サンシャイン(キン肉マン)

登録日:2014/08/12 Tue 23:15:00
更新日:2024/03/14 Thu 19:22:08
所要時間:約 21 分で読めます






サンドモンスター!

人はそうオレを呼んで逃げ出すぜ!

サンシャインだ!



サンシャインは『キン肉マン』シリーズの登場人物。
旧作の続編『キン肉マンⅡ世』にも登場。


所属:悪魔超人軍
出身:ペルー・ナスカ平原
年齢:28歳
身長:300cm
体重:1000kg
超人強度:700万パワー
Cv.佐藤正治

戦績:
vsジェロニモ×
vsニュー・マシンガンズ(タッグマッチ)
vsマッスル・ブラザーズ(タッグマッチ)×
vsシングマン
vsモデスティーズ(タッグマッチ)

イメージソング
サンドモンスター(歌:こおろぎ'73)


☀概要☀


大魔王サタン率いる悪魔超人軍の精鋭部隊「悪魔六騎士」の一員であり、首領格。
「魔界地獄めぐり」の中でも他の地獄とはケタ違いの恐ろしさと言われる地獄めぐりNo.6・砂地獄の番人。
角柱形で構成された五体を持つ巨漢超人。その名の通り、胸と額には皆既日食を思わせる黒い日輪のマークがある。
そのボディは無数の砂粒で構成されており
巨体を用いた豪快なパワーファイトと砂の自在性を活かしたトリッキーな攪乱戦法を使いこなす魔界の枢軸に君臨する悪魔騎士の筆頭にふさわしい強豪超人である。

笑い声は、「グォッフォフォフォ」

悪魔超人の中でも、そのシンプルながら印象的なデザインと秀逸なキャラクター描写から一際高い人気のあるキャラクター。
実はⅡ世も含めたアニメ版においては、担当声優の変更がない唯一のキャラでもある。*1


☀人物☀


残虐非道・鬼畜無頼の悪魔の魂を宿しており、単純に勝つよりも『相手を徹底的に痛めつけたうえでの反則負け』を優先することを信条とし、最強クラスの実力を持ちながらも超人レスリングのタイトルを一つも保持していない、という並々ならぬ凶悪性を持つ。
第一印象も見上げるような巨体に不敵な笑み、貫禄に満ちた渋い声と大物感満点。
まさに地獄の六騎士のトリを飾るに相応しいボスキャラ

…のはずだったが、実際登場時点ではかなりの悪辣ぶりを発揮していたのだが、宇宙超人タッグ・トーナメントでのマッスル・ブラザーズとの試合を皮切りに、
  • 悪魔でありながら正義超人達の友情パワーに感化されて友情に目覚める
  • 親友を痛めつけられたことで怒りに我を忘れ、勝てない相手に捨て身で立ち向かう
  • 時を経た未来でも、昔の仲間と一緒に撮った写真を肌身離さず持ち歩く
  • 本人は悪魔超人に徹しようとしているが、親友や弟子が正義超人に感化されたのは明らかに彼の影響
といったあまりにも人間臭いシーンが描かれるようになり、デカイ図体の割にはメンタル面でムラのある
良くも悪くも感情に流されたり囚われたりすることが目立つウェットな人柄が強調されるようになっていった(乾いた砂の超人なのに)。
……そもそもキャラクターの押しの強さの差かはぐれ悪魔超人コンビ以降は家柄こそ上だが年齢は下のアシュラマンにイニシアティブを譲って見える場面が多く、同じく首領格とされつつも添え物感、更に言えば二人揃っても首領格とあくまでも代理でしかない印象が根付いてしまっていた。

弟子のチェック・メイト「冷酷な悪魔になれ」と吹き込んでおきながら涙を捨てきれないでいる矛盾を指摘され動揺するなど、最近の彼は『根っからの外道』というよりは『悪役(ヒール)としての意地と誇りを持った超人レスラー』という表現がよく似合う。
そういう意味では、最新作・『完璧・無量大数軍編』で大活躍している『ワルなりのカッコよさを持った悪魔超人軍』の先駆けといえるかもしれない。


後述するように、超人でありながら人間に負けてしまうという失態を犯し、チート級の肉体を持っているのにそれを生かし切れない事実も併せて、多くのファンからも悪党ではあるがどこか憎めないオッサンとして認識されている。実は若手扱いだが中途採用の牛よりも若いのだが。
近年ではファンからサンちゃんの呼び名で親しまれるまでに。

しかし、完璧超人始祖編では、飄々とした性格で相手を挑発し、勝利のためにはどんな卑怯な戦術も厭わない、悪魔超人としてのえげつなさを見せており、『完璧始祖の意外に善い人っぽいところが好き』という読者からは盛大にヘイトを買っている。
…たぶん彼がそれを知っても悪魔冥利に尽きると喜ぶだけだろうが。
まぁvsジェロニモの時点でリングに埋まった自身を起こしてくれと促しているのでこれが彼の普通のファイトスタイルなのだろう。
実際、この完璧超人始祖編以降は悪魔超人軍がフルメンバー揃っていた所に将軍様が完全復活まで遂げたこともあってか終始ノリノリな様子が見られ、いつの間にか圧倒的な体格に加えてレスリングサイコロジー(プロレスに於ける試合を支配する心理的駆け引き能力)にも通じた曲者的強者と呼ぶに相応しい存在と認識されるまでになってしまった。


☀能力☀


地獄のピラミッド!

そいつがジェロニモの心臓をとめ、砂地獄でその肉体を消し去ってみせる
ふふふふふふっ

キン肉マン!

次はお前だ、覚悟しておくことだぜ!

超人界でも屈指の巨体から繰り出される怪力を武器にした圧倒的なパワー殺法が持ち味。
無論キン肉マンという作品にパワーファイターは数多いがサンシャインの「力自慢」はそこらの超人に言われるそれとは一線を画し、なんと完璧超人始祖であるシングマンとも有効打こそ与えられなかったものの、攻防その物では互角に渡り合えた程のフィジカルを誇る。
しかも、サンシャインの場合は明確に火事場のクソ力を発揮したという描写*2も無しに始祖と渡り合えたという点がミソで、他の現世代超人の中で始祖と限定的でも力で五分に渡りあえた者は皆無*3であり、六騎士でも格が違うという説明に説得力を持たせている。
これは、ガンマンを見れば解るように同じパワー自慢で潜在能力ではサンシャイン以上と評価されるバッファローマンですら不可能だったことで、ガチでサンシャインこそが現世代の超人の中ではNo.1の怪力の持ち主である可能性すら出てきた。なのにweb連載以前はイマイチの評価止まりだったのは単にメンタル面での脆さ故にだろう。
実際、普段は嘲るような態度を取っていたりと掴み所がなく温和と勘違いされる程だというサンシャインだが、キレると他の六騎士が束になっても止められないなんて話もあったり。代理の肉体を務めていた頃は仮初め状態の将軍様のパワーを一人で担当してた訳だしね。

また、本人は補助的なものと語っているが、身体を粒子状に分解・再構成できるという攻防一体の特技も脅威的で、対戦相手を砂の中に引きずり込んだり、自在に形状を変えて多彩な攻撃を仕掛けることもできる。
読者としては寧ろそっちがメインじゃなくてビックリだよ。
実体の無い砂のボディは打撃技も関節技も効かない究極の防御手段でもあるが、飽くまで任意発動の能力であるようで、テリーマンの必殺技、テキサス・クローバーホールドを受けたときは、まさか砂の体を持つ自分に関節技を仕掛けるとは思わず、
パニックのあまり砂化して技から脱出できることを忘れてされるがままになってしまい、思わずギブアップしかけたことがある。(本誌掲載時はギブアップしてた?忘れたよ)
作者は、単行本の質問コーナーでこの出来事を読者からツッコまれた際に、サンシャインの意表を突いたテリーマンの咄嗟の判断が秀逸だったこととサンシャインはメンタル面が弱いという弱点に言及している。
ちなみに、後にサンシャインは関節技に落ち着いて対処できるように修行して、克服したとも述べている。

胸のマークには身体を固定するためのキーパーツ(マジで鍵の形をしている)がつながっており、このキーパーツがないとなどの外圧に対して非常に脆くなってしまう。
いわゆる限りなく不死身に見えるがコアを潰されると弱い系のウイークポイントである。
ちなみに結合力を失くして崩れ去る寸前の彼のビジュアルは、歯列や眼窩の奥の眼球が露出してかなりグロい。

後に、弱点であるキーパーツは封印され、代わりに柳の下のドジョウを狙って手を伸ばしてくるであろう相手を地獄に送るため、超人さえも圧殺してしまう最凶の秘密兵器『呪いのローラー』を胸部に内蔵。
この状態では、胸のマーク自体が分離・再生能力を司る模様。


☀必殺技☀

・砂地獄
地獄めぐりNo.6。
自らの身体を微細な砂に変えてリング一面に広がり、対戦相手を引きずり込む。


・ジャイアントスイング
単純な怪力技だが、サンシャインが使うと並の超人では耐えられない威力になる。
ミスミスミスという効果音は、肉ファンの間ではあまりにも有名。これは回転の勢いがあまりに強すぎるために空気を切り裂く音らしい。


・地獄のピラミッド
サンシャインの変身バリエーションのひとつ。
首から下を巨大な四角錘に変化させて落下し、相手を刺し貫く。


・地獄の凱旋門
サンシャインの変身バリエーションのひとつ。
首から下を凱旋門の形に変え、相手にのしかかる。
よく「胴体の形に凹んでいるから効果が無いのでは?」という疑問が上がるが、その実態はまず相手を抑え込んだうえでじわじわと万力のように肋骨を圧砕していく残忍な拷問技である。


・地獄のコマ
サンシャインの変身バリエーションのひとつ。
首から下を巨大なコマ(独楽)に変化させ、高速でスピンして突進、相手を撥ね飛ばす。
ゲームでは単独で使用できる技だが、原作ではアシュラマンにリングロープを巻きつけて廻してもらっている。


・コンクリート・プレス
対戦相手の汗を吸い込み、自分の身体をコンクリートに変化させて放つボディプレス。
(コンクリートになれるのにコンクリートで砂化を封じられた?忘れたよ)


・呪いのローラー
胸部に装備した上下一対のローラーに、対戦相手の身体を巻き込み、骨肉を微塵に粉砕・圧殺する。
例え超人といえども、ローラーを通過してしまえば絶命は免れない殺人兵器。
単独でも使用可能だが、アシュラマンが相手をバックドロップで拘束しつつローラーに叩き込むツープラトンになるとより凶悪になる。 

・呪いのローテーションローラー
対モデスティーズ戦にて、呪いのローラーへの突入をブリッジで防いだザ・ナチュラルに大して使用した変化技。
ローラーの向きを縦方向に変えるのはいいが、それでどうして通じたのかは相変わらず考えてはいけない
威力は据え置きで、超神であるザ・ナチュラルは本体こそ無傷で脱出こそしたものの、残っていた頼みの綱のシールド全てと引き換えなければならなかった。


・悪魔霊術・将軍復活
悪魔超人に伝わる呪術・悪魔霊術のひとつ。
悪魔将軍の身体(鎧)の一部に変化することで部分的に将軍の力を行使できる能力。
本体であるゴールドマンが司っていた頭部以外ならばどの部分にも変身できるが、強靭な五体がすべてそろった状態ではないため、オリジナルに比べると技の精度や威力は大幅に低下している。
また、精神に乱れがあると解けてしまうなどタッグ程度の人数で使うには冷静に考えるとデメリットの方が大きい。
作中では純粋な攻撃手段というよりは、悪魔将軍にトラウマ級の恐怖を抱いているキン肉マンへの精神ダメージ効果を見込んで使っている。

【完璧超人始祖編】で悪魔六騎士が超人墓場に侵攻し墓守鬼たちと闘った際、6人で発動しようとした技がこの術の完全版ではないかという説がある(ペインマンに阻止されたが)。


・コンプリートサンド・セメタリープレス
空中高く相手を持ち上げた後、砂に変化することで並の超人では実現不可能な体勢*4に固め、そのままリングに激突させる。
関節を極めた後の落下・激突技という王道中の王道なフェイバリット・ホールドであり、サンシャインの技の中ではかなり珍しい部類に入る。



☀ツープラトン技☀

・地獄のコンビネーション・パートⅠ~Ⅳ
アシュラマンとのタッグ「はぐれ悪魔コンビ」を組んでいた際に用いたツープラトン群。
Ⅰは魔界に伝わる死刑執行法をヒントに、ロメロ・スペシャルの体勢で固めた敵同士を正面衝突させる。
Ⅱは両サイドからのドロップキックで敵同士の頭を挟み込んでカチ割る「スカル・キャスタネッツ」。(技名はゲームで初登場)
Ⅲは天上に吊るされた金網にふたり掛かりで持ち上げた対戦相手の頭を叩きつける「スカイハイ・クラッシュ」。
Ⅳは呪いのローラーの硬度を軟化、高速で逆回転する中にアシュラマンが飛び込むことで超高速の超人ロケットとして射出する「阿修羅火玉弾」。


・地獄のコンビネーションFinal 竜巻砂塵地獄
対モデスティーズ戦にて、遂に厄介なシールドを失わせて無防備にしたザ・ナチュラルを仕留める為にサンシャインの命を賭した呼びかけに応じてアシュラマンが繰り出した、はぐれ悪魔コンビ最大最強の必殺
キーパーツを解除して全身を砂化したサンシャインをアシュラマンが特大の竜巻地獄に乗せて放つ技で、竜巻地獄のダメージ+砂地獄のダメージ(サンシャインの要所に応じての実体化による追加ダメージあり)という、プロレス漫画の『キン肉マン』でありながら、遠距離攻撃としては破格の破壊力を持つ技となっている。
相手が超神であるザ・ナチュラルだった訳だが、上記の効果に加えて呪いのローテーションローラーにより破壊されてリングに散らばっていた自身のシールドの破片も巻き込まれ、部分的に実体化したサンシャインに拘束されて全身に突き刺させられるという追加ダメージを受けたことで絶命にまで追い込まれている。
技の特徴からも想像がつくがサンシャイン側の負担が相当に大きい技らしく、既に絶命必至となる程のダメージを受けていたサンシャインもザ・ナチュラルを道連れとする形で命を落としてしまった。





・地獄の砂団子
アシュラマンとの合体攻撃。
掌大の砂団子に身体を分散・変化させ、アシュラマンが対戦相手に投げつけることで再度実体化、通常の超人には不可能な体勢からの技を仕掛ける。
作中では頭部・上半身・下半身をバラバラに発現することでテリーマンにチョークスリーパーと足4の字固め、ジェロニモに噛みつき攻撃を同時に展開する文字通りの「離れ業」を見せつけた。


・サンシャインマグナム
アシュラマンとの合体攻撃。
サンシャインの胴体を背後からアシュラマンの拳打で打ち貫くことで、円柱状の弾丸として発射して対戦相手にブチ当てる。
6本の腕という撃鉄で次々撃ち込まれる様子はまさに黄金の6連リボルバーマグナム。
当然ながら殴られるサンシャインにはまったくダメージは無い。

後にアフロところてんにパクられたのは意外と有名な話。

・キャノン・ボール
アシュラマンとの合体攻撃。
サンシャイン自体が巨大な球体に変化し、それをアシュラマンが拳にはめてハンマーに変え相手を殴り飛ばす。
作中ではちょっとした小技の扱いだが、総重量1tの砂袋を魔界のプリンスの1000万パワーで叩きつけると考えると空恐ろしい技。


☀作中の活躍☀



【黄金のマスク編】


このオレの相手はジェロニモとかいう若造よ

ふひひひ

また1つ粋のいい心臓を飲み込めるぜ

ふひひひひひ、ふーっひひひひひひ


悪魔六騎士の一人として初登場。
先発隊の7人の悪魔超人との戦いに疲弊し、黄金のマスクの消失でパワーダウンしていた正義超人の殲滅のために動き出す。なお、この作戦を立案したのは彼とアシュラマンとのこと。

当初は、ウォーズマン体内の五重のリング二階でブロッケンJr.と対決していたが、すぐに四階のザ・ニンジャと交代し、ジェロニモと対決する。
これは作画ゆでが描く場所を間違えてしまったため。まぁ、ゆでだし。忘れてくれ。

グリーンボーイのジェロニモを圧倒的なパワーと砂地獄で翻弄するも、胸のキーパーツを奪われ、アパッチのおたけびに敗れる。
ジェロニモは後に人間であったことが判明し、人間に負けた超人として深くファンの心に刻まれることになった。
彼自身も全くのノーマークのうえに半人前であったジェロニモに敗北したことはかなりの衝撃であり、後年、いつでも勝負を決めることができると油断して変身技を多用するなど余裕を見せすぎたことが隙に繋がったと反省している。
実際起こしてくれと促して起こしてもらって隙を晒していた彼に即座に攻撃しなかったり、「みつけだしてやるぜ!キーパーツを!」とキーパーツを探しているのに露骨にキーパーツを晒すなど舐めプが非常に多い。


敗北後、悪魔将軍の身体の一部として復活。将軍の肉体を構成する時はパワーを担当する。
前述の通り、後のシングマンとの戦いでは、超人界屈指の巨体とそこから生み出されるパワーこそが自分の強さの本質とノリノリで語る一幕も見られた。
よく、超人強度の数値自体はアシュラマンの方が高いことをツッコまれていた訳だが、現在の設定では超人強度が持って生まれた生命力まで含めたその超人の総合的なパワーであるのに対し、ここで言われているのは純粋に肉体のみが生み出すパワーのことなので、普通の体格のアシュラマンより巨漢で木偶の坊ではないサンシャインの方が怪力だったり、フィジカル面で上回っていても不思議でもなんでもないという訳である。

将軍が倒されたのち、その抜け殻となった甲冑はバラバラに砕け散ったが、彼と盟友アシュラマンの変じたものだけは行方知れずとなった。
それもそのはず、不甲斐無い悪魔将軍の采配に愛想を尽かした彼らはぐれ悪魔超人コンビはいち早くその場を離れ、人知れず水面下でアイドル超人への復讐の牙を研いでいたのである。





【夢の超人タッグ編】


あ…悪魔にだって

友情はあるんだーっ!!*5

悪魔将軍を見限り、アシュラマンと共に逃亡生活を送る中、正義超人達の友情呪いの人形に封じ込めることでその結束をズタズタにし、かつてない程の混乱をもたらした。
その上で「はぐれ悪魔超人コンビ」としてアシュラマンと共にトーナメントに乱入。
国辱コンビビッグ・ボンバーズを一蹴して参加枠を奪い取った。

この際、ボディラインにメリハリが増し、肩の部分が大きく盛り上がるなど、外見が大幅に変化した。
やっぱりあまりにもゴールドライタンに似すぎていたのが問題になったらしい。
この形態を「ニュー・サンシャイン」と呼ぶこともあり、格闘ゲームでは旧バージョンとこちらの二種類が別々に用意してある場合が多い。


一回戦でテリーマンとジェロニモが結成した新生タッグ、『ニュー・マシンガンズ』と対戦し、因縁の相手であるジェロニモにリベンジを挑むことになる。
再びキーパーツを狙ってきたジェロニモの右腕を、新技・呪いのローラーで轢き潰し、ジェロニモを救うためにテリーマンが降伏したにもかかわらずアシュラマンと共に攻撃を続行するという暴挙を敢行。

アクシデントで首がもげてしまったテリーマンの呪いの人形を見て、「まだ人形の予言どおりテリーの首も引きちぎってなかったしな」とニヤニヤ笑いながら嘯く姿は完全に悪魔

ニュー・マシンガンズを救出するべく乱入したキン肉マングレート(プリンス・カメハメ)をも呪いのローラーに放り込んで重傷を負わせ、後に死亡させた。相棒共々やりたい放題の鬼畜ぶりである。

二回戦ではマッスル・ブラザーズと対戦。先代の影を追うあまり本来の力が引き出せずにいる新グレート(テリーマン)を攻めたてるが、キン肉マンとグレートの友情に感化されていき、次第に悪の精神に綻びが見られるようになってくる。
最終的に、キン肉マンの中でも名言と名高い上記の台詞を叫びながら、勝利と引き換えにアシュラマンの命を救った。
その後、マッスルドッキングを受け、敗北。

試合後、アシュラマンの三面を狩ったネプチューンマンに激昂して襲い掛かるも、戦い疲れた身体では勝てるはずもなく、ダブル・レッグ・スープレックスをくらい、絶命した。


【キン肉星王位争奪戦】


前章・タッグ編で殺されてしまったため、超人墓場にプカプカ浮かんでいた。
まっとうに働いてこの世に戻るつもりは無かったらしく、その後墓場から脱走を企てるも、「超人ハンター」ジ・オメガマンにハントされ、背中の巨大な手の指先に、コレクションとして収められてしまった。台詞は一切ない。

指先のコレクションが一斉に噛みつき、歯だけを食らいついた相手にめり込ませる残虐技『Ω血煙牙』で歯が抜けた状態になったこともあり、Ⅱ世登場時歯がボロボロになっていたのはその後遺症か?とファンにつっこまれることがある。





Ⅱ世以後☀


【d.M.p編】




やめな ソースの二度漬けは

そいつはみんなで使うソースだ
一度口にしたカツを漬けちゃ汚いだろ


悪行超人軍団「d.M.p」(デーモン・メイキング・プラント)の三大幹部、新世代悪魔超人軍の首領として登場。実年齢62歳。
悪魔超人軍内では軍団の頭への敬称として『サンシャインヘッド』と呼ばれる。

大阪の串カツ屋にて、主人公・キン肉万太郎ソースを二度漬けしようとした際に上記の台詞と共に登場。
長年の超人レスラーとしての肉体の酷使がたたり、左目が潰れ(眼帯をつけている)、頬はこけ歯はボロボロ、体重は全盛期の半分に激減するというかつてのパワーファイターの面影など全くない衝撃的な姿であった。
あしたのジョー丹下のおっちゃんみたいな姿、と言えばなんとなくわかるだろう。



カツばっかり食ってちゃ胸やけしてしまって体に悪いぜ

間…間にキャベツを食べるんだ
そうするとキャベツの成分が胸やけを防いでくれる

キャベツ以外の野菜じゃその効果はないそうだ…
誰が最初に発見したかは知らねえが、スゲエ知恵だな


それまでに登場した前作のキャラが、しわが増えたり髭を生やした程度だったため(キン肉スグル除く)、
あまりに変わり果て、キャベツをつまみながら串カツを食べこの台詞を呟く哀愁に満ちた姿には、多くの読者が度肝を抜かれたことであろう。

元々少数精鋭主義であった悪魔超人軍は、ほとんどが正義超人との戦いで失われ、残った者も他の勢力に鞍替えしてしまい、最終的に残ったのはサンシャインただ一人であった。魔雲天はテリーマンに執着せず戻ってこい。
そのため、d.M.p.でも数の論理がまかり通った結果、人材豊富な残虐超人軍、完璧超人軍の陰で悪魔超人軍は不遇を囲っていた。

かつての仲間が勢揃いした想い出の写真と過去の栄光に縋りながらも、サンシャインは悪魔超人軍再興を夢見て、満足な練習設備もないアジトの片隅でただ一人トレーニングを続け、後進を育てていたのである。
やだ、サンシャインヘッド、悲しいけどカッコいい…。


d.M.p内での覇権をかけ、手塩にかけて育てたレックス・キングチェック・メイト「ナイトメアズ」テリー・ザ・キッド、万太郎に差し向けるも、両者とも敗北。
d.M.pの掟として制裁の「拳の矢」(フィストアロウ)で胸を貫かれながらも、「悪魔超人軍の若手をd.M.pに残す」という約束を反故にした死魔王・麒麟男に報復し、こんなこともあろうかと秘密裏にアジトに仕掛けていた自爆装置を作動させてd.M.pを壊滅させた。

胸を矢に貫かれても、そもそも砂の身体に効かないし歴戦の戦士は死ぬことなく、負傷したチェック・メイトを抱きかかえ、いずこかへ消えていった…。
まあ、その弟子は正義に目覚めちゃうんですけどね。良い事のはずなんだけどむくわれねぇ…。
アニメ版Ⅱ世前期ED映像では、ザ・パーマメンツの歌う前期EDテーマ『愛のマッスル』をBGMにチェック・メイトと共に串カツを仲良く口に運ぶ場面が描かれるだけに余計切ない。

なお、Vジャンプ版Ⅱ世『オール超人大進撃』ではきちんと正義超人としての道を選んだチェックへ、背中を押す暖かい言葉をかけている。チェックからも変わらず「サンシャインヘッド」と慕われている様子。
また正悪の垣根を越えて最強の超人を決定する『超人一等祭』を悪行超人代表として正義代表のラーメンマンと共に仕切る姿も見せている。
握手を交わすも、大人げなく力比べになり最後は掴み合いの喧嘩をしたりしてなんだか微笑ましい。




【悪魔の種子編】


悪魔にも友情はあるんだぜ…

恐怖の将=悪魔将軍復活のために暗躍する新世代悪魔超人『悪魔の種子』(デーモンシード)の登場を風の便りで知ることになるが、所詮デーモンシードは即戦力となるコマを用意するために、
大魔王サタンが蠱悪のダイヤ『ジェネラルストーン』の力によって適当な弱小超人を促成栽培めいて強化しただけの代物であり、元祖悪魔超人サンシャインから見れば悪魔超人の紛い物でしかなかった。
(早い話がチートなドーピングで「強くなった」と勘違いして粋がってるモヤシ集団)

しかし、かつての盟友アシュラマンがジェネラルストーンの力で全盛期の力を取戻し、アシュラマンREBORNとして参戦したことを感じとり、食い逃げしつつ全裸になりながら友の戦う巌流島まで海を泳いで駆け付け、アシュラマン、ボルトマンの最凶タッグ「ザ・デモリッションズ」のセコンドにつく。
しかし、ケビンマスクがサンシャインの体の主成分である、砂金を使ってボルトマンの「魔の四角穴」攻略に利用されて、結果的に正義超人を助けてしまった。
新世代超人を全く寄せ付けないアシュラマンの強さには喜びつつも、これまでに無い程の悪辣・冷酷さで敵を追い詰める姿に戸惑いも感じていた。
(サンシャインは知らないが、アシュラマン自身もあるトラウマによって戦い以外の生きがいを見失い相当に荒んだ精神状態だった。)

デモリッションズが破れ、若い肉体と片足を失ったアシュラマンに肩を貸し、「悪魔にも友情はあるんだぜ…」といつか叫んだ言葉を今度は優しくかけ、打倒正義超人の決意を固め共に去って行った。
その後の彼らの行方は誰も知らない…。

ちなみに、本編でサンシャインの身体には大量の砂金が含まれていることが判明した。(ボルトマンがやられたのはサンシャインの砂金のせい?忘れたよ)
その身体をスグルやケビンマスクに利用されるという失態を犯しており、アシュラマンからは「ドジなのは変わらんな」「相変わらずドジ」と罵られている。忘れっぽさが祟ったのかもしれない。




☀新シリーズ☀


【完璧超人始祖編】


「汚い」とは

悪魔にとって

最高の褒め言葉よ~~っ!


現時点での最新エピソードだが、時系列的には旧作完結後、Ⅱ世以前に当たるため、未だ現役の超人レスラーとして登場する。
完璧超人始祖の皆殺しを目論むゴールドマン=悪魔将軍の命を受け、他の悪魔騎士と共に刺客として超人墓場に侵入。

そこからニューヨーク・自由の女神像前に転移し、完璧超人始祖"完璧・捌式"シングマンと対戦。

「あ~~あ なかなか面白いことするじゃねえか」
「なんだそのオモシロ起源説は?」
「おまえたちのホラ話は本当に面白いな~~っ」など、

今までとは違う飄々とした性格でシングマンを挑発する。何というか、読者の感想とのシンクロ率がすごい。

さらに、相当な砂マニアであることも判明。砂の匂いを嗅いだだけで産地を当てる、『利き酒』ならぬ『利き砂』をしてみせた。

得意のパワー殺法と砂地獄でシングマンに猛攻をかけるも、地球外物質でできたシングマンには傷一つ付けられない。
逆に『完璧な人工石』(コンプリート・コンクリート)で全身を固められて砂化と呪いのローラーを封じられてしまう。

コンクリートボディはサンシャインの攻撃力と防御力をさらに増すことになったが、超振動波『シング・デモリッション・ウェーブ』を受けて、ディスクカッターで付けられたわずかな傷から爆砕されてしまう。

胸のマークが再生機能を司ることも見抜かれて破壊されてしまったため、再生できなくなったサンシャインは、かつて人間に負けたことを告白し、
再び負け恥を晒す位ならさらに粉々にした上で海にばらまいて殺してくれと、大粒の涙を流しながら介錯を頼む。

その願いを聞き入れ、リングシートにサンシャインを包み、散骨しようとしたシングマンであったが、これこそサンシャインの卑劣な罠であった。

砂化したサンシャインの身体を一箇所に集めて振り回したため、サンシャインの身体を構成する砂鉄使い捨てカイロの原理で発熱。
高熱でかつて封印したキーパーツを再び鋳造し、再生機能を復活させた。
なんというゆで理論…。(サンシャインの身体は砂金でできている?忘れたよ。混合物でもいいじゃねぇか。)

復活後には自分の力でシングマンを傷付けることをあきらめ、大量の砂を『エクストリーム・ショルダー・アーマリー』内に潜り込ませることで、ディスクカッターの回転軸を狂わせ、取り出すことに成功。
新技『コンプリートサンド・セメタリープレス』で、シングマンをディスクカッターに激突させ、普通の攻撃では傷一つ付かないシングマンの身体を破壊し、勝利を収めた。


これまでの人情家の一面とは違う、勝利のためならどんな卑怯な手でも使い、対戦相手の武器さえ利用するという狡猾・したたか・恥知らずな「悪魔」らしさを改めて存分に見せつけて、シングル戦初勝利を飾った。


「人間にも敗れた超人がなぜここまで闘える?」(震え声)というシングマンの問いには、

「"都合の悪いことは忘れよ!" 悪魔超人には記憶力の欠如が必要なんだよ」とゆでイズム溢れる回答を返し、「完璧」ではない「下等」超人としての強さを見せつけている。
こんな彼だからこそ、最後まで悪魔超人道を貫き通すことができたのかもしれない。

その後、親友のアシュラマンが完璧・陸式 ジャスティスマンに敗れてしまったため、勝利した悪魔騎士の中で唯一再戦可能な状態にある自分がその敵を討とうと考えていた。*6
しかし、アシュラマン最大のライバルを自負するテリーマンがその弔いをしたいと訴えたため、対戦する権利を彼に譲っている。
サンシャイン曰く、「お前の実力はオレもよく知っている」「ただし、お前が負けたらオレの出番だ」とのこと。
結局この闘いは試合内容で圧倒していたジャスティスマンがテリーの闘う魂を認めたことで棄権し、サンシャインの出番はなかった。

テリーに託されたダンベルがジャスティスマンとシルバーマンの説得で悪魔将軍に渡された後は悪魔将軍を差し置いて大役が回ってきたことに戸惑いつつ超人閻魔の間の完璧の口にダンベルを収め、涙ながらに悪魔将軍を讃えながら始祖の消滅を完了させる最後のダンベルを収めた。
消滅エネルギーがサイコマンにしか向かわない様サイコマンに細工されていたため、
結局始祖は生き残ったわけだが、そのとき超人閻魔の間にいたサンシャインは知る由もない。

最終盤では主である悪魔将軍とその師匠であるザ・マンの試合を間近で見守った。
尚、この際に共に観戦していたキン肉マンに対し、現在の悪魔超人が正義超人との戦いを経て自分達なりに友情パワーを学び、それまでとは違った強さを身につけられたことを爽やかな笑顔で告白している。
そして、将軍様の勝利の時には案の定泣いていた


【超神編(仮)】


前章である『オメガ・ケンタウリの六鎗客編』では開始早々に一応は元の主である筈の大魔王サタンの結界により魔界に閉じ込められてしまい、他の悪魔超人の生き残りと共に参戦出来なかった。

その後、サタンはあっさりと倒されて封印は解かれたものの、間を置かない超神の襲来に対しても元知性チームが先陣を切る形となり、師サムソン・ティーチャーが魔界より姿を消したことを察したアシュラマンや、キン肉アタルが復活していたことから元血盟軍であるバッファローマンとザ・ニンジャがいち速く地上に姿を現したものの、その他の悪魔超人の動向は不明であった。

そして、元知性チーム&ゴッド・セレクテッドの戦いが一段落した所で、ザ・マンと調和の神との対話により本当に超人達が天界に至れるかを試すべく、伝説のバベルの塔で生き残りの超神vs8人の選抜メンバーが試合を行うという流れに。

ここで、キン肉マンやアシュラマンといった面々が揃っているし、寧ろ誰が行くのかを選んでしまおうという流れになっていたのだが……



久しぶりだな、地上の諸君ー!



サンちゃん満を持して(?)の介入。
本人曰く、上記の事情もあってアシュラやニンジャが地上に出たのは黙認していたものの、三属性の超人達から代表を選ぶとなれば黙ってはおれぬと名乗りを挙げたのだ。

前々回の戦いの後で将軍様は何処かへと姿を消してこそいるものの、前々回の悪魔超人軍全体の活躍もあり、発言力も増しているとばかりに異論を挟んできたサンちゃんに対し、かつての『王位争奪戦編』で置き去りにされて以来の恨み節も出て、相方のアシュラすらも戸惑いつつも応える流れに。*7
そして……

当たり前だろう~!今の悪魔超人界の首領格はお前とオレだ!将軍様にも直々名指しでそう言われた!そのオレが無視されてお前だけが悪魔超人の代表みたいなツラして行くってのは許しがたい!そう思わぬかニンジャよ?

ま、まぁ気持ちは分かる…

そうだろう~。やっぱりお前はいいヤツだな!よ~し、それじゃあ留守番はお前に頼んだ!

は?

……こうして、現世代悪魔超人の首領格サンシャインの8人の選抜メンバー“リアル・ディールズ”への参加が決まったのだった。


いざ“リアル・ディールズ”として臨んだバベルの塔での戦いでは、初戦を今回の選抜メンバーに入ったことで気合十分のジェロニモが打って出る……ことになったのだが、直前に初戦を落とせば他の者も先に進めなるなるという“バベルの塔”での戦いのルールを告げられると過去の実績からジェロニモを出陣させることへの不安が噴出。特に、師サムソン・ティーチャーの敵討ちを目論むアシュラマンが強硬に反対を表明した。
仲間であるスグルやウォーズマンすら明確に擁護出来ない中で意外にもジェロニモの出陣を後押ししたのが悪魔六騎士筆頭でありながら“ただの人間”だった頃のジェロニモに負けたという因縁がある筈のサンシャイン。
そのピリピリしていた場を嘲るような態度に対し、相棒のアシュラはサンシャインがこの重要な局面でジェロニモに恥をかかせようとしているのでは無いか?とも疑ったものの、一転して冷静な態度を見せたサンシャインは「俺とテリーマンだけがジェロニモの本当の実力を理解していた」と語り、それにもかかわらず超人になった後が不甲斐なかったばかりに俺の評判まで落ちたとブラックジョークを挟みつつも改めてジェロニモを出陣させることに太鼓判を押し、この演説によりアシュラを初めとした他の面々も納得。
期待に応えたジェロニモは苦しみながらもサンシャイン等のエールを受け取り、見事に自身のルーツともなる超神ジ・エクスキューショナーを打倒し、他のメンバーにも“バベルの塔”を進む権利を与えてみせたのだった。

ジェロニモ戦後にジ・エクスキューショナーより此度の戦いが新たなる神の座を巡る戦いでもあると知らされた後は真っ先に別行動を宣言したアシュラマンに帯同。
アシュラマンが直前の戦いにて命を散らした師サムソン・ティーチャーの敵討ちを悪魔超人のルールで果たそうとしていることを見抜いた上で同行していた。
そして、当の敵討ちの相手である超神ザ・ナチュラルと同じ4Fで待ち構えていた超神ザ・バーザーカーがアシュラマンとザ・ナチュラル戦の試合途中でバーザーカーの呼びかけでタッグチーム“モデスティーズ”を結成してタッグ戦を持ちかけてきたことに応えて復活“はぐれ悪魔コンビ”として超神戦へ。

ザ・ナチュラル憎しで隙が生じているアシュラマンの様子にリアクションまで交えて大声でアドバイスを与えるという『始祖編』から継続しての試合巧者、頭脳の回る様子を見せるもアシュラの空回りが続いたことから積極的に試合に介入してサポートをしていたのだが、自ら進んでいたとはいえ必殺級のツープラトンである「ベルセルクの剣」のダメージの殆どを引き受けたことで、サンシャインをして余裕を見せる暇もなく自ら「命が尽きる」ことを覚悟する発言が飛び出すことに。
その言葉に衝撃を受けたアシュラであったが、サンシャインは反対に自らの命が尽きると覚悟したならば最後に盟友の敵討ちを遂げさせてやるとばかりに尚も前へ前へと出ていき、ザ・ナチュラルの最大奥義「ナチュラルボーンクラッシュ」をも受けるが尚も生き残るとアシュラと協力して「呪いのローテーションローラー」によりザ・ナチュラルのシールドを完全に破壊することに成功する。
そして、最後の力を振り絞ってアシュラに“はぐれ悪魔コンビ”最大最強のツープラトンを繰り出すように命じる。
現在のサンシャインの様子から技に耐えられないと見切っていたアシュラは躊躇するも、サンシャインの叱責を受けて「竜巻砂塵地獄」を繰り出す。
その破壊力は凄まじく、ザ・ナチュラルは自らの破壊されたシールドの破片をも全身に浴びて絶命。
しかし、覚悟していた通りにサンシャインもまたザ・ナチュラルを道連れとする形で盟友の敵討ちを果たさせた後に力尽きたのだった。

その後、試合は事実上の別試合となるアシュラとザ・バーザーカーのシングル戦へと移行するが、劣勢極まるアシュラをサンシャインの遺砂が要所で助ける展開となり、最終盤には片腕をへし折られたアシュラが遺砂を纏うことでサンシャインの腕を顕現させ、これが引き金となり六騎士全員の腕を顕現させる奇跡に至らせた。
そして、六騎士のパワーを集約した「過去最高の手ごたえの阿修羅バスター」でアシュラマンは勝利。
敗れたザ・バーザーカーにも試合後にはアシュラに謝罪しつつ「あの大きな男も認めてやりたかった」とまで言わせ、正に“はぐれ悪魔コンビ”として“神”越えを果たしたのだった。

“バベルの塔”での頂上では途中の戦いの中で語られていた宇宙のパワーバランスが崩れたことによる天上界の崩壊の危機という衝撃的な光景を目の当たりにした後に、超神では唯一人の生き残りとなりつつも未だに威厳を失わぬ“調和の神こと”ザ・ワン”とザ・マン及び生き残った“リアル・ディールズ”が事実上の手打ちと今後の方針を決める流れの中で、既にザ・ワンの軍門に降っていたバッファローマン、倒したランペイジマンの思いも汲みつつザ・ワンに付くことを決めたロビンマスクに続いて、サンシャインの遺砂がアシュラマンにザ・ワンと共に行くことを示したことでアシュラもまたザワンの側に進むことになった。

☀余談☀


◎名前の由来は、その形状に酷似する、当時東洋一の高さを誇った超高層ビル「サンシャイン60」だと思われる。
色はともかく、確かに遠目から見れば、体表の模様と巨体も合わさって「歩く高層ビル」といったような外観である。

◎他の大多数の超人同様、読者からの投稿によって誕生したキャラクターだが、
タツノコプロ制作のアニメ黄金戦士ゴールドライタンの主人公ロボ、ゴールドライタン言い逃れが効かないレベルで酷似したデザインをしており、登場時期的にも(投稿した読者の)トレス疑惑がかかっている。
一説には宇宙超人タッグ編でニューサンシャインにデザインが変更されたのもそのためだとか…

◎タッグ編で見せた新必殺技『呪いのローラー』は、読者応募超人『ローラーマン』のアイデアを部分転用したもの。
しかし、このローラーマン自体にも公式のパーソナルデータが設定されており、キン消しにもなっている。
ファンの間では、サンシャインが彼を殺して奪い取ったローラーを胸に埋め込んだという恐怖の由来が推理されていた。
後に携帯小説「ディープオブマッスル」ではローラーマンの「砂漠のローラー奥義体液脱水しぼり」という技を基に伝授されたことが明らかになった。

◎劇場版アニメ第4作・『キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人』では名前こそ同じものの全く別物の『ニューサンシャイン』が登場。
本作オリジナル敵役のハイドラキングがサンシャインを復活・強化させた超人で、無理やりオレンジ(予告では紫)のTシャツを着こんだような変な塗り分けが特徴。
同様の扱いでニューアシュラマン・ニューブラックホールなども登場する。
いわゆる再生怪人扱いで、なぜかウォーズマンのベアークローで額を突き刺されて倒されている。身体の中を砂まみれにされたコンピューターの怨みだろうか?
キャストはオリジナルサンシャイン同様に佐藤正治氏が担当しているが、まともなセリフは殆ど無く、初登場時の自己紹介くらいしかない。
時系列的にはタッグ編終了後をイメージしている作品なので、アシュラマンはともかくサンシャインが甦った死人扱いなことに矛盾はない。

◎公式の企画で架空のインタビュー記事「激闘回顧録」が組まれたことがあり、同様にインタビューを受けたバッファローマンの記事と合わせて読むことで、在りし日の彼や悪魔超人たちの様子を知ることのできる貴重な資料となっている。
個人サイト『Nikupedia』で閲覧も可能。

◎「Ⅱ世」の「究極の超人タッグ編」では登場しなかったが、扉絵のタッグチーム紹介にアシュラマンと共に登場。
何故か串カツを3本も握っていた。このころからお気に入りだったらしい。

◎2017年6月6日に発売された週間SPA!6月13日号の表紙にはキン肉マンと共にサンシャインのパロディ超人であるカイシャインが登場。
容姿は胴体にビルのような多数の窓、額に「SPA」の文字、右手に「SPA商事」の名刺、左手にICカード「Supaca」を持つ黄金のサンシャイン。
これは同誌が創刊29周年を迎えたことから「キン肉マンSPA!乗っ取り!!の巻」と題してキン肉マンの特集が組まれたことでデザインされたもの。
内容は過去シリーズをまとめた「キン肉マンサーガ年代記」や35~45歳男性ファン200人のアンケートによる名場面集、無量大数軍編以降の紹介、ゆでたまご原作担当の嶋田隆司やキン肉マンファンで知られるよゐこの濱口のインタビューなどが掲載されている。

◎新シリーズでの会話シーンから、仲間内でも結構ウザ絡みするタイプらしい。

◎超神編で、ジェロニモがふがいない闘いぶりを見せるせいで過去にジェロニモに負けた自分の評価まで下がっていたと文句を言っていた。
……が、これは自分を負かした程の男へのサンちゃんなりのエールであり、曰く「テリーマンと俺だけがジェロニモの本当の力を解っていた」とのことで、試合でも唯一人だけジェロニモの戦いぶりをどっしりと構えて見ている。寧ろ始祖編まではサンちゃんもふがいない組だったじゃないかと言ってはいけない。





あ…悪魔にだって

追記・修正はあるんだーっ!!

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最終更新:2024年03月14日 19:22

*1 「キン肉星王位争奪戦」では声優陣がキン肉マンとミート君を除いて一新されていたが、サンシャインは登場シーンはあったものの声は発しなかった為、声優はつけられていなかった。

*2 web連載からは火事場のクソ力の発揮に対し「ボワァ」と表現される効果音とオーラのような輝きが演出されているが、旧連載時からの“テリーが巨漢超人に強い”という設定も火事場のクソ力の一つとされているため、他の者のように発揮していないとは明言出来ないだろう。

*3 火事場のクソ力を解放した者以外。スニゲーターは解放してもなお歯が立たなかった。

*4 なんとなくⅡ世でジージョマンが使った「楢山バックブリーカー」とロメロ・スペシャルの折衷に見える。

*5 別の作品の例だとウィザードリィのグレーターデーモン!!あいつら下手すると人間より友達思いである

*6 ジャンクマンはペインマンのリングで勝利のために腕を損傷し、ザ・ニンジャもサイコマンに様子で仕掛けてみるもあっさり叩きのめされてしまった

*7 この時の魔界で怪気炎を挙げて喋りまくるサンちゃんをジャンクマンとBHが無言で見守っているのもシュール。