マックスマグマ

登録日:2014/07/22 Tue 13:43:24
更新日:2022/08/25 Thu 19:05:37
所要時間:約 4 分で読めます




※推奨BGM:「ファイブマン・愛のテーマ」



カニギン、アリギン!今こそ合身銀河闘士となって、ファイブマンを倒してやれ~!

どうしよう?これではスーパーファイブロボでも歯が立たない!

よーし…!


合体!マックスクロス!!


地球戦隊ファイブマン!


合身vs合体


来週もきっと応援してね!

アイタタ…痛い……







合体!マックスクロス!


マックスマグマとは、スーパー戦隊シリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』に登場した超巨大ロボ。

搭乗者はファイブレッドファイブブルー、ファイブブラック、ファイブイエローファイブピンクの5名。


【概要】

ファイブマンの基地兼、星川家居住地であるマグマベースにファイブマンが操縦するスーパーファイブロボを格納する事で完成する、所謂「基地ロボ」と呼ばれるロボット。
基地ロボの登場は前作ターボビルダーに次いで2度目となる。


【マグマベース】

全長:50m
スピード:800km/h

ファイブマンに変身する星川五兄妹の父である宇宙開拓者・星川博士が建造した宇宙基地。
本編でもファイブマンの基地兼星川家居住地として描写されていた。
EDの出だし映像でもよく見られるように、単独でも恒星間航行も大気圏突破・突入も可能。
指令室だけでなく居住エリアや食堂、研究ラボ、恒星間ワープ通信もしっかり配備された便利な仕様でもある。

第1話「五兄弟先生」前半部では、ここを拠点に星川夫妻が惑星シドンの自然復興作業に尽力していたが、
皇帝メドー率いる銀帝軍ゾーン襲来の際、星川夫妻はサポートロボ・アーサーG6にまだ幼かった星川五兄妹を託し消息を絶ってしまった。
以後、星川五兄妹はアーサーを親代わりとしてたくましく成長し、ここマグマベースを我が家としてニュータウン小学校の教師に努めながら、銀帝軍ゾーン襲来に備えて訓練に励んでいた。

ファイブマシン発進時、スカイアルファは右甲板から飛び立ち、それに続くように右ハッチが上にせり上がりランドガンマが、左ブロックが開場されスロープが伸びた後キャリアベータが走り出す。
中盤に追加されたスターキャリアはマグマベースの後部にロックされ、発進時にはスペースシャトルのごとくエンジン点火し発進台から飛び立つ。

マグマベース自体にも武装が施されており、左右に配備された三連装砲をはじめとした一斉掃射で銀河闘士を迎え撃つ。

凸状の外見からブルバルカンを思わせるが、気にしちゃいけない。


【マックスマグマ】

全長:77.6m
重量:2980t

項目冒頭の合体コードと共にレバーを引き上げることで合体シークエンスが発動。
マグマベースが分離しスーパーファイブロボを格納することで完成する。
ファイブロボでは「3体合体」だったが、マグマベースにスーパーファイブロボが合体する事により、正真正銘の「5体合体」となった。

基地と合体することもあり歩行が出来ないため、ホバーによる移動を行う。

両肩の三連装砲で攻撃する「マックスストーム」、そして指からのミサイル砲や全身に装備されたビーム砲を一斉発射する「ダイヤモンドマックス」を必殺技として使用していた。


初陣は第29話「合身VS合体」。
何故かマグマベースの所在を知ったガロア艦長は、マグマベースに合身銀河闘士カニアリギンを差し向ける。
そして侵入したドルドラやビリオンを落とし穴やガス噴射の罠で追い返した学は、「合体!マックスクロス!」の掛け声と共にレバーを作動。

スーパーファイブロボの必殺技もあっさりかわされまるで歯が立たず、何時に無い大苦戦を強いられたファイブマンではあったが、カニアリギンはダイヤモンドマックスにより一撃で倒された。
絶望的な状況を覆す、長年に渡り印象に残りそうなワンシーンである。

マックスマグマは最終決戦で大破したものの、最強ロボの名に恥じない目まぐるしい活躍をゾーン達に見せ付けるのであった。





追記・修正お願いします。













































   *   *
 *   + うそではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


カニアリギンを倒し、そして最終決戦で大破。
事実と言えば事実なのだが、これだけの活躍をしたにもかかわらず、この機体は非常に影の薄いロボットである。

何故ならこのロボット、



本編中に2回しか登場していない。




基地としては第1話から登場していたが、マックスマグマとしては第29話と最終話のみ
幾ら大活躍しようが、流石にワンシーンでは如何ともし難い。
その最終話では銀河超獣バルガイヤー相手に歯が立たず、いとも簡単に大破させられるのだった。
第44話ではスーパーファイブロボに完勝した強敵ビッグガロアンをマグマベース形態での一斉砲撃で撃破する戦果を挙げていたため、「せめてこの時マックスマグマになっていれば…」と惜しむ声もある。

ちなみに前作のスーパーターボビルダーも、本編中に2回(第39話と最終話)しか登場していなかったが、
あちらはシリーズ初の要塞ロボというインパクトが勝っていた他、1回は首領たる暴魔大帝ラゴーンが、2回目は最終回における暴魔城が撃破されている。
設定的にも破壊されたらターボレンジャーの敗北がほぼ確定する重要ガジェットであり、「スーパーターボビルダーこそ最後の砦にして最大の切り札」という印象を裏付けていたが、対するマグマベースには特にそういった設定もなかった。
バブル真っ盛りだったため、バンダイもノリノリでマックスマグマの活躍に期待していただろうが……

なお、マックスマグマの玩具は縦横のサイズは40~50cm、箱も含めると途轍もない大きさであり、値段は解説ビデオが1巻付いて16,800円
出番も少ないのも大きかっただろう。更に『ファイブマン』が放送された1990年は丁度バブル崩壊が始まった年。
ターボビルダーの二匹目のどじょうを狙った結果、デザインの方向性がモロ被りで親御さん目線では区別がつかないため、同じ玩具を買う感覚に陥り易い。
そんな、親が子供に買い与える玩具としては逆風が吹き荒れてまくりな環境にあったためか、この玩具は全然売れず、各地で在庫の山を作るなど不遇の限りを尽くす結果となった。

「販売不振玩具の代表格」の烙印を押されたマックスマグマではあるが、出番がもう少し多ければ違った結果になっていた……かもしれない。

この影響なのか定かではないが、次作『鳥人戦隊ジェットマン』の初期案には「ジェットマンの本拠地・スカイキャンプを基地ロボにする」というものがあったが、こちらは不採用に終わり、
代わりに戦隊シリーズ初の3号ロボとして登場したテトラボーイが(別な意味も含めて)『ジェットマン』人気もあってか売り切れ店続出というまことに対照的で皮肉なものとなった。
また、『ジェットマン』以降の作品で冬の時期に玩具を宣伝するためにロボの総力戦が番組内で行われるようになったのも、一説には「マックスマグマが売れなかったせい」と囁かれているとか……




追記・修正はマックスマグマを持っている方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • スーパー戦隊シリーズ
  • 地球戦隊ファイブマン
  • ロボット
  • 巨大ロボット
  • 戦隊ロボ
  • 合体機
  • ファイブマン
  • 基地ロボ
  • 不遇
  • みんなのトラウマ ←主にバンダイの
  • マックスマグマ
  • マグマベース
  • 一斉掃射
  • 我が家

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年08月25日 19:05