ゲッターロボに登場した味方メカ

登録日:2012/04/24 Tue 12:31:07
更新日:2023/05/24 Wed 16:05:48
所要時間:約 4 分で読めます





ゲッターロボに登場するメカはゲッターロボ(ゲットマシン)だけではない。
早乙女研究所の面々以外にも、地球の平和を守るために戦うスーパーロボットは存在するのだ。
ここでは、そんな味方メカで特に強い印象を残した機体を説明する。


●無印

・テキサスマック

TV版ゲッターロボ大決戦!に登場。
アメリカ合衆国の誇るスーパーロボット。
パイロットはジャック・キングとメリー・キングの兄妹。カウボーイ風のデザインで、主に銃撃戦に長ける。
腰につけた拳銃はやライフル、ショットガンハンマーに変形する。
溶解液に耐えられるレインコートも装備している(スパロボではビームコートと解釈していることがある)。
帽子型のサポートメカであるハットマシンは、展開してとしての使用も可能。 妹を盾にする鬼畜兄
TV版ではゲッターとは違い、初めから戦闘用に作られた為にゲッターロボより戦闘力は高い。

ちなみにジャックの口調がエセ外人なのは、ウィンキー時代のスパロボ制作スタッフがうろ覚えか勘違いで妙なキャラ付けをしただけ
...と言われているが、『第4次』のキャラクター事典では変な口調で喋らないということが書かれていたり、ゲーム内でも本人が普通に日本語で喋れると言ったりしている。


ゲッターロボG

ウザーラ

アトランティス帝国最後の遺産。巨体な竜の胴体に人の上半身が合体したようなフォルムをしている。
戦闘力はゲッターGを圧倒する程で、早乙女博士に「ゲッターでも勝ち目はない」とまで言わしめた。
しかし後半では百鬼帝国を倒すために共闘する。
重量遮断ビームという一種のトラクタービームを装備し、アトランティス大陸を丸ごと海底に沈めたり、小島ほどある百鬼帝国の要塞を一瞬で宇宙へ移動させた。

OVA版真ドラゴン最終形態のモデルになったのは有名。


ゲッターロボ號

・ステルバーα-04

アメリカ陸軍第86師団独立航空騎兵隊所属の可変ロボ
全長25m、総重量18.2tでゲッターロボ號より大きい*1
パイロットはシュワルツコフ中尉、ジョン・ランバート中尉。名前の通りステルス戦闘機に変形する。
人型は両肩部にマウントされた巨大なウイングを回転させて、カッターとして攻撃可能。
これをどこぞの偉大な勇者みたいにブーメランのように投げ付ける「ブーメランウイング」という技もある。
他にも手持ちのマシンガンやビームガン「STブラスター」による銃撃戦を得意とする。
飛行形態では爆撃機として使う事が可能で、更に高速飛行とウイングのカッターによる体当たりで敵を切り裂く。
更に全身にミサイルを大量に内蔵しており、全周にミサイルを打ち出せる。
アラスカ戦線終盤に破壊されるが後に量産される。

・ステルバーF

恐竜帝国編で登場する量産型ステルバー。劇中ではF24とF28が登場した。

・BB5

イギリス所属の人型ロボ。女性っぽいシルエットをしている。
パイロットはリンダ・ティラミス中尉。
球体に変形が可能で、身軽な動きを活かした立体的な戦いを得意とする。
全身にレーザー光線を装備し、高速回転して広範囲をレーザー攻撃する事もできる。
ゲッターロボ大決戦!』ではリストラされた。

・グスタフH-24

ドイツ所属のロボット。
パイロットはヒム=シャトナー中尉。
戦車に分離し、さらにヘリ部分は装甲をパージして二段階に変身する。
武装はヒートロッド、ヘリから投下する拡散地雷、戦車の大型速射砲。
戦車形態とヘリ形態の同時攻撃「リモートコンビネーション」が必殺技。
改造された橘信一の乗るメタルビースト「ガローンZ54」に破壊される。

・ロボスーンT-520

ゲッターロボ大決戦!』では『ロボストーン』名義。全長28m、総重量111t。
カナダ所属のローラーロボ。パイロットは双子のボブ=ホスナー中尉、サム=ホスナー中尉。
見た目はわかりやすく言えば、バイク戦艦…というか整地ローラー。
両肩にダブルキャノン、股間部に3連装ミサイル砲を装備している*2
重装甲・高火力、そして、脚部のローラーを活かした戦い方をする。
必殺技は上半身を格納して完全に巨大ローラーと化して敵を押し潰す「スーパーヘビープレス」。
アラスカ戦線終盤で敵戦艦「ドラゴンタートル」の進攻を食い止めるため特攻。

・ビィートT23

全長8.2m、総重量10.8tの米軍試作陸戦用小型機。『ゲッターロボ大決戦!』では『BT-23』名義。
偵察用に何台かテキサスに積んであったが、操作性が酷いようで誰も乗っていなかった。置いてきぼりをくらった號が搭乗。
たいした機能はなかったが、画鋲のような形に変形、そこから回転しての体当たり「ドリルアタック」が強力。
作中では照明弾も利用して自分の何倍もあるメカビーストを葬った。意外と頑丈。
しかし回転技に反して、コクピットが耐回転・耐G構造になっていないという致命的欠陥がある。

・ステルボンバーT4000

アメリカ所属の全長82mという超大型爆撃機が変形する巨大ロボ。
重爆撃機形態時は全長82.4m、全幅120.4m、航続距離は10200km。
なお名前はステルバーから引き継いだだけで、ステルス機能はないらしい。
パイロットは橘翔とシュワルツ、その他にも複数人で操縦している。爆撃機というより空中要塞。
飛行(爆撃機)モードとバトル(ロボット)モードの2タイプに変形する。
小国ぐらいなら吹き飛ばせる量の爆薬を積んでおり、バトルモードでは大量のミサイルで攻撃する。

・バロゾフ8000D

ロシア所属の超重量級スーパーロボット。通称「ZOO」(ズー)。
その馬力と強力な電撃が武器だが、メタルビーストに奪われてしまった。
ちなみに『チェンゲ』でも登場するが、やっぱりインベーダーに奪われる役。乳首胸部バルカン砲と爪が武器。
劇中ではミサイルも撃っているが、これはインベーダーが生み出している。

・ボルガ80000

ロシア連邦軍の切り札であり、通称「超兵器ボルガ」。
ロシア所属の移動要塞型ロボ…ロボ?輸送艦?内部にスーパーロボット軍団を格納できる。
ステルボンバーをも遥かに超える巨体、頭部に砲台を持つ、腕の短いゲッター3のような姿をしている。
巨大な可変大砲になる「超ウェポン砲モード」が武器。アンカー用なのか腕?の先に爪がある。
ちなみに超ウェポン砲時の砲身はハンドルがあり、大型ロボットが手動で照準を合わせることができる仕様になっている。

・キングダム007

出た瞬間にやられたイギリス所属のロボット。パイロットも名無し…。
イギリスの原子力潜水艦「ゴッドタートルB-48」の艦首に取り付けられていた。
しかし『ゲッターロボ大決戦!』にも登場し、こちらではリンダの乗機にして数少ない海戦仕様ロボに。
両手に装備された電撃剣「スタンサーベル」、追尾魚雷が武器。英海軍からの支援攻撃もある。
ちなみに潜水艦の支援攻撃が月面まで届くことがしばしばネタにされる。

・その他の各国モブロボ
・グレムル20MD(ロシア)
・自強70型(中国)
・雷鉤2400(中国)


ゲッターロボアーク(アニメ版)

・UAVステルバー

號に登場したステルバーの後継機型
特徴としては搭乗型ではなく、ドローンのように後方の母艦や基地から遠隔操作する無人機になっている。
そのため人的被害を考慮する必要が無く、パイロットを3人要するゲッターD2よりもはるかに多く量産されて世界中で運用されている。
もちろんステルバーの持ち味であるステルス戦闘機からロボット形態への可変機能は健在。
ただしコストの問題からか、旧ステルバーの動く弾薬庫と呼べる全身のミサイル武装は見られず、もっぱら内蔵機銃とマシンガンで戦っている。
その代わりに防衛能力が強化されたのか、無数のステルバーが組体操のように集まり機体前面に一斉にシールドを展開する事でシェルターのようになる機能が追加されており、アメリカ大使館を攻撃から防いでいる描写がある。


真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日

・ステルバー(OVA版)

チェンゲに登場するステルバー。
劇中には二機存在し、それぞれシュワルツとランバートが乗っていたが、ランバート機はインベーダーによって撃墜され失われている。
武器はミサイルナイフ、アサルトライフルなど。
他にも各国のスーパーロボット、ステルボンバーなどが登場するが、『號』ほどの出番はない。

ちなみに『第2次スパロボZ』では、シュワルツが元フラッグファイターという設定になっている。
だが、ユニオンのMSとステルバーは飛行形態に変形する点が共通しているだけで、変形機構は全く違い過ぎる。

・ビート23

ビィートT23のチェンゲ版。型番はBT-23MKII。
世界共通規格として量産され、国ごとにカラーリングが異なる。日本軍の機体がよく登場するが……基本的にやられ役。
ゲッタードラゴンのビームで焼き尽くされたり、ゲッターポセイドンのストロングミサイルを直接叩きつけられたりして全滅している。
頭部ローターでヘリコプターのごとく飛行したり、歩行部分と飛行部分が分離できる。
中盤でクジラに搭載されていたタイプが出てきたり、終盤では宇宙戦仕様のタイプが出撃したりしている。
機体サイズがまちまちなのは作画のせいか。


・旧マレーシア海軍「ペカーン4型」
・旧中国軍陸戦メカ「自強70型」
・旧中国軍陸戦メカ「雷鉤2400」
・イ-10号(所属不明。日本軍?)


真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ

・テキサスマック(OVA版)

ネオゲ版のテキサスマック。
パイロットや設定はTV版と同様だが、専用の基地や飛行可能なモビルホースパスチャーキング」などのサポートを完備。何故か各地のアメリカ大使館やホワイトハウスに、棺桶入りの大型ライフルもある。
TV版よりもスタイルがかっこよく、スーパーロボットらしいデザインに。拳銃が謎の変形もしない。
スパロボの妙な外人キャラ口調に影響されたのか、ジャックが非常にアメーリカンな喋り方をするようになった。


ゲッターロボ飛焔

・エクスカリバー

アメリカが保有する可変メカ。主なパイロットはロザリオ。
見た目は轟鬼から「UFOロボ」と呼ばれる。ある意味ステルバーと流れを汲む機体であり、高速戦闘を得意とする。
2丁の内蔵マシンガン、内蔵型ブレード、ミサイルと必殺技にブレードを利用して直接相手に高圧電流を与えるマキシマムサンダーを持つ。
さらに自由の女神を変形させた巨大な兵装砲を装着することにより、火力を飛躍的に高めることが可能。

・エクスカリバーⅡ

エクスカリバーの後継機。武装は旧型を踏襲しているが、新たに内蔵ブレードが実体剣からロングビームブレードになった。
必殺技はこれをクロスした斬撃「クロス・ジャッジメント」。




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最終更新:2023年05月24日 16:05

*1 もっとも號はゲッターロボの中でもっとも小型(全長20m、総重量21.5t)だが

*2 漫画版初期には胸部に三連のビーム砲があったが、後に胸部の砲は廃止されて両肩に大砲を装備する改修がされた。