トヴァル・ランドナー

登録日:2014/07/04 (金) 17:10:12
更新日:2021/02/18 Thu 00:24:26
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トヴァル・ランドナーとは、英雄伝説軌跡シリーズに登場するキャラクターである。


【概要】

年齢27歳。エレボニア帝国の遊撃士協会に所属するB級遊撃士。かつて帝国で起きた「帝国ギルド連続襲撃事件」にも参加していたらしい。戦闘スタイルはスタンロッドを用いたそれなりの体術と、改造オーブメント(リベール製の旧型を独自に改良したもの)を使用した高速アーツ。
初出は零の軌跡の前日譚に当たる「英雄伝説 零の軌跡 プレストーリー -審判の指環-」(啄木鳥しんき作)である。レンを探すために帝国へ訪れたエステルヨシュアの兄貴分として、彼らと共に行動していた。

とある筋から、アーティファクトが原因の事件が起きていることを聞き、依頼として現地へと急行。そこではアーティファクト「審判の指輪」が原因の事件が起きており、ジェスター猟兵団の残党や同僚の遊撃士が操られてしまっていた。
残念ながら彼らを救うことが出来ず、同じく操られていて、目を患っている妹がいる少年カイについても諦めつつあったが、何が何でも見捨てようとしないエステルに感化され、得意のアーツでカイの救助を援護。見事救い出すことに成功する。
その後は依頼人である教会のシスター・アインに指輪を引渡し、報酬として与えられた「レンはクロスベルに居る」という情報のもとすぐさまクロスベルへ移動するエステルとヨシュアを見送った。

閃の軌跡にも漫画から逆輸入され登場。閃の軌跡は帝国が舞台であるとの情報があった時から、一部ファンの間では登場するのでは?と期待されていたが、満を持しての本編へ参入である。
二章では元同僚のサラの頼みで、あくまでさり気なくだがリィン達が窮地に陥った時は手助けするよう頼まれていたらしく、バリアハートの地下水路についてさり気なく教えてくれた。なおサラにはキチンとこの借りを返してもらった模様。

なおバリアハートにてブルブラン男爵と邂逅しており、エステルとヨシュアから情報を聞いていたのか彼の正体について気付いたが、その場では戦闘になることはなかった。

五章ではレグラムの町の遊撃士協会にてリィン達と再会。昔から居たらしく、領主のアルゼイド子爵とラウラとは顔見知りだった模様。しかし帝国各地の遊撃士ギルドが閉鎖に追い込まれていて人手不足であるということもあり、レグラム支部を空けることも多々あるようだ。
実習担当官として自分の仕事をいくらか実習としてリィン達に回し、当人は久しぶりに楽をさせてもらったようだ。
だが貴族派が水面下で動き出したことと、レグラム近郊で機械魔獣が現れたことから「結社」の動きを感じ取り、中立派の貴族たちに呼びかけをしに行くアルゼイド子爵に同行しレグラムを後にする。

六章にて、オリヴァルト皇子が建造したアルセイユⅡ番艦「カレイジャス」に乗艦して登場する。情報収集役らしい。船内にてサラと情報交換しながらリィンに遊撃士を目指したらどうかと勧誘している。
終章でもやはり情報を得るために士官学院を来訪。サラと、旧知の仲だったらしい情報屋のミヒュトと情報交換をしていた。内容は反応からするとクロスベル方面の出来事だと思われる。


閃の軌跡Ⅱでは、内戦勃発直後にオリヴァルト皇子の依頼でアルフィン皇女とエリゼを保護しユミルに逗留していた。その後第1部ではⅦ組メンバーを探すリィンを助け、第2部ではリィンらと別れ激戦区である帝国西部で活動する。
ベテラン遊撃士らしく知識や機転を効かせたり、終章ではオリビエと協力して執行者(級)二人を相手に立ち回ったりとなかなかの活躍である。
後日譚では学院を訪れ、改めてリィンに遊撃士にならないかと勧誘するが断られる。また卒業が近くなったら勧誘しに来るらしい。
ED後は遊撃士に復帰したサラと昔の仲間を探すフィーと一緒に行動している模様。


彼の正体、という程ではないが実は彼は小説「カーネリア」に登場する主人公トビーその人。流石に小説の出来事がそのままそっくり現実というわけではないようだが、本人の反応を見る限り大筋は本当の出来事のようだ。
ちなみにミヒュトも死に役だが小説の登場人物として出てくる。というか小説の作者がミヒュトである。
そしてヒロインのカーネリアは守護騎士第一位のアイン・セルナート総長である。「審判の指輪」で指輪の回収依頼をしてきたのも彼女。小説では死亡するが、本人を知っている人からするとあんなので死ぬ人間ではないとのこと。「審判の指輪」を読む限りでは、現実世界のトヴァルとセルナートもただならぬ関係のように見える。ミヒュトも多分知り合いだろう。

というか彼自身も帝国遊撃士においてトップクラスの実力者であり、ブライト親子とも知り合いであり、アリオス・マクレインとも顔見知りで、かのアリアンロード先生とやりあえるほどのチートキャラと噂されるセルナート総長にいじられるほど仲が良く、帝国最強クラスの剣士アルゼイド子爵とも懇意の間柄という時点で情報部のブラックリストに記載されてないほうがおかしいほど人脈が凄まじいキャラである。

閃の軌跡Ⅲでは、遊撃士ランクがA級並みのB級であることが明かされ、≪零駆動≫という異名で呼ばれている事が発覚。
第1章でモニター越しで登場。旧VII組メンバーが遠距離通信できる特殊アプリ"VII組の輪"を提案したのは彼である。
第3章で本格登場し、列車砲奪還のために、猟兵団および結社の執行者らと対峙。高威力アーツのセヴンス・キャリバーを駆動なしで発動してみせた。
また、ミハイル少佐(CV杉田智和)と、お互い紹介しあうシーンがある。
第4章でアルト通りの支部にアガット、ティオと共にいるようで、しかもヴェンツェル、シェラザードと一緒に行動している模様。
見習いも含めると、帝国には遊撃士が50人はいるようで、まずはそのメンバーを集める必要があると語った。

Ⅲ終章でカレイジャス爆破に巻き込まれてしまうが、閃の軌跡Ⅳで五体満足で生還。
(カレイジャス爆破時にはクルーたちに対して「暴れるな…!」と言っていた。)

閃の軌跡Ⅳではアルスターが行動範囲に含まれているのでカイとティーリアと再会を果たす。しかしアイン・セルナート総長とは連絡が取れていない模様で、ティーリアは「アインさんにも会いたかった」と言っていた。
また、カイがアーツを使うシーンがあるが、トヴァルが4年前の事件の時にカイのアーツの才能を見出していたようだ。

前日譚ではトヴァルとミハイル双方「他人って気がしない」と話しており、「苦労性」という点も似ている。中の人も一緒だからね。しょうがないね。

塩の杭攻略時はオーレリア・ヴィクター・ヴィータと共に行動。
オーレリアを唸らせ、ヴィータには自分を含めた魔女達以上の術展開の早さに驚きを与え、A級を辞退しているという事実がヴィクターの口から発覚するなど、帝国トップクラスの達人達からもその実力は一目置かれている。
トヴァル本人もかなりの実力者ではあるが、神機アイオーンαII・ルベルを見て余裕を見せる強者たち3人を目の前にして頭を抱えてしまい、アイン級の化物が3人もいると心の中で思っていた。

更に、ある条件を満たすと、トヴァルから「帝国に顕れた悪魔が女神に関わる霊的存在に引き寄せられている」という連絡をもらえる。リィン達が聖霊窟にたどり着くとトヴァルも同行する。
エンディングの分岐に関わるイベントであり、トヴァルのその行動が世界の運命を変えたと言っても過言ではないのである。

【戦闘での性能】

武器はスタンロッドで、攻撃属性は突射剛の3属性がB。オーブメントの属性は風2空1。

設定通りにアーツ向きのキャラで、アーツ駆動時間を半減する専用アクセサリー「クイックキャリバー」が固定装備されている。
クオーツが揃っていない第1部ではちょっと早い程度だが、後日譚では駆動短縮やアーツ硬直軽減系で固めると物凄い勢いで上位アーツを回転させてくれる。

また身体能力はそれ程でもないという設定に反して基礎ステータスやクラフトも意外に強く、全体的に使いやすい性能にまとまっている。

クラフトは崩し発生率が高い単体攻撃二種と範囲魔法攻撃。Sクラフトは全体魔法攻撃「リベリオンストーム」




追記・修正はオーブメントの改造ができる方によろしくお願いします。


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最終更新:2021年02月18日 00:24