荒ワシ師団長

登録日:2012/07/21 Sat 13:58:55
更新日:2024/04/16 Tue 21:19:18
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体が重いばかりで、小回りがきかんからそのザマだ


出典:仮面ライダーストロンガー/東映/第28話「あ!ストロンガーがこなごなに、、、、、?!」/1975年10月11日放送



◆荒ワシ師団長
声:安原義人(27,28話)/池水通洋(39話)

(あら)ワシ師団長(しだんちょう)」は特撮ドラマ『仮面ライダーストロンガー』の登場怪人。モチーフは鷲と十字軍の騎士
侮蔑を込めて「荒ワシ」と呼ぶのが正しい。
番組後半からの強敵「デルザー軍団」の一員であり、軍団でも最も狡猾、且つ卑怯な性格をしている。
どれ位に卑怯かと云うと、シャドウが「ストロンガーを倒した者がデルザー軍団のリーダーになれる」と全員を唆していた所為もあるが、最初に名乗りを挙げた鋼鉄参謀が手柄を上げるのを防ぐべく、挙げ句に鋼鉄参謀が痛めつけたストロンガーを横から強奪した程。
しかも、一度脱出されたにもかかわらず、再び鋼鉄参謀が捕まえたストロンガーを絶縁体の網を使い再度強奪している

汚い。流石に荒ワシ汚い。

……にもかかわらず、自らを「軍団きっての強者」と嘯いており、これはDVDソフト等のキャラクター紹介でも容赦なくツッコミを受けていたりする


【人物】

デルザー軍団随一の策士であり、絵に描いた様な漁夫の利をお茶の間に見せつけた知恵者。本人曰く「俺は鋼鉄参謀のように無駄な力は使わん、ここ(頭脳)で勝負する主義だ。」
十字軍をモチーフにデルザー軍団の紋章が刻まれたを構えた姿は勇ましいが、卑怯者のイメージが先行している所為か強者の集団の印象が強いデルザー軍団では一段低い印象を持つファンも少なくない様だ。

背中の赤い翼により高速飛行する事も可能で、獲物を奪われた鋼鉄参謀を後目に遥か上空に飛び去る姿が印象的であった。

性格が真逆の鋼鉄参謀とは本当に仲が悪く、二度に渡りストロンガーを奪われた事で怒り心頭に達して乗り込んで来た鋼鉄参謀に、ストロンガーの姿を模した精巧な人形を渡し処刑させて、その“間抜けぶりを想像して”ほくそ笑んでいた程。

……その隙に自分が本物のストロンガーを処刑しようとしたのだが、捕まえられているストロンガー(城茂)からも「いや、そりゃねーだろ(意訳)」とツッコまれている。

最期は、鋼鉄参謀の目が偽物に向いている内に密かにストロンガーを処刑しようとしたが、滝の側で処刑しようとしたのが仇になり、自分を捕らえるネットの素材であり、荒ワシ師団長が電気技を防ぐのに使用している絶縁体が水に弱い事を悟られ、ストロンガーの脱出を許してしまう。
激戦の末にストロンガーに強引に水中に引きずり込まれ、絶縁体を無効化された後で電撃を放出する“水中エレクトリックファイヤー”を受けて爆死させられた。

{※電気人間のストロンガーは電気なら何でも吸収する為、水中で電気を使用しても自分には無効と云うチート体質である。



……デルザー軍団で初の戦死者と云う、不名誉を受けることになった荒ワシ師団長だが、最終回では更に岩石大首領の光線によりブラックサタンの奇械人に混じりデルザー軍団ではただ一人が再生怪人として復活……再生怪人の常であっさりと撃破されると云う不名誉を重ねている

※しかし、この際に再生怪人でも無いのに“ついで”に死んだ磁石団長ヨロイ騎士の方が哀れな事は言うまでもない。


【戦闘・能力】

固有能力は高速での飛行能力で、デルザー軍団では唯一の飛行能力を持つ改造魔人。また赤い翼がモチーフの仮面をかぶった配下の戦闘員も脇の下に赤い翼を持ち飛行能力を持つ。
……一応、デルザー軍団には設定だけの存在として、飛行能力持ちと目されるのに飛行機事故で死んだ(らしい)ジェットコンドルなる怪人が居るが、ヤツは更に高位の半機械魔人なので気にしないであげよう。
電気人間殺しの装備は身体に仕込んだ絶縁体で、鋼鉄参謀に比べるとインパクトは劣るが充分に脅威であった(無効化されたけど)。

どうしても策謀キャラとしてのイメージが強いために戦闘能力は劣ると見られがちだが、劇中を見る限りはそこまで弱くはない。武器のは単に振り回すのみならず、投げて使うことも多い。盾はストロンガーの格闘をうまく凌ぐのに有効に使っていた。
これらを駆使し水中に引き摺り込まれるまではストロンガーとは互角ないしやや優勢に戦闘を進めていた。
…ちなみに最終回でデルザー軍団の中で唯一復活したのは、前述の通りだが、その時は飛行能力を使わなかったどころか、何故か斧を持っていなかった。

【余談】

※トルコの竜巻魔人エキムの子孫とされる記述もあるが、矢張り公式な設定ではない。


※「砂漠の死神」と言われる破壊師団の長とされている記述もあるが、これも本編では全く出てこない非公式設定である。


※演じているのは声優として、瀟洒な伊達男役で知られる安原義人氏だが、荒ワシ師団長はそれらのイメージとは違う低音で不気味な印象の声で演じている。





ノロマが手間取っている内に追記修正を済ませるのだ……カァーッ!

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最終更新:2024年04月16日 21:19