香月ナナ

登録日:2014/01/07 Tue 02:21:22
更新日:2023/07/19 Wed 17:41:31
所要時間:約 20 分で読めます



「緊急事態発生…
 私のおでんパンがどっかいった!!」


香月ナナ(Nana Kouduki)

性別:女性
CV:加藤英美里
年齢:17歳
出生:2月22日(猫の日)
身長:164㎝(ロミオ先輩よりでかい)
所属:フェンリル極地化技術開発局 特殊部隊ブラッド
神機:第三世代可変式
   近接:ブーストハンマー/コラップサー(何もかもぶっこわす!)
   銃身:ショットガン/アンベルドキティ(鈴をなくした子猫ちゃん)
   装甲:タワーシールド/マンチムームー(むしゃむしゃ食べるよ!)
ブラッドアーツ:ナナプレッシャー
リンクサポート:捕喰獲得弾数増 5~10
2074年フェンリル極地化技術開発局入隊。

特殊部隊“ブラッド”の隊員。主人公とは同期入隊。
掴みどころがなく、常に能天気そうな雰囲気を漂わせる大食漢。
孤児ということだが、幼少の頃のことはよく覚えていないらしく、
あまり話したがらない。
(公式サイトより抜粋)


PSP及びPSVITA対応ドラマチック討伐アクションGOD EATER 2の登場人物。
キャラクターデザインの小林くるみ氏が強烈なテコ入れに応え、試行錯誤を繰り返した結果、今のAZATOIナナちゃんが誕生した。
上記の台詞は残念ながら製品版には収録されていない。

概要       

最初の訓練を終えるとフライアのロビーに登場する、主人公と同期のブラッド第二期候補生。
チューブトップの上に袖無しのパーカージャケットを羽織り、下はショートパンツに左右で長さが異なるソックス&ブーツ。
殆ど肌色天然色な出で立ちに加え、二つ分けにした黒髪をヘアピンで留め上げているので猫耳のような髪型。
健康的でバリボーな肢体を惜しげもなく堂々と晒す彼女の姿は形容するに 全 身 凶 器

シリーズ中(痴女から着ぐるみまでピンキリなPCの衣装を除き)今までにないあざとさを初めて目の当たりにした古参の神機使い達は非常に驚き、熱狂し、あっという間に平常運転に移行した。
一方、その見た目に「誘引」され、本作の購入を決意した新規プレイヤーの層も厚い。
メディアに公表されただけで「公式が病気」扱い……まあ、GEではいつものことだから気にする必要はない。
あと、「へぇ、あんたもナナって言うんだ」とかも関係ないからね。



(画像跡)
彼女のことを覚えていますか?

ところで、最初期のPVにも彼女と同じくブーストハンマーを振るうブラッドメンバーが映っている。
しかし髪型も人相も異なるこの少女が現在のナナの原型になっているかどうかは定かではない。
仮にそれが本当だとすれば、足掛け三年のGE2プロジェクト内での彼女の変化は凄まじいことになるし、それに伴う小林氏の苦労は察するに余りある。




人物像       

豪放磊落、暴飲暴食、細かいことやおかわりの数は気にしない。
ロミオとは別方向の元気で明るい性格で、部隊の雰囲気をこれでもかと言うほど和らげる。
実際ロミオ先輩とはコウタ以上に仲が良く、二人が揃わなければブラッド隊員の会話数が激減する。
また、隊長のジュリウスに勝らずとも劣らぬ天然ボケにも周囲は度々振り回される。
『血の力』を使ったら貧血になるかも」などの彼女の発言には、ジュリウスも大真面目に面白がるだけ。ツッコめよ。
いつも能天気に笑っているのでアホの子と思われがちだが、意外と人の言ったことをよく憶えている。

こういった常に絶やさぬ明るさが売りの性格だけあり、思い詰める面を見せることは本編中も少ない。
しかし、どうやらそれでも「(暗い)感情を抑えている」節がある模様。
昔のことを好んで語ろうとしないものの、その閉じ込めていた悲しみの記憶が、彼女の覚醒に重要な役割を果たす。

ちなみに銃撃は大の苦手で、戦闘中はアラガミバレットの受け渡しか濃縮弾発射以外に使うことはない。
一時はシエルに手ほどきを受けるが、最終的に短所ではなく長所を伸ばそうという結論になり、実質お手上げ状態のようだ。
そんなシエルとは「ナナさん」「シエルちゃん」と呼び合う仲。
ロミオとジュリウス、そしてシエルは彼女と同じ児童養護施設「マグノリア=コンパス」出身だが、区画の違いによってせいぜい噂に聞く程度の事しか知らず、フライアに配属するまで面識はなかった。


さてさて、彼女を紹介する上で外せないのは、前作のあの子を彷彿させる喰い意地である。
食べる食べる、とにかく食べる。ものすごく食べる。
十人前のご飯も余裕で平らげる。戦闘時もアラガミを捕喰しまくり。
口を開けば「お腹すいた」、二言目には「おでんパン」
フィールド上でも「ここで雪とか氷とか食べるよね!」「蒼氷の峡谷」)とか言う。……アラガミが、ですよね……?

殊にホットドッグパン+おでんの実にシンプルかつ奇々怪々な「おでんパン」が大好物で、ブタの絵柄のズタ袋に大量に詰め込んで持ち歩くほど。
この特B級グルメパンは母親直伝のレシピを元に、時に懐かしの味を忠実に再現され、時に様々な改良を施され、押し並べてナナの胃の腑に落とされてゆく。
また更にその見た目の変哲さは彼女も認めており、お裾分けした相手の反応を見ることで人為りの観察手段にもしている。
どうやら初めて出会う人の全員におでんパンの洗礼を授けているらしく、その効果でギルバートの裏事情を漠然と察した。

タガの外れた喰いっぷりを見せるナナだが、しかしそれが裏目に出ることもしばしば。
ムツミが後で片付けようと置いておいた期限切れのお菓子をつまんで腹を下したり、食べ過ぎでウエストプニプニギッチギチになりそうだったり、つまみ喰いの常習犯としてNORNにさえ注意書きが載せられたり。

反面、調理技術は及第点ながら、やたらと好き勝手に手を加えたがるため、食材や調味料を無駄にすることが多く、キッチンに立ってまともな料理が出て来ることは稀。
ところが彼女のキャラクターエピソードでは、その自由な発想が思わぬところで実を結ぶ。


こういった食いしん坊な面と能天気さや天然ボケに周囲もプレイヤー側も振り回され、気が付いた頃には肌色多めのナナを見慣れてしまう現象が始まる。
ウケ狙いのあざとさってのは、初見の時が一番魅力的なのですよ……

そのためか、本編中も色恋沙汰には関るどころか関心すら示さず、浮いた話は一切無い。
ぶっちゃけて言えば「色気より食い気」というところ。
まぁ、別に構わないのだけれど。彼女の魅力の一つではある。
「よく食べる子は可愛い」とも言うし。




劇中での活躍       

ラケル博士の元、安全な装甲壁の内側で養われたナナ。
ある日、P66偏食因子に適合したことが転機となり、彼女は第三世代のゴッドイーターとして、広大な外の世界へ放り出されてしまう。
それでも本人は極めて楽観的。気になるものはアラガミの脅威よりも、味わったことのないまだ見ぬ美食。
衣食住の充実したフェンリル極地化技術開発局に配属されたことを誰よりも満喫し、充実した生活を送る。

しかしながら、殺伐としたこの世界、何処に行ってもクソッタレなこの職場。
ジュリウスのスパルタ教練を乗り越えたと思えば、突然の実地訓練に流石のナナも大慌て。
幸い大事には至らず、仲間想いな同期の友達と優しく人外じみた隊長の存在が、彼女の窮地や混乱を鎮めてくれるのだった。
この時ジュリウスが語った内容は、その後のナナ達ブラッドに大きな決断を促す種となる。

頼りないロミオ先輩と一緒にバカ騒ぎし、ギルの編入にも動じず、エミールの茶菓子に釣られつつ、アラガミとの戦いこそあれど、ナナは平穏な日々を過ごす。
そんな中、同期の主人公がマルドゥークとの邂逅を切っ掛けに、一足先に「血の力」に覚醒。
彼または彼女の副隊長昇進、シエルの加入にまつわる皆の困惑、「赤い雨」や神機兵に関る一悶着、それを経てからのシエルの変化と主人公への急接近。

若干蚊帳の外でにぎやかしをしながら、ナナもまた自分が獲得するべき「血の力」について、漠然とした展望を抱いてゆく。
しかし「蒼氷の峡谷」を訪れる度に覚える妙な既知感が、彼女に少しばかり不安を煽る。
ナナの心に開く小さな傷跡を知ってか知らずか、フライアは彼女の生まれ故郷・極東の地へ針路を向ける。
風の噂で耳にしていた極東の「おふくろの味」に対面し、何だかんだでご満悦なナナだった。
食のユートピアがそこに在った。


※そろそろ文章を畳みます。
 携帯版を閲覧の方はご注意を。




「血の力」を獲得し、ますます喰い意地に磨きの掛かるナナ。
食べることは得意でも料理をしたことはなかった彼女だが、遂に余った食材を使って初挑戦!
勢い余って創作料理の才能を開花。ヘビイチゴ錠の誕生である。料……理……?
イチゴ香料と砂糖っぽいものでレーションに味付けし、その他諸々。その結果がこれだよ!

効能は「ヴェノム状態になるが、スタミナを回復。ヴェノムはそのうち切れる」……何だこれ。
サカキ曰く、神機使いにすぐ効果が出るものは全てオラクル由来の素材で出来ている、とのこと。
最早料理ではなく薬物の類である。


ちなみにラウンジで飼われているカピバラの名付け親はナナである。
シエルの制止を無視して「カルビ」という肉好き垂涎の命名を施し、「まだ小ぶりだけど、もっと大きくなれば、きっと……」との迷言で我々プレイヤーを震え上がらせる。
この食欲魔人、いつか喰う気だ。焼いてタレを付けて喰う気だ。おそらくお世話係のシエルが全力で阻止するだろうが。


「冗談だよー!」


※そして二度目の文章折り畳みでございます。
 携帯版を閲覧中の方は重ね重ねご注意を。




本編のネタバレ終了。
以下も少々ネタバレが続きます。




キャラクターエピソード       

彼女とのコミュニケーションでは、新しく考案した非常食やアイテムの作成・試験使用に付き合わされる羽目になる。
大体が実用性皆無な代物ばかりなのだが、素材集めを目的としたミッション攻略の果てには、笑いあり感動ありのイベントが待っている。
特に「ナンクルナイザー」の試食ムービーは一見の価値あり。
進めていくとミッション中にホールドトラップを使うようになってくれる。

その傍ら、かつて忘れていた母直伝のレシピの再現にも没頭する。
料理だけでなく小さな頃の様々な想い出も、少しずつ回復しつつあるらしい。
記憶を取り戻すことが出来たのには主人公の「喚起」の力も関っていると考え、彼女は感謝の気持ちを表す。


キャラエピでナナちゃんが作ったアイテム
  • ナンクルナイザー
「日々に潤いを」(キャッチコピー)
当たり外れ込みのクジ付き駄菓子の発想で生み出された。
兵糧丸のような一口サイズに多種多様な味を再現するとは……恐ろしい子ッ!

  • 健康レーション
シエルを交えたコラボレーションプロジェクト。
極東で入手できる野菜・ハーブ・漢方などをシエルが選定、全部投入。
味だけは美味。薬効は……察して。

  • ナナ印のトラップ
正式名称不明。
1:アラガミの好物(というか捕喰・回収地点の土)を詰め込み、敵をトラップに誘引する。
2:幸運のアラガミ(グボロ黄金)を誘引するべく作成。サカキ絶賛。

  • ときめきグレネード
超小型の……いや、ここで言うのはよそう。
真相は彼女のエピソードを攻略してから確かめて欲しい。
ちなみに他にも危険度大なグレネードも開発している。




NPCとしての戦闘能力       

ソーマに並び本作最大のHPを誇り、屈指の耐久力を備えるインファイター。
ブーストハンマーによる接近戦でとにかく敵に肉薄するため、被弾率は高く、仲間の射線も遮りがち。
プレイヤーがショットガンで散弾をブッ放そうものなら、大抵彼女とギルがその巻き添えを喰らう。
しかし中盤からは後述の能力と元来の性能が合わさって、掛け値なしの頼もしさを豪快に発揮する。

ちなみに、発売前のイベントで制作陣が明かして曰く、「ブラッドメンバーの防御力はナナ>ジュリウス>>>(対アラガミ装甲壁)>>>ギル」ということになっているらしい。
どうやらGEの世界では素肌を晒せば晒すほど神機使い自身の硬化が進むようだ。
……いやいや、どういうことだってばよ……

ミッションではほぼ四六時中アラガミを殴るか喰らうかし、銃形態はリンクバースト以外に使用しない。
実際のところ捕喰回数はアリサと同等に多く、受け渡し弾も一度にLV1までしか撃たないが、とても頻度が高い。
更に「ふんばり」や「【B】近接攻撃体力吸収(中盤より追加)」と長期戦&乱戦に心強いスキルを備え、プレイヤーの方もこまめにリンクバーストを心掛ければ、非常に高火力かつタフな立ち回りを常時期待出来る。

その反面、戦闘中にも食いしん坊を発揮するのか、アイテム消費量は多い傾向にある。
緊急時に咄嗟の対応が追いつかないことのなきよう、極力彼女にリンクエイドを受けることは避けよう。
自己管理はちゃんとするべし、ということである。


メインストーリーを進めることによって、彼女も他のメンバーと引けを取らない強大な能力を習得する。

「血の力:誘引」
「固有の偏食場パルスを発生させて敵を引き寄せる疑似フェロモンと化す」
チョットニホンゴオカシイ

ブラッドアーツは高威力の「ガイアプレッシャー」、そして発動時には挑発フェロモン効果を自分に付与する。
前述のスキルも相俟って乱戦時には敵の注目を一手に引き受けてくれる。
PCや他のNPCからアラガミを遠ざけたい場合や、背面から攻撃または捕喰を仕掛けたい場合に重宝することだろう。

逆に、囮役には避けられない定めであるが、分断時にアラガミが一斉に彼女の元へ参上仕る事態にもなりかねない。
放っておくと長距離を追い掛け回し、戦いにくい場所で全 ☆ 員 ☆ 集 ☆ 合してしまうことも。
それ以前に多くの敵から集中的に狙われるので、彼女のためなら回復や補助に回るのもベター。


非同行時に使えるリンクサポート機能は「捕喰獲得弾数増 5~10」
5分もの間アラガミバレットの得られる数が増え、同様のスキルを合わせれば、銃メインで活躍するプレイヤーにとってはフィーバー状態!
実に彼女らしいサポート能力ではあるが、使用コストが60/100と他を圧迫しまくりなので、日の目を見る機会はお察し。
その代わりと言っては何だが、やはりナナは一緒にミッションに行ってこそだろう。
囮に攻撃に部隊のメイン盾にと活躍の場は多く、おまけに目の保養になる(真顔)




おでんパン       

ナナと言えばコレ。おでんパン。
おでんを煮込みます。串に刺します。
コッペパンに挟みます。はい、完成。

おでんパン、シルブプレ?
オゥ、ジューシー!


……本当に何なんだろうね、これ……
取り敢えず詳細はこちらへ。


PROJECT X ZONEシリーズでの活躍


シエルとのペアで参戦。
おでんパンの異世界普及のため……ではなくクレイドルが3年前体験したのと同じ経験ができる機会だから、という隊長命令により自軍に加入。
おでんパンマン……ではなくゴッドイーターとしてアラガミを操るシャドルーに立ち向かう。
ナンクルナイザーは他者にランダム効果を与えるスキルとして、ときめきグレネードが援護攻撃として採用されている。





「追記・修正のお供には、    
 やっぱりおでんパンだよね!」

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最終更新:2023年07月19日 17:41