凪のあすから

登録日:2014/01/15 (水) 21:42:36
更新日:2024/03/18 Mon 16:53:10
所要時間:約 5 分で読めます





『凪のあすから』とは、P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ作品。
2013年10月から2014年3月まで全26話が放送。

漫画雑誌『月刊コミック電撃大王』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)と、
P.A.WORKSのコラボレーション企画によって誕生した。

キャラクターデザインはブリキ、脚本はあの花花咲くいろはでおなじみの岡田麿里。
漫画版(作画:前田理想)は『月刊コミック電撃大王』で連載。

2024年1月から2月で10周年記念で舞台のモデルである三重県熊野市とコラボ、聖地マップや限定グッズも
販売されるなどかなり気合いが入っている。

OP
「lull〜そして僕らは〜」 (第1話 - 第13話)
「ebb and flow」(第14話-第24話)
歌:Ray

ED
「アクアテラリウム」(第1話 - 第13話)
「三つ葉の結びめ」(第14話 -第25話 )
歌:やなぎなぎ
「lull〜Earth color of a calm〜」(最終話)
歌:川田まみ

挿入歌「mnemonic」(最終話)
歌:やなぎなぎ

イメージソング
「凪-nagi-」
歌:Ray


■あらすじ

人々がと陸に別れて住む世界。
海の中に住む中学2年生、先島 光、向井戸まなか、比良平ちさき、
伊佐木要は海の中の中学校が廃校になり陸の中学校へと転校を余儀なくされる。

陸と海の間に流れる偏見と差別、海の世界に憧れる少年・木原紡との出会い、
そして緩やかに近づく陸の終焉……4人の関係はやがて、否応がなしに変化していく。




■登場人物

《海の世界》
海の世界には村があり、海村出身の登場人物は全員汐鹿生(しおししお)という村に住んでいる。
全世界に海村は14個あり、汐鹿生(しおししお)村はそのうちの1つ。

●先島 光(さきしま ひかり)(CV:花江夏樹)
本作の主人公。口が悪く短気。汐鹿生村の宮司の息子である。
父親、姉のあかりの3人暮らし。寝起きが非常に良いらしい。
幼馴染のまなかに想いをよせている……が、彼女には全く気付かれていない
まなかには「ひーくん」と呼ばれている。作中でとんでもなく成長する。

●向井戸 まなか(むかいど まなか)(CV:花澤香菜
本作のメインヒロイン。とても優しい性格。
天然でどこか抜けているところがある。そしてよく泣く。
美男美女の両親、祖母の4人暮らし。

●比良平 ちさき(ひらだいら ちさき)(CV:茅野愛衣
4人の中では大人びている。4人で居ることを大切に思っており、変化を嫌う。
でかい。光に想いを寄せている。
2部では団地妻と化した。

●伊佐木 要(いさき かなめ)(CV:逢坂良太)
熱血派の光に対して、冷静な性格。
話が進むにつれて、何かと不憫さが目立つようになる。16話のラストは必見。
イケメンであり、熟女からロリまで幅広くモテる。

●先島 あかり(さきしま あかり)(CV:名塚佳織)
6歳年上の光の姉。本当は都会に出て漫画家になることを望んでいたが、経済的な理由で断念した。
陸のスーパー・サヤマートで働く20歳。
漫画家を諦めた今は、結婚して幸せな家庭を築くことに憧れを持っている。
昔は光に「姉ちゃん」と呼ばれていたが、ある事情から現在では「あかり」と呼ばれている。

●先島 灯(さきしま ともる)(CV:天田益男)
光とあかりの父親。村にある神社の宮司をしている。
ごつい。さゆと美海には初見で不審者扱いされた。

●うろこ様(CV:鳥海浩輔)
汐鹿生の守り神である「海神様」のうろこ。
なかなかのイケメン。普段は境内でぐうたらしている。
まなかが片思いしていることを見抜いた。杖を一振りしただけで、
竜巻を起こす、人間を眠らせる、氷の渦を生み出すなど多くの超人的な能力を持つ。

《陸の世界》
陸世界の登場人物は鴛大師(おしおおし)という村に住んでいる。

●木原 紡(きはら つむぐ)(CV:石川界人
身も心も作中トップクラスのイケメン。口数は少ないが、毎回美味しいところを持っていく。
現在は漁師をする祖父の家で二人暮らしをしている。実の母親とは確執がある。
海村に興味を持っている。

●潮留 美海(しおどめ みうな)(CV:小松未可子
ロリ1。小学3年生。口数は少ないが毒舌。
再婚しようとしている父親に反発している。
2部ではもう一人の主人公となる。

●久沼 さゆ(ひさぬま さゆ)(CV:石原夏織
ロリ2。小学3年生。美海の親友。
元気いっぱいで破天荒な性格だが、意外と賢い。
ブイブイのレンジ。

●木原 勇(きはら いさむ)(CV:清川元夢)
紡の祖父で漁師をやっている。元々は汐鹿生に住んでいた海人。

●潮留 至(しおどめ いたる)(CV:間島淳司)
美海の父親。漁協で働いている。あかりとも面識がある。
ヘタレ。一部の視聴者には至らないさんと呼ばれている。
前妻も後妻も汐鹿生の女という、海女キラー。
汐鹿生村はいつかこいつのせいで滅んでしまうだろう。

●潮留みをり(CV:遠藤綾)
故人。美海の母親で至の妻。美人。
海村出身であかりとも親しかった。

●先生(本名不明)(CV:斉藤寛仁)
光たちの陸の中学における担任の先生。生徒のことを下の名前で呼ぶ。
何かにつけて生徒にラーメンを奢ろうとするが今のところ成功したためしはない。

●狭山旬(さやま しゅん)(CV:松岡禎丞
光たちの陸におけるクラスメート。サヤマートの店長の息子。
2部では登場頻度が一気に増える。

●江川 岳(CV:河西健吾)
美濱中のクラスメート。初めは狭山と共に海村の子供たちに悪態をついていたが……。
話が進むにつれて衝撃の事実が発覚する。爆発しろ。

●柳 那茅(CV:山崎はるか)
美濱中のクラスメートの女子。茶髪でツインテール
気が強い。スタッフのお気に入りの一人。
1話でまなかに嫌がらせをする。江川とは犬猿の仲のようだが……。

●清木 憂(せいき ゆう)(CV:葉山いくみ)
美濱中のクラスメートの女子。要に一目惚れする。
光達と共に一緒にお女子様作りを手伝うなど好意的。

●峰岸 淳(CV:村瀬歩
2部から登場する、美海とさゆのクラスメートの男子生徒。
美海に片思いしている。

●三橋 悟(みつはし さとる)(CV:川田紳司)
2部から登場する、海村を研究している大学教授のおじさん。
空気が読めず余計なことを言っては紡を苛つかせる。

用語。

  • 胞衣(えな)
海人が海で生活するために必要な皮膚(多分呼吸器みたいなもん)
胞衣を持つ海人は海人同士でしか生まれないため、
陸の人間に海の人間が嫁ぐと必然的に海村の人口が減ってしまう。

  • 海人
外見は人間であるが、目が青く海中での生活を可能にするために「胞衣」という特殊な皮膚を持つ。
海の人間が陸で生活することも可能だが、胞衣の乾燥を防ぐため定期的に塩水を浴びる必要がある。
胞衣が乾燥し剥がれてしまうと二度と海では生活できない。

  • 汐鹿生村(しおししおむら)
光達が住む村。過疎化が著しく、子供が減っている。
人口の減少を防ぐために、海人は海人と結婚することを推奨されている。
あかり曰く、いい男が居ない。

  • 波路中
海にあった中学校。青と白を組み合わせたような制服。
創立100周年と過疎化をきっかけに廃校。

  • 美濱中
陸にある中学校。茶色をベースにした制服が特徴。
2部では鴛大師の過疎化が進み1クラスの人数が減っている。

  • ウミウシ
お腹の色が赤い物を捕まえ、自分の気持ちを伝えると、
その気持ちが正しいならきれいな色の石を吐いてくれる(まなか談)
赤色のものはレアとされており、作中では赤色の他に緑色のお腹を持つウミウシ(ハズレ)が登場する。

  • 海村伝説
海村に伝わる伝説。
かつて人間はみんな海人であったが、やがて陸に憧れた一部の人が陸で生活を始める。
しかし陸に上がった人々は降り注ぐ陽の光に苦しみ、
これを海神様の怒りだと捉えた人々は怒りを鎮めるため陸から生贄の女を捧げた。
現在の海人は、生贄の女と海神様の子孫であるといわれている。

  • ぬくみ雪
雪のように海の中で振る塩のこと。話の進行に伴い、地上でも降り始める。

  • おふねひき
海神様の怒りを鎮めるために生贄を捧げた儀式のこと。
現在では「お女子様」という木製の人形を生贄の代用として海へ捧げる、お祭りのようなものとなっている。
海と陸の確執によって、何年も行われていない。

  • お女子様(おじょしさま)
陸から海神様へ嫁いだとされる女性。転じて、それをモチーフに作られた木製の人形。
作中で何度も破壊される。

  • 海神様
海村の守り神。人々の信仰心が弱ると力が衰えてしまう。



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最終更新:2024年03月18日 16:53