ガンダムビルドファイターズトライ

登録日:2014/10/08 (水) 20:02:10
更新日:2024/02/04 Sun 16:40:57
所要時間:約 11 分で読めます






あの戦いから7年……
究極のガンプラバトルが、あの熱い戦いが……
新たなメンバーと共に帰ってくる

ガンダムビルドファイターズトライ




☆概要

ガンダムビルドファイターズトライとは2014年10月8日から放送を開始したガンダムシリーズ最新作である。
ガンダムのテレビシリーズとしては多分17作目。

ガンプラ好きを中心に多数のガノタ、アニオタから好評のまま終了した前作から僅か半年の空白を空けて開始したガンプラアニメ新シリーズ。
監督こそ前作の長崎健司から綿田慎也に交代したが脚本の黒田洋介を始め、それ以外の主なスタッフは続投している。作画メンバーにはGレコに移った者もいるが。
今度こそ作画班、過労死するんじゃないかしら

ちなみに同じ2014年10月にガンダムの生みの親、富野由悠季が監督を務めるレコンギスタが一足早くスタートしており(こちらはMBS放送)、長いガンダムシリーズの歴史の中で初の2作同時展開となっている。
本来、本作は2015年にスタートする予定だったが、半年以上前倒ししてスタートした。
サンライズ本気出しすぎだろ……。

前作で話題に挙がった00劇場版、AGEの機体に関する放送契約は残念ながらまだMBSとの契約期間が切れていないため本作でも扱う事は出来ない。
放送局の違うレコンギスタに関しても同様だが、サンライズ上層部は出演を許可する旨を通達している。

2016年8月にはテレビスペシャルが放送される。



☆テーマ及び作風

今作では前作のような1対1ではなく3人1組の集団同士で戦うチーム戦とそこに伴う友情、衝突、成長がテーマとなっている。
本作の監督を担当した綿田慎也氏は前作と同じ方向性では作品が行き詰ると考えたため別のアプローチを試行し、意図的に前作と差別点を作っている。

ファンサービスのために行った『過去のシリーズのキャラと類似した人物』『過去作の機体のそのままの使用』をスタッフに禁じ、登場するガンプラは劇中で目立つ場合は何かしら改造が施された物にしている。
黒田が暴走しているので完全に禁じきれていないが



☆主題歌

  • オープニングテーマ
1クール目:『セルリアン』歌:BACK-ON
2クール目:『Just Fly Away』歌:EDGE of LIFE

  • エンディングテーマ
1クール目:『アメイジング ザ ワールド』歌:SCREEN mode
2クール目:『迷々コンパスはいらない』歌:StylipS



☆ガンプラバトル

前作の時点でも既に世界的な熱狂を見せたガンプラバトルだが年月と共に更に競技人口が増加。それに伴い幾つかのルール改正が行われている。


★出場部門。
選手権の参加規程が大きく変化。日本での大会に関しては、小学生の部、中高生の部、一般の部の3つに分けられた。
更に世界大会に繋がるオープントーナメントが別枠で設けられているが、こちらの参加資格は不明。

一般の部、所謂ヤジマ商事主催の世界大会は従来の個人戦だが、教育的側面を持たせるためか、中高生の部は3人1組の
チーム戦が主流となっている。
中高生でも、多少マイナーな大会であれば個人戦は存在するが、最も歴史が長くメジャーなヤジマ商事の公式大会ではチーム戦に限定される上に、
やはり部活動の一環として青春を謳歌したいという考えから、学生達は何とかチームを組んで公式大会に出場しようとする傾向がある。


★機体性能
前作では不明瞭だったガンプラの完成度の評価基準が判明した。
完成度が機体性能を決定付けるのは前作から言われていた事だが、それらは次の6つの要素毎に採点される。

joint motion (関節の可動域)
paint work (塗装面)
special processing (特殊な加工)
reflected world (世界観の反映度)
total intensity (総合的な強度)
adhesion intensity (接着の強度)

これらはGPベースセット時に、六角形のパラメータとして表示される。

ただ説明書通り組み上げただけの素組みではかなりの改造を施したガンプラ相手には勝負にすらならない…なんて程に酷い差が開くことはなく一応勝負は出来るが、
攻撃で吹っ飛ばされてフィールド内の断崖に叩きつけられただけで粉砕、改造済のガンプラに幾ら攻撃を加えても軽微な損傷しか与えられない、と言った多数のハンデを抱えることになり、
大会出場者は皆必然的に自分なりの改造を徹底的に行った上で参戦している。


★詳細設定
本作からダメージレベルの設定が更に細かく分けられるようになった。具体的には次の通り。

□A設定
従来のダメージ設定。相手が丁寧に倒してくれれば大した傷を負わないで済むが、戦いの内容次第ではまるで金槌で叩き潰されたかの如く、バラバラに粉砕されることも。
一流ビルダーなら修復も可能だが、彼らですら一から作り直した方が早い程の破損状態になることもしばしば

□B設定
子供のお財布に優しくない等の理由から、ヤジマ商事が追加した軽度のダメージ設定。
戦闘の内容次第では、パーツが外れたり、少々表面に傷が付いたり、塗装が剥げたり等の軽微なダメージを負うこともあるが、修復が容易な程度で済む

□C設定
前作ではシミュレーションモードとして採用されていた。
データ上にのみ存在するガンプラと戦うダメージ等が発生しない模擬戦用で、今作からはボトムズハイモックを相手にした訓練や新しい武装のシミュレーションができ、
実際にガンプラをセットしてのガンプラバトルも可能となっている。



中高生の部の地区予選は様々な選手層が居るからか、上記のうちB設定が採用されている。
しかし、高レベルな選手達のビルダー能力を確かめる、等の理由からか中高生の部でも全国大会からはA設定となっている他、
やはり壊しあうスリルを求めてか、作中では子供同士でもA設定でバトルすることはある模様。

勘違いされ易いが、「B及びC設定であれば、ガンプラのリカバーをせずとも何度でもガンプラバトルをやり続けられる」という認識は間違いである。
例え自機が無傷でバトルに勝利しても、ガンプラバトルの際にガンプラ同士が接触した時の物理的な影響や関節部等の摩耗は避けようがないので、バトルを重ねれば最低限の修繕は欠かせない。



☆ストーリー

セイとレイジが駆け抜けたあの夏から7年……。

留まる事を知らないガンプラバトルの人気に取り残された一つの学園があった。

かつてセイとタツヤが通っていた私立聖鳳学園である。

学園のガンプラバトル部はプラモ部に部員を奪われ、部長であるホシノ・フミナ1人になってしまっていた。

ガンプラバトル選手権の開催まで残り2か月。参加するためにチームメンバーを探すフミナはある1人の少年と出会う。



☆登場人物

★チームトライ・ファイターズ
私立聖鳳学園ガンプラ部に所属する3人が結成するガンプラバトルチーム。
3人の髪の毛が信号機の3色になっている。

カミキ・セカイ(声:冨樫かずみ)
主人公その1の赤髪。聖鳳学園の中等部2年に転入してきた少年。
「次元覇王流拳法」というマイナーな拳法の使い手。ガンプラに関する知識は皆無だがガンプラバトルに強い興味を持ち、ファイターの道に入る。
良くも悪くも体育会系であまり深く物事を考えないタイプな上にずっと修行に明け暮れていたためか世間知らずであり、周囲を呆れさせることもある。

コウサカ・ユウマ(声:内田雄馬)
主人公その2の青髪眼鏡。設定だけで出てこなかったコウサカ・チナの実弟。
数々の大会でグランプリを獲得し、若き天才ビルダーとして名をはせている。
何らかの理由でガンプラバトルを止めていたらしいが……?

ホシノ・フミナ(声:牧野由依)
主人公その3の黄髪ポニテおっぱい。中等部3年生にしてガンプラバトル部の部長。
ガンプラバトルが大好きで、ガンプラの制作技術に関してもプラモデル部部長にスカウトされるほどのスキルを持つ。
ガンプラバトル選手権に参加するため、セカイを半ば強制にガンプラバトルに引き込む。
ガンダムシリーズの熱烈なファンでもあり、宇宙世紀、アナザーのみならず、ブルーディスティニーやサンダーボルトなどの外伝作品のMSにも詳しい。


★聖鳳学園プラモデル部

○ミヤガ・ダイキ(声:遊佐浩二)
眼鏡を掛けたキノコ頭。高等部3年生で、プラモデル部部長。
非常に嫌味な性格をしており周囲から「カマキリ男」と呼ばれている。そのせいか使用するAEUイナクトもカマキリみたいな色になっている。オブライトさんにあやまry
ただ、嫌味っぽいがそれなりに外面は良いらしく、根回しも得意。
フミナのガンプラ制作技術を惜しんでしつこくプラモデル部に勧誘しているが、言動から、フミナを異性として意識しているのも要因のひとつと思われる。
プラモ部にフミナを招いた暁にはじっとりねっとりたっぷり(プラモテクの教授を)したかったらしい。
ふざけたキャラに見えるがプラモ部部長の肩書は伊達ではなく、AEUイナクトをサーシェス仕様の武装満載型で作成し、さらにフルスクラッチでアグリッサを完全再現してみせるなどビルダーとしてはかなりの実力を誇る。
まさかの本作のリア充一号。お願いしますから爆発して下さい

○シノダ・エリ(声:茅野愛衣)
高等部2年のプラモデル部副部長。おさげにした髪と眼鏡が特徴。
ミヤガに心酔しており、献身的にサポートしている。なぜCV佐倉綾音じゃないんだ…?
安定の眼鏡を外すとかなりの美少女。ガンプラバトル部に負けてショックを受けたミヤガを慰める事で心を射止めた。

★主なガンプラファイター
○サザキ・カオルコ(声:広橋涼)
チーム北宋の壺のリーダー。前作に出てきたサザキ君の妹。
前作の最終回のエンディングでも少し登場したが7年の歳月を経てたくましく成長した(外見的な意味で)。

○イズナ・シモン(声:西田雅一)
チームフェイスのリーダー。
元中学ボクシングのチャンピオンだったが重い病に苦しむ弟のためにガンプラバトルに転向した。

サカイ・ミナト(声:興津和幸)
主に大阪で活動している、ガンプラ心形流のガンプラビルダー。ユウマの代打としてわざわざ東京に呼ばれるほどの腕前を持つ。
コテコテの関西弁(大阪弁)を話し、表情豊かで好きなものはレイコー(アイスコーヒー)。

★その他

カミキ・ミライ(声:遠藤綾)
セカイの姉で、聖鳳学園高等部2年生。誰もが認める美貌の持ち主でありファッション誌の読者モデルを務める。
一ヶ月も遅刻してくるなどのセカイの破天荒な行動に困らされることもあるが、姉弟仲は良い。
セカイがデートをすると聞いて、相手がフミナ、かつ弟がデートとは何か知らない状況でも密かに(と自分では思っている)尾行するなど、ちょっと過保護な面もある。

ラルさん(声:広瀬正志)
らるさんじゅうごさい。前作も35だったって?気のせいだ。
相変わらずガンプラバトルある所に姿を現す変質者だが今回はトライ・ファイターズのコーチに就任する。
フミナ、ユウマからは偉大な先達として尊敬されている。

担当声優である広瀬正志氏が放送直前に長期入院に入ったため、第5話からキャストが宝亀克寿氏に変更された。


3代目メイジン・カワグチ(声:佐藤拓也)
御存知、川口名人の伝説を継ぐ男。

前作から今作の間までに世界大会3連覇を達成し、名実共に最強ファイターとして殿堂入りを果たす。現在は後進の指導のため、全国を渡り歩いている。

○レディ・カワグチ(声:東條加那子)
3代目と同じくカワグチの名を継ぐガンプラ界における女流名人。
やっぱりグラサン着用。

フミナが憧れていた女性ファイターに似ているが、本人は実年齢を明かしたくないとの理由から頑なに否定している。

ヤジマ・ニルス(声:立花慎之介)
アーリー・ジーニアス再び。現在はキャロラインに婿入りし、ヤジマ・エンジニアリングの技術主任としてガンプラバトルのシステム開発に携わっている。



☆主な登場ガンプラ

ビルドバーニングガンダム
セカイが使用するガンプラ。ベース機は無いオリジナルモデル。
一切の武装を持たない純粋な格闘機であり、セカイの使う次元覇王流拳法の動きを完璧に再現する性能を備える。
元々は第11回世界大会でイオリ・セイが使用した機体で、その後大改修を施されて秘匿されていた。

ライトニングガンダム
ユウマが使用するガンプラ。ベース機はリ・ガズィ
長距離射撃に適した改造が施されており、BWSの改良によってベース機のリ・カズィは不可能だった単体での変形も可能としている。
ガンプラの完成度を競い合う大会で優勝したユウマ手製のガンプラというだけあって、一度動かしたメイジンを唸らせるほどの完成度を持つ。

パワードジムカーディガン
フミナが使用するガンプラ。ベース機はパワードジム。
武装が大幅に強化されており、バックパックに大型ライフルとシールドの他、手甲にガトリングが備え付けられている。

ウイニングガンダム
フミナがガンプラバトル選手権で使用する機体。決してウイングガンダムではない。
オリジナルのSDガンダムであり、組み換え変形などのSDガンダムだからこそ出来るギミックが多数搭載されている。
また、分離・変形によってビルドバーニング、ライトニング用の強化パーツにもなる。

○ベアッガイF
ミライが使用するガンプラ。Fはファミリーの意味。
ベアッガイⅡをベースに、プチッガイを乗せたチェアーストライカーを装備する。

○R・ギャギャ
カオルコが使用するガンプラ。ベース機はR・ジャジャ。
ベース機体がギャンの設計思想を受け継ぐ機体であることを踏まえ、よりギャンに近いデザインに改造されている。

ガンダムアメイジングレッドウォーリア
メイジン・カワグチが使用するガンプラ。ベース機はレッドウォーリア。
原型機はガンプラ界において伝説と呼ばれている。





人には弱点がある、心の弱さもある

しかし、1人では出来ない事も3人ならば可能だ

行け!チームトライ・ファイターズ

目指すは全国制覇!


追記・修正を期待するぞ!

ってラブコメかぁ!?


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最終更新:2024年02月04日 16:40