冴島鋼牙(牙狼-GARO-)

登録日:2009/12/28(月) 04:07:41
更新日:2023/12/03 Sun 22:49:49
所要時間:約 4 分で読めます




貴様の陰我、俺が断ち斬る!!


雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO-』に登場するキャラクター。
演じるのは小西大樹氏(現:小西遼生)。


【概要】


人知れず魔戒騎士として魔獣・ホラーを狩る男。25歳。
魔戒騎士としては最高位である『黄金騎士・牙狼(ガロ)の名と黄金の鎧を受け継ぐ一族の直系。
魔戒騎士の統制機関である『番犬所』の東の管轄に所属する。

愛用の武器は両刃で鍔のない直刀『魔戒剣』。紋章は三角形で、某社長のような白いコート(魔法衣)を身に纏う。左胸の飾りは修行時代に授かったお守り。
大き目の指輪型の魔道具「魔導輪ザルバ」を左の中指に装着している。

生身でも素体ホラーを圧倒する戦闘力を持っている。無愛想だが実は熱い男。
毎日の修業は欠かさず、食に関してもストイックで好物はコーンフレーク(ただし一番のごちそうは執事のゴンザの手料理)。

亡き父、冴島大河の後を継いだ際に髪が茶髪へと変色している。
これはすでに亡き母の遺伝であり、過酷な宿命を背負う鋼牙を守るためその力が顕現したためである。


【性格】


普段は冷静沈着、頭脳明晰。
しかし自分を守って死んだ父親がホラーの間では情けない犬死にをしたと広まっており、父を嗤う者には苛烈な怒りを見せる。
作中ではホラーの血を浴びた御月カオルを利用しホラーをおびき寄せる道具として扱っていたが、次第に鋼牙の中でカオルの存在が大きくなり、カオルが浴びたホラーの血を浄化するためヴァランカスの実を取りに紅蓮の森へ単身乗り込んでグラウ竜と戦ったり、カオルが捕らえられた際は力を欲するあまり心滅獣身となってしまった。

最終話では北の番犬所へと管轄が移り、留学するカオルを見送る。その際、カオルが描いたカオルの父親の絵本『黒い炎と黄金の風』の最後のページを見て涙する。

白夜の魔獣』では、TVの第1話でカオルから買い取った絵を魔戒法師見習いの鈴に傷付けられブチキレる。

TV第2シリーズ『MAKAISENKI』では、数々の功績を認められ元老院付きの魔戒騎士となった模様。


【戦闘力】


「他の騎士とは強さの格が違うため、サバック(魔戒騎士の武闘会)には参加できない」という決まりがあるほど最強と名高い牙狼の中でもその強さと功績は突出しており、映像作品で描かれただけでも
  • ホラーの始祖であるメシア、父を殺した最強の暗黒騎士である呀を倒す(『暗黒魔戒騎士篇』)
  • メシアとは別の系統の始祖であるレギュレイスを倒し、本来の遂行役であった白夜騎士・打無(ダン)を差し置いて天魔降伏の儀を完遂する(『白夜の魔獣』)
  • 多くの騎士や法師が挑むも全て返り討ちに遭った、極めて強力な使徒ホラー2体を倒す。しかも1体は全く苦戦もする事なく秒殺(『RED REQUIEM』)
  • 魔戒騎士の皆殺しを企む赤い仮面の男の策を打ち破り暴走したイデアを破壊、「メシアの牙」「究極のホラー」と呼ばれたギャノンを倒す(『MAKAISENKI』)
  • 大いなる力・ガジャリと交わした契約を履行するために約束の地に赴き、人界を全て破壊しようと企むジュダムと魔竜を倒し契約も果たして帰還する(『蒼哭ノ魔竜』)
と錚々たる功績を残している。この他にも復活を企む呀を再び倒したり、使徒ホラー7体全てをたった2ヶ月で全滅させたりしている。
もちろん全てを鋼牙だけで成し遂げたわけではなく、他の騎士や法師、大切な人やモノの助けを得たのも大きいが、それでも現代に生きる伝説と呼ぶに相応しいだろう。


黄金騎士・牙狼


鋼牙が魔界より黄金の鎧を召喚し、身に纏う事で最強の魔戒騎士・牙狼となる。
魔戒剣は幅広・両刃で束頭、刀身に紋様の付いた『牙狼剣』になる。
鎧を装着した際にはザルバは中指から移動し左の手甲の上に半埋め込みの様な状態で装備される。

鋼牙が装着すると瞳が鮮やかな緑となるが、大河が装着していた頃は瞳は真紅だった。

ガロとは旧魔戒語で「希望」という意味。


烈火炎装


魔導火を牙狼剣に宿した形態。
鎧の隙間から魔導火が噴き出し能力が強化されるが、体力の消耗も激しくなる。


魔導馬・轟天


鋼牙がホラーを100体浄化した際に与えられた試練をクリアし、召喚できるようになった騎馬型の魔戒獣。
轟天の蹄音により、牙狼剣を牙狼斬馬剣へとパワーアップさせ、装甲の硬いホラーも一太刀で斬り倒す事が可能となる。


他形態


魔戒騎士の鎧や剣はソウルメタルという特殊な金属でできており、扱う人間の精神力や感情の高鳴りによって重量や姿形が変化するという特性を持つ。
これにより、牙狼の鎧はここ一番で様々な変化を遂げる。
詳しくはこちらを参照。


【製品化】


『イクイップ&プロップ』『極魂』『魔戒可動』『装着変身』『煌人』『S.H.フィギュアーツ』など、鷹麟以外の形態は全て立体化されている。
なお、『イクイップ&プロップ』では基本形態は訓練服の鋼牙、烈火炎装ver.は白コートの鋼牙とのコンパチ。中の人は素体フィギュアの顔部を外す際、自分の顔を外したりするので微妙な気分になったとか。


【余談】


GARO公式外伝『魔戒騎士列伝 鋼の咆哮』では、鋼牙とカオルの間に生まれた子である冴島雷牙が登場。
TV第4シリーズ『牙狼-GARO- 魔戒ノ花』の主人公に抜擢され、父に勝るとも劣らない活躍を見せた。
なお、小西氏と御月カオル役の肘井美佳氏も雷牙の両親役で出演している。シルエットなので顔は見えなかったが、声を聞くと「雷牙の両親はあの二人か!」と感じさせたことだろう。

雷牙…母さんを連れて必ず戻る。信じて待ってろ!

なお、この「信じて待ってろ!」は2015年10月3日にぴあから出版された牙狼10周年ムック「牙狼ぴあ」でも、小西氏がインタビューの〆の台詞やサイン色紙にも使われている。

一連の牙狼関連作品への出演が終了した後、小西氏が所属していた事務所を退所したため、今後シリーズへの登場は絶望的なのではないか?という噂が流れたものの、2016年にスピンオフ「魔戒烈伝」が放送された。
この作品は放送当日まで出演者に関する情報が一切明かされておらず、かつてのシリーズの懐かしい顔ぶれが次々に登場する中、その最終回で満を持して白い魔法衣に袖を通した姿で登場。先述の噂もあったため、多くのファンがこのサプライズに喜びの声を上げた。

そして2019年に公開された映画『牙狼-GARO- 月虹ノ旅人』にて冴島親子三代最初で最後の共演が実現。
復活したバラゴを前に牙狼の鎧を交換しながらその討滅に成功した。


俺は一人ではない!

かつて牙狼の称号を得た全てのwiki篭りと、俺は共に追記・修正してきたのだ!!

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最終更新:2023年12月03日 22:49