名。

◯保養地ミシュラム
クロスベルの南東に位置する保養地。エルム湖という湖に対岸に位置しているので向かうにはボートが必要。
クロスベル国際銀行(IBC)が開発に着手し、高級リゾートホテルや「ミシュラム・ワンダーランド」というテーマパークが出来た。ここのマスコットキャラである「みっしぃ(CV銀河万丈)」は今後のシリーズにも度々登場するスタッフのお気に入りである。


【関連組織】

◯クロスベル警察
クロスベル市の治安維持を行うための組織。捜査一課、捜査二課といった具合に分かれており仕事内容としては現実世界の警察組織とあまり変わらない、と思う。
ただクロスベルという土地が特殊すぎて、帝国派・共和国派双方の議員から圧力を受けており、彼らとコネクトがある犯罪組織の検挙をまともに行えない状況に陥っている。そもそも警察署長(零時点)からしてそういった輩とズブズブなのでどうしようもない。
ただダドリー捜査官を見れば分かる通り、少なくとも現場の警察官は強い正義感を持っており、事実公にならないような事件を水面下で捜査し食い止めても居る模様。
しかしそういった事が伝わっていない(まぁ水面下での捜査なので伝わるわけがないのだが)のか市民からの信頼は低く、酷い時には「無能」や「役立たず」のレッテルを貼られることもしばしば。
「お前らがちゃんとしていないせいで帝国や共和国につけ込まれるんだ」という理不尽な暴言を言われることもあり、かなり可哀想な役職である。
ただし「特務支援課」の面々は別で、様々な事件を解決してきた実績と仕事柄市民と密接な関係を持っていることから人気は高い。

◯クロスベル警備隊
クロスベル自治州の防衛を担当する部隊。法律上軍隊を持つことが許されていないので警備隊と名乗っているが、クロスベルの軍隊という認識で大丈夫である。日本の自衛隊みたいなものか。
しかし実情は自衛隊よりもかなり酷く、帝国と共和国の圧力により飛行艇や戦車を保有することが許されていない。一応装甲車は許されており、そちらは最新鋭のものだが戦車と殴り合えるはずもない。というか飛行艇がなく、制空権が完全に取られているのでマトモに戦争になるはずがない。
その分隊員の練度は高いらしいが、それでどうにかなるはずもないという悲しい現状である。

◯クロスベル国際銀行
通称IBC。自治州どころか大陸全土から集まる資産を運用する巨大銀行。クロイス家が代々総裁職を担当している。
資本力は尋常ではなく、大陸全土に金融危機を引き起こせるほどの力を持っている。ある意味クロスベルが持つ他国への切り札。無論そんなことをしたら物理的にただでは済まなくなるが。

◯クロスベル遊撃士協会
その名の通りクロスベルにある遊撃士協会。人数は少ないがその分精強揃いで、S級クラスのA級であるアリオスを始め全員がB級以上の実力者である。
上述の通りクロスベルはトラブルが多く、警察も超忙しいので一般的なトラブルは大体遊撃士の方に回ってくる。そのため市民からは警察よりも遊撃士のほうが頼られており、絶大な人気を誇っている。
しかし基本的に遊撃士は内政には干渉できないので、クロスベルで起きるトラブルを解決することは出来るが、そのトラブルの元となっている複雑な事情は解決できない。そっち方面は特務支援課の領分である。

◯アルカンシェル
クロスベルにある劇団で、世界的に超有名である。トップスターのイリア・プラティエを始めとして全員が演劇狂いのスターばかりなのでそのパフォーマンスは凄まじく、外国にも熱狂的なファンが多い。

◯聖ウルスラ医科大学
クロスベル市の南に位置する医科大学。名前の由来はクロスベルに古くから伝わる聖女ウルスラから。病院も併設されており、バスが多く通っていることもあり連日多くの人が通っている。
医療大国であるレミファリア公国からの援助もあり、設備・医者の腕前も大陸最高水準。

◯ローゼンベルク工房
クロスベル市の外れにある人形工房。高名な人形技師であるヨルグ・ローゼンベルクが住んでおり、彼が手がけた人形は一体数万ミラはくだらない価格で取引される。またアルカンシェルの舞台装置も彼の作品である。
その正体は身喰らう蛇が保有する研究機関「十三工房」の一つ。ヨルグ老人も結社の一員である。


【関連人物】
多いので一部のみ。項目がある人物はそちらへ

◯クロスベル警察

  • セルゲイ・ロウ
特務支援課の課長でロイド達の直属の上司。38歳。基本的に放任主義(面倒くさがりとも言う)で、自分から指示をだすことはよほどのことがない限りはない。
ただ警察官に正義感は持ちあわせており、時に無茶するときも。ランディ曰く「隠れ熱血オヤジ」。昔は「搦手のセルゲイ」と言われていた人物で、ロイドの兄であるガイと警察官時代のアリオスと共に警察史上最高のチームを作り上げた。
実はバツイチで、警備隊のソーニャとは夫婦だったらしい。別れた理由は仕事上の理由。今でも休みの日に飲みに行っていることから不仲ではない模様。
  • フラン・シーカー
警察署の受付嬢でノエルの妹。特務支援課の仕事報告を受け付けてもいる。
ほんわかとした性格で周囲を和ませる力を持っている。お姉ちゃん大好きっ子。
  • ツァイト
特務支援課直属の警察犬。専らティオの通訳で支援課の面々と意思疎通をしている。
その正体はクロスベルに伝わる伝説の「神狼」で、「七の至宝」を見守るために女神から遣わされた聖獣の一匹。リベールのレグナートは同胞にあたる。
本来ならば至宝と人間を見守るだけで干渉は出来ないのだが、《幻の至宝(デミウルゴス)》は既に失われてしまっているので彼を縛る契約も薄れ、ある程度手助けができるらしい。

◯クロスベル警備隊

  • ソーニャ・ベルツ
警備隊の副司令。碧から司令に昇進する。優秀な人物で、時に警察にも組織の枠を超えて協力要請や情報提供をするなど柔軟性に富んでいる。
セルゲイの元嫁だが、セルゲイが色々あって左遷され逆にソーニャは昇進するなど仕事上の理由が重なって離婚したらしい。
  • ミレイユ准尉→三尉
ベルガード門所属の警備隊員でランディの嫁。22歳。指揮能力も実力もある優秀な人物。
ランディに好意を抱いているが素直になれない典型的なツンデレ。まぁ相思相愛だし問題はなさそう。

◯遊撃士協会

  • ミシェル
おねぇ言葉で話す受付。結構ゴツイ男で32歳。
クロスベル支部を担当しているので受付としての能力は高いと思われる。
  • スコット
導力銃を使う遊撃士。ヴェンツェルとペアを組むことが多い。
百貨店にパールという婚約者が働いているリア充。アリオスと同じくクロスベルの出身らしい。
  • ヴェンツェル
大剣を使う遊撃士。性格はティオ曰く「偉そう」だが、遊撃士らしく根は良い人。
元々は帝国ギルドで働いていたが、帝国内での活動が制限されたのでクロスベルに移ったらしい。サラとも知り合いの模様。
  • エオリア
医師免許を持っている女性遊撃士。かなりの美人だが、本人は可愛いもの好きのアネラスさんみたいなタイプ。
レミフェリア公国出身で、その医療技術を活かした薬品等を使う戦闘スタイル。
  • リン
男勝りな女性遊撃士。エオリアとよくペアを組む。
「泰斗流」の免許皆伝で、ジンさんやキリカさんの後輩。

◯アルカンシェル

  • イリア・プラティエ
アルカンシェルのトップスター。22歳。演劇に関しては天才という言葉すら生温いほどの才能を持っているが、私生活はかなりのオッサン。セクハラでリーシャの胸を揉むのが日課で、家に帰れば酒のボトル数本を空ける。ロイドの姉代わりであるセシルとは親友同士。
  • シュリ・アトレイド
アルカンシェルの新米役者。13歳。ノーザンブリア出身で、極貧生活を送っていた。何一つ不自由ないイリアの生活に嫉妬し、ストーカー紛いの嫌がらせを行ったが捕まる。
その後イリアに才能を見込まれアルカンシェルの下働きとなり、そして見事舞台デビューを果たす。

◯財政界
  • ヘンリー・マクダエル
メインキャラであるエリィの祖父でクロスベル市長。碧では議長となる。
クロスベルで数少ない信頼されている政治家で、政治家としての手腕だけでなく暴走した警備隊にも動じない芯の強さも併せ持っている。
しかし娘夫婦は離婚し、信頼していた秘書には殺されかけ、期待していたディーターは暴走し、挙句の果てには帝国に占領されるという不幸過ぎる人生を歩んでいる。それでも折れないところは、戦う力こそ持ってないにせよチート級な人物である。
  • ディーター・クロイス
詳細はこちらへ。
  • マリアベル・クロイス
詳細はこちらへ。

◯マフィア組織

  • マルコーニ
「ルバーチェ商会」五代会長。先代の会長を西風の旅団を雇い蹴落とした人物。
冷酷非道な人物で、帝国派のハルトマン議長や共和国派の議員、果ては警備隊の司令や警察署長にまでコネをもつ強かな人物。
最終的には商会は壊滅し、沢山ありすぎる罪で投獄される。
  • ツァオ・リー
「黒月」の若き幹部で「黒月貿易公司」の支店長。
凄まじいほどの切れ者で、シグムントの見立てではレクターといい勝負。《白蘭竜》の異名も持つ。
本人曰く戦闘は《銀》には及ばないらしいが、それでもかなりの戦闘力を持つ。

◯聖ウルスラ医科大学

  • セシル・ノイエス
ロイドの姉代わりでガイの婚約者。23歳。とんでもない爆乳の持ち主。
優秀で働き者で美女という聖女のような人物だがかなりの天然で、ロイドが知らない他人を連れてくるとすぐに付き合っていると勘違いしてしまう(これは男のランディも含む)。
実は病院の名前の由来となった聖女ウルスラの末裔らしい。

【その他】

  • グレイス・リン
クロスベルタイムズ所属の女性記者。新米記者のレインズと一緒に居ることが多い。
最初は特務支援課のことを皮肉った記事を書いていたが、実際は知人であったガイの遺志を継ぐ部署が出来たことを喜んでいたらしい。
閃の軌跡Ⅱにもちょっと登場。
  • イアン・グリムウッド
「グリムウッド法律事務所」を営んでいる弁護士。熊ヒゲ先生の名で親しまれており、市民のみならず警察とも、更には海外にもその名が知れ渡っている人物。
実は黒幕側の人物で、15年前に帝国と共和国の防諜戦によって起きた飛行艇事故で妻子を亡くしている。そのような悲劇が起こらない「平和な世界」を実現するため計画に参加する。
  • ハロルド・ヘイワース
貿易商を営む心優しい男性。妻のソフィアと息子のコリンと共に仲睦まじく暮らしている。
実は前作までに出てきたレンの実の父親である。
レンは捨てられたと思っていたが、実際は借金返済のため一緒に生活することが困難になったので一時的に友人宅に預けただけ。
借金を全て返済し迎えに行った時には、教団により友人宅も全焼し損傷が激しい遺体しか残っていなかったという。
この事を心の底から後悔しており、「貧しくても一緒に暮らせばよかった」と漏らしている。
  • ヨナ・セイクリッド
元エプスタイン財団所属のハッカー。13歳。
トラブルを起こして財団を出奔し、ジオフロントの端末室を不法占拠して情報屋をしていた。ロイド達に出会った後は財団に戻り、ロバーツ主任と一緒に居ることが多い。



  • ルーファス・アルバレア
帝国領クロスベル州、クロスベル総督府初代総督。帝国の内戦終結の立役者の一人。
  • リィン・シュバルツァー
クロスベル総督府臨時武官。攻撃を仕掛けてくる共和国軍への切り札にして抑止力。




追記・修正はクロスベル市民がお願いします。

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最終更新:2023年08月27日 23:33