黒咲隼

登録日:2014/10/08 (水) 00:34:35
更新日:2023/10/30 Mon 19:31:00
所要時間:約 28 分で読めます





やはり貴様らのデュエルには……
鉄の意志も鋼の強さも感じられない!

黒咲隼(くろさき しゅん)とは、『遊戯王ARC-V』に登場する決闘者(デュエリスト)である。

CV:キョウリュウブルー金城大和


【概要】

舞網市に突如として出現した謎の決闘者。
攫われた妹・黒咲瑠璃を取り戻すべくLDSに関わる講師やトップチームを襲撃している。
デュエルの腕前は高いものの先攻では効果のないに等しい攻撃力100のライズファルコンを先攻で出したり、攻撃力が高いとは言えないフォースストリクスを攻撃表示で出したり、本人がLDS生の戦いを馬鹿にする割にはおかしなプレイングも目立ちつつある。

次元戦争において、融合次元の被害者であるがその一方でスタンダード次元に対しては加害者という側面を持つキャラである。
罪もない人をカード化して罪悪感一切見せず挙げ句の果てには大切な人をカード化された人の目の前で「哀れなほど薄っぺらで」と罵るなど横暴な面を見せる。
ユートは黒咲の過激な行動を諌めることはあるものの、積極的に止める気配はない。

また、過去にユートと共にハートランド・デュエル・スクール・スペード校(舞網市でいうLDSのようなもの)に通っていた。

激しい怒りや憎しみに無関係の者を危険に晒したり誤解で襲撃し得るなど、その行動には危うさを秘めている。
しかしシンクロ次元クロウ戦以降は平和だったころの思い出を想起して大分なりを潜め、
元々仲間想いではあるものの一匹狼に振る舞っていたのが、エクシーズ次元編では仲間に信頼を置き共に戦う意志が強調されるようになった。

瑠璃には屈折した愛情を抱えており、それはもはや妄執である。
自分自身の行いは絶対に正しいと考え、決して非があるとは認めない。自分が優れていると疑わず、他人を侮り過ぎる節がある。

【活躍】

【スタンダート次元編】
初登場は第15話、この時は謎のセンサーでLDSを観察していただけだが、遊矢が人違いでLDSの制服組に追われている際に彼等の前へ立ちはだかる。
この時にあらかじめモンスターを1体だけ召喚した状態で待ち伏せしていた。
そして、自身のエースRR-ライズ・ファルコンエクシーズ召喚。LDSの制服組3人をまとめて撃破、彼らをカードへ強制封印した。罪もない人をカード化して罪悪感一切見せず挙げ句の果てには大切な人をカード化された人の目の前で「哀れなほど薄っぺらで」と罵るなど横暴な面を見せる。
第21話にて柊柚子紫雲院素良とLDSの光津真澄のいざこざの中で「お前もLDSか?」の台詞と共に柚子を突き飛ばして飛びだしてくる辺り、だいぶ周囲の事を気にしない。
そして真澄にデュエルを強要するものの、ユートから制止され、真澄に連絡される隙を作ってしまう。


彼女と志島北斗・刀堂刃を相手に3vs1のバトルロイヤル。
決闘では手札とフィールドを完全にがら空きにされたが、
そこに真澄がバーンでライフを削るという戦術を食らってしまった。
しかし、ダメージをかわし、さらに返しのターンに墓地のモンスター3体でRR-ライズ・ファルコンをエクシーズ召喚。
彼らが場に並べたモンスターと自身の攻撃力を加えたライズ・ファルコンの攻撃で勝利した。

直後に現れた赤馬零児にLDS襲撃の目的は身柄を確保したが、囚われた妹「瑠璃」と人質交換をするのが目的だと明かされる。
そのために彼にデュエルを挑もうとするが、デュエルの条件として舞網チャンピオンシップに出場する事になった。
結局赤馬零児は赤馬零王と敵対して人質足り得ないことがこの時点で判明してるので、共通の敵を持った同盟関係のような感じだが。

大会中の所属はLDSジュニアユース。(ジュニアユース参加条件はユース資格を持たない中学生以上なので黒咲は確定中学生というわけではない)
LDSの技術で記憶を弄られた三人組はLDS所属の仲間と認識するようになってしまっている。
教師の仇を討とうとする真澄とそれを成就させようとした北斗・刃が、黒咲やライズ・ファルコンをランクが違う等と称賛する姿は何ともやるせない。特に恩師をカード化された上に記憶を弄られて仇を応援させられてる真澄はかなり悲惨…。
大会初戦の相手は融合使いの紫雲院素良

これは赤馬零児からのささやかなプレゼントである。

エンタメ全開でノリノリにアクションデュエルの口上を始めた素良に対し「デュエル!」の部分しか言わなかった。
それどころかかなり周りから奇異な目を向けられた。

試合後、社長一行と共に管制室で彼らの動向を伺う。
このとき遊矢が現場に駆けつけ、他次元の存在を初めて知り、重要な情報を入手している。
だがユーゴの乱入で監視カメラが破壊され、様子がわからなくなる。
黒咲はユートの助太刀に向かおうとするが慎重派の社長に止められ、そのままユートは謎の失踪を遂げてしまう。

後日社長に問い詰めようとするも、社長はユートのデュエルディスクをこっそり解析している事実を伏せた上で面会拒絶。
さらに後の試合でユートのエースがあの時現場にいた榊遊矢の手で召喚されるのを目にし、
喧嘩腰で問い詰めに行こうとしたがこれも社長に騒動になるからと止められる。

2回戦も難なく突破した黒咲は、3回戦のバトルロイヤルで社長からアカデミアに対抗する部隊「ランサーズ」選定も任される。
そして、来るバトルロイヤル戦において遊矢と初めて会話……したが、ユートの事でご立腹だった為、一方的に質問責めにしてしまい、
遊矢が「ユートに託された」と部分的にしか弁解できなかった時点でナイトオブデュエルズの無作法なデュエルに巻き込まれて中断し、情報を得られぬまま分断されてしまった。
その後、アカデミアから黒咲へのリベンジに燃える素良が帰ってきて再戦に応じる。
油断を捨てた素良との決闘は一晩に及ぶ激闘となり、(途中経過を端折られて)黒咲の敗北に終わってしまう。
この攻撃のダメージか、吹っ飛んで階段を転げ落ちたダメージか、酷い怪我を負った。

負傷した彼のもとに、アカデミアのセレナが現れ、彼女のアシストで一旦逃亡。
彼女は元はと言えば、素良を打ち負かしたエクシーズの残党(=黒咲)を倒そうとスタンダード次元にやってきたのだが、
柚子がユートや黒咲から聞いた戦争体験をセレナに伝えて説得したことで対話に行動を切り替えたのだから、黒咲からすれば不思議な因果応報である。

社長が雇った忍者兄弟も協力するが、セレナを追うオベリスクフォースに追い付かれ、バトルロイヤルデュエル開始。

黒咲達を庇うように戦う月影と、融合使いでありながら命を救い、味方するセレナ。
途中参戦したミッチー大漁旗コンビはオベリスクフォースのトラップコンボで敗北しカード化されてしまい、
月影も危うし――というタイミングで華麗に現れペンデュラム召喚を披露する沢渡さん
さらに加わった男権現坂のアシストで沢渡のPカードが黒咲の手に託される。

権現坂「お前が決めるんだ」

理由も分からず隣に立ち戦った他次元のデュエリスト達を、黒咲は「くだらん」と吐き捨ててペンデュラム召喚。
3体のモンスターでレヴォリューション・ファルコンを召喚し、オベリスクフォースにトドメをさした。

そんなこんなでオベリスクフォースを撃退した後、自分を訪ねてきたセレナにエクシーズ次元で起きた惨劇を伝える。
同胞たちの悪行に激しく狼狽するセレナだったが、黒咲も妹にそっくりな人間がまた現れたことに困惑気味だった。
しかし、彼女が融合次元の者でありながら決して悪意を持った人物でないことは一応理解した。

後日、ランサーズを率いてシンクロ次元でさらなる戦力の増強を図る赤馬零児に対し、一刻も早く融合次元への奇襲を主張して対立するが、
セレナからアカデミアの戦力の大きさ、プロフェッサーの自分への扱いの丁重さから瑠璃も恐らくは無事との予想を聞き、不本意ながら譲歩する。

そして、社長がユートのデュエルディスクを解析して作った新型のデュエルディスクをランサーズに渡した際に、
初めて社長の手にユートのデュエルディスクがあった事を知り、「託されたと言いながら、やはり貴様がユートに何かしたのか!」と、
社長ではなく何故か遊矢を問い詰めたが、突如遊矢に重なって現れたユートに諌められる。

【シンクロ次元編】
シンクロ次元編ではしばらく他のランサーズの面々共々行方不明になっていたが、権ちゃんとデニスが色々あって地下デュエル場に向かうと、華麗にDホイールを乗りこなし、ムクロさんを倒して大歓声を浴びる黒咲の姿があった。

地下デュエル場での次の決闘は黒咲vsデニスとなる、がその最中にセキュリティにゴヨウされて収容所送りになってしまう。
ここでは(描写はカットされたが)囚人たちと乱闘騒ぎを起こし特別房送りになる。

その後結局また捕まるものの、赤馬零児と評議会の取り計らいによりフレンドシップカップに出場することになったランサーズ一同。
だが黒咲だけは何故か同じランサーズ仲間であるデニスと一回戦で再戦することに。
アカデミアとは無関係なシンクロ次元の観客の前でデニスにスパイの疑いをかけた黒咲はデュエルで徹底的に追及する。

果たしてその疑念は的中しており、デニスはハートランドを襲ったアカデミアの象徴たるモンスター、古代の機械混沌巨人を融合召喚して黒咲を追いつめる。
更にデニスの口からハートランド侵略のゴーサインを出し、瑠璃の誘拐を手引きした事実を告げられ、黒咲の怒りは頂点に達する。

復讐心に駆られながら黒咲は更なるランクアップでRR-サテライト・キャノン・ファルコンを召喚、
攻撃時はなんと宇宙空間まで飛び立ち、太陽光を受けてRRの紋章型のフレアを展開しながら衛星砲でデニスごと爆撃してデュエルに勝利する。黒咲の感情に任せたこの攻撃でデュエルパレスの観客席まで破壊したせいで以後の試合はハイウェイで行われることになる。しかし、このデュエルでの黒咲は観客席にいたシンクロ次元の住民たちを攻撃によって危険な目に遭わせ事態をややこしくさせてしまう事となった。

それだけに収まらず、続く二回戦でクロウと対峙した際は、
ランサーズを仲間と思ってない、自分以外全員が敵と暴露した。
デュエル自体は高度な攻防戦を繰り広げるものの、
自分勝手に己の境遇を語るが次元戦争に無関係のクロウには的外れもいいところで「他所でやってくれ」と正論で否定された。

だがデュエルの後半戦、クロウの世話する子ども達と柚子が高架で観戦している中、タナーが誤ってクロウのモンスターの上に転落する。
ライディングデュエル中は決着がつくまで停止できず、クロウは慌てて高架まで送り届けようとするも、その前にタナーが耐えきれず振り落とされてしまう。

あわや大事故──となるところを、なんと事前にレヴォリューション・ファルコンに乗って待機していた黒咲がキャッチした。
困惑するタナーに「俺にも声援を送ってくれる子どもらがいた」と告げ、無事元の場所に返す黒咲。

この危機により黒咲とクロウのいがみ合いは一気に解け、互いに誰かのために強大な敵と戦っている者同士であることを確認してデュエルを継続。
2つ上のランクアップを繰り返す怒涛の展開でRR-アルティメット・ファルコンを呼び出すが、あと一歩でライフを削り切れず、
クロウのレベル12シンクロA BF-神立のオニマルの前に敗れる。 その表情は本編では考えられない程に穏やかなものだった……。
試合後も黒咲はクロウに再起を誓い、クロウからは仲間だと告げられ、笑顔で拳を突き合う清々しい締めくくりとなった。

ところがクロウが準決勝敗退後に地下労働施設に送られ、アカデミアがシンクロ次元に侵入したことを周囲に伝えると、
真っ先にリアルファイトによる騒動を起こし、他のランサーズやシンジ達革命勢力の活躍もあって地上への脱出に成功する。

その後肝心のアカデミアは見つからないまま撤退されてしまうものの、遊矢達が決勝戦へ向かう途中暴徒と化したコモンズに足止めされた際は、
RRモンスターでデュエルパレスまで送り届けるという貢献を果たす。

決勝戦終了後、ロジェが柚子を誘拐したと知ると、ライズ・ファルコンに乗って現場に行き、ビルの窓ガラスをぶち割って侵入していた。

【エクシーズ次元編】
ロジェが暴走させた転移システムにより遊矢、権現坂、沢渡と共にワームホームに吸い込まれエクシーズ次元に飛ばされたが、
着いて早々、他のレジスタンスをさがしに1人別行動する。

レジスタンスの拠点だったハートランド・デュエル・スクール・スペード校を訪ねるも全滅を悟り、
帰路で自分がアカデミアへの冷酷な尋問の末にスタンダードの情報を入手し、社長と手を組んだ経緯をしみじみ思い出していた。

一方遊矢達はアカデミアとデュエル中でシンクロ次元の回想になり、
地下デュエル場でセキュリティに無言逮捕されるシーン等が流れ、シリアス展開なのに視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。


そして遊矢達がカイトに襲撃された際は、クローバー校のレジスタンス・神月アレンと笹山サヤカを引き連れてカイトを説得するものの、
これを拒まれ行方を眩まされる。(皆が銀河眼の放つ光に眩んでいる中一人だけバッチリ凝視していたけど)
(最初から遊矢達と同行していれば戦わずにすんだなんて言ってはいけない)


しかし一人でアカデミアと戦い続けるカイトと再会し、かつての黒咲以上に仲間を拒絶するカイトと決闘に持ち込む。
今までにも増し積極的にAカードを使用する黒咲をカイトは「よそ者の力に頼ろうとする腑抜け」と蔑むが、黒咲はAカードを仲間の力と主張する。

カイト「信頼し合っていた仲間を失ったとき人はとてつもなく大きな哀しみに囚われる。そんなものは足手纏いでしかない!」

黒咲「俺は仲間を失いたくないからこそ仲間と共に戦う!失った者の想いも背負って…!」

その結果、ブレイズ・ファルコンは戦闘破壊されるもギリギリでライフを残し、
アルティメット・ファルコンにランクアップさせ、一度は銀河眼の光破竜の戦闘破壊に成功する。
次元を超えて追ったユートや、次元世界を渡って得た仲間がいるから自分はここにいる、
そしてカイトもまた仲間だと語りかける黒咲の姿に、遊矢の中のユートも感銘を受け、互いに頷き合う。
(Aカードを探って走り続けながら仲間の大切さを語る黒咲さんはかなりシュールだったけど)

だがそんな想いもカイトには届かず、復活した光破竜に返り討ちにされ終わってしまう。やはり究極は負けフラグ
宣言通りカード化されるところを、黒咲の言葉に心を打たれていたサヤカが涙ながらに止めたことで免れた。

サヤカは友人である瑠璃が攫われる瞬間を目撃しており、助けに行く勇気を出せなかったことを悔やんでいた。
そしてアジトへ戻った後も黒咲の言葉を思い出し、カイトを連れ戻そうと一人で街中へ飛び出す。
黒咲は急にリーダー風を吹かせてランサーズを二手に分け、サヤカの捜索に乗り出すが、
サヤカは運悪くランサーズへの刺客としてアカデミアから派遣されたタイラー姉妹と遭遇、駆け付けたアレンと共に撃退される。

続く権現坂&沢渡ペアも墓地共有ルールに不利だったせいか全☆省☆略で倒され、遊矢&黒咲がいよいよタイラー姉妹と対峙する。
かつてスペード校のレジスタンスを全滅に追いやったタイラー姉妹に激しい怒りを滾らせる黒咲とユートだったが、
遊矢が二人の想いを汲みつつ自身のデュエルで決めてみせると意気込むと、彼を信用して決着を委ねた。

結果、遊矢は自身のスマイル・ワールド、ユートのダーク・リベリオン、黒咲のライズ・ファルコン、
三人の力を生かしたバーンコンボをエンタメ風に魅せつつタイラー姉妹に勝利。これにはユートや黒咲もにっこり。

タイラー姉妹の脅威を乗り越えたのも束の間、次回予告ですぐに次なる刺客オベリスクフォースが襲い掛かかるが、
遊矢のエンタメを尊重し、自分もまた自身のデュエルを貫くと決意した黒咲が大活躍してくれることは間違いないだろう。


遊矢「次回、遊戯王ARC-V『戦場に果てる隼』! お楽しみはこれからだ!」


そしてこのあんまりなサブタイトルである。
そして実際の本編はというと、オベリスクフォースの召喚した古代の機械混沌巨人が街を破壊する様に狼狽したサヤカを救うため、
瓦礫から庇って瀕死に陥るという勝敗に全く関係ない形での退場に見舞われた。うわっ…黒咲さんの耐久低すぎ…?

突如現れたカイト(黒咲戦以降思う所があったのだろう)が救助して難を逃れたものの、意識が戻らぬ内にエクシーズ次元の騒動は決着。
寝ている間にアカデミアが改心して総司令官のエドが自分を治療しててランサーズは融合次元に向かってて瑠璃救出はカイトに取られてまるで意味がわからんぞ!


【融合次元編&アークファイブ編】
彼の活躍はこのまま終わってしまうのか…?とファンが心配する中、カイトが塔の番人を倒し、とうとう瑠璃救出を成就した…かに思われた。
次の瞬間、何故かカイトは塔の最上階から空中に投げ出され、それをエドと一緒に駆け付けた黒咲さんがライズ・ファルコンで華麗に救出させたのだ。
一命を取り留めると表現する程の傷から作中一日足らずで復活している?遊矢達の方が出発が早いのにアカデミアに先に着いてる?知ら管

どうしても自分で瑠璃を救出したくてきた黒咲に、カイトは瑠璃に突き落とされたという衝撃の真実をもたらす。
病み上がりというのにまた胃痛になりそうになった黒咲は、瑠璃のいる塔を駆け上がっていくのであった…。「そんなバカな…瑠璃ィー!!

カイトの言葉を即座に信じなかった黒咲は、階段の先で瑠璃との再会を喜び合う。
だがやはり瑠璃はアカデミアのパラサイトモンスターによって操られており、兄にデュエルを仕掛けた。
ちなみに瑠璃の使用カードは風属性鳥獣族の「LL(リリカル・ルスキニア)」であり、黒咲の「RR」と対になっている。

この時黒咲は「俺がいないと何もできない瑠璃」「妹のデッキを熟知してる兄には勝てない」となかなかキモいシスコン発言をしており、
それに対して洗脳状態の瑠璃は怒りを露わにして反抗するなど、普段抑圧していた本音に聞こえなくもない反応を見せている。
挙句回想でサヤカが瑠璃に自らの大事なカードを渡そうとする行動を理解できず、有無を言わさず瑠璃からカードをはたき落としたりもしてるので、
お互いを想い合っている描写はされつつも、黒咲の兄として問題のある要素が浮かび上がっている。

しかしランサーズとの出会いを通じて変化した黒咲は、Aカード効果でスライド移動してネタ提供しつつカイトを通して託されたサヤカのリトル・フェアリーを召喚。
魔法カードによって同じ数値のランクとレベルでクロスエクシーズ召喚を行い、RR-エトランゼ・ファルコンを呼び出す。
瑠璃は抵抗しようとするも、これまでの黒咲の行動に胸を打たれたのか、正気に戻って自ら望む形で兄に倒される。
急いで駆け寄る黒咲だが、それを監視していたドクトルが嬉々として洗脳の改良に乗り出すなど、まだまだ油断ならない展開であった。(実際この後すぐに再洗脳されている)

と思ったら瑠璃をおぶって塔を降りた直後にやっぱり瓦礫の負傷が響いたのか、瑠璃が重すぎたのか、またしてもダウンしてしまう。
目覚めた瑠璃に一人で助けを呼びに行かれてしまうが、この時瑠璃にちゃっかり回復体位で寝かされて、不甲斐なくとも必ずネタは残す鉄の意志を見せつけた。

その後のユート憑依遊矢対洗脳瑠璃戦では何とか回復し、洗脳した張本人を倒さない限り瑠璃の洗脳は解けないことを遊矢に伝え、その人物を探しに行こうとしたが
乱入してきた洗脳セレナにスタンガン(比喩でもなんでもなく本当にスタンガン)を食らい気絶させられる。おい、デュエルしろよ。
その後、カイトとエドに発見されるもののドクトルに関する情報を聞き出された後、そのまま放置されていた。
動けないため連れていくよりは建設的な行動ではあるが…

その後は10話近く放置されていたものの覇王龍ズァーク復活による次元融合の余波で何とか目を覚ましカイトと合流。
エドと素良がズァークに敗れた後、カイトとともにズァークに乱入する。
同時にRUMを発動させる驚く顔から吹っ飛ぶ顔までそっくりになるなど息の合ったコンビであったが残念ながらズァークにはダメージを与えられないまま敗北、退場となった。
しかし彼らの奮闘が後々にズァークを倒す布石となったのである。
なお、このときユートのことを思い出しているがなぜか思い出しているのがスタンダート次元編でくらった腹パンで気絶させられたことである…よっぽど印象に残っていたのだろうか…


【ペンデュラム次元編】
エクシーズ次元に戻っていたが瑠璃を探すために融合次元に向かった黒咲。
物語の元凶である無能ハゲ赤馬零王を問い詰めようとしていた。
ここで遊矢たちに瑠璃たち4人が元々レイという1人の女性だった真実を聞かされるもののお前ら、何を言ってるんだ!というもっともな意見で反論。
遊矢に柚子を取り戻すためには零羅を笑顔にしなくてはいけないからデュエルしてくれというこれまた傍から見たら意味不明な説得をされる。
そういえば黒咲がレイ関連の事実を知らされていなかったと気が付いた視聴者多数。
赤馬零王本人にも瑠璃は柚子本人に吸収され消えた可能性が高いことを告げられマジ切れしかかるも零王から「瑠璃たちにも人生があったのに自分は自分の娘のためだけにそれを壊してしまった。いくらでも殴ってほしい」と真摯な謝罪をされ怒りをぶつける事さえできなくなってしまう。
瑠璃もユートも消滅してしまったことから自暴自棄になってしまい、自分の気持ちの整理のために遊矢とのデュエルを行う。
なお、このときの素良と明日香は事実とはいえ黒崎に対して結構辛辣なことを言っている。

お馴染みのライズファルコン、レヴォリューションファルコンに加えランク12のファイナル・フォートレス・ファルコンを披露し死力を尽くして戦うも新たな切り札のオッドアイズランサードラゴンの盛りすぎた効果に敗れ去る。

負けこそしたがデュエルの中で遊矢の中にユートがいることを確信し、柚子が復活すればその中で瑠璃も生きているとして戦争から解放され全ての反逆を終え憑物が落ちたかのように晴れ晴れとした笑顔になった黒咲はすべてを遊矢に託したのだった。

一方で遊矢がデュエル中に機会があったにもかかわらずダークリベリオンエクシーズドラゴンを出さないことを不思議に思っていた。
最も、攻撃力100のライズファルコンしかいない状況だったので出さなくても不思議ではなかったのだが

その後は遊矢と赤馬零児の最終決戦を安らかな笑顔で観戦していた。


そう、俺達はまさに
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最終更新:2023年10月30日 19:31