カミキ・セカイ

登録日:2014/10/08 (水) 21:52:24
更新日:2024/03/08 Fri 18:53:54
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なぁアンタ、この写真の女を見た事は無いか?

居場所を知りたいんだ




☆キャラクター概要

本編における主人公の1人。イメージカラーはであり、赤い髪と朱色の瞳が特徴。
髪と目の色や少々ハネた髪型などレイジと非常に似た顔付きだが文字通り、赤の他人である。多分。

中等部二年生だが身長が低く同学年のコウサカ・ユウマと比べると頭一つ小さい。

両親とは死別しており姉であるカミキ・ミライと共に和風の屋敷に暮らしている。
ガサツでおっちょこちょいな部分があるため迷惑をかける事は多いが姉との関係は良好。
家事などは姉に任せており、昼も手製の弁当を持たせてもらっている。美人の姉のお手製弁当とはなんと羨ましい…

「次元覇王流拳法」と呼ばれる拳法の使い手であり、その格闘能力はそこら辺の不良など全く相手にならない。
しかしやんちゃではあるが武道家としての心構えもきちんと持っており、圧倒こそしても一般人には寸止めを心がけ、相手を無闇に傷つけることはしない。
次元覇王流自体はセカイ曰くマイナーな拳法であるらしく普通の警察官などは知らない。
その割に何故か全国大会を連覇しているガンプラ学園のファイター達には「あの次元覇王流か」と言われていたが、これはかつて兄弟子がガンプラ学園相手に大立ち回りをしたため。

本人は次元覇王流だけでなく格闘技その物が好きであるらしく、転入先の聖鳳学園では何らかの格闘技系の部活に入るつもりだった。

拳法を学んでいるからか非常に礼儀正しく性格は素直。しかし師匠の教えから「無礼な奴には無礼で返す」事にしている。
フェアプレイを重んじるスポーツマン気質でもあり、戦術であっても多対一などは好まない。また、たとえ敵であってもアクシデントで危機に陥った時は躊躇わずに手を差し出す思いやりも持つ。
ちなみに恋愛関係にはやっぱりというべきか相当疎い。ミライいわく「そういう弟ですので…」
一方で、「無礼な奴には無礼で返す」部分や理不尽な暴力には暴力で返す的な態度を取る部分もあり、その辺を突いたイノセ・ジュンヤの策略に危うくはまりかけた事もあるが、幸い劇中では周囲が止めている為に大事には至らずに済んでいる。


ホシノ・フミナとは元気で快活な性格が似ているためか息は合っており、特にガンプラバトルにおいては先輩として尊敬している。
Gミューズに一緒に行って以降ラルさんのお尻が痒くなるようなやり取りをすることが多くなったが、フミナはともかくセカイはほとんど気付いていない。
フミナの母親に『ボーイフレンドなの?』と尋ねられて認めるやりとりもあったが、『ボーイフレンド=男友達』と直訳した認識をもっていたために、
フミナは無駄に赤面させられるハメになり、諦めて訂正することもなかった。…あれ、これフミナは別に満更でもないってことじゃ…

反対にコウサカ・ユウマとは彼のツンケンした態度もあって口喧嘩をすることもあり、フミナを困らせているが、本気で嫌い合ってはいないのでじゃれあいの範疇である。
幾度となくチームの勝利に貢献したことやフミナの尽力などでユウマの態度は軟化してきており、バトルに熱中するあまり疲れきってしまったセカイを心配したことも。

チーム『北宋の壺』のリーダーであるサザキ・カオルコに練習試合でのやり取りで異性として好意を抱かれているが、やっぱりまったく気付いていない。
お手製の弁当のプレゼント、デートのお誘いなど積極的にカオルコはアピールしているが、それも全スルー(誘いなどには応じるが好意には気付かない)。
カオルコの人格には好感を抱いているようだが、果たして…

ガンプラが世界中で流行しているビルドファイターズの世界において信じられない事だがストーリー開始時はガンプラバトルに関する知識が全く無く、そもそもガンプラの存在すら知らなかった。
フミナに始めてガンプラを見せて貰った際にはおもちゃとバカにして関わろうとしなかったがプラフスキー粒子が作るフィールドの美しさとガンプラの躍動感、戦闘の迫力に魅せられた事で強い興味を抱くようになった。

ガンプラバトルでは武器を使わない徒手空拳を好んでおり、自身が修めた次元覇王流の動きと技を自機に反映させたスタイルを取る。
遠距離武装を用いないため射程に難こそあれど、その技の凄まじさからどんな相手とも互角以上に渡り合う事ができる。

しかし、元々は地面のある場所で使う人間用の拳法であるため足場の無い宇宙空間や水中、重力の弱い月面では満足に力を発揮できないという欠点を抱えていた。
更にその技を扱うのは人間ではなく稼働に制限のあるガンプラであるため十分に機体性能を活かしているとは言い切れないため、サカイ・ミナトからは「自分の動きをガンプラに押し付けているだけ」と批難されている。

これらの欠点においては後の特訓で足場のない空間をかける走法を習得。自身とガンプラの動きを完全にシンクロさせる事で克服している。

また、ガンプラバトルでは生身の戦いと違って本気で拳を振るっても相手を傷つける心配がないため、思いっきり力を出せるのが楽しいと語っている。
ちなみに武器の使用に関しては近接武器は問題無いのだが火器は致命的に下手な上に本人の性に合ってないと散々な相性。

そのファイターとしての素養の高さからラルさんはかつてのレイジを連想している。
鍛錬などでファイターとして成長してからはメイジン・カワグチやガンプラ学園のエース、キジマ・ウィルフリッドが目を見張るほどの実力を身につけており、着実に強くなっている。


☆本編中の行動

第1話冒頭、絡んできた不良を返り討ちにするという衝撃の初登場を飾る。この時、写真で姉を探しているが、これはドモン・カッシュのオマージュだろう。その後、駆けつけた警官とのイザコザはあるも私立聖鳳学園に向かう。

転入の手続きの際に知り合ったフミナの誘いでガンプラバトルの事を知る。フミナとラブコメ展開しそうがったがそこにプラモ部部長ミヤガが来訪、ガンプラバトルを行う事になる。

ミヤガとの戦いには勝つも乱入してきたユウマとの戦いになり、結果は姉の乱入による中断に終わるのだった。

バトル部の存続をかけたガンプラバトルでフミナの作戦に従ってユウマを優先的に攻撃、ミヤガへの援護射撃を阻止する。
そしてユウマと戦う中、彼が本当は心の中で「ガンプラバトルをしたい」という気持ちを持っていた事を知り、その気持ちを刺激する。
最終的にミヤガに離反したユウマと共にアグリッサを撃破した。

その後、フミナ、ユウマと共にチーム・トライファイターズを結成、全日本ガンプラバトル選手権への出場を決意する。
聖オデッサ学園のチーム北宋の壺との練習試合も勝利とギャン子のハートを掴んだ。

しかし、フミナと共に訪れた『Gミューズ』でサカイ・ミナトと対戦。使用ガンプラがビルドバーニングでは無かったとはいえ、ガンプラバトルで初の敗北を経験する。

このバトル(とラルさんのアドバイス)からセカイはガンプラの奥深さ、そして自分のなすべきことを見出し、特訓を重ねて選手権予選に出場。

特訓の成果もあり、苦戦することもあるものの数々の強豪たちとのバトルに次々と勝利を重ね、ファイターとして、そして人間としても成長している。


☆使用ガンプラ


ドム
ガンプラバトルで使うガンプラを選んでいたセカイが、部室にあったイオリ・セイとレイジの名が刻まれたトロフィーの中から見つけ出したガンプラ。
ガンプラバトル部に予めあった機体にピンと来る物が無かった中、何らかのフィーリングを感じたのか使用機体に選んだ。
フミナがチョイスを渋いと評しつつ存在を知らなかった辺り、どうやら誰かが作ったガンプラをトロフィーにこっそり隠していたらしい。
改造はされている様子がなく、武装も原作のドムと同じものしかないが、セカイの拳法の動きを威力まで再現するポテンシャルを持つ。
なお、初めてセカイが動かした際はその2本の足で軽やかに走っていた。古今稀な「走るドム」である(その後、ドム得意のホバーも使用している)
ユウマの攻撃で破壊されるが、その中から…


ビルドバーニングガンダム/トライバーニングガンダム
前述のドムの真の姿。セイが制作した最高の完成度を持つガンプラ。
当初は名前も知らなかったものの、後に「俺の分身」と呼ぶほどの愛着(?)を見せる。
しかし結構ぞんざいな扱いも受けてたりする。

ただ、数年間放置されていた上、簡単なメンテくらいしかされていなかった機体のため、
セカイがガンプラバトル慣れしていき自身のポテンシャルを思う存分叩きつけられるように成長した結果、セカイのポテンシャルを表現出来ないという事態になった。
セイが見たらおそらく一からスクラッチビルドし直したことであろう。

この事実を受け、全国大会に向けてユウマ主導で改修が行われ、ビルドバーニングガンダムはトライバーニングガンダムとして新生。
見た目こそあまり変わっていないが、ビルドバーニングのままでは表現しきれなかったセカイのポテンシャルをしっかりと表現できるほどに完成度が向上している。
また、セカイの戦いを映像で見たセイがその戦いぶりに感動し、チナを通じてセカイに『もうそれは君のガンプラだ』と伝えたことで、名実ともにセカイの愛機となった。


○武者號斗丸
『Gミューズ』でセカイが初めて作ったガンプラ。シールが剥がれかけていたり、ランナーが切り取りきれていないといった初心者が作った物にありがちな制作ミスが多い。
ミナトの言葉からヒントを得たセカイが"一体化"したことで、スーパーモード『爆熱の陣』からの、どう見てもゴッドフィンガーな攻撃を繰り出した。
このバトルで惜しくも壊されてしまったが、この経験からセカイは大会に向けて大きなヒントを得た。


○カミキバーニングガンダム
全国大会終了後、修行に出たセカイがキジマ・シアの助力を得て完成させたオリジナルガンプラ。
その名の通りセカイ自身をモチーフとしており、肩アーマーには「神」の文字、フンドシアーマーは道着や帯を模している。
ビルドバーニングと同様に粒子貯蔵クリアパーツを全身に備え、日本刀型実体剣を装備している。
最終話でセカイが使用し、逆ギレ上等の大阪人操るすーぱーふみなを取り押さえようとして翻弄されている所でフミナ、ギャン子に襲撃され、そのままド修羅場を迎える醜態を晒したが、優れたポテンシャル自体は発揮していた。
特別編では主役機としてちゃんと活躍した。


☆師匠について

拳法を教えてくれた“師匠”と呼ぶ人物がいるらしく、本編開始時まで一緒に修行の旅に出ていた。
OPに出ている師匠らしき人物はなんか関智一の声が聞こえてくるようなシルエットをしているが気のせいだろう。多分。
そのシルエットの人がやっていたように、セカイも「拳を合わせた相手の感情や心を感じ取れる」能力を習得しているが、おそらく気のせい。

そして最終回において修行の出直しで戻ってきたイノセ・ジュンヤの先に見える“師匠”の影が薄くなり、遂に顔が露わになるが...。
ドモン・カッシュそのまんま、最早気のせいどころの話では無くなった。



追記・修正は次元覇王流を体得してからお願いします。

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最終更新:2024年03月08日 18:53