ダークホース(アニメ)

登録日:2014/06/08 Sun 23:35:43
更新日:2024/04/11 Thu 22:48:00
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ダークホースとは元々競馬における大穴と呼ばれること
勝負の世界において前評判を覆し、結果を残した者。歯車が噛み合えば最上位に位置する可能性を秘めた者などに使われる言葉である。

パッと見では気づかないがアニメ業界にもこの言葉は使われる。

毎クール毎に新作アニメは数十本作られており、その中で人気・売上上位に入れるものは僅か。
さらに、開始前の段階で原作が大手漫画雑誌連載や人気ライトノベルとなると戦前予想の段階で上位予想されるのは必然であり、PV集などを見た際に
「これは爆死アニメだわ」
「地雷臭がする」
「面白いけど原作マイナーだしなぁ」
「とりあえず1~3話は様子見」
など様々な意見が飛び交う。

そんな評価を覆し、売上or評価で『GIANT KILLING』を成し遂げたアニメ達をダークホースと言う。

◆ダークホースと呼ばれる主な原因
前評判が低い・話題にならないなどがダークホースの理由な訳だが主な原因は以下のパターン

1…原作がマイナー
これは漫画原作アニメに有りがちなパターン。
具体的にはマガジンジャンプ等の大手漫画雑誌連載では無くコミックアライブ・まんがタイムきらら等の中堅漫画雑誌連載作品
マガジンSPECIAL・ガンガンJOKER・goodアフタヌーンといった大手・中堅漫画雑誌の別冊もこのパターンに入ることが多々ある。
また、中には大手漫画雑誌ではあるが読者の年齢層などから漫画より実写になるパターンが多いためダークホースにカテゴライズされる作品も…

2…キャストの知名度
ダークホースと呼ばれた作品で結構あるのがこのパターン。
これはオリジナル・原作あり関係無しに起こる例であり、原作が人気なら制作・出版サイドがお金を使えるため必然的に若手からベテラン問わず実績のある声優から良い配役を与えていく。
しかし、そうでない作品となると主役格の大半が代表作が無い若手や新人となる傾向になることがある。
基本的には各養成所での育成やオーディションを勝ち上がった経験からある程度の演技は出来る訳だが時たま棒読みのパターンもあるため、当たればWin-Win、失敗すれば大火傷という自体が起きてしまう。ここ数年でも大火傷した作品があることはあるため、作り手・視聴者ともに慎重になる。
また、主役格をそれなりに名の知れた声優が演じればそれだけでファンが視聴を意識するため注目度は増す訳だが時たま人気原作でも主演に新人等を選ぶことはあるため必ずしも主演が無名でもダークホースになるとは限らない作品もある。

3…その他
オリジナルアニメに該当するケースが多い事例。
「作風が今の時代に合わない」
「PVだけ見たらどんな作品かわからない」
「同じジャンルは腹一杯」
等々理由は様々。
この場合、監督や脚本に有名処を起用しても言われてしまうことも。


大まかなパターンはこの3つである。

これらの中から予想外の健闘を見せた作品は多く。近年は1クールだけでのアニメ本数も増えたため次第にダークホースの定義は変わりつつあるのかもしれない…


尚、前半に単語が出た大物食いを描いたサッカーアニメ『GIANT KILLING』はいわゆる質アニメである。


追記・修正はダークホースを予想できた方々からお願いします。

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最終更新:2024年04月11日 22:48