イーサンコントロール(デュエル・マスターズ)

登録日:2012/07/05(木) 08:45:51
更新日:2022/09/01 Thu 20:15:47
所要時間:約 7 分で読めます





「俺は《ボルバルザーク・エクス》を召喚!さらにもう一体召喚し、さっき《サイバー・N・ワールド》の効果で引いた《ボルメテウス・W・ドラゴン》もバトルゾーンへ!」

「加えて俺のシールドは序盤の《アクア・スーパーエメラル》2体でシールド・トリガーがしこまれている。攻撃しても無駄だ!」

「お前には《ヘブンズ・ゲート》で呼び出したパワー7500のブロッカーが2体だけ。どうだ、次の番の攻撃は防ぎきれまい。勝った!」


「フフフ・・・」


「な、何がおかしい!」


「勝ち誇る前に、もう一度俺のクリーチャーとバトルゾーンを見てみたらどうだ?」


「何?・・・! まさかそのカードは!?」


「気づくのが遅かったようだな。そう、俺のクリーチャーは《偽りの名 イーサン》が2体。さらにバトルゾーンには俺とお前あわせて8体のクリーチャーがある!」

「俺のターン、ドロー!俺は手札から《フラッシュ・アーマー》と《崩壊と灼熱の牙》を超動。このターン、クリーチャーを不死身にし、破壊したクリーチャーの数だけシールドとマナを焼く!」

「1体目の《偽りの名 イーサン》のTTを機動!バトルゾーンのクリーチャーをすべて破壊する!」


「そ、そんな…」


「これだけでは終わらないぜ!今のでお前のクリーチャーは6体すべてが破壊された。なので《崩壊と灼熱の牙》により、お前のシールドすべてとマナを6枚焼き尽くす!」


「な、なんだと…」


「終わりだ!《偽りの名 イーサン》でとどめ!」


「うわぁぁぁー!」






「イーサンコントロール」とは、かの《偽りの名 イーサン》を軸に添えたデュエル・マスターズのコントロールデッキである。

とはいえ諸君らもご存じのとおり、イーサンさんは色が合えば4積みするだけで活躍してくれるほどの優良カードのため、わざわざ専用デッキを組む必要があるのかと思われるかもしれない。

しかし真にデュエリストならば、カードがより活躍できるような環境を作り出すのが使命と言えるであろう。そんな思いから生み出されたのが、この「イーサンコントロール」である。


前述の通り、イーサンさんは基本どんなカードにも対応できるので、構築の幅は広い。

ここでは上記に挙げたデッキを紹介するが、これ以外にも多くのデュエリスト達が生み出した「イーサンコントロール」があるので、それらも参考にしてほしい。



コンセプトカード

デッキの核。当然4積み。その活躍については今更語るまでもないが、気になる方はリンク先を参照されたし。


崩壊と灼熱の牙
UC 文明 (4) 呪文
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このターン、相手のクリーチャーが破壊された時、相手は自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。その後、相手は自分自身のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

デッキの核となる呪文その1。相手クリーチャーを破壊する度、シールド焼却とランデスを行うと言うレインボー呪文。

とはいえ呪文を唱えたターン限定のため、普通はそれほどの効果は見込めない。しかし、イーサンさんがいれば、その欠点を解消することができる。

上記のような流れが決まれば、もはや勝敗は決したも同然であろう。


フラッシュ・アーマー
UC 光文明 (3) 呪文
■シールド・トリガー
■このターン、自分のクリーチャーが破壊される時、墓地に置かれるかわりにバトルゾーンにとどまる。

デッキの核となる呪文その2。1ターンの間、自分のクリーチャーすべてを不死身とする呪文。

強力ゆえに自軍にも被害を及ぼしてしまうイーサンさんだが、この呪文を唱えることでその被害を相手のみにすることができる。


ヘブンズ・ゲート
R 光文明 (6) 呪文
■シールド・トリガー
■進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。

イーサンさんのパートナー。これを唱えるだけでイーサンさんを2体呼び出すことができる。

使えばその時点で勝負は決したも同然であろう。



その他の有力カード


不死身のブロッカークリーチャー達。イーサンさんの被害を受けないと言う利点と、状況が整うまでの壁として大きな役割を果たす。

また、不死身のため場持ちが良いので、イーサンさんの能力発動のためのクリーチャー数を確保することができる。



イーサンさんを不死身にしてくれるイーサンさん専用武具。これがあればイーサンさんは気兼ねなくその力を振るうことができる。


ペトリアル・フレーム
R 光文明 (3) クロスギア
■相手がバトルゾーンのクリーチャーを1体選ぶ時、これをクロスしてあるクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、これをクロスしてあるクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

クロスしたクリーチャーにアンタッチャブルを付加する武具。愚かにもイーサンさんに手を出そうとする輩を黙らせることができる。



未確定情報だが、とある地方大会では上記のイーサンコントロールが無双したという話も聞く。イーサンさんであれば何ら不思議はないであろう。

この他にも相性の良いカードはあるので、ぜひとも探してみてほしい。君だけのイーサンコントロールで大会を無双しようぜ!



























さて、本題に入りましょうか。

上記のデッキ説明文は基本的に合っている。が、重要な1文が抜けている。

それは



ファンデッキ



ということ。


というのも《偽りの名 イーサン》の項目を読めばわかるが、イーサン自体のスペックが扱いづらい微妙なものなのである。

上記の流れを実践すれば確かに勝てる。が、実際のところイーサンがいる前でクリーチャーを展開するようなデュエリストはまずいない。

そもそも上記でイーサンさんを4積みすればどんなデッキでも活躍できると書いたがそれは誤り。実際は専用デッキでなければ活躍の難しい残念スペックのカードである。

なのだが、《偽りの名 イーサン》はその残念スペックとフレーバーテキストのギャップから非常にネタとして人気の高いカード。

そんなイーサンさんを何とか活躍させられないかという思いから生まれたのがこの「イーサンコントロール」なのである。


相性が良いカード

しかし、エピソード2からアンノウンサポートカードが次々と登場しており、このデッキを活かせるようになってきている。
特に相性が良いのはこちら。

メッサダンジリ・ドラゴン
UC 火文明 (5)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノイズ 5000
■自分のアンノウンの召喚コストを1、ゼニスの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
■バトルゾーンにある自分のアンノウンはすべて「スピードアタッカー」を得る。

アンノウンのコストを1下げ、さらにスピードアタッカーを付加すると言う、まさにイーサンさんのパートナーと呼ぶべき存在。

このクリーチャーを召喚すると、流れるように次の番でイーサンさんを召喚し、そのまま能力を起動できる。



また相手がクリーチャーを召喚してこないという場合、次のようなカードも

コマンダー・ラッキーロトファイブ
P 水文明 (2)
クリーチャー:キカイヒーロー 6000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自分自身の山札の上から進化クリーチャーではないクリーチャーが出るまでカードを表向きにする。相手は出たクリーチャーをバトルゾーンに出し、その後、表向きにしたそれ以外のカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す。

低コスト高パワーで、代わりに相手にクリーチャーを召喚させるクリーチャー。

普通に使えばデメリットになりかねないが、イーサンさんがいる場合、いっきにクリーチャーが2体増えることになり、能力の起動につながる。



このように、デッキ構築次第では十分強力なデッキとなる。コンボパーツが多くなるため、難しいところはあるが、愛の力でぜひとも活躍させてほしい。




みんなの追記・修正で、ぜひとも強力なイーサンコントロールを作ろう!

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最終更新:2022年09月01日 20:15