アカレッド

登録日:2011/03/04 Fri 20:26:48
更新日:2023/07/16 Sun 23:41:40
所要時間:約 5 分で読めます





赤の魂を受け継ぐ者、アカレッド!



【概要】

アカレッドとは、Vシネマ『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』に登場する真紅の戦士。
1999年のVシネマ『救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士』に登場した獣魔ハンター・ジーク以来のVシネマオリジナル戦士である。

CV:古谷徹
デザイナー:篠原保


【本編での活躍】

時の魔神クロノスの魔術により、魔法戦隊マジレンジャーヒカル=マジシャインのいる異空間に飛ばされた轟轟戦隊ボウケンジャーの面々。
彼らに代わり一人戦おうとする高丘映士/ボウケンシルバーの前に現れた彼は、胸の30バッジを光らせてこう名乗る。


スーパー戦隊・アカレッド!!


困惑する映士に対し、彼はこう言い続ける。


君も知っているだろう?世界を守り続ける30のスーパー戦隊を。
私はその戦隊のリーダーたる、赤の戦士の平和の願いにより生まれし者だ!


クロノスによる史上最大の世界征服を食い止めるべく、アカレッドは映士に歴代戦隊の住所・能力・特技・履歴が書き記されている「スーパー戦隊アドレスブック」を手渡し、姿を消す。タウンページとか言わない

それを片手に映士が選んだ面子は
……なのだが、スカウトするにもタイミングが悪く、映士のピンチに駆けつけてもコンビネーションもてんでバラバラという状況。
詳細はドリーム戦隊の項目にて。

2001年のVシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』のドリーム戦隊であった
に比べると即席な感じが否めないこのメンツを束ねたものは、一時的に繋がった明石暁/ボウケンレッドの通信と「仲間」を思う心だった。

そんな一つとなった彼らを導くレッドの役はアカレッド。

さあ、決戦の時だ!


【能力・技】

ソウル降臨
歴代30戦隊の魂の化身である彼は歴代レッドの姿に変身、その力を使いこなす。
『ボウケンジャーVSスーパー戦隊』ではマジレッドorガオレッドに変身し、彼らの必殺技であるレッドファイヤーorブレイジングファイヤーを使用した。
ハリケンレッドデカレッドへは名乗りの際に一瞬だけ変身した。

アカレッドの姿のままでも武器を使用可能で、本編ではアバレッドのティラノロッドを使用した他、ボウケンレッドデカレッドのディーマグナムとハリケンレッドの携帯忍刀ハヤテマルを渡し、影の舞でクロノスを翻弄した。

なお、劇中では披露されなかったが、設定上はアカレンジャータイムレッドの20世紀の面々やゲキレッド以降の戦士にも変身は可能らしい。

スーパー戦隊ボール
アカレッドと即席ドリーム戦隊による合体攻撃

アカレッドマジイエローアバレブラックデカブレイクハリケンブルーの順にパスした後、ボウケンシルバーが〆のシュート攻撃を放つ。


【その後のアカレッド】

海賊戦隊ゴーカイジャー

クロノスを倒して眠りについていたが、2011年のスーパー戦隊35作記念作品である『ゴーカイジャー』にて、まさかの再登場を果たした。

第2話にて、「赤い戦士」という名でゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスの回想場面にて初登場。
左胸のバッジの数字も30から35に増え、何故か一人称「俺」に変わっていた。

本作では「ソウル降臨」を使わず、ゴーカイジャーの共通武器であるゴーカイサーベルを片手に、宇宙帝国ザンギャック兵士であるスゴーミンやゴーミンらを相手に立ち向かう。

お前との旅はここまでだ…。俺の分まで生きろ。そして、宇宙最大の宝を必ず手に入れろ!

この台詞と共に彼は『赤き海賊団』として共に旅していたマーベラスに歴代34戦隊の姿を模したレンジャーキーの入った宝箱を託し、炎の中へと消えていった……。

ちなみに第15話にてマーベラスだけでなく、バスコ・タ・ジョロキアと3人で『赤き海賊団』を結成していた事が明らかになり、
続く第16話では、マーベラスを引き入れた切っ掛けが描かれ、第38話では気を失ったマーベラスの夢の中に現れ、大いなる力を託している。

第48話のバスコの発言によると、地球出身らしい。そこ、「知ってた」とか言わない
また、レンジャーキーはレジェンド戦隊の戦士達に返還しようと考えていた様子。
宇宙最大のお宝を餌にマーベラスとバスコを騙していた……と云うバスコの考えはあながち間違っていないかも知れない。

そして最終話、マーベラスが地球を旅立つ際、ゴーカイガレオンの船首に立っているのが確認された。

じゃあな…アカレッド。

が、すぐ消えてしまい(幻の可能性もある)、結局生死は不明のままだった。


その他

炎神戦隊ゴーオンジャー』のGP-39で登場したヤタイバンキのお面にアカレッドのお面が紛れ込んでいる。

特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』では、エンディングクレジットにて、ゴーカイサーベルとゴーカイガンを手にしたアカレッドらしき人物が映された。

そして、2016年。スーパー戦隊40作記念作品『動物戦隊ジュウオウジャー』Blu-ray COLLECTION収録のスーパー戦隊40作品記念オリジナルドラマ『スーパー動物大戦』で生存が確認された。エンブレムとバックルは当然のごとく「40」「XXXX」になっていた。

さらに『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』でも生存が確認。
シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー・『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレッド・『ボウケンジャー』のボウケンレッド、そしてゴーカイレッドとの再会を果たすと同時に『宇宙戦隊キュウレンジャー』のシシレッドとホウオウソルジャーと初対面を果たす。

『ダイスオーDX』にもEXレンジャーかつスペシャルレアとして参戦。
だが、一切喋らない。

シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』には残念ながら登場する事はなかったが、スーパー戦隊オフィシャルTwitterアカウントに投稿されたゼンカイジャー第48カイ感想ツイートで登場した。なお、上半身しか映っていなかったため、バックルがどうなっているのかは不明だが、エンブレムがちゃんと「45」となっている。


【余談】

  • 東映公式サイトのスーパー戦隊VSシリーズ「BATTLE26 轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(前編)」内の「みどころ」によると、アカレッドは元々戦隊シリーズ30作記念企画の一環として、「特定の戦隊に属さずに歴史全部を俯瞰できるキャラクターがいれば、記念企画が盛り上がるのでは」という提案から生み出されたキャラクターだったという。
    その後、当時放送中の『ボウケンジャー』以上に目立ってしまう可能性があるという観点から一度は封印せざるを得なくなったものの、『ボウケンジャーVSスーパー戦隊』の制作にあたって日の目を見る事になったという裏話も明かされている。

  • アカレッドの名付け親はさまぁ〜ずの三村マサカズ氏。
    スーパー戦隊を放映するテレビ朝日の深夜番組『この顔にピン!ときたら指名手配』に木下あゆ美氏(『デカレンジャー』のジャスミン/デカイエロー役)と菊池美香氏(『デカレンジャー』のウメコ/デカピンク役)がゲスト出演した際、
    三村氏が2人に「戦隊内で恋愛はないの?『アカレッドは私のものよ!』とか…」と謎の質問をし、大竹一樹氏が「アカレッドって何だよ!」と突っ込んだ一部始終を制作側が憶えていて、これを採用したらしい。
    ……『デカ』レッドを言い間違えたのだろうか。



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最終更新:2023年07月16日 23:41