ロバート(ジャングルはいつもハレのちグゥ)

登録日:2014/03/07 Fri 16:50:03
更新日:2024/01/08 Mon 23:29:31
所要時間:約 4 分で読めます




全員俺が守ってみせます…この命にかえても!!

漫画『ジャングルはいつもハレのちグゥ』及びその続編『ハレグゥ』の登場人物。
声:森久保祥太郎

【人物】
ウェダの実家である「フィアステイン家」に仕える専属ガードマンであり、後にハレやウェダのボディガードの任務に就く、とても爽やかな笑顔をする東洋人のイケメン。年齢は19(初登場時)。
一見まともな常識人に見えるが、その実態は「与えられた任務達成のためなら手段を選ばない」というとても怖い人。
人を殺す事に全く抵抗がなく、劇中では通行人が怪しい素振りをしただけで警告なしに発砲したり、金のために刺客になった同僚(アレックス)に切腹を求めたりしている。「念のため」レベルの杞憂のために笑顔で人を撃ち殺せるとんでもない男。

これらの行為は全て任務を自分の命に代えてでも完璧にこなそうとする彼の意識の現れであり、基本的にとても真面目で仕事熱心な人物であるとは言えるのだが、それが行き過ぎて結構な頻度で暴走するため都会編においてグゥと並び確実にハレの精神を削っている人物である。
ハレ曰く「いちいち重い」とのこと。

ロバートの主な暴走歴
  • 空港でウェダ達の方を見ていた人物(実際は彼女たちの近くにあった電光掲示板を見ていた)を刺客と勘違い。彼が懐から何かを取り出そうとしたところで発砲。
  • 車でお屋敷への移動中、後ろの車のカップルが刺客ではないかと勘違いして暴走。お屋敷に着くまで4・5回ほど発砲事件を起こす(内2回は警察にて事情聴取)
  • ハレを虐めていたグループに制裁、主犯格のデブ(11才)を笑顔で殺そうとする。曰くハレに一度でも牙をむいた物は死あるのみ。
  • 前述のアレックスに「チャンスを与える」といって「自分に殺されるor自決」の二択を迫る。彼の言うチャンスとは「自ら死を選び潔く死ぬチャンス」の事。
  • ハレが自分に来るはずだった請求を代わりに払っていると知り、責任を取って自決しようとする(その際ハレに銃を渡して介錯を頼んでいる)。

一応彼の名誉のために書いておくと暴走していないときは前述の通り仕事熱心で真面目な男であり、常識からややずれている所を除けば都会編ではハレに次ぐ苦労人(グゥに飲み込まれる・ベルにボコボコにされる等)である。
ついでに、第2回ウェダ争奪戦でジャングル住民による人気投票を行った際には「この中で唯一人間としてまともそうな人」という理由で、ウェダの夫にふさわしい人物として選ばれている。
比較対象がクライヴ・ベル・アシオなので何の自慢にもならないのだが。
暴走癖も巻が進む毎に徐々に成りを潜めていき、最終的にはどちらかと言えば周り(主にベル)の暴走に巻き込まれる事の方が多くなった。
…それでもハレの子供の出生祝いに銃器一式を送る辺り常識からずれた所は変わらなかったが。

趣味などはないが学生時代からよく時代劇を見ていたらしい。

ちなみにロバートというのは偽名であり、本名は「鵲 柊一(かささぎ しゅういち)」。名前から分かる通りれっきとした日本人である。
非常に女性受けが良かったのは学生時代からであり同じ学生から担任の女教師まで複数の女子から好意を抱かれていた。その様はハレに勝るとも劣らず、あのフラグ建築士のハレをして「レジェンドオブモテロバート」と呼ばれるほど。
しかし本人は好意などには全く気付いておらず、逆に複数の女性から迫られる事にストレスすら感じており、挙げ句「学生時代は女性に恵まれなかった」と振り返っている。
なおこの頃から英語は苦手科目であり、護衛になった現在でも高校レベルの英文すら分からない模様。

【経歴】
元々は日本で父と共に学生時代から暗殺家業に勤しんでいた。
しかし高校卒業とほぼ同時期に抗争に巻き込まれ、家族は離散。自身は父が手配した飛行機で単身海外へと逃亡することになる。
その後、ベルに拾われフィアステイン家専属のガードマンとして雇われ、本編に至る。雇われた経緯は不明だが、外国に高飛びした時期や年齢(ハレのちグゥ10巻時点で「もうすぐ21才」)から逆算するに拾われてからは1年程度しか経っていないと思われる。

【戦闘能力】
前述の通り、幼い頃から父親と殺し合いをし、学生の頃から暗殺家業に携わって居た為か射撃やナイフなどを用いた戦闘、狙撃戦などでは極めて高い戦闘能力を発揮する。
反面でその技術や能力は全て「相手を殺す事」のみに向いるため体術など武器を使わない戦闘は苦手としている。
このことからベルからは「狙撃・暗殺に関しては確かな腕を持っているがボディーガードとしては未熟」と評されている(尤もこれは屋敷に仕え始めた頃に「自分の得意分野を伸ばしていけばいい」と意図的に体術の訓練を受けさせなかったベルのせいでもあるのだが)。

また護衛であるにもかかわらず護衛から眼を離す・護衛対象毎閉じ込められるなどボディガードとしてあるまじきポカを何度かやらかしている。
特にハレグゥ八巻では近くに居たにもかかわらず護衛対象であるハレを(狂言ではあったが)誘拐されるという大失態を侵した。

【関連人物】
  • 鵲健太郎
父。非常に明るく茶目っ気のある人物だが息子からはとても嫌われており、ロバートが小さい頃からよく殺し合いをしていたらしい(描写を見るにロバートから一方的に狙われていたがうまくいなしていた様子)。
ロバートは彼が抗争に巻き込まれ死亡したと思っていた。

  • 鵲久美子
母。心が弱く夫と息子が危険な仕事をしている事への心配から長らく入退院を繰り返していた。
なお、健太郎の紛らわしい言い回しのせいでロバートは長らく彼女は中学生の頃に死んだと思い込んでいた。

  • ベル
使用人としての先輩であり、ロバが尊敬する人物。曰く強くて何でも出来てそれでいて努力を惜しまない人。
海外で行く当てもなかった彼を拾い、ガードマンとして育て上げた。

  • ウェダ
雇い主のお嬢様であり護衛対象。
当初はだらしのない彼女に幻滅していたが、ハレを守ろうとする彼女の実力を目の当たりにして考えを改め、徐々に彼女に惹かれていった。
ロバに言わせれば「道化を演じている」「策士」。本人はムッとしていたが、あながち間違ってはいない。


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最終更新:2024年01月08日 23:29