テンカイナイト

登録日:2014/05/08 (木) 23:20:00
更新日:2024/02/09 Fri 12:11:22
所要時間:約 5 分で読めます





コンストラクション!



テンカイナイトとは、2014年に始まった子ども向けロボットアニメの皮を被った濃厚なショタアニメである。


●目次

概要

日本とカナダの合作であり、放送は北米の方が先行している(約半年ほど、既に全話完成&アフレコ済)
こういう形式のアニメは前例が割とあるものの(ビーストウォーズ、モンスーノ等)、
本作はよりにもよってショタの描写に定評があるボンズが制作を担当し、序盤は♀のヒロインが不在な上に
主役のショタ4人の声が全員女性声優なため非常にショタショタしたアニメとなってしまった。
そのためメイン視聴者である筈のキッズ層を差し置いてショタコンの紳士淑女がhshsし盛り上がるという事態になっている。


一応付け加えておくと内容自体はまっとうな王道ホビーアニメ。
柳瀬敬之やフヂロウといったメカニックデザイナーがデザインしたロボット達は普段は2頭身にデフォルメされていて可愛げがあり、
それでいてXモード・Σモードの時はとてもカッコ良い。


ストーリー


家族と共にベンハムシティに引っ越してきた大神グレンは、そこで仲良くなった鷲崎セイランと共に、骨董屋のホワイトから謎のブロックを授けられた。その夜、グレンは、正義のロボットとなって悪党を倒す夢を見た。

夢の謎を解くべく、グレンとセイランは骨董屋に訪れた。すると、骨董屋の地下室にあった転送装置が二人のブロックと反応した。

気が付くと、二人はブロック勇者としてキューブという惑星にいた。

やがて、二人は仲間達と共に惑星キューブで戦いを繰り広げるのであった。




……というのは表向きの説明。
実際は4人のショタたちがゆゆゆゆるショタな日常生活を送りつつ、その片手間に惑星キューブで戦うという
日常系アニメの登場人物を全員ショタに置き換えて異世界ものと合体させたようなストーリー展開となっている。


登場人物


テンカイナイト勢


●大神グレン
CV:高橋めぐる
主人公。舞台となる街に引っ越ししてくるというテンプレ的な登場を果たした。
惑星キューブでは剣を振るうブレイヴン/バーニングブレイヴンとなって戦っている。
主人公らしからぬ無垢っぷりだがやる時はやる熱血さもきちんと持っている。
無垢・王道・火属性担当。


●鷲崎セイラン
CV:神田朱未
相棒兼ヒロイン。引っ越してきたグレンの最初の友人。
惑星キューブではボウガン使いのトリビュトン/ブリザードトリビュトンとして戦っている。
「百発百中」という謳い文句が早速嘘になってしまった可哀想な子。
ツンデレ・氷属性担当。


●亀山トクサ
CV:水間まき
仲間その1。グレンたちとは別に先んじてチュウキと共に活動していた。
惑星キューブでは槍使いのヴァロ~ン/ガイアヴァロ~ンとして戦う。
一番幼いことや姉がいることからある意味もっともテンプレなショタである。
生意気・おねショタ地属性担当。


●蜂須賀チュウキ
CV:種田梨沙
仲間その2。トクサと共に戦っていた期間が長かったため絡みも多い。
惑星キューブではチェーンナイフと手裏剣を使うライデンドール/サンダーライデンドールとして戦う。
自分から出来ないことはないと豪語する、ホワイトさんに次ぐレベルの傲慢な頬プニ。
年上・天才・雷属性担当。


●XXモード
2クール目から登場したテンカイナイトたちの新たなる力。「ダブルエックスモード」と読むがツインサテライトキャノンは撃たない。
Xモード状態の二体のテンカイナイトが上下にスーパーリンクし、胴体は上半身の、四肢は下半身の装甲となる。
ショタ二人が物理的に合体する姿に全国のショタコンは歓喜した。四人いるのでさまざまな形態が劇中でも出た他、
玩具やゲームではオリジナルのXXモードを楽しむことができる。


●Gモード
2クール目の最終決戦時に発現したテンカイナイトと黒騎士の新モード。全身が金色になった。
東方不敗ボイスの強大な敵に立ち向かう金色に輝く5体の姿はシャッフル同盟を彷彿とさせる。


●ビーグ
CV:茶風林
テンカイナイトの味方勢力であるスペクトロスの長。元が地球のショタだけあって少しわがままなテンカイナイトたちを
某国民的アニメの父親のごとく暖かく見守ってくれるいい人。


●ナビシステム
テンカイナイトたちの戦いをサポートするとても融通のきかないAI。


ヴィクリプス勢


●ヴィリウス
CV:東方不敗
惑星キューブを支配しようとしている邪悪なる?ヴィクリプスの王。初戦ではテンカイナイトたちを圧倒的な力でうち倒した。
……のだが、声が声なのとマスターガンダムに似たカラーリング、テンカイナイトを身を挺して守る雑魚兵の心意気に免じて撤退する漢っぷり、
果てには必殺技にダークネスとかついていること(繰り出す時の叫び声が完全にGガンのアレ)から
「実は荒廃した惑星キューブを再生しようとしているのでは」「そのうち十傑集走りをしだすのでは」「最終決戦で金色になるのでは」
などと視聴者から憶測されてしまっている。
1クールの終わりにブレイヴンXとの死闘の末敗れたものの、大半の視聴者からは「ギアナ高地みたいなもんでしょ」と予想されていた。
そしてその予想通り翌週には何事もなかったかのように復活し、世界の守護者であるガーディアンと戦うなど裏主人公的な活躍を見せる。
最終的にはテンカイドラゴンを掌握して大暴れしたが、テンカイナイト達の活躍によって奪い返され巨大化も虚しく敗れ去った……が?


●ネオ・ヴィリウス
CV:飛田展男
3クール目に入って1分も経たずに復活したヴィリウスの新たな姿。
ヴィリウスの強い怨念が無能なガーディアンに乗り移ったことにより、その力を悪用して復活に成功。
どうやら復活前より若返ったらしく、テンカイナイト達のXモードを封じるなど更に強大な力を見せる。
……が、どことなく小物チックな言動やノリの軽さ、センスの欠片もない「Xモード封じ!」などから
ブライノックスと視聴者からは激しく違和感を抱かれてしまっており、「こいつヴィリウス様じゃなくね」
「ウォーホースに蹴られて死にそう」「死んでも計画通りとか言って蘇りそう」魔改造繰り返しそう
などと言われ既にネタキャラ扱いされかけている。


●ブライノックス
CV:江川央生
ヴィクリプスの将軍。
筋金入りの脳筋であり、部下に裏切られたり幹部の中でただ一人作戦を把握できなかったりとアホの子すぎてむしろ可愛く見えてくる。
だがその忠誠心は本物であり、ヴィリウスからもアホの子ほどかわいいのかそれなりに重用されている。
2クール目以降は念願のXモードを手に入れたり、スライガーと合体したりするがやっぱり噛ませ。
なんだかんだでスライガーとは強い絆で結ばれている。


●スライガー
CV:伊丸岡篤
ヴィクリプスの将軍。
自称策士(笑)ではあるものの、一応黒騎士の次くらいには察しのいい素振りを見せている。
こんな性格でもニューリーダー病を発症することなく従っているあたり、ヴィリウスの高いカリスマ性がうかがえる。
2クール目以降は念願のXモードを手に入れたり、ブライノックスと合体したりするがやっぱり噛ませ。
なんだかんだでブライノックスとは強い絆で結ばれている。


●黒騎士/疾風黒騎士
ヴィクリプスの元客将。Xモードになることもでき、その容姿は色と胸の傷以外ブレイヴンと瓜二つ。
テンカイドラゴンの力で世界の全てを手に入れるために暗躍していたが、ヴィリウスには全て見透かされていた。
その後グレンの説得と決戦を経てテンカイナイト達と共闘するように。


●ベニ
CV:浅野真澄
身長153cm。
2クール目からようやく参入した♀キャラ。
惑星キューブではヴェネッタとなるようだが……?


その他


●ホワイトさん
CV:藤原啓治
傲慢かもしれない骨董店の店主。グレンたちを地球側からサポートしている。
視聴者からは「黒幕だろ」「ブラックさんなんだろ」と言われ放題である。
1クール目の終わりに元テンカイナイトと判明。


●亀山ワカメ
CV:高森奈津美
本作に登場するほぼ唯一のレギュラー♀。トクサの姉。
波平の声の人がいるとはいってもワカメのイントネーションが違うので某国民的アニメとは無関係である。
レストランのウェイトレスやサッカーチームのキャプテンを務める快活系お姉ちゃん。


●犬飼ゲン
CV:沢城みゆき
グレンに続いて転校してきた謎の転校生。
改心前のグレンへの執着っぷりはストーカーの域であった。いったい何騎士なんだ……
2クール目の決戦を経てだいぶ心を開くようにはなってきたが相変わらず馴れ合いは嫌いな模様。
厨二・ライバル・風属性担当。


主題歌

OP「Get the Glory」
ED1「瞬間Diamond」
ED2「勝利の花束を-gonna gonna be hot !」
ED3「伝説のFLARE」
ED4「溶けないCANDY」
どれも非常にホビーアニメの主題歌に相応しく、王道感溢れる曲である。
二番目のEDではあのアニメに影響されたのかバンドを組んだぜ!
三番目のEDは今話題のスクールアイドルアニメのユニットのメンバーの一人!


商品展開

本作はホビーアニメなのでもちろんテンカイナイトたちの玩具も発売されている。
その特徴はブロック玩具と変型玩具のいいとこ取りをしたような仕様、そして非公式ながらレゴブロックと互換性があること。
そっち系の玩具が好きな層にはたまらないシリーズといえよう。素体の色がアニメと違ってたりするが


しかしその気合の入った仕様に反比例するかのようなまるで売る気のない棒立ちポーズのCMであり、
来年の福袋やワゴンに大量テンカイしてしまうのではないかと危惧されてしまっていた。
そのためか3クール目突入と同時に投入されたCMはかなりカッコ良くなっている。実物とのギャップが……

視聴メディア展開は非常に良心的であり、普通の国産アニメなら2,3話程度しか入ってない円盤一枚と同じ値段で
1クール分のDVD-BOXが買えてしまう。海外アニメが安いのか日本のアニメが高すぎるのか……。



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最終更新:2024年02月09日 12:11