プライズ限定ミニ四駆

登録日:2014/09/25 Thu 21:42:44
更新日:2024/02/05 Mon 11:26:03
所要時間:約 13 分で読めます




実は昨今、かつてミニ四駆に夢中になっていた少年たちが大人となり、
再びミニ四駆を手にする、というパターンが増え、ミニ四駆その物がプチブーム化している。

そんな第三次ブームとも言われる風潮の中、ゲームセンタープライズ会社の『キャラとる』
ミニ四駆の制作並びに販売元の田宮模型と提携し、
『ゲーセンプライズ限定のミニ四駆』をシリーズ化して世に送り出す事となった。

限定と言っても、マシンそのものの性能は市販品と同じ。
しかし、ボディとシャーシが限定カラー、そしてステッカーも新たにデザインされたメタリック調の物で
この機会を逃すと手に入れるのが困難な品ばかり
(後述だが、一部パーツは市販品よりも良いとすら言われている)。
単色ボディなら塗装で何とか再現できるかもしれないが、クリヤーボディは流石に再現できないので
欲しい物は逃さずゲットしよう。

嬉しい事に、ノーマルモーターではあるがモーター付きなので、
ゲットしたら電池さえあれば組み立ててすぐに遊べる親切仕様。
ノーマルモーター自体、レースに使う事は難しいが、ミニ四駆の必須作業のブレークインに不可欠、
それ故にミニ四駆を楽しむ上では絶対に持っていた方が良いとされるパーツなので、
何だかんだで初心者から上級者まで幅広く嬉しい仕様となっている。

最初は数カ月に1度のリリースペースであったが、
最初の稼働から1年ちょっと経った2014年中盤からは、ほぼ月1ペースの稼働となっている。
ファンには嬉しい事だが、種類が一車種に付き複数(殆どが4種類)あるので
クレーンゲームが苦手な人にはだいぶ厳しい戦いが待っていること必須。

在庫状況は店に依り大分異なり、
一瞬で人気カラーが消え去ってしまう店、稼働から暫く経っても何作も前のマシンが残っている店など様々。
展開中に筺体設置店が増えたりする場合もあるので、キャラとる公式サイトをまめにチェックしよう
(具体的には、2014年8月中旬より稼働が開始されたアバンテを
当初は稼働予定が無かったが8月末に突如仕入れ始めた店も存在する)。

また、クレーンゲームが充実した店舗に依っては半月ペースで内容が入替わり、
それ迄の「景品(ミニ四駆のみ?)」は後日一般販売され、
内容に依るが底値¥800(大体¥1,000/1,280~、¥100刻みで¥2,980迄)なので、
正に「天の与ふるを取らずんば(ry)」と謂う訳である。

ちなみに、箱のデザイン自体は中の色に関係なく一律で同じ物となっているが、
箱の側面にある一覧表を見れば『この箱の中にどのカラーが入っているか』は一目瞭然
(写真の横に白丸が描かれており、中に入ってる物だけはマーキングにて塗り潰されて居る為)。

挑戦する前に、きちんと店員さんに自分の欲しい色を置いて貰うように頼む事も忘れないように。
たまに『箱側面で中のカラーが判別できる』という事を理解していない店員さんも居たりするので
その辺の説明もある程度行えるようにしておこう。



第1弾:スーパーアバンテ イフリート

ミニ四駆と言えばこのマシン、とその名を挙げる人も多い、
正にミニ四駆史に燦然とその名を轟かせる名車中の名車・スーパーアバンテ。
21世紀に入って発売されたVSシャーシリメイク版が、栄えあるプライズ第1段に大抜擢された。

メタリック調のオリジナルステッカー、シルバーメッキホイール、限定カラーシャーシと
第1弾からとにかく気合が入りまくっており、
全国のレーサー達は歓喜に打ち震えた(と同時に、クレーンゲーム攻略の勉強を始めた)。

カラーはイフリートイエロー、イフリートブラック、イフリートブルー、イフリートレッドの4種で
イエローとブラックは赤色、ブルーとレッドは黄色のシャーシをそれぞれ採用している。
余談だが、この黄色のVSシャーシは素材の関係からかプロペラシャフトの滑りが良く、
中々に速いと言われてガチレーサーにもそこそこ人気があったりする。

稼働は2013年4月から。


第2弾:サンダーショット エクスカリバー

レーサーミニ四駆随一の名機にして、様々なバリエーションを持つサンダーショットが
プライズ第2弾のマシンとして電撃抜擢。
シャーシはまたも最強との呼び声高いVSシャーシ搭載!
だってVSシャーシの需要高いからね。

カラーはエクスカリバー・ホワイト、エクスカリバー・ブラック、エクスカリバー・レッド、
そして今回から導入されたクリア素材となるエクスカリバー・クリヤーブルーの4色。
そして当然のように今回もメタリックステッカー&シルバーメッキホイールの豪華仕様で、
キットのままの戦闘力が高い事から、こちらもそこそこの人気があった。

シャーシカラーはホワイトとレッドが紺色、
ブラックとクリヤーブルーには水色が採用されている。
実はスカイブルーは福袋に入っていた物の再録で、中々レア度が高かった逸品であった。

稼働は2013年7月から。


第3弾:サイクロンマグナム 21st Century Edition

第二次ブームを産み出した漫画・アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の
主人公・星馬豪の4台目の愛車にして、3代目マグナムであり、
2次ブーム経験者からは今なお非常に高い人気を受け続ける伝説のマシンが遂にリニューアル。
どのくらい人気があるかと言われると、このwikiにまさかのまさかの個別項目があるくらい人気。

当然のように今回もメタリック調のオリジナルステッカーが搭載され、
更にホイールはゴールドメッキ仕様に変更、
シャーシも元のスーパーTZシャーシの進化形であるスーパーTZ-Xシャーシに変更と
気合の入りまくったモデルとなっている。
何?シャーシは実質退化してる?そんな事言う奴はダウンフォースが足りない。

カラーはクリヤーブルー、クリヤーレッド、ブラック、ホワイトの4種で
なんと半分がクリヤーカラー、そして限定品だったブラックボディの再録という豪華仕様。
え?ホワイトは通常版そのままだろ?

シャーシはクリヤー2種が赤色、その他が黒色。
ランナーパーツは色が逆になっている為、違う色を1個ずつ揃えて交換すると見栄えが良い。
余談だが、このクリヤー2種についてくる赤色の通常ABS版TZ-Xは
インドネシア限定で登場したものの再録であり、国内で出回ったことが無いとの噂がある。

折角のサイクロンだけどステッカーデザインが…と言う人は
田宮模型に注文すれば通常版のステッカーが単品で買える為、
クリヤーブルーのサイクロンマグナムを作ったりする事も可能。

稼働は2013年12月から。


第4弾:ハリケーンソニック 21st Century Edition

弟に続いて、兄・星馬烈の4台目の愛車かつ3代目ソニックとなるハリケーンソニックも
満を持して21st Century Editionとして、ゲーセンに堂々たる登場を果たした。

今回のカラーはスモーク、クリヤーレッド、ピンク、ホワイトで、
ホイールカラーはソニックのイメージカラーであるレッドにメッキを施した豪華仕様。
シャーシはまたもTZ-Xが採用され、クリヤー2種にはグレー、その他にはホワイトが採用された。
ホワイトと言うとまたサイクロンみたいにキットの成型色そのままかと誤解されがちだが、
ハリケーンのキットの白はレーシングホワイトであり、こちらはサイクロン同様のピュアホワイトと僅かに異なっている。
その為、地味に4色全部が限定カラーだったりする。地味過ぎるが。

また、本当にサッと出しすぎたせいでほとんど話題にも上らなかったが、
クリヤー2種に付いてくる灰色のTZ-Xシャーシはこのマシン初採用(しかも2016年夏現在再録されていない)であり、
ソリッド2種にはシャーシこそさほど珍しくない白TZ-Xだが
Aパーツがこれまた初採用となるピンクと、実は地味にレアパーツが目白押しだったりする。

特にクリヤー2種に高い人気が集まったモデルであったが、
反面キットの成型色そのままと勘違いされたホワイトと若干ケバいピンクの人気は余りなく、
特にピンクは残っている報告があちこちで聞こえる不憫なモデルだったりしたが、
TZ-Xユーザーが増えた現在となっては前述の通りシャーシの面で再評価される機会が増え、
難民が続出している有様である。

稼働は2014年3月から。


第5弾 エンペラー インペリアルフォース

2次ブーム期の絶頂期を牽引した兄弟機に続いて現れたのは、
一時ブームを巻き起こした『ダッシュ!四駆郎』の主人公・日の丸四駆郎の愛機として
今なお高い知名度・人気を誇るダッシュ1号皇帝・プレミアム。
そんな名機が、大会採用率No.1と言われるVSシャーシを引っ提げて登場しただけあって、
第1次ブームを駆け抜けたレーサーたちはこぞってゲーセンに集合する事となった。
またVSかって?こまけぇこたぁいいんだよ!

カラーはスモーク、クリヤーレッド、パール、オレンジの4色であり、
スモークとオレンジには黒色の、それ以外には白色のVSシャーシが採用。
余談だが、このキャラとるの限定ミニ四駆はクリアカラーに人気が集まるのが常だが、
このマシンはパッケージに抜擢されたオレンジの人気が非常に高い。

余談に、コロコロアニキ第3号付録もエンペラーだが、此方はサンライズクリアオレンジである。
コレに本品ステッカーを貼付すれば・・・

稼働は2014年5月から。


第6弾 シャイニングスコーピオン GOLDEN EDGE

ゲーム限定ボディとして登場し、その後通常販売されて数多の少年を絶望に突き落とした
2次ブーム期の名機・シャイニングスコーピオンがまさかのプライズ化。
今回はオリジナルを尊重し、スーパー1シャーシが採用されており、
キットとの違いは純粋にカラーだけ。

ちなみに、ゲーム限定のボディとキット版のボディは微妙に色合いが異なり、
ゲーム限定版はパール「ホワイト」、キット版はノーマルホワイトといった違いがあり、
今回公式サイトにて「ゲーム発売時の購入特典であったパールホワイトボディーに、
ゴールドメッキ調ステッカーを加えたスペシャル仕様!」と書いてあるのだが、
市販品のシャイニングスコーピオンプレミアムも
通常版(ブルー)がノーマルホワイト、バイオレットがピュアホワイト、レッド・ピンクがパール「ホワイト」と
同じ成型色だったりするので、ぶっちゃけ有難味は薄い・・・

とは言え通常色のシャイニングスコーピオンプレミアムはピュアホワイト成型であり、
レッド、ピンク、バイオレットは全て1回こっきりの生産で終了した限定版なので
時間が経てば経つほどパールボディの入手が難しくなるのは明白なので、そこまで落胆する事でもないかもしれない。
うん、プレミアム限定3色は普通に全国流通してあちこちで買えたから
むしろゲーセン版の方がレアだけどな!

カラーはクリヤーブルー、クリヤーレッド、ブラック、パール。
クリヤー2種は白、ブラックとパールには赤色のスーパー1シャーシが付属。
ちなみに赤色のスーパー1シャーシは中々レアなカラーだったが、白はGUPとして登場して
今なおその辺で普通に売れ残ってるカラーなので、嬉しいという声が余り聞こえなかった。

稼働は2014年7月から。


第7弾 スーパーアバンテ LEGEND STYLE

またスーパーアバンテ?と思う事勿れ。
今度はなんと超豪華にも、本体そのものがメッキ仕様となっている、スペシャルなスーパーアバンテである。
勿論ステッカーもメタリック仕様で、光り輝く豪華な一品となっており、
いかに田宮がアバンテを特別視しているかがうかがえるモデルとなっている。

惜しむらくはホイールが通常の黒色or白色でメッキでは無いのと、
ステッカーがゴールドへの仕様を前提としている為、そのままシルバーに貼ると
正直あんまり似合ってない事くらいか。

カラーはゴールドメッキとシルバーメッキの2種類で、シャーシはVSシャーシの黒のみ。
メッキカラーと言う事で人気があるのか、速い所だと入荷して1週間も経たずに完売した所もある。

稼働は2014年8月から。


第8弾 ネオトライダガーZMC NEXT

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場する、主人公たちの永遠のライバルにして
共に日本代表として世界を相手に戦った心強い仲間・鷹羽リョウの2代目の愛車、
そして歴代ミニ四駆史上第3位の売り上げを誇る、究極のトライダガーが満を持してプライズ化。

シャイニングスコーピオン同様、パーツなどの変更はなく、単純にカラー違いのみとなっているが、
今回は久しぶりにキットと同色の成型色の物が存在しない、今回だけのオリジナルカラーのみとなっている。
アバンテに続いて羽振りが良いじゃないか、どうしたタミヤ。いいぞもっとやれ。
代わりにシャーシのカラーが有難味のない物ばかりになってしまったが

カラーはスモーク、クリヤーレッド、ネイビー、そしてホワイトの4色。
スモークとホワイトにはオレンジの、その他にはホワイトのスーパー1シャーシがついてくる。
ちなみにネオトライダガーZMCの大きな特徴であるホイールカバーも、勿論ボディ色と同じ物が付いてくる。

稼働は2014年9月から。


第9弾 ファイヤードラゴン21st

フルカウルだけがミニ四駆じゃない。レーサー時代の少年たちの英雄が遂に帰って来た。
市販のファイヤードラゴン・プレミアム(こちらは一般販売されており、今でも生産されている為入手は容易)を
踏襲した作りとなっており、シャーシはVSシャーシを採用、
そしてタイヤもプライズでは初となるピンスパイクタイヤを搭載し、ホイールはレッドメッキ仕様。

…スパイクタイヤ?あんなのレースじゃまともに使えないでしょ?などと思う事無かれ。
先人たちの研究により、スパイクタイヤは実は濡れた路面に強い(かも)という事が囁かれており、
特に最近の公式のレースは屋外で行う上、多少の雨では中止にしない為
悪天候時には真面目に選択肢に入る名パーツなのである。
入手手段も限られている(難しくは無い)ので、此処で押さえておくのも決して悪くは無い。

デザインに関しても、ネオトライダガー同様に元のデザインを踏襲しつつもアレンジが加えられ、
なお且つファイヤードラゴンのワンポイントであるコロドラゴンもしっかりと刻まれており、
まさに当時の少年たちをピンポイントで狙い撃つような豪華仕様となっている。
通常のファイヤードラゴンプレミアムのステッカーはAOパーツで単品販売されているので、
ステッカーデザインは通常の方が…と言う人も簡単に換装する事ができる。

唯一の欠点は、ファイヤードラゴンプレミアムでは低摩擦2段プラローラーがデフォで付属しているのに対し
こちらは通常のプラローラーに変更されてしまった事くらいか。
とは言え低摩擦2段プラローラーも普通に市販されているパーツなので、そこまで気にする事でもない。
運&技術次第ではプレミアム1台買うより、此方をゲットして低摩擦2段ローラー買った方が安く済むかもしれない。

カラーはクリヤーレッド、クリヤーブルー、パール、ブラックの4車種。
クリヤーレッドとパールには黒のタイヤに青のシャーシ、残り2種にはレッドのシャーシに珍しい白いスパイクタイヤが付属。
…正直クリヤー2種はシャーシの色とあんまり合ってないので、両方ゲットして交換してあげよう。

ちなみにポスターには、「ドラゴンシリーズが初登場!」と書かれている。
この文言から、他のドラゴンシリーズの登場を期待している人もいるが、果たして…

稼働は2014年10月から。


第10弾:ビクトリーマグナム 21st Century Edition

第三弾に抜擢されたサイクロンマグナムの1世代前のマグナムにして、
歴代ミニ四駆売り上げNo.2を誇る超人気キットが満を持して復活。
当然二次ブーム経験者にとっては朗報以外の何物でも無く、あちこちで歓喜する声が聞こえられた。
一方でバンガードソニックは未だにリメイクの予定が無いが。

サイクロン同様、オリジナルデザインのメタリックステッカーに加えて
ゴールドメッキホイールを採用、更に全色に珍しい(と言うか初?)となる
赤色のトレッドパターンタイヤが封入されている。
シャーシはスーパー1から変更が無いが、これはスーパーⅡにするとビクトリーマグナムプレミアムと同様の仕様となって
定価が景品法の基準を上回ってしまう為、仕方の無い措置であるとも言える。

カラーはクリヤーブルー、クリヤーレッド、ブラック、ホワイトの4種で
クリヤーブルーはかつてイベントでのみ限定販売されたプレミアムのキットの再録、
そして黒は知る人ぞ知る「校長セイバー」を再現できるカラーとなっている。
なぜ頑なに通常版と同じカラーを入れたがるのか…

シャーシはクリヤー2種が赤色、その他が黒色。
ランナーパーツは色が逆になっている為、違う色を1個ずつ揃えて交換すると見栄えが良い。
赤もシャイスコの再録だろ?と思う事勿れ、
何と赤シャーシについている黒いギヤケースランナーは恐らく今回が初となる収録であり、
シャーシとギヤケースを黒で統一しようとしたら問答無用で必須となる品なのでかなり重要だったりする。
更に、噂レベルではあるが、どうもこのVマグナム付属の赤S1はペラシャの滑りがかなり良い、と言われているので
カーボンも強化素材も存在しないS1ユーザー達の救世主となり得る…かもしれない。
って言うか白ボディに黒シャーシってそれどう見ても普通のビクトリーマグナムじゃね?

稼働は2014年12月から。
偶然か意図的かは不明だが、丁度後輩機のサイクロンの1年後の稼働となった。



第11弾:ウイニングバード 21st Century Edition

知る人ぞ知る名漫画『ミニ四トップ』の主人公の愛機であり、
現在では惜しくも絶版で再販要望の声が絶えなかった名機がようやく復活。

前述の通り、そもそも古いマシンであるが故に絶版、
ダッシュシリーズの様にMSシャーシやプレミアムとしてのリメイクもされて居らず、
オークションでの相場もうなぎ登りだった所へのようやくの復活に、ユーザーは大喜びする事となった。

…え?人気なのはポリカボディのウイニングバードフォーミュラじゃないかって?
ところがどっこい、このマシンはプラボディのオリジナルも非常に高い人気があったりする程の名車なのだ。
だからってポリカボディ再販して欲しくないとかそういう訳じゃないぞ!

流石にオリジナルのタイプ3シャーシでは現在では力不足過ぎると判断されたのか、
最強と言われて久しいVSシャーシを引っ提げての登場となった。
もういいよVSは…

カラーはホワイト、ブルー、クリヤーレッド、スモークの4種で、
ホワイトとスモークにはオレンジの、ブルーとクリヤーレッドにはホワイトのVSシャーシが付属。
オレンジは限定GUP、通常素材のホワイトは過去の一部の限定キットのみの収録だったので
ボディはおろかシャーシまで珍しい物の再録尽くしとなっている。
それどころか、クリヤーレッドとブルーには(恐らく)サンダーショットブラックスペシャル位にしか付属していなかった
赤色のピンスパイクタイヤまでも再録されると言う、かなりレア度の高い物の詰め合わせと化している。
なんでよりによってコイツだけ通常カラーのボディの再録してくれないの?

そして、ノリに乗ったこのプライズ企画、遂にユーザーの投票でマシンが決定される事となった。
DreamMachineキャンペーンと題されたこのキャンペーンで『候補』として挙げられたマシンは、

1.ダッシュ0号・地平(ホライゾン)
2.ダッシュ2号・太陽(バーニング・サン)
3.ダッシュ3号・流星(シューティング・スター)
4.ダッシュ5号D.D.(ダンシングドール)
5.マグナムセイバー
6.ソニックセイバー
7.スピンアックス
8.ベルクカイザー
9.レイスティンガー
10.ブロッケンギガント

と、いずれも第1次・第2次ブームで物語に於いて重要な立ち位置を占めた、
今でも非常に高い人気を誇るマシンばかり。
熾烈を極める投票を制し、栄えあるプライズ化の権利を勝ち取ったのは、何と…



第12弾:ブロッケンギガント21st

2位がダッシュ5号D.D.、3位がマグナムセイバー、4位がダッシュ0号・地平……と
あらゆる世代が投票に参加した事が容易に把握できる結果、
その上での悪役マシンの堂々たる1位に、レーサー達は響めき歓喜した。

ボディ色はブラック、ホワイト、クリヤーブルーにクリヤーレッドの4色。
え?黒?ブラックスペシャルあるじゃん…と思う事勿れ、
ブラックスペシャルのボディはクリアブラックであり、今回は本物の黒色。
つまりブラックスペシャル付属のシャーシにこれを載せれば真っ黒なブロッケンGが出来上がる事になる。

今回もメタリックシールに金メッキのホイールが付属し、
シャーシはホワイトとクリヤーブルーにスーパーFMのホワイトが、それ以外にはオレンジ色が付く。
このスーパーFMのホワイトはGUPとして販売されたが遥か昔に絶版となり暴騰中、
オレンジは2010年の浅草でのお楽しみ抽選会配布限定と更に希少度が高かった品で、
どちらにしてもかなり希少度の高い物が手に入る。
前述の通り、ボディも全て通常では手に入らないレアカラーと、とにかくタミヤの本気度がうかがえる一品である。
なぜマグナムでこの本気を見せてくれなかったんだ…

ちなみに最初に画像が出回った際はオレンジではなくレッドのSFMであった。

稼働は2015年4月。


第13弾 サンダーショット LEGEND STYLE

此処までこの項目を読んできた人なら、名前から察する事もできるかもしれない。
要は第2弾で登場したサンダーショットのゴールドメッキとシルバーメッキ版。

アバンテのLEGEND STYLE同様に黒色のVSと、
ゴールドにはブラックの、シルバーにはホワイトのホイールが採用されている。
ぶっちゃけ手抜k…いかにアバンテのLEGEND STYLEが好評だったかがうかがえる。

稼働は2015年6月下旬。



第14弾:マグナムセイバー First Impact

全てのマグナムの始まりにして、人気投票で堂々の第3位だったマグナムセイバー(・プレミアム)もプライズ化。
あれ?Vソニックは?そもそも人気投票2位だったダンシングドールは……?

シャーシはオリジナル同様のスーパー1を採用。
まぁスーパーⅡにするとプレミアムと同様の使用になって景品法にry
ブロッケン程では無かったが、これも並み居る人気マシンを押さえて上位に食い込んだマシンなので
場所によってはかなり熾烈な争奪戦が予想される、かもしれない。

カラーはブルー、レッド、ホワイト(=通常版)、グレーの4色で
当然今回が初となるオリジナルのメタリックシールも付属、
ホイールは全てが金鍍金でシャーシはブルー・レッドがホワイト、残りがレッドとなる。
今回はシャーシとランナーの色が一緒なので、カラーコーディネートがしやすいのもポイント…

稼働は2015年7月下旬。


第15弾:マンタレイJr. トリトン

レーサー時代から数度リメイクされ、今でもその名を冠するマシンが数多く存在するマンタレイシリーズ。
その原点となるマンタレイJr.が驚愕のプライズ化。
地味に爆走兄弟レッツ&ゴー!!の主人公である星馬豪の初代愛車でもある。

シャーシはVSシャーシを採用しているが、このマシンは最初に出たオリジナルがゼロシャーシ採用、
2000年代前半にVSシャーシでリメイクされ、数年前に発売されたオレンジバージョンもVSを採用している為
VSシャーシ採用は(他の機種に比べれば)順当であったりする。

今回からクリヤーカラーが廃止され、全てソリッドカラーに変更。
ブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4色展開で、
ブルーとピンクには白のVSシャーシと青のAパーツ、
ブラックとホワイトには青のVSシャーシと灰色のAパーツが付属。
稼動は2015年8月下旬。


第16弾:レイスティンガー ナイトシーカー

レッツ&ゴー無印時代のラスボス機が、遂にプライズ限定となって登場。
何で人気投票10台中9位だったのに他のマシン押しのけてコイツが…?

カラーはまたもクリヤーカラー無しでレッド、ブラック、バイオレット、ホワイトの4色展開で
バイオレットとホワイトには赤の、レッドとブラックには黄色のスーパー1シャーシが付属する。
なおステッカーはプレミアム版を踏襲。

余り知られていな事とだが、実はこの黄色のスーパー1シャーシは
海外限定で販売されたアスチュートパールスペシャルにのみ付属していた物で
日本国内での販売は無く、特に日本ではかなり希少度の高い逸品であった。
その為スーパー1を愛用するユーザーにとっては特に待望のマシンだったと言えよう。

稼動は2015年10月下旬。


第17弾 リバティーエンペラー NOVE

風のレーサー侠の主人公マシンであり、スーパー1シャーシ初採用かつ
93年と94年のジャパンカップを2年連続で制覇した名車が復活。

当然(?)の事ながらオリジナルを踏襲してスーパー1シャーシを採用。
オリジナルとは異なり、サイドガードをより強度の高いVセイバー型にして強度を底上げし、
ホイールもスーパー初期のS1機種特有の3本スポークホイールではなく
より強度の高い5本スポーク仕様の、しかもメッキ版を採用するなど、全体的に強度を見直している。

ボディカラーはオレンジ、ブルー、レッド、クリアブラックの4色。
シャーシはオレンジとブルーがホワイト、レッドとスモークがオレンジで
前者には灰色のAパーツが、後者には赤のAパーツが付属。

稼動は2015年11月下旬。 ア、Novenberだから「Nove」か・・・


第18弾 シューティングスター DRAGON TAIL

ダッシュ!四駆朗のメインメンバーの1人・南進駆郎の愛車であり、
実は元となったデザインはあのシャーマンキングの武井宏之氏が行った事でも有名な
シューティングスターがここに来てようやくのプライズ入り。

現在、シューティングスターはMSシャーシ用にリデザインされたものしか出回っておらず、
元となったタイプ3用の細身のボディは結構な需要があったが
此処に来ての漸くの再録に、四駆郎世代のレーサーたちは素直に喜んだ。

しかし、当初写真がタイプ3を使用し、更に珍しい(というか初?)の白と水色だった事から
多くのレーサーが歓喜したが、実はS1に変更されるという事実が判明した時は、多くのレーサーたちが落胆した。
せめて海外限定で国内未発売のダークブルーを採用していれば、という声も。

カラーはブルー、レッド、ブラック、ホワイトの4色展開。

稼働は12月下旬。



第19弾 バーニングサン ヘリオス

ダッシュ1号皇帝、ダッシュ3号流星と来て、ダッシュ2号である太陽がラインナップ入り。
メタル調ステッカーは緑の迷彩色。

特筆すべきは白・赤のボディに付属するシャーシとタイヤ。
なんとこの2色についてくるタイヤは、海外限定のシャドウシャークイタリアスペシャル付属で
(恐らく)国内未登場だった深緑色であり、
シャーシに至ってはなんと完全新規となる蛍光緑S1シャーシを採用と、とにかく希少なパーツが目白押し。
シャーシの新規色が登場するのはハリケーンソニック以来の事であり、
しかもS1は現在でもフラットではトップクラスの人気を誇る名シャーシであることから、大いに話題を呼んだ。
惜しむらくはAパーツが白色で、蛍光緑一色で揃える事が不可能な点か。

黒・銀には黒色のS1シャーシが付属するが、こちらのAパーツはオレンジ。
何気にこちらにも恐らく初登場であろう、黒色のVセイバー型サイドガードが付いてくる。

稼働は2016年3月下旬。


第20弾 ビークスパイダー VIENTO

ブロッケンG、レイスティンガーに続きビークスパイダーもラインナップ入り。
赤・白・青・黄の4色ボディに虹色ステッカー仕様。
シャーシ・Aパーツは前後2者ずつで白・赤、タイヤは赤メッキ。

商品名の「VIENTO」はスペイン語で風を意味するが、蜘蛛→雲→風って発想がどうにも安直…
まぁ単に「21st~」と名付けられるよりは
一応少しだけでも捻った名前が付けられてる分マシか。

余談だが、情報そのものはかなり早く(バーニングサンの実物写真が出回る前)から流れていたが、
バーニングサン共々いつの間にか情報が全て無かった事にされ、
本当に出るのか、そもそもプライズ自体打ち切りになったのかと心配する声が多々上がっており、
実際に公式から発売アナウンスが流れた時に安堵したレーサーが結構居たとか居ないとか。


稼働は2016年4月中旬。


第21弾 スーパーアバンテ LEGEND STYLE NEXT

鍍金アバンテ第2弾にしてスーパーアバンテ第3弾。
何故このシリーズはスーパーアバンテ大好きなのか……

ボディは当然前回とは異なり、
爽やかな青メッキとシックな黒メッキの2種類。
そしてシャーシは安定の黒VSに黒ホイール。

余談だが、ステッカーは前回がゴールドだったのに対して今回はシルバーではあるが、
ファイヤーパターン部分以外のデザインは前回の物をそのまま流用している。
マシンチョイスから何から流石に手抜きが過ぎるだろ…


稼働は2016年7月下旬。



第22弾 ディオスパーダ コルテッロ
レッツ&ゴーの3大ライバルの内、
ダーティーな活躍とグリスが固まっている事で未だに高い人気を誇る
ディオスパーダが遂に(というかようやく)ラインナップ入り。

4色ボディはクリアレッド・クリアオレンジ・スモーク・ホワイトで、
リバティーエンペラー以来実に半年振り以上にクリアカラーボディが登場。
スモークに通常品のステッカーを貼り付けて、ロッソストラーダの2軍マシンと言い張るのも面白いかもしれない。

そして肝心のシャーシはクリアレッド・クリアオレンジには白のスーパーTZが再録されたが、
スモークとホワイトには初登場となる蛍光グリーンのスーパーTZが付属する。
プライズ限定マシンに新規色のシャーシが付属するのはハリケーンソニックやバーニングサンという前例があったが、
ブーム後もちょくちょく限定カラーが作られていたS1とは異なり
スーパーTZの新規色は激レアと言われるりんごじゃむTZ以来およそ10年ぶり。
そのため、数少ないスーパーTZユーザーが狂喜乱舞した。

また、ホイールは全色共通でシルバーメッキのものが付属するが、
タイヤはスモーク・ホワイトには通常の黒色が、クリアーレッド・クリアーオレンジにはこれまた珍しいオレンジが付属する。
オレンジタイヤは大径は(限定ながら)そこそこ入手ルートは多いが小径は中々難しく、
これだけを目当てに入手を狙うのも手かもしれない。

稼働は2016年8月下旬。



第??弾 ブロッケンギガント21stcenturyEdition2
要望の高い、クリアーボディを3種と、初のメタリックブルーをアソート。
多くのレーサーに愛用される、スーパーFMシャーシ搭載!!
稼働は2016年11月下旬。


第??弾 サイクロンマグナム21stcenturyEdition2
要望の高い、クリアーボディを3種と、パールをアソート。
直進性能に重点を置いた、スーパーTZXシャーシ搭載!!
稼働は2016年12月下旬。


第??弾 ベルクカイザー・フェンリル
要望の高いクリアーボディを2種(クリヤーイエロー・クリアーレッド)アソート。
スーパー1シャーシ搭載!!
稼働は2017年7月下旬。

…とまぁ、此処まで宣伝を疑われかねない程に持ち上げて来たこのプライズだが、
それなりに問題を抱えていたりもする。


第一の問題として、稼働している店が余りにも少なすぎる、と言う事が挙げられる。
どのくらい少ないかと言うと、日本の首都であり1000万都市と言われる東京都ですら20店舗も無く、
僻地では1県1店舗は当たり前、高知などはそもそも稼働すらしていなかったりする程。
その上、稼働から暫くたってようやく入荷するような所もある為、油断すらできない。

また、某ゲーセンの店員曰く「稼働したての頃にマニアの人がこぞって取りに来る」そうで、
稼働してからしばらくは設定がかなりシビアになっている所が多く、
ゲーセンに慣れていないと1台取るのに2000円以上も使ってしまう、などはザラにある。

その為、設定が緩くなった頃合いを見計らって参戦すると
既に人気カラーが取りつくされてしまっており…という事態もままある。

最近のゲーセンは、実力・運によっては1コイン2コインで取れるような台を嫌い、
ある程度金額を費やしたりしないとまず取れないようなシビアな台を投入しているのが殆ど。
安易に挑戦する前に、ある程度クレーンゲームのイロハを学んでからでないと
気が付いたら高額パーツが一杯買えただけの金額が消えていた…という事にもなりかねない。

が、ぶっちゃけるとミニ四駆の箱は、フィギュアなどと比べると軽くてメチャクチャ動くので
適切な攻略法を用いれば数回で取れるようになっている所も多い。
アームが多少弱くても箱自体が簡単に持ちあがるので、
要は初めの数プレイでどれだけ見極められるか、が大事になってくる。
自信が無かったら店員さんにアドバイスを求めたりして、気楽に頑張ろう。


追記・修正は慣れないクレーンゲームを愛車の為に躍起になってチャレンジしまくっていたら
同情した店員さんから超激甘設定にして貰った方にお願いします。

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最終更新:2024年02月05日 11:26