オボッチャマン

登録日:2014/06/26 (木) 09:56:11
更新日:2022/10/14 Fri 23:28:13
所要時間:約 3 分で読めるでございます




オボッチャマンとは、漫画「Dr.スランプ」やそれを基にしたアニメ作品の登場人物である。
当初はキャラメルマン4号という名前であったが、後に改名した。

CV.『Drスランプアラレちゃん』:堀江美都子
  『ドクタースランプ』:くまいもとこ


【概要】
X線機能付きのスパイカメラでアラレを隠し撮りし、内部構造を把握してそのまま全てをコピーして作り上げた。

そんないい加減な方法でパクった割には再現度は極めて高く、
「ロボビタンA」をエネルギーとする他、ほぼ全てがアラレと同じ性能。
「キーンでございまぁ~す!」や、各種「ごあいさつ砲」も問題なく使える。
その上、体を分離してアラレの頭を装着しても問題なく動く。
(ただし外見的な問題が一つだけある。後述)


【人物】
外見は眼鏡と洋服をつけた鉄腕アトム。

アラレよりも上品で真面目な性格で、正義感も強い。
だが作品的にスゴいアホであることには変わりはなく、むしろ「一人だけシリアスな言動をして浮く」という役回りが多い。

一人称は、「わたくし」で、原作では「ボク」の時もある。
語尾に「…で、ございまぁ〜す!」を付ける。

口調からも分かる通り、きわめて礼儀正しく正義感の強い性格で、この物語きっての常識人である。
ただし、妄想癖(特にアラレに関して)がある。

初期のころはアラレ以外の存在をどうでもいいと思っていた節もあり、アラレを破壊したくなくて悩んだ末に、
「とりあえず諸悪の根源である千兵衛を殺してから考えよう」としたり、則巻家の近くに住むためにスッパマンの家を盗んだりとかなり危ない行為もしている。
(アニメ版2作目ではスッパマンが殴りこんできて、そのまま元の場所に投擲されたが
それ以外ではスッパマンの家に10年住み続け、スッパマンはテント生活に陥った)

ロボットでありながらチンチンが付いており、キャラメルマン7号に胴体を粉砕されたアラレが
オボッチャマンの胴体を借りたときは珍しがっていた。
一応言っとくが生殖機能があるわけではなく、ただの(無駄に)精巧な飾りであるため、
大きさが変わったりケフィアが出てきたりはしないと思われる。

つまり模造品とはいえ、数話にわたってヒロインが男体化していたというわけである。
やはり鳥山先生は未来に生きている。

【劇中での活躍】
マシリトに「千兵衛とアラレは世界征服を企む悪党」と吹き込まれ、二人を始末する為に則巻家に近づくが、
アラレに一目惚れをしたことに始まりペンギン村の面々と仲良くなってしまい、マシリトを疑い始める。

その後勝手に悩んだ末に「愛の為にマシリトを裏切る」ことを決意。スッパマンの家を盗み、何食わぬ顔で則巻家の側に住むようになる。

全くアラレに手を下せないオボッチャマンを見限ったマシリトは、
「キャラメルマン5号」(千兵衛のハリボテお面)でアラレを騙そうとするも、
とりあえず千兵衛を殺そうとしたオボッチャマンに吹っ飛ばされた。

マシリトはアラレ共々オボッチャマンを破壊することを決意し、アラレそっくりのラジコンロボットであるキャラメルマン6号を使ってオボッチャマンをアラレから引き離した上で、最終兵器のキャラメルマン7号を投入。
オボッチャマンが駆け付けた時には、アラレは破壊されて頭だけが残っており、ここで世界征服を企んでいたのがマシリトである事を本人の口から聞かされる。
激怒したオボッチャマンはキャラメルマン7号に立ち向かうも歯が立たず、ウルトラスーパーズビズバメッチャンコバズーカを食らい頭を損傷して動かなくなる。
最終的にマシリトとキャラメルマン7号は2人のガッちゃんの活躍で倒され、オボッチャマンとアラレの頭は則巻家に回収された。
アラレの内部構造をよく思い出せなかった千兵衛は、オボッチャマンの内部構造を調べてアラレと同じである事を知り、不思議がりつつもオボッチャマンのボディにアラレの頭を装着して急場を凌いだ上で、オボッチャマンの体を解析してコピーし、アラレの新ボディを制作。
全てが終わった後無事頭部も修理し、元の体に戻された。

コピーをコピーするって情けない話である。

その後は則巻家の近くでまた暮らし始める。毎日バイトをして、千兵衛からロボビタンAを購入している。

というわけで、ほぼレギュラーキャラとしての地位を得て平和に暮らす彼だったが、思わぬ形でマシリトと決着をつける機会が訪れる。

「キャラメルマン9号」(マシリト改造体)が「世界一つおいのだーれだ大会!!」に出場し決勝でアラレと対戦する。
ロボビタンAを無効化するエネルギーゼロ光線を股間から放ちアラレをエネルギー切れ状態にして場外に飛ばしたが、
卑怯な戦いに怒ったオボッチャマンがアラレに扮装して乱入。
ごあいさつ砲を受けて破壊され、生みの親であるマシリトは死亡し、跡にはネジとバネが1個ずつしか残らなかった。

そして最終回直前の第2回ペンギングランプリの借り物競走で「あなたの恋人」の紙を引いたアラレに選ばれた形で恋人宣言をされる。
10年後の未来ではアラレと結婚しており、赤ちゃんロボットを密かにもらって幸せな家庭を築いていた。

スッパマンから盗んだ家で。


【余談】
一応鳥嶋さんからのお達しアラレとのラブコメ展開のために投入されたキャラなのだが、
鳥山が千兵衛・みどり等と同じく、その恋の進展を物凄くあっさり済ませたことでも有名。
これは、マシリト(現実の方)に要求されたラブコメ展開を絶対に描きたくなかった鳥山がわざとやったこと。

このマシリトとの戦いは長く続いており、その後の悟空とチチ、悟飯とビーデルなども同様になっている。

名前を読者募集し、なんか中途半端なタイミングで「オボッチャマン」という名前が決定。

アニメ2作目「ドクタースランプ」ではそれを基にしてか、
オボッチャマンのキャラソンの歌詞を視聴者から募集。
完成した曲『あなたがいて わたくしがいて』が後期EDとして使用された。


皆様、追記・修正、宜しくお願いでございます!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Dr.スランプ
  • オボッチャマン
  • アンドロイド
  • 堀江美都子
  • くまいもとこ
  • 鉄腕アトム
  • 読者投稿
  • ドクタースランプ
  • コピー品
  • キャラメルマン
  • 眼鏡
  • あなたがいて わたくしがいて
  • 真面目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年10月14日 23:28