赤い仮面の男(牙狼-GARO-)

登録日:2012/06/21(木) 22:16:16
更新日:2024/04/06 Sat 21:41:01
所要時間:約 2 分で読めます




希望絶望
どうやらこの対決、避けては通れないみたいだぜ!

次回!『閃光』

邪悪な影が牙狼を襲う!







かつてホラーを倒していたのは我ら魔戒法師。
俺は全ての魔戒騎士を淘汰し、その歴史を取り戻す!


雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO- MAKAISENKI』に登場するキャラクター。

冴島鋼牙を始めとする全ての魔戒騎士に「破滅の刻印」を刻んだ、赤い仮面と禍々しい異形の左腕が特徴の謎の人物。
上記の台詞の通り、魔戒騎士に代わって魔戒法師がホラーを滅ぼし人類を救う世界を作ろうとしている。

暗黒騎士鎧伝』でホラー・ギャノンの骸を盗んだ張本人。
彼の力の源である仮面と左腕はその骸から生み出されたもの。そのため、いくら斬り飛ばしてもギャノンの骸に断面を突っ込むだけでいくらでも再生できる。切り離して自由に操る事もできるが、アイス好きの謎の腕は関係ない。

多彩な法術を使いこなすだけでなく剣技にも長け、鋼牙と互角に渡り合う技量の持ち主。
また、対魔戒騎士戦では相手の鎧の影を身に纏う『ジャアク』という術を使い、黒い牙狼や狼怒となった事もある。
この術は強力ではあるが、あくまで「影」ゆえ相手が鎧を解除すれば同じく解除させられるという弱点がある。

霊獣の毛皮を盗む、ザルバでも読めない旧魔界文字を解読するために文字のホラー・セディンベイルの封印を解くなど暗躍する。

その正体は『MAKAISENKI』に登場する布道レオ(演:中村織央)。
ただ、レオは法師でありながら剣術に優れている、声が似ている、仮面の男が現れる時はレオがいない、そもそも新キャラという時点で視聴者には正体が丸分かりだった。

追記・修正お願いします。


































忌まわしき鎧の騎士よ、二度と俺を兄と呼ぶな!

兄さん!

レオ、あの男は?

布道シグマ……僕の双子の兄です。






登録日:2012/06/21(木) 22:16:16
更新日:2024/04/06 Sat 21:41:01
所要時間:約 5 分で読めます







仮面の男の本当の名は「布道シグマ」演:中村織央(二役))。布道レオの双子の兄である。

シグマは本来魔戒騎士を志しており、純粋な資質はレオ以上であった。
レオも魔戒法師となって『閃光騎士・狼怒』を継承する兄を支えるつもりだったが、2人の父・ゴウキは「シグマには『守りし者』としての心が足りない」と、レオに狼怒を継承させたのだった。

その事実に憤ったシグマは「狼怒はレオが継げ」と言い残し、レオを置いて出奔。
シグマの恋人である魔戒法師ミオもシグマを探すために彼を追って旅立った。

そして父親が病死して3年後、レオが号竜を完成させた日にシグマは布道家に突然姿を現す。
シグマはこの時すでに魔戒騎士となる夢を諦め、レオと同じく魔戒法師の道を歩む事を決めていた。
「魔戒法師がホラーから人を守る世界を作る」という思想はこの頃にはあり、さらに究極の魔号竜『イデア』の設計図を作っていた。

ミオと再会したシグマはいずれ迎えに来るとレオと約束し、ミオと共にイデアを造るため旅に出る。
そして『暗黒騎士鎧伝』のエルダたちより先に二人はイデアの核となるギャノンの骸を探し出した。

イデアを起動させるには人間の命が燃料として必要であり、犯罪者の女をそれに使おうとする。
「多くの人間を守るために少数の犠牲は仕方ない」と考えるシグマを不安に思ったミオはギャノンの骸を破壊しようする。
シグマはそれを止めるためにミオを殺害、その無念と怒りからギャノンの骸から左腕と仮面を得て、不要な存在である魔戒騎士を滅ぼすためレオ以外の騎士全員に「破滅の刻印」を刻み、今に至る。

魔導力を身につけた者に無限の力を与えるという言い伝えがある『解我生来の月』。
その秘法が書かれた旧魔界文字をセディンベイルを使い解き明かしたシグマは月の力でイデア建造を目論み、魔導列車に乗ってイデア建造に必要な巨岩石がある真魔界への突入と「破滅の刻印」の発動を企むが、鋼牙に左腕を斬られて「破滅の刻印」が消え、魔導列車も大破、月の力を得られず失敗する。
しかし、月の代わりに鋼牙をギャノンに取り込ませ、ギャノンの骸があった珀岩の谷から真魔界に突入し、イデアを完成させる。
魔力が尽きたため、ギャノンの骸から力を得ようとしたが、シグマの嫉妬と憎悪によってギャノンが復活、ギャノンに取り込まれてしまう。

その後、光矢流星で爆発するギャノンからなんとか脱出。自分の身体が後数時間で朽ちると知りながら、シグマは安らかな死を迎える事を拒み、鋼牙と決着をつけようと冴島邸に乗り込みカオルを人質にする。
鋼牙と対峙し、結界で冴島邸を浮上させて激しい戦闘を繰り広げるシグマ。
レオも加勢しようとするが、鋼牙はそれを拒む。

弟が兄を斬り殺す、それが忍びないとでも思ったのか!
冴島鋼牙、その優しさがお前の弱さだ!

違う!お前を斬るのは、俺の運命だ。
これはかつての俺との、約束なんだ!

激闘の末、シグマはついに敗れる。
その時に放った最後の一撃が鋼牙のお守りを切り離し、それを見たシグマは鋼牙と自分の間にあった因縁を悟ると、自分の魔導筆をレオに託し、静かに息を引き取った。








どんな仲間でもホラーになったら斬る。俺は絶対に迷わない。

僕も斬る。

じゃあ、ムラサキがホラーになったら斬るからね。

うん。

俺が斬る。

いいよ。


シグマと鋼牙は、少年時代に修行を共にした間柄だった。(「ムラサキ」は修行場でのシグマの名)
修行場を襲ったホラー・ライゾンに喰われたと思われていたが転移の術で生き延びており、実際その際に術を使った事を示す紫の光の粒が撒かれている。
そして、この転移の術でホラー・ライゾンから逃げかえったという事実が父ゴウキに彼が騎士として精神面で不適格との判断を下したともとれる。
  • 現代のシグマが転移の術を使う際にも、同じ紫の光の粒が撒かれている。
  • 右腕にムラサキと同じ傷痕がある。21話でこれを見た鋼牙はシグマがムラサキだと気づく。
他にも魔導筆を使う、ムラサキが「法師より騎士の方がいい」と発言する場面からも分かる。
ただ、回想や鋼牙が気づくシーンでも傷跡がアップになるなどの演出がないためすごく分かりにくい。
一番分かりやすいのは19話のスタッフロール。少年シグマの役がムラサキを演じた子役と同じなのだ。

シグマは切り落としたお守りを見た時、初めて鋼牙が修行を共にした「シロ」だと気づいた。
ライゾンが修行場に現れなければ、鋼牙がシロだともっと早く気づいていれば、シグマは何かが変わっていたかもしれない。


友達がいる

友達が待っている

友達がいる

も笑っている


追記・修正は人間を燃料にお願いします。

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最終更新:2024年04月06日 21:41