Strange fantasia(RewriteHf)

登録日:2013/03/30(土) 21:23:43
更新日:2023/09/20 Wed 18:54:28
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『Strange fantasia』とはkeyの作品『Rewrite Harvest festa!』のストーリーの一つ。
ファンディスクであるこの作品には各ヒロイン1人1人にスポットを当てたストーリーが収録されており、これは静流がメインとなるストーリーである。








keyスタッフは何をトチ狂ったのかこのストーリーのベースを本編でのあのエンドのその後の世界という設定にしてしまった為に果てしなくカオスなことになっている。
最初にストーリーを選んだプレイヤーは誰もが「これ静流のストーリーだったよな?」と首を傾げた筈。
本作では一部例外を除き、基本的にどのストーリーでもギャグ要素が強めなのだが、そんな中でも間違いなくぶっちぎりでギャグ成分とカオス度の高い話となっている。


◆あらすじ
AO2010年、人口99.9%が馬鹿と化した平和おっぱいワールド。
相も変わらずおっぱい大好きな人々が溢れかえる世界だがオカ研はロクな活動もしないダラ研状態。
そんな中で静流とのデートを楽しみつつも、瑚太朗は彼女の要望に応えるべく
収穫祭のイベント、ミス風祭の優勝賞品黄金サンマを勝ち取るべくオカ研メンバーたち共に動き出す。
が、イベント当日、黄金サンマが突如盗まれる事件が発生。
そしてその背後にいる危険な科学者たちの発明品「超次元バカ弾」の存在が明らかとなる。
果たして瑚太郎たちオカ研のメンバーはこの事件を解決できるのだろうか?


◆主要登場人物(ネタバレを含む)

ちょっとおっちょこちょいでおっぱい大好きな今時男子高校生。しかしダンプカーに轢かれても無傷だったり色々おかしい。
でもあまり気にしない。
「なに? 今の人類の何がおかしいって言うんだ。みんなおっぱいが大好きで、悩みもなく平和を愛する素晴らしい世界じゃないか」

ストーリー内でのメインヒロイン。平和なこの世界ではちょっと強くて便利なことが出来る普通の人程度の認識。無いですサンマ。
家族の記憶もそのままであり妹も交えて楽しく生活している。流石おっぱいワールド。
本編で見せた小動物チックな可愛さは健在でとても和む。
「コタローはそんなこと言わない!」

この世界唯一の常識人という変人にしておっぱい現人神。過激な信者から逃げ回る頭の痛い日々が続く。一日の消費カロリーは基礎代謝+30キロカロリーまで。
バカ弾の影響で吉野も真っ青の厨二病患者と化すがやり方がせせこましいのであっさり陥落。
「フッ…おろかな人間どもに鉄槌をくだすときが来たのだわ…」

  • 神戸小鳥
どんな小さなものでも命はある。それが神戸コインの生き様。
バカ弾の影響で小銭より札束を愛する強欲女になる。
「い、一万円など…このひでよ十人衆で…!」

穴は落ちるためにある。
バカ弾の影響で元がバカだった所為か「頭の良いバカ」と化す。
「思う故に万物の論理を知りたくなってきたのです。我々の存在するユークリッド空間において、マクスウェルの定理やニュートン力学においても絶対的な静止観測者存在しないことにひとつ疑問を抱きました。では我々が今生きている一瞬は何でしょうか?流体のように常に一点が存在しない時間の中では私たちどうして一瞬を過去と思い出すことが出来るのでしょうか?絶対的な観測者が存在しうること、非ユークリッド空間においては絶対静止空間を認識しうる存在、いわば超越者なるものが存在していることを私は感じるのです、そもそも我々の存在は座標でしか表現されない物であるという認識その物が現在の学の限界を示しており(以下、解読不能)」

おじいさんおばあさんを大切にする心優しい少女。
バカ弾の影響で真面目で堅物な性格からワガママの駄々っ子に…でもベクトルがやっぱりおかしい。
「何で私が一番大きいのに全然ちやほやされないんだーー!!!」

瑚太朗大好きで裁縫も得意。厨二病は瑚太朗への想いを伝える詩という形で発揮される。
「宿命とは無情、運命とは有情…自由(フリー)、激情(ヒューリー)、友情(フレンドシップ)」

何もかもが上手く進みすぎて逆に自分の存在意義を危うく感じ、危ない科学者共と協力して超次元バカ弾を開発。
人から学ぶので、おっぱい世界から知識を得たこの篝も普段以上にバカ。
「簡単に言いますとおならぷうです」

何故廊下を走ってはいけないのかという当たり前の校則に対する疑問の回答を熱く語ってくれる僕らの生徒会長スージィ・ミドウさん。
「かつて廊下を爆走することが日常だった頃、人々は衝突事故に悩まされていたのだ」

  • 江坂宗源
ゲームの腕前プロ級な愉快なおっちゃん。ガイア側とも繋がりがあったりする。
ガーディアンが秘密組織である理由?そっちの方がかっこいいからに決まっているだろ!
「もしもし、シュウちゃん? ちょっと頼みがあるのだが」(因みにシュウちゃんとは洲崎周一郎のこと。)

教え子の下着事情まで完全に把握しており、教え子の箪笥からこっそり下着を盗みだしている淑女
「あなたの育ったそのおっぱいには未来が詰まっているのだから…!」

  • 今宮新
この世界における唯一のツッコミ役なので超貴重。
朱音を除くとあのエンドの影響が最も薄い気がする…そして朱音は元々の性格がアレなので、こっちが実質唯一の常識人。
ただし、チャオズ。
「ヤムチャですらないんすね…俺…」


以下、クライマックスのネタバレ。




















超次元バカ弾による二次災害を防ぐために津久野、西九条、今宮と協力して被害に遭ったオカ研メンバー達を次々に救出していく瑚太朗。
そして最後に1人残った静流と相対。バカ弾の影響もあって「コタローはいつだって自分の味方であり、自分を否定する目の前のコタローは偽物だ」として彼女は瑚太朗に襲い掛かる。


そんな静流を前にして瑚太朗は一瞬戸惑うも、自分の彼女が間違っているなら正さなければいけないと覚悟を決めRewrite能力を発揮して真っ向から立ち向かう。
篝ちゃんの手助けもあり、超人バージョンと魔物バージョンの両形態の力を得た最強モードに。
(わかりやすく言えば本編ちはやルート+朱音ルートの能力を足した状態)



「私はガーディアン最強だ! 誰にも負けない!」
「なら、今日からその座は俺のもんだな…!」


その光景を見た吉野も燃え、舎弟達と共にハイな演奏を始める。
ヒーローショーか何かと勘違いした野次馬達も集まり会場のテンションは最高潮に。
静流との白熱する本気バトルの最中、瑚太朗の脳裏にはある一片の記憶のかけらが過る。




「静流…約束、守りに来たぜ」




~BGM:恋歌~

翌日の朝、瑚太朗の家に運び込まれていた静流は香ばしい臭いと共に目を覚ます。
慌てて一階に降り、庭に目を向けるとそこに映ったのは…





「静流、喜ぶかなぁ」
「喜ぶわよ。本当に美味しそう」
「贅沢だねえ、こりゃ」


今宮、西九条、瑚太朗の三人が昨日のコンテストの商品として入手した黄金サンマを火鉢で焼いているという光景であった。静流の姿に気付き、自分の方を向いてニコリと微笑む瑚太朗。
それはいつか大切な人の隣で夢見たもの、遠い世界、忘れられた記憶、いつの日か果たすと誓った約束。


違う形だとはいえそれが叶えられた瞬間であった…






-なあ、静流-

-お前の大好物、もう手に入らなくなっちまったけどさ…-

-きっといつか、絶対に食わせてやるから-

-俺、いい加減だけど…この約束だけは絶対守るよ-





追記・修正は最後のどんでん返しを見抜けた方がお願いします。

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最終更新:2023年09月20日 18:54