登録日:2014/02/05 Wed 00:39:47
更新日:2024/03/13 Wed 10:09:16
所要時間:約 11 分で読めます
注意!
この項目はゲーム『星のカービィ 鏡の大迷宮』の重大なネタバレしかありません。
未クリアの方はただちにブラウザバックを強く推奨します!
◆概要
本作のラスボス。
鏡の国を支配しようとした大物であり、
ダークメタナイト達をけしかけたのも恐らくコイツの仕業。
見た目は弱点の赤いコアを黒のマントで覆い、角が生えた魔物のガイコツ?を被った人型の姿をしている。
後述の攻撃方法といい、なんとなく
ナイトメアに似ている所がある。
◆戦闘
第1形態
ダークメタナイト戦後、ようやくお目見えとなる黒幕。
ある意味星のカービィのラスボスらしい登場である。
本編では人型の第1形態から始まり、休憩を挟みつつ合計4回も戦う。
しかし戦闘前にマスターソードが支給されるため、火力には困らない。
移動の殆どをワープで済ませる。
マントで弱点の目玉のようなコアを覆っている時は、殆どダメージが与えられない。
普段は2枚の「ダークミラー」を周囲に回転させており、こちらの飛び道具や直接攻撃を妨げてくる。
攻撃にはマントを開いて発射する星型の弾「スターバレット」を用いる。
攻撃前は身体が白いオーラをまとう。
初めは攻撃の手こそ緩いが、回を重ねるとダークミラーを攻撃に転用したり、
スターバレットのバリエーションが増えたりする。
体力も徐々に増加し、隙が無くなるので手ごわい。
- 赤・・・ファイア
- 青・・・アイス
- ピンク・・・スパーク
- 黄緑・・・コピーミックスルーレット発動。ほっとくと「パラソル」になる
1戦目
まだ本気を出していない状態。
スターバレットは赤1色、ワープせずに移動することも多く、隙だらけ。
マスター能力でもコイツに手こずるようなら先が思いやられる。
2戦目
ちょっと強くなった状態。
ここからスターバレットに青色が加わり、ダークミラーを攻撃に使い始める。
左右の空中に足場があるが、普通に地上で戦っても問題ない。
3戦目
本気の一歩手前。
スターバレットにピンク色が加わり、隙らしい隙も無くなって本格的に攻撃が激しくなる。
左右の足場が浅い水辺になっており、迂闊に飛び込むと機動力が落ちてしまう。
4戦目
戦闘前に威嚇し、本気を出した状態。
ここから黄緑のスターバレットが加わり全色揃う。
更に、オーラをまとってない時に攻撃すると、虚像を身代わりにしてノーダメージとなってしまう。
攻撃パターンも更に増加し、床が一面凍りついているためアイス能力以外はやや厳しいか。
(本作ではアイスだと凍った床の影響を受けない)
※虚像の身代わりは3戦目でも極稀に発動する。
また、黄緑バレットの目押しで手に入れたコックを発動しても身代わりが発動。特に意味は無いが。
攻撃パターン
☆はスターバレットの撃ち方の種類。
斜め下にスターバレットを2個同時に撃つ。
天井、床、壁で跳ね返る性質あり。
3戦目以降は使用頻度が大きく減り、後述のクラッシュボムを落とした直後でしか見れない。
画面中央より上に現れ、跳ね返らない性質のスターバレットを3WAYで撃つ。
3戦目からは5WAYのパターンも追加。
左右端どちらかに上から中央へ降りてきた時のパターン。
跳ね返る性質のスターバレットを真横に3WAYで撃つ。
上の同じ移動パターンから繰り出す。
ゆっくりとした速度のスターバレットを乱射する。
上から降りてくる際、カービィの真横で止まったらコレ。
高速でスターバレットを真横に乱射する。
3戦目からは大量に撃ってくるため、ホバリングで避けた方が無難。
乱射中も微妙に本体が上下ホーミングして動く。
カービィよりも高い位置にワープし、ナナメ下に大量のスターバレットを乱射する。
3戦目からはより高い位置にワープし、乱射しながら本体が動くパターンも追加される。
2個撃ちと出現位置の範囲が近くて紛らわしいが、タメ時間の長さで見分けることが可能。こっちは長い。
ちなみに乱射系のスターバレット大体に言えるが、アイスのこちこちといきで凍らせるとおびただしい量の氷ブロックが形成される。
2戦目から使用。
左上と右上の2隅にスターバレットをワープしながら設置、
最後に中央上でマントを開くと同時にカービィめがけて飛来する。
3戦目からは4隅に配置されて4個飛んでくる。
2戦目から使用。
マントを開くと同時に、ダークミラーが大きく広がりながら高速回転する。
この間は迂闊に近づけないがマントを開きっぱなしであり、無敵性能つきのダッシュ攻撃なら強引に押し通せる。
4戦目は終了間際にほんのちょっとだけ広がるパターンが追加されるので、
ギリギリまで接近しないように。
4戦目で使用。
画面左右上にダークミラーをまとわない状態で出現し、
反対側に高速移動しながら大量のスターバレットを投下していく。
スターバレットの間が安全地帯。
マスター能力があれば上突きで迎撃可能。
4戦目で積極的に使用。
ステージ中央に青い爆弾を投下し、スターバレット2個撃ちを繰り出しながら上へ退避。
しばらくすると爆弾が浮かび上がり、画面全体に及ぶ大爆発が発生する。
無敵になれる攻撃がなければ回避不能の凶悪な攻撃だが、
爆弾を攻撃し続けるかがんばり吸い込みで処理できる。
飲み込めばクラッシュをコピー可能。
詰まないようにするためか、投下後のダークマインドを攻撃してひるませても2個撃ちをしてくれる。
なお、クラッシュボム自体は大型ザコという扱いになっているらしく、
緑バレットで上手にコックを目押し獲得すると、料理した時に骨付き肉(体力を3回復)に変化する。
体力が減ってピンチな時は賭けてみるといい。
4戦目で体力が半分以下になると解禁。
画面中央で待機した後、次々とワープしながらスターバレットを撃ってくる。
この攻撃中はひるませても中断せず、逃げ回るしか有効な対策は無い。
こうして全4戦を制すると、爆発に包まれながら光り輝き…
第2形態
これまで攻撃した赤いコアだけが残り、心臓のように脈打ちながら巨大化。
太陽のごとく燃え盛るようにも見える、赤いオーラを纏った球体フォルムの一つ目の怪物と化して襲いかかってくる。
戦闘開始時に
シャドーカービィが現れてすぐ去っていくが、これはマスター能力を既に持っていた場合であり
この戦闘中か4戦目に紛失した場合は
マスターソードを持ってきてくれる。
戦闘中に流れるBGMは疾走感があり、なかなかの神曲。
ここからは体全体が弱点ではなくなり、ダメージを受ける部位が瞳だけになる。
当時は歴代ラスボス最高の耐久力が売りで、
おぞましいほどタフ、殆どの攻撃が体力ゲージをほんの僅かにしか減らせない。
星型弾に換算すると約20発近くに及ぶ。
マスター能力をもってしても硬く、あまりの堅牢さに絶望しそうである。
攻撃を受けると瞳を窄めてダメージを無効化するため、多段ヒット系の攻撃も初撃しか当たらない。
しかし、実は攻撃中に現れるダークミラーこそが真の弱点。
瞳を攻撃するよりも大きなダメージを与えることが出来るのだ。
その代わり一定ダメージが蓄積すると破裂し、4方向にカッターをばらまくため注意が必要。
全ボスで唯一行動パターンが3段階に分かれており、体力が3分の2、3分の1を切るたびに変化する。
4戦目からの連戦ということもあり、初見では長期戦を覚悟すべし。
攻撃パターン
移動しつつダークミラーを回転させる。
第1段階は円軌道で、天井か床に沿ってスライドしながら。
第2段階はダークミラーそれぞれが横8の字軌道で、中央上から下、または下から上に移動しながら。
第3段階は両パターン使用し、スライドタイプに下(上)への斜め移動パターンが加わる。
横8の字は動きを見切ることが出来れば、2枚重なった瞬間にまとめて叩き割るチャンス。
どれも終了後は、一定確率でミラーアタック(突進タイプ)、ダークレーザー、ザコ召喚に派生する。
高度を下げ、その場でダークミラーを回転させる。
回転の軌道および使用タイミングは移動版と同じ。
他のミラーアタックから派生。
ダークミラーが左右に分かれて移動し、カービィに体当たりを行う。
1枚ずつのパターンと、2枚同時にクロスするような軌道で飛ぶものがある。
どちらも2回連続で行う。
この後は必ずザコ召喚に繋がる。
ミラーアタック(突進以外)から派生。
ダークミラーが4隅のどこかに移動し、ダークマインドが放ったレーザー弾を反射させる。
段階が進むほど反射回数が増え、パターンも複雑なものが増える。
慣れないうちはジャンプでガチ避けするより、しゃがんで回避したほうが無難。
ダークミラーが左右に消え、上空を横切りながらコピー能力ありのザコキャラを3体召喚する。
どのザコキャラが呼ばれるかはランダムで、運がよければユーフォーが飛んでくることもあるし
運が悪いといきなり
ウィリーに轢かれることもある。
都合よく重なるとは限らないので確実性は薄いが、ミックスルーレットを狙ってみるのもいい。
この行動が単体で行われることはなく、前述のようにいずれかのミラーアタックから続けて行う。
ザコはステージ上に留まっているが、
次の攻撃が開始した時点でザコ召喚かダークビーム(後述)が確定した場合は強制的に消える。
第2段階から解禁。
まばたきからしばらく漂った後、激しく揺れながら高度を上げるのが予備動作。
上空から極太のビームを発射し、1ダメージがデフォルトの本作で唯一の2ダメージ攻撃を浴びせてくる。
発射パターンは3種類。
1.カービィの頭上でターゲッティングし、長時間照射(星が3回出る)
2.途中までは1と同じだが、短時間だけ照射→再ターゲッティングの流れを4~6回繰り返す
(実際は5回以上も行う確率はものすごく低い。見れたらラッキー)
3.画面端まで移動し、短時間だけ照射を連続で繰り返しながら反対側へ移動
このうち厄介なのが3つ目。
実質的に画面全部をカバーしており、ビームが途切れた隙に素早く駆け抜けなければいけない。
第3段階で使用。
性質は第1形態と一緒だが、他に吸い込めるものを一切出してくれないため
マスターが無い時は素早くがんばり吸い込みしないと被弾が確定する。
後述のリバースワールドから続けて出すこともある。
なお、クラッシュ能力自体はダークマインドの瞳だと全く効果が無い。
ダークマインド最大の切り札。
画面全体が激しく揺れ出し、目を光らせると共に画面が上下逆さまになる。
完全な初見殺し技であり、かつ十字キーの操作自体は変化していないのもまた嫌らしい。
しかも当然のようにダークビームと併用することがある。
しばらくすると元の画面に戻るが、目と感覚が慣れるまでは脅威な妨害攻撃である。
この時は深追いせず避けに専念しよう。
後に『
星のカービィWii』でもこの技の使い手が現れ、忘れていた恐怖を再び想起させた。
しかもそのうちの1体が中ボスクラス
長きに渡る戦いを制して、ようやくエンディング…………?
第3形態
何と
まだ生きている。
身体が小さくしぼんでも尚、ダークマインドはこの場から逃走する余力を残していた。
カービィ達も
ワープスターに乗り込んで追跡し、今度こそ最後の決着をつけることになる。
ここからはカービィ恒例のシューティングパートに突入。
今回は縦シューであり、ワープスターから撃ちだす星型弾でダークマインドを攻撃していく事になる。
流石に満身創痍ということもあってか、ダークマインドも目立った大技こそ繰り出さないが
やたらめったらとスターバレットを撃ちまくり、体当たりしまくりと抵抗してくる。
こちらも第2形態を倒す前に、あらかじめ仲間のカービィ達を肉壁的な意味で呼んでおくとよい。
なお、体力を0にしても今度はスタッフロールが流れる中で戦い続ける。
今までになくシュールな光景である。
ここからダークマインドにトドメをさすまでの間は星型弾を当てた回数がカウントされ、
最後のトドメで20回分がボーナスに入る。
別にご褒美は無いが、この時点でカービィ側はいくらダメージを受けても死なない。
どんどん無茶なプレイをして撃ち込むのもまた一興。
おもな攻撃パターン
単発や2個撃ちなどの単純な種類は省略する。
いきなりこちらに飛んでくる。
まっすぐ行き返りするものと、Uの字を描くように動くものがある。
とにかく撃ちまくる。
横移動(小・大)とその場の2パターンある。
左右に揺れ動きながら撃つ。
外側に近いほど弾のスピードが速い。
約120度?の範囲にやたらめったら大量に撃ちまくる。
弾幕チックな攻撃。
連戦で消耗してる場合が多いこともあり、結構危ない攻撃。
◆他作品への出演
手下が他作品にゲスト出演したり、新たな影がディメンションミラーに映し出されたりし、
「禍根まで残すあたり本当にしぶとい」とファンから評されつつも、自身はなかなか再登場の機会が貰えずにいたが…
体力が半減すると
ハルバードに持ち替えるのもブラックデデデ同様なのだが、
噛み付き攻撃を行うと様子が一変、大きく開かれた腹部の口の中からダークマインドの本体が覗き、
そのままデデデだったモノの手足を収納し、原型を留めていない巨大な口となり、縦横無尽に駆け回った後に、ダークビームを放つ攻撃を行う。
マスクド・デデデの仮面は、ダークマインドをモチーフにしたものであり、
ブラックデデデも鏡より生まれた存在のため、順当とも言える合体だが、驚いたプレイヤーも多いのではなかろうか。
何より、4色のカービィが力を合わせ戦うゲームのラスボスに彼より相応しい者はいないだろう。
また、ヘビィハンマーの武器と防具にはダークマインドを象ったものが存在し、
その解説の限りでは、本編におけるダークマインドはきっちり滅びているようだ。
なお、この武器の解禁は
マホロア・タランザ・
ランディアがモチーフの武器と同時であり、この三名は既に重要な役回りで登場していることから、
実際に戦う前から「ダークマインド関連も何かあるんじゃないか」と薄々感じ取ったプレイヤーもいるようだ。
その後、NintendoDREAM(ニンテンドードリーム)2017年08月号にて
熊崎氏のインタビューで生まれた経緯が明らかに。
黒いディメンションミラーは元々タランザがクィン・セクトニアを蘇らせるために使用しようとした結果、うまく制御できずタランザの正気を失わせ、
アナザー系のボスたちを呼び出し、最終的にタランザの影であるダークタランザを生み出すこととなったという。
『ハンターズZ』はパラレルワールドの外伝的作品ではあるが、セクトニア云々に関しては本家の世界観と似たような経緯があったのだと思われる。
その後、ハンターズに敗北したダークタランザが黒いディメンションミラーに最強の戦士を思い描がいた結果、このキングD・マインドが産まれることとなった。
ダークマインドに狂わされた鏡によって生み出されたタランザの闇の化身ダークタランザにとって最強の戦士とはすなわち鏡を狂わせた張本人ダークマインドとデデデのことであり、ディメンションミラーの仕様の裏をかいて(産まれると表現するあたり別個体っぽいが)復活するという「悪の心」と呼ぶに相応しい方法と言えるだろう。
Switchでのバージョンアップ版でも登場。
こちらでは
アナザーナイトメアが開いた空間の穴から呼び出された。
前作での青みがかった強化版はキングD・マインド リベンジと称される。
スピリットで登場。
スピリッツバトルでは強面&鏡繋がりか
フランクリンバッヂを装備したやや巨大な
ガノンドロフと
戦場化したカロスポケモンリーグのステージで戦う。
第2形態のダークビーム再現か一定時間毎にカレー状態になって炎を吐く上、威力が増しているのでカレー状態の時は回避に徹して効果が切れたら再びカレー状態になる前に撃墜するべし。
スピリットとしての性能は階級ACEのサポーターでやはりフランクリンバッヂ装備のスキルを持っている。
◆余談
上記のように、ダークメタナイト戦を省いても第1形態で4回、
第2・第3と合わせて
合計6回も戦わされるラスボスはダークマインドを置いて他にいない。
そのためプレイヤーの間では「無駄にしぶといラスボス」として強烈な印象を残した。ダークメタナイト含めても7回。
ちなみに、非
ダークマター族の単眼キャラでは初のラスボスである。
「
勝ち抜きボスバトル」では第1形態と1回しか戦わない。ステージは一回目。
中身は4戦目のものといきなりフルスロットルだが。
以降のシリーズでも、そのしぶとさでダークマインドに勝るラスボスなど居ないと思われていたが…
後に彼に匹敵するしつこさの
ラスボスが現れた。
追記・修正はスタッフロール後に100ヒット以上いけた方にお願いします。
画像(ドット絵)全ての引用先:『星のカービィ 鏡の大迷宮』任天堂 ハル研究所 2004年4月15日発売
- 長くなっていたためリセットしました。 -- A (2018-08-09 21:39:26)
- 星誕ニルを見るとダークマインドもダークマター族と関連性あるって事だろうか。 -- 名無しさん (2019-01-15 15:22:51)
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最終更新:2024年03月13日 10:09