ディバイディングドライバー

登録日:2013/12/19 Thu 09:52:05
更新日:2023/11/02 Thu 17:59:19
所要時間:約 7 分で読めます





※推奨BGM:「勇者王誕生!-PREVIEW-」



次回予告
PREVIEW



君たちに最新情報を公開しよう!

不思議な力を持つの左手。
街を救うためガオガイガーの左腕に合体した、ディバイディングドライバーとは何か?
大都会を割って、巨大な閃光が走る!


勇者王ガオガイガー・NEXT!

聖なる左腕

次回もこのチャンネルでファイナルフュージョン承認!




これが勝利の鍵だ!

NEXT

ディバイディング
ドライバー
DIVING DRIVER









空間湾曲!

ディバイディング
ドライバァアアアアアアア!!!



ディバイディングドライバーとは『勇者王ガオガイガー』および『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する
我等が勇者王であるガオガイガーを代表するハイパーツールである。

ここでは別コンセプトのガトリングドライバーと元祖であるボルティングドライバーについても解説する。




ガオガイガーの左腕に装備された、空間湾曲エネルギーを利用し
数10㎞四方の土地を一定時間凝縮させるハイテクツール。

GGGは、戦闘時における周囲の被害を最小限に食い止めるため
この戦闘フィールド発生装置を完成させた。

ディバイディングドライバー。

これが勝利の鍵だ!

勇者王ガオガイガー
number.04「逃亡者ゾンダー」アバンタイトルより

【ディバイディングドライバー】

実戦投入はTVシリーズNumber.03(第3話)「聖なる左腕」。

地面に打ち込んだディバイディングコアを中心に、
レプリションフィールドの次元反発作用によって空間を押し広げ、それをアレスティングフィールドによって固定。直径10kmにも及ぶクレーターに似た平地の空間を約30分程発生させる装置である。*1
こうして出来た戦闘フィールドで闘うことによってガオガイガーは周辺地区への被害を気遣う必要なく、その戦闘力を発揮できる。

なお厳密に言えば戦闘フィールドを形成しているというよりは、ディバイディングドライバーで開けたガオガイガーから見れば小さな穴を、
ディバイディングコアを中心に無理矢理押し広げて、戦闘フィールド『ディバイディングフィールド』に"している"と言ったほうが正しい。
そのためディバイディングフィールド付近の建物や人には何ら影響はなく、空間復元と同時に全て元通りとなる。

そのエネルギー量はなんとブラックホールと同等で、Number.17「空間を制する者」アバンタイトルでは、ピッツァや火麻参謀も「ブラックホールを地球上でお目にかかれるとは思ってもいなかった」と言っていた。
そんな高エネルギーかつ解析できたとはいえほぼ未知の技術でできたこのツール自体危険性も非常に高く、初使用時のGGGメンバーによる「失敗すれば街は壊滅です!」「このままでも壊滅だ!」は名台詞の一つ。

そして約30分間しか保たないフィールドから、それまでに脱出しないと、最悪の場合空間融合に巻き込まれて大惨事になってしまう。
これは湾曲空間が復元する際その内部に一定以上の質量を持った物体が存在した場合*2、その物体は空間の復元力によって圧壊し、
そしてそれと同時に物体と空間との反発によって生じたエネルギーが物体の圧壊と共に放出され、爆発を起こす危険性があるため。
また、こういった自体を想定して、空間修復用ツール「プライヤーズ」が準備された。


本体をミラーコーティングして射出されたドライバーを空中で左腕にドッキングさせ使用する。
この状態のガオガイガーはDDモード(ディバイディングドライバーモード)と呼称される。
後述のガトリングドライバーもだが、何故かゲージが外側(ガオガイガーからは見えない方)に付いている。獅子王凱以外が確認するためのゲージなのだろうか?

なお、右腕にもドッキング自体は可能だが、その場合はただの刃物と化す。
これは本装備がガオガイガーの左腕に装備された空間湾曲エネルギーを利用する事を前提としている為。


応用的な使用方法だが、空間を湾曲させる力を利用して物体の移動距離を長くすることで、その運動エネルギーを短距離で消耗させたり、
ほかにも深海の水圧からガオガイガーを守る、砲弾を防御するなど、咄嗟の防御用途に使われることも少なくなかった。


ちなみにガオガイガーの使うドライバーは連続使用は不可能。これはエネルギー残量や空間湾曲する範囲の設定などの問題があるからである。

ガオファイガーの使うドライバーは改良され、コネクト部分とブレード部分に分けられ、
以前はエネルギーをドライバー一本分にチャージしていたのを、ブレード部分にチャージする方式に変更し、
ブレード部分をパージし、別のブレードをつけることにより連続使用も可能になった。さらにメカノイド側からのエネルギー供給も可能になっている。

ちなみに原理自体は赤の星のジェイアークが使用するESミサイルと同じである。


冒頭文のように主題歌『勇者王誕生!』の一番で、遠藤正明によって熱いシャウトでかっこよく歌われているうえ、
当時の「DX超人合体ガオガイガー」のCMではこのツールで地面をたたき割っていたために武器とよく間違われるが、
ディバイディングドライバーは武器ではない。


もう一度言うが、ディバイディングドライバーは武器ではない


デザインモチーフはマイナスドライバー。
このツールの設定の背景には、アニメーション制作にかなりの手間がかかる市街戦闘を省略するというスタッフの目的があった。


BGMにも『ディバイディングドライバー』という曲が存在する。
ディバイディングドライバー初使用時は『緊急招集』が先に使われたが、
それ以降は基本的にこの曲の中でディバイディングドライバーは使用される。

ほかにも新ツールの登場など、随所随所でよく使われる神曲。

ゴルディオンハンマー初使用時やゴルディオンクラッシャー始動時のBGMとしても使用された。


【客演ゲームにおいて】

スーパーロボット大戦BXにおいては特殊コマンドとして採用。
「範囲内の全ての味方の地形適応を一段階上げ、全ての敵の適応を一段階下げる」という強力な効果を持ち、しかも序盤から使える。
これを使うか使わないかで難易度が大きく変わるほどの性能を誇る。
使用頻度と原作ネタを合わせて「ドライバーおじさん」などという呼び名が発祥したりも…。

そしてスーパロボット大戦X-Ωとスーパーロボット大戦Tでは、なんとついに攻撃武装として登場してしまった。
しかもTではMAP兵器版も実装されているので、ハンマーヘルアンドヘヴンが来るまではこれメインの運用も試したプレイヤーがいるほど。

その他、本来なら街の被害を軽減するツールという性質上、
スパロボでもガオガイガーが参戦する作品なら市街地での戦闘は毎回これを使用しなければおかしいのだが、
使用してしまうと街や市民を護るイベントなどを全部台無しにしてしまう為かその手の使用例はかなり少ない。
イベントでの使用を無視すれば上記のようにスパロボBXだとドライバーおじさんが大量発生することになるが……。


【サンライズクルセイド】

  • ガオガイガー(ディバイディングドライバー装備)『サンライズクルセイド』

プロモーションカード
UNIT
U-003 赤 1-6-1 R

エース(3) 戦闘配備 武装変更〔ガオガイガー〕
(戦闘フェイズ):《0》このカードが戦闘エリアにいる場合、ターン終了時まで、全てのプレイヤーはコマンドをプレイできない。
勇者 専用「獅子王凱」 Lサイズ

ガオガイガーからの武装変更と条件付でコマンドのプレイを妨害できるテキストを持つカード。

テキストは通常、自軍ターンなら「攻撃ステップ規定の効果後」から、敵軍ターンなら「防御ステップ規定の効果後」からプレイできるようになる。
しかし、このテキストのプレイにカットインで「コマンドをプレイすることが可能」であり、
逆にプレイされたコマンドにカットインでこのカードの「テキストをプレイしても無効にできない」。

よって、実質コマンドのプレイを妨害できるのは、
自軍ターンなら「防御ステップ」から、敵軍ターンなら「ダメージ判定ステップ」からということになる。
結果、それほど強力な妨害効果は望めない事になる。



【ガトリングドライバー】

実戦投入はNumber.41「遥かなる凱歌」。
戦闘フィールド発生装置であったディバイディングドライバーを宇宙用に改良して開発された次元ツール。
使用法は旧来のものとやや異なるものとなり、空間湾曲形態も「押し広げる」のではなく「回転させる」ものへと変更されている。

発生させた湾曲空間をヘッド部分を右回転させることによって収縮、左回転させることによって拡大させることができる。
また空間湾曲の応用で重力レンズを作り出すことも可能。劇中ではマイク部隊のソリタリーウェーブライザーを集束させて威力を倍増させ、ZX07~12合体原種戦を勝利に導いた。
元々は攻撃用ツールではないが、応用次第では相手を捕縛したり複数の敵を撃破させることができる。

覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』でガオガイゴーが使用した際には回転させる空間湾曲を利用し、
軌道上から落下していたアイランド4の落下ベクトルが回転運動のうちに軌道上方へ向いた瞬間を狙い解放、
湾曲空間に捉えられるまで加速を続けていた落下運動をそのまま地上から遠ざかるベクトルに変更することでアイランド4を高高度軌道に戻した。

ディバイディングドライバー同様に、ガオファイガー用に改修された物は擬似的にだが連続使用が可能になっている。

デザインモチーフはプラスドライバーまたは三角ドライバー。

一応、ドライバーは両腕に装備させることが可能である。
この状態はダブルヘッドドライバーと呼ばれ、ディバイディングとガトリングの力を合わせることにより、
ブロウクンエネルギーとプロテクトエネルギーの相互作用で湾曲空間を破壊できるが、
両者のツール自体にかかる負荷がかなり大きくなりドライバーが完全に大破してしまう。

なおダブルヘッドドライバー時を除いて基本的に両ドライバーは左腕に装着される。
これは空間湾曲のために左腕から供給されるプロテクトエネルギーを使用するため。

仮に右腕に装着した場合はブロウクンエネルギーなのでガトリングドライバーならば攻撃技にすることも可能かもしれない。
スパロボでは実際に攻撃技として使用される(つけてるのは左腕だけど)。
内容も重力攻撃だったり、複数の敵を捕縛する特殊コマンドだったり、ソリタリーウェーブライザー集束だったり、多様である。




ボルティング・・・ドライバァアアアアアアアアアアアアア!!!!!


【ボルティングドライバー】

ジェネシックガオガイガーの装備するガジェットツールの一つでディバイディングドライバーの原型。
両ドライバーと同じく、やはりゲージが外側についている。胴体の色はGストーンと同じ緑色。Gクリスタルかもしれない。

本編ではガジェットツール(ガジェットガオー頸部、第1節・第2節)が変形した後、
先端部にギャレオンの口から飛び出したジェネシックボルトを装着。
広範囲にジェネシックオーラを放射する範囲攻撃を行った。

これにはそのまま遊星主やソールキューブを内部分解させる効果がある。

先端部に三種類のボルト(ブロウクンボルト、プロテクトボルト、ジェネシックボルト)のどれを接続するかによって性能が変化するが、
劇中で使用したのはジェネシックボルトによる広範囲攻撃のみだった。

ブロウクンボルトは内部爆発させる効果が、プロテクトボルトは空間湾曲を発生させる効果がある。
プロテクトボルトはディバイディングドライバー、ガトリングドライバー、(ディメンジョンプライヤー)*3のツールの効果を併せ持っている。

それぞれのボルトは対応したジェネシックマシンから放出される(例えばジェネシックボルトは上述の通りコクピットから)。

【客演ゲームにおいて】

サルファではなぜかジェネシックボルトとボルティングドライバーが別技扱いだった(しかもボルティングドライバー使用時はボルトを装着しない)
スパロボWではきちんとジェネシックボルトを装着してから発動する(演出優先でぶっさすほうが採用されているが)。





『座標軸、固定OK』
『ミラーコーティングスタート! 射出!!』

『座標軸固定! うぉおおおおおお!!』

『ディバイディングドライバァアアアアアアアアアアア!!!』



    ////,l ', ヘ ヘ    \//////////////∧          ャ≦
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   マ',////l: ', ヘ ヘ    __\///////:|,////∧   ,イ     /___///
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     マ77,l ヘヘ / /  /', ',--、 /  |////>´    ,イ /////ヘ ヘ///
      マ//l ヘヘlト 、. / /∧∨/《  /  /    /¨__.////////>―
      マ',ゝ. ヘ \ ≧ュ、_,x≦', ///| /   / /   l////>´//////
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        マ r--,′   \ ¨¨ { {///,},ャ≦ --- ======、≧ュ、{ ////ゝヽ
         マ  /      ヽ /ゝ,x≦ ´   //     | |≧ュ、≧ュ、ノ ノ
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          ゝ、  \ / / /   ,イ,イ.  ,','      :| |ヽ ヽ   ヽ ヽ
           / >ニニニニニニニニ=//  ‐= Li      | |  \\   ', ',
            {ヽ| =‐       / //  ‐=≦======ヽ:l l `ヽ ヽヽ___ゝ i
         ゞ:{   =‐< ̄ 〃 //             \ \ }
               ,\ /- 、  / /       ―――      ヽ  ヽ――
           ゝ' {-‐- 、 //    /三三三三三三三\   ヽ ヽ/




『ガオガイガーDDモード解除。追記・修正モードに入ります』



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最終更新:2023年11月02日 17:59

*1 ここら辺は最初の調整である程度は変えられる

*2 ヘルアンドヘブンで破壊したゾンダーロボの破片程度は問題ないらしい。劇中描写からすると勇者ロボやハイパーツールくらいのサイズだろうか?

*3 このツールの場合はギャレオリア・ロードを解析して得られたわずかな情報から作られたことが後に明言されているため、プロテクトボルトの技術も使われているかは現在不明となっている