チーム・DDD

登録日:2014/07/26(土) 12:11:19
更新日:2024/01/06 Sat 02:45:06
所要時間:約 10 分で読めます





チーム・DDDとは、3DSダウンロード専用ソフト『カービィファイターズZ』に登場するボスキャラクターの事である。

概要

「ひとりで」モードの最終戦に登場する、いわばラスボス。
しかし名前から予想できるように、その実態は大量のデデデ大王(ミニサイズ)で結成されたまさかのデデデ軍団である。
なぜこうなったのかは後述。
間違っても某アイドルグループの活躍にあやかって結成された訳ではない


本人のデデデ大王以外はサイズごとに2種類で分けられており、それぞれ以下の通りになる。
※名前はMiiverse公式のスタッフルームで判明したもの
  • ピコピコハンマーで健気に頑張る主力のミニサイズ「ミニデデデ大王
  • 木槌にランクアップした側近のミドルサイズ「コンビデデデ大王

どちらもデデデ大王の基本的な技(ずっこけ、ハンマー叩きなど)を繰り出す。
流石に吸いこみは使えない。
また、「むずかしい」以上はずっこけのモーションで回転しながら長距離を滑る新技が追加される。
が、分類上は雑魚キャラなのでオリジナルとは比べ物にならないほど弱い


難易度によってミニデデデの人数が異なり、それに応じてボス名「チーム・DDD」の後ろにつく数字も変わる。
(コンビデデデは一貫して2人のまま。ちなみにデデデ大王も一人分にカウントされる)
  • やさしい・・・24
  • ふつう・・・32
  • むずかしい・・・47
  • めちゃむず・・・64
どうして「むずかしい」だけ露骨に1人足りないんですかねぇ・・・?
難易度が上がるとミニデデデ達の技が増え、攻撃力も徐々に上がっていく。

なお、チーム・DDD戦でコンティニューするとその度に人数が1ランク下のものに落ちる。
それでもデデデ達の攻撃力や行動パターンは一切変わらない点に注意。


戦闘BGMは前半が64の「けんけんレース」、後半が本作のタイトルテーマ「カービィファイターズZ」となっている。
ただし「めちゃむず」のみ、前半は『夢の泉デラックス』のデデデ戦BGM。後半のBGMは後述。
更に背景も当時のグラフィックそのままに。

この「複数のデデデ大王と戦う」シチュエーションは後に本編のクローンデデデという形で引き継がれている。

ミニデデデ大王

主力。
デデデ大王の基本的な攻撃を行うが、ハンマー叩きだけはカービィが空中にいてもジャンプできない。
かなり声が高い。

雑魚ゆえにどんな攻撃でも一発で軽々吹き飛ばされるし、逆に一発で吹き飛ばない攻撃を探す方が難しいと思われる。
(具体的にはニンジャのクナイしゅりけんなど)
しかし、個々の貧弱さを圧倒的な人数でカバーしており、左右から取り囲まれると流石に厳しい。
決まった行動パターンが設定されている訳でもないので、まとめて仕留めようと思ったら分散してしまい逆にダメージを受けた・・・なんてこともある。
命中精度抜群のジャンププレスも厄介。


一度に湧き出す人数は難易度が高いほど多めで、「むずかしい」以上になると攻撃パターンの豊富さもあって対処が大変。
この辺りは今までの敵カービィ戦とは勝手が違うため、ミニデデデをいかに捌き切れるかが重要となる。
そのため、コピー能力の性能次第で難易度がガラリと変わるといってもいい。
飛び道具を持ち広範囲を叩けるソードは楽な方で、普通に投げるとミニデデデを飛び越してしまうボム等は難儀する。
スライディングも前方に複数のミニデデデが固まっていると不利。
繰り出すなら極力数が少ない方を狙って逃げ場を作るしかないだろう。

数人倒すごとに小休憩が入り、難易度「むずかしい」以下では回復アイテムが出現する。
「めちゃむず」では一切出ない上に敵の攻撃力が大幅に上昇しているため、僅かなミスが後々まで重く響いてくる。

コンビデデデ大王

デデデ大王のお供として2体同時に現れる。
攻撃パターンはミニデデデと同じで、やはりハンマー叩きでジャンプはできない。
ミニデデデほどではないがやっぱり声が高い。


ミニデデデよりも体力があり、しかも2体なのでそれなりに厄介。
彼らを残してデデデ大王を撃破するのも後述の理由から戦略上は有効だが、同じ行動ルーチンゆえに本人と重なり合うことが頻繁に起きる。
コンビデデデを避けようとして無駄なダメージを受ける可能性が高まるだけなので、ぶっちゃけ早々に倒した方が手っ取り早いと思われる。
或いはデデデ大王にも適度にダメージを与えつつ処理を行うのがいい。

デデデ大王



元祖ラスボス、夢の泉の力をかりて
大量チーム大あばれ!いくどとなく
やぶれつづけ、もはや 自分がラスボス
あったことも わすれていたが・・・ 今日こそ
大王のいじ、チームのきずな、見せてやる!


元祖ラスボスの大デデデ・・・ではなく、デデデ大王。
チーム・DDDの大トリを務める。

ポーズ画面のスペシャルページにも書いてあるが、上記のデデデ軍団はオリジナルの彼が夢の泉の力で大量に生み出したコピーである。
ハンマーの形がスターロッドのデザインを踏襲しているスターロッド型ハンマー・デデデカスタムなのもその証拠。
が、それよりも自分がラスボスであったことを忘れていた事実に突っ込みを禁じえない。
まあ無理のない話で、彼が最後にラスボスを務めたのは2000年発売の『コロコロカービィ』から実に14年ぶりなのである。
更に言うとこのくだり、実は『星のカービィ トリプルデラックス』のとあるボスキャラに用意されたスペシャルページのセルフパロディーだったりする。

攻撃パターンはミニ(コンビ)デデデ達のものと同じだが、回りながらのずっこけは行わない。
ホバリングと吸いこみも最初の時点では使わないようになっている。
また、ジャンプからのハンマー叩きは最初から衝撃波が飛び出す。

これだけ見ると、いつものデデデ大王とあまり見栄えが変わらないように思えるかもしれない。
しかし…お供のコンビデデデを全滅させると様子が一変。


咆哮と共になんと巨大化するのである。


パッと見で『夢の泉デラックス』の異様なでかさを髣髴とさせるサイズにまで大きくなる。
あらゆる技の攻撃範囲が拡大するのはもちろん、マスクド・デデデとしての技も解禁。
難易度を上げると技のバリエーションも増えるどころか、行動間隔がどんどん短くなっていく。
「むずかしい」に至っては初代エクストラのそれと同じぐらい矢継ぎ早に行動を仕掛ける。
更に今回は行動パターンに規則性が無い、つまりランダムである事も合わさり歴代でもかなりの強敵と化している。
しかし、ランダム性が災いして強力な技を見せずに倒される事も。
当然その逆もしかり、運が悪いと接近戦殺しの技を多用されることだってある。

巨大化後の攻撃


  • ずっこけ
おなじみの攻撃だが、巨大化すると最大までジャンプして避ける必要がある。


  • ハンマー叩き
巨大化するとお察しの通りにリーチが長くなる。
「むずかしい」からは地上だと2連続で叩く。

ちなみにジャンプした際のハンマーについて厳密に解説すると、実は一度の攻撃で合計2回の判定が発生している。
具体的には「振り下ろしている最中」と、そこから続いて「叩きつけた直後」の2つ。
空中で喰らってみるとこの2つが分かりやすく視覚化されるのだが、地上では2hit目までのラグが物凄く短くなるため大ダメージを喰らったように見える。
この特性は高難度になるほど厄介と化していく。特に最高難度では…

  • デデデジャンプ
巨大化後は単発と3連続を使い分け、それぞれが独立しているので続けて使用することもある。
「むずかしい」では高速でカービィの真上に飛んでから落ちるようになっており、ホバリング頼りは厳しい。
(そもそも飛行制限があるのでホバリングを使うプレイヤーは少ないと思うが)
この挙動自体は『トリプルデラックス』のブラックデデデと同じものである。

  • ホバリング
巨体なので圧迫感が割とあるものの、他と比べればサービス行動。
逆に中断させずにおくと鬱陶しいことこの上ない。
『トリプルデラックス』では攻撃しても中断しない場合があったが、今回はどの攻撃でも一発で地上に下ろせる。
ただし着地後の隙は短く、「むずかしい」では着地から間髪入れずに次の攻撃を繰り出す。

  • 吸いこみ
夢の泉の力によるものか、素で『トリプルデラックス』のビッグバン並に異常な吸引力にパワーアップしている。
しかも難易度が上がるほど吸引力も強化されるおまけ付き。
また、それとは別に終了後の隙も短いため、高難度では吸いこみからの追撃にも警戒を要する。
無敵技でうまいこと背後に回り込めれば最大の攻撃チャンスでもあるが、上記の理由から深追い禁物。

  • デデデトルネイド
画面端にバックジャンプ後、ハンマーを振り回しながら中央に移動。
更に浮上した後は自分のキーホルダー4個を画面に貼り付ける。
相変わらずガード削り性能が極悪。

これに限ったことではないが、予備動作がバックジャンプの技は画面端にぴったり接していると予備動作そのものをすっ飛ばして行うことがある。
近接技でダメージを与えている時は要注意。

  • ハンマー振り回し→一閃突き(斧の舞)
「ふつう」から追加。
画面端にバックジャンプ後、斧の舞のモーションでハンマーを4回振り回し、2回転してから突進突きを繰り出す。
振り回し中の縦方向に対するリーチが見た目以上に狂っており、ホバリングで高く飛ぼうがほぼ確実に当たる。
よしんば回り込んでも例によって方向転換を行う周到ぶり。
予備動作の仕様上、運が悪いと眼前で唐突に振り回し始めるので非常に怖い。

  • ハンマー大爆発(アクスボンバー)
「むずかしい」から追加。
ハンマーにエネルギーを溜め、大ジャンプから叩きつけて大爆発を引き起こす。
あまりに高く跳びすぎてデデデの姿が片足、それも半分しか見えない。
アクスボンバー、ホバリング同様に一種のサービス行動でもある一方、巻き込まれると大ダメージを喰らう。


  • 光弾掃射(シャイニングアクス)
「むずかしい」から追加。
画面端で飛び上がり、ハンマーを掲げてエネルギー弾を連続で飛ばす。
元のシャイニングアクスと違い、カービィの位置を狙って着弾する性質に変わっているため注意が必要。
着地後の隙が非常に短い。


そして「めちゃむず」では…


余談

デデデの分身が大量に現れるというネタだが、スマブラやサブゲームでの色違いを除くと実は漫画『デデデでプププなものがたり』が既に先取りしている。
ただし、この時は夢の泉の力ではなくアドの描いた絵が実体化したものだが。
詳しくは「デデデ大王がいっぱい!?」の項目を参照。


追記・修正は全コピー能力でチーム・DDDに勝利した人にお願いします。

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最終更新:2024年01月06日 02:45

*1 長らく音源化されていなかったが「スターアライズ」のオリジナルサウンドトラックで初めて音源化された。同作では「The アルティメットチョイス」の難易度S辛&S辛EXの(アナザー)デデデ戦でも使われている。