ハンマー(コピー能力)

登録日:2014/2/14(金) 10:56:00
更新日:2024/03/24 Sun 12:27:18
所要時間:約 4分で読めます






ハンマー」とは、カービィが使用するコピー能力の一種。



概要


見た目は名の通り、中ボスボンカースデデデ大王が持ってるような木製のハンマーを手にしたコピー。夢の泉DXからは鉢巻もしている。
コピー説明ページでは(スパデラ以降だが)ズバリ「大王直伝」という文句がある。
武器コピーのため、水中でも制限はされるが使用できるコピーでもある。

このコピーの特徴としては大まかには3つある。
1.(基本)中ボス専用の能力のためゲットに手間取る。
2.杭を押せる・堅いブロックを壊せる。
3.攻撃力が高い。

1に関しては言うまでもなく、中ボスのボンカースを倒す必要があるため(比較的倒しやすい部類にはあるのだが)。作品によってはコピーのもとでおkなことも少なくない。
2は、ストーンでも可能だが、こちらは水中でもできるというメリットがある。
3がおそらく最も大きいメリットだろう。必殺技の鬼殺しに加え、基本攻撃力も全コピー中でもトップクラス。
例外を除けば格闘王をはじめとしたTAに大人気のコピーである。そうでなくとも空中攻撃や無敵もちの攻撃にも恵まれており、シリーズでも安定した強コピーである。
ただし、シリーズ共通で攻撃速度やリーチ・攻撃前後の隙などに難点があり、自慢の火力を発揮するには敵の動きや対処法・各攻撃のダメージ計算、またはタイミングなど、マスターするべきことは多い。総合的に玄人向けの能力といえる。



シリーズ紹介


夢の泉
コピー能力誕生と共にデビュー。この頃はまだ「大王直伝」はなし。
威力が高いのはもちろんだが、この頃は6-2などスイッチのために慎重に持っていかなければならなかったり、必殺の鬼殺しも無かったりと、まだ影は薄めだった。
『DX』からは前述通り鉢巻着用。

スーパーデラックス
この作品から「鬼殺し火炎ハンマー」や「ジャイアントスイング」、「爆裂ハンマー投げ」などが追加され、今のハンマーの原型が完成。
ボスの攻撃の隙に鬼殺しをぶち込むスタイルが確立され、TA能力としての地位を確立した。
この頃の鬼殺しのエフェクトは地味(『ウルデラ』は派手になった)。
ちなみに本作はカービィがコピー能力で帽子を被るようになった最初の作品だが、ハンマーは頭に何も着けておらず若干カービィの色が変化しているくらいだった。
『ウルデラ』では何気に大技以外の威力が上方修正されている。

鏡の大迷宮
『スパデラ』からある程度簡略化されて登場。鬼殺しは健在。
鬼殺しは導火線の着火もできるため、ロープ以外の仕掛けをこれ一本で解除する事ができる。高火力なのも健在。

ドロッチェ団
安定の高火力。今回は巻物で巨大ハンマーを繰り出すことも。

Wii
「ぐりぐりハンマー」という無敵技が追加。ジャイアントスイングのように移動はしないが、空中でも繰り出せるし、威力も申し分ない。
鬼殺しも強化されて振り上げる前の炎にもダメージが入るようになり、ますます強コピーとして成長した。ただWii版の特徴として、技を繰り出すときの隙が微妙に増えており、慣れが必要。
また、スーパー能力としてギガトンハンマーも登場。リモコンふりによって三段階強化される。勇者王とか言うな。

トリプルデラックス
基本的には『Wii』と同じだが3連ハンマーは削除。
安定した高火力だが今作のボスたちは奥行きを悪用した無敵時間が長く、大技をぶち込むには敵の動きを見切ることが今まで以上に重要になり、難易度は相対的に上昇した。だが攻撃チャンスが少ないのは他の能力も一緒であり、本作のボス戦は単発火力がモノを言うため、他の作品と比べてもボスラッシュでのタイムはぶっちぎりで1位の能力である。
地味ではあるが、通常たたきの効率が改善され、上手にやれば鬼殺し以上の効率になることも。

ロボボプラネット
本作ではボスに攻撃を与えた時に少しの間ボスに生じる無敵時間が削除された影響で、タイムアタックにおける戦い方がかなり変わった。
だいしゃりんで着地中にジャンプをすることでモーションをキャンセルできるので、連続で折り混ぜれば鬼殺し連発をも超える効率で敵にダメージを与えまくることができる。
また本作ではスマブラ能力が復活しており、そちらのハンマーは当時の最新作である『スマブラfor』同様に鬼ごろし火炎ハンマーを使うように。

スターアライズ
本作ではフレンズヘルパーによって武器系コピーに属性を付与する事が可能でハンマーも対象に。その関係で鬼ごろし火炎ハンマーは鬼ごろしチャージハンマーという名称となっている。(後述参照)
元々の高い攻撃力がより高くなり、属性によって離れた場所にも攻撃の余波が残るので短所のひとつでもあるリーチの短さもある程度は補える。
また、ウィングクリーン風属性を付与するとだいしゃりんの滞空時間が伸びて空中の敵も対処しやすい。

ディスカバリー
アクションの3D化に伴い技が減ったがその火力の高さは健在。またハンマー持ちの雑魚敵がようやく初登場。
条件を満たせば火力が凄まじく上昇し、最大チャージした鬼殺しはクラッシュ並のダメージを叩き出す。

なお、実はマスクドハンマーより進化前~途中を上限まで強化した方が単発火力が高い。代わりにマスクドハンマーは二刀流により火力を維持している。
単純な火力だけなら、火力を落とさず攻撃速度が早い1進化目のピコピコハンマー+★が最強。
攻撃範囲の持続力と、さらに射程を拡張する火炎竜巻という器用さがマスクドハンマーの強みである。なおピコピコハンマーとマスクドハンマーの割をくらって地味になってしまったのがワイルドハンマーである。


技一覧


  • ハンマーたたき 威力:30(SDX)/34(USDX)/280(Wii)
その場で振って叩くという極めてシンプルな技。衝撃波も発生し攻撃判定がある。
意外と隙が無く連続でテンポ良く攻撃を行える。『TDX』では連続で行う事で最終的に鬼殺しを超えるダメージ効率を発揮する。
『ディスカバリー』ではしれっとコンボ技扱いになり、数回連続で行うと少しためてとどめ打ちを放つように。

  • ぐりぐりハンマー 威力:150(Wii)
『Wii』以降で追加された技。ハンマーを地面に立て、自分を浮かせて回転させる。
使用中は無敵で空中でも使えるため、護りにもってこい。また、中ボスを倒した後の死体処理にも便利。
ボス戦で重宝するが、『カービィファイターズ』では無敵効果が無くなるので過信は禁物。

  • 3れんハンマー   威力:160~400(Wii)
『Wii』のみの技。これまた使用中は無敵。衝撃で発生する星も大きい。
『TDX』では削除された。

  • ジャイアントスイング 威力:20~26(SDX)/28(USDX)/260(Wii)
走りながらハンマーを抱え回転して突進する技。
当たり前のように無敵であり、ボスを突破したりする際に重宝する。
『カービィファイターズ』でも戦略の中核を為す技であるが、無敵は無いのでやはり過信はできない。
『ディスカバリー』ではマスクドハンマー限定で使える溜め技で、鬼殺し火炎ハンマーと統合して放つ。

  • だいしゃりん 威力:20(SDX)/34(USDX)/260(Wii)
空中で回転しながら振り回す。無敵では無いので注意。
地面スレスレで使えば着地の隙を打ち消せる。ジャンプして大車輪→地面スレスレで再使用→そのままジャンプして…のコンボはタイムアタックにおいて基本スキルとなっている。空中戦の基本。

『ディスカバリー』ではだいしゃりん後に攻撃ボタンを押し続けることで地面に着くまでハンマーを振り下ろし続けることができ、地面に着くとバウンドして再度だいしゃりんを放つことができる(連続で3回まで)。
ハンマーのしれん系トレジャーロードは地面に泥や毒が敷き詰められていることが多いが、これで飛び越えられることに気付けば攻略がグッと楽になる。
ホバリングし続けて疲れた後にこのバウンドを出し、着地した瞬間に再度ホバリングすることでありえないぐらい急上昇するバグが起こる。

スマブラDX』で採用された技でもある。
判定はそれなりに強力だったがあまりにも威力が低すぎた。『X』以降はリストラされ、横回転しながら2回ハンマーを振るうようになった。

  • ごく・だいしゃりん 威力:14(SDX)/16(USDX)/160(Wii)
ダッシュしながらジャンプして振るとコレになる。
単発威力は下がっているが、多段ヒットするようになっている。

  • 鬼ごろし火炎ハンマー/鬼ごろしチャージハンマー 威力:80(SDX、USDX)/800(Wii)
炎を灯したハンマーをチャージするように構え、少し溜めた後に全力で振り抜く。
カービィのハンマーといえばこれを連想する人も少なく無いだろう。その火力は圧巻の80/800。
隙が大きく、相手の動きを把握しなければ上手く当たらない事もあるが、それでも尚この圧倒的な威力は魅力。
また、溜め中のハンマー部分や、後ろにも判定がある。
『鏡』や『参ドロ』は発動に用いる上キーがホバリングの操作にも割り当てられているため、ホバリングやだいしゃりんが暴発しやすく、やや使いにくい。
『TDX』ではダメージ効率こそハンマー叩きに抜かれたものの、今回のボスは目まぐるしく動き、瞬間火力が重要になっている為相変わらずこの技の重要性は高い。
『カービィファイターズ』では隙が大きすぎて使えないと思われがちだが、タイミングこそシビアだが確定で当てられる瞬間があり、相手のHPを一気に吹き飛ばす事ができる。
また、高レベルのNPCがコンボを決めて来る事もある。コワイ
『スターアライズ』ではフレンズ能力による属性の概念が追加されたためか、名称が変更され炎*1がでなくなった代わりにスマブラ同様歩けるように。さらに3段階チャージも。
『ディスカバリー』では3段階目のチャージで炎属性が付与される仕様になるが、それだけでなく「ジャスト回避によりスローモー中に溜められる上、1段階チャージを飛ばす」という仕様も追加され一気に主力に躍り出る。
…しかし、『スタアラ』と『ディスカバリー』では溜めすぎに注意。ハンマーが燃えてしまい、しばらく棒切れになってしまい火力もかなり下がる。

スマブラfor』ではカービィの新しい技として登場。
貯めることが出来て歩けてジャンプ出来て溜めすぎると自傷ダメージを受けるという仕様だった。自傷ダメージ以外は『ロボプラ』(スマブラのみ)及び以降の作品で逆輸入された。
溜めた状態で当たれば全ての技の中でも上位の威力、やはり浪漫があるのだ。
狙い所は、強力なコピー能力やストーンなどで相手をシールドブレイクさせた時。
ふらふら状態の相手に最大まで貯めて叩き込んでやれば、ちょっとでも相手のダメージが溜まっていれば簡単に撃墜できる。

  • ばくれつハンマーなげ 威力:80(SDX、USDX)/800(Wii)
使い捨ての一撃。ジャイアントスイングのような動作の後にハンマーを投げる。
ハンマーは一定距離飛ぶと爆発する。
鬼殺しと同格の威力を遠距離まで飛ばせるが、コピーがなくなってしまうので注意。
コピー能力使い放題の銀河にねがいをで乱発するのは誰もが通る道。
使い捨ての為、カービィファイターズでは使用不可能。
『スターアライズ』ではアルティメットチョイス限定でハンマーカービィも回数制限なしで使用可能。



余談


デデデ大王がプレイヤーとして使える作品においては、彼はおおむねハンマーの上位互換的な能力であることが多い(ハンマー投げを連発できたり、トリプルデラックスではスナイパーの技が使えたり)。


アニメ版では、56、79、88話に登場。
変身バンクは弁慶の七つ道具であるのこぎり、袖がらみ、まさかり、熊手、刺股、突棒、ハンマー(木槌)を順々に出すものとなっている。
使用技はハンマーたたきがメインだが、56話ではジャイアントスイングやだいしゃりん、88話ではばくれつハンマーなげも披露した。



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最終更新:2024年03月24日 12:27

*1 カービィファイターズ2では炎が出る。